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JP6365064B2 - 母集団生成プログラム、母集団生成方法および母集団生成装置 - Google Patents
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JP6365064B2 - 母集団生成プログラム、母集団生成方法および母集団生成装置 - Google Patents

母集団生成プログラム、母集団生成方法および母集団生成装置 Download PDF

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Description

本発明は、母集団生成プログラム等に関する。
近年、計算機の性能向上により、エージェントシミュレーションが都市計画、交通、エネルギー、防災等の各種の公共分野で利用されている。例えば、エージェントシミュレーションを利用することで、人口推移や都市の維持に最適な人口内訳を知ることができる。
ここで、上記のような分野のエージェントシミュレーションを利用する場合には、現実に即した初期条件の実測データをシミュレータに与えることが望ましい。しかし、係る実測データは、調査コストやプライバシーの観点から、入手することが難しい。
このため、実測データを入手する代わりに、対象の母集団から少数のサンプルを入手し、カーネル密度推定を利用し、少数のサンプルから母集団全体を近似的に再構築する従来技術がある。このカーネル密度推定では、バンド幅行列とよばれるパラメータの最適値を探索し、探索したパラメータを用いて、複雑な分布を再現する。
Dorin Comaniciu「An Algorithm for Data-Driven Bandwidth Selection」IEEE TRANSACTIONS ON PATTERN ANALYSIS AND MACHINE INTELLIGENCE, VOL.25, NO.2, FEBRUARY 2003
しかしながら、上述した従来技術では、母集団を計算するための計算量が大きくなるという問題がある。
上記のカーネル密度推定は、取り扱う次元が低次元の場合には複雑な分布を表現できるが、高次元の場合には、バンド幅行列の最適値を計算するまでの計算量が大きくなってしまう。
1つの側面では、計算量が大きくなることを防いで、少数のサンプルから母集団を再構築することができる母集団生成プログラム、母集団生成方法および母集団生成装置を提供することを目的とする。
第1の案では、コンピュータに下記の処理を実行させる。コンピュータに、サンプル集合に含まれる複数の点について、前記点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定する処理を実行させる。コンピュータに、前記サンプル集合に含まれる点と前記点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点の分布に基づいて新たな点を生成する処理を実行させる。コンピュータに、生成した新たな点を母集団に追加する処理を実行させる。
本発明の1実施態様によれば、計算量が大きくなることを防いで、少数のサンプルから母集団を再構築することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例に係る母集団生成装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、サンプル集合情報のデータ構造の一例を示す図である。 図3は、k近傍情報のデータ構造の一例を示す図である。 図4は、白色化サンプル集合のデータ構造の一例を示す図である。 図5は、近傍点を特定する処理を説明するための図である。 図6は、生成部の処理を説明するための図である。 図7は、母集団集合情報のデータ構造の一例を示す図である。 図8は、本実施例に係る母集団生成装置の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、生成部が、新しい点を生成するその他の処理の一例を示す図である。 図10は、母集団生成プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下に、本願の開示する母集団生成プログラム、母集団生成方法および母集団生成装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本実施例に係る母集団生成装置の一例について説明する。図1は、本実施例に係る母集団生成装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、この母集団生成装置100は、通信部110、入力部120、表示部130、記憶部140、制御部150を有する。
通信部110は、ネットワークを介して他の装置とデータ通信を実行する処理部である。例えば、通信部110は、通信装置等に対応する。例えば、通信部110は、後述するパラメータ情報141、サンプル集合情報142を、他の装置から受信した場合には、受信したパラメータ情報141、サンプル集合情報142を、制御部150に出力する。
入力部120は、各種の情報を母集団生成装置100に入力する入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウス、タッチパネル等に対応する。例えば、利用者は、入力部120を操作して、パラメータ情報141、サンプル集合情報142を入力してもよい。
表示部130は、制御部150から出力される各種データを表示する表示装置である。例えば、表示部130は、液晶ディスプレイやタッチパネル等に対応する。
記憶部140は、パラメータ情報141、サンプル集合情報142、k近傍情報143、母集団情報144を有する。記憶部140は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子などの記憶装置に対応する。
パラメータ情報141は、「近傍サイズk」と、「出力サイズl」と、「抽出点数m」とを有する。近傍サイズkは、サンプル集合情報142のある点のk近傍を求める場合のサイズを指定するパラメータである。出力サイズlは、母集団情報144に含ませる点の数を指定するパラメータである。「抽出点数m」は、サンプル集合情報142に含まれる点と、この点の近傍点を抽出して、後述する交叉カーネルに与える場合に、抽出する点の数を指定するパラメータである。
サンプル集合情報142は、母集団に含まれる点の情報のうち、一部の点の情報に対応するサンプルである。図2は、サンプル集合情報のデータ構造の一例を示す図である。
図2に示す例において、横軸は属性「世帯主年齢」に対応する軸であり、縦軸は属性「世帯年収」に対応する軸である。また、各属性の値に対応して、各点x〜x15が配置される。図2に示す例では、説明の便宜上、2種類の属性に対応する2つの軸を示すが、このサンプル集合情報142は、2種類以上の属性に対応する軸を有する。サンプル集合情報142の各点x〜x15は、属性がn種類の場合には、n次元のベクトルで表される。
k近傍情報143は、サンプル集合情報142の点と、この点の近傍に存在する近傍点との関係を示す情報である。図3は、k近傍情報のデータ構造の一例を示す図である。図3に示すように、このk近傍情報143は、点と、近傍点とを対応付ける。近傍点の数は、近傍サイズkにより指定される数となる。
母集団情報144は、サンプル集合情報142を基に生成される母集団の情報である。母集団情報144を生成する処理は後述する。
制御部150は、取得部151と、白色化処理部152と、特定部153と、生成部154と、逆白色化処理部155とを有する。制御部150は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積装置に対応する。また、制御部150は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路に対応する。
取得部151は、通信部110または入力部120から、パラメータ情報141およびサンプル集合情報142を取得する。取得部151は、パラメータ情報141およびサンプル集合情報142を、記憶部140に登録する。
白色化処理部152は、サンプル集合情報142に対して白色化処理を実行する処理部である。白色化処理部152は、白色化処理を行ったサンプル集合情報142を、特定部153に出力する。以下の説明では、白色化処理を行ったサンプル集合情報142を、白色化サンプル集合と表記する。
ここで、白色化処理の一例について説明する。白色化処理部152は、サンプル集合情報142に含まれる点全体の平均ベクトルが0となり、かつ、点全体の共分散行列が単位行列となるように、サンプル集合情報142の各点の位置を調整する。
白色化処理部152が、サンプル集合情報142に含まれる点の平均ベクトルを0にする処理の一例について説明する。白色化処理部152は、サンプル集合情報142に含まれる点の平均ベクトルを計算し、各点のベクトルの値から平均ベクトルの値を減算することにより、サンプル集合情報142に含まれる点の平均ベクトルを0にする。
白色化処理部152が、サンプル集合情報142に含まれる点の共分散行列が単位行列となるように調整する処理の一例について説明する。白色化処理部152は、サンプル集合情報142の各点に対して、各点の間隔を拡大、縮小する処理、原点を中心に各点の位置を回転する処理を実行することで、各点のベクトルの値を更新し、更新後の各点のベクトルの値によって、共分散行列を算出する。白色化処理部152は、共分散行列が単位行列となる、各点の間隔、回転量を算出する。
白色化処理部152は、上述したサンプル集合情報142に含まれる点の平均ベクトルを0にする処理と、共分散行列を単位行列とする処理とを実行することで、式(1)を満たす白色化行列「T」を特定する。式(1)において、「S」は、サンプル集合情報142に含まれる点のベクトル値を並べたサンプル行列を示すものであり、「E[TS]」は、白色化サンプル行列TSの平均ベクトルを示すものであり、「Cov[TS]」は、白色化サンプル行列TSの共分散行列を示すものであり、「I」は、単位行列を示すものである。
E[TS]=0、 Cov[TS]=I・・・(1)
例えば、白色化処理部152は、サンプル集合情報142に含まれる各点のベクトルに、白色化行列Tを乗算することで、各点のベクトルの値を更新し、白色化サンプル集合を生成する。白色化処理部152は、生成した白色化サンプル集合の情報を、特定部153および生成部154に出力する。また、白色化処理部152は、白色化行列Tの情報を逆白色化処理部155に出力する。
図4は、白色化サンプル集合のデータ構造の一例を示す図である。図4に示す例において、横軸は白色化処理部152が出力した第1主成分A(一般に、前記世帯主年齢とは異なる)に対応する軸であり、縦軸は第2主成分A(一般に、前記世帯年収とは異なる)に対応する軸である。白色化処理部152により白色化処理されることで、図2に示す各点x〜x15の位置は、図4に示す各点x〜x15の位置に移動している。
特定部153は、白色化サンプル集合の各点について、点の近傍に存在する近傍点を特定する処理部である。特定部153は、点と、この点に対応する近傍点との関係を、k近傍情報143に登録する。特定部153は、近傍点の数を、パラメータ情報141の近傍サイズkに対応させる。
特定部153の処理の一例について説明する。図5は、近傍点を特定する処理を説明するための図である。特定部153は、各点について、他の点とのユーグリッド距離をそれぞれ算出する。図5の各矢印が、ユーグリッド距離を示す。特定部153は、基準となる点とのユーグリッド距離が最も近いものからk番目までの点を、基準となる点の近傍点とする。k番目は、近傍サイズkに対応する。
例えば、基準点を点xとし、この点xとのユーグリッド距離が近い点を近い順に、x、x、x、x、・・・とする。また、近傍サイズkを「3」とする。この場合には、特定部153は、点xの近傍点を「x、x、x」とし、点と近傍点との関係を、k近傍情報143に登録する。特定部153は、他の点x〜x15についても、同様にして、近傍点を特定し、k近傍情報143に登録する。
図1の説明に戻る。生成部154は、白色化サンプル集合に含まれる点とこの点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点の分布に基づいて、新たな点を生成する処理部である。生成部154は、新たに生成した点を母集団情報144に追加し、母集団情報144に含まれる点の数が、出力サイズlとなるまで、上記処理を繰り返し実行する。生成部154は、新たに生成した点を加えた母集団情報144を、逆白色化処理部155に出力する。
ここで、生成部154が新たな点を生成する処理の一例について説明する。生成部154は、白色化サンプル集合に含まれる複数の点から、点xを一様ランダムに選択する。また、生成部154は、一様にランダム選択した点xに対応する近傍点から、一様ランダムに非復元抽出する。生成部154は、点と近傍点との数を、抽出点数mと同数とする。
例えば、生成部154は、白色化サンプル集合に含まれる複数の点x〜x15から、1点を一様ランダムに選択して、点xを選択した場合について説明する。生成部154は、k近傍情報143を参照し、点xに対応する近傍点を特定する。生成部154は、特定した近傍点から、「抽出点数m−1」個の点を一様ランダムに非復元抽出する。
以下の説明では、白色化サンプル集合から一様ランダムに抽出した点と、この点の近傍点から一様ランダムに非復元抽出した点とを適宜、抽出点と表記する。生成部154は、抽出点の数が、抽出点数mと同数となるように点を抽出する。
生成部154は、抽出点を交叉カーネルに与え、新たな点yを生成する。図6は、生成部の処理を説明するための図である。図6に示す例では、白色化サンプル集合から一様ランダムに抽出した点をx13とし、この点x13に基づいて特定した近傍点を点x、x、x12、x14とする。この近傍点から一様ランダムに非復元抽出された点を点x12、x14とする。生成部154は、抽出点x12、x13、x14を、交叉カーネルに与え、新たな点yを生成する。生成部154は、点yを、母集団情報144に加える。生成部154は、母集団情報144のサイズが、出力サイズlとなるまで、新たな点を生成する処理を繰り返し実行する。
生成部154が利用する交叉カーネルの一例について説明する。交叉カーネルは、式(2)によって定義される。式(2)において式(5)は、抽出点の平均ベクトルを示し、式(3)によって定義される。式(1)において、εは式(4)によって定義される。εは、式(4)に示すように、平均「0」、標準偏差「1/m」のガウス分布「N(0、1/m)」に従う乱数である。式(2)から式(4)に示す「m」は、抽出点数mに対応する。
Figure 0006365064
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Figure 0006365064
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生成部154は、出力サイズlとなった母集団情報144を、逆白色化処理部155に出力する。
逆白色化処理部155は、母集団情報144に含まれる各点のベクトルに、白色化行列Tの逆行列「T−1」を乗算することで、逆白色化処理を実行する処理部である。逆白色化処理部155は、白色化されている母集団情報144に対して逆白色化処理を行うことで、本来の属性値をもつ母集団集合情報144を生成する。逆白色化処理部155は、生成した母集団集合情報144を、記憶部140に登録する。
図7は、母集団集合情報のデータ構造の一例を示す図である。図7に示す例において、横軸は属性「世帯種年齢」に対応する軸であり、縦軸は属性「世帯年収」に対応する軸である。上記のように、生成部154によって、母集団情報144の点が、出力サイズlまで増やされており、図2に示した少数のサンプルx〜x15から、母集団全体が再構築される。
次に、本実施例に係る母集団生成装置100の処理手順について説明する。図8は、本実施例に係る母集団生成装置の処理手順を示すフローチャートである。図8に示すように、母集団生成装置100の取得部151は、近傍サイズkを取得する(ステップS101)。取得部151は、出力サイズlを取得する(ステップS102)。取得部151は、抽出点数mを取得する(ステップS103)。取得部151は、取得した各パラメータを、パラメータ情報141に登録する。
母集団生成装置100の白色化処理部152は、サンプル集合情報142を取得し(ステップS104)、サンプル集合情報142に対して白色化処理を実行する(ステップS105)。
母集団生成装置100の特定部153は、白色化サンプル集合の各点のk近傍を計算する(ステップS106)。ステップS106において、特定部153は、白色化サンプル集合の各点について、点の近傍に存在する近傍点を特定し、特定結果をk近傍情報143に登録する。
母集団生成装置100の生成部154は、白色化サンプル集合から点xを、一様ランダムに選択する(ステップS107)。ステップS107では一例として、一様ランダムに選択した点を、点xとする。
母集団生成装置100の生成部154は、点xのk近傍から点x、・・・、xを、一様ランダムに非復元抽出する(ステップS108)。生成部154は、抽出点x、・・・xを、交叉カーネルに与え、1点yを生成する(ステップS109)。ステップS109の抽出点x、・・・xは一例である。
生成部154は、yを母集団情報144に追加する(ステップS110)。生成部154は、母集団情報144のサイズがlであるか否かを判定する(ステップS111)。生成部154は、白色化母集団のサイズがlでない場合には(ステップS111,No)、ステップS107に移行する。
一方、母集団情報144のサイズがlの場合には(ステップS111,Yes)、母集団生成装置100の逆白色化処理部155は、母集団情報144を逆白色化処理して母集団情報を生成する(ステップS112)。逆白色化処理部155は、母集団情報144を出力する(ステップS113)。
次に、本実施例に係る母集団生成装置100の効果について説明する。母集団生成装置100の特定部153が、白色化処理を行ったサンプル集合に含まれる複数の点について、点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定する。母集団生成装置100の生成部154は、白色化処理を行ったサンプル集合に含まれる点とこの点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点の分布に基づいて新たな点を生成し、生成した点を母集団に追加する。このため、本実施例に係る母集団生成装置100によれば、計算量が大きくなることを防いで、少数のサンプルから母集団を構築することができる。
例えば、本実施例にかかる母集団生成装置100の生成部145は、サンプル集合に含まれる点とこの点に対応する近傍点とを、式(1)に示す交叉カーネルに与え、新たな点を生成する。この交叉カーネルは、例えば、式(1)に基づいて、新たな点を生成するものであり、従来のカーネル密度推定のように最適なバンド幅行列を算出するステップが存在しない。このため、計算量を大きくすることなく、高次元の複雑な分布をもつ母集団集合を生成することができる。
また、本実施例に係る母集団生成装置100は、少数の点を有するサンプル集合情報142を基にして、出力サイズlの母集団情報144を生成する。このため、調査コストやプライバシーの観点から、入手することが難しい実測データに近い情報を取得することができ、各種のエージェントシミュレーションに利用することができる。
ところで、本実施例に係る母集団生成装置100の生成部154は、サンプル集合に含まれる点とこの点に対応する近傍点とを交叉カーネルに与えて新しい点を生成していたが、新しい点を生成する処理はこれに限定されない。生成部154は、サンプル集合の点について、該点の近傍点のn次までの統計的モーメントを持つ確率密度関数を割り当て、割り当てた確率密度関数に従って、新しい点を生成してもよい。
図9は、生成部154が、新しい点を生成するその他の処理の一例を示す図である。ここでは説明の便宜上、サンプル集合に含まれる点を1次元にし、サンプル集合の点をx〜xとする。生成部154は、サンプル集合に含まれる点x,x,x、xのガウス分布を特定する。xのガウス分布をガウス分布10aとし、xのガウス分布をガウス分布10bとし、xのガウス分布をガウス分布10cとし、xのガウス分布をガウス分布10dとする。生成部154は、ガウス分布10a〜10dを平均した確率分布20を特定する。生成部154は、係る確率分布20に従って、新たな点yを生成する。このように、生成部154は、交叉カーネル以外の確率密度関数を利用して、新たな点を生成してもよい。
次に、上記実施例に示した母集団生成装置100と同様の機能を実現する母集団生成プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。図10は、母集団生成プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図10に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU201と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置202と、ディスプレイ203とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読取る読み取り装置204と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行うインターフェース装置205とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するRAM206と、ハードディスク装置207とを有する。そして、各装置201〜207は、バス208に接続される。
ハードディスク装置207は、特定プログラム207a、生成プログラム207bを有する。CPU201は、特定プログラム207a、生成プログラム207bを読み出してRAM206に展開する。特定プログラム207aは、特定プロセス206aとして機能する。生成プログラム207bは、生成プロセス206bとして機能する。
例えば、特定プロセス206aは、特定部153に対応する。生成プロセス206bは、生成部154に対応する。
なお、特定プログラム207a、生成プログラム207bについては、必ずしも最初からハードディスク装置207に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ200が特定プログラム207a、生成プログラム207bを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
サンプル集合に含まれる主成分毎の値に対応付けられた複数の点について、各点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定し、
前記サンプル集合に含まれる点と該点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点を所定の確率密度関数に割り当てることで、新たな点が取り得る主成分毎の値と確率とを対応付けた分布を生成し、生成した分布に基づいて新たな点を生成し、
生成した新たな点を母集団に追加する
処理を実行させることを特徴とする母集団生成プログラム。
(付記2)前記新たな点を生成する処理は、前記サンプル集合に含まれる点と前記点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点の平均ベクトルを算出し、選択した点および近傍点の各ベクトルと、前記平均ベクトルと、所定のガウス分布に従う値に基づいて、前記新たな点を生成することを特徴とする付記1に記載の母集団生成プログラム。
(付記3)前記新たな点を生成する処理は、所定数未満の点を有する前記サンプル集合に含まれる点と前記点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点の分布に基づいて、新たな点を生成する処理を繰り返し実行することで、所定数以上の点を有する母集団を生成することを特徴とする付記1または2に記載の母集団生成プログラム。
(付記4)コンピュータが実行する点生成方法であって、
サンプル集合に含まれる主成分毎の値に対応付けられた複数の点について、各点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定し、
前記サンプル集合に含まれる点と該点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点を所定の確率密度関数に割り当てることで、新たな点が取り得る主成分毎の値と確率とを対応付けた分布を生成し、生成した分布に基づいて新たな点を生成し、
生成した新たな点を母集団に追加する
処理を実行することを特徴とする母集団生成方法。
(付記5)前記新たな点を生成する処理は、前記サンプル集合に含まれる点と前記点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点の平均ベクトルを算出し、選択した点および近傍点の各ベクトルと、前記平均ベクトルと、所定のガウス分布に従う値に基づいて、前記新たな点を生成することを特徴とする付記4に記載の母集団生成方法。
(付記6)前記新たな点を生成する処理は、所定数未満の点を有する前記サンプル集合に含まれる点と前記点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点の分布に基づいて、新たな点を生成する処理を繰り返し実行することで、所定数以上の点を有する母集団を生成することを特徴とする付記4または5に記載の母集団生成方法。
(付記7)サンプル集合に含まれる主成分毎の値に対応付けられた複数の点について、各点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定する特定部と、
前記サンプル集合に含まれる点と該点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点を所定の確率密度関数に割り当てることで、新たな点が取り得る主成分毎の値と確率とを対応付けた分布を生成し、生成した分布に基づいて新たな点を生成し、生成した新たな点を母集団に追加する生成部と
を有することを特徴とする母集団生成装置。
(付記8)前記生成部は、前記サンプル集合に含まれる点と前記点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点の平均ベクトルを算出し、選択した点および近傍点の各ベクトルと、前記平均ベクトルと、所定のガウス分布に従う値に基づいて、前記新たな点を生成することを特徴とする付記7に記載の母集団生成装置。
(付記9)前記生成部は、所定数未満の点を有する前記サンプル集合に含まれる点と前記点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点の分布に基づいて、新たな点を生成する処理を繰り返し実行することで、所定数以上の点を有する母集団を生成することを特徴とする付記7または8に記載の母集団生成装置。
100 母集団生成装置
153 特定部
154 生成部

Claims (5)

  1. コンピュータに、
    サンプル集合に含まれる主成分毎の値に対応付けられた複数の点について、各点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定し、
    前記サンプル集合に含まれる点と該点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点を所定の確率密度関数に割り当てることで、新たな点が取り得る主成分毎の値と確率とを対応付けた分布を生成し、生成した分布に基づいて新たな点を生成し、
    生成した新たな点を母集団に追加する
    処理を実行させることを特徴とする母集団生成プログラム。
  2. 前記新たな点を生成する処理は、前記サンプル集合に含まれる点と前記点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点の平均ベクトルを算出し、選択した点および近傍点の各ベクトルと、前記平均ベクトルと、所定のガウス分布に従う値に基づいて、前記新たな点を生成することを特徴とする請求項1に記載の母集団生成プログラム。
  3. 前記新たな点を生成する処理は、所定数未満の点を有する前記サンプル集合に含まれる点と前記点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点の分布に基づいて、新たな点を生成する処理を繰り返し実行することで、所定数以上の点を有する母集団を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の母集団生成プログラム。
  4. コンピュータが実行する点生成方法であって、
    サンプル集合に含まれる主成分毎の値に対応付けられた複数の点について、各点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定し、
    前記サンプル集合に含まれる点と該点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点を所定の確率密度関数に割り当てることで、新たな点が取り得る主成分毎の値と確率とを対応付けた分布を生成し、生成した分布に基づいて新たな点を生成し、
    生成した新たな点を母集団に追加する
    処理を実行することを特徴とする母集団生成方法。
  5. サンプル集合に含まれる主成分毎の値に対応付けられた複数の点について、各点の近傍に存在する近傍点をそれぞれ特定する特定部と、
    前記サンプル集合に含まれる点と該点に対応する近傍点とを選択し、選択した点および近傍点を所定の確率密度関数に割り当てることで、新たな点が取り得る主成分毎の値と確率とを対応付けた分布を生成し、生成した分布に基づいて新たな点を生成し、生成した新たな点を母集団に追加する生成部と
    を有することを特徴とする母集団生成装置。
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