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JP6340345B2 - ネットワークシステム及びその構成方法、プログラム - Google Patents
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Description

本発明は、電気通信技術を用いてM2M(Machine to Machine)サービスを提供するためのプラットフォーム・ネットワークシステム及びその構成方法、ならびにプログラムに関する。
インターネットに代表されるIP(Internet Protocol)が広く普及している。一方、センサネットワーク分野においては、Zigbee(登録商標)に代表されるようなnon−IPのプロトコルが普及しつつあり、クラウドへの接続要求が高まりつつある。
これらnon−IPのセンサネットワークをクラウドに接続・管理するには、IP/non−IP相互のルーティングを可能にすることが必要である。異種ネットワークを跨ぐ到達性確保のため、端末の識別子(ID)と端末の接続位置(ロケータ)を分離するID/ロケータ分離アーキテクチャが提唱されている(非特許文献1)。
複数のネットワーク間でのルーティングのためのアドレス解決を実現するID/ロケータ分離手法として、LISP(Locator/Identifier Separation Protocol)、HIP(Host Identity Protocol)、HIMALIS(Heterogeneity Inclusion and Mobility Adaptation through Locator ID Separation)等が検討されている(非特許文献2)。LISPとHIPはIPネットワーク同士の接続を想定し、HIMALISではIP/non−IPネットワーク間の接続を想定している。ロケータを参照する装置の違いによって、下記3種類の構成に大別できる。
構成(1)
構成(1)は、エンド端末自身が分離された新たなIDやロケータ を認識して参照する方式である。複数のネットワークが接続される場合において、 プロトコルが共通(例えばIP)で、エンド端末自身でDNS等を参照して複数ネットワークをまたがるアドレス解決を行う。Host Identityと呼ばれる新規のIDを導入するHIPなどがこれに該当するが、M2M端末自身がこれらを解釈し参照する必要があるため、M2Mデバイスへの機能追加の負担が大きくなる。また、HIPはIP空間に閉じているため、複数のネットワークが接続される場合において、プロトコルが異なるIPからnon−IPへのM2MエリアNWへの適用は想定していない。
構成(2)
構成(2)は、エンド端末とGW装置の両方で新たなIDとロケータを認識して参照する方式である。例えばHIMALISでは、IP/non−IPの異種NWを接続したルーティングを想定している。IDとロケータのアドレス解決を行うための共通ID層を、M2M端末やGW装置など全てのNW上の装置に共通に実装させる必要があり、やはり構成(1)同様M2Mデバイスへの新規機能追加の負担が避けられない。
構成(3)
構成(3)は、複数ネットワークの境界に配置されるGW装置のみがIDとロケータの分離を解決し、M2Mデバイスへのルーティングを実現する方式である。エンド端末(ここではM2M端末)にインパクトを与えないメリットがある。LISPはこの一つといえるが、複数のIPネットワークでIP空間内に閉じてアドレスを解決する手法であるため、そのままではnon−IPのM2MエリアNWには適用困難である。
ID・ロケータ分離による新世代ネットワークアーキテクチャ,http://www.nict.go.jp/publication/researcher/pdf_data/01/01/014_017.pdf Ved P. Kafle, Yusuke Fukushima, Kenji Fujikawa and Hiroaki Harai, "ID-Based Communication Framework for New Generation Networks" ICUFN 2014.
上記の構成(1)又は(2)の従来技術をネットワーク全体に適用した場合、「すべてのネットワーク装置(以下、NW装置)へのID層の追加が必要」「すべてのNW装置からMapping Server (以下、MS)への参照が必要」となり、既存NW装置の更新負担が大きくなる。また、上記の構成(3)の従来技術はM2Mデバイスに新たな機能追加の負担を与えない観点から、PFサーバ〜M2M−GW間のトランジットネットワークに閉じてアドレス解決が可能な構成(3)が有効であると考えられるが、non−IPのM2MエリアNWには適用困難である。
さらに、構成(1)又は(2)又(3)の構成技術のみでは、グローバルなロケータによって、アプリケーションサーバからM2Mデバイスへ直接到達経路が提供されるため、低機能なM2Mデバイスに対するセキュリティリスクが大きくなる。
本発明の目的は、簡易な構成で、M2Mデバイスに対するセキュリティを向上した上で、M2MエリアネットワークがIP/non−IPに依らず、M2Mデバイス−アプリケーションサーバ間のエンド−エンドでのM2Mサービスを提供し得るネットワークシステム及びその構成方法、プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一観点は、第1の通信ネットワークに接続されるアプリケーションサーバと第2の通信ネットワークに接続されるデバイスとの間でM2Mサービスを実行するネットワークシステムであって、前記アプリケーションサーバから送られ前記デバイスを特定するデバイスIDを記憶する記憶手段と、前記デバイスから接続要求を受信するとき、前記接続要求に含まれる前記デバイスIDに基づいて前記記憶手段を参照し、この参照結果に基づいて、前記アプリケーションサーバと前記デバイスとの間で、前記デバイスIDを用いて前記M2Mサービスを実行するための通信を行うコネクションを確立するコネクション処理手段と、前記アプリケーションサーバから操作要求を受信するとき、前記デバイスと前記アプリケーションサーバとを中継するコネクション中継手段とを備えるようにしている。
また、本発明の一観点は、第1の通信ネットワークに接続されるアプリケーションサーバと第2の通信ネットワークに接続されるデバイスとの間でM2Mサービスを実行するネットワークシステムの構成方法であって、前記第1の通信ネットワーク及び前記第2の通信ネットワークを接続可能なクラウド上に設けられる中継サーバ装置が、前記アプリケーションサーバから送られ前記デバイスを特定するデバイスIDをデータベースに記憶し、前記デバイスから接続要求を受信するとき、前記中継サーバ装置が、前記接続要求に含まれる前記デバイスIDに基づいて前記データベースを参照し、この参照結果に基づいて、前記アプリケーションサーバと前記デバイスとの間で、前記デバイスIDを用いてM2Mサービスを実行するための通信を行うコネクションを確立し、前記アプリケーションサーバから操作要求を受信するとき、前記中継サーバ装置が、前記デバイスと前記アプリケーションサーバとを中継するようにしている。
さらに、本発明の一観点は、第1の通信ネットワークに接続されるアプリケーションサーバと第2の通信ネットワークに接続されるデバイスとの間でM2Mサービスを実行するネットワークシステムの中継サーバ装置を、前記アプリケーションサーバから送られ前記デバイスを特定するデバイスIDを記憶する記憶手段と、前記デバイスから接続要求を受信するとき、前記接続要求に含まれるデバイスIDに基づいて前記記憶手段を参照し、この参照結果に基づいて、前記アプリケーションサーバと前記デバイスとの間で、前記デバイスIDを用いてM2Mサービスを実行するための通信を行うコネクションを確立するコネクション処理手段と、前記アプリケーションサーバから操作要求を受信するとき、前記デバイスと前記アプリケーションサーバとを中継するコネクション中継手段として動作させるプログラムである。
本発明により、M2MエリアネットワークがIP/non−IPに依らず、M2Mデバイス−アプリケーションサーバ間のエンド−エンドでのM2Mサービスの提供が可能となり、アプリケーションサーバは、IPネットワークをそのまま利用することができるため、アプリケーションサーバを含めた、M2M−PFサーバよりアプリケーションサーバ側に位置するNW装置の更新負担を回避できる。
また、M2Mデバイスの状態やセンサ取得値等は、PFサーバ上で一元的に管理され、アプリケーションサーバからは、アプリケーションレベルでの操作等のみを受け付ける構成とする事で、アプリケーションサーバ側からは、ネットワークレイヤでのM2Mデバイスへの到達性を直接提供しないことで、セキュリティリスクを低減できる。
本発明を適用することにより、既存のサイロ型M2Mソリューションで用いられるような市販のM2Mモジュールを搭載したM2MデバイスやM2Mアプリケーションに機能追加・変更を行うことなく、IP/non−IPを跨ったM2Mシステムの構築が可能になる。
本発明のネットワークシステムの構成を示す図。 プロトコルスタックの比較例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係るプロトコルスタックを示す図。 本発明の第2の実施形態に係るプロトコルスタックを示す図。 プロトコルスタックの実施例を示す図。 本発明における認証シーケンス例を示す図。 M2Mデバイス移動時のネットワーク構成例を示す図。 M2Mデバイス移動時のID/ロケータマッピングシーケンス例を示す図。 M2Mデバイス移動時のID/ロケータマッピングシーケンス例を示す図。 本発明の第3の実施形態に係るネットワークシステムの構成を示す図。 本発明の第3の実施形態に係るプロトコルスタックを示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、後述の本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態に係わるネットワークシステムの一実施形態を示す概略構成図である。このシステムは、M2MエリアネットワークNW1,NW2と、クラウドとしての広域ネットワーク(移動・固定のアクセス・コアネットワーク)NW3と、インターネット・ISP網等のIPネットワークNW4の3ドメインに分かれたネットワークを想定する。
M2MエリアネットワークNW1,NW2には、M2Mアプリケーションの操作対象となる、通信機能付センサ等のM2Mデバイス11−1〜11−i(iは整数)が配置されている。
M2MエリアネットワークNW1、NW2と広域ネットワークNW3との境界にゲートウェイ(M2M−GW)12−1,12−2、広域ネットワークNW3とIPネットワークNW4との間にM2M−PFサーバ(以後PFサーバと呼称)が配置される。
M2M−GW12−1,12−2は、広域ネットワークNW3−M2MエリアネットワークNW1,NW2間のゲートウェイ(HGWやスマートホンなど)であり、M2MエリアネットワークNW1,NW2への参加管理とローカルロケータの発行、およびPFサーバ13への認証要求を行う。
PFサーバ13はデータベース(PF−DB)131を保持し、M2Mデバイス11−1〜11−iの状態やセンサ取得値等を一元的に保持・管理する。また、PFサーバ13はM2Mデバイス11−1〜11−iの認証を行う。
M2MエリアネットワークNW1,NW2と広域ネットワークNW3との区間では、共通に参照可能なID層を導入し、IDベース通信を行う。広域ネットワークNW3に配置されるマッピング・サーバ(以下、MS)14は、PFサーバ13およびM2M−GW12−1,12−2からの更新情報に基づいて、M2M−PF配下のすべてのM2Mデバイス11−1〜11−iのID/ロケータ管理を行う。
PFサーバ13のPF−DB131上のデバイスリソースは、例えばREST(Representational State Transfer)アーキテクチャ等に基づき、APPサーバ15−1、15−2からのアプリレベルのCRUD操作レベルで行う。RESTアーキテクチャに基づくプロトコルとして、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)やCoAP(Constrained Application Protocol)等がある。
APPサーバ15−1、15−2は、M2M事業者やエンドユーザが所有するアプリケーションサーバである。APPサーバ15−1、15−2は、CRUD操作等により、PF−DB131上のデバイスリソース情報の管理更新を行うほか、M2Mデバイス11−1〜11−iの事前登録、およびM2Mデバイス11−1〜11−i−PFサーバ13の経路ポリシーを指示設定する。
以下、上記構成における動作について説明する。
図2(a)に示すように、全てIPネットワークの場合、M2Mデバイス11−1〜11−iの識別子としてすべてのネットワークにIPアドレスが使用できる。ただし、M2MエリアネットワークNW1,NW2としてZigbee(登録商標)などのnon−IPのセンサネットワークを用いる場合、M2Mデバイス11−1〜11−iまでの到達性をエンド−エンド間で管理できない。
一方、図2(b)に示すように、non−IPのM2Mエリアネットワークを用いる場合、ネットワーク層をID層(L3−ID)とロケータ層(L3−L)に分離することで、異種ネットワーク混在環境(ここではM2MエリアネットワークNW1,NW2と広域ネットワークNW3)下でも、デバイスIDを用いてM2Mデバイス11−1〜11−iへの到達性を確保できる。ただし、すべてのNW装置へのID層の新規追加と、すべてのNW装置からMS14へ参照が必要となり、既存NW設備更改の負担が大きくなる。
そこで、本実施形態では、PFサーバ13に、PF−DB131の他に、コネクション処理機能132と、コネクション中継機能133とを設けるようにしている。
コネクション処理機能132は、M2M−GW12−1を介してM2Mデバイス11−1から参加要求を受信するとき、参加要求に含まれるデバイスIDに基づきPF−DB131を参照し、デバイスIDが登録されている場合に、図5に示すように、デバイスIDとM2Mデバイス11−1の接続位置を特定するロケータとを対応付けてMS14に登録し、ネットワーク層(L3)のサブレイヤ上にデバイスIDを用いた通信コネクションを確立する。
コネクション中継機能133は、APPサーバ15−1からアプリケーション層(L4)を介して操作要求(CRUD操作等)を受信するとき、PF−DB131をキャッシュとして利用することでネットワーク層とアプリケーション層とのプロトコル変換(レイヤ変換)を行うことにより、M2Mデバイス11−1とアプリケーションサーバ15−1とを中継する。
このようにすることで、IPアドレスやZigbee(登録商標)用の識別子を用いず、共通のデバイスIDを用いて、M2MエリアネットワークNW1,NW2がIP/non−IPかによらず、M2Mデバイス−APPサーバ間でのM2Mサービス提供が可能となる。
図6は、本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態における認証シーケンス例を示す。
APPサーバ15−1の操作者によりPF−DB131に対するデバイス登録操作が行われると(ステップST51)、APPサーバ15−1からPFサーバ13上のPF−DB131に対し、デバイス登録要求が送信される(S1)。すると、PFサーバ13はPF−DB131に対しM2Mデバイス11−1のID登録を行い(ステップST41)、要求元のAPPサーバ15−1に対しデバイス登録応答を送信する(S2)。
一方、M2Mデバイス11−1の設置(例えば電源の投入等)や移動によりM2Mサービスの参加要求が発生すると(ステップST11)、M2Mデバイス11−1からM2MエリアネットワークNW1上のM2M−GW12−1に参加要求が送られる(S3)。M2M−GW12−1は、参加要求があると、まずは(ローカル)ロケータの割当を行い(ステップST21)、要求元のM2Mデバイス11−1に対し参加応答を送信すると共に(S4)、M2Mデバイス11−1のデバイスID及びロケータを含む認証要求をPFサーバ13へ送信する(S5)。
PFサーバ13は、M2M−GW12−1から認証要求を受信すると、認証要求に含まれるデバイスIDに基づいて、PF−DB131を参照してデバイスIDが登録されているか否かの判定を行う(ステップST42)。ここで、登録されていない場合(No)、PFサーバ13はM2M−GW12−1に対し認証不可応答を送信する(S6)。すると、M2M−GW12−1はM2Mデバイス11−1に対するローカルロケータ割り当てを解除し(ステップST22)、M2Mデバイス11−1に認証不可応答を送信する(S7)。M2Mデバイス11−1上のソフトウェアやアプリケーションプログラム上に認証失敗の旨が通知される(ステップST12)。
一方、上記ステップST42において登録されている場合(Yes)、PFサーバ13はMS14に対しマッピング要求を送信する(S8)。MS14は、PFサーバ13からマッピング要求を受信すると、マッピング要求に含まれるM2Mデバイス11−1のデバイスID及びロケータを登録し(ステップST31)、PFサーバ13に対しマッピング応答を返送する(S9)。
PFサーバ13は、デバイスID、ロケータ、認証応答として暗号鍵に関する情報を含む認証通過応答をM2M−GW12−1を介してM2Mデバイス11−1に送信する(S10,S11)。最後に、M2Mデバイス11−1上のソフトウェアやアプリケーションプログラム上に認証成功の旨が通知される(ステップST13)。
しかる後に、デバイスID、ロケータを用いてM2Mデバイス12−1とPFサーバ13との間にM2Mサービスを行うための通信コネクションが確立される。
図7は、M2Mデバイス移動時のネットワーク構成例を示す。
ここでは、M2MエリアネットワークNW1からM2MエリアネットワークNW2へとM2Mデバイスが移動する場合を想定する。その他の構成は、図1に示すネットワーク構成と同様である。
図8及び図9は、M2Mデバイス移動時のID/ロケータマッピングシーケンス例を示す。
M2Mデバイス11−1の設置(例えば電源の投入等)や移動によりM2Mサービスの参加要求が発生すると(ステップST14)、M2Mデバイス11−1からM2MエリアネットワークNW1上のM2M−GW12−1に参加要求が送られる(S11)。M2M−GW12−1は、参加要求があると、まずは(ローカル)ロケータ(Loc1)の割当を行い(ステップST23)、要求元のM2Mデバイス11−1に対し参加応答を送信すると共に(S12)、M2Mデバイス11−1のデバイスID及びロケータ(Loc1)を含む認証要求をPFサーバ13へ送信する(S13)。
PFサーバ13は、M2M−GW12−1から認証要求を受信すると、認証要求に含まれるデバイスIDに基づいて、PF−DB131を参照してデバイスIDが登録されているか否かを判定し、登録されている場合、MS14に対しマッピング要求を送信する(S14)。MS14は、PFサーバ13からマッピング要求を受信すると、マッピング要求に含まれるM2Mデバイス11−1のデバイスID及びロケータ(Loc1)を登録し(ステップST32)、PFサーバ13に対しマッピング応答を返送する(S15)。
PFサーバ13は、デバイスID、ロケータ(Loc1)、認証応答として暗号鍵に関する情報(Key)を含む認証通過応答をM2M−GW12−1を介してM2Mデバイス11−1に送信する(S16,S17)。しかる後に、デバイスID、ロケータ(Loc1)を用いてM2Mデバイス12−1とPFサーバ13との間にM2Mサービスを行うための通信コネクションが確立される(ステップST15)。
ここで、M2Mデバイス11−1がM2MエリアネットワークNW1からM2MエリアネットワークNW2へと移動したとする(ステップST16)。すると、M2Mデバイス11−1からM2MエリアネットワークNW2上のM2M−GW12−2に参加要求が送られる(S18)。M2M−GW12−2は、参加要求があると、まずは(ローカル)ロケータ(Loc2)の割当を行い(ステップST24)、要求元のM2Mデバイス11−1に対し参加応答を送信すると共に(S19)、M2Mデバイス11−1のデバイスID及びロケータ(Loc2)を含むマッピング更新要求をPFサーバ13へ送信する(S20)。
PFサーバ13は、M2M−GW12−2からマッピング更新要求を受信すると、MS14に対しマッピング要求を送信する(S21)。MS14は、PFサーバ13からマッピング要求を受信すると、マッピング要求に含まれるM2Mデバイス11−1のデバイスID及びロケータ(Loc2)を登録し(ステップST33)、PFサーバ13に対しマッピング応答を返送する(S22)。
PFサーバ13は、デバイスID、ロケータ(Loc2)、認証応答として暗号鍵に関する情報(Key)を含む認証通過応答をM2M−GW12−2を介してM2Mデバイス11−1に送信する(S23,S24)。しかる後に、デバイスID、ロケータ(Loc2)を用いてM2Mデバイス12−1とPFサーバ13との間にM2Mサービスを行うための通信コネクションが確立される(ステップST17)。
続いて、PFサーバ13は、M2M−GW12−1に対しロケータ(Loc1)の状態確認要求を送信する(S25)。PFサーバ13は、M2M−GW12−1から返送される状態確認応答を受信すると(S26)、状態確認応答に基づきM2MデバイスとM2M−GW12−1とのリンクが切断されていた場合、MS14にマッピング要求を送信する(S27)。
MS14は、PFサーバ13からマッピング要求を受信すると、MS14に登録されたロケータ(Loc1)を削除し(ステップST34)、PFサーバ13に対しマッピング応答を返送する(S28)。
PFサーバ13は、ロケータ(Loc1)を含むロケータ削除要求をM2M−GW12−1に送信する(S29)。すると、M2M−GW12−1は、ローカル保持されているロケータ(Loc1)を削除する(ステップST25)。続いて、PFサーバ13は、ロケータ(Loc1)を含むマッピング削除要求をM2M−GW12−2を介してM2Mデバイス11−1に送信する(S30,S31)。以後、M2Mデバイス11−1は、経路表に保持されているロケータ(Loc1)を削除する(ステップST18)。従って、M2Mデバイス11−1の移動に伴った通信コネクションをPFサーバ13との間で確立した上で、元のLoc1によるリンクが切断されているか否かを確認し、Loc1による通信コネクションを切断することができる。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態に係るプロトコルスタックを示す図である。
第1の実施形態は、M2Mデバイス−PFサーバ間のみID/ロケータ分離を行い、ID層をL3のサブレイヤとする場合である。
PFサーバ13との間でM2M−GW12−1を経由して通信コネクションが確立されたM2Mデバイス11−1は、例えばセンシング対象物の動きを検出すると、自デバイスを識別するデバイスID、センシング対象物を検出した旨の情報をM2M−GW12−1を介してPFサーバ13に送信する。
PFサーバ13は、M2Mデバイス11−1から送られた情報からM2Mデバイス11−1の状態やセンサ取得値等を抽出し、M2Mデバイス11−1の状態やセンサ取得値等をM2Mデバイス11−1のデバイスIDに対応付けてPF−DB131に登録する。また、PFサーバ13は、M2Mデバイス11−2〜11−iから送られる情報からM2Mデバイス11−2〜11−iの状態やセンサ取得値等を抽出し、M2Mデバイス11−2〜11−iの状態やセンサ取得値等をM2Mデバイス11−2〜11−iのデバイスIDにそれぞれ対応付けてPF−DB131に登録する。
APPサーバ15−1は、PFサーバ13に対しアプリケーション層(L4)を介してCRUD操作を行うことにより、PF−DB131に登録されている各M2Mデバイス11−1〜11−iの状態やセンサ取得値を格納するためのエンティティを作成したり(Create)、センサ取得値を取得したり(Read)、更新したり(Update)、削除したり(Delete)することができる。
以上のように上記第1の実施形態によれば、M2Mデバイス11−1〜11−iの状態やセンサ取得値等は、PFサーバ13上のPF−DB131上で一元的に管理され、APPサーバ15−1からは、アプリケーションレベルでのCRUD操作等のみを受け付ける構成とすることにより、APPサーバ15−1側からは、ネットワーク層でのM2Mデバイス11−1への到達性を直接提供することなく、セキュリティリスクを低減できる。これにより、M2MエリアネットワークNW1,NW2の規模が大規模になるM2Mサービスにおいても、アプリケーションサーバ15−1を設置するIPネットワークNW4は既存設備を用いたままで容易に構築することが可能となり、さらに、M2MエリアネットワークNW1/NW2とIPネットワークNW4との結合を小さくすることで、セキュリティリスクが軽減されたサービス提供が可能となる。なお、広域ネットワークNW3区間内は、セキュリティリスク軽減のため、既存のL2/L3のトンネリングプロトコルを適用し、M2M−GW12−1とPFサーバ13との間で論理的なルーティングを行わない構成とすることもできる。
また、上記第1の実施形態では、広域ネットワークNW3およびM2MエリアネットワークNW1,NW2区間において、ID/ロケータ分離を行うネットワーク構成とし、M2Mデバイス-M2M−GW-PFサーバ間のIDベース通信のみ許容することで、PFサーバ13上から、M2Mデバイス11−1までの到達性を、ネットワーク層において一元的に管理することが可能になる。従って、M2MエリアネットワークNW1,NW2がIP/non−IPに依らず、M2Mデバイス11−1−アプリケーションサーバ15−1間のエンド−エンドでのM2Mサービスの提供が可能となる。
さらに、上記第1の実施形態では、APPサーバ15−1側は、IPネットワークNW4を利用することができるため、既存の企業ネットワークやインターネットへの適用が容易となる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係るプロトコルスタックを示す図である。
第2の実施形態は、M2Mデバイス−PFサーバ間のみID/ロケータ分離を行い、ID層をL4のサブレイヤとする場合である。
第2の実施形態において、各装置の基本的な構成や動作、役割は、ID層をL3のサブレイヤとした場合と同じである。ただし、ID層をL4より上(各NW装置のOS(Operation System)等で制御できるレベル)で実現することによって、M2Mデバイス−PFサーバ間の中間ルータ等において、既存のL2/L3対応NW装置を活用することができる。
(第3の実施形態)
図10は、本発明の第3の実施形態に係わるネットワークシステムの一実施形態を示す概略構成図である。図11は、本発明の第3の実施形態に係るプロトコルスタックを示す図である。
第3の実施形態は、各装置の基本的な構成や動作、役割については、本発明の第1の実施形態や第2の実施形態と同様である。ただし、M2Mデバイス11−1〜11−iとPFサーバ13との間で共通のIDベース通信を行うのではなく、プロトコル変換機能121−1をM2M−GW装置12−1に備え、プロトコル変換機能121−2をM2M−GW装置12−2に備えることで、M2Mデバイス11−1〜11−iとM2M−GW装置12−1,12−2との間のID通信(図11中ではID(M)と表記)と、M2M−GW装置12−1,12−2とPFサーバ13との間のID通信(ここではID(W)と表記)とで異なるID通信を行うことができる。
プロトコル変換機能121−1,121−2は、APPサーバ15−1,15−2とM2Mデバイス11−1〜11−iとの間のコネクション確立のために、non−IPネットワーク用のID通信プロトコルと、IPネットワーク用のID通信プロトコルとの間の変換を行う。この場合、M2M−GW装置12−1,12−2は、例えばID(M)とID(W)との対応を表すテーブルを図示しないメモリに記憶しておく。
第3の実施形態の構成をとることで、新規のID通信プロトコルを用いることなく、non−IPネットワークが生来保有する固有の通信プロトコル(たとえばZigbeeに代表されるネットワークプロトコルそのもの)であるID(M)をそのまま適用することが可能となり、新規のID通信プロトコルはID(W)のみでよい構成とできる。また、広域ネットワークNW3およびM2MエリアネットワークNW1,NW2区間においては、プロトコル変換機能121−1,121−2を用いて、本発明の第1の実施形態や第2の実施形態と同様のM2Mデバイス-M2M−GW-PFサーバ間のIDベース通信を実現することで、PFサーバ13上から、M2Mデバイス11−1までの到達性を、ネットワーク層において一元的に管理することが可能になる。従って、M2MエリアネットワークNW1,NW2がIP/non−IPに依らず、M2Mデバイス11−1−アプリケーションサーバ15−1間のエンド−エンドでのM2Mサービスの提供が可能となる。
(その他の実施形態)
上記PFサーバ13で説明した個々の処理は、コンピュータプログラムによってソフトウェア処理することが可能である。この場合、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
11−1〜11−i…M2Mデバイス
12−1,12−2…M2M−GW
13…PFサーバ
15−1,15−2…アプリケーションサーバ(APPサーバ)
121−1,121−2…プロトコル変換機能
131…データベース(PF−DB)
132…コネクション処理機能
133…コネクション中継機能
NW1,NW2…M2Mエリアネットワーク
NW3…広域ネットワーク
NW4…IPネットワーク

Claims (8)

  1. 第1の通信ネットワークに接続されるアプリケーションサーバと第2の通信ネットワークに接続されるデバイスとの間でM2Mサービスを実行するネットワークシステムであって、
    前記アプリケーションサーバから送られ前記デバイスを特定するデバイスIDを記憶する記憶手段と、
    前記デバイスから接続要求を受信するとき、前記接続要求に含まれるデバイスIDに基づいて前記記憶手段を参照し、この参照結果に基づいて、前記アプリケーションサーバと前記デバイスとの間で、前記デバイスIDを用いて前記M2Mサービスを実行するための通信を行うコネクションを確立するコネクション処理手段と、
    前記アプリケーションサーバから操作要求を受信するとき、前記デバイスと前記アプリケーションサーバとを中継するコネクション中継手段と
    を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記コネクション処理手段は、マッピング部に前記デバイスIDと、前記第2の通信ネットワークに対する前記デバイスの接続位置を特定するロケータとを対応付けて記憶しておくことにより、前記デバイスとの間で、前記コネクションを確立し、
    前記デバイスが前記第2の通信ネットワークの第1のロケータから第2のロケータに移動するとき、前記デバイスID及び前記第1のロケータを用いた第1のコネクションを確立した状態で、前記デバイスID及び前記第2のロケータを用いた第2のコネクションを確立し、前記第1のコネクションが切断されている場合に、前記マッピング部に記憶されている前記第1のロケータを消去するコネクション変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記コネクション処理手段は、ネットワーク層のサブレイヤ上に前記コネクションを確立することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  4. 前記コネクション処理手段は、アプリケーション層のサブレイヤ上に前記コネクションを確立することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  5. 前記コネクション処理手段は、前記アプリケーションサーバと前記デバイスとの間でコネクション確立のための前記デバイスIDのプロトコル変換を行うプロトコル変換手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  6. 前記コネクション中継手段は、前記コネクションを介して前記デバイスとの通信により、前記デバイスに関する情報を取得して前記記憶手段に前記デバイスIDに対応付けて管理し、前記アプリケーションサーバからの操作要求に応じて、前記記憶手段から前記デバイスに関する情報を取得することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  7. 第1の通信ネットワークに接続されるアプリケーションサーバと第2の通信ネットワークに接続されるデバイスとの間でM2Mサービスを実行するネットワークシステムの構成方法であって、
    前記第1の通信ネットワーク及び前記第2の通信ネットワークを接続可能なクラウド上に設けられる中継サーバ装置が、前記アプリケーションサーバから送られ前記デバイスを特定するデバイスIDをデータベースに記憶し、
    前記デバイスから接続要求を受信するとき、前記中継サーバ装置が、前記接続要求に含まれるデバイスIDに基づいて前記データベースを参照し、この参照結果に基づいて、前記アプリケーションサーバと前記デバイスとの間で、前記デバイスIDを用いて前記M2Mサービスを実行するための通信を行うコネクションを確立し、
    前記アプリケーションサーバから操作要求を受信するとき、前記中継サーバ装置が、前記デバイスと前記アプリケーションサーバとを中継することを特徴とするネットワークシステムの構成方法。
  8. 第1の通信ネットワークに接続されるアプリケーションサーバと第2の通信ネットワークに接続されるデバイスとの間でM2Mサービスを実行するネットワークシステムの中継サーバ装置を
    前記アプリケーションサーバから送られ前記デバイスを特定するデバイスIDを記憶する記憶手段と、
    前記デバイスから接続要求を受信するとき、前記接続要求に含まれるデバイスIDに基づいて前記記憶手段を参照し、この参照結果に基づいて、前記アプリケーションサーバと前記デバイスとの間で、前記デバイスIDを用いて前記M2Mサービスを実行するための通信を行うコネクションを確立するコネクション処理手段と、
    前記アプリケーションサーバから操作要求を受信するとき、前記デバイスと前記アプリケーションサーバとを中継するコネクション中継手段と
    して動作させるプログラム。
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