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JP6354079B2 - 複写偽造防止印刷物 - Google Patents
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JP6354079B2 - 複写偽造防止印刷物 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷物の偽造を防止するための印刷技術に関する。
チケット等の印刷物がデジタルコピー機等の複写機で複製(偽造)されて不正に使用されることを防ぐため、複写機で複写された場合に肉眼で把握できる程度の変化を複製物に生じさせるための印刷技術が種々提案されている。
例えば特許文献1には、画像部分と非画像部分とをベタ又は地紋で刷り分けてなる2色刷り印刷物であって、肉眼では判別しやすいが、複写後は再現濃度がほぼ同一となり判別しにくくなる2色のカラーの組合せによって、画像部分と非画像部分とが毛抜き合わせで印刷されているコピー防止印刷物について記載されている。
また、特許文献2には、500nm〜600nmの波長域で反射率の低いパープル系統、セピア系統、藍系統等の色からなり、50〜80%の網点又は線群を背景部として印刷し、更に同色で、地紋をベタ印刷することにより形成される複写不能領域を備えたものにおいて、背景部となる網点又は線群を、複写機の解像度に近い密度とし、かつ複写機で複写することによりモアレを生ずる角度で、読取り基準方向に対して傾斜させて印刷した複写不能帳票について記載されている。
また、特許文献3には、網点による背景部と、背景部全面に散在しかつベタによる地紋とを含む版で、光吸収性インク印刷層が印刷されている複写不能用紙について記載されている。
また、特許文献4には、文字及び背景の一方にリバーシブルサーモクロミックインクが用いられ、他方に通常の印刷インクが用いられたカラーコピー防止印刷物について記載されている。
特許第3306458号公報 特許第2990564号公報 特開平6−79992号公報 特開2000−6565号公報
前述のように、複写機で複写された場合に肉眼で把握できる程度の変化を複製物に生じさせるための印刷技術として、種々の技術が提案されている。しかしながら、特殊なインクが必要となる、印刷方法が複雑になる、といった問題があった。
一方、本発明者は、肉眼では認識しにくい程度の細かな万線(規則的に並んだ平行線の集まり)で、文字の濃淡が表現された印刷物を、複写機で複写した場合に、複製物における文字の見え方が、複写前の文字と比較して大きく変化する(文字自体が崩れる)現象を発見した。
本発明の一側面は、複写機で複製された複製物であることを肉眼で把握するための新規な印刷技術を提供することを目的としている。
本発明の一側面は、複写偽造防止印刷物であって、肉眼では認識しにくい程度の細かな模様で濃淡が表現された文字又は図形である特殊画像が印刷され、前記特殊画像は、複写機で複写された場合に肉眼で把握できる程度の変化を複製物に生じさせる。このような構成によれば、特殊なインクを用いなくても、複写機で複製された複製物であることを肉眼で把握することができる。したがって、特殊なインクを用いて製造する場合や、複雑な印刷方法で製造する場合と比較して、製造コストの低減を図ることができ、また、印刷の制約が少なくなる分、印刷物の自由度を高くすることができる。
上記構成において、前記模様は、互いに間隔を空けて配置された複数の線である並列線を含み、前記並列線を構成する前記線の太さ及び前記線同士の間隔のうちの少なくとも一方は、複写機で複写された場合に前記線及び前記線同士に挟まれた部分のうち少なくとも一方が正常に再現されない値に設定されていてもよい。このような構成によれば、肉眼で自然な見え方を実現しつつ(違和感を抑えつつ)、複写前後での特殊画像の変化を生じやすくすることができる。ここでいう線とは、直線に限定されるものではなく、例えば曲線も含まれる。また、ここでいう線同士の間隔とは、線が描かれていない部分の幅である。線の太さは、一定であることが通常であるが、これに限定されるものではなく、一定でなくてもよい。同様に、線同士の間隔についても、一定でなくてもよい。模様は、並列線のみで構成されていてもよく、また、並列線以外の部分を含むものでもよい。
上記構成において、前記並列線を構成する前記線の太さが、0.05〜0.3mmであってもよい。このような構成によれば、複写機で複写された場合に、並列線を構成する線が正常に再現されにくくすることができる。
上記構成において、前記並列線を構成する前記線同士の間隔が、0.05〜0.3mmであってもよい。このような構成によれば、複写機で複写された場合に、並列線を構成する線同士に挟まれた部分が正常に再現されにくくすることができる。
上記構成において、前記模様は、一定のピッチで規則的に並んだ同一形状の線の集まり(例えば万線)であってもよい。ここでいうピッチとは、ある太さ(一定でなくてもよい。)を有する線の中心線と、他の線の中心線と、の間隔をいう。つまり、ピッチとは、線の太さの影響を受けない値である。また、ここでいう形状とは、例えば、直線状、円弧状、波状など、線自体の形を意味する。
上記構成において、前記模様は、規則的に並んだ複数の図形の集まりであってもよい。なお、並列線は、各図形に含まれていてもよく、また、図形同士が並ぶことにより形成されてもよい。
上記構成において、前記特殊画像の背景の濃淡が、前記特殊画像とは異なるパターンの模様で表現されていてもよい。このような構成によれば、特殊画像の背景についても複写前後で変化を生じやすくすることができるため、複写前後での見え方の違いをより大きくすることができる。
上記構成において、前記模様のパターンが異なる複数種類の前記特殊画像が印刷されていてもよい。このような構成によれば、複写前後で変化の生じやすい模様のパターンが複写条件によって異なる場合に、変化の生じやすいパターンが印刷物に含まれる確率を高くすることができる。
上記構成において、第1の角度の万線で表現された前記特殊画像と、前記第1の角度とは異なる第2の角度の万線で表現された前記特殊画像と、が印刷されていてもよい。このような構成によれば、複写前後での変化が、複写機へセットされる印刷物の向きなどによって異なる場合に、複写前後で特殊画像の変化が生じる確率を高くすることができる。
上記構成において、印刷基材の表面に第1の色のインクにより下地層が形成され、前記特殊画像を表す第2の色のインク層が前記下地層の表面に形成されていてもよい。このような構成によれば、印刷面が滑らかであるほど複写前後で変化が生じにくい場合に、下地層を形成しない場合と比較して表面の滑らかさを損なわせることができ、複写前後での変化を生じやすくすることができる。
実施形態の複写偽造防止印刷物の模式的な外観図である。 複写偽造防止印刷物の上部又は下部に印刷された特殊画像の拡大図である。 特殊画像を更に拡大した図である。 実施形態の特殊画像を複写機で複写した場合の複写結果を示す図である。 万線のパターンが異なる複数種類の特殊画像が印刷された例を示す図である。 印刷基材の表面に白色のインクにより下地層が形成された例を示す図である。 変形例の特殊画像の拡大図である。 変形例の特殊画像を更に拡大した図である。 変形例の特殊画像を複写機で複写した場合の複写結果を示す図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態の複写偽造防止印刷物1の模式的な外観図である。図1に示す複写偽造防止印刷物1は、シート状の印刷基材10の表面(片面又は両面)に文字、図形、写真等が直接印刷されたものであり、例えば、特定の店舗で使用可能な割引券や金券などとして用いられる。複写偽造防止印刷物1の上部11及び下部12には、複写機で複写された場合に肉眼で把握できる程度の変化(例えば文字自体の崩れ)を複製物に生じさせる特殊画像が印刷されている。ここでいう特殊画像とは、肉眼で十分に(はっきりと)認識可能な文字(数字や記号も含まれる。)又は図形であって、肉眼では認識しにくい程度の細かな模様で濃淡が表現されたものである。複写偽造防止印刷物1の中央部(上部11及び下部12に挟まれた部分)には、複写偽造防止印刷物1の用途に応じた文字、図形、写真等(例えば「100円割引券」といった文字や対象商品の写真等)が印刷されていてもよい。
なお、複写偽造防止印刷物1の用途は、割引券や金券に限定されるものではなく、他の用途であってもよい。また、特殊画像の印刷される位置は、複写偽造防止印刷物1の上部11及び下部12に限定されるものではなく、例えば他の位置であってもよい。また、特殊画像の印刷される領域は、複写偽造防止印刷物1における一部の領域に限定されるものではなく、複写偽造防止印刷物1の全域であってもよい。
図2は、複写偽造防止印刷物1の上部11又は下部12に印刷された特殊画像Cの拡大図である。また、図3は、特殊画像Cを更に拡大した図である。図2及び図3に示すように、本実施形態の特殊画像Cは、肉眼で十分に認識可能な文字(この例では「DTP」という文字)であって、肉眼では認識しにくい程度の細かな万線(一定のピッチで規則的に並んだ直線(平行線)の集まり)で濃淡が表現されている。本実施形態では、万線を構成する線の太さ及び線同士の間隔(線が描かれていない部分の幅)が一定であり、複写機で複写された場合に線及び線同士に挟まれた部分が正常に再現されない値に設定されている。例えば、複数の線が太い1本の線と誤認識されたり、線自体が認識されなかったりするような線の太さや線同士の間隔は、「正常に再現されない値」の一例となり得る。なお、図2及び図3に示す文字の内容は一例であり、特に限定されない。
また、本実施形態では、特殊画像Cの背景Bの濃淡が、特殊画像Cとは異なるパターンの万線で表現されている。具体的には、特殊画像Cの濃淡が縦方向の万線で表現され、背景Bの濃淡が横方向の万線で表現されている。本実施形態では、背景Bも、肉眼では認識しにくい程度の細かな万線で濃淡が表現され、万線を構成する線の太さ及び線同士の間隔は、複写機で複写された場合に線及び線同士に挟まれた部分が正常に再現されない値に設定されている。
図4は、図2に示す特殊画像Cを実際に複写機で複写した場合の複写結果(複製物の特殊画像C)を示す。図4に示すように、複製物の特殊画像Cには、モワレやブロック状のノイズのようなものが生じ、特殊画像C自体に崩れが生じている。加えて、背景Bにも崩れが生じている。細かく観察すると、この例では、複数の線が1本の線として表現されている部分や、線が消えている部分などが確認される。これらの部分は、不規則な位置に発生している。したがって、複写元の特殊画像C(図2)とは明らかに見え方が変化する。
複写前後で見え方が変化する特殊画像Cの模様としては、種々の模様を用いることが可能であり、模様に応じて変化の度合いが異なり得る。本発明者が試験したところ、次のような傾向が確認された。また、本発明は、以下の数値範囲に限定されない。
特殊画像の模様(万線に限らない。)を構成する線の太さが、0.05〜0.3mmの範囲内である場合、特に、0.1〜0.2mmの範囲内である場合に、特殊画像の見え方が大きく変化した。なお、この数値範囲は、肉眼では認識しにくい程度の細かな模様の一例である。
特殊画像の模様(万線に限らない。)を構成する線の線同士の間隔が、0.05〜0.3mmの範囲内である場合、特に、0.1〜0.2mmの範囲内である場合に、特殊画像の見え方が大きく変化した。なお、この数値範囲も、肉眼では認識しにくい程度の細かな模様の一例である。
特殊画像の模様及び背景の模様がいずれも万線であって、背景の万線の角度に対する特殊画像の万線の角度が30〜90度の範囲内である場合、特に、45〜90度の範囲内である場合に、特殊画像の見え方が大きく変化した。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
複写偽造防止印刷物1は、肉眼では認識しにくい程度の細かな模様で濃淡が表現された文字又は図形(本実施形態では文字)である特殊画像Cが印刷され、特殊画像Cは、複写機で複写された場合に肉眼で把握できる程度の変化(本実施形態では特殊画像Cの崩れ及び背景Bの崩れ)を複製物に生じさせる。したがって、複写偽造防止印刷物1によれば、特殊なインクを用いなくても、複写機で複製された複製物であることを肉眼で把握することができる。その結果、特殊なインクを用いて製造する場合や、複雑な印刷方法で製造する場合と比較して、製造コストの低減を図ることができ、また、印刷の制約が少なくなる分、印刷物の自由度を高くすることができる。
複写偽造防止印刷物1において、特殊画像Cの濃淡を表現する模様は、互いに間隔を空けて配置された複数の線である並列線(本実施形態では万線)を含む(本実施形態では並列線のみで構成されている)。そして、並列線(万線)を構成する線の太さ及び線同士の間隔のうちの少なくとも一方(本実施形態では両方)は、複写機で複写された場合に線及び線同士に挟まれた部分のうち少なくとも一方(本実施形態では両方)が正常に再現されない値に設定されている。したがって、複写偽造防止印刷物1によれば、肉眼で自然な見え方を実現しつつ(違和感を抑えつつ)、複写前後での特殊画像Cの変化を生じやすくすることができる。
複写偽造防止印刷物1において、特殊画像Cの背景Bの濃淡は、特殊画像Cとは異なるパターンの模様(本実施形態では万線)で表現されている。したがって、複写偽造防止印刷物1によれば、特殊画像Cの背景Bについても複写前後で変化を生じやすくすることができるため、複写前後での見え方の違いをより大きくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)同一の特殊画像Cであっても、複写条件(例えば、複写に用いられる複写機の種類や、複写機へセットされる印刷物の向き)によって、複写前後での見え方の変化の態様が異なり得る。そこで、複写偽造防止印刷物1には、例えば図5の模式図に示すように、模様(この例では万線)のパターンが異なる複数種類の特殊画像C1,C2が印刷されていてもよい。このような複写偽造防止印刷物1によれば、複写前後で変化の生じやすい模様のパターンが複写条件によって異なる場合に、変化の生じやすいパターンが複写偽造防止印刷物1に含まれる確率を高くすることができる。
図5の例では、第1の角度(横方向を0度とした場合90度)の万線で表現された特殊画像C1と、第1の角度とは異なる第2の角度(45度)の万線で表現された特殊画像C2と、が印刷されている。このような複写偽造防止印刷物1によれば、複写前後での変化が、複写機へセットされる印刷物の向きなどによって異なる場合に、複写前後で特殊画像Cの変化が生じる確率を高くすることができる。
(2)上記実施形態では、印刷基材10の表面に文字、図形、写真等が直接印刷された複写偽造防止印刷物1を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、印刷基材10の表面に白色(無色)のインクにより下地層20が形成され、特殊画像Cや背景Bの濃淡を表現する線(例えば万線)を表す有色(例えば黒色)のインクによるインク層30が下地層20の表面に形成されていてもよい。このような構成によれば、印刷面が滑らかであるほど複写前後で特殊画像Cの変化が生じにくい場合に、下地層20を形成しない場合と比較して表面の滑らかさを損なわせることができ、複写前後での特殊画像Cの変化を生じやすくすることができる。
すなわち、上記実施形態のような印刷による効果(特殊画像Cの変化)を複数種類の印刷基材で試験したところ、印刷面が滑らかであるほど効果が低くなる(特殊画像Cの変化が小さくなる)ことが分かった。具体的には、上質紙、マットコート紙、コート紙の3種類を比較すると、上質紙に印刷した場合に効果が最も高くなり、コート紙に印刷した場合に効果が最も低くなる。これは、複写機において原稿を読み取る際の照射光の乱反射度合いが大きいほど、読み取られる内容に乱れが生じやすくなるからであると考えられる。
そこで、図6に示すように、印刷基材10の表面に下地層20を形成した構成によれば、特に印刷基材10の印刷面が滑らかである場合に、下地層20が形成されていない構成と比較して、滑らかさを損なわせる(微細な凹凸を多くする)ことが可能となる。具体的には、下地層20を例えばエンボス加工することで凹凸を形成することができる。その結果、例えばコート紙を用いる場合にも、複写前後での変化を大きくすることができる。
また、下地層20は、ベタ塗りである必要はなく、模様(地紋)であってもよい。例えば、白色のインクにより万線を印刷して下地層20とし、その上から有色のインクで印刷してもよい。このようにすれば、凹凸をより大きく形成することができる。なお、無色のインクとして、透明なインクを用いてもよい。
(3)上記実施形態では、特殊画像の模様として万線を例示したが、これに限定されるものではない。例えば格子模様のように、規則的に並んだ複数の図形の集まりであって、互いに間隔を空けて配置された複数の線である並列線を含むものであっても同様の効果が得られる。なお、並列線は、各図形に含まれていてもよく、また、図形同士が並ぶことにより形成されてもよい。
図7は、変形例の特殊画像Cvを示す図であり、図8は、変形例の特殊画像Cvの拡大図である。図7及び図8に示すように、変形例の特殊画像Cvは、肉眼で十分に認識可能な文字(この例では「DTP」という文字)であって、肉眼では認識しにくい程度の細かな図形(正方形の格子模様)で濃淡が表現されている。図形を構成する線は、第1の方向(横方向)及び第2の方向(縦方向)のうちのいずれかに沿っており、各方向に沿った線は互いに平行である(互いに一定の間隔を空けて配置されている)。少なくとも一部の線の太さ及び線同士の間隔は、複写機で複写された場合に線及び線同士に挟まれた部分が正常に再現されない値に設定されている。なお、図7及び図8に示す文字の内容は一例であり、特に限定されない。
また、特殊画像Cvの背景Bvの濃淡が、特殊画像Cvとは異なるパターンの図形(正方形を構成する線の太さが異なる図形)で表現されている。背景Bvも、肉眼では認識しにくい程度の細かな図形で濃淡が表現され、少なくとも一部の線の太さ及び線同士の間隔は、複写機で複写された場合に線及び線同士に挟まれた部分が正常に再現されない値に設定されている。
図9は、図7に示す特殊画像Cvを実際に複写機で複写した場合の複写結果(複製物の特殊画像Cv)を示す。図9に示すように、変形例においても、前述した実施形態と同様の変化(特殊画像Cv自体の崩れ及び背景Bvの崩れ)が生じる。
(4)特殊画像や背景の濃淡を表現する模様は、互いに間隔を空けて配置された複数の曲線を含むものであってもよい。つまり、並列線は、直線に限定されるものではなく、曲線であっても、前述した効果が得られる。曲線としては、例えば、円弧状の線、波状の線、円や楕円を形成する線などが挙げられる。
(5)上記実施形態では、並列線を構成する線の太さが一定の場合を例示したが、これに限定されるものではなく、太さが一定でなくてもよい(例えば徐々に変化してもよい)。この場合にも、前述したように、線の太さが前述した数値範囲内(0.05〜0.3mmの範囲内、特に、0.1〜0.2mmの範囲内)である場合に、並列線を構成する線が正常に再現されにくくすることができる。同様に、並列線を構成する線同士の間隔についても、一定でなくてもよい(例えば徐々に変化してもよい)。この場合にも、前述したように、線同士の間隔が前述した数値範囲内(0.05〜0.3mmの範囲内、特に、0.1〜0.2mmの範囲内)である場合に、並列線を構成する線が正常に再現されにくくすることができる。
(6)複写偽造防止印刷物には、上記実施形態以外の偽造防止措置(例えば、特殊なインクを用いた印刷など)が施されていてもよい。
(7)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(8)本発明は、前述した複写偽造防止印刷物1の他、当該複写偽造防止印刷物1の製造方法など、種々の形態で実現することができる。
1…複写偽造防止印刷物、10…印刷基材、11…上部、12…下部、20…下地層、30…有色インク層、B,Bv…背景、C,C1,C2,Cv…特殊画像。

Claims (12)

  1. 肉眼で十分に認識可能な文字又は図形であって、肉眼では認識しにくい程度の細かな模様で濃淡が表現された前記文字又は図形である特殊画像が印刷され、
    前記特殊画像は、複写機で複写された場合に肉眼で把握できる程度の変化として前記特殊画像自体の崩れを複製物に生じさせ
    前記模様は、互いに間隔を空けて配置された複数の線である並列線を含み、
    前記並列線を構成する前記線の太さ及び前記線同士の間隔のうちの少なくとも一方は、複写機で複写された場合に前記線及び前記線同士に挟まれた部分のうち少なくとも一方が正常に再現されない値に設定されており、
    前記並列線を構成する前記線の太さが、0.05〜0.3mmであり、
    印刷基材の表面に第1の色のインクにより下地層が形成され、
    前記特殊画像を表す第2の色のインク層が前記下地層の表面に形成されてい
    ことを特徴とする複写偽造防止印刷物。
  2. 請求項に記載の複写偽造防止印刷物であって、
    前記並列線を構成する前記線同士の間隔が、0.05〜0.3mmである
    ことを特徴とする複写偽造防止印刷物。
  3. 肉眼で十分に認識可能な文字又は図形であって、肉眼では認識しにくい程度の細かな模様で濃淡が表現された前記文字又は図形である特殊画像が印刷され、
    前記特殊画像は、複写機で複写された場合に肉眼で把握できる程度の変化として前記特殊画像自体の崩れを複製物に生じさせ
    前記模様は、互いに間隔を空けて配置された複数の線である並列線を含み、
    前記並列線を構成する前記線の太さ及び前記線同士の間隔のうちの少なくとも一方は、複写機で複写された場合に前記線及び前記線同士に挟まれた部分のうち少なくとも一方が正常に再現されない値に設定されており、
    前記並列線を構成する前記線同士の間隔が、0.05〜0.3mmであり、
    印刷基材の表面に第1の色のインクにより下地層が形成され、
    前記特殊画像を表す第2の色のインク層が前記下地層の表面に形成されてい
    ことを特徴とする複写偽造防止印刷物。
  4. 請求項から請求項までのいずれか1項に記載の複写偽造防止印刷物であって、
    前記模様は、一定のピッチで規則的に並んだ同一形状の線の集まりである
    ことを特徴とする複写偽造防止印刷物。
  5. 請求項から請求項までのいずれか1項に記載の複写偽造防止印刷物であって、
    前記模様は、規則的に並んだ複数の図形の集まりである
    ことを特徴とする複写偽造防止印刷物。
  6. 請求項から請求項までのいずれか1項に記載の複写偽造防止印刷物であって、
    前記特殊画像の背景の濃淡が、前記特殊画像とは異なるパターンの模様で表現されている
    ことを特徴とする複写偽造防止印刷物。
  7. 請求項から請求項までのいずれか1項に記載の複写偽造防止印刷物であって、
    前記模様のパターンが異なる複数種類の前記特殊画像が印刷されている
    ことを特徴とする複写偽造防止印刷物。
  8. 請求項に記載の複写偽造防止印刷物であって、
    第1の角度の万線で表現された前記特殊画像と、
    前記第1の角度とは異なる第2の角度の万線で表現された前記特殊画像と、
    が印刷されていることを特徴とする複写偽造防止印刷物。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の複写偽造防止印刷物であって、
    前記下地層は、エンボス加工されている
    ことを特徴とする複写偽造防止印刷物。
  10. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の複写偽造防止印刷物であって、
    前記下地層は、模様である
    ことを特徴とする複写偽造防止印刷物。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の複写偽造防止印刷物であって、
    前記下地層は、白色のインクにより形成されている
    ことを特徴とする複写偽造防止印刷物。
  12. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の複写偽造防止印刷物であって、
    前記下地層は、透明なインクにより形成されている
    ことを特徴とする複写偽造防止印刷物。
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