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JP6373232B2 - 画像表示装置 - Google Patents
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JP6373232B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)等の画像表示装置に関する。
LCD等の画像形成素子により形成された原画を表示光学系により拡大して観察者に提示する画像表示装置には、小型で広画角であることが望まれる。特に、観察者が頭部に装着して左右の眼で画像を観察するHMDでは、左右一対の画像形成素子および表示光学系を有するために、より小型化が重要である。
特許文献1および特許文献2には、それぞれパワーを有して偏心配置された複数の反射面を有する偏心プリズムを表示光学系として用いた画像表示装置が開示されている。また、特許文献3には、表示光学系を構成するプリズムを画像表示装置内で位置決め保持するための保持構造が開示されている。
HMDにおいて表示光学系を広画角化すると最大光学有効面積(光学的作用を有する光学面の必要面積)が増加して表示光学系のサイズが大きくなる。このため、左右の表示光学系同士の物理的な干渉が問題になる。人間の両眼の間の距離(眼間距離)は一般には60mm程度であり、表示光学系の水平方向(両眼が並ぶ眼間方向)の大きさを少なくとも眼間距離よりも小さくする必要がある。
また、左右の表示光学系の間隔を観察者の眼間距離に合わせて調整する眼幅調整機構を画像表示装置に搭載する場合には、各表示光学系の眼間方向幅が調整可能な眼間距離の下限を決めることになるため、各表示光学系の眼間方向幅は極力小さいことが望ましい。
特開平10−153748号公報 特開2000−105338号公報 米国特許第5,861,995号明細書
しかしながら、表示光学系を構成するプリズム(光学素子)にはそれ自体を画像表示装置内の支持部材に固定して保持させるための保持部が必要である。この保持部が、画像観察に必要な光学部の眼間方向の最大幅よりも外側に突出していると、その突出分だけ表示光学系を配置するために必要な眼間方向スペースが大きくなり、装置が大型化したり眼幅調整量が制限されたりする。
本発明は、広画角な画像観察が可能であり、かつ表示光学系を構成する光学素子の保持部を含めた眼間方向での幅を小さく抑えることができるようにした画像観察装置を提供する。
本発明の一側面としての画像表示装置は、原画を形成する画像形成素子と、入射面、複数の反射面および出射面により囲まれた内部が光学媒質で満たされた光学素子により形成され、原画からの光束を射出瞳に導く表示光学系とを有する。表示光学系は、原画から出て入射面を透過して内部に入射し複数の反射面のうち一部の反射面で反射した後に該表示光学系の内部で中間像を形成した前記光束を、複数の反射面のうち他の反射面で反射させて出射面から第1の方向に位置する射出瞳に出射させるように構成されている。光学素子は、入射面と上記一部の反射面とが形成された第1の光学部と、該第1の光学部に対して第1の方向に直交する第2の方向に設けられ、他の反射面と出射面とが形成された第2の光学部と、該光学素子を該画像表示装置内にて保持させるための保持部とを有する。第1の光学部の最大幅は第2の光学部の最大幅よりも小さい。保持部は、第1の光学部第1および第2の方向に直交する幅方向における側面と、第2の光学部の幅方向における側面とに跨るように設けられており、且つ第2の光学部の幅方向での最大幅内に収まるように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、広画角な画像観察が可能でありながらも、表示光学系を構成する光学素子の保持部を含めた幅方向(眼間方向)での幅が小さい画像観察装置を実現することができる。
本発明の実施例における座標系の説明図。 実施例である画像表示装置および中心画角主光線を示す図。 実施例の画像表示装置における光束および中間像を示す図。 実施例の画像表示装置における光学面間の距離を説明する図。 実施例(数値例1)におけるプリズムの外観を示す図。 実施例(数値例1)におけるプリズムの幅を示す図。 数値例1の画像表示装置を示す図。 数値例2の画像表示装置を示す図。 数値例2におけるプリズムの外観を示す図。 数値例2におけるプリズムの幅を示す図。 数値例3の画像表示装置を示す図。 数値例4の画像表示装置を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施例である画像表示装置としてのHMDについて説明する。まず、図1を用いて、実施例(および後述する具体的な数値例)における座標系と用語について説明する。図1において、301は観察者の右眼であり、302は観察者の左眼である。観察者の視軸方向に延びる軸をz軸とし、該z軸に直交して両眼301,302が並ぶ眼間方向に延びる軸をx軸とする。また、x軸およびz軸に直交する軸をy軸とする。以下の説明では、眼間方向であるx軸の方向を水平方向といい、y軸が延びる方向を垂直方向という。また、観察者が視認する画像の画角について、水平方向の画角を水平画角といい、垂直方向の画角を垂直画角という。さらに、x軸回りでの回転角をaとする。
また、図1において、107は後述する表示光学系であり、観察者の左右の眼301,302に対応するように水平方向に2つ配置されている。
図2および図3には、実施例の画像表示装置の構成を示している。これらの図には、図1に示した左右の表示光学系107のうち一方のみを示している。図2には画像表示装置内を進む中心画角主光線(これについては後述する)を示しており、図3には画像表示装置内を進む光線束(以下、光束という)を示している。
これらの図において、106は画像形成素子(画像表示素子)であり、液晶表示素子(LCD)や有機EL素子等により構成され、原画を形成する。
表示光学系107は、複数の光学面として、第1面101、第2面102、第3面103、第4面104および第5面105を有する。第1面101は、反射面かつ透過面である。第2面102は反射面であり、第3面103は反射面である。第4面104は反射面であり、第5面105は透過面である。表示光学系107は、第1面101から第5面105により囲まれた内部が光学媒質(ガラスまたはプラスチック)で満たされた1つのプリズム(光学素子)により構成されている。
プリズムにおける反射面である第2面102、第3面103および第4面104には、金属蒸着等によって高反射率の反射膜が形成されている。本実施例のように、互いに偏心した複数の反射面を用いる光学系では、光路を折り畳むことによって光学系全体をコンパクトにすることが可能であるが、反射面は偏心誤差に対する敏感度が屈折面に比べて高いため、高精度な位置調整が必要になる。しかし、本実施例のようにパワーを有する光学系が1つのプリズムとして構成されることで、反射面間の相対位置関係を調整するといった組み立て調整が不要になる。
100は表示光学系107の射出瞳であり、観察者がこの射出瞳100の位置に眼を配置することで、画像形成素子106において形成された原画の拡大像(提示画像)を観察することができる。
以上のように構成された画像表示装置において、画像形成素子106上の原画から発せられた中心主光線を含む光束は、第5面105を透過して表示光学系107内に入射する。ここで、中心画角主光線は、画像形成素子106における原画を形成する領域(原画形成領域)の中心から発して射出瞳100の中心を通る光線である。
第5面105から表示光学系107に入射した光束は、第4面104で反射し、第3面103で反射し、第1面101で反射(内部全反射)し、第2面102で反射し、第1面101を透過して表示光学系107から出射し、射出瞳100に至る。
なお、本実施例では、第1面101を光の利用効率が高い内部全反射を利用して反射面かつ透過面として機能させる場合について説明するが、半透過膜を利用して第1面101を反射面および透過面として機能させるようにしてもよい。
また、本実施例では、第5面105から第4面104に向かう光束の光路と第3面103から第1面101に向かう光束の光路のうち少なくとも一部同士が互いに交差している。このように、光路を交差させることで、必要な光路長を確保しつつ、表示光学系107の全体のサイズを小さくすることができる。
さらに、図3に示すように、表示光学系107は、その内部で原画からの光束に中間像(図中に破線で示す)を形成させる。図3においては、第1から第5面101〜106のうち画像形成素子106に近い第5面105、第4面104および第3面103によって中間像を形成している。そして、この中間像からの光束を、第2面102および第1面101によって射出瞳100に導く。
このように、表示光学系107の内部で中間像を形成することで、画像形成素子106(原画形成領域)のサイズに対する表示画角の設定自由度を向上させることができる。また、表示光学系107を、中間像を形成するリレー光学系(第5面105、第4面104および第3面103)と、該中間像の虚像を形成する観察光学系(第2面102および第1面101)とに機能上分けることができる。これにより、広画角化した際でも観察光学系のパワーを下げることができる。この結果、観察光学系のパワー負担、特に正のパワーを有する第2面102に対するパワー負担が小さくなる。このため、アイレリーフ(観察者の眼と表示光学系107との間の距離)を確保しやすくなり、広画角でありながら快適な画像観察が可能な画像表示装置を実現することができる。
また、図3に示すように、リレー光学系で形成される中間像を観察光学系で発生する像面湾曲等の収差をキャンセルするように形成する。これにより、観察光学系の収差補正の負担が低減し、収差が良好に補正された高画質の画像の観察が可能な画像表示装置を実現することができる。なお、パワーを有する複数の光学面を有する一体のプリズムの内部に中間像を形成する場合には、内部での反射回数が少ないと各光学面のパワー負担が大きくなり、収差補正が困難になる。このため、光束をプリズムの内部で3回以上反射させる必要があり、本実施例のように4回以上反射させることで、より良好に収差が補正された画像の観察が可能となる。
そして、本実施例の表示光学系107は、以下の条件を満足するように構成されている。図4には、その条件において用いられる距離L12,L13,L45の定義を示している。ここで、複数の光学面(第1面101〜第5面105)のうち2面間の距離であって該2面での中心画角主光線のヒットポイント間の距離を、その2面間のヒットポイント距離という。図において、L12は第1面101と第2面102との間のヒットポイント距離である。L13は第1面101と第3面103との間のヒットポイント距離である。L45は第4面104と第5面105との間のヒットポイント距離である。
まず、L12とL45は以下の式(1),(2)に示す条件を満足する。
0.62≦L12/f≦5.00 (1)
1.80≦L45/L12≦5.00 (2)
式(1)の条件においてL12/fの値が下限値以上であることは、広画角の表示光学系107において、第1面101で反射した光束がプリズム内において第2面102で反射するために必要な条件である。この条件を満足しないと、光束がけられたり(つまり画像欠けが生じたり)、第1面101と第2面102との間の部分の形状が細くなりすぎてこの部分の機械的強度が不十分になったりする。また、L12/fの値が式(1)の上限値を超えると、第2面102の光学有効面積が広くなりすぎ、その結果、リレー光学系のサイズが増大し、表示光学系107の全体を小型化することが困難となる。
式(2)の条件においてL45/L12の値が下限値以上であることは、式(1)の条件を満足する広画角な光学系において、前述した順序で画像表示に必要な光束を伝搬させるために必要な条件である。この条件を満足しないと、光束がけられ、画像欠けがない良好な画像の観察が困難になる。しかも、中間像を形成するリレー光学系の光路長を確保することが困難になり、この結果、各光学面のパワー負担が大きくなって、収差を良好に補正することが困難になる。また、L45/L12の値が式(2)の上限値を超えると、第4面104の光学有効面積が広くなりすぎ、その結果、リレー光学系のサイズが増大し、表示光学系107の全体を小型化することが困難となる。
なお、式(1),(2)の条件のうち少なくとも一方を以下の式(3),(4)のようにするとより好ましい。
0.70≦L12/f≦3.00 (3)
2.00≦L45/L12≦4.00 (4)
式(3),(4)の条件のいずれかを満足すると、表示光学系107の全体としてコンパクトでありながら、プリズム内のスペースを十分に確保でき、収差が良好に補正された良好な画像の観察が可能なバランスが良い画像表示装置を実現することができる。
また、本実施例の表示光学系107は、上記式(1),(2)(または式(3),(4))の条件を満足するとともに、さらに以下の式(5)の条件を満足することが望ましい。
0.48≦L45/L13≦5.00 (5)
式(5)の条件を満足することで、リレー光学系のサイズと観察光学系のサイズとのバランスが良く、プリズム内のスペースを有効に活用することができる。このため、よりコンパクトでありながら、良好な画像の観察が可能な画像表示装置を実現することができる。L45/L13の値が式(5)の下限値を下回ると、リレー光学系と観察光学系との距離が離れすぎて、光路を折り畳むことによるコンパクト化のメリットが少なくなる。また、観察光学系に向かう光束が拡がりすぎて、観察光学系を小型化することが困難となり、その結果、表示光学系107の全体を小型化することが困難となる。L45/L13の値が式(5)の上限値を超えると、第4面104の光学有効面積が広くなり、表示光学系107の全体を小型化することが困難となる。
なお、式(5)の条件を以下の式(6)のようにするとより好ましい。
0.60≦L45/L13≦3.00 (6)
式(6)の条件を満足すると、リレー光学系のサイズと観察光学系のサイズとのバランスがさらに良くなり、プリズム内のスペースをより有効に活用することができる。このため、よりコンパクトでありながら、良好な画像の観察が可能な画像表示装置を実現することができる。
以上説明した実施例によれば、従来より広画角であって、高画質な画像を提示することが可能な小型の画像表示装置を実現することができる。具体的には、本実施例においては、水平画角が50°以上(より好ましくは57°以上)で、垂直(鉛直)画角が30°以上(より好ましくは37°以上)としている。
図5および図6には、表示光学系107を構成するプリズムの外観構成を示している。401はプリズムのうちリレー光学系を構成する第5面(入射面)105と第4および第3面(一部の反射面)104,103が形成されたリレー光学部(第1の光学部)である。402はプリズムのうち観察光学系を構成する第2面(他の反射面)102と第1面(他の反射面および出射面)101が形成された観察光学部(第2の光学部)である。観察光学部402の第1面101から出射した光束は、z軸が延びる方向(ただし、視軸方向とは反対方向である第1の方向)に位置する射出瞳100に向かう。
201および202はプリズムを画像表示装置内にて保持させるための左右の保持部であり、各保持部には、画像表示装置内に設けられたフレーム等の支持部材に対して位置決めするための突起(ボス)および穴が形成されている。
図6から分かるように、観察光学部402は、リレー光学部401に対して垂直方向(第2の方向)に設けられている。さらに、原画からの光束に中間像を形成させるリレー光学部401の水平方向(幅方向)の最大幅W1は、中間像を拡大して観察者の眼に提示する観察光学部402の水平方向の最大幅W2よりも小さい。
例えば、
0.50≦W1/W2≦0.95 (7)
を満足することが望ましい。さらに、
0.63≦W1/W2≦0.91 (8)
を満足するとより良い。
このため、本実施例では、プリズムに一体の左右の保持部201,202を、リレー光学部401における幅方向(眼間方向)における両側面に、観察光学部402の幅方向での最大幅内(W2内)に収まるように形成している。つまり、右の保持部201,202を、左の保持部201の左端と右の保持部202の右端と間の幅(以下、最大幅という)W′が観察光学部402の最大幅W2以下となるように形成している。
ここで、観察光学部402の最大幅W2とは、画像観察に必要な光学有効幅(第1面101または第2面102の有効幅)の最大値に、プリズムの加工や反射面への金属蒸着膜の形成等を行うために必要な余裕しろを加えた幅方向寸法を意味する。
本実施例によれば、プリズムの内部に中間像を形成することで広画角化を実現しつつ、該プリズムを画像表示装置内で保持させるために十分な強度を有する保持部201,202を観察光学部402の最大幅内に収めるように設けることができる。したがって、図1に示したようにプリズム(表示光学系107)を左右に並べて配置した場合に、保持部201,202を含むプリズム同士が干渉し合ったり、左右のプリズムの間隔を調整可能な眼幅調整機構の調整量が制限されたりすることを回避することができる。本実施例では、左右のプリズムの間隔が0(つまりは左右の出射瞳100間の中心間隔がW2)となるまで左右のプリズムを接近させることができる。
なお、本実施例の構成は、水平方向の画角が50°以上である広画角な表示光学系であり、リレー光学部401の最大幅W1と観察光学部402の最大幅W2との差が保持部201,202を設けるのに十分な大きさを有する場合に特に有効である。
以下、数値例について説明する。
[数値例1]
数値例1の光学データを表1(a)に示し、光路断面図を図7に示す。本数値例において、画像形成素子の大きさは18.4×11.5mmである。また、表示光学系107の射出瞳径は水平方向で約7.6mm、垂直方向で約5.2mmであり、射出瞳の位置は観察者の眼球の回転中心位置に設定されている。焦点距離fは約16mmである。表示光学系107は、水平画角60°、垂直画角40°を有し、画像をz軸正方向における無限遠方に表示する。
表1(a)に示す光学データにおいては、虚像から物体(画像形成素子)に向かう方向、いわゆる逆トレース方向に順に面番号Sを付している。S1は絞り面(射出瞳)であり、SIは画像形成素子の原画形成面(原画形成領域)である。本数値例において、S2からS7が付された光学面は回転非対称面であり、図7の紙面(yz断面)を唯一の対称面として持つ面対称形状を有する。
X,Y,Z(単位:mm)は、S1の中心を原点(0,0,0)として、図の紙面内に互いに直交するy軸およびz軸をとり、図の紙面に直交するようにx軸をとった座標系における各光学面の面頂点の位置(x,y,z)を示す。また、A(単位:°)は、図中において反時計回り方向を正方向とするときのx軸回りでの各光学面の回転角度aを示す。Rは曲率半径である。また、TYPの項は面形状の種類を表し、SPHは球面であり、FFSは以下の式に従う回転非対称面である。
ただし、
z:面のサグ量
c:頂点曲率=1/R
k:コーニック定数(本数値例では0)
r=√(x+y
である。
また、式(9)の右辺第2項は以下の式(10)のようになる。Cjは非球面係数である。
TYPの欄でFFSの横に記された数値は、その面の形状が表1(b)に記された非球面係数に対応することを示している。なお、表に示されていない係数Cjの項は、その値が0であることを意味する。表1(a)において、Nd,νdはそれぞれ、その面以降の媒質のd線波長での屈折率とアッベ数を示す。また、媒質が空気層の場合は、屈折率Ndのみを1.000として表示し、アッベ数νdは省略している。S2は第1面(透過)に、S3は第2面にし、S4は第1面(反射)に、S5は第3面に、S6は第4面に、S7は第5面にそれぞれ相当する。すなわち、S2は透過面、S3は反射面、S4は反射面(内部全反射面)、S5は反射面、S6は反射面、S7は透過面である。
先に説明した図および図は、本数値例のプリズムの外観を示している。本数値例では、観察光学部402の最大幅W2は第2面102で規定されており、W2は54mmである。また、W1は44mmである。一方、保持部201,202の最大幅W′は53mmであり、W2=54mm以下である。
[数値例2]
数値例2の光学データを表2(a)に示し、光路断面図を図8に示す。本数値例において、画像形成素子の大きさは18.4×11.5mmである。また、表示光学系107の射出瞳径は水平方向で約4.6mm、垂直方向で約4.3mmであり、射出瞳の位置は観察者の眼球の回転中心位置に設定されている。焦点距離fは約16mmである。表示光学系107は、水平画角60°、垂直画角40°を有し、画像をz軸正方向における無限遠方に表示する。光学データの意味については、数値例1と同じである。表2(b)は非球面係数を示す。
図9および図10は、本数値例のプリズムの外観を示している。本数値例では、観察光学部402の最大幅W2は第2面102で規定されており、W2は58mmである。また、W1は40mmである。一方、保持部201,202の最大幅W′は49mmであり、W2=58mm以下である。
[数値例3]
数値例3の光学データを表3(a)に示し、光路断面図を図11に示す。本数値例において、画像形成素子の大きさは18.4×11.5mmである。また、表示光学系107の射出瞳径は水平方向で約5.6mm、垂直方向で約5.6mmであり、射出瞳の位置は観察者の眼球の回転中心位置に設定されている。焦点距離fは約16mmである。表示光学系107は、水平画角60°、垂直画角40°を有し、画像をz軸正方向における無限遠方に表示する。光学データの意味については、数値例1と同じである。表3(b)は非球面係数を示す。
本数値例のプリズムの外観は図5および図6と同様である。本数値例では、観察光学部402の最大幅W2は第2面102で規定されており、W2は52mmである。また、W1は35mmである。一方、保持部201,202の最大幅W′は51mmであり、W2=52mm以下である。
[数値例4]
数値例4の光学データを表4(a)に示し、光路断面図を図12に示す。本数値例において、画像形成素子の大きさは18.4×11.5mmである。また、表示光学系107の射出瞳径は水平方向で約5.4mm、垂直方向で約3.7mmであり、射出瞳の位置は観察者の眼球の回転中心位置に設定されている。焦点距離fは約13mmである。表示光学系107は、水平画角70°、垂直画角47°を有し、画像をz軸正方向における無限遠方に表示する。光学データの意味については、数値例1と同じである。表(b)は非球面係数を示す。
本数値例のプリズムの外観は図5および図6と同様である。本数値例では、観察光学部402の最大幅W2は第2面102で規定されており、W2は65mmである。また、W1は57mmである。一方、保持部201,202の最大幅W′は64mmであり、W2=65mm以下である。
表5には、数値例1〜4におけるL12/f、L45/L12、L45/L13およびW1/W2の値をまとめて示す。いずれの値も対応する条件を満足しており、この結果、広画角でコンパクトな画像表示装置を実現することができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100 射出瞳
101 第1面
102 第2面
103 第3面
104 第4面
105 第5面
106 画像形成素子
107 表示光学系(プリズム)
201,202 保持部
401 リレー光学部
402 観察光学部

Claims (8)

  1. 原画を形成する画像形成素子と、
    入射面、複数の反射面および出射面により囲まれた内部が光学媒質で満たされた光学素子により形成され、前記原画からの光束を射出瞳に導く表示光学系とを有する画像表示装置であって、
    前記表示光学系は、前記原画から出て前記入射面を透過して前記内部に入射し前記複数の反射面のうち一部の反射面で反射した後に該表示光学系の内部で中間像を形成した前記光束を、前記複数の反射面のうち他の反射面で反射させて前記出射面から第1の方向に位置する前記射出瞳に出射させるように構成されており、
    前記光学素子は、
    前記入射面と前記一部の反射面とが形成された第1の光学部と、
    該第1の光学部に対して前記第1の方向に直交する第2の方向に設けられ、前記他の反射面と前記出射面とが形成された第2の光学部と、
    該光学素子を該画像表示装置内にて保持させるための保持部とを有し、
    前記第1の光学部の最大幅が前記第2の光学部の前記最大幅よりも小さく、
    前記保持部は、前記第1の光学部前記第1および第2の方向に直交する幅方向における側面と、前記第2の光学部の前記幅方向における側面とに跨るように設けられており、且つ前記第2の光学部の前記幅方向での最大幅内に収まるように形成されていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記表示光学系は、前記複数の反射面として4つ以上の反射面を有することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記光学素子において、前記第2の光学部は前記第1の光学部に対して前記幅方向に直交する垂直方向に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記出射面は、複数の前記他の反射面の1つを兼ねていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  5. 前記表示光学系の前記幅方向の画角が50°以上であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  6. 2つの前記表示光学系が、観察者の両眼のそれぞれに対して設けられており、
    前記幅方向が前記両眼が並ぶ方向に対応することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  7. 前記第1の光学部の前記幅方向での最大幅をW1とし、前記第2の光学部の前記幅方向での最大幅をW2とするとき、
    0.50≦W1/W2≦0.95
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  8. 前記表示光学系は、
    前記出射面および前記反射面である第1面と、前記反射面である第2面、第3面および第4面と、前記入射面である第5面とを有し、
    前記第5面から前記第4面に向かう光束の光路と前記第3面から前記第1面に向かう光束の光路の少なくとも一部同士が互いに交差するように構成されており、
    前記画像形成素子における前記原画を形成する領域の中心から発して前記射出瞳の中心を通る中心画角主光線の前記第1から第5面でのヒットポイント間の距離をヒットポイント距離として、前記第4面と前記第5面との間の前記ヒットポイント距離をL45とし、前記第1面と前記第2面との間の前記ヒットポイント距離をL12とし、
    前記表示光学系の焦点距離をfとするとき、
    0.62≦L12/f≦5.00
    1.80≦L45/L12≦5.00
    なる2つの条件のうち少なくとも一方を満足することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像表示装置。
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