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JP6370200B2 - 電子線滅菌装置 - Google Patents
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Description

本発明は、搬送される食品や薬液等の容器の内面に電子線を照射して殺菌する電子線滅菌装置に関する。
従来、この種の電子線滅菌装置としては、例えば図10に示すように、電子線を容器101に照射して容器101の内部を滅菌する滅菌室102と、この滅菌室102を覆って放射線を遮蔽する遮蔽カバー体103と、遮蔽カバー体103に形成された開口部104から上部が突出した回転体105とを具備するものがある。
回転体105は、容器101を保持する昇降自在な複数のクランプ装置106と、回転テーブル107と、回転テーブル107に設けられた複数の電子線照射器108と、電子線照射器108を覆う回転遮蔽カバー109とを有している。電子線照射器108は、クランプ装置106で保持された容器101に電子線を照射するものであって、ノズル部110を有している。尚、電子線はノズル部110の下端の射出口から照射される。
回転遮蔽カバー109は回転テーブル107の上面に設けられている。また、遮蔽カバー体103の上部には開口部104が形成され、回転体105の上部すなわち回転遮蔽カバー109が開口部104から上方へ露出している。
これによると、回転体105が回転し、容器101を保持したクランプ装置106が上昇することにより、容器101が上昇して、電子線照射器108のノズル部110が容器101内に挿入され、電子線がノズル部110の射出口から照射され、容器101の内部が滅菌される。
また、滅菌室102内で電子線が回転体105等のステンレス製等の金属部材に衝突すると、X線等の放射線が発生するが、このような放射線は遮蔽カバー体103で遮蔽される。
尚、上記のような電子線滅菌装置100は例えば下記特許文献1に記載されている。
特開2013−86822
しかしながら上記の従来形式では、滅菌室102内で発生した放射線が遮蔽カバー体103の開口部104と回転遮蔽カバー109との隙間112から外部に漏れる虞がある。
本発明は、滅菌室内で発生した放射線を確実に遮蔽することができる電子線滅菌装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明における電子線滅菌装置は、電子線を容器に照射して容器の少なくとも一部を滅菌する滅菌室と、この滅菌室を覆って放射線を遮蔽する遮蔽カバー体と、遮蔽カバー体に形成された開口部から上部が露出した回転体とを具備し、
遮蔽カバー体は回転体の上部を覆う固定遮蔽カバーを有し、
固定遮蔽カバーと回転体の上部との間に気送空間が形成され、
回転体と固定遮蔽カバーとの間に、回転体から固定遮蔽カバー側に突出する回転環状遮蔽板と、遮蔽カバー体から回転体側に突出する固定環状遮蔽板とを有し、
回転環状遮蔽板と固定環状遮蔽板とは遮蔽隙間をあけて互いに対向し、
回転環状遮蔽板と固定環状遮蔽板とによって放射線を遮蔽する遮蔽ラップ部が形成されているものである。
これによると、滅菌室内において、回転体が回転し、電子線が容器に照射されて容器が滅菌される。滅菌室内に発生した放射線は遮蔽カバー体で遮蔽される。また、滅菌室内の放射線は遮蔽ラップ部で遮蔽されるため、滅菌室内から遮蔽ラップ部を経て気送空間に侵入する放射線の量が大幅に減少する。さらに、気送空間に侵入した放射線は遮蔽カバー体の固定遮蔽カバーで遮蔽されるため、放射線を確実に遮蔽することができる。
本第2発明における電子線滅菌装置は、回転体は、周方向に沿って複数の電子線照射器が配置された回転テーブルと、回転テーブルの上面で電子線照射器を覆う回転遮蔽カバーを具備し、
回転遮蔽カバーは、遮蔽カバー体の開口部から露出して、固定遮蔽カバーで覆われ、
滅菌室において、電子線照射器から回転テーブルを介して突出するノズル部を容器に挿入し、ノズル部から電子線を照射して少なくとも容器の内面を滅菌するように構成されたものである。
本第3発明における電子線滅菌装置は、回転環状遮蔽板内および固定環状遮蔽板内に内装した遮蔽材の厚みを、固定遮蔽カバー内に内装した遮蔽材の厚みより厚くしたものである。
これによると、滅菌室内から遮蔽ラップ部を経て気送空間に侵入する放射線の量が大幅に減少する。
本第4発明における電子線滅菌装置は、固定遮蔽カバーに、気送空間から遮蔽隙間を通って滅菌室に掃気用気体を送る給気口が設けられているものである。
これによると、掃気用気体を給気口から固定遮蔽カバー内に供給することにより、掃気用気体が、気送空間を流れ、遮蔽隙間を通って滅菌室内に流入する。滅菌処理の際、電子線が容器に照射されることによって滅菌室内にオゾンが発生するが、上記のように掃気用気体が給気口から気送空間を経て滅菌室内に流れるため、滅菌室内のオゾンが遮蔽隙間を通って固定遮蔽カバーと回転体の上部との間に侵入するのを防止することができる。
以上のように本発明によると、滅菌室内に発生した放射線は遮蔽ラップ部で遮蔽されるため、滅菌室内から遮蔽ラップ部を経て気送空間に侵入する放射線の量が大幅に減少する。さらに、気送空間に侵入した放射線は遮蔽カバー体の固定遮蔽カバーで遮蔽されるため、放射線を確実に遮蔽することができる。
本発明の実施の形態における電子線滅菌装置の縦断面図である。 同、電子線滅菌装置で滅菌されるペットボトルの図である。 同、電子線滅菌装置の複数の室の配置を模式的に示す概略平面図である。 同、電子線滅菌装置のクランプ装置と昇降装置と開閉機構との断面図である。 図1におけるX−X矢視図である。 同、電子線滅菌装置のクランプ装置の平面図である。 同、電子線滅菌装置の遮蔽ラップ部の拡大断面図である。 図7におけるX−X矢視図である。 同、電子線滅菌装置で滅菌されるプリフォーム体の図である。 従来の電子線滅菌装置の縦断面図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1,図2に示すように、1はペットボトル2(容器の一例)に電子線を照射して滅菌する電子線滅菌装置である。尚、ペットボトル2は、試験管形状(上端が開口した縦断面U字形状)のプリフォーム体をブロー成型することにより形成されるものである。
図3に示すように、電子線滅菌装置1は、4つの室5〜8と、これらの室5〜8を覆って放射線を遮蔽する遮蔽カバー体10とを有している。各室5〜8は、ペットボトル2の搬送経路の上流側から順に、外部から供給されたペットボトル2の外面に電子線を照射して滅菌する外面滅菌室5と、ペットボトル2の内面に電子線を照射して滅菌する内面滅菌室6と、ペットボトル2に電子線が照射されることにより発生する放射線を遮蔽する遮蔽室7と、滅菌が不十分なペットボトル2(以下、単に不良品という)を排出する選別室8とである。これら各室5〜8はそれぞれ仕切壁12で仕切られている。各仕切壁12には連通口13が形成され、互いに隣接する各室5〜8は連通口13を介して連通している。
外面滅菌室5は、外部からペットボトル2を導入する導入部15と、導入されたペットボトル2を搬送する搬送部16と、搬送部16で搬送されているペットボトル2の外面に電子線を照射する外面用電子線照射装置17とを有している。
図1,図4に示すように、内面滅菌室6では、複数の電子線照射器19のノズル部20に対して、クランプ装置21(保持装置の一例)に保持されたペットボトル2が上下方向へ移動され、ノズル部20が口部22を介してペットボトル2に挿入され、ノズル部20の射出口23から照射された電子線によってペットボトル2の内面が滅菌される。
内面滅菌室6には回転体25が設けられており、回転体25は、回転駆動装置26によって、鉛直方向の回転軸心27の周りに回転駆動される。回転体25は、上部回転テーブル29(回転テーブルの一例)と、下部回転テーブル30と、上部回転テーブル29と下部回転テーブル30との間に設けられた中間部回転テーブル31と、回転軸心27に沿って設けられた上下一対の円筒形状の第1および第2回転軸32,33と、回転遮蔽カバー34(回転体の上部の一例)と、上部回転テーブル29と中間部回転テーブル31との間に設けられた円形状の遮蔽筒35と、中間部回転テーブル30の下面に設けられた円形状の取付筒39と、取付筒39の下端部に設けられたリング形状の取付テーブル42とを有している。
第1および第2回転軸32,33内には固定軸36が挿通されており、固定軸36は底フレーム板37に設けられている。尚、第1および第2回転軸32,33はそれぞれ、軸受38を介して、固定軸36に回転自在に支持されている。
図1,図5に示すように、上部回転テーブル29は円盤形状の部材である。各電子線照射器19は、ノズル部20を下方に突出した状態で、上部回転テーブル29の外周部に一定角度おきに配置されている。
回転遮蔽カバー34は、上部回転テーブル29の上面に設けられており、全ての電子線照射器19を覆っている。
遮蔽カバー体10は、カバー本体部40と、固定遮蔽カバー41と、カバー本体部40を支持する支持フレーム45とを有している。カバー本体部40は、各室5〜8の上方を覆う上部カバー板43を有しており、支持フレーム45に着脱自在に取り付けられている。尚、支持フレーム45は、上端部に、遮蔽カバー体10の内側へ突入する横板形状の天フレーム45aを有している。また、内面滅菌室6において、上部カバー板43には、円形状の開口部44が形成されている。
回転遮蔽カバー34は、下方から開口部44に挿入されて、上部カバー板43の上方に露出しており、固定遮蔽カバー41で覆われている。尚、回転遮蔽カバー34は、上部回転テーブル29に設けられた円筒状の胴カバー部34aと、胴カバー部34aの上端を閉じる円板状の天カバー部34bとを有している。
内面滅菌室6は上部回転テーブル29の下方に形成されている。クランプ装置21は、内面滅菌室6内において、中間部回転テーブル31の外周部に設けられ、電子線照射器19のノズル部20の下方に対向して配置されている。また、図1,図4に示すように、中間部回転テーブル31の外周部には、クランプ装置21を昇降させる複数の昇降装置46と、開閉機構47とが設けられている。
図6に示すように、クランプ装置21は、一対の開閉自在なクランプアーム49a,49bと、両クランプアーム49a,49bを閉方向へ付勢するばね50(付勢部材の一例)とを有している。また、開閉機構47は両クランプアーム49a,49bを開閉するものである。
図1に示すように、下部回転テーブル30は、円盤形状の部材であって、支持部材52を介して底フレーム板37上に回転自在に支持されている。
下部回転テーブル30には、各電子線照射器19に電力を供給する複数の電源装置55が設けられている。各電子線照射器19と各電源装置55とがそれぞれ電源ケーブル56で接続されている。
また、取付テーブル42の外周にはリングギヤ53が全周にわたり設けられている。回転駆動装置26は、リングギヤ53に噛み合う駆動歯車54と、モータ77と、モータ77の回転を駆動歯車54に伝える伝達機構78とを有している。尚、伝達機構78は、一対のスプロケット79,80と、これらスプロケット79,80間に巻回されたチェン81とを有している。また、駆動歯車54とモータ77とは支持フレーム45の天フレーム45aに設けられている。
図3に示すように、回転体25の一方の隣には、外面滅菌室5から搬送されてきたペットボトル2を受け取って回転体25のクランプ装置21に渡すための転向旋回テーブル58が設けられている。さらに、回転体25の他方の隣には、回転体25からペットボトル2を受け取る無菌旋回テーブル59が設けられている。
これら各旋回テーブル58,59はそれぞれ、回転体25と同様に、鉛直方向の回転軸心27の周りに回転駆動される。回転体25と同様に、各旋回テーブル58,59にもそれぞれ、複数のクランプ装置21が設けられている。回転体25と各旋回テーブル58,59とがそれぞれ回転しながら、ペットボトル2を、転向旋回テーブル58のクランプ装置21から回転体25のクランプ装置21に受け渡しすることと、回転体25のクランプ装置21から無菌旋回テーブル59のクランプ装置21に受け渡しすることとが可能である。
図1,図5に示すように、固定遮蔽カバー41は、カバー本体部40の上部カバー板43に設けられた四角筒状の胴カバー部41aと、胴カバー部41aの上端を閉じる四角板状の天カバー部41bとを有している。また、固定遮蔽カバー41と回転遮蔽カバー34との間には気送空間62が形成されている。
図1,図5,図7,図8に示すように、上部回転テーブル29の外周部には、一定幅で固定遮蔽カバー41の側(すなわち外周側)へ突出した回転環状遮蔽板64が全周にわたり設けられている。また、遮蔽カバー体10のカバー本体部40の上部カバー板43には、回転体25の回転遮蔽カバー34の側(すなわち内周側)へ突出した固定環状遮蔽板65が全周にわたり設けられている。尚、固定環状遮蔽板65は、回転遮蔽カバー34の下端部を取り囲んでおり、内周が開口部44に面している。
固定環状遮蔽板65は回転環状遮蔽板64の上方に位置し、回転環状遮蔽板64と固定環状遮蔽板65とは、遮蔽隙間66をあけて、上下方向において互いに対向している。
遮蔽隙間66は、回転環状遮蔽板64と固定環状遮蔽板65との間に、全周にわたり形成されており、内面滅菌室6と気送空間62とに連通している。回転環状遮蔽板64と固定環状遮蔽板65とによって放射線を遮蔽する遮蔽ラップ部67が形成されている。
遮蔽カバー体10のカバー本体部40と固定遮蔽カバー41と固定環状遮蔽板65および回転体25の上部回転テーブル29と回転環状遮蔽板64とはそれぞれステンレス等の耐腐食性金属製である。また、カバー本体部40と固定遮蔽カバー41と回転環状遮蔽板64と固定環状遮蔽板65とはそれぞれ、内部に放射線を遮蔽するための鉛等からなる遮蔽材69,70,71,72を有している。同様に、支持フレーム45の天フレーム45aの内部にも遮蔽材が設けられている。
このうち、回転環状遮蔽板64および固定環状遮蔽板65に内装された遮蔽材71,72の厚みTは固定遮蔽カバー41に内装された遮蔽材70の厚みtよりも分厚い。
図1,図3に示すように、固定遮蔽カバー41の天カバー部41bには、気送空間62から遮蔽隙間66を通って内面滅菌室6に陽圧(すなわち1気圧以上)の清浄な空気G(掃気用気体の一例)を送る給気口74が設けられている。
以下、上記構成における作用を説明する。
モータ77が駆動することにより、モータ77の回転が伝達機構78を介して取付テーブル42のリングギヤ53に伝達され、回転体25が回転する。図3に示すように、転向旋回テーブル58と回転体25および無菌旋回テーブル59がそれぞれ回転し、ペットボトル2が外面滅菌室5内に導入されて搬送されながら、電子線が外面用電子線照射装置17からペットボトル2の外面に照射され、これにより、ペットボトル2の外面が滅菌される。尚、回転体25の回転と一体に、回転遮蔽カバー34とクランプ装置21と昇降装置46と開閉機構47と電子線照射器19と電源装置55と電源ケーブル56等が回転する。
その後、ペットボトル2は、外面滅菌室5から内面滅菌室6の転向旋回テーブル58のクランプ装置21に保持され、転向旋回テーブル58のクランプ装置21から回転体25のクランプ装置21に渡される。この際、図6に示すように、開閉機構47により、転向旋回テーブル58の両クランプアーム49a,49bが閉状態から開くとともに、回転体25の両クランプアーム49a,49bが開状態から閉じることにより、ペットボトル2が回転体25のクランプ装置21で保持される。
そして、図1の仮想線および図4の仮想線で示すように、昇降装置46によって両クランプアーム49a,49bが下限位置Aから上限位置Bへ上昇し、両クランプアーム49a,49bで保持されているペットボトル2が上限位置Bまで上昇し、電子線照射器19のノズル部20が口部22を介してペットボトル2に挿入され、ノズル部20の射出口23から照射された電子線によってペットボトル2の内部が滅菌される。
その後、図1の実線および図4の実線で示すように、昇降装置46によって両クランプアーム49a,49bが上限位置Bから下限位置Aへ下降する。これにより、両クランプアーム49a,49bで保持されているペットボトル2が下限位置Aまで下降し、電子線照射器19のノズル部20がペットボトル2から上方へ離脱する。
その後、図3に示すように、ペットボトル2は回転体25のクランプ装置21から無菌旋回テーブル59のクランプ装置21に渡される。この際、開閉機構47により、回転体25の両クランプアーム49a,49bが閉状態から開くとともに、無菌旋回テーブル59の両クランプアーム49a,49bが開状態から閉じることにより、ペットボトル2が無菌旋回テーブル59のクランプ装置21で保持される。
このような滅菌処理中において、外面滅菌室5内および内面滅菌室6内に発生した放射線は遮蔽カバー体10で遮蔽される。
また、図1,図7に示すように、内面滅菌室6内の放射線は遮蔽ラップ部67で遮蔽されるため、内面滅菌室6内から遮蔽ラップ部67を経て気送空間62に侵入する放射線の量が大幅に減少する。さらに、気送空間62に侵入した放射線は固定遮蔽カバー41で遮蔽されるため、放射線を確実に遮蔽することができる。
また、電子線照射器19のノズル部20から照射された電子線が空気中の酸素と反応して、オゾンが内面滅菌室6内に発生する。このようなオゾンについての対応策として、図1,図7に示すように、陽圧の清浄な空気G(以下、掃気用空気Gという)を給気口74に供給する。これにより、給気口74から固定遮蔽カバー41内に供給された掃気用空気Gは、気送空間62を流れ、遮蔽隙間66を通って内面滅菌室6内に流入し、内面滅菌室6内を流れた後、連通口13を通って隣りの外面滅菌室5へ流れ込む。
これにより、内面滅菌室6内のオゾンが掃気用空気Gと共に外面滅菌室5へ流出するため、内面滅菌室6内に発生したオゾンが遮蔽隙間66を通って気送空間62に侵入(流入)し滞留するのを防止することができる。
上記実施の形態では、掃気用気体の一例として、清浄な空気Gを用いたが、窒素ガス等の不活性ガス等を用いてもよい。
上記実施の形態では、容器の一例として、図2に示すように、ペットボトル2を挙げたが、ペットボトル2に限定されるものではなく、例えば、図9に示すように、ブロー成型を行う前のプリフォーム体86であってもよく、或いは、袋等であってもよい。
上記実施の形態では、図1,図4に示すように、電子線照射器19を上下方向において固定し、昇降装置46によってペットボトル2を昇降させることで、電子線照射器19のノズル部20をペットボトル2に挿脱している。しかしながら、ペットボトル2を上下方向において固定し、昇降装置46で電子線照射器19を昇降させることにより、電子線照射器19のノズル部20をペットボトル2に挿脱してもよい。また、昇降装置46でペットボトル2と電子線照射器19との両者を昇降させることにより、電子線照射器19のノズル部20をペットボトル2に挿脱してもよい。
上記実施の形態の電子線滅菌装置1では、外面滅菌室5においてペットボトル2の外面を滅菌し、内面滅菌室6においてペットボトル2の内面を滅菌しているが、ペットボトル2の外面と内面とのいずれか片面のみを滅菌してもよい。
上記実施の形態では、給気口74から固定遮蔽カバー41内に供給された掃気用空気Gが、気送空間62を流れ、遮蔽隙間66を通って内面滅菌室6内に流入し、内面滅菌室6内を流れた後、連通口13を通って隣りの外面滅菌室5へ流れ込むように構成しているが、カバー本体部40に排気口を形成し、内面滅菌室6内を流れた掃気用空気Gが排気口から排出されるように構成してもよい。
1 電子線滅菌装置
2 ペットボトル(容器)
6 内面滅菌室
10 遮蔽カバー体
19 電子線照射器
20 ノズル部
25 回転体
29 上部回転テーブル(回転テーブル)
34 回転遮蔽カバー
41 固定遮蔽カバー
44 開口部
62 気送空間
64 回転環状遮蔽板
65 固定環状遮蔽板
66 遮蔽隙間
67 遮蔽ラップ部
70〜72 遮蔽材
74 給気口
86 プリフォーム体(容器)
G 清浄な空気(掃気用気体)
T,t 遮蔽材の厚み

Claims (4)

  1. 電子線を容器に照射して容器の少なくとも一部を滅菌する滅菌室と、この滅菌室を覆って放射線を遮蔽する遮蔽カバー体と、遮蔽カバー体に形成された開口部から上部が露出した回転体とを具備し、
    遮蔽カバー体は回転体の上部を覆う固定遮蔽カバーを有し、
    固定遮蔽カバーと回転体の上部との間に気送空間が形成され、
    回転体と固定遮蔽カバーとの間に、回転体から固定遮蔽カバー側に突出する回転環状遮蔽板と、遮蔽カバー体から回転体側に突出する固定環状遮蔽板とを有し、
    回転環状遮蔽板と固定環状遮蔽板とは遮蔽隙間をあけて互いに対向し、
    回転環状遮蔽板と固定環状遮蔽板とによって放射線を遮蔽する遮蔽ラップ部が形成されていることを特徴とする電子線滅菌装置。
  2. 回転体は、周方向に沿って複数の電子線照射器が配置された回転テーブルと、回転テーブルの上面で電子線照射器を覆う回転遮蔽カバーを具備し、
    回転遮蔽カバーは、遮蔽カバー体の開口部から露出して、固定遮蔽カバーで覆われ、
    滅菌室において、電子線照射器から回転テーブルを介して突出するノズル部を容器に挿入し、ノズル部から電子線を照射して少なくとも容器の内面を滅菌するように構成された
    ことを特徴とする請求項1記載の電子線滅菌装置。
  3. 回転環状遮蔽板内および固定環状遮蔽板内に内装した遮蔽材の厚みを、固定遮蔽カバー内に内装した遮蔽材の厚みより厚くした
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子線滅菌装置。
  4. 固定遮蔽カバーに、気送空間から遮蔽隙間を通って滅菌室に掃気用気体を送る給気口が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子線滅菌装置。
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