JP6357791B2 - 易剥離性フィルム - Google Patents
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Description
また、エチレン−酢酸ビニル共重合体に石油炭化水素樹脂などの粘着付与剤を多く添加した配合では、ヒートシール強度は改良されても、カバーテープに要求される重要な接着性能である紙の毛羽立ちが無いことを満足することは不可能であった。更に、粘着付与剤添加量の増量により接着剤自体がブロッキングしやすくなり、巻物状態のカバーテープがブロッキングしたり、またキャリヤーテープに貼り合わせた後に内容物である電子部品がカバーテープに接着してしまうという不具合が生じることがあった。
脂肪族アミンとして、炭素数6〜30の飽和脂肪族アミン、不飽和脂肪族アミンなどがあり、第一級脂肪族アミン又は第二級脂肪族アミンであることが好ましく、例えば、
ヘキシルアミン、オクチルアミン、イソオクチルアミン、カプリルアミン、カプロレイルアミン、ラウリルアミン、ミリスチルアミン、ミリストレイルアミン、ヘプタデシルアミン、パルミチリルアミン、イソパルミチリルアミン、パルミトレイルアミン、ステアリルアミン、イソステアリルアミン、アラキルアミン、リシノレイルアミン、リノレイルアミン、ベヘニルアミン、オレイルアミン、リグノセイルアミンなどの第一級脂肪族アミン、N,N−ジカプリルアミン、N,N−ジオクチルアミン、N,N−ジカプリルアミン、N,N−ジカプロレイルアミン、N,N−ジラウリルアミン、N,N−ジミリスチルアミンなどの第二級脂肪族アミンを挙げることができる。脂肪族アミン誘導体として例えば、ポリオキシエチレンアルキルアミン、デシルエタノールアミン、ドデシルジエタノールアミン、テトラデシルジエタノールアミン、ヘキサデシルジエタノールアミン、オクタデシルジエタノールアミン、エイコシルジエタノールアミンなどがあり、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンステアリルアミン、ドデシルジエタノールアミン、テトラデシルジエタノールアミン、ヘキサデシルジエタノールアミン、オクタデシルジエタノールアミンが好ましく、特に、ポリオキシエチレンアルキルアミンが好ましい。ポリオキシエチレンアルキルアミンとしては、例えば。商品名アーモスタット310(ライオン(株)製)などが挙げられる。これらアミン化合物は、単独、又は2種以上を併用して使用できる。
エチレン−酢酸ビニル共重合体(A)のMFRは、JIS K6922−1に準拠して測定した。
ブルックフィールド粘度計を用い測定した。
易剥離性フィルムの特性の評価
〜低温ヒートシール性の測定〜
易剥離性フィルムの接着剤面と紙キャリア(韓国製)とをそれぞれ重ね合わせて、テーピング試験機(株式会社バンガードシステムズ製、VS−120型)、コの字型シールバー(0.5mm幅×2本型、シールバー長さ8.2mm)を用いて130℃、0.1MPa、0.1秒、シールピッチ8mmの条件でシールバーの端部分が少し重なり合うように連続して加圧加熱接着した。
×:0.2N/mm未満
〜剥離外観〜
易剥離性フィルムの接着剤面と紙キャリア(韓国製)とをそれぞれ重ね合わせて、テーピング試験機(株式会社バンガードシステムズ製、VS−120型)を用いてヒートシール強度が0.3N/mmとなるようにヒートシール条件を調整し加圧加熱接着した。
×:キャリヤーテープに毛羽立ちがあり、フィルム表面に紙繊維の付着がある(不良)
〜マイナス20℃保管後の接着強度の測定〜
易剥離性フィルムの接着剤面と紙キャリア(韓国製)を重ね合わせて、テーピング試験機(株式会社バンガードシステムズ製、VS−120型)、コの字型シールバー(0.5mm幅×2本型、シールバー長さ8.2mm)を用いて130℃、0.1MPa、0.1秒、シールピッチ8mmの条件でシールバーの端部分が少し重なり合うように連続して加圧加熱接着した。放冷後に、剥離角度180度、剥離速度300mm/分の条件にて、シール強度を150mm長さ分連続して測定して、その平均値を求め初期値とした。貼り合わせた試料を−20℃の低温槽中に1日保管し、試料を取り出して室温に放置した後に、剥離角度180度、剥離速度300mm/分の条件にてシール強度を150mm長さ分連続して測定し、その平均値を求め−20℃保管後の接着強度とした。
〜帯電防止性能の測定〜
押出ラミネーション加工後、易剥離性フィルム(F)を23℃、50%RHの条件で3日間保管した後、接着剤面の表面固有抵抗値を、JIS K6911に準拠し23℃、50%RHの条件において測定した。また、経時安定性として易剥離性フィルム(F) を23℃、50%RHの条件にて30日間保管した後、接着剤面の表面固有抵抗値を、JIS K6911に準拠し23℃、50%RHの条件において測定した。
表面固有抵抗値は、1012Ω以下が良好とされる。
易剥離性フィルム(F)を25mm幅の短冊状に2枚作成し、接着剤面と二軸延伸されたポリエステルフィルムとを重ね合わせ、1kgの荷重を乗せ40℃のオーブン中に24時間放置した後の剪断剥離強度を測定した。
エチレン−酢酸ビニル共重合体(A)として、酢酸ビニル含有量6%、JIS K6924−1で測定したメルトマスフローレイトが28g/10分である樹脂(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン539)を使用した。粘着付与剤樹脂(B)としては水添石油樹脂(B1)(荒川化学(株)製 商品名アルコンP125、 軟化点125℃)をエチレン−酢酸ビニル共重合体(A)100重量部に対し15重量部、低分子量エチレン−酢酸ビニル共重合体(C)として、ブルックフィールド粘度計を用いて180℃で測定した粘度が240mPa・sである樹脂(東ソー(株)製 特殊ウルトラセン7A55A。メルトマスフローレイトが約30,000g/10分、数平均分子量が2,500)を同6重量部、帯電防止剤(D)として ステアリン酸モノグリセリド(理研ビタミン(株)製 商品名リケマールS−100)とアミン化合物(ライオン(株)製 商品名アーモスタット310)を2/1の比率で混合した帯電防止剤(D1)0.6重量部を用いた。尚、熱安定性を考慮しフェノール系酸化防止剤(BASF(株)社製、商品名イルガノックス1010)を、接着剤100重量部に対し0.05重量部添加した。
接着剤配合物をタンブラー混合機で予備ブレンドしておき、二軸押出機を用い160℃で溶融混練し本接着剤ペレット(E)を得た。その割合を表1に示す。
実施例1において、帯電防止剤(D)の配合量0.6重量部の代わりに0.3重量部とした以外は実施例1と同様に易剥離性フィルムを得た。その割合を表1に示す。得られた易剥離性フィルムの評価を行い、その結果を表2に示す。
実施例1において、エチレン−酢酸ビニル共重合体(A)として、酢酸ビニル含有量6%、JIS K6924−1で測定したメルトマスフローレイトが28g/10分である樹脂(A1)の代わりに、エチレン酢酸ビニル含有量を酢酸ビニル含有量15%、メルトマスフローレイトが14g/10分であるエチレン酢酸ビニル共重合体(A2)(東ソー(株) ウルトラセン625)を使用した以外は実施例1と同様に易剥離性フィルムを得た。その割合を表1に示す。得られた易剥離性フィルムの評価を行い、その結果を表2に示す。
実施例1において、粘着付与剤(B)の軟化点125℃の代わりに、90℃(荒川化学(株)製、 アルコンM90)とした以外は実施例1と同様に易剥離性フィルムを得た。その割合を表1に示す。得られた易剥離性フィルムの評価を行い、その結果を表2に示す。
実施例1において帯電防止剤(D)として帯電防止剤(D1)の代わりに、ステアリン酸モノグリセリド(D2)(理研ビタミン(株)製 商品名リケマールS−100)0.6重量部とした以外は実施例1と同様に易剥離性フィルムを得た。その割合を表1に示す。得られた易剥離性フィルムの評価を行い、その結果を表2に示す。得られた易剥離性フィルムは、−20℃保管後の接着強度の保持性と30日後の帯電防止性が劣った。
実施例1において帯電防止剤(D)として帯電防止剤(D1)の代わりに、アミン化合物(D3)(ライオン(株)製 商品名アーモスタット310)0.6重量部とした以外は実施例1と同様に易剥離性フィルムを得た。その割合を表1に示す。得られた易剥離性フィルムの評価を行い、その結果を表2に示す。得られた易剥離性フィルムは、剥離外観と帯電防止性が劣るものであった。
実施例1において帯電防止剤(D)として帯電防止剤(D1)の代わりに、ステアリン酸モノグリセリド(理研ビタミン(株)製 商品名リケマールS−100)0.35重量部、ステアリン酸ジグリセリド(理研ビタミン(株)製 商品名リケマールS−71D)0.24重量部、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(日本油脂(株)製 商品名ノニオンK−220)0.01重量部を混合した帯電防止剤(D4)0.6重量部とした以外は実施例1と同様に易剥離性フィルムを得た。その割合を表1に示す。得られた易剥離性フィルムの評価を行い、その結果を表2に示す。得られた易剥離性フィルムは、低温シール性と−20℃保管後の接着強度の保持性が劣るものであった。
実施例1において粘着付与剤(B)として粘着付与剤(B1)の代わりに、水添石油樹脂(B3)(荒川化学(株)製 商品名アルコンP140、 軟化点140℃)15重量部とした以外は実施例1と同様に易剥離性フィルムを得た。その割合を表1に示す。得られた易剥離性フィルムの評価を行い、その結果を表2に示す。得られた易剥離性フィルムは、低温シール性と−20℃保管後の接着強度の保持性が劣るものであった。
Claims (2)
- JIS K6924−1で測定した酢酸ビニル含有率が3〜18重量%の範囲であり、JIS K6924−1で測定したメルトマスフローレイトが5〜40g/10分の範囲であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(A)100重量部に対し、環球法で測定した軟化点が90℃〜125℃の粘着付与剤樹脂(B)5〜20重量部、ブルックフィールド粘度計を用いて180℃で測定した粘度が50〜1,000mPa・sである低分子量エチレン−酢酸ビニル共重合体(C)3〜10重量部、少なくともグリセリン脂肪酸エステル及びアミン化合物を含む帯電防止剤(D)0.2〜1重量部を含む接着剤層及び支持基材層を有することを特徴とする易剥離性フィルム。
- 電子部品搬送用の紙製容器であるキャリヤーテープ用のカバーテープであることを特徴とする請求項1に記載の易剥離性フィルム。
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