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JP6370779B2 - 眼虚血または眼の再灌流傷害を治療または予防する医薬 - Google Patents
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Description

本発明は、視神経損傷、眼虚血または眼の再灌流傷害を治療する方法に関する。
網膜神経節細胞(RGC)の進行性消失は、視神経の外傷性または緑内障様損傷の特徴である(Sotoら、2008)。神経変性疾患の経過に起因する網膜神経細胞の初期の一次的損傷以外にも、細胞外グルタミン酸のような興奮毒の上昇によって仲介されると推測される二次的アポトーシス過程が存在し、網膜のさらなる損傷を引き起こす(Prokoschら、2010)。臨床に関連した環境において、治療効果のある神経保護物質を同定する必要性が大いにある。α−2A−アドレナリン受容体アゴニストであるブリモニジンは、局所的にまたは腹腔内に(IP)適用される製剤において神経保護作用を有することが、様々な虚血関連視神経損傷動物モデルで示されている(Weberら、2007;Yolesら、1999;Levkovitch−Verbinら、2000およびLoengrenら、2006)。ブリモニジンは、視神経虚血のin vivoげっ歯動物モデルでは、予防的方法で投与された時のみ有効であり、網膜神経節細胞(RGC)の生存を促進するという点では、ex vivoで実施された網膜組織の損傷から数分後に適用された場合であっても、その効果は大きく失われることが知られている(Prokoschら、2010)。これまで、ブリモジンは視神経損傷のげっ歯動物モデルで有望な神経保護活性を示しているが、同様のヒト眼疾患に使用された時はそのような活性を示さない。
本発明の目的は、そのような治療に使用するための、神経再生ペプチドを含む方法または少なくとも有効な選択肢を提供することにある。
第1の態様において、本発明は、配列:GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に投与する工程を含む、対象において視神経損傷を治療または予防する方法を提供する。
一実施形態において、前記ペプチドは、11アミノ酸残基配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly
およびその眼科学的に許容される誘導体からなる。そのような眼科学的に許容される誘導体の1つは、前記ペプチドのC末端がアミド化された配列、すなわち:GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH(配列番号2)を含む。
一実施形態において、対象への投与工程は1つ以上の局所適用される点眼剤による。別の実施形態において、対象の眼への投与工程はクリームまたは軟膏の投与によってもよい。別の実施形態において、対象の眼への投与工程は、対象の眼の結膜嚢に適用される液滴製剤による。別の実施形態において、対象の眼への投与工程は硝子体内注入による。
一実施形態において、前記方法は、配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)または
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH(配列番号2)
を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日1回投与する工程を含む。
一実施形態において、前記方法は、配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)
を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日1回投与する工程を含む。
一実施形態において、上記に規定された方法は、前記ペプチドを少なくとも1日2回投与する工程を含む。
一実施形態において、対象は、ヒトおよび伴侶動物のうちから選択される。
第2の態様において、本発明は、配列:GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に投与する工程を含む、対象において眼の再灌流傷害を治療または予防する方法を提供する。
一実施形態において、前記ペプチドは、11アミノ酸残基配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly
およびその眼科学的に許容される誘導体からなる。そのような眼科学的に許容される誘導体の1つは、前記ペプチドのC末端がアミド化された配列、すなわち:GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH(配列番号2)を含む。
一実施形態において、対象への投与工程は1つ以上の局所適用される点眼剤による。別の実施形態において、対象の眼への投与工程はクリームまたは軟膏の投与によってもよい。別の実施形態において、対象の眼への投与工程は、対象の眼の結膜嚢に適用される液滴製剤による。別の実施形態において、対象の眼への投与工程は硝子体内注入による。
一実施形態において、前記方法は、配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)または
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH(配列番号2)
を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日1回投与する工程を含む。
一実施形態において、前記方法は、配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)
を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日1回投与する工程を含む。
一実施形態において、上記に規定された方法は、前記ペプチドを少なくとも1日2回投与する工程を含む。
一実施形態において、対象は、ヒトおよび伴侶動物のうちから選択される。
第3の態様において、本発明は、配列:GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に投与する工程を含む、対象において眼虚血を治療または予防する方法を提供する。
一実施形態において、前記ペプチドは、11アミノ酸残基配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly
およびその眼科学的に許容される誘導体からなる。そのような眼科学的に許容される誘導体の1つは、前記ペプチドのC末端がアミド化された配列、すなわち:GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH(配列番号2)を含む。
一実施形態において、対象への投与工程は1つ以上の局所適用される点眼剤による。別の実施形態において、対象の眼への投与工程はクリームまたは軟膏の投与によってもよい。別の実施形態において、対象の眼への投与工程は、対象の眼の結膜嚢に適用される液滴製剤による。別の実施形態において、対象の眼への投与工程は硝子体内注入による。
一実施形態において、前記方法は、配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)または
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH(配列番号2)
を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日1回投与する工程を含む。
一実施形態において、前記方法は、配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)
を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日1回投与する工程を含む。
一実施形態において、上記に規定された方法は、前記ペプチドを少なくとも1日2回投与する工程を含む。
一実施形態において、対象は、ヒトおよび伴侶動物のうちから選択される。
第4の態様において、本発明は:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)または
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH(配列番号2)
から選択される有効量の少なくとも1つのペプチドの、それを必要とする対象の眼における
(i)視神経損傷、
(ii)眼の再灌流傷害、または
(iii)眼虚血
を治療または予防するための医薬の製造における使用を提供する。
一実施形態において、前記医薬は局所的な眼への投与用に適合される。
一実施形態において、前記医薬はクリームまたは軟膏の形態として、局所的な眼への投与用に適合される。
一実施形態において、前記医薬は、対象の眼の結膜嚢に適用するための液体製剤として適合される。
別の実施形態において、医薬は、硝子体内注入により対象の眼に適用するための液体製剤として適合される。
一実施形態において、前記医薬は少なくとも1日1回の投与用に適合される。
一実施形態において、前記医薬は少なくとも1日2回の投与用に適合される。
一実施形態において、対象は、ヒトおよび伴侶動物のうちから選択される。
下記の説明から、配列番号1または配列番号2のペプチドの有効量は、視神経損傷のげっ歯動物モデルに投与される場合は2〜20ナノグラムの範囲の用量であり、イヌやヒトのような、より大きい対象に投与される場合は20〜200ナノグラムの範囲の用量であることが理解されよう。
本明細書の説明および特許請求の範囲において、下記の頭字語、用語および語句は次に提示される意味を有する。
「有効量」とは、所与の対象において、視神経損傷、眼の再灌流傷害、または眼虚血を治療または予防するのに有効な量を意味する。
「機能的に類似のアミノ酸」とは、下記の分類に従う類似の特性を有するアミノ酸を意味する。
中性−弱疎水性(Ala,Gly,Pro,Ser,Thr)
親水性−酸アミン(Asn,Asp,Gln,Glu)
親水性−塩基性(Arg,His,Lys)
疎水性(Ile,Met,Leu,Val)
疎水性−芳香族(Phe,Trp,Tyr)
架橋性(Cys)
「眼科学的に許容される誘導体」とは、配列番号1によって定義されるペプチドのアミド化、アシル化、アルキル化、カルボキシ化、グリコシル化、リン酸化、プレニル化、塩化、硫酸化、またはこれらの組合せにより得られ、眼への投与用の組成物に含有させるのに適切である誘導体を意味する。
「眼科学的に許容される賦形剤」とは、安定剤、界面活性剤、緩衝剤、キレート剤、粘性剤、等張化剤および防腐剤から選択され、眼への投与用の組成物に含有させるのに適切である賦形剤を意味する。
本明細書の説明および特許請求の範囲において、生物学的配列(核酸およびペプチド)のヌクレオチドおよびアミノ酸は、PCT実施細則(2010年1月より施行)の付属書(Annex)C、付録(Appendix)2の表1〜4に従って同定されている。
次に、実施形態または実施例ならびに添付の図面を参照しながら本発明を説明する。
配列番号1(NRP2945としても知られる)を点眼剤として(1日2回)投与した時のa波振幅結果のプロットを、視神経結紮/再灌流傷害の30分後に開始した1つのラットの群について、ブリモニジンを予防的に投与された別のラットの群と比較して示す。 配列番号1(NRP2945としても知られる)を点眼剤として(1日2回)投与した時のb波結果のプロットを、視神経結紮/再灌流傷害の30分後に開始した1つのラットの群について、ブリモニジンを予防的に投与された別のラットの群と比較して示す。 配列番号1(NRP2945としても知られる)を16×倍で(1日2回)適用した後の網膜神経節細胞(RCG)生存のプロットを、視神経結紮/再灌流の30分後に、拘束状態の各ラットの角膜への点眼剤として開始したラットの第1の群について、ブリモニジンの予防的適用により救援されたラットの群と比較して示す。
本発明の更なる態様は、添付の図面および下記に説明する実施例を参照することにより明らかになるであろう。
実施例1:視神経結紮のラットモデルにおけるNRP2945の有効性
(動物)
雄のロングエバンス(Long−Evans)ラット(老齢P50)を、実験前に7日間飼育し、健康障害の徴候についてモニタリングした。眼球異常を示す動物は試験から除外した。全てのラットの体重を毎日モニタリングした。
(視神経結紮試験のための動物のグループ分け)
b波振幅値に関して全ラットを標準化し、下記に詳述しかつ表1に示すような3つの群にグループ分けするために、0日目の損傷の直前にベースライン網膜電図(ERG)を測定することにより、動物を評価した。
群1は、生理食塩水に混和させた5ngのNRP2945を点眼剤として1日2回与えられた(外科的再灌流の30分後から開始)。1匹の動物につき一方の眼のみに損傷および薬剤処置を与え、損傷していない方の眼を対照とした。
群2は、1用量の生理食塩水を与えられた(外科的再灌流の30分後に硝子体内経路)。
群3は、アドレナリンα−2型アゴニストのブリモニジンを、1mg/kgの濃度で予防的方法により与えられた(損傷の1時間前にIP経路)。
ERG評価および測定
ERG測定値を、暗順応させた動物の両方の眼について虚血前(ベースライン)および再灌流の7日後に記録した。(a波およびb波の)潜時ならびにa波およびb波の振幅(μV)を各ERGについて測定した。a波およびb波の振幅は、虚血前に得られたベースライン値に対するパーセンテージとして表された。瞳孔を拡張させるため、測定の15分前に10μl Mydriaticum(商標)(0.5%トロピカミド)を注入した。
(ERGパラメータ)
色:白最大。
最大強度:2.6cd・s/m2(0dB);継続時間0.24ms;1フラッシュ
フィルター:50Hz。
インピーダンス閾値:90kΩ。
視神経結紮の方法
動物を2mg/kgキシラジンおよび2mg/kgケタミンの混合物の筋肉内注射により麻酔した。血管結紮モデルについて、右眼に眼窩周囲のストリッピングと組み合わせた側頭眼窩切除を行った。眼球は眼窩内に維持され、視神経、毛様体動脈および静脈流出物からなる茎上に完全に隔離された。茎周囲に位置する結紮は、その結紮が引き締められた時に眼球虚血を開始した。虚血は45分間維持された。再灌流期は結紮の弛緩により開始された。
試験の終了およびRGC評価
試験の終了時に、過剰量のペントバルビタールの腹腔内注入により動物を安楽死させた。安楽死後、視神経結紮損傷後8日目に、N=6/コホートの動物の両眼の網膜をホルマリン4%に入れて固定し(室温で1時間)、解剖し、平面状の標本にした。平面状標本を、Alexa594を結合させた抗BRN3A(脳特異的ホメオボックス/POUドメインタンパク質3A、Chemicon、カタログ番号mAb1585)と共にインキュベートし、網膜神経節細胞(RGC)を可視化した。1対象につき12の無作為に選択した顕微鏡視野内の蛍光を、倍率×20のアポトーム(Apotome(登録商標))顕微鏡(Zeiss)によって評価した。個々の網膜領域において、生き残っていたRGCの数をアクシオビジョン(AxioVision(登録商標))4.2ソフトウェアで測定した。
結果
図1に示すように、NRP2945としても知られる配列番号1を、点眼剤として視神経結紮/再灌流傷害後30分から開始して投与(1日2回)したところ、損傷後7日目に初期a波の84.5%の回復が測定された。これに対し、予防的に投与されたブリモニジンは初期a波振幅の72.6%の回復をもたらし、一方、ビヒクル条件は57.0%の回復をもたらしたのみであった。
図2に示すように、NRP2945としても知られる配列番号1を、点眼剤として視神経結紮/再灌流傷害後30分から開始して投与(1日2回)したところ、損傷後7日目に初期b波の75.8%の回復が測定された。これに対し、予防的に投与されたブリモニジンは初期b波振幅の79.1%の回復をもたらし、一方、ビヒクル条件は58.4%の回復をもたらしたのみであった。
図3に示すように、NRP2945としても知られる配列番号1を、視神経結紮/再灌流傷害後30分から開始して、16×倍の点眼剤として拘束状態のラットの角膜に適用(1日2回)した。8日目に動物を屠殺し、網膜を、網膜神経節細胞(RGC)に特異的なBrN3A(脳特異的ホメオボックス/POUドメインタンパク質3A)タンパク質発現パターンについて分析した。1つの網膜につき12視野を評価した。
このアッセイにおいて、非虚血眼の網膜における平均RGC密度は、2158個のRGC/mm2(n=18)であった。RGC密度は虚血後8日目に421.0±25.9個のRGC/mm2に減少した(生理食塩水処置群における反対側の非虚血眼と比較して19.6%)。NRP2945コホートは、損傷後8日目に629.8±30.3個の細胞/mm2(p<0.001、n=6)を示した。
予防的に適用されたブリモニジンによって細胞の39.6%(855.5±30.7個のRGC/mm2、p<0.001、n=5)が救援されたのと比較して、NRP2945は合計RGCの29.2%を救援した。個々のコホート間の全ての差異は統計学的に高水準で有意であった。
実施形態または実施例を参照して本発明を説明してきたが、本発明の範囲を逸脱することなく、この実施形態や実施例に変更および改変を加えてもよいことが理解されよう。
特定の特徴について既知の均等物が存在する場合、そのような均等物は本明細書において具体的に参照されているかのように包含される。
特に、機能的に類似のペプチド配列は、その生物学的配列の1つ以上のアミノ酸を、機能的に類似のアミノ酸で置換することにより得られると予想される。類似したペプチド配列の機能性は、本明細書に開示の方法を用いることにより、過度の追加実験を行うことなく確認され得ることが示唆される。
以下、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
配列GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に投与する工程を含む、対象において視神経損傷を治療または予防する方法。
(付記2)
前記ペプチドは、11アミノ酸残基配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly
およびその眼科学的に許容される1つ以上の誘導体からなる付記1に記載の方法。
(付記3)
前記眼科学的に許容される誘導体の1つは、前記ペプチドのC末端がアミド化された配列、すなわち:GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH (配列番号2)を含む、付記2に記載の方法。
(付記4)
対象への投与工程は1つ以上の局所適用される点眼剤による、付記1〜3のいずれか一項に記載の方法。
(付記5)
対象の眼への投与工程はクリームまたは軟膏の投与による、付記1〜3のいずれか一項に記載の方法。
(付記6)
対象の眼への投与工程は、対象の眼の結膜嚢に適用される液滴製剤による、付記1〜3のいずれか一項に記載の方法。
(付記7)
対象の眼への投与工程は硝子体内注入による、付記1〜3のいずれか一項に記載の方法。
(付記8)
配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)または
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH (配列番号2)
を含む有効量のペプチドが、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日1回投与される、付記1〜7のいずれか一項に記載の方法。
(付記9)
前記ペプチドが、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日2回投与される、付記8に記載の方法。
(付記10)
配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日1回投与する工程を含む、付記1〜7のいずれか一項に記載の方法。
(付記11)
前記ペプチドが、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日2回投与される、付記10に記載の方法。
(付記12)
前記対象は、ヒトおよび伴侶動物のうちから選択される、付記1〜11のいずれか一項に記載の方法。
(付記13)
配列:GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に投与する工程を含む、対象において眼の再灌流傷害を治療または予防する方法。
(付記14)
前記ペプチドは、11アミノ酸残基配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly
およびその眼科学的に許容される1つ以上の誘導体からなる付記13に記載の方法。
(付記15)
前記眼科学的に許容される誘導体は、前記ペプチドのC末端がアミド化された配列、すなわち:GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH (配列番号2)を含む、付記14に記載の方法。
(付記16)
対象への投与工程は1つ以上の局所適用される点眼剤による、付記13〜15のいずれか一項に記載の方法。
(付記17)
対象の眼への投与工程はクリームまたは軟膏の投与による、付記13〜16のいずれか一項に記載の方法。
(付記18)
対象の眼への投与工程は、対象の眼の結膜嚢に適用される液滴製剤による、付記13〜16のいずれか一項に記載の方法。
(付記19)
対象の眼への投与工程は硝子体内注入による、付記13〜16のいずれか一項に記載の方法。
(付記20)
配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)または
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH (配列番号2)
を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日1回投与する工程を含む、付記13〜19のいずれか一項に記載の方法。
(付記21)
前記ペプチドが、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日2回投与される、付記20に記載の方法。
(付記22)
配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に1日1回投与する工程を含む、付記13〜19のいずれか一項に記載の方法。
(付記23)
前記ペプチドが、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日2回投与される、付記22に記載の方法。
(付記24)
前記対象は、ヒトおよび伴侶動物のうちから選択される、付記13〜23のいずれか一項に記載の方法。
(付記25)
配列:GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に投与する工程を含む、対象において眼虚血を治療または予防する方法。
(付記26)
前記ペプチドは、11アミノ酸残基配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGlyおよびその眼科学的に許容される1つ以上の誘導体からなる付記25に記載の方法。
(付記27)
前記眼科学的に許容される誘導体は、前記ペプチドのC末端がアミド化された配列、すなわち:GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH (配列番号2)を含む、付記26に記載の方法。
(付記28)
対象への投与工程は1つ以上の局所適用される点眼剤による、付記25〜27のいずれか一項に記載の方法。
(付記29)
対象の眼への投与工程はクリームまたは軟膏の投与による、付記25〜28のいずれか一項に記載の方法。
(付記30)
対象の眼への投与工程は、対象の眼の結膜嚢に適用される液滴製剤による、付記25〜28のいずれか一項に記載の方法。
(付記31)
対象の眼への投与工程は硝子体内注入による、付記25〜28のいずれか一項に記載の方法。
(付記32)
配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)または
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH (配列番号2)
を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日1回投与する工程を含む、付記25〜31のいずれか一項に記載の方法。
(付記33)
前記ペプチドが、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日2回投与される、付記32に記載の方法。
(付記34)
配列:
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に1日1回投与する工程を含む、付記25〜33のいずれか一項に記載の方法。
(付記35)
前記ペプチドが、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日2回投与される、付記34に記載の方法。
(付記36)
前記対象は、ヒトおよび伴侶動物のうちから選択される、付記25〜35のいずれか一項に記載の方法。
(付記37)
GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)またはGlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH (配列番号2)から選択される有効量の少なくとも1つのペプチドの、それを必要とする対象の眼における
(i)視神経損傷、
(ii)眼の再灌流傷害、または
(iii)眼虚血
を治療または予防するための医薬の製造における使用。
(付記38)
前記医薬は、点眼剤として、それを必要とする対象の眼への局所投与用に適合される、付記37に記載の使用。
(付記39)
前記医薬は、クリームまたは軟膏の形態として、局所的な眼への投与用に適合される、付記37に記載の使用。
(付記40)
前記医薬は、対象の眼の結膜嚢に適用するための液体製剤として適合される、付記37に記載の使用。
(付記41)
前記医薬は、硝子体内注入により対象の眼に適用するための液体製剤として適合される、付記37に記載の使用。
(付記42)
前記医薬は1日1回の投与用に適合される、付記37〜41のいずれか一項に記載の使用。
(付記43)
前記医薬は少なくとも1日2回の投与用に適合される、付記37〜41のいずれか一項に記載の使用。
(付記44)
前記対象は、ヒトおよび伴侶動物のうちから選択される、付記37〜43のいずれか一項に記載の使用。

Claims (15)

  1. (i)眼の再灌流傷害、または
    (ii)眼虚血
    を治療または予防する方法に使用するための、配列GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)を含むペプチドを含有する医薬であって、前記医薬は局所適用のための外用薬であり、前記方法は、有効量の前記ペプチドを、それを必要とする対象の眼に局所適用する工程を含む、医薬。
  2. 前記ペプチドは、11アミノ酸残基配列:
    GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly
    またはその眼科学的に許容される誘導体からなる請求項1に記載の医薬。
  3. 前記ペプチドは、眼科学的に許容される誘導体であって、C末端がアミド化されてGlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH(配列番号2)となっている誘導体からなる、請求項2に記載の医薬。
  4. 対象の眼に局所適用する工程は1つ以上の局所適用される点眼剤による、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医薬。
  5. 対象の眼に局所適用する工程はクリームまたは軟膏の投与による、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医薬。
  6. 対象の眼に局所適用する工程は、対象の眼の結膜嚢に適用される液滴製剤による、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医薬。
  7. 配列:
    GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)または
    GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly−NH(配列番号2)
    を含む有効量のペプチドが、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日1回投与される、請求項1〜のいずれか一項に記載の医薬。
  8. 前記ペプチドが、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日2回投与される、請求項に記載の医薬。
  9. 前記方法は、配列:
    GlyArgArgAlaAlaProGlyArgAibGlyGly(配列番号1)を含む有効量のペプチドを、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日1回投与する工程を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の医薬。
  10. 前記ペプチドが、それを必要とする対象の眼に少なくとも1日2回投与される、請求項に記載の医薬。
  11. 前記ペプチドが、2〜20ngの用量で投与される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の医薬。
  12. 前記ペプチドが、20〜200ngの用量で投与される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の医薬。
  13. 前記対象は、ヒトおよび伴侶動物のうちから選択される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の医薬。
  14. 眼の再灌流傷害を治療または予防する方法に使用するための、請求項1〜12のいずれか一項に記載の医薬。
  15. 眼虚血を治療または予防する方法に使用するための、請求項1〜12のいずれか一項に記載の医薬。
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