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JP6340874B2 - 非吐出ノズル検出装置 - Google Patents
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JP6340874B2 - 非吐出ノズル検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のノズルについての液滴吐出の有無に関する情報を検出可能な非吐出ノズル検出装置に関する。
インクジェットプリンタにおいては、長時間インク滴を吐出していないノズルが存在すると、当該ノズル内のインクが増粘し、吐出特性が変化して印刷画質が低下することがある。そのため、インク滴が吐出されたか否かの情報をノズル毎に備えられたD型フリップフロップで記憶し、所定時間以上インク滴を吐出していないノズルについてフラッシングを行う技術が記載されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−127362号公報
上述した技術によると、CPU(Central Processing Unit)が、液滴を吐出していない状態が継続されているノズルの有無を判定する毎に、全てのノズルに対応するD型フリップフロップそれぞれの出力を確認する必要があり、処理が煩雑となる。
本発明の目的は、複数のノズルについての液滴吐出の有無に関する情報を簡単な回路構成で迅速に検出することができる非吐出ノズル検出装置を提供することである。
本発明の非吐出ノズル検出装置は、液滴を吐出する複数のノズルのそれぞれについて、基準時から第n吐出周期(nは自然数)までの液滴吐出の有無を示す情報を記憶する記憶回路と、前記複数のノズルのそれぞれからの第n+1吐出周期における液滴の吐出量を示すドットデータに基づいて、第n+1吐出周期における液滴吐出の有無を判定する判定回路と、前記複数のノズルのそれぞれについて、前記記憶回路に記憶された情報を、前記記憶回路からの情報及び前記判定回路からの情報に基づいて吐出周期ごとに更新する更新回路とを備えている。
本発明によると、複数のノズルについての基準時からの液滴吐出の有無に関する情報を簡単な回路構成で迅速に検出することができる。なお、本発明において「インク吐出の有無に関する情報」は、インク滴吐出の有無そのものを示す情報だけではなく、インク吐出の無いものが所定数以上かどうか、及び、カウント数情報なども含む。
本発明の第1実施形態に係るインクジェット式プリンタ内部を示す概略側面図である。 図1に示すインクジェットヘッドの上面図である。 図1に示すプリンタの機能ブロック図である。 図3に示す画像処理回路の機能ブロック図である。 図3に示す非吐出ノズル検出回路の機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る非吐出ノズル検出回路の機能ブロック図である図3に示す非吐出ノズル検出回路のタイミングチャートである。 図3に示す非吐出ノズル検出回路のタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態の変形例に係る非吐出ノズル検出回路の機能ブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る非吐出ノズル検出回路の機能ブロック図である。
<第1実施形態>
本発明の好適な実施形態に係るインクジェット式プリンタ1の概略構成について説明する。
図1に示すように、プリンタ1は、共に直方体形状の上筐体11及び下筐体12を有している。なお、図1における左側面が正面3となっている。なお、図1における右側面が背面4となっている。上筐体11は下面が開口し、下筐体12は上面が開口している。上筐体11は、下筐体12に対して回動軸13を中心に回動可能に連結されている。上筐体11の上面には、排紙部15が設けられている。排紙部15には、印刷が完了した用紙Pが順に排出される。上筐体11の内部には、プリンタ1の動作を制御する制御部1pが配置されている。
さらに、プリンタ1の内部空間には、インクジェットヘッド2と、用紙トレイ20と、用紙搬送機構30と、プラテン9とが配置されている。
図1及び図2に示すように、インクジェットヘッド2は、概ね直方体形状を有しており、その下面に、インク滴が吐出される複数のノズル8が形成された吐出面2aを有している。図示しないインクタンクからインクが供給される。インクジェットヘッド2に供給されたインクは、共通インク室、共通インク室と連通する複数の圧力室を経由してノズル8に至る。アクチュエータユニット80a(図3参照)に含まれるアクチュエータ(後述)が駆動されることによって、圧力室に貯留されたインクに圧力を付与され、ノズル8からインク滴が吐出される。なお、図2はインクジェットヘッド2の上面図であるが、説明の都合上ノズル8は実線で示している。
図2に示すように、複数のノズル8が同一の4つのノズルユニット80(図1中左方から右方に向かって順にu1〜u4)を形成している。ノズルユニット80は、台形の区画を有しており、その区画内において、複数のノズル8がマトリックス状に且つ主走査方向に関して互いに異なる位置に(Lだけずれて)配置されている。各ノズルユニット80においては、主走査方向に配列された複数のノズル8が1つのノズル列8aを形成しており、16列のノズル列8aが互いに平行に且つ副走査方向に配列されている(図2においては模式的に8列のみ示している)。4つのノズルユニット80は、長辺側と短辺側とが副走査方向に関して順に反転するように、主走査方向に沿って千鳥状に配置されている。具体的には、ノズルユニットu1とノズルユニットu3が副走査方向に同じで主走査方向に異なる位置に配置され、ノズルユニットu2とノズルユニットu4が副走査方向に同じで主走査方向に異なる位置に配置されている。ノズルユニット80毎に1つのアクチュエータユニット80aが用いられている。アクチュエータユニット80aは、ノズルユニット80に配置されているノズル8の数だけ、アクチュエータを備える。また、アクチュエータユニット80aごとに当該アクチュエータユニット80aを制御するドライバIC80b(図3参照)が設けられている。ノズルユニット80と、これに対応するアクチュエータユニット80a及びドライバIC80bとが一つのヘッドユニットを形成している。
用紙トレイ20は、積層された複数の用紙Pを保持可能であり、下筐体12の底面に着脱自在に配置されている。
プラテン9は、用紙を支持するための板部材であり、上筐体11が閉位置にある状態においてインクジェットヘッド2の吐出面2aと対向するように、下筐体12に固定されている。
用紙搬送機構30は、用紙トレイ20からインクジェットヘッド2とプラテン9との間を通過して排紙部15まで至る用紙Pの搬送経路を構成するものである。用紙搬送機構30は、ピックアップローラ31と、ニップローラ32a〜32eと、ガイド33a〜33dとを含んでいる。ピックアップローラ31は、用紙トレイ20に積層されている用紙Pを上方から1枚ずつ送出する。ニップローラ32a〜32eは、搬送経路に沿って配置されており、用紙Pに搬送力を付与する。ガイド33a〜33dは、搬送経路においてピックアップローラ31及びニップローラ32a〜32eの間にそれぞれ配置されており、ニップローラ32a〜32eによって搬送力が付与された用紙Pが次のニップローラ32a〜32eに到達するまで当該用紙Pをガイドする。用紙搬送機構30によって搬送された用紙Pは、インクジェットヘッド2とプラテン9との間を通過する際に、インクジェットヘッド2の吐出面2aに開口するノズル8から吐出されたインク滴によって画像が印刷される。画像が印刷された用紙Pは、用紙搬送機構30によってさらに搬送され、排紙部15に排出される。
図3に示すように、制御部1pは、CPU(Central Processing Unit)41と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43と、I/O制御回路44と、画像処理回路45と、印刷制御回路46と、非吐出ノズル検出回路47と予備吐出変更回路48とを有する。I/O制御回路44は、用紙搬送機構30と電気的に接続されている。印刷制御回路46は、1つのインクジェットヘッド2と画像処理回路45と非吐出ノズル検出回路47とにそれぞれ電気的に接続されている。
ROM42には、プリンタ1を制御するための制御プログラム42a(ファームウェア)や各種設定、初期値等が記憶されている。RAM43は、制御プログラム42aが読み出される作業領域として、あるいはデータを一時的に記憶する記憶領域(メインメモリ)として利用される。
CPU41は、ROM42から読み出した制御プログラム42aや図示しない各種センサから送られる信号に従って、その処理結果をRAM43に記憶させながら、プリンタ1に印刷処理を実行させる。印刷処理が実行されると、CPU41が、制御プログラム42aによってRIP(Raster image processor)として機能する。RIPは、印刷すべき画像を示すページ記述言語などで示された画像データ(図示しない内部メモリ或いはメインメモリに記憶されていてもよいし、ホストコンピュータから受信してもよい)を、ページ記述言語が示す解像度のラスターデータに変換してRIPデータとしてメインメモリ上に展開し、画像処理回路45に出力する。RIPデータは、主走査方向及び副走査方向に関してマトリックス状に配置された画素それぞれについて0〜255の256階調で示された階調値(多値データ)を含んでいる。
画像処理回路45は、CPU41から出力されたRIPデータを、256階調値から誤差拡散を行いつつ4値(00、01、10、11)に量子化する。さらに、画像処理回路45は、4値の量子化により生成した量子化階調値を順にシリアル信号に変換し、シリアル信号をさらにLVDS(Low voltage differential signaling)により差動信号に変換して印刷制御回路46に送信する。
印刷制御回路46について、図4を参照しつつ詳細に説明する。図4に示すように、印刷制御回路46は、LVDS受信部71と、LVDS送信部72と、ノズル列マップ73と、選択信号生成回路74と、吐出波形設定レジスタ77と、吐出波形生成回路78と、CPUインターフェース79とを有している。LVDS受信部71は、画像処理回路45から送信された差動信号を受信するLVDSのレシーバである。LVDS受信部71は、受信した差動信号を量子化階調値に変換して出力する。
ノズル列マップ73は、ノズル8の位置関係を記憶している。選択信号生成回路74は、ノズル列マップ73を参照し、LVDS受信部71から入力された量子化階調値を、対応するノズル8の位置関係に合わせて並び替え、ノズル列の配列に即した波形選択信号sin(4値データ)を生成する。
波形選択信号sinは、アクチュエータユニット2bを駆動するための4種類の駆動信号(吐出無し「00」、小滴「01」、中滴「10」、大滴「11」に対応)から1つを選択するための2ビット信号である。生成された波形選択信号sinは、シリアル形式でLVDS送信部72を介して差動信号として、図示しないクロックと同期してドライバIC80bにそれぞれ出力される。また、選択信号生成回路74は、波形選択信号sinを非吐出ノズル検出回路47に出力する。
吐出波形設定レジスタ77は、4種類の駆動信号の波形を生成するための波形パターンを記憶可能である。波形設定レジスタ77は、CPU IF79を介してCPU41から駆動波形パターンを受信すると、受信した波形パターンを記憶する。
吐出波形生成回路78は、吐出波形設定レジスタ77を参照し、4種類の駆動信号の波形データ信号を生成する。生成された駆動信号の波形データ信号は、シリアル形式でLVDS送信部72を介して差動信号として、図示しないクロックと同期してドライバIC80bに出力される。
ドライバIC80bは、受信した差動信号を、波形選択信号sin及び駆動波形データに変換する。さらに、ドライバIC80bは、波形選択信号sinをアクチュエータユニット80aに出力するとともに、駆動波形データから4種類の駆動信号を生成してアクチュエータユニット80aに出力する。アクチュエータユニット80aは入力された4種類の駆動信号を波形選択信号sinに従って選択することで各アクチュエータを駆動させ、ノズル8からインク滴を吐出させる。
非吐出ノズル検出回路47は、基準時(例えば前回のメンテナンス処理実行時)から直近の吐出周期(第n吐出周期:nは自然数)までに1回もインク滴を吐出していないノズル8(以下の説明において、「非吐出ノズル」と称する)が少なくとも1つ存在するか否かを検出する。予備吐出変更回路48は、非吐出ノズル検出回路47の検出結果に応じてフラッシング(予備吐出)処理を行う。予備吐出変更回路48は、非吐出ノズルが存在することを検出した場合は、非吐出ノズル内のインクが増粘してインク吐出特性が低下するのを抑制するため、メンテナンス処理として、非吐出ノズル又は全てのノズル8から所定量のインクを吐出させるフラッシング処理を実行する。これにより、インク吐出特性が低下するのを抑制することができる。一方、予備吐出変更回路48は、非吐出ノズルが検出されない場合には、フラッシング処理を実行するタイミングを延期させる。これにより、インクが無駄に消耗するのを抑制することができる。なお、基準時から直近の吐出周期(第n吐出周期)までに少なくとも1回インク滴を吐出したノズルを、以下の説明において「吐出ノズル」と称することがある。
図5に示すように、非吐出ノズル検出回路47は、4値データ受信部60と、非吐出判定部61と、RD/WRアドレス発生ステートマシン62と、SRAM(記憶回路:Static Random Access Memory)63と、64bitのDFF(D Flip Flop)64(第1ラッチ回路:DFF1)と、AND回路65(吐出履歴演算回路:AND1)と、DFF66(第2ラッチ回路:DFF2)と、DFF67(第3ラッチ回路:DFF3)と、OR回路68(集計回路)、OR回路69と、DFF70とを有している。RD/WRアドレス発生ステートマシン62、SRAM63、DFF64、DFF66、及び、DFF67、70にはクロック(CLK)信号が入力されており、クロックを基準に互いが同期する。このクロックは、印刷制御回路46の動作クロックと同一であるため、印刷制御回路46からの信号を受け取る4値データ受信部60及び非吐出判定部61は、RD/WRアドレス発生ステートマシン62、SRAM63、DFF64、DFF66、及び、DFF67、68と同期する。
4値データ受信部60は、選択信号生成回路74から出力された4値データ(吐出無し「00」、小滴「01」、中滴「10」、大滴「11」)である波形選択信号sinを順次受信する。非吐出判定部61は、4値データ受信部60が受信した4値データから、第n+1吐出周期において各ノズル8がインク滴を吐出しないか否かを判定する。すなわち、非吐出判定部61は、4値データが吐出無し「00」であれば当該ノズル8が第n+1吐出周期においてインク滴を吐出しないことを示す非吐出信号1を、4値データが小滴「01」、中滴「10」、大滴「11」のいずれかであればインク滴を吐出することを示す吐出信号0を出力する。なお、画像処理回路45で量子化された4値データを、LVDSを用いることなくそのまま4値データ受信部60又は非吐出判定部61に供給してもよい。
SRAM63は、64bit×83wordの記憶回路であり、各ノズル8について第n吐出周期までのインク吐出の有無を示す情報を記憶する。SRAM63の各ビットが互いに異なるノズル8に対応しており、各ビットは、対応するノズル8が非吐出ノズルであれば非吐出信号1を、吐出ノズルであれば吐出信号0を記憶する。RD/WRアドレス発生ステートマシン62は、CPU41の指示により、SRAM63の各ビットを指定するアドレス信号及び読み出し又は書き込みの命令信号を出力する。これにより、吐出周期毎にSRAM63の各ビットを読み出したり、各ビットを書き変えたりすることができる。
DFF64は、SRAM63の記憶内容、すなわち、各ノズル8が非吐出ノズルか否か(非吐出信号又は吐出信号)を64bit単位で順にラッチする。AND回路65は、2つの入力部と1つの出力部とを有している。2つの入力部の一方には、複数のノズル8について、第n+1吐出周期に係る非吐出判定部61の出力(第n+1吐出周期における液滴吐出の有無に係る情報)が順次入力され、2つの入力部の他方には、複数のノズル8について、DFF64がラッチした1ビットの記憶内容(第n吐出周期までの液滴吐出の有無を示す情報)が順次入力される。AND回路65は、2つの入力部に共に非吐出信号1が入力された場合は非吐出信号1(第n+1吐出周期までに液滴吐出が無いことを示す情報)を出力部から出力し、それ以外の場合は不吐出信号0(第n+1吐出周期までに液滴吐出が有ることを示す情報)を出力部から出力する。DFF66は、AND回路65の出力部からの出力結果を64bitずつラッチする。DFF66のラッチ結果は、SRAM63に入力され、SRAM63の記憶内容が吐出周期毎に更新される。以上のように、本実施形態では、2つのDFF64,66とAND回路65とによって、更新回路が構成されている。
AND回路65は、非吐出判定部61が出力する信号が切り替わるのと同期するように、入力元をDFF64の下位ビットから上位ビットに向かって順に切り替えると共に出力部の出力先もDFF66の下位ビットから上位ビットに向かって順に切り替える。DFF64の64bit全てについて出力が完了すると、DFF64は、SRAM63の全ての記憶内容がラッチされるまで64bit単位でラッチを繰り返す。
DFF67は、DFF64と同期するようにSRAM63の記憶内容を64bit単位でラッチする。OR回路68は、DFF67から64bit単位で信号が入力される64個の入力部と1つの出力部とを有している。OR回路68は、入力部に入力された64bit単位の入力の少なくとも1つが非吐出信号1(液滴吐出の無いことを示している)の場合には当該64bitに対応する64個のノズル8について非吐出信号1(64個のノズル8について第n吐出周期までにインク滴吐出の無いものが少なくとも1つあることを示している)を出力部から出力し、それ以外の場合(つまり、64個の信号すべてが吐出信号0の場合)には吐出信号0(64個のノズル8について第n吐出周期までに液滴吐出が有ることを示している)を出力部から出力する。DFF70は、OR回路69の出力結果をラッチする。OR回路69は、OR回路68の出力結果及びDFF70の出力結果が入力される2つの入力部と、1つの出力部とを有している。OR回路69は、2つの入力部に入力された入力の少なくとも1つが非吐出信号1の場合は、非吐出信号1を出力部から出力し、それ以外の場合は、吐出信号0を出力部から出力する。したがって、OR回路69は、第n吐出周期までにインク滴が吐出されていない非吐出のノズル8が少なくとも1つあれば非吐出信号1を、すべてのノズル8が吐出ノズルであれば吐出信号0を出力部から出力する。
以上、詳細に説明したように本実施形態のプリンタ1によると、複数のノズル8について非吐出ノズルが少なくとも1つあるか否かを簡単な回路構成で迅速に検出することができる。
また、AND回路65が、第n+1吐出周期に係る非吐出判定部61の出力、及び、DFF64からの第n吐出周期までに係る1ビットの記憶内容が共に非吐出信号1の場合は非吐出信号1を出力部から出力し、それ以外の場合は吐出信号0を出力部から出力するため、更新回路での処理を効率よく行うことができる。
また、DFF64、66により、SRAM63の記憶内容を複数に分割して処理することができるため、回路を小型化することができる。
さらに、SRAM63の記憶内容をDFF67が64bit単位でラッチすると共に、OR回路68で入力部に入力された64bit単位の入力の少なくとも1つでも非吐出信号1である場合には、非吐出ノズルが検出されたことを出力する構成になっているため、基準時からの非吐出ノズルを簡単な回路構成で検出することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について図6を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と実質的に同じ部材及び処理手順については同一の符号を付して説明を省略する。
非吐出ノズル検出回路247は、4値データ受信部60と、非吐出判定部61と、RD/WRアドレス発生ステートマシン62と、SRAM63と、64bitのDFF64と、AND回路65と、DFF66と、最終ページ最終ライン検出部(集計トリガ信号出力回路)267と、AND回路(抽出回路:AND2)268、OR回路69と、DFF70とを有している。最終ページ最終ライン検出部267は、基準時から所定の吐出周期以上の期間における最終ページ且つ最終ライン(例えば前回のメンテナンス処理から500ページ目の最終ライン)の印刷を行うときに集計トリガ信号である1を出力し、それ以外のときは0を出力する。AND回路268は、AND回路65の出力結果、及び、最終ページ最終ライン検出部267からの出力が入力される2つの入力部と、1つの出力部とを有している。AND回路268は、2つの入力部に共に1が入力された場合は非吐出信号1(第n+1吐出周期までに液滴吐出が無いことを示す情報)を出力部から出力し、それ以外の場合は吐出信号0(第n+1吐出周期までに液滴吐出が有ることを示す情報)を出力部から出力する。非吐出ノズルが検出されたときの出力結果は、DFF70にラッチされる。なお、本実施形態において、OR回路69及びDFF70が非吐出ノズル有無検出回路を構成している。また、最終ページ最終ライン検出部267、AND回路268及び非吐出ノズル有無検出回路が集計回路を構成している。
非吐出ノズル検出回路247の動作について図7を参照しつつ説明する。なお、説明を簡略化するために、図7においてはヘッドの全ノズル数を4と仮定している。したがって、クロックの4周期と1吐出周期(1ライン分の処理)とが一致している。図7に示すように、4値データ受信部60は、1クロック毎に、選択信号生成回路74から出力された波形選択信号sinを受信する。また、非吐出判定部61は、4値データ受信部60が受信した4値データに基づいて対応するノズル8からインク滴が吐出されるか否かを判定する。つまり、非吐出判定部61は、当該吐出周期においてノズル8がインク滴を吐出しない場合は非吐出信号1を、吐出する場合は吐出信号0を出力する。SRAM63には過去の吐出周期においてインク滴を吐出したことがない場合は非吐出信号1を、吐出したことがある場合は吐出信号0が記憶されている(したがって、初期値は全て非吐出信号1)。AND回路65は、各ノズル8について、SRAM63の記憶内容と非吐出判定部61の出力結果との論理積(AND)を取り、インク滴の吐出があれば吐出信号0を出力する。出力結果は、SRAM63に記憶される。以下、具体例に沿って説明する。
(a)1ライン目の処理について、
第1吐出周期において、1ライン目の2番目のノズルの4値データが「10」(中滴)のため2番目のノズルの非吐出判定が「吐出(0)」になり、DFF64は初期値が「非吐出(1)」となる。このためAND回路65(AND1)の2番目のノズルの出力波形が「吐出(0)」となる。それがそのまま2ライン目のDFF64の出力波形となる。
(b)2ライン目の処理について、
第2吐出周期において、2ライン目の4番目のノズルの4値データが「01」(小滴)のため4番目のノズルの非吐出判定が「吐出(0)」になり、DFF64は2番目のノズルの値のみが「吐出(0)」となっている。このためAND回路65の2、4番目のノズルの出力波形が「吐出(0)」となる。それがそのまま3ライン目のDFF64の出力波形となる。
(c)3ライン目の処理について、
第3吐出周期において、3ライン目の1、2番目のノズルの4値データが「10」(中滴)のため1、2番目のノズルの非吐出判定が「吐出(0)」になり、DFF64は2、4番目のノズルの値のみが「吐出(0)」となっている。このためAND回路65の1、2、4番目のノズルの出力波形が「吐出(0)」となる。それがそのまま4ライン目のDFF64の出力波形となる。
(d)4ライン目の処理について、
第4吐出周期において、4ライン目の2、3、4番目のノズルの4値データが、「10」(中滴)、「01」(小滴)、「11」(大滴)の場合、2、3、4番目のノズルの非吐出判定が「吐出(0)」になり、DFF64は1、2、4番目のノズルの値のみが「吐出(0)」となっている。このためAND回路65の全て(1、2、3、4番目)のノズルの出力波形が「吐出(0)」となる。そして、4ライン目が最終ページの最終ラインとなるため、最終ページ最終ライン検出部267から1が出力される。このとき、AND回路65の出力が「吐出(0)」であるため、AND回路268(AND2)の出力は「吐出(0)」である。したがって、OR回路69及びDFF70の各出力も「吐出(0)」となり、非吐出ノズルは検出されない。
(e)4'ライン目の処理について、
一方、第4吐出周期において、4'ライン目の2、4番目のノズルの4値データが「10」(中滴)、「11」(大滴)の場合、2、4番目のノズルの非吐出判定が「吐出(0)」になり、DFF64は1、2、4番目のノズルの値のみが「吐出(0)」となっている。このためAND回路65の1、2、4番目のノズルの出力波形が「吐出(0)」となり、3番目のノズルの出力波形が「非吐出(1)」となる。そして、4'ライン目が最終ページの最終ラインとなるため、最終ページ最終ライン検出部267から1が出力される。このとき、AND回路65の3番目の出力波形が「非吐出(1)」であるため、AND回路268(AND2)の出力は「非吐出(1)」となる。したがって、OR回路69及びDFF70の各出力も「非吐出(1)」となり、非吐出ノズルが検出される。このように、OR回路69及びDFF70が非吐出ノズル有無検出回路として機能する。
以上、詳細に説明したように本実施形態のプリンタによると、複数のノズル8について非吐出ノズルが少なくとも1つあるか否かを簡単な回路構成で迅速に検出することができる。
また、SRAM63を参照することなく、複数のノズル8について非吐出ノズルが少なくとも1つあるか否かを、集計回路によりより迅速に検出することができる。
さらに、非吐出ノズル有無検出回路により、集計トリガ信号が出力された吐出周期までに非吐出ノズルが少なくとも1つあるか否かを知ることができる。
なお、最終ページ最終ライン検出部267が集計トリガ信号として最終ページの最終ラインで1を出力する構成であるが、集計トリガ信号は、任意のタイミングで出力してもよい。
<変形例>
本発明の第2実施形態の変形例について図8を参照しつつ説明する。本実施形態においては、非吐出ノズル有無検出回路であるOR回路69及びDFF70により、AND回路65の非吐出ノズルが検出されたときの出力結果がDFF70にラッチされる構成であるが非吐出ノズルが検出されれば他の構成であってもよい。例えば、図8に示すように、OR回路69及びDFF70の替りに、AND回路65の非吐出ノズルが検出されたときの出力結果をカウントするアップカウンタ(非吐出ノズル数検出回路)370を配置してもよい。
これによると、集計トリガ信号が出力された吐出周期までに非吐出ノズルの数を知ることができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態について図9を参照しつつ説明する。なお、第1及び第2実施形態と実質的に同じ部材及び処理手順については同一の符号を付して説明を省略する。上述の第2実施形態においては、全てのノズル8に対して1つの集計回路を設ける構成であるが、本実施形態においては、全てのノズル8をノズルユニット80毎に4つのブロックにグループ分けし、それぞれのブロックについて1つの集計回路を設ける構成となっている。
非吐出ノズル検出回路447は、4値データ受信部60と、非吐出判定部61と、RD/WRアドレス発生ステートマシン62と、SRAM63と、64bitのDFF64と、AND回路65と、DFF66と、互いに異なるノズルユニット80に対応する4つの集計回路B1〜B4とを有している。
集計回路B1〜B4は、最終ページ最終ライン検出部(集計トリガ信号出力回路)267と、ブロック1〜4検出部467a〜〜467dと、AND回路468、OR回路69と、DFF70とを有している。最終ページ最終ライン検出部267は、基準時から所定の吐出周期以上の期間における最終ページ且つ最終ラインの印刷を行うときに集計トリガ信号である1を出力し、それ以外のときは0を出力する。ブロック1〜4検出部467aは、互いに異なるノズルユニット80に対応しており、対応するノズルユニット80に属するノズル8に関する処理を行うときに1を出力し、それ以外のときは0を出力する。したがって、ブロック1〜4検出部467a〜467dの出力結果により、機能する集計回路B1〜B4が切り替わる。
AND回路468は、AND回路65の出力結果、及び、最終ページ最終ライン検出部267からの出力、ブロック1〜4検出部467a〜467dからの出力が入力される3つの入力部と、1つの出力部とを有している。AND回路468は、3つの入力部に共に1が入力された場合は非吐出信号1を出力部から出力し、それ以外の場合は吐出信号0を出力部から出力する。つまり、AND回路468は、対応するノズルユニット80について非吐出ノズルの有無を検出するときにのみ、AND回路65の出力結果を出力する。非吐出ノズルが検出されたときの出力結果は、DFF70にラッチされる。
以上、詳細に説明したように本実施形態のプリンタによると、それぞれが複数のノズル8から構成された各ブロックについて非吐出ノズルが少なくとも1つあるか否かを、簡単な回路構成で迅速に検出することができる。
また、集計トリガ信号が出力された吐出周期までに非吐出ノズルが少なくとも1つあるか否かをブロックごとに知ることができる。
なお、本実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、上述の実施形態では、説明の都合上、各回路を独立した構成で記載したが、これらの回路は互いに独立している必要はなく、実質的に等価の機能を有していればこれらの少なくとも2つ以上の回路が1つの回路として構成されていてもよい。
さらに、上述の実施形態においては、非吐出ノズルが検出されたときは同一のフラッシング処理を行う構成であるが、集計回路による集計結果、例えば、非吐出ノズルの数や発生頻度などによって、フラッシング処理の内容を変更してもよい。例えば予備吐出変更回路48は、非吐出ノズルがないこと(実施形態1、2)、非吐出ノズル数が所定数以下であること(変形例)、非吐出ノズルがないブロックが特定ブロックのみであること(実施形態3)が検出された場合に、フラッシング処理によるインクの総吐出量を下げるようにしてもよい。これによると、フラッシングの効率向上を図ることができる。
また、上述の実施形態においては、非吐出ノズル検出回路が、非吐出ノズルを検出する回路と、非吐出ノズルの有無を集計する回路とを有する構成であるが、集計回路を有さない構成であってもよい。この場合、SRAM63の記憶内容を直接検索することで非吐出ノズルの有無や数を検出することができる。
さらに、第3実施形態においては、ノズルユニット80に対応するように複数のノズル8をグループ分けする構成について説明したが、ノズルユニット80とは無関係に任意の関係でグループ分けしてもよい。
また、第1実施形態においては、集計回路が1つの構成についてのみ説明したが、第3実施形態と同様に、複数のノズル8をグループ分けしたブロック毎に集計回路を設けてもよい。
さらに、インクジェットプリンタに本発明を適用した例について説明したが、本発明は、液滴を記録媒体に吐出して画像を記録するあらゆる装置、例えば、複写機やファクシミリに適用可能である。
1…インクジェット式プリンタ
1p…制御部
2…インクジェットヘッド
2a…吐出面
2b…アクチュエータユニット
8…ノズル
60…4値データ受信部
61…非吐出判定部
62…RD/WRアドレス発生ステートマシン
63…SRAM
64、66、67、70…DFF
65…AND回路
67…DFF
68、69…OR回路

Claims (8)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルのそれぞれについて、基準時から第n吐出周期(nは自然数)までの液滴吐出の有無を示す情報を記憶する記憶回路と、
    前記複数のノズルのそれぞれからの第n+1吐出周期における液滴の吐出量を示すドットデータに基づいて、第n+1吐出周期における液滴吐出の有無を判定する判定回路と、
    前記複数のノズルのそれぞれについて、前記記憶回路に記憶された情報を、前記記憶回路からの情報及び前記判定回路からの情報に基づいて吐出周期ごとに更新する更新回路とを備え
    前記更新回路は、
    前記複数のノズルのそれぞれについて、前記判定回路からの第n+1吐出周期に係る液滴吐出の有無に係る情報と、前記記憶回路からの第n吐出周期までの液滴吐出の有無を示す情報とが入力され、それら入力された2つの情報の両方が液滴吐出の無いことを示している場合には第n+1吐出周期までに液滴吐出が無いことを示す情報を出力し、それ以外の場合には第n+1吐出周期までに液滴吐出が有ることを示す情報を出力する吐出履歴演算回路を含んでいることを特徴とする非吐出ノズル検出装置。
  2. 前記更新回路は、第1ラッチ回路と第2ラッチ回路とをさらに含んでおり、
    前記記憶回路に記憶された第n吐出周期までの前記複数のノズルに係る液滴吐出の有無を示す情報が、ノズル数よりも少ない複数である所定数分ずつ前記記憶回路から読み出されて前記第1ラッチ回路にラッチされ、前記第1ラッチ回路にラッチされた前記所定数分の情報が前記吐出履歴演算回路に入力され、
    前記吐出履歴演算回路から出力された情報が前記所定数分ずつ前記第2ラッチ回路にラッチされ、前記第2ラッチ回路にラッチされた情報にしたがって前記記憶回路に記憶された情報が更新されることを特徴とする請求項1に記載の非吐出ノズル検出装置。
  3. 前記記憶回路に記憶された第n吐出周期までの前記複数のノズルに係る液滴吐出の有無を示す情報を、前記所定数分ずつラッチする第3ラッチ回路と、
    前記第3ラッチ回路から前記所定数分の情報が入力され、その入力された前記所定数分の情報の少なくとも1つが液滴吐出の無いことを示している場合には当該所定数のノズルについて第n吐出周期までに液滴吐出が無いことを示す情報を出力し、それ以外の場合には当該所定数のノズルについて第n吐出周期までに液滴吐出が有ることを示す情報を出力する集計回路とをさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の非吐出ノズル検出装置。
  4. 前記複数のノズルに係る前記基準時からの液滴吐出の有無に関する情報を集計する集計回路をさらに備えており、
    前記集計回路は、
    所定のタイミングで集計トリガ信号を出力する集計トリガ信号出力回路と、
    前記複数のノズルそれぞれについて、前記集計トリガ信号出力回路から前記集計トリガ信号が出力された吐出周期における、前記吐出履歴演算回路から出力された情報に対応する信号を抽出する抽出回路とを含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の非吐出ノズル検出装置。
  5. 前記集計回路が、前記抽出回路からの信号に基づいて、前記複数のノズルの中に前記基準時から液滴吐出をしていないノズルが少なくとも1つあるかに関する情報を出力する非吐出ノズル有無検出回路をさらに含んでいることを特徴とする請求項4に記載の非吐出ノズル検出装置。
  6. 前記集計回路が、前記複数のノズルをグループ分けしてなる複数のブロックのそれぞれについて、前記抽出回路と、前記抽出回路からの信号に基づいて、各ブロックに属するノズルの中に前記基準時から液滴吐出をしていないノズルが少なくとも1つあるかに関する情報を出力する非吐出ノズル有無検出回路とを含んでいることを特徴とする請求項4に記載の非吐出ノズル検出装置。
  7. 前記集計回路が、前記抽出回路からの信号に基づいて、前記複数のノズルのうち前記基準時から液滴吐出をしていないノズルの数に関する情報を出力する非吐出ノズル数検出回路をさらに含んでいることを特徴とする請求項4又は5に記載の非吐出ノズル検出装置。
  8. 前記集計回路による集計結果に応じて、前記複数のノズルに係る予備吐出の内容を変更する予備吐出変更回路をさらに備えていることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の非吐出ノズル検出装置。
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