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JP6366378B2 - リフタギヤ抑え構造 - Google Patents
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Description

本発明は、フロアに対してシートのシートクッション(座部)の高さや、傾斜を変えるシートリフタに設けられるギヤの抑え構造に関する。
一端部がフロアに回転可能に取り付けられ、他端部がシートのシートクッションの前部に取り付けられたフロントリンクと、一端部がフロアに回転可能に取り付けられ、他端部がシートのシートクッションの後部に取り付けられたリアリンクと、フロアと、シートクッションとで4節回転連鎖を構成し、フロアを固定リンクとし、フロントリンク、リアリンクのうちの、どちらか一方のリンクを回転させることにより、シートクッションをフロアに対して昇降させたり、傾斜させたりするシートリフタがある。
そして、リンクを回転させる機構としては、フロアまたはシートクッション側にピニオンを設け、リンクにピニオンが噛合するドリブンギヤ(セクタギヤ)を設け、ピニオンを回転駆動することでリンクを回転させる機構がある。
尚、以下、ピニオンとドリブンギヤとを合わせてリフタギヤという場合がある。
このような機構では、シートに大きな荷重が作用すると、ピニオンとドリブンギヤとの噛合が外れる場合がある。
よって、ピニオンとドリブンギヤとの確実な噛合を保持するために、リフタギヤ抑え構造が設けられる。従来のリフタギヤ抑え構造は、一対のプレートでドリブンギヤを挟むと共に、締結部材でこの一対のプレートを締結し、締結された一対のプレートのうちの一方のプレート(ピニオンが設けられた部材であるシートクッション(ロアアーム)側のプレート)を溶接で、シートクッション(ロアアーム)に取り付けている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第6,502,799B2号明細書
特許文献1に記載されたリフタギヤ抑え構造において、ドリブンギヤに振れが発生するような荷重がシートに作用した場合、その荷重は、締結部材→一方のプレート→溶接箇所→シートクッション(ロアアーム)の順で伝達される。
そして、一方のプレートとシートクッション(ロアアーム)との溶接箇所と、一対のプレートの締結部材が設けられる箇所とは異なっているので、溶接箇所を中心として、一方のプレートに曲げモーメントが発生する。
この曲げモーメントにより、一方のプレートが変形し、ピニオンとドリブンギヤとの噛合が外れたり、一方のプレートがシートクッション(ロアアーム)から剥離したりすることを防ぐことが必要である。
よって、特許文献1に記載されたリフタギヤ抑え構造では、プレートを厚くしたり、プレートの材質を高強度のものにしたりして、大きな曲げモーメントでもプレートが変形しないようにしければならず、コストが高くなる問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされた物で、その課題は、コスト低減を図れるリフタギヤ抑え構造を提供することにある。
上述した課題のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したリフタギヤ抑え機構は、一端部がシートのシートクッション側部材に、他端部がフロア側に設けられたフロア側部材にそれぞれ回転可能に取り付けられたリンクと、該リンクをリフタギヤを用いて回転させる駆動機構とを有し、前記フロアに対して前記シートクッションの高さや傾斜を変えるシートリフタのリフタギヤ抑え構造であって、前記リフタギヤは、前記シートクッション側部材、前記フロア側部材のうちのどちらか一方の部材に回転可能に設けられ、駆動部により駆動されるピニオンと、前記リンクに設けられ、前記ピニオンが設けられた部材側の前記リンクの回転中心軸を中心とした円周に沿い、前記ピニオンが噛合する複数の歯を有するドリブンギヤと、からなり、前記リフタギヤ抑え構造は、前記ピニオンが設けられた一方の部材と隣接するように配置された第1プレートと、該第1プレートと協働して前記ドリブンギヤを挟む第2プレートと、前記第2プレートと、前記第1プレートと、前記ピニオンが設けられた一方の部材との3つの部材を共締めして取り付ける同一の締結部材と、からなり、前記締結部材は、前記ピニオンよりドリブンギヤ側に設けられた第1締結部材を有し、前記第2プレートは、前記ピニオンの回転軸が嵌合するピニオン軸嵌合部と、前記第1締結部材が取り付けられる第1締結部材嵌合部と、該第1締結部材嵌合部から、前記ドリブンギヤの回転中心軸と前記ピニオンの回転中心軸とを結んだ直線を介して前記第1締結部材嵌合部と反対側まで延出し、前記第1プレートと協働して前記ドリブンギヤを挟むギヤ側連結部と、を有していることを特徴とする。

本発明の他の特徴は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
本発明によれば、リフタギヤ抑え構造は、前記ピニオンが設けられた一方の部材と隣接するように配置された第1プレートと、該第1プレートと協働して前記ドリブンギヤを挟む第2プレートと、前記第2プレートと、前記第1プレートと、前記ピニオンが設けられた一方の部材との3つの部材を共締めして取り付ける同一の締結部材と、からなることにより、ドリブンギヤに振れが発生するような荷重がシートに作用した場合でも、第1プレートに大きな曲げモーメントが発生しない。
よって、第1プレート、第2プレートを厚くしたり、材質を高強度のものにしたりする必要がなく、コスト低減を図れる。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
実施形態の発明部分を説明する図で、図2の切断線I−Iでの切断部端面図である。 実施形態の発明部分を説明する図で、図6のII部分の拡大図である。 本実施形態のシートリフタが設けられたシートのシートバック(背もたれ)のフレームを取り除いた状態の斜視図である。 図3のIV方向矢視図である。 図3のV方向矢視図である。 図3のVI方向矢視図である。 図3のVII方向矢視図である。
最初に、図3−図7を用いて、実施形態のシートリフタが設けられたシートの全体構成を説明する。図3は実施形態のシートリフタが設けられたシートのシートバック(背もたれ)のフレームを取り除いた状態の斜視図、図4は図3のIV方向矢視図、図5は図3のV方向矢視図、図6は図3のVI方向矢視図、図7は図3のVII方向矢視図である。
尚、図3に示すシートは、右ハンドル車両の運転席である。
これらの図に示すように、インナ側のシートトラック1は、フロアに図示しないブラケットを介して設けられるロアレール3と、ロアレール3対して移動可能に係合するアッパレール5とからなっている。
同様に、アウタ側のシートトラック7は、フロアに図示しないブラケットを介して設けられるロアレール9と、ロアレール9対して移動可能に係合するアッパレール11とからなっている。
又、図3、図5に示すように、インナ側のシートトラック1には、ロアレール3に対するアッパレール5の移動を禁止するインナ側ロック装置が設けられている。インナ側ロック装置は、ロアレール3の側部にレールの長手方向に沿って設けられた複数のロック穴3aと、アッパレール5に設けられ、ロック穴3aに係脱可能な歯が形成されたロック部材4と、ロック部材4の歯がロック穴3aに係合する方向(ロック方向)にロック部材4を付勢するスプリング6とからなっている。
さらに、図6に示すように、アウタ側のシートトラック7にも、ロアレール9に対するアッパレール11の移動を禁止するアウタ側ロック装置が設けられている。アウタ側ロック装置は、ロアレール9の側部にレールの長手方向に沿って設けられた複数のロック穴9aと、アッパレール11に設けられ、ロック穴9aに係脱可能な歯が形成されたロック部材10と、ロック部材10の歯がロック穴9aに係合する方向(ロック方向)にロック部材10を付勢するスプリング12とからなっている。
ロック部材4、ロック部材10は、インナ側のロック装置からシートの前部を介してアウタ側のロック装置まで延びるロック解除レバー8により、操作されるようになっている。
通常、スプリング6、スプリング12の付勢力により、アッパレール5、アッパレール11のロック部材4、ロック部材10の歯が、ロアレール3、ロアレール9のロック穴3a、ロック穴9aに係合し、アッパレール5,アッパレール11の移動が禁止されたロック状態にある。
ここで、ロック解除レバー8のシートの前方に位置する部分を上方へ引き上げることにより、スプリング6、スプリング12の付勢力に抗して、ロック部材4、ロック部材10の歯がロック穴3a、ロック穴9aより離脱し、アッパレール5,アッパレール11の移動が許可されたロック解除状態となる。
図3−図5に示すように、インナ側のシートトラック1のアッパレール5の天部には、インナブラケット(フロア側部材)21が設けられている。インナブラケット21の前部には、ピン23を用いてフロントリンク25の一方の端部側が回転可能に設けられている。インナブラケット21の後部には、ピン27を用いてリアリンク29の一方の端部側が回転可能に取り付けられている。
図3、図6−図7に示すように、アウタ側のシートトラック7のアッパレール11の天部には、アウタブラケット(フロア側部材)31が設けられている。アウタブラケット31の前部には、ピン33を用いてフロントリンク35の一方の端部側が回転可能に設けられている。アウタブラケット31の後部には、ピン37を用いてリアリンク39の一方の端部側が回転可能に取り付けられている。
図3−図7に示すように、インナ側のシートトラック1のアッパレール5、アウタ側のシートトラック7のアッパレール11上には、それぞれシートクッションのロアアーム(シートクッション側部材)51、ロアアーム(シートクッション側部材)61が配置される。
ロアアーム51の前部と、ロアアーム61の前部とには、フロントパイプ71が回転可能に設けられている。ロアアーム51の後部と、ロアアーム61の後部とには、リアパイプ73が回転可能に設けられている。さらに、ロアアーム51の前方側部と、ロアアーム61の前方側部とには、クッションフレーム75が取り付けられている。
さらに、リアパイプ73には、リアブラケット76が設けられている。
そして、図3に示すように、クッションフレーム75とリアブラケット76との間には、両者を橋渡しするように複数のSばね(S字状に繰り返して折り曲げられた線材でなるばね)77が設けられている。
図3−図5に示すように、フロントリンク25の他方の端部側は、ロアアーム51に対して回転可能に設けられたフロントパイプ71に固着されている。又、リアリンク29の他方の端部側は、ロアアーム51に対して回転可能に設けられたリアパイプ73に固着されている。これにより、インナ側では、フロア側の部材であるインナブラケット21と、フロントリンク25と、リアリンク29と、ロアアーム51とで、四節回転機構が形成されている。
同様に、図3、図6−図7に示すように、フロントリンク35の他方の端部側は、ロアアーム61に対して回転可能に設けられたフロントパイプ71に固着されている。又、リアリンク39の他方の端部側は、ロアアーム61に対して回転可能に設けられたリアパイプ73に固着されている。これにより、アウタ側では、フロア側の部材であるアウタブラケット31と、フロントリンク35と、リアリンク39と、ロアアーム61とで、四節回転機構が形成されている。
そして、インナ側のフロントリンク25と、アウタ側のフロントリンク35とは、フロントパイプ71を介して連結され、一方のフロントリンクの動きは、フロントパイプ71を介して他方のフロントリンクに伝達される。又、インナ側のリアリンク29と、アウタ側のリアリンク39とは、リアパイプ73を介して連結され、一方のリアリンクの動きは、リアパイプ73を介して他方のリアリンクに伝達される。よって、インナ側の四節回転機構と、アウタ側の四節回転機構とは、同期して作動する。よって、インナ側のフロントリンク25と、アウタ側のフロントリンク35と、インナ側のリアリンク29と、アウタ側のリアリンク39とのうち、どれか一つのリンクを回転駆動することで、インナ側のロアアーム51,アウタ側のロアアーム61は、インナ側のフロア側の部材であるインナブラケット21、アウタ側のフロア側の部材であるアウタブラケット31に対して昇降し、フロアに対してシートクッションの高さを変えることができる。
本実施形態では、図3、図6に示すように、駆動機構を用いて、アウタ側のリアリンク39を回転させている。
ここで、図1、図2、図3、図6を用いて、アウタ側のリアリンク39を回転させる駆動機構を説明する。図1は、実施形態の発明部分を説明する図で、図2の切断線I−Iでの断面図、図2は実施形態の発明部分を説明する図で、図6のII部分の拡大図である。
これらの図に示すように、アウタ側のロアアーム61のインナ側ロアアーム51と対向する面側には、ピニオン101が配置されている。一方、アウタ側のロアアーム61のインナ側ロアアーム51と対向する面と反対側の面には、クラッチユニット103が設けられている。このクラッチユニット103の出力部としての出力軸105は、ロアアーム61に形成された穴61aを挿通し、アウタ側のロアアーム61のインナ側ロアアーム51と対向する面側に突出し、突出した部分に、ピニオン101が取り付けられている。
尚、クラッチユニット103は、入力側に設けられ、レバー107の操作により出力側の回転トルクの伝達・遮断を制御するレバー側クラッチ部109と、出力側に設けられ、レバー側クラッチ部からの入力トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側からの逆入力トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部111とからなっている。尚、このようなクラッチユニットとしては、例えば、特開2009−30634号公報に開示されたものがある。
リアリンク39には、ピニオン101に噛合する複数の歯113が形成されたドリブンギヤ(セクタギヤ)115が形成されている。ドリブンギヤ115の歯113は、リアリンク39のピニオン101が設けられた部材であるロアアーム61側の回転中心軸(リアパイプ73の中心軸)(図2において、点Oで示す)を中心とした円周に沿うように形成されている。
レバー107とクラッチユニット103とでピニオン101を回転駆動する駆動部が構成され、この駆動部(レバー107、クラッチユニット103)と、ピニオン101と、リアリンク39のドリブンギヤ115とで、リアリンク39を回転させる駆動機構が構成されている。
尚、本実施形態の駆動部は、人手で駆動するマニュアルタイプの駆動部であるが、モータでピニオン101を駆動するパワータイプの駆動部であってもよい。
そして、レバー107を上方に揺動操作すると、図2において、ピニオン101が時計方向に回転し、ドリブンギヤ115が反時計方向に回転することにより、リアリンク39が立ち、インナ側のロアアーム51,アウタ側のロアアーム61は、インナ側のフロア側の部材であるインナブラケット21、アウタ側のフロア側の部材であるアウタブラケット31に対して上昇する。
又、レバー107を下方に揺動操作すると、図2において、ピニオン101が反時計方向に回転し、ドリブンギヤ115が時計方向に回転することにより、リアリンク39が寝て、インナ側のロアアーム51,アウタ側のロアアーム61は、インナ側のフロア側の部材であるインナブラケット21、アウタ側のフロア側の部材であるアウタブラケット31に対して下降する。
そして、本実施形態では、リアリンク39のドリブンギヤ115は、第1プレート131と、第2プレート133とで挟まれている。第1プレート131は、ピニオン101が設けられた部材であるロアアーム61と隣接するように配置されている。
第1プレート131と、第2プレート133と、ピニオン101が設けられた部材であるロアアーム61とは、ボルトとナットからなる締結部材で共締めして取り付けられている。
具体的には、ピニオン101を介してドリブンギヤ115側は、第1締結部材141で取り付けられている。又、ピニオン101を介してドリブンギヤ115と反対側は、第2締結部材151で取り付けられている。
さらに、ドリブンギヤ(リアリンク39)115は、第1プレート131、第2プレート133との間に隙間があるように、リアパイプ73に固着されている。よって、リアパイプ73の中心軸が、ドリブンギヤ115の回転中心軸となる。
又、第1プレート131には、ロアアーム61に形成された穴61aと対向し、クラッチユニット103の出力軸105が挿通する穴131cが形成されている。第2プレート133には、ロアアーム61に形成された穴61aと対向し、クラッチユニット103の出力軸(ピニオン軸)105が嵌合し、出力軸105を保持する穴133c(ピニオン軸嵌合)が形成されている。
(第1締結部材141)
第1締結部材141は、ボルト部材143とナット145とからなっている。
ボルト部材143は、次の3つの部分からなっている。
・第1プレート131に形成された穴131a、ロアアーム61に形成された穴61bを挿通する中径部143a。
・中径部143aに連設され、中径部143aより大きな径で、リアリンク39のドリブンギヤ115に形成された貫通した穴115aを挿通し、軸方向の長さがリアリンク39の厚さより若干長く設定された大径部143b。
・大径部143bに連設され、大径部143bより小さな径で、周面におねじが形成され、第2プレート133に形成された穴133aを挿通するねじ部143c。
そして、中径部143aのロアアーム61の穴61bを挿通し、外部に露出した部分は、加圧変形させたかしめ部143dとなっている。このかしめ部143dは、ロアアーム61の穴61bより大きく、ロアアーム61に押接している。
さらに、第2プレート133の穴133aを挿通し外部に露出した部分には、ナット145が螺合し、ナット145は第2プレート133に押接している。
尚、図1に示すように、第1プレート131の穴131a、第2プレート133の穴133aは、第1締結部材141が取り付けられる第1締結部材嵌合部として機能している。さらに、穴133aは、穴133c(ピニオン軸嵌合部)より下側に、配置されている。
(第2締結部材)
第2締結部材151は、ボルト部材153とナット155とからなっている。
ボルト部材153は、周面におねじが形成され、ロアアーム61に形成された穴61c、第1プレート131に形成された穴131b、第2プレート133に形成された穴133bを挿通している。
ボルト部材153の第2プレート133側から外部に露出した部分にはナット155が螺合し、ナット155は第2プレート133に押接している。
ボルト部材153のロアアーム61の穴61cから外部に露出した部分は、加圧変形させたかしめ部153aとなっている。このかしめ部153aは、ロアアーム61の穴61cより大きく、ロアアーム61に押接している。
尚、ボルト部材153のロアアーム61の穴61cから外部に露出した部分を加圧変形させるかしめ代わりに、溶接でもよい。
尚、図1に示すように、第1プレート131の穴131b、第2プレート133の穴133bは、第2締結部材151が取り付けられる第2締結部材嵌合部として機能している。
そして、第2プレート133は、図2に示すように、第1締結部嵌合部(第2プレート133の穴133a)から、ドリブンギヤ115の回転中心軸(リアパイプ73の中心軸)とピニオン101の回転軸とを結んだ直線lを介して第1締結部嵌合部(第2プレート133の穴133a)と反対側まで扇状に広がるように延出し、第1プレート131と協働してドリブンギヤ115を挟むギヤ側連結部171を有している。
このギヤ側連結部171には、ドリブンギヤ115に当接可能なビード181が形成されている。
さらに、第2プレート133は、ピニオン軸嵌合部である穴133cから、第2締結部材151が取り付けられる第2締結部材嵌合部としての穴133bに至る反ギヤ側連結部173を有している。
この反ギヤ側連結部173は、図1に示すように、ピニオン軸嵌合部である穴133cから第2締結部材嵌合部としての穴133bに向かって、車幅方向で第1プレート131方向に漸次近づくように傾斜した面となっている。
上記構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 第1プレート131と、第2プレート133と、ピニオン101が設けられた部材であるロアアーム61とは、ボルトとナットからなる締結部材で共締めして取り付けられていることにより、ドリブンギヤ115に振れが発生するような荷重がシートに作用した場合でも、第1プレート131に大きな曲げモーメントが発生しない。
よって、第1プレート131、第2プレート133を厚くしたり、材質を高強度のものにしたりする必要がなく、コスト低減を図れる。
(2) 第2プレート133にギヤ側連結部171を形成したことにより、ドリブンギヤ115に対する受け面が広がり、ドリブンギヤ115の振れを広い面で受けることができ、第2プレート133を厚くしたり、材質を高強度のものにしたりする必要がなく、コスト低減を図れる。
(3) ギヤ側連結部は、第1締結部材(第2プレート133の穴133a)から扇状に広がるように延出していることにより、ドリブンギヤ115に対する受け面がさらに広がる。
(4) 第2プレート133のギヤ側連結部171にドリブンギヤ115に当接可能なビード181を形成したことにより、ドリブンギヤ115の倒れ(傾き)量を少なく抑えられる。又、ビード181とドリブンギヤ115との接触面積が狭いので、当接した場合でも、ドリブンギヤ115に対する摺動摩擦抵抗も少なくなる。
(5) 反ギヤ側連結部173は、ピニオン軸嵌合部である穴133cから第2締結部材嵌合部としての穴133bに向かって、車幅方向で第1プレート131方向に漸次近づくように傾斜した面となっているので、段差面を形成するよりも、第2プレート133の強度低下を抑えることができる。
(6) ドリブンギヤ(リアリンク39)115は、第1プレート131、第2プレート133との間に隙間があるように、リアパイプ73に固着されていることにより、この隙間でドリブンギヤ115やピニオン101の寸法精度、取り付け精度のばらつきを吸収し、ドリブンギヤ115のスムーズな作動やドリブンギヤ115とピニオン101との良好な噛合が得られる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定するものではない。上記実施形態では、アウタ側のリアリンク39を駆動するようにしたが、インナ側のリアリンク29や、インナ側のフロントリンク25やアウタ側のフロントリンク35を駆動してもよい。
101 ピニオン
115 ドリブンギヤ
131 第1プレート
133 第2プレート
141、151 締結部材

Claims (5)

  1. 一端部がシートのシートクッション側部材に、他端部がフロア側に設けられたフロア側部材にそれぞれ回転可能に取り付けられたリンクと、該リンクをリフタギヤを用いて回転させる駆動機構とを有し、前記フロアに対して前記シートクッションの高さや傾斜を変えるシートリフタのリフタギヤ抑え構造であって、
    前記リフタギヤは、
    前記シートクッション側部材、前記フロア側部材のうちのどちらか一方の部材に回転可能に設けられ、駆動部により駆動されるピニオンと、
    前記リンクに設けられ、前記ピニオンが設けられた部材側の前記リンクの回転中心軸を中心とした円周に沿い、前記ピニオンが噛合する複数の歯を有するドリブンギヤと、
    からなり、
    前記リフタギヤ抑え構造は、
    前記ピニオンが設けられた一方の部材と隣接するように配置された第1プレートと、
    該第1プレートと協働して前記ドリブンギヤを挟む第2プレートと、
    前記第2プレートと、前記第1プレートと、前記ピニオンが設けられた一方の部材との3つの部材を共締めして取り付ける同一の締結部材と、
    からなり、
    前記締結部材は、
    前記ピニオンよりドリブンギヤ側に設けられた第1締結部材を有し、
    前記第2プレートは、
    前記ピニオンの回転軸が嵌合するピニオン軸嵌合部と、
    前記第1締結部材が取り付けられる第1締結部材嵌合部と、
    該第1締結部材嵌合部から、前記ドリブンギヤの回転中心軸と前記ピニオンの回転中心軸とを結んだ直線を介して前記第1締結部材嵌合部と反対側まで延出し、前記第1プレートと協働して前記ドリブンギヤを挟むギヤ側連結部と、
    を有している
    ことを特徴とするリフタギヤ抑え構造。
  2. 前記ギヤ側連結部は、前記第1締結部材から扇状に広がるように延出している
    ことを特徴とする請求項1記載のリフタギヤ抑え構造。
  3. 前記ギヤ側連結部には、前記ドリブンギヤに当接可能なビードが形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のリフタギヤ抑え構造。
  4. 前記締結部材は、
    前記ピニオンを介してドリブンギヤと反対側に設けられた第2締結部材を有し、
    前記第2プレートは、
    前記第2締結部材が取り付けられる第2締結部材嵌合部と、
    前記ピニオン軸嵌合部から前記第2締結部材嵌合部に至る反ギヤ側連結部と、
    を有し、
    前記第2プレートの前記反ギヤ側連結部は、前記ピニオン軸嵌合部から前記第2締結部材嵌合部に向かって、第1プレート方向に漸次近づくように傾斜した面である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のリフタギヤ抑え構造。
  5. 前記ドリブンギヤと前記第1プレートとの間、前記ドリブンギヤと前記第2プレートとの間には、それぞれ隙間がある
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか記載のリフタギヤ抑え構造。
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