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JP6380004B2 - 車載機 - Google Patents
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Description

本願は、車両ドアの施錠を制御する車載機に関する。
従来、携帯機との無線通信に基づいて、車両ドアの解錠及び施錠を行う車載機が知られている。例えば、携帯機を所持する使用者がドアハンドルを把持した場合、当該ドアハンドル近傍に設けられた操作部を操作した場合等に、車載機は当該携帯機と無線通信を行い、車両ドアの解錠又は施錠を行う。
特許文献1には、特定の車両ドアに設けられた第1スイッチが操作された場合に、携帯機及び車載機間で無線通信による認証を行い、認証が正しく行われた場合に当該特定の車両ドアを解錠する方法が開示されている。また、特許文献1に記載の方法では、第1スイッチの操作により特定の車両ドアが解錠された状態で、当該特定の車両ドアに設けられた第2スイッチが操作された場合、全ての車両ドアを解錠する。従って、特許文献1に記載の方法では、特定の車両ドアの解錠後に第2スイッチを操作されないと、全ての車両ドアが解錠されない。そのため、当該方法によれば、意図しない車両ドアの解錠に起因する第三者の車両への侵入を防止することができ、車両に乗車する際の乗員の安全性を高め得る。
また、車両が所定速度以上で走行した場合に車両ドアを施錠する車載機が普及し始めている。このような車載機は、車両内の乗員が走行中に誤って車両ドアを開くことを防止することができ、車両の走行に際して乗員の安全を確保することができる。
特開2005−273329号公報
特許文献1の方法及び上述の車載機によれば、車両に乗車する際の乗員の安全性及び車両の走行後の乗員に対する安全性を高めることができる。しかしながら、車両に乗込んだ後から車両が走行するまでの乗員に対する安全性については考慮されていない。
本願の目的は、車両に乗込んだ乗員に対する安全性を更に向上することが可能な車載機を提供することにある。
本発明の一態様に係る車載機は、車両ドアの施錠を制御する車載機において、車両内の乗員を検知する乗員検知部と、前記車両ドアが閉じたか否かを判定する閉扉判定部と、前記車両ドアが開いたか否かを判定する開扉判定部と、前記車両ドアが開いたと前記開扉判定部が判定した後、前記車両ドアが閉じたと前記閉扉判定部が判定するまでの時間を計時する計時部と、前記車両ドアが閉じたと前記閉扉判定部が判定し、かつ前記乗員検知部が乗員を検知した場合、前記車両ドアを施錠し、前記計時部が計時した時間が所定時間以上であった場合、前記車両ドアを施錠しない施錠制御部とを備える。
なお、本願は、このような特徴的な処理部を備える車載機として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする車両施錠方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、車載機の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現し、施錠システム、車載機及び携帯機を含むその他のシステムとして実現することができる。
上記によれば、車両に乗込んだ乗員に対する安全性を更に向上することが可能となる。
実施形態1における施錠システムの一構成例を示す模式図である。 車載機の構成を示すブロック図である。 携帯機の構成を示すブロック図である。 使用者が解錠された運転席ドアから車両に乗込むときにおける車載機の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態2における使用者が解錠された車両ドアから車両に乗込むときにおける車載機の処理手順を示すフローチャートである。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一態様に係るに係る車載機は、車両ドアの施錠を制御する車載機において、車両内の乗員を検知する乗員検知部と、前記車両ドアが閉じたか否かを判定する閉扉判定部と、前記車両ドアが閉じたと前記閉扉判定部が判定し、かつ前記乗員検知部が乗員を検知した場合、前記車両ドアを施錠する施錠制御部とを備える。
本願にあっては、乗員検知部は車両内の乗員を検知する。閉扉判定部は車両ドアが閉じたか否かを判定する。施錠制御部は、当該車両ドアが閉じたと閉扉判定部が判定し、かつ乗員検知部が乗員を検知した場合、当該車両ドアを自動的に施錠する。従って、車載機は、車両ドアが閉じた際に、乗員検知部にて車両内に乗員が所在することを検知した後に当該車両ドアを施錠する。そのため、車両ドアが自動的に施錠されることで、例えば車両に乗込んだ後から施錠されないまま放置された当該車両ドアから第三者が侵入することを防止することができ、車両に乗込んだ乗員に対する安全性を更に向上することが可能となる。
(2)前記車両ドアが開いたか否かを判定する開扉判定部と、前記車両ドアが開いたと前記開扉判定部が判定した後、前記車両ドアが閉じたと前記閉扉判定部が判定するまでの時間を計時する計時部とを更に備え、前記施錠制御部は、前記計時部が計時した時間が所定時間以上であった場合、前記車両ドアを施錠しないようにしてある構成が好ましい。
本願にあっては、開扉判定部は車両ドアが開いたか否かを判定する。計時部は、車両ドアが開いたと開扉判定部が判定した後、当該車両ドアが閉じたと閉扉判定部が判定するまでの時間を計時する。施錠制御部は、計時部が計時した時間が所定時間以上であった場合、当該車両ドアを施錠しない。従って、乗員が車両に乗込む際に車両ドアを開閉する時間が所定時間以上であった場合、車載機は、乗員の安全を確保するに際して緊急性を要さないとして、当該車両ドアの施錠を行わない。そのため、車載機は、乗員が車両に乗込んだ際に当該乗員の安全を確保する緊急性があるときにのみ車両ドアを施錠することができる。
(3)携帯機と無線通信を行う無線通信部と、該無線通信部による前記携帯機との無線通信に基づいて、前記携帯機が車室内に所在するか否かを判定する位置判定部とを更に備え、前記施錠制御部は、前記携帯機が車室内に所在すると前記位置判定部が判定した後、前記車両ドアを施錠するようにしてある構成が好ましい。
本願にあっては、無線通信部は、携帯機と無線通信を行う。位置判定部は、無線通信部による携帯機との無線通信に基づいて、携帯機が車室内に所在するか否かを判定する。また、施錠制御部は、携帯機が車室内に所在すると位置判定部が判定した後、車両ドアを施錠する。従って、車載機は、乗員が車両の使用者であることを検知することができるため、誤って、車両の使用者が乗込む前に車両ドアを施錠してしまう事態を避けることができる。
(4)前記乗員検知部は、前記車両ドアに対応する座席への乗員の着座を検知するようにしてある構成が好ましい。
本願にあっては、車両ドアに対応する座席への乗員の着座を検知することで車両内の乗員を検知することができる。
(5)本発明に係る車載機は、前記車両ドアは、運転席又は助手席の乗降用に設けられた車両ドアである。
本願にあっては、車両ドアは、運転席又は助手席の乗降用に設けられた車両ドアである。従って、例えば、運転席又は助手席の乗降用に設けられた車両ドアのみが解錠可能な場合、乗員が当該車両ドアから車両に乗込んだ乗員の安全性を向上することができる。
(6)前記車両には、前記車両ドアが複数設けられており、前記施錠制御部は、前記車両ドアの全てを施錠するようにしてある構成が好ましい。
本願にあっては、車両には車両ドアが複数設けられている。施錠制御部は、車両に設けられた車両ドア全てを施錠する。従って、使用者が乗込む車両ドア以外の他の車両ドアが解錠していた場合であっても、例えば当該他の車両ドアから第三者が侵入することを防止することができるため、より乗員に対する安全性を向上することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る車載機の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態においては、本発明の実施形態に係る車載機が、対応する携帯機と無線通信を行うことで車両ドアの施錠を行う施錠システムについて説明する。また、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
(実施形態1)
図1は実施形態1における施錠システムの一構成例を示す模式図である。実施形態1に係る施錠システムは、車両Cに設けられた複数のLF送信アンテナ1a及びRF受信アンテナ1bを用いて各種信号を送受信する車載機1と、当該車載機1との間で当該各種信号を送受信する一又は複数の携帯機2とを備える。車載機1は、携帯機2との信号の送受信により、車両Cに複数設けられた車両ドアDの施錠制御を行う。また、実施形態1における車載機1は、運転席側の車両ドアDの開閉動作、車両C内の乗員の有無、及び携帯機2の所在位置に基づいて、当該運転席側の車両ドアDの施錠制御を行う。なお、図1においては、複数の車両ドアDは、車両Cの前部、即ち車両Cの運転席側及び助手席側夫々に設けられていることが示されているが、一例であり、車両Cの後部座席への乗降用等の、車両Cの他部に設けられていてもよい。また、以下では運転席側の車両ドアDを運転席ドアDとも称する。
複数のLF送信アンテナ1aは例えば、車両Cの前部、バックドア、運転席側のピラー、及び助手席側のピラーの4箇所に設けられ、各LF送信アンテナ1aは、LF(Low Frequency)帯の電波を用いて信号を送信する。なお、LF帯は信号を送信する電波帯域の一例であり、必ずしもこれに限定されない。
図2は車載機1の構成を示すブロック図である。車載機1は、制御部11、記憶部12、一時記憶部13、計時部14、送信部15、受信部16、及び入出力部17を備え、各部がバスを介して接続されている。制御部11は、例えば一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU等により構成される。制御部11は、記憶部12に記憶されている後述の制御プログラムを読み出し、各部を制御する。
記憶部12は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性メモリにより構成される。記憶部12には、制御プログラムが記憶されている。制御プログラムは、制御部11が携帯機2との通信を行うときの処理内容と、各部を制御するときの処理内容とが記述されたコンピュータプログラムである。
一時記憶部13は、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)等のメモリにより構成される。一時記憶部13は、制御部11が制御プログラムによる処理を行うことによって生ずる各種データを一時記憶する。
計時部14は、例えばタイマ、リアルタイムクロック等により構成され、制御部11の制御に従って計時を開始し、計時結果を制御部11に与える。
送信部15は、複数のLF送信アンテナ1aに接続されており、制御部11の制御に従って、携帯機2の所在位置の判定を行うための信号を送信する。所在位置の判定を行うための信号は例えば、携帯機2に受信信号強度を検出させるための検出用の信号等である。
受信部16はRF受信アンテナ1bに接続されており、携帯機2からUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を用いて送信された応答信号等の各種信号を受信し、受信した信号を制御部11へ出力する。UHF帯の電波で通信可能な領域は広いため、車両CにおけるRF受信アンテナ1bの配置は特に限定されない。
実施形態1において送信部15及び受信部16は、無線通信部に相当する。なお、車載機1と携帯機2とが無線通信を行うことができる構成であれば、車載機1と別体の無線通信機能を有する装置が設けられていてもよい。このとき、当該無線通信機能を有する装置が無線通信部に相当する。
入出力部17には、着座センサ3、リクエストスイッチ4、カーテシスイッチ5、及びドアロック機構6が接続されている。
着座センサ3は、例えば運転席の座席内部に設けられた圧電素子等を用いたスイッチを備える。着座センサ3は、運転席への着座によって当該スイッチが押下され、着座を検知したことを示す信号を制御部11に出力する。制御部11は、着座センサ3からの信号が入力されるか否かにより運転席への着座の有無を判定する。着座センサ3は、乗員検知部に相当する。
リクエストスイッチ4は、各車両ドアDの外面に設けられ、例えば、設けられたドアを施錠又は開錠するための押下式のスイッチ、ドアハンドルに対する使用者の手の接触を検出する接触センサ等により構成されている。リクエストスイッチ4は、使用者に操作された場合に、操作されたことを示す信号を制御部11に出力する。制御部11は例えば、リクエストスイッチ4から入力された信号及びドアロック機構6の状態に応じて車両ドアDの施錠又は解錠の制御を行う。なお、各リクエストスイッチ4は、設けられたドアを施錠するための構成と、解錠するための構成とが別体であってもよい。
カーテシスイッチ5は、各車両ドアDの内側面に覆われる車両Cにおける車体の該当位置に設けられ、対応する車両ドアDの開閉を検知するためのスイッチである。カーテシスイッチ5は例えば、設けられた車両ドアDが開いている場合にオンになり、閉じている場合にオフになる。制御部11は、カーテシスイッチ5のオンオフを検知することにより、車両ドアDが開いているか又は閉じているかを検知する。
ドアロック機構6は、車両Cの各車両ドアD周辺に設けられる。ドアロック機構6は、ドアの施解錠を行うための機械機構と、機械機構を電気的に動作させるためのアクチュエータ等とを備える。ドアロック機構6は、制御部11の指令によるアクチュエータ動作により機械機構を動作させ、車両ドアDの施解錠を行う。
図3は携帯機2の構成を示すブロック図である。携帯機2は、制御部21、記憶部22、一時記憶部23、送信部24、及び受信部25を備え、各部がバスを介して接続している。制御部21は、例えば一又は複数のCPU、マルチコアCPU等により構成される。制御部21は、記憶部22に記憶されている後述の制御プログラムを読み出し、各部を制御する。
記憶部22は、EEPROM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。記憶部22には、制御プログラムが記憶されている。制御プログラムは、制御部21が車載機1との通信を行うときの処理内容と、各部を制御するときの処理内容とが記述されたコンピュータプログラムである。
一時記憶部23は、SRAM、DRAM等のメモリにより構成される。一時記憶部23は、制御部21が制御プログラムによる処理を行うことによって生ずる各種データを一時記憶する。
送信部24は、RF送信アンテナ2aに接続されており、制御部21の制御に従って、車載機1から送信された検出用信号に応じた応答信号を送信する。送信部24は、UHF体の電波を用いて応答信号を送信する。なおUHF帯は信号を送信する電波帯域の一例であり、必ずしもこれに限定されない。
受信部25は、受信信号強度検出部26を介してLF受信アンテナ2bに接続されており、車載機1からLF帯の電波を用いて送信された各種信号を受信し、制御部21へ出力する。LF受信アンテナ2bは例えば3軸アンテナであり、車両Cに対する携帯機2の向き又は姿勢を問わず、受信信号強度を検出可能である。受信信号強度検出部26は、LF受信アンテナ2bが受信した検出用信号の受信信号強度を検出し、検出した受信信号強度を制御部21へ出力する回路である
以上のように構成された施錠システムにおいて、車載機1は、携帯機2から送信された信号により車両ドアDの施錠又は解錠を行う。具体的には、携帯機2の図示しないスイッチ等が操作された場合に解錠又は施錠の要求を含む信号が送信部24から送信され、当該信号が車載機1の受信部16にて受信された場合に、制御部11はドアロック機構6に指令を出し、車両ドアDの解錠又は施錠を行う。
また、車載機1は、使用者がリクエストスイッチ4を操作した場合に携帯機2と無線通信を行い、車両ドアDの施錠又は解錠を行う。具体的には、車載機1は、リクエストスイッチ4が操作された場合、送信部15から信号を送信する。携帯機2は、受信部25にて当該信号を受信し、当該信号の応答信号を送信部24にて送信する。車載機1は、応答信号を受信部16にて受信し、制御部11が受信した応答信号に基づいてドアロック機構6に指令を出すことにより、車両ドアDの施錠又は解錠を行う。
ここで、実施形態1における車載機1は、車両Cの運転席ドアDのみを開錠できるように構成されている。例えば運転席ドアDの解錠用信号を送信可能に携帯機2が構成され、当該解錠用信号を受信した車載機1は運転席ドアDのみを解錠するようにしてもよい。また、車載機1は、運転席ドアDの外面に設けられたリクエストスイッチ4の操作態様に基づいて、運転席ドアDのみを解錠するようにしてもよい。当該操作態様は例えば、当該リクエストスイッチ4を2回連続で操作する等である。
実施形態1における車載機1は更に、使用者における車両Cへの特定の乗込み動作に基づいて、運転席ドアDを施錠する。特定の乗込み動作とは、使用者が運転席ドアDのみの解錠操作を行った後、運転席ドアDを開き、所定時間以内に車両Cに乗込んで当該運転席ドアDを閉じる動作である。以下、使用者によって運転席ドアDのみが解錠された後の車載機1の処理手順を示す。
図4は、使用者が解錠された運転席ドアDから車両Cに乗込むときにおける車載機1の処理手順を示すフローチャートである。車載機1の制御部11は、運転席ドアDが開いたか否かを判定する(ステップS11)。制御部11は例えば、運転席ドアDに設けられたカーテシスイッチ5がオフの状態からオンの状態に変化したことを検知したか否かにより判定を行う。制御部11はステップS11において制御プログラムを実行することにより開扉判定部として機能する。運転席ドアDが開いていないと判定した場合(S11:NO)、制御部11は、車両ドアDが開くまで待機する。
運転席ドアDが開いたと判定した場合(S11:YES)、制御部11は計時部14に指令を出し、計時を開始する(ステップS12)。次いで、制御部11は、運転席への着座を検知したか否かを判定する(ステップS13)。制御部11は例えば、運転席に設けられた着座センサ3から信号が入力されたか否かにより判定する。運転席への着座を検知していないと判定した場合(S13:NO)、制御部11はステップS16に処理を進める。
運転席への着座を検知したと判定した場合(S13:YES)、制御部11は、携帯機2が車室内に所在しているか否かを判定する(ステップS14)。制御部11は例えば、受信信号強度検出用の信号を各LF送信アンテナ1aから順次送信し、当該信号を受信した携帯機2から送信された応答信号を受信することにより判定を行う。より具体的には、携帯機2は、受信信号強度検出用の信号を受信したときの受信信号強度を測定し応答信号に含める。車載機1の制御部11は、応答信号に含まれる受信信号強度に基づいて、携帯機2が車室内に所在しているか否かの判定を行う。なお、車載機1は、携帯機2が車室内に所在しているか否かの判定は、携帯機2と無線通信を行う種々の公知の判定方法によって判定してよい。制御部11はステップS14において制御プログラムを実行することにより位置判定部として機能する。携帯機2が車室内に所在していないと判定した場合(S14:NO)、制御部11はステップS16に処理を進める。
携帯機2が車室内に所在すると判定した場合(S14:YES)、制御部11は、施錠フラグを設定する(ステップS15)。制御部11は例えば、一時記憶部13に施錠フラグを一時記憶することにより設定する。施錠フラグは、運転席ドアDが施錠可能か否かを示す情報である。
次いで、制御部11は、運転席ドアDが閉じられたか否かを判定する(ステップS16)。制御部11は例えば、運転席ドアDに設けられたカーテシスイッチ5がオンの状態からオフの状態に変化したことを検知したか否かにより判定を行う。制御部11はステップS16において制御プログラムを実行することにより、閉扉判定部として機能する。運転席ドアDが閉じられていないと判定した場合(S16:NO)、制御部11はステップS13に処理を戻す。
運転席ドアDが閉じられたと判定した場合(S16:YES)、制御部11は、ステップS12で計時を開始してから所定時間を経過したか否かを判定する(ステップS17)。所定時間は、例えば5秒〜10秒の範囲の時間である。なお、所定時間が5秒〜10秒の範囲の時間であることは一例に過ぎず、所定時間を任意の時間にて設定可能である。所定時間を経過していないと判定した場合(S17:YES)、制御部11は運転席ドアDの施錠を行わずに処理を終える。
所定時間を経過していないと判定した場合(S17:NO)、制御部11は施錠フラグの設定があるか否かを判定する(ステップS18)。制御部11は例えば、一時記憶部13に施錠フラグを示す情報が記憶されているか否かを判定する。施錠フラグの設定がないと判定した場合(S18:NO)、制御部11は処理を終える。
施錠フラグの設定があると判定した場合(S18:YES)、制御部11は運転席ドアDを施錠し(ステップS19)、処理を終える。制御部11はステップS19において制御プログラムを実行することにより、施錠制御部として機能する。
以上の構成及び処理によって、車載機1は、運転席ドアDが閉じた際に、着座センサ3にて車両C内に乗員が所在することを検知した後に運転席ドアDを自動的に施錠する。そのため、例えば車両Cに乗込んだ後から施錠されないまま放置された当該車両ドアDから第三者が侵入することを防止することができ、車両Cに乗込んだ乗員に対する安全性を更に向上することが可能となる。
また、乗員が車両Cに乗込む際に運転席ドアDを開閉する時間が所定時間以上であると図4中のステップS17にて判定された場合、車載機1は、乗員の安全を確保するに際して緊急性を要さないとして、当該運転席ドアDの施錠を行わない。そのため、車載機1は、乗員が車両Cに乗込んだ際に当該乗員の安全を確保する緊急性があるときにのみ運転席ドアDを施錠することができる。なお、ステップS12及びステップS17の処理が行われない場合であっても、車両Cに乗込んだ際の乗員に対する安全性を向上させることが可能であることは言うまでもない。
また、車載機1は、図4中のステップS14の処理にて乗員が車両Cの使用者であることを検知することができるため、誤って、車両Cの使用者が乗込む前に車両ドアDを施錠してしまう事態を避けることができる。
なお、実施形態1においては、車載機1が運転席ドアDのみを解錠可能で、当該解錠が行われた際に使用者が上述の特定の乗込み動作を行った場合に運転席ドアDを施錠する例を説明したが、解錠及び施錠の対象が運転席ドアD以外の車両ドアDであってもよい。例えば、車載機1が助手席側の車両ドアDのみを解錠可能で、当該解錠が行われた際に使用者が当該特定の乗込み動作を行った場合に助手席側の車両ドアDを施錠するようにしてもよい。
また、実施形態1においては、車載機1は、車両ドアDを各別に解錠可能に構成され、各車両ドアDを用いて行われる特定の乗込み動作に対して、各別に施錠するようにしてもよい。
(実施形態2)
実施形態1においては、使用者における車両Cへの特定の乗込み動作に対して運転席ドアDのみを施錠する例を説明したが、実施形態2においては車両Cに設けられた全運転席ドアDを施錠する例を説明する。なお、以下で説明する構成及び作用を除くその他の構成及び作用は上述の実施の形態1と同様であるため、同様の構成に関する詳細な説明及びその作用効果の説明は簡潔のため省略する。
実施形態1において車載機1は、車両Cの運転席ドアDのみを開錠できるように構成されていることを説明したが、実施形態2においては必須ではない。実施形態2における車載機1は、使用者が携帯機2を操作することによって、又はリクエストスイッチ4を操作することによって、車両ドアDの全てが解錠するように構成されている。
このように構成された実施形態2の施錠システムにおいて、車載機1は、使用者における車両Cへの特定の乗込み動作に基づいて、車両ドアDの全てを施錠する。実施の形態2における特定の乗込み動作とは、使用者が車両ドアDの解錠操作を行った後、任意の一の車両ドアDを開き、所定時間以内に車両Cに乗込んで当該一の運転席ドアDを閉じる動作である。以下、使用者によって車両ドアDの解錠操作が行われた後の車載機1の処理手順を示す。
図5は、実施形態2における使用者が解錠された車両ドアDから車両Cに乗込むときにおける車載機1の処理手順を示すフローチャートである。なお、図5中のステップS22〜ステップS25、ステップS27、及びステップS28における処理は、図4中のステップS12〜ステップS15、ステップS17、及びステップS18の処理と同様であるため、異なる処理内容を除いて説明を省略する。
車載機1の制御部11は、車両ドアDの解錠操作が行われてから、任意の一の車両ドアDが開いたか否かを判定する(ステップS21)。制御部11は、例えば、ドアロック機構6に車両ドアDの解錠に係る指令を出力した後、カーテシスイッチ5がオフの状態からオンの状態に変化したことを初めて検知したか否かにより判定を行う。制御部11は、ステップS21において制御プログラムを実行することにより、開扉判定部として機能する。
何れの車両ドアDも開いていないと判定した場合(S21:NO)、制御部11は、何れかの車両ドアDが開いたことを検知するまで待機する。一方、一の車両ドアDが開いたと判定した場合(S21:YES)、制御部11はステップS22以降に処理を進める。このとき、ステップS23において制御部11は、ステップS21で開いたと判定された車両ドアDに対応する座席の着座を検知する。
制御部11は、ステップS25の処理を行った後、全ての車両ドアDが閉じているか否かを判定する(ステップS26)。制御部11は例えば、全てのカーテシスイッチ5がオフの状態であるか否かを判定することにより判定を行う。制御部11は、ステップS26において制御プログラムを実行することにより、閉扉判定部として機能する。
全ての車両ドアDが閉じていない、即ち何れかの車両ドアDが開いていると判定した場合(S26:NO)、制御部11は、ステップS23に処理を戻す。一方、全ての車両ドアDが閉じていると判定した場合(S26:YES)、制御部11は、ステップS27以降に処理を進める。
制御部11は、ステップS28の処理において施錠フラグの設定があると判定した場合(S28:YES)、全ての車両ドアDを施錠する(ステップS29)。
以上の構成及び処理によって、車載機1は、使用者が乗込む車両ドアD以外の他の車両ドアDが解錠していた場合であっても、例えば当該他の車両ドアDから第三者が侵入することを防止することができるため、より乗員に対する安全性を向上することができる。
また、実施形態2においては、車載機1は、任意の一の車両ドアDが開いてから全ての車両ドアDが所定時間以内に閉じた場合に、全ての車両ドアDを施錠する。そのため、車両Cにおける複数の乗員が、互いに異なる車両ドアDから車両Cに乗込む場合であっても、各乗員に対する安全性を向上することができる。
なお、実施形態1及び2においては、着座センサ3により車両C内の乗員を検知していたが、その他の構成によって当該乗員を検知してもよい。例えば、赤外線、超音波等を用いて構成された人感センサ、カメラ等の撮像手段等により車両C内の乗員を検知してもよい。
また、実施形態1及びにおいて、車載機1が図4又は図5中に示した処理手順にて各処理を行うことにより運転席ドアDを施錠することを説明したが、当該処理手順は一例である。車載機1は、運転席への着座を検知し、携帯機2が車室内に所在し、かつ運転席ドアDを又は一の車両ドアDが開いてから閉じるまでの時間が所定時間以内であれば、使用者が特定の乗込み動作を行ったとして運転席ドアD又は全ての車両ドアDを施錠してよい。
また、実施形態1及び2においては、携帯機2が車室内に所在しているか否かの判定を車載機1が行うことを説明したが、必須ではない。例えば、当該判定に代えて、図4中のステップS11又は図5中のステップS21において、解錠操作が行われた後、所定時間以内に運転席ドアD又は一の車両ドアDが開いたか否かの判定を、車載機1が行うようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車載機
1a LF送信アンテナ
1b RF受信アンテナ
2 携帯機
2a RF送信アンテナ
2b LF受信アンテナ
3 着座センサ
4 リクエストスイッチ
5 カーテシスイッチ
6 ドアロック機構
11 制御部
12 記憶部
13 一時記憶部
14 計時部
15 送信部
16 受信部
17 入出力部
21 制御部
22 記憶部
23 一時記憶部
24 送信部
25 受信部
26 受信信号強度検出部
C 車両
D 車両ドア

Claims (5)

  1. 車両ドアの施錠を制御する車載機において、
    車両内の乗員を検知する乗員検知部と、
    前記車両ドアが閉じたか否かを判定する閉扉判定部と、
    前記車両ドアが開いたか否かを判定する開扉判定部と、
    前記車両ドアが開いたと前記開扉判定部が判定した後、前記車両ドアが閉じたと前記閉扉判定部が判定するまでの時間を計時する計時部と、
    前記車両ドアが閉じたと前記閉扉判定部が判定し、かつ前記乗員検知部が乗員を検知した場合、前記車両ドアを施錠し、前記計時部が計時した時間が所定時間以上であった場合、前記車両ドアを施錠しない施錠制御部と
    を備える車載機。
  2. 携帯機と無線通信を行う無線通信部と、
    該無線通信部による前記携帯機との無線通信に基づいて、前記携帯機が車室内に所在するか否かを判定する位置判定部と
    を更に備え、
    前記施錠制御部は、前記携帯機が車室内に所在すると前記位置判定部が判定した後、前記車両ドアを施錠するようにしてある
    請求項1に記載の車載機。
  3. 前記乗員検知部は、前記車両ドアに対応する座席への乗員の着座を検知するようにしてある
    請求項1又は2に記載の車載機。
  4. 前記車両ドアは、運転席又は助手席の乗降用に設けられた車両ドアである
    請求項1からまでの何れか一つに記載の車載機。
  5. 前記車両には、前記車両ドアが複数設けられており、
    前記施錠制御部は、前記車両ドアの全てを施錠するようにしてある
    請求項1からまでの何れか一つに記載の車載機。
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