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JP6348424B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description

本発明は、電力変換装置に関する。
従来、車両に搭載されたモータを制御する車載電子制御装置が知られている。例えば特許文献1では、車両の衝突等によりモータが損傷を受けた場合、モータの駆動を停止する。
特開2009−254119号公報
例えばモータが車両補機への給電を行う補機電源を充電可能なオルタネータとして機能する場合、特許文献1のように、モータの異常検出時にモータの駆動を停止すると、補機電源の充電を行うことができなくなるため、補機電源の電圧が低下すると、車両の走行を継続できない虞がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転電機の巻線に地絡異常が生じた場合であっても、回転電機が適用されるシステムの機能を維持可能である電力変換装置を提供することにある。
本発明の電力変換装置は、複数相の巻線を有する回転電機の電力を変換するものであって、第1インバータと、第2インバータと、リレーと、制御部と、を備える。
第1インバータは、巻線の各相に対応して設けられる第1上アーム素子、および、第1上アーム素子の低電位側に接続される第1下アーム素子を有し、巻線の一端およびグランドと接続される第1電圧源に接続される。
第2インバータは、巻線の各相に対応して設けられる第2上アーム素子、および、第2上アーム素子の低電位側に接続される第2下アーム素子を有し、巻線の他端およびグランドと非接続である第2電圧源に接続される。
リレーは、第1インバータの低電位側と第1電圧源との間に設けられる。
制御部は、インバータ制御手段、リレー制御手段、および、地絡検出手段を有する。
インバータ制御手段は、第1インバータおよび第2インバータを制御する。リレー制御手段は、リレーの開閉を制御する。地絡検出手段は、巻線の地絡を検出する。
巻線の地絡が検出された場合、リレー制御手段はリレーを開とし、インバータ制御手段は電力要求に応じて第1インバータおよび第2インバータを制御する。
本発明では、接地される第1電圧源の低電位側に設けられるリレーを開とすることで、巻線に地絡が発生した場合に地絡電流が流れるのを防ぐことができる。
また本発明では、巻線の両側にインバータが設けられているので、リレーが開の状態にて、電力要求に応じて第1インバータおよび第2インバータを制御することで、地絡異常が生じた場合であっても、回転電機が適用されるシステムの機能を維持可能である。
本発明の一実施形態による補機駆動システムを示す概略構成図である。 本発明の一実施形態による第1片側駆動動作を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による第2片側駆動動作を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による反転駆動動作を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による同相駆動動作を説明する説明図である。 本発明の一実施形態のW相コイルが地絡した場合の地絡電流を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による地絡時制御処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態による地絡時放電駆動を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による地絡時充電駆動を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による地絡時充電駆動時のスイッチング素子のオンオフ状態および充電電流を説明する説明図である。
以下、本発明による電力変換装置を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態による電力変換装置を図1〜図10に基づいて説明する。
図1に示すように、回転電機駆動システム5は、図示しない車両に搭載される補機駆動システム1に適用される。補機駆動システム1は、回転電機駆動システム5、第1電圧電としての第1電源41、第2電圧源としての第2電源42、および、負荷58等を備える。
回転電機駆動システム5は、電力変換装置6、および、回転電機としてのモータジェネレータ10を備える。
モータジェネレータ10は、3相交流の回転機である。本実施形態のモータジェネレータ10は、エンジン90と接続され、第1電源41および第2電源42の電力によって駆動されることでエンジン90を始動させるスタータとしての機能、および、エンジン90から伝わる運動エネルギによって駆動されて発電するオルタネータとしての機能を併せ持つISG(Integrated Starter Generator)である。
モータジェネレータ10は、U相コイル11、V相コイル12、および、W相コイル13を有する。U相コイル11、V相コイル12およびW相コイル13が「巻線」に対応する。以下適宜、U相コイル11、V相コイル12およびW相コイル13を「コイル11〜13」という。コイル11〜13は、図示しないステータコアに巻回される。
電力変換装置6は、モータジェネレータ10の電力を変換するものであって、第1インバータ20、第2インバータ30、電流センサ51〜53、高電位側リレー56、低電位側リレー57、第1制御部61、および、第2制御部66等を備える。
第1インバータ20は、コイル11〜13への通電を切り替える3相インバータであり、6つのスイッチング素子であるU1上アーム素子21、V1上アーム素子22、W1上アーム素子23、U1下アーム素子24、V1下アーム素子25、および、W1下アーム素子26を有する。以下適宜、U1上アーム素子21、V1上アーム素子22、W1上アーム素子23、U1下アーム素子24、V1下アーム素子25、および、W1下アーム素子26を「(第1)スイッチング素子21〜26」という。
U1上アーム素子21はU1下アーム素子24の高電位側に接続され、V1上アーム素子はV1下アーム素子25の高電位側に接続され、W1上アーム素子23は、W1下アーム素子26の高電位側に接続される。以下適宜、高電位側に接続されるU1上アーム素子21、V1上アーム素子22、および、W1上アーム素子23を「第1上アーム素子21〜23」、低電位側に接続されるU1下アーム素子24、V1下アーム素子25、および、W1下アーム素子26を「第1下アーム素子24〜26」という。
第1インバータ20は、コイル11、12、13の一端111、121、131と第1電源41との間に接続される。具体的には、U1上アーム素子21とU1下アーム素子24との接続点27がU相コイル11の一端111に接続され、V1上アーム素子22とV1下アーム素子25の接続点28がV相コイル12の一端121に接続され、W1上アーム素子23とW1下アーム素子26との接続点29がW相コイル13の一端131に接続される。また、第1上アーム素子21〜23の高電位側を接続する高電位側配線46が第1電源41の正極と接続され、第1下アーム素子24〜26の低電位側を接続する低電位側配線47が第1電源41の負極と接続される。
第2インバータ30は、コイル11〜13への通電を切り替える3相インバータであり、6つのスイッチング素子であるU2上アーム素子31、V2上アーム素子32、W2上アーム素子33、U2下アーム素子34、V2下アーム素子35、および、W2下アーム素子36を有する。以下適宜、U2上アーム素子31、V2上アーム素子32、W2上アーム素子33、U2下アーム素子34、V2下アーム素子35、および、W2下アーム素子36を「(第2)スイッチング素子31〜36」という。
U2上アーム素子31はU2下アーム素子34の高電位側に接続され、V2上アーム素子32はV2下アーム素子35の高電位側に接続され、W2上アーム素子33はW2下アーム素子36の高電位側に接続される。以下適宜、高電位側に接続されるU2上アーム素子31、V2上アーム素子32およびW2上アーム素子33を「第2上アーム素子31〜33」、低電位側に接続されるU2下アーム素子34、V2下アーム素子35およびW2下アーム素子36を「第2下アーム素子34〜36」という。
第2インバータ30は、コイル11、12、13の他端112、122、132と第2電源42との間に接続される。具体的には、U2上アーム素子31とU2下アーム素子34との接続点37がU相コイル11の他端112に接続され、V2上アーム素子32とV2下アーム素子35との接続点38がV相コイル12の他端122に接続され、W2上アーム素子33とW2下アーム素子36との接続点39がW相コイル13の他端132に接続される。また、第2上アーム素子31〜33の高電位側を接続する高電位側配線48が第2電源42の正極と接続され、第2下アーム素子34〜36の低電位側を接続する低電位側配線49が第2電源42の負極と接続される。
このように、本実施形態では、第1インバータ20および第2インバータ30がコイル11〜13の両側に接続される。
本実施形態では、スイッチング素子21〜26、31〜36は、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)であるが、MOSFET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)やその他の素子を用いてもよい。
第1電源41は、充放電可能な直流電源であり、第1インバータ20と接続され、第1インバータ20を経由してモータジェネレータ10と電力を授受可能に設けられる。また、第1電源41は、負荷58と接続され、負荷58に給電可能である。本実施形態の第1電源41は、12[V]の鉛蓄電池である。
第2電源42は、充放電可能な直流電源であり、第2インバータ30と接続され、第2インバータ30を経由してモータジェネレータ10と電力を授受可能に設けられる。本実施形態の第2電源42は、48[V]のリチウム蓄電池である。
本実施形態では、第1電源41の電圧を第1電源電圧Vb1とし、第2電源42の電圧を第2電源電圧Vb2とする。また、本実施形態では、第1電源41は、第2電源42より高容量であり、第2電源42は、第1電源41より高出力である。
第1コンデンサ43は、第1電源41から第1インバータ20側への電流、または、第1インバータ20から第1電源41側への電流を平滑化する平滑コンデンサである。
第2コンデンサ44は、第2電源42から第2インバータ30側への電流、または、第2インバータ30側から第2電源42側への電流を平滑化する平滑コンデンサである。
U相電流センサ51は、U相コイル11に通電される電流であるU相電流Iuを検出する。V相電流センサ52は、V相コイル12に通電される電流であるV相電流Ivを検出する。W相電流センサ53は、W相コイル13に流れる電流であるW相電流Iwを検出うする。電流センサ51、52、53は、例えばホールICにより構成され、第1インバータ20とコイル11〜13との間に設けられる。以下、電流センサ51、52、53により検出されるU相電流Iu、V相電流Iv、および、W相電流Iwに係る検出値を、「電流検出値Iu_s、Iv_s、Iw_s」という。
高電位側リレー56は、第1電源41の正極と第1インバータ20との間に設けられ、第1電源41と第1インバータ20との間の電流の導通および遮断を切り替え可能である。
低電位側リレー57は、第1電源41の負極と第1インバータ20との間に設けられ、第1電源41と第1インバータ20との間の電流の導通および遮断を切り替え可能である。また、低電位側リレー57は、コイル11〜13および第1インバータ20と、グランドとの間の電流の導通および遮断を切り替え可能である、と捉えることもできる。本実施形態では、低電位側リレー57が「リレー」に対応する。
高電位側リレー56および低電位側リレー57は、スイッチング素子21等と同様のIGBT等の半導体素子であってもよいし、メカリレーであってもよい。
負荷58は、第1電源41の電力が供給される定電圧負荷である。負荷58は、例えば図示しないアクセサリ電源を経由して第1電源41の電力が供給される補機類や電装品等を含む。すなわち、本実施形態の第1電源41は、補機電源として機能する。少なくとも一部の負荷58のマイナス端子は、図示しない車体に接続されることで、接地される。したがって、第1電源41は、車体を経由してグランドと接続される。一方、第2電源42は、車体とは絶縁されており、グランドと接続されていない。
第1制御部61は、第1インバータ制御部62、リレー制御部63、第1充電判定部64、および、異常検出部65を有する。第2制御部66は、第2インバータ制御部67、および、第2充電判定部68を有する。
第1制御部61および第2制御部66は、いずれも通常のコンピュータ等として構成されており、内部にはCPU、ROM、RAM、I/O、および、これらの構成を接続するバスライン等を備える。第1制御部61および第2制御部66における各処理は、予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であってもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。なお、煩雑になることを避けるため、第1制御部61および第2制御部66に係る制御線を適宜省略した。
第1インバータ制御部62は、モータジェネレータ10の駆動要求、第1電源41および第2電源42の充電要求、ならびに、負荷58の給電要求等に基づき、第1インバータ20を制御する。本実施形態では、モータジェネレータ10の駆動要求、第1電源41および第2電源42の充電要求、ならびに、負荷58の給電要求を、「電力要求」とする。
詳細には、第1インバータ制御部62は、電力要求に応じた駆動動作となるように、第1スイッチング素子21〜26のオンオフ作動を制御する第1制御信号を生成し、第1スイッチング素子21〜26のゲートに出力する。
リレー制御部63は、高電位側リレー56および低電位側リレー57の開閉を制御する。
第1充電判定部64は、第1電源41の充電状態を判定する。本実施形態では、第1電源41は、第1電源電圧Vb1が充電判定電圧Vb0以上となるように制御される。
異常検出部65は、回転電機駆動システム5の異常を判定する。本実施形態では、例えば、電流センサ51〜53により検出される電流検出値Iu_s、Iv_s、Iw_sと電流指令値Iu*、Iv*、Iw*とを比較し、コイル11〜13がグランドと短絡する地絡異常が生じているか否かを判定する。また、異常検出部65は、コイル11〜13のいずれかが地絡している場合、地絡相を特定する。なお、地絡異常には、コイル11〜13のいずれかとグランドとが完全に導通している状態に限らず、絶縁されているコイル11〜13とグランドとの間にて通電が許容されているような状態を含む。
第2インバータ制御部67は、電力要求に基づき、第2インバータ30を制御する。詳細には、第2インバータ制御部67は、電力要求に応じた駆動動作となるように、第2スイッチング素子31〜36のオンオフ作動を制御する第2制御信号を生成し、第2スイッチング素子31〜36のゲートに出力する。
第2充電判定部68は、第2電源42の充電状態を判定する。
ここで、正常時における回転電機駆動システム5の動作について、図2〜図5に基づいて説明する。図2等において、オンされるスイッチング素子を実線、オフされるスイッチング素子を破線で示す。また、図2等において、エンジン90、および、制御部61、66等の記載を適宜省略した。なお、回転電機駆動システム5が起動しているとき、異常が生じていなければ、リレー制御部63は、高電位側リレー56および低電位側リレー57を閉にする。第1インバータ20を中性点化する場合には、高電位側リレー56および低電位側リレー57を開としてもよい。
まず、第1電源41および第2電源42の少なくとも一方の電力を用いてモータジェネレータ10を駆動する場合を説明する。
(1)第1片側駆動動作
第1電源41の電力によりモータジェネレータ10を駆動する場合、第1インバータ20および第2インバータ30を第1片側駆動動作とする。第1片側駆動動作では、図2に示すように、第2上アーム素子31〜33の全相、または、第2下アーム素子34〜36の一方をオン、他方をオフすることで、第2インバータ30を中性点化する。なお、熱損失の偏りを低減すべく、第2上アーム素子31〜33がオンされる状態と、第2下アーム素子34〜36がオンされる状態とを適宜切り替えるようにしてもよい。
また、電力要求に応じ、PWM制御等により第1インバータ20を制御する。
図2に示す例では、U1上アーム素子21、V1下アーム素子25、W1下アーム素子26、および、第2上アーム素子31〜33がオンされる。このとき、図2中に矢印Y11に示す経路の電流が流れ、モータジェネレータ10には、パルスの高さが第1電源電圧Vb1の駆動電圧が印加される。
また、矢印YL1で示すように、負荷58には第1電源41から電力が供給される。後述する第2片側駆動動作、および、反転駆動動作においても同様である。
(2)第2片側駆動動作
第2電源42の電力によりモータジェネレータ10を駆動する場合、第1インバータ20および第2インバータ30を第2片側駆動動作とする。第2片側駆動動作では、図3に示すように、第1上アーム素子21〜23の全相、または、第1下アーム素子24〜26の全相の一方をオン、他方をオフすることで、第1インバータ20を中性点化する。なお、熱損失の偏りを低減すべく、第1上アーム素子21〜23がオンされる状態と、第1下アーム素子24〜26がオンされる状態とを適宜切り替えるようにしてもよい。後述する地絡時放電駆動時についても同様である。
また、電力要求に応じ、PWM制御等により第2インバータ30を制御する。
片側駆動動作において、中性点化されない側の第1インバータ20および第2インバータ30の制御方法は、PWM制御に限らず、どのような制御方法としてもよい。後述する他の駆動動作においても同様である。
図3に示す例では、第1上アーム素子21〜23、U2上アーム素子31、V2下アーム素子35、および、W2下アーム素子36がオンされる。このとき、図3中に矢印Y12に示す経路の電流が流れ、モータジェネレータ10には、パルスの高さが第2電源電圧Vb2である駆動電圧が印加される。
(3)反転駆動動作
第1電源41および第2電源42の電力によりモータジェネレータ10を駆動する場合、第1インバータ20および第2インバータ30を反転駆動動作とする。反転駆動動作では、電力要求に応じた第1基本波F1に基づいて第1インバータ20の駆動を制御し、電力要求に応じた第2基本波F2に基づいて第2インバータ30の駆動を制御する。
本実施形態では、第1制御部61が第1インバータ20の電圧指令に応じた第1基本波F1とキャリア波との比較により第1制御信号を生成し、第2制御部66が第2インバータ30の電圧指令に応じた第2基本波F2とキャリア波との比較により第2制御信号を生成するものとする。反転駆動動作において、第1基本波F1と第2基本波F2とは、位相が反転される。換言すると、第1基本波F1と第2基本波F2とは、位相が略180[°]ずれている。なお、第1基本波F1と第2基本波F2との位相差は、180[°]であるが、第1電源電圧Vb1と第2電源電圧Vb2との和に相当する電圧をモータジェネレータ10に印加可能な程度のずれは許容される。
第1基本波F1および第2基本波F2の振幅および波形が等しい場合、各相にてオンされる素子が第1インバータ20と第2インバータ30とで上下反対となる。図4に示す例では、U1上アーム素子21、V1下アーム素子25、W1下アーム素子26、V2上アーム素子32、W2上アーム素子33、および、U2下アーム素子34がオンされ、矢印Y13で示す経路の電流が流れる。このとき、モータジェネレータ10には、パルスの高さが第1電源電圧Vb1と第2電源電圧Vb2の和に相当する電圧(すなわちVb1+Vb2)が駆動電圧として印加される。
なお、第1基本波F1および第2基本波F2は、振幅が等しくてもよいし、異なっていてもよい。また、第1基本波F1および第2基本波F2は、いずれも正弦波である場合のように同様の波形であってもよいし、例えば第1インバータ20または第2インバータ30の一方を正弦波PWM制御し、他方を過変調PWM制御するといった場合のように、波形が異なっていてもよい。また、振幅を無限大とみなし、基本波F1、F2の半周期ごとにオンオフが切り替えられる矩形波制御としてもよい。矩形波制御は、180度通電制御ともいえる。また、矩形波制御に替えて、基本波F1、F2に基づく120度通電制御としてもよい。180度通電制御または120度通電制御では、スイッチング回数が低減されるので、スイッチング損失を低減することができる。後述する同相駆動動作の場合も同様である。
なお、反転駆動動作にて、振幅や波形が異なる場合、各相にてオンされる素子は、第1インバータ20と第2インバータ30とで、必ずしも上下反対にならない。
本実施形態では、モータジェネレータ10はISGであって、エンジン90のスタータとして機能する。そのため、アイドルストップからの復帰時や冷間始動時等の高出力動作が必要な場合、第1インバータ20および第2インバータ30を反転駆動動作させ、第1電源41および第2電源42からの電力をモータジェネレータ10へ供給可能であるので、モータジェネレータ10の出力を高めることができる。
(4)同相駆動動作
同相駆動動作において、第1基本波F1と第2基本波F2とは、同位相とする。同相駆動動作では、第1基本波F1と第2基本波F2の位相差は0[°]であるが、第1電源電圧Vb1と第2電源電圧Vb2との差に相当する電圧をモータジェネレータ10に印加可能な程度のずれは許容される。
第1基本波F1および第2基本波F2の振幅および波形が等しい場合、各相にてオンされる素子が第1インバータ20と第2インバータ30とで上下同じとなる。図5に示す例では、U1上アーム素子21、V1下アーム素子25、W1下アーム素子26、U2上アーム素子31、V2下アーム素子35、および、W2下アーム素子36がオンされ、矢印Y14で示す経路の電流が流れる。
このとき、モータジェネレータ10には、第1電源電圧Vb1と第2電源電圧Vb2との差に相当する電圧が駆動電圧として印加され、電圧が低い方の電源が高い方の電源の電力により充電される。本実施形態では、第2電源電圧Vb2が第1電源電圧Vb1より大きいので、モータジェネレータ10には、パルスの高さが(Vb2−Vb1)に相当する電圧が駆動電圧として印加され、第2電源42の電力により第1電源41が充電される。また、負荷58には、第2電源42から電力が供給される。
なお、同相駆動動作にて、振幅や波形が異なる場合、各相にてオンされる素子は、第1インバータ20と第2インバータ30とで、必ずしも上下同じにならない。
同相駆動動作は、第1電源41の充電を伴うため、第1電源41のSOCが上限値に近く、第1電源41を充電できない場合には実行されない。
モータジェネレータ10を駆動するとき、駆動電圧が低いほど、損失が小さい。そのため、要求される回転数およびトルクを実現可能な駆動動作のうち、駆動電圧が最も小さい駆動動作を選択することが望ましい。
なお、第1電源電圧Vb1と第2電源電圧Vb2とが等しい場合、第1片側駆動動作にてモータジェネレータ10に印加される駆動電圧と、第2片側駆動動作にてモータジェネレータ10に印加される駆動電圧とは等しい。この場合、例えばスイッチング素子21〜26、31〜36の熱損失等に応じ、第1片側駆動動作と第2片側駆動動作とを適宜切り替えるようにしてもよい。
次に、モータジェネレータ10がエンジン90により駆動されて発電が行われる場合の第1インバータ20および第2インバータ30の動作について説明する。
第1インバータ20および第2インバータ30を第1片側駆動動作とし、第2インバータ30を中性点化し、第1インバータ20をモータジェネレータ10の発電電力に基づいて回生動作させる。これにより、図2の矢印Y11と反対方向の電流が流れ、モータジェネレータ10の発電電力により第1電源41が充電されるとともに、モータジェネレータ10の発電電力が負荷58に給電される。
また、第1インバータ20および第2インバータ30を第2片側駆動動作とし、第1インバータ20を中性点化し、第2インバータ30をモータジェネレータ10の発電電力に基づいて回生動作させる。これにより、図3の矢印Y12と反対方向の電流が流れ、第2電源42が充電される。
次に、コイル11〜13が地絡した場合について説明する。
コイル11〜13は、製造過程や経時劣化等により、コイル11〜13の皮膜が破損して絶縁不良が生じ、例えばコイル11〜13とステータコアとが導通すると、ステータコアを経由してコイル11〜13とグランドとが導通する地絡異常が生じる。本実施形態では、第1電源41は、負荷58と接続されており、接地されている。そのため、図6中に記号S1で示すようにW相コイル13が地絡している状態にてエンジン90のエネルギや回生エネルギ等の外力によりモータジェネレータ10が回転すると、矢印YS1で示すように、グランドを経由して地絡電流が流れる。地絡電流が流れると、W相コイル13の発熱や損傷等により、モータジェネレータ10が駆動できなくなる虞がある。U相コイル11またはV相コイル12が地絡した場合についても同様である。
本実施形態のように、回転電機駆動システム5が補機駆動システム1に適用されている場合、車両走行中においては、地絡異常が生じていたとしても一時的な走行機能を確保すべく、モータジェネレータ10へのダメージを抑えた状態にてモータジェネレータ10の駆動を継続し、負荷58への給電を継続することが望ましい。
そこで本実施形態では、負荷58への給電を継続すべく、第1電源41の充電状態を適切に制御する。本実施形態の地絡時制御処理を図7に示すフローチャートに基づいて説明する。地絡時制御処理は、所定の周期で実行される。本実施形態では、ステップS101(以下、「ステップ」を省略し、単に記号「S」と記す。)およびS105の処理が第1充電判定部64にて行われ、S102およびS103の処理が異常検出部65にて行われ、S104、S106およびS107の処理が第1インバータ制御部62および第2インバータ制御部67、ならびに、リレー制御部63にて行われる。
以下、W相コイル13が地絡しているものとし、W相を「地絡相」、地絡していないU相およびV相を「正常相」とする。
S101では、第1電源41の充電判定電圧Vb0を読み込む。充電判定電圧Vb0は、第1電源41の充電要否の判定に係る閾値であって、第1電源電圧Vb1が充電判定電圧Vb0未満である場合、第1電源41の充電が必要であると判定する。
S102では、電流センサ51〜53により検出される各相電流Iu、Iv、Iw等に基づき、コイル11〜13の地絡判定を行う。コイル11〜13に地絡が生じている場合、地絡が生じている相の特定を併せて行う。
S103では、コイル11〜13のいずれかに地絡が発生しているか否かを判断する。コイル11〜13のいずれかに地絡が発生していると判断された場合(S103:YES)、S105へ移行する。コイル11〜13に地絡が発生していないと判断された場合(S103:NO)、S104へ移行する。
S104では、第1インバータ20および第2インバータ30を通常駆動とする。通常駆動では、上述の通り、電力要求に応じ、片側駆動動作、反転駆動動作、または、同相駆動動作となるように、第1インバータ20および第2インバータ30を制御する。
コイル11〜13のいずれかに地絡が発生していると判断された場合(S103:YES)に移行するS105では、第1電源電圧Vb1が、充電判定電圧Vb0より大きいか否かを判断する。第1電源電圧Vb1が充電判定電圧Vb0以下であると判断された場合(S105:NO)、第1電源41の充電要求があると判定され、S107へ移行する。第1電源電圧Vb1が充電判定電圧Vb0より大きいと判断された場合(S105:YES)、第1電源41の充電要求がないと判定され、S106へ移行する。
S106では、第1電源41の地絡時放電駆動とする。
図8に示すように、地絡時放電駆動では、リレー制御部63は、高電位側リレー56および低電位側リレー57を開にする。また、インバータ制御部62、67は、第1インバータ20側を中性点化し、電力要求に応じて第2インバータ30を制御する。モータジェネレータ10がエンジン90により駆動されて発電機として機能する場合、例えば、第1下アーム素子24〜26、U2上アーム素子31、V2下アーム素子35、および、W2下アーム素子36がオンされているとき、矢印YD1で示す経路の電流が流れることで、第2電源42が充電される。
また、負荷58には、第1電源41から電力が供給される。
第1電源電圧Vb1が充電判定電圧Vb0以下であると判断された場合(S105:NO)に移行するS107では、第1電源41の地絡時充電駆動とする。
図9に示すように、地絡時充電駆動では、リレー制御部63は、高電位側リレー56を閉、低電位側リレー57を開とする。
インバータ制御部62、67は、スイッチング素子21〜26、31〜36のオンオフ作動を制御する。具体的には、図9および図10に示すように、グランドに接続されていない側のインバータである第2インバータ30の短絡相(図9、図10の例ではW相)の下アーム素子36をオンにする。また、正常相(図9、図10の例ではU相)の第1上アーム素子21または第2上アーム素子31の一方をオン、他方を第1電源41の充電要求、負荷58の給電要求および電位差等に応じてオンオフを切り替えるスイッチング制御とする。図10に示すように、本実施形態では、U2上アーム素子31をオンし、U1上アーム素子21をスイッチング制御している。
図10(c)および図9中に矢印YC1で示すように、U1上アーム素子21のオンオフに応じた充電電流が流れることで、第1電源41が充電されるとともに、負荷58への給電が行われる。地絡時充電駆動では、図9に示すように、地絡箇所を利用して充電を行うため、長期間に亘って地絡時充電駆動が行われると、発熱や地絡箇所の損傷状態の悪化に繋がる虞がある。そのため、例えば地絡時充電駆動の継続期間が所定期間を超えた場合、地絡時充電駆動を中止する等、一時的な退避モードとして用いることが好ましい。
本実施形態のモータジェネレータ10はISGであり、図示しないロータに設けられる界磁巻線に通電することでロータに磁極が発生する構成となっている。そのため、地絡時充電駆動を行っても、界磁巻線に通電しなければ、多少のブレーキトルクが発生する可能性があるものの、地絡時充電駆動に支障はない。
なお、地絡時充電駆動中において、モータジェネレータ10は回転していてもよいし、停止していてもよい。
以上詳述したように、本実施形態の電力変換装置6は、複数相のコイル11、12、13を有するモータジェネレータ10の電力を変換するものであって、第1インバータ20と、第2インバータ30と、低電位側リレー57と、第1制御部61および第2制御部66と、を有する。
第1インバータ20は、第1上アーム素子21〜23、および、第1下アーム素子24〜26を有し、コイル11、12、13の一端111、121、131およびグランドと接続される第1電源41に接続される。第1上アーム素子21〜23は、コイル11〜13の各相に対応して設けられる。第1上アーム素子24〜26は、コイル11〜13の各相に対応して設けられ、第1上アーム素子21〜23の低電位側に接続される。
第2インバータ30は、第2上アーム素子31〜33、および、第2下アーム素子34〜36を有し、コイル11、12、13の他端112、122、132およびグランドと非接続である第2電源42に接続される。第2上アーム素子31〜33は、コイル11〜13の各相に対応して設けられる。第2下アーム素子34〜36は、コイル11〜13の各相に対応して設けられ、第2上アーム素子31〜33の低電位側に接続される。
低電位側リレー57は、第1インバータ20の低電位側と第1電源41との間に設けられる。
第1制御部61は、第1インバータ制御部62、リレー制御部63、および、異常検出部65を有する。第2制御部66は、第2インバータ制御部67を有する。
第1インバータ制御部62は、第1インバータ20を制御する。第2インバータ制御部67は、第2インバータ30を制御する。リレー制御部63は、低電位側リレー57の開閉を制御する。異常検出部65は、コイル11〜13の地絡を検出する。コイル11〜13の地絡が検出された場合、リレー制御部63は低電位側リレー57を開とし、インバータ制御部62、67は電力要求に応じて第1インバータ20および第2インバータ30を制御する。
本実施形態では、接地される第1電源41の低電位側に設けられる低電位側リレー57を開とすることで、コイル11〜13に地絡が発生した場合に地絡電流が流れるのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、コイル11〜13の両側にそれぞれインバータ20、30が設けられているので、低電位側リレー57が開の状態にて、電力要求に応じて第1インバータ20および第2インバータ30が制御することで、地絡異常が生じた場合であっても、モータジェネレータ10が適用される補機駆動システム1の機能を維持可能である。具体的には、補機駆動システム1の機能には、モータジェネレータ10の駆動、第1電源41および第2電源42の充電、ならびに、負荷58への給電が含まれる。
第1制御部61は、第1電源41の充電要求の有無を判定する第1充電判定部64を備える。
コイル11〜13の地絡が検出され(図7中のS103:YES)、かつ、第1電源41の充電要求がない場合(S105:YES)、第1インバータ制御部62は、第1上アーム素子21〜23の全相、または、第1下アーム素子24〜26の全相の一方をオン、他方をオフする。これにより、第1インバータ20側が中性点化される。また、第2インバータ制御部67は、電力要求に基づいて第2インバータ30を制御する。
これにより、地絡異常が生じた場合であっても、モータジェネレータ10の駆動要求、および、第2電源42の充電要求等に応じ、回転電機駆動システム5を適切に制御することができる。
コイル11〜13が地絡している相を地絡相、地絡していない相を正常相とする。
コイル11〜13の地絡が検出され(S103:YES)、かつ、第1電源41の充電要求がある場合(S105:NO)、第2インバータ制御部67は、地絡相の第2下アーム素子をオンし、第1インバータ制御部62は、第1インバータ制御部62は、正常相の少なくとも1相の第1上アーム素子または第2上アーム素子の一方をオンし、他方をスイッチング制御する。
これにより、地絡異常が生じた場合であっても、第1電源41を適切に充電することができる。特に、第1電源41に負荷58が接続されている場合、負荷58への給電を継続することができる。
本実施形態では、第1制御部61および第2制御部66が「制御部」に対応する。また、第1インバータ制御部62および第2インバータ制御部67が「インバータ制御手段」に対応し、リレー制御部63が「リレー制御手段」に対応し、第1充電判定部64が「充電判定手段」に対応し、異常検出部65が「地絡検出手段」に対応する。
(他の実施形態)
(ア)地絡検出手段
上記実施形態では、電流指令値と電流検出値との比較により、地絡検出を行う。他の実施形態では、地絡検出方法は、電流指令値と電流検出値との比較に限らず、どのような方法としてもよい。
また、上記実施形態では、電流検出値は、第1インバータと巻線との間に設けられる電流センサから取得される。他の実施形態では、電流センサは、第2インバータと巻線との間等、第1インバータと巻線との間以外の箇所に設けてもよい。また、上記実施形態では、電流センサは3相に設けられる。他の実施形態では、電流センサの一部を省略してもよく、例えば、電流センサを2相に設け、他1相の電流検出値は、3相和=0より求めてもよい。また、電流センサを省略し、制御部にて内部的に実電流を推定するようにしてもよい。
(イ)地絡時充電駆動
上記実施形態では、正常相うちの1相の第1上アーム素子の一方をオン、他方をスイッチング制御する。他の実施形態では、正常相の複数の相の第1上アーム素子の一方をオン、他方をスイッチング制御するようにしてもよい。
(ウ)リレー
上記実施形態では、第1電圧源と第1インバータとの間には、高電位側リレーおよび低電位側リレーが設けられる。他の実施形態では、高電位側リレーを省略してもよい。
(エ)第1電圧源、第2電圧源
上記実施形態では、第1電圧源が12[V]電源であり、第2電圧源が48[V]電源である。他の実施形態では、第1電圧源および第2電圧源の電圧は、12[V]および48[V]に限らず、いくつであってもよい。上記実施形態では、第1電源電圧よりも第2電源電圧が大きい。他の実施形態では、第1電源電圧が第2電源電圧以上であってもよい。なお、第1電源電圧が第2電源電圧以上である場合、昇圧駆動を行うことで、第1電圧源を充電可能である。
上記実施形態では、第1電圧源を鉛蓄電池とし、第2電圧源をリチウム蓄電池とした。他の実施形態では、第1電圧源および第2電圧源は、例えば、電気二重層キャパシタ等、充放電可能などのような蓄電装置を用いてもよい。また、第1電圧源および第2電圧源は、蓄電装置の種類が同一でもよいし、異なっていてもよい。
上記実施形態では、第1電圧源は、車体を経由してグランドと接続される。他の実施形態では、車体を経由せずに、第1電圧源とグランドとが接続されるように構成してもよい。
(オ)回転電機駆動システム
上記実施形態では、回転電機は、3相交流の回転機である。他の実施形態では、4相以上の回転機としてもよい。また、上記実施形態では、ISGである。他の実施形態では、回転電機をISG以外の装置としてもよい。この場合、界磁巻線に替えて、磁石がロータに設けられるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、回転電機駆動システムは、車両の補機駆動システムに適用される、第1電圧源に負荷が接続される。他の実施形態では、回転電機駆動システムを補機駆動システム以外のシステムに適用してもよい。また、第1電圧源に負荷が接続されていなくてもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
6・・・電力変換装置
11〜13・・・コイル(巻線)
20・・・第1インバータ 30・・・第2インバータ
41・・・第1電源(第1電圧源) 42・・・第2電源(第2電圧源)
57・・・低電位側リレー(リレー)
61・・・第1制御部(制御部) 66・・・第2制御部(制御部)
62・・・第1インバータ制御部(インバータ制御手段)
63・・・リレー制御部(リレー制御手段)
65・・・異常検出部(地絡検出手段)
67・・・第2インバータ制御部(インバータ制御手段)

Claims (3)

  1. 複数相の巻線(11、12、13)を有する回転電機(10)の電力を変換する電力変換装置であって、
    前記巻線の各相に対応して設けられる第1上アーム素子(21、22、23)および前記第1上アーム素子の低電位側に接続される第1下アーム素子(24、25、26)を有し、前記巻線の一端(111、121、131)およびグランドと接続される第1電圧源(41)に接続される第1インバータ(20)と、
    前記巻線の各相に対応して設けられる第2上アーム素子(31、32、33)および前記第2上アーム素子の低電位側に接続される第2下アーム素子(34、35、36)を有し、前記巻線の他端(112、122、132)およびグランドと非接続である第2電圧源(42)に接続される第2インバータ(30)と、
    前記第1インバータの低電位側と前記第1電圧源との間に設けられるリレー(57)と、
    前記第1インバータおよび前記第2インバータを制御するインバータ制御手段(62、67)、前記リレーの開閉を制御するリレー制御手段(63)、および、前記巻線の地絡を検出する地絡検出手段(65)を有する制御部(61、66)と、
    を備え、
    前記巻線の地絡が検出された場合、
    前記リレー制御手段は、前記リレーを開とし、
    前記インバータ制御手段は、電力要求に応じて前記第1インバータおよび前記第2インバータを制御することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記制御部は、前記第1電圧源の充電要求の有無を判定する充電判定手段(64)を備え、
    前記巻線の地絡が検出され、かつ、前記第1電圧源の充電要求がない場合、
    前記インバータ制御手段は、
    前記第1上アーム素子の全相、または、前記第1下アーム素子の全相の一方をオン、他方をオフし、
    前記電力要求に基づいて前記第2インバータを制御することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御部は、前記第1電圧源の充電要求の有無を判定する充電判定手段(64)を備え、
    前記巻線の地絡が検出され、かつ、前記第1電圧源の充電要求がある場合、
    前記巻線が地絡している相を地絡相、地絡していない相を正常相とすると、
    前記インバータ制御手段は、
    前記地絡相の前記第2下アーム素子をオンし、
    前記正常相のうちの少なくとも1相の前記第1上アーム素子または前記第2上アーム素子の一方をオンし、他方をスイッチング制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
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