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JP6333565B2 - 竪樋支持具 - Google Patents
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JP6333565B2 - 竪樋支持具 - Google Patents

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Description

本発明は、竪樋を支持して固定する竪樋支持具に関する。
従来より、竪樋は、軒樋の配置や建物の外壁の形状等により異なる建物の外壁からの出寸法を考慮して、竪樋支持具を用いて建物の外壁に設置されている。竪樋の出寸法は、建物の外壁に形成された段差や寸法誤差により調整する必要があるため、竪樋支持具には、外壁からの突出寸法を調整できるものが各種開発されている(例えば、下記特許文献1,2)。
特許文献1に記載の軒樋は、建物の外壁に固定される固定足体内にスライド足体を挿入させており、スライド足体が固定足体に形成された係止凹部の範囲内でスライドして出寸法を調整できるようになっている。
また、特許文献2に記載の発明は、外壁に固定させる固定板と、竪樋の把持部と、調整部材とを備えている。そして、固定板から突出させた逆ネジ部と把持部に設けたネジ部とを内壁面に雌螺子穴が形成された調整部材に相対的に螺入させて出寸法を調整できるようになっている。
特許第4714359号公報 特開平10−072918号公報
しかしながら、特許文献1に開示された竪樋支持具では、出寸法の調整幅が一定幅、すなわち係止凹部の長さに限定されていた。また、特許文献1の竪樋支持具では、調整幅を大きくするために固定足体の長さを大きくすると出寸法が小さい場合に対応できなかった。すなわち、特許文献1の竪樋支持具によってあらゆる竪樋の出寸法に対応させるには、異なる長さ寸法の固定足体及びスライド足体を有する竪樋支持具を多種類用意しておく必要があり、製造上、管理上及び取扱い上の問題があった。また、施工現場において初めて必要な出寸法が決定されることもあるため、施工時に多数の部材からなる竪樋支持具を多種類準備しておく必要があり、取り扱いが煩雑であるという問題があった。
また、特許文献2に開示された竪樋支持具についても、調整部材の長さ寸法で対応できる出寸法が決まってしまうため、多種類の長さの調整部材を用意しておく必要があり、製造上、管理上及び取扱い上の問題があった。また、調整部材に対しネジ部又は逆ネジ部を突出させすぎると、連結が不安定となり、竪樋の安定性が低くなるという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、外壁と竪樋との間隔を段階的に調整かつ微調整することがが可能であり、あらゆる出寸法を調整することができる竪樋支持具を提供することを課題とする。
本発明の竪樋支持具は、建物の外壁に沿って配置される竪樋に取り付けられ、この竪樋を支持する支持部材と、前記外壁と前記支持部材との間の寸法を調整し、前記支持部材に連結可能な第1のスペーサと、前記外壁と前記支持部材との間の寸法を調整し、少なくとも前記第1のスペーサに連結可能な第2のスペーサと、前記建物の外壁に取り付けられるとともに、前記第1のスペーサまたは前記第2のスペーサに連結可能な取付部材と、を備え、少なくとも前記第1のスペーサと前記支持部材との間が螺入により連結自在であるとともに、前記支持部材と連結させる前記第1のスペーサの一端面と反対側の他端面に係止部又は被係止部が形成され、前記係止部又は前記被係止部に対応する被係止部又は係止部を一端面に備えた第2のスペーサが連結可能となっており、前記係止部が嵌合凸部で構成されるとともに、前記被係止部が前記嵌合凸部に嵌合可能な嵌合凹部で構成されており、前記第1のスペーサにおける前記竪樋と前記外壁との間の寸法に沿う厚さ寸法は、前記第2のスペーサの厚さ寸法よりも大きいことを特徴とする。
この構成によれば、第1のスペーサに第2のスペーサが連結可能となっていることにより竪樋の出寸法を段階的に調整できるとともに、第1のスペーサと支持部材との螺入により、竪樋の出寸法を微調整することができる。
本発明の前記第2のスペーサは、前記一端面の反対側の他端面に、別の第2のスペーサの前記被係止部又は係止部を係止可能な係止部又は被係止部を備えていてもよい。
この構成によれば、第2のスペーサを容易に増加させることができる。
本発明の前記第1のスペーサと前記支持部材との間は、前記第2のスペーサの長さ寸法と同寸法以下のの範囲で前記螺入により寸法調整が可能に設定されていることが好ましい。
この構成によれば、スペーサよりも小さい寸法を微調整することができる。
本発明によれば、一種類の竪樋支持具で竪樋の出寸法を段階的に又は細かく調整をすることができ、又あらゆる出寸法に対応することができる。したがって、竪樋支持具の大量生産に好適であり、部品管理も容易となるとともに、施工現場での竪樋支持具の取り扱いを容易にすることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態として示した竪樋支持具により竪樋を設置した状態を示した分解斜視図である。 本発明の一実施形態として示した竪樋支持具の取付部材を拡大して示した斜視図である。 本発明の一実施形態として示した竪樋支持具の支持部材を拡大して示した斜視図である。 本発明の一実施形態として示した竪樋支持具の第2のスペーサを拡大して示した斜視図である。 本発明の一実施形態として示した竪樋支持具の第1のスペーサを拡大して示した斜視図である。 本発明の一実施形態として示した竪樋支持具により竪樋を設置する方法を示した平面図である。 本発明の一実施形態として示した竪樋支持具の支持部材の変形例を示した斜視図である。 本発明の一実施形態として示した竪樋支持具の支持部材の変形例を示した平面図である。 本発明の一実施形態として示した竪樋支持具の第1のスペーサ及び第2のスペーサの変形例を示した斜視図である。 本発明の一実施形態として示した竪樋支持具の支持部材の変形例を示した斜視図である。
以下、本発明の一実施形態による竪樋支持具について、図1から図8を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態による竪樋支持具1は、建物の外壁Wに沿って配置される竪樋2に鉛直方向に一定の間隔を空けて取り付けられ、竪樋2を外壁Wに固定するものである。
竪樋2は、筒状体3と、筒状体3の外周面から筒状体3の径方向外側に突出するとともに筒状体3の軸線L方向へ延在する取付リブ4とを備えている。
取付リブ4は、筒状体3の軸線L方向に直交する断面視において略T字状に形成されていて、筒状体3の外周面から径方向外側に突出する軸部4aと、軸部4aの突出方向先端からこの突出方向に直交する方向両側へそれぞれ膨出するように形成された係止部4bとを備えている。そして、竪樋2には、筒状体3と軸部4aおよび係止部4bに囲まれた溝部5が形成されている。なお、取付リブ4は、筒状体3の外周面から外側に突出していればよく、上記以外の形状としてもよい。
竪樋支持具1は、外壁W側に取り付けられる取付部材10と、竪樋2に取り付けられる支持部材11と、第1のスペーサ12及び第2のスペーサ13と、取付部材10および支持部材11を外壁Wへ固定する固定具(本実施形態ではビス)14とを備えている。
なお、竪樋支持具1は、取付部材10を備えていることが好ましいが、取付部材10は必須ではない。本実施形態は、取付部材10を備えた場合を例として説明する。
図2に示すように、取付部材10は、一端面10aを図1に示す外壁面W1に当接させる取付面とし(以下、取付部材10の一端面10aを「取付面10a」ということもある)、取付面10aの反対の他端面10b側に、図1に示す第2のスペーサ13を連結させる連結部15と、連結部15の左右方向に張り出した張出壁部16とが形成された部材である。
連結部15は、他端面10bの長手方向中央部を一定の厚さ寸法突出させて形成されたものである。連結部15の先端面15b(すなわち他端面10bの一部)は、第2のスペーサ13を当接させて連結させる連結面15bとなっており、突出方向に平行に突出する嵌合突起(係止部)17X,17Xを備えている。
嵌合突起17X,17Xは、一定の間隔を空けて二つ対向配置されており、それぞれ連結部15の突出方向すなわち他端面1bに対し垂直な方向に突出する軸部17aと、軸部17aの先端から突出方向に交叉する方向かつ互いに離間する方向に突起する爪部17bとを有している。
張出壁部16は、連結部15の互いに対向する一端縁15m,15nから互いに離間する方向に張り出し、ビス14を用いて取付部材10を図1に示す外壁Wに固定させる取付部を構成している。張出壁部16にはビス14を挿通させる貫通孔18が形成されている。
図1,図3に示すように、支持部材11は、竪樋2に対向させる一端面11aと第1のスペーサ12に対向させる他端面11bとを備え、これら一端面11aと他端面11bとの間を所定の厚さで形成した部材である。本実施形態において、支持部材11は略直方体形状に形成されている。支持部材11は、竪樋2に対向させる一端面11aに取付リブ4を把持させる把持部20を備え、他端面11bに垂直に突出する円柱形状の雄螺子部21を備えている。
図3に示すように、挟持部20は、略直方体形状を形成する一端面11aに所定の間隔をあけて突設させた一対の挟持片22,22を備え、少なくとも挟持片22とこの挟持片22の間に形成された溝24とにより構成されている。
一対の挟持片22の先端部には、互いに接近する方向に突出する掛止部23が設けられている。一対の挟持片22の間に形成された溝24は、図1に示す竪樋2の取付リブ4を嵌入できるようになている。
一対の挟持片22は、掛止部23よりも基端側の位置(すなわち掛止部23以外の部分同士の間)において取付リブ4の係止部4bの幅寸法と同寸法に形成されており、掛止部23同士の間隔が取付リブ4の係止部4bの幅寸法よりも小さい寸法に形成されている。また、一対の挟持片22は、弾性変形して拡開可能に形成されている。
このような構成により、一対の挟持片22は、互いに離間するように弾性変形することで溝24に取付リブ4を嵌入可能となっている。このとき、一対の挟持片22の掛止部23は、図1に示す竪樋2の溝部5に挿入されて、取付リブ4を挟持できるように構成されている。
雄螺子部21は、円柱状に形成された突起の外周面に螺子山が形成されたものである。
図1に示すように、第1のスペーサ12と第2のスペーサ13とは、図5,図4にそれぞれ示すように、支持部材11と取付部材10との間の寸法を調整するために、支持部材11又は取付部材10と連結されるものである。ここでは、説明の都合上第2のスペーサ13から説明する。
図4に示すように、第2のスペーサ13は、図2に示す取付部材10の連結面15bに当接可能に形成された他端面13bと図5に示す第1のスペーサ12の他端面12bに当接可能に形成された一端面13aと、を備え、これら一端面13aと他端面13bとの間を所定の厚さで形成した部材である。本実施形態において、第2のスペーサ13は略直方体形状に形成されている。
第2のスペーサ13の他端面13bには、図2に示す取付部材10の嵌合突起17X,17Xを嵌合可能な嵌合凹部19A,19A(被係止部)が形成され、他端面13bの反対側の一端面13aに取付部材10の嵌合突起17X,17Xと同様に形成された嵌合突起17Y,17Y(係止部)が設けられている。
嵌合凹部19Aは、図2に示す取付部材10嵌合突起17Xを挿入して係止させる空間であり、嵌合突起17X,17Xに対応するように2つ形成されている。一対の嵌合凹部19A、19Aは、爪部17b,17bを通過させて軸部17a,17aを配置させる挿通部26と、挿通部26の先端に形成され爪部17bを係止させる係止穴部27とにより形成されている。
嵌合凹部19A,19Aは、図2に示す嵌合突起17X,17Xを挿通部26に挿通させた際に、嵌合突起17X,17X同士が互いに接近する方向に嵌合突起17X,17Xを弾性変形させ、その後各爪部17b,17bが係止穴部27,27に到達した際に弾性復帰して拡開し、係止穴部27,27に爪部17b,17bが係止するように形成されている。すなわち嵌合凹部19A,19Aは、嵌合突起17X,17Xを嵌合させた際に嵌合突起17X,17Xが位置する領域よりもやや内側に広がった空間となるように形成されている。
図5に示すように、第1のスペーサ12は、第2のスペーサ13(図4参照)又は取付部材10の連結面15b(図2参照)に当接可能に形成された他端面12bと、図3に示す支持部材11の他端面11bに対向させかつ当接可能に形成された一端面12aとを備え、これら一端面12aと他端面12bとの間を所定の厚さで形成した部材である。本実施形態において、第1のスペーサ12は略直方体形状に形成されている。
第1のスペーサ12の他端面12bには、図4に示す第2のスペーサ13の嵌合凹部19Aと同じ嵌合凹部19B(被係止部)が形成されており、他端面12bの反対側の一端面12aは、その中央に雌螺子穴30を形成している。
雌螺子穴30は、螺子溝30aが切られた断面円形の内周面と図3に示す雄螺子部21の先端に対向させる不図示の内底面とにより形成され図3に示す雄螺子部21を螺入できるようになっている。
以上の構成の下に、竪樋支持具1は、取付部材10が外壁Wに固定され、取付部材10には第2のスペーサ13又は第1のスペーサ12が連結可能とされ、第2のスペーサ13には更に別の第2のスペーサ13又は第1のスペーサ12が連結可能とされ、第1のスペーサ12には支持部材11が連結可能とされ、支持部材11に竪樋2が連結できるという構成になっている。そして、第1のスペーサ12の雌螺子穴30と支持部材11の雄螺子部21とは、螺入により少なくとも第2のスペーサ13の厚さ寸法と同寸法以下の範囲で細かく調整できるようになっている。
なお、竪樋支持具1は、例えば、AES、ABS、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニルなどの樹脂を用いて成形されている。
次に、竪樋支持具1を用いて竪樋2を外壁Wに着脱する方法について説明する。
まず、竪樋支持具1により竪樋2を外壁Wに取り付ける場合には、図6に示すように、取付部材10の張出壁部16を水平方向に向けて、この取付部材10の取付面10aを壁面W1に当接させ、貫通孔18にビス14を挿通させて外壁Wに螺入又は打ち付けをする。
その後、竪樋2の出寸法に合わせて第2のスペーサ13の嵌合凹部19A,19A又は第1のスペーサ12の嵌合凹部19B,19Bに取付部材10の嵌着突部17X,17Xを押し込む。
この際、嵌合突起17X,17Xの爪部17bは先端に向けて漸次幅寸法が小さく形成された先鋭な形状をしている、言い換えると、爪部17bは基端側に向けて幅寸法が漸次大きくなるように形成されているため、嵌合凹部19A,19A(19B,19B)の内壁面に当接し、嵌合突起17X,17X同士が互いに近接する方向に弾性変形しつつ挿入される。
そして、嵌合突起17Xの爪部17bが挿通部26,26の通過後、係止穴部27,27に到達した時点で嵌合突起17X,17Xの軸部17aが弾性復帰して嵌合凹部19A,19A内の係止穴部27,27が形成された側に密着し、第2のスペーサ13又は第1のスペーサ12の取付部材10への連結が完了する。
次に、竪樋2の出寸法を考慮して、第2のスペーサ13又は第1のスペーサ12を取付部材10に連結された第2のスペーサ13に連結させる。なお、取付部材10に第1のスペーサ12を取り付けたときは後述する支持部材11の取り付けを行う。この場合、第2のスペーサ13の一対の嵌合突起17Y,17Yは取付部材10の一対の嵌合突起17X,17Xと同一の構成となるように形成されており、第1のスペーサ12の嵌合凹部19B,19Bは第2のスペーサ13の嵌合凹部19A,19Aと同一の構成となるように形成されている。
したがって、取付部材10に第2のスペーサ13を連結させるのと同様に、第2のスペーサ13に更に第2のスペーサ13又は第1のスペーサ12を連結させることができる。
このようにして、取付部材10に必要な個数の第2のスペーサ13を取り付け(第2のスペーサは不要な場合もある)、その後第1のスペーサ12を連結した上で、第1のスペーサ12の雌螺子穴30に支持部材11の雄螺子部21を螺入させる。
ここで、第1のスペーサ12の雌螺子穴30と支持部材11の雄螺子部21とは、第2のスペーサ13の厚さ寸法と同寸法以下の範囲で細かく調整できるようになっている。本実施形態では、支持部材11の雄螺子部21の軸線方向の寸法は、第2のスペーサ13の厚さ寸法以上であればよく、例えば第2のスペーサ13が1cmである場合、雄螺子部21の軸線方向の寸法は1cmに螺入による安定的な固定が確保される寸法を足した長さに形成されている。
そして、雄螺子部21には、その基端から1cmの位置を示す表示が付されているとともに、雄螺子部21の螺子山と雌螺子穴30の螺子溝とが支持部材11を半回転(180度)又は1回転(360度)させるごとに1mm伸縮できるピッチで形成されている。したがって、第2のスペーサ13及び第1のスペーサ12により、支持部材11と外壁Wとの間を1cm単位で効率よく調整できるとともに、支持部材11を半回転又は1回転させることにより第1のスペーサ12又は第2のスペーサ13の厚さ寸法よりも小さい範囲の寸法調整を1mm単位で行うことができる。なお、この場合、雄螺子部21には螺入度合を把握するための目盛を付すとよい。目盛は、印字、凹凸形状により設けることができる。
このようにして、竪樋2の出寸法を正確に調整した上で、支持部材11に竪樋2の取付リブ4を嵌入していき、竪樋2の建物の外壁Wへの設置が完了する。
以上のとおり、竪樋支持具1によれば、第1のスペーサ12及び第2のスペーサ13を取付部材10と支持部材11との間に連結させることにより、竪樋2の出寸法を第1のスペーサ12及び第2のスペーサ13の厚さ寸法の単位で段階的に調整することができるとともに、支持部材11と第1のスペーサ12との螺入により竪樋2の出寸法を1mm単位で微調整することができる。
したがって、取付部材10,第2のスペーサ13,第1のスペーサ12及び支持部材11のセットを竪樋2の設置に必要な組数用意するとともに、外壁Wの段差等による出寸法の変化又は誤差寸法を調整するために第2のスペーサ13を多めに用意しておくことで、あらゆる出寸法に正確に適合させることができるという効果が得られる。
そして、各一種類の取付部材10,第2のスペーサ13,第1のスペーサ12及び支持部材11を製造すれば略全ての出寸法調整に対応することができるため、製造コストを抑えることができるとともに、部品管理及び施工現場での各部材の取り扱いもい極めて容易となる。また、各部材を嵌合突起17X,17Yと嵌合凹部19A,19Bとの嵌合による係止又は雄螺子部21の雌螺子穴30への螺入により極めて簡便に連結させることができる。
したがって、竪樋支持具1を低コストで極めて効率的に製造することができるとともに、竪樋2の設置作業の効率を向上させることができるという効果が得られる。
なお、図7に示すように、支持部材11には、一端面11aと他端面11bとの間及び雄螺子部21に連通する貫通孔35が形成され、支持部材11を直接に外壁Wに固定することができるようにしたものであってもよい。また、第1のスペーサ12,第2のスペーサ13及び取付部材10にも貫通孔35に連通する貫通孔(不図示)を形成し、全ての部材にビス14を挿通させて竪樋支持具1の外壁Wへの固定を補強できるようにしたものであってもよい。また、竪樋支持具1は、支持部材11と第1のスペーサ12とを用いて、又は支持部材11と第1のスペーサ12と第2のスペーサ13とを用いて外壁Wに取り付けてもよい。
また、支持部材11としては、図3に示す把持部20に代えて、図8に示すように、ヒンジ機構等により拡開及び緊締可能な環状部40を設けたものであってもよい。このような支持部材11を用意しておくことにより、支持部材11を変更するだけで簡便に取付リブ4を有しない竪樋2を把持することが可能となる。
図8に示す支持部材11についても、図7に示した貫通孔35と同様の貫通孔(不図示)を形成し、第1のスペーサ12,第2のスペーサ13,及び取付部材10に図7に示すビス14を螺入して竪樋支持具1の外壁Wへの固定を補強できるようにしたものであってもよい。また、竪樋支持具1は、図8に示す支持部材11と第1のスペーサ12とを用いて、又は同支持部材11と第1のスペーサ12と第2のスペーサ13とを用いて外壁Wに取り付けてもよい。
また、嵌合突起17X,17Y(係止部)及びこれに対応させた嵌合凹部19A,19B(被係止部)は、上記実施態様に示したものに限定されるものではなく、互いに嵌合関係を有し堅固に連結させることができるものであればどのようなものであってもよい。具体的には、例えば嵌合突起17X,17X(17Y,17Y)として、竪樋2に形成された取付リブ4と同形状の突起(不図示)が設けられ、嵌合凹部19A,19A(19B,19B)に代えて、支持部材11に形成された挟持片21,21及び溝24が設けられ、互いに嵌合し堅固に連結できるようにしたものであってもよい。
また、本実施形態において、取付部材10の連結面15bに嵌合突起17X,17Xが形成された構成とされているが、取付部材10と第2のスペーサ13又は第1のスペーサ12とが連結され、第2のスペーサ13と第1のスペーサ12とが連結できる限り、いずれに嵌合突起17X,17Y及び嵌合凹部19A,19Bが形成されていてもよい。例えば、取付部材10に嵌合凹部19A,19Aが形成され、第2のスペーサ13を上記実施形態と同様に形成し、第1のスペーサ12の他端面12bに嵌合突起17X,17Xが形成されたものであってもよい。
また、本実施形態は、図5に示す第1のスペーサ12及び図4に示す第2のスペーサ13に代えて、図9に示すように、共通調整部材50を用いることができる。すなわち、図5に示す雌螺子穴30を一端面50aに形成するとともに、図4に示す嵌合突起17Yに代えて、雌螺子穴30を中心とする同心円上に嵌合突起17Zを複数設け、一端面50aの反対の他端面50bに嵌合突起17Zに対応する嵌合凹部19Cを複数形成した構成とすることができる。そして、図10に示すように、支持部材51としては、雄螺子部21の周囲に図9に示す共通調整部材50の嵌合突起17Z,17Z・・からの逃げ部52を形成したものを用いることができる。
このような構成とした場合にも、図6に示す第2のスペーサ13と第1のスペーサ12とを共通化して一のスペーサとすることができるため、竪樋支持具1を構成する部品点数を抑えることができる。また、竪樋2の出寸法を、共通化された一のスペーサの増減で一定寸法ごとに段階的に調整することができるとともに、支持部材11とスペーサとの間で雄螺子部21の螺入により出寸法を微調整することができるという効果が得られる。
なお、図10に示す支持部材51についても、図7に示した貫通孔35と同様の貫通孔(不図示)を形成し、共通調整部材50及び取付部材10に前記貫通孔に連通する挿通孔(不図示)を形成した上で、前記貫通孔及び前記挿通孔に図7に示すビス14を螺入して竪樋支持具1の外壁Wへの固定を補強できるようにしたものであってもよい。また、竪樋支持具1は、支持部材51と共通調整部材50とを用いて外壁Wに取り付けてもよい。
なお、雄螺子部21は、支持部材11の他端面11bに形成された構成としたが、取付部材10の連結面15bに雄螺子部21を形成し、第2のスペーサ13及び第1のスペーサ12を本実施形態と同様に形成して、支持部材11の一端面11aに嵌合突起17X,17Xを形成した構成とすることも可能である。
この場合は、取付部材10に第1のスペーサ12を連結させ、更に必要な個数の第2のスペーサ13を連結させた上で支持部材11を連結させる。そして、第1のスペーサ12,第2のスペーサ13及び支持部材11の全体を取付部材10に対して回転させ、雄螺子部21への螺入寸法を決定することができる。そして、竪樋支持具1の突出寸法が決定された状態で竪樋2を設置することができる。
また、本実施形態は、図6に示すように取付部材10と第2のスペーサ13との間及び第2のスペーサ13と第1のスペーサ12との間を嵌合突起17X,17X,17Y,17Y及び嵌合凹部19A,19A,19B,19Bとの嵌合により連結させる構成としたが、嵌合突起17X・・,17Y・・に代えて雄螺子部21を形成し、嵌合凹部19A・・,19B・・に代えて雌螺子穴30を形成したものであってもよい。
このような構成とした場合、第1のスペーサ12と第2のスペーサ13とを共通化した一の第3のスペーサ(不図示)とすることができるため、竪樋支持具1を構成する部品点数を抑えることができる。また、このような構成としても、竪樋2の出寸法を、共通化された一のスペーサSの増減で段階的に調整することができるとともに、少なくとも支持部材11とスペーサSとの間で雄螺子部21の螺入により出寸法を微調整することができるという効果が得られる。
また、雄螺子部21及び雌螺子穴30による螺入のピッチは適宜設定することができる。
なお、本発明に係る竪樋支持具1は竪樋2の支持に用いる場合に限らず、ビル等の外壁と内壁との間に配される排水管等にも用いてもよい。
1 竪樋支持具
2 竪樋
10 取付部材
11 支持部材
12 第1のスペーサ
13 第2のスペーサ
17X,17Y 嵌合突起(係止部)
19A,19B 嵌合凹部(被係止部)
21 雄螺子部
30 雌螺子穴
35 貫通孔
50 第1のスペーサ及び第2のスペーサの共通調整部材
51 支持部材
W 建物の外壁

Claims (3)

  1. 建物の外壁に沿って配置される竪樋に取り付けられ、この竪樋を支持する支持部材と、
    前記外壁と前記支持部材との間の寸法を調整し、前記支持部材に連結可能な第1のスペーサと
    前記外壁と前記支持部材との間の寸法を調整し、少なくとも前記第1のスペーサに連結可能な第2のスペーサと、
    前記建物の外壁に取り付けられるとともに、前記第1のスペーサまたは前記第2のスペーサに連結可能な取付部材と、を備え、
    少なくとも前記第1のスペーサと前記支持部材との間が螺入により連結自在であるとともに、
    前記支持部材と連結させる前記第1のスペーサの一端面と反対側の他端面に係止部又は被係止部が形成され、前記係止部又は前記被係止部に対応する被係止部又は係止部を一端面に備えた第2のスペーサが連結可能となっており、
    前記係止部が嵌合凸部で構成されるとともに、前記被係止部が前記嵌合凸部に嵌合可能な嵌合凹部で構成されており、
    前記第1のスペーサにおける前記竪樋と前記外壁との間の寸法に沿う厚さ寸法は、前記第2のスペーサの厚さ寸法よりも大きいことを特徴とする竪樋支持具。
  2. 前記第2のスペーサは、前記一端面の反対側の他端面に、別の第2のスペーサの前記被係止部又は係止部を係止可能な係止部又は被係止部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の竪樋支持具。
  3. 前記第1のスペーサと前記支持部材との間は、前記第2のスペーサの長さ寸法と同寸法以下の範囲で前記螺入により寸法調整が可能に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の竪樋支持具。
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