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JP6366012B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description

本発明は、照明光による光刺激により就寝者に目覚めをもたらす照明器具に関する。
従来から、予め設定された起床時刻の所定時間前から光源の明るさが漸増的に増加し、起床時刻には就寝者に快適な目覚めをもたらす目覚まし照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、就寝者が起床時刻を越えて超過睡眠をする場合に、起床時刻以後の光源による光刺激と、間欠的な刺激音によって就寝者を目覚めさせる、いわゆるスヌーズ機能を有する照明器具が知られている(例えば、特許文献2参照)。これらの照明装置及び照明器具によれば、光及び音の2種の刺激を就寝者に与えることにより、就寝者を効果的に目覚めさせることができる。
特開平4−264289号公報 特開2008−157774号公報
しかしながら、上記照明装置及び照明器具においては、ユーザが設定した起床時刻以降に光と音の刺激を与えているので、ユーザが予定の起床時刻までに快適な目覚め感を得ることができないことがある。
本発明は、上記課題を解決するものであり、就寝者が予定の起床時刻に快適な目覚め感を得ることができる照明器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、屋内に光を照射する光源と、前記光源を点灯制御する制御部と、刺激音を出力する音源と、を備え、予め設定された起床設定時刻よりも所定時間前である起床前期間から前記光源の調光比を高めるお目覚めモードを実行する照明器具であって、前記制御部は、前記お目覚めモードの起動時刻の開始当初は緩やかに照度を増加させ、前記起床設定時刻に近づくと、照度を急激に高める漸増的な前記光源の調光制御を行い、且つ前記光源の調光比を一時的に前記起床前期間の平均調光比よりも高くする光刺激制御、又は前記音源に刺激音を出力させる音刺激制御の少なくとも一方を、前記お目覚めモードの起動時刻の開始当初から、間欠的に行うことを特徴とする。
上記照明器具において、前記光源は、照射する光の色温度が可変であり、前記制御部は、前記光刺激制御において、前記光源に相対的に高い色温度の光を照射させることが好ましい。
上記照明器具において、前記光源は、屋内全般に光を照射する全般光源と、屋内の所定領域に光を照射する集光光源と、を有し、前記集光光源が照射する光の色温度が、前記全般光源が照射する光の色温度よりも相対的に高いことが好ましい。
上記照明器具において、前記起床設定時刻よりも所定時間前のユーザの睡眠状態を検知するセンサ部を更に備え、前記制御部は、前記センサ部によりユーザの眠りが深いことが検知されたとき、前記光刺激制御又は前記音刺激制御の少なくとも一方を行うことが好ましい。
上記照明器具において、前記制御部は、前記センサ部により検知されたユーザの眠りの深さに応じて、前記光刺激制御における前記光源の調光比又は前記光刺激制御を行う時間若しくは回数を変化させることが好ましい。
上記照明器具において、前記制御部は、前記センサ部により検知されたユーザの眠りの深さに応じて、前記音刺激制御における前記刺激音の出力又は前記音刺激制御を行う時間若しくは回数を変化させることが好ましい。
本発明によれば、就寝者の眠りが深い場合でも、起床前期間において、光刺激制御又は音刺激制御により、起床設定時刻に近づくにつれて就寝者の眠りを浅くするので、照明光による光刺激により就寝者は快適な目覚め感を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る照明器具を取り付けた屋内を示す図。 (a)は同照明器具の斜視図、(b)は同照明器具のカバーを外した状態における下面図、(c)は(b)のA−A’線側断面図。 同照明器具におけるユーザの起床時の照度変化を示す図。 (a)は同照明器具の光刺激制御における調光比の変化パターンを示す図、(b)は同照明器具の音刺激制御における刺激音の出力比の変化パターンを示す図。
本発明の一実施形態に係る照明器具について、図1乃至図4を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の照明器具1は、天井面Ce(設置面)に取付けられるシーリングライト型の照明器具であり、図示したようにベッドBが置かれた寝室に好適に用いられる。照明器具1は、天井面Ce及び壁面Waを含む屋内全般のA領域と、例えば、ベッドBで就寝する就寝者(ユーザ10)の顔面位置といった所定方向のB領域と、に夫々光を照射する。
照明器具1は、ユーザ10がリモートコントローラ11を操作することで、その点灯を制御することができる。なお、本実施形態の照明器具1は、シーリングライト以外の照明器具として実現されてもよく、上記の各領域に夫々光を照射することができれば、例えば、ベースライト、ダウンライト又はスポットライトとして実現されてもよい。
図2(a)乃至(c)に示すように、照明器具1は、器具本体2と、器具本体2の中央部を中心とする環状に配された複数の光源3と、光源3の光出射方向に設けられてLED3から出射した光の配光を制御する光学部材4と、備える。また、照明器具1は、光学部材4からの光出射方向に設けられて光学部材4から出射する光を拡散させて放射する拡散部材(カバー)5を備える。
光源3は、屋内全般のA領域に光を照射する全般光源31と、所定方向のB領域に光を照射する集光光源32と、を有する。また、全般光源31は、夫々複数のLEDを環状に配して成るLED群31a、31bが、同心円状に2列に配されて成る。このうち、外周側のLED群31aは、相対的に高色温度の光を照射するLEDチップから構成され、内周側のLED群31bは、相対的に低色温度の光を照射するLEDチップから構成される。なお、本実施形態では、光源3として、LED群が2列配された構成を示すが、これに限らずLED群は1列又は3列以上であってもよく、LED群は、LEDが内装された蛍光灯型LED照明装置であってもよい。
各光源3のLEDは、LEDチップの出射光の波長を変換する波長変換部材が被覆されて、LEDパッケージとして構成される。LEDチップには、例えば、青色光を放射するGaN系青色LEDチップが用いられ、波長変換部材には、封止用の透光性樹脂材料に昼白色や電球色の光を出射できるようにするための蛍光体が混入されたものが用いられる。なお、全般光源31及び集光光源32が照射する光の色温度は、昼光色〜電球色(色温度7100K〜2600K)であればよい。なお、全般光源31において、相対的に高色温度の光を照射するLED群31aには、例えば、色温度5000K程度の昼白色光を出射するLEDチップが好適に用いられる。また、相対的に低色温度の光を照射するLED群31bには、例えば、色温度2700〜3000K程度の電球色光を出射するLEDチップが好適に用いられる。これらLED群31a及びLED群31bの調光比を制御することにより、全般光源31は、照射される光の色温度を適宜に可変とすることができる。また、集光光源32のLEDには、色温度5200K以上、例えば、6500Kの昼光色光を出射するLEDチップが好適に用いられる。
器具本体2は、上面(取引付け面)が天井面Ceに対面した状態で天井面Ceに取り付けられる上面視円形の板状部材であり、例えば、厚みの薄いダイカスト部材や、鉄板、アルミ板等で構成され、所定形状に一体成形されたものを含む。また、器具本体2の上面の中央部分には、取付金具(不図示)が設けられ、この取付金具が天井面Ceに設けられた引掛シーリング等に接続される。一方、天井面Ceの反対側の面に光源3等が配置される。
器具本体2の中央部には、施工面に設けられた給電コネクタ等に固定される給電部21が設けられる。また、給電部21の外周側には、各光源3を点灯駆動するための点灯回路22と、全般光源31のLEDが実装される基板23と、が設けられる。器具本体2は、所定の剛性を有するアルミニウム板又は鋼板等の板材を、上記形状にプレス及び切削加工することにより形成され、LED等が配置される面には可視光の反射率が高い白色塗料が塗布又は反射性金属材料が蒸着されていてもよい。
給電部21は、汎用のアダプタガイドであり、給電コネクタ等を介して商用交流電源に接続される。点灯回路22は、給電部21から供給された交流電流を各光源3に適合する所定電圧の直流電流に変換及び整流するための、トランス、コンデンサ及び制御用IC等を備える。
基板23は、ガラスエポキシ樹脂等の絶縁材料から成り、LED3が実装される面に所定の配線パターンが形成されている。基板23は、樹脂をベースとするもの、セラミックから成るもの、及びアルミ等の金属をベースとするものに加えて、フレキシブル基板等が用いられてもよい。
点灯回路22は、ユーザの操作に基づき、中心側のLED群31a及び外周側のLED群31bを夫々独立して点灯させることができるように構成されている。なお、各LED群31a、31b内の各LEDが個別に又は複数にグルーピングされて更に細かい部分点灯又は間引き点灯等が可能なように構成されていてもよい。
また、基板23には、各光源3を点灯制御するための制御部24が設けられる。制御部24は、リモートコントローラ11から受信した無線信号に基づいて各光源3の点灯又は消灯を行う。ここで言う、無線通信は、赤外線、電波、可視光を含む。また、制御部24、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)制御や、アナログ調光制御により、各光源3の調光制御を行う。制御部24は、マイコン24aによって実現される。なお、調光比とは、各光源3の最大輝度に対する輝度の割合を意味し、例えば、制御部24がPWM制御により光源3の調光制御を行う場合の調光比は、PWM信号のデューテイ比により定められる。
マイコン24aは、時刻を計時するタイマ、及びタイマで計時された時間に対する各光源3の調光比等のデータや過去の照明情報等を記憶するメモリを内蔵している。また、制御部24には、リモートコントローラ11との間で制御信号を受信するための受信部24bと、信号受信時に発信音を出力するブザー24cと、が設けられている。ブザー24cは、上記発信音に加えて、就寝者の眠りを浅くする刺激音を出力する。
また、器具本体2の外周には、照明器具1が設けられた屋内に居る人の動作を検知するセンサ部6が設けられている。センサ部6は、照明器具1とは別体の構成であってもよい。センサ部6は、例えば、モーションセンサにより構成され、就寝者(ユーザ10(図1も参照))の寝返り等の起床予備行動を検知し、ユーザ10の眠りの深さを検知する。センサ部6は、寝返り等の動きが多いほど眠りが浅く、動きが少ないほど眠りが深いと判断する。
光学部材4は、環状に配された複数のLED3を一括して覆う樋状のレンズ部材であり、アクリル樹脂等の透光性樹脂により形成される。本実施形態において、光学部材4は、全般光源31の器具中央側のLED群31a及び器具外周側のLED群31bを一括して覆う半円樋状レンズ部4aと、集光光源32のLED群32aを覆う半球状集光レンズ部4bと、を有する。本実施形態においては、半球状集光レンズ部4bは、光の集光方向が可変となるように構成されており、集光光源32の光軸を、全般光源31の光軸に対して所定角度だけ傾斜させる。
カバー5は、器具本体2の前面を覆うドーム形状とされ、例えば、アクリル樹脂等の透光性材料に光拡散性粒子又は顔料等を添加した樹脂材料から形成される。カバー5は、上記の光拡散性粒子又は顔料等の添加に換えて、透明なガラス板又は樹脂板の表面又は裏面に、サンドブラスト処理を施して粗面としたもの、又はシボ加工を施したもの、ディンプル加工等により微細な凹凸形状を形成したもの等であってもよい。
このように構成された照明器具1の動作について、図3及び図4を参照して説明する。照明器具1は、ユーザ10がリモートコントローラ11を操作することにより、ユーザ10が就寝する際に光源3の調光比を漸増的に高めるお目覚めモードと、ユーザ10が起床する際に各光源3の調光比を漸増的に低めて所定時間後に消灯するお休みモードと、を実行する。ここでは、お目覚めモードの制御について説明する。
ユーザは、自らが起床しようとする起床設定時刻t1と、お目覚めモード起動時刻t2までの起床前期間を設定する。制御部24は、お目覚めモードで光源3の点灯制御を行うとき、図3に示すように、お目覚めモード起動時刻t2の開始当初は緩やかに照度を増加させ、起床設定時刻t1に近づくと、照度を急激に高める。そして、起床設定時刻t1が経過すると、再び照度を緩やかに増加させた後、再び照度を急激に高め、設定された基準照度に達すると、その照度を維持する。
また、制御部24は、起床設定時刻t1までの起床前期間に、図4(a)に示すように、光源3の調光比を一時的に起床前期間の平均調光比よりも高くする光刺激制御を間欠的に行う。また、上記光刺激制御と共に、又はそれに換えて、図4(b)に示すように、ブザー24c(音源)に刺激音を出力させる音刺激制御を間欠的に行う。音刺激制御は、例えば、ユーザ10が頭から布団をかぶっている場合に有効である。従って、センサ部6で、ユーザ10が頭から布団をかぶっているか否かを検知し、その検知の有無で音刺激制御を行ってもよい。
このように、本実施形態では、起床前期間において、光刺激制御又は音刺激制御の少なくとも一方を間欠的に行うことにより、お目覚めモード起動時刻t2において、就寝者の眠りが深い場合でも、起床設定時刻t1に近づくにつれて就寝者の眠りを浅くする。その結果、照明光による光刺激により就寝者は快適な目覚め感を得ることができる。
また、光刺激制御において、高い色温度の光を各光源3から照射させることにより、ユーザ10の起床時には、ユーザ10に目覚めにおいて心理的に良い影響を与えることができる。また、上記光刺激制御は、集光光源32により行うことで、就寝者の顔面照度を確保し易くなり、より効果的に起床前期間のユーザ10の眠りを浅くすることができる。なお、照明器具1が集光光源32を備えていない場合であっても、全般光源31が高い色温度の光を照射することにより、ユーザ10の眠りを浅くすることができる。なお、照明器具1が集光光源32を備えていない場合であっても、全般光源31が高い色温度の光を照射することによりユーザ10の眠りを浅くすることができる。
また、図4(a)に示したように、制御部24は、センサ部6により検知されたユーザ10の眠りの深さに応じて、光刺激制御における光源3(集光光源32)の調光比又は光刺激制御を行う時間若しくは回数を変化させてもよい。また、音刺激制御における刺激音の出力又は音刺激制御を行う時間若しくは回数を変化させてもよい。すなわち、ユーザ10の眠りが深いときは、大きな刺激を与えることで、起床設定時刻t1までに効果的にユーザ10の眠りを浅くする。また、ユーザ10の眠りが浅いときは、小さな刺激を与えることで、ユーザ10にストレスの少ない快適な目覚め感を与えることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限らず、種々の変形が可能である。上記実施形態では、各光源にLEDを用いた構成を示したが、LEDに代えて、有機EL素子(OLED)または無機EL素子等のLED以外の固体発光素子により構成されたモジュールが用いられてもよい。また、リモートコントローラ11に代えて、スマートフオンやタブレット端末などの情報通信端末が用いられてもよい。この場合、照明器具1は、情報通信端末を備えた照明システムの一部構成として適用される。
1 照明器具
2 器具本体
24 制御部
24c ブザー(音源)
3 光源
31 全般光源
32 集光光源
6 センサ部
t1 起床設定時刻

Claims (6)

  1. 屋内に光を照射する光源と、前記光源を点灯制御する制御部と、刺激音を出力する音源と、を備え、予め設定された起床設定時刻よりも所定時間前である起床前期間から前記光源の調光比を高めるお目覚めモードを実行する照明器具であって、
    前記制御部は、前記お目覚めモードの起動時刻の開始当初は緩やかに照度を増加させ、前記起床設定時刻に近づくと、照度を急激に高める漸増的な前記光源の調光制御を行い、
    且つ前記光源の調光比を一時的に前記起床前期間の平均調光比よりも高くする光刺激制御、又は前記音源に刺激音を出力させる音刺激制御の少なくとも一方を、前記お目覚めモードの起動時刻の開始当初から、間欠的に行うことを特徴とする照明器具。
  2. 前記光源は、照射する光の色温度が可変であり、
    前記制御部は、前記光刺激制御において、前記光源に相対的に高い色温度の光を照射させることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記光源は、屋内全般に光を照射する全般光源と、屋内の所定領域に光を照射する集光光源と、を有し、
    前記集光光源が照射する光の色温度が、前記全般光源が照射する光の色温度よりも相対的に高いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記起床設定時刻よりも所定時間前のユーザの睡眠状態を検知するセンサ部を更に備え、
    前記制御部は、前記センサ部によりユーザの眠りが深いことが検知されたとき、前記光刺激制御又は前記音刺激制御の少なくとも一方を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の照明器具。
  5. 前記制御部は、前記センサ部により検知されたユーザの眠りの深さに応じて、前記光刺激制御における前記光源の調光比又は前記光刺激制御を行う時間若しくは回数を変化させることを特徴とする請求項4に記載の照明器具。
  6. 前記制御部は、前記センサ部により検知されたユーザの眠りの深さに応じて、前記音刺激制御における前記刺激音の出力又は前記音刺激制御を行う時間若しくは回数を変化させることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の照明器具。
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