JP6384709B2 - 鉄骨加工支援システム及び鉄骨加工支援方法 - Google Patents
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Description
上述した設備の設置を行う設計は、通常、鉄骨構造物メーカとは異なる設備メーカが請け負っている。このため、設備メーカは、自身が鉄骨構造物に設置しようとする設備に対応し、設備を設置するために必要な加工を鉄骨に施すことを、鉄骨構造物メーカに対して要請する(例えば、特許文献1参照)。
そして、設備メーカは、設計を行った後の3次元鉄骨構造物画像データから、鉄骨構造物メーカにおいて読み取り可能な2次元平面の2次元鉄骨構造物画像データを、3次元鉄骨構造物画像データから生成し、鉄骨構造物メーカに対して供給する。
このため、設備メーカが貫通条件(加工条件)に合う梁貫通孔の設計が終了するまで、設備メーカと鉄骨構造物メーカとの間で何度も、データのやり取りを行うことになり、多くの時間を要することになる。
また、鉄骨は梁貫通孔を形成すると、梁貫通孔の数や径により、長尺方向の長さが伸びたり縮んだりする場合がある。このため、最終的に梁貫通孔の径及び配置位置が決定されないと、鉄骨構造物の設計に対して、寸法を合わせて鉄骨を製造することができない。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態による鉄骨加工支援システムの構成例を示すブロック図である。図1において、鉄骨加工支援システムは、鉄骨構造物専用サーバ1と設備専用サーバ2とがネットワーク100で接続されて構成されている。鉄骨構造物専用サーバ1は、建造物の設計図に対応して鉄骨構造物の設計を行う鉄骨構造物メーカに設けられており、建造物の設計図に対応して、鉄骨構造物の3次元構造図の作成を支援するサーバである。鉄骨構造物専用サーバ1は、画像処理部11、加工領域判定部12、貫通孔処理部13、入出力部14、鉄骨データベース15、鉄骨構造画像データベース16及び貫通孔データベース17を備えている。
また、鉄骨データベース15には、上記鉄骨識別情報の示す鉄骨に対する加工に対する制限を示す加工情報が加工テーブルとして予め書き込まれて記憶されている。
具体的な加工情報の一例は、以下の(1)から(5)がある。
(1)梁貫通孔の内径寸法は、鉄骨せいの1/2以下、かつ鉄筋コンクリート梁せいの1/3以下とする。
(2)梁貫通孔の上下方向の位置は、梁せいの中心付近とし、図4に示す位置となる。図4において、例えば、梁貫通孔は、孔の外周が鉄骨せいの両端から100mm以上はなして配設する。
(3)梁貫通孔の孔の中心位置の配置の限度は、ジョイント部分から、すなわち柱及び直行する梁の面から原則として1.2D以上離間させた位置である。
(4)梁貫通孔が並列して配設される場合、配設される各々の梁貫通孔の孔の中心間隔は、孔の内径寸法の平均値の3倍以上とする。
(5)梁貫通孔の孔の内径が梁せいの1/10以下の場合、この梁貫通孔を補強材(例えば、補強鋼管)による補強を省略することができる。ただし、鉄骨鉄筋コンクリートの場合、梁貫通孔を補強材である補強鋼管により補強する必要がある。
加工領域テーブルは、構造鉄骨識別情報と、この構造鉄骨識別情報の示す構造鉄骨に用いられた鉄骨の種類を示す鉄骨識別情報と、構造鉄骨識別情報が示す構造鉄骨の座標値と、各構造鉄骨における加工領域情報の範囲を示す座標値と、加工制限種類と、種別表示色と、などが対応付けられている。ここで、構造鉄骨識別情報は、3次元構造図において鉄骨構造物を構成している構造鉄骨各々と関係付けられている(例えば、各々の構造鉄骨の画像ファイルの名称を用いても良い)。また、加工制限種類は、加工可能領域及び加工禁止領域が示されている。種別表示色とは、3次元構造図において加工領域の種別、すなわち加工制限種類を表現する色である。この種別表示色としては、加工制限種類である加工禁止領域及び加工可能領域とは上述したように異なった色で表示される。
入出力部23は、鉄骨構造物専用サーバ1から供給される3次元構造図のフォーマットを、自身の画像処理に使用するフォーマットに変換し、処理画像データベース25に構造図識別情報と対応させて書き込んで記憶させる。すなわち、入出力部23は、鉄骨構造物専用サーバ1において鉄骨構造物専用サーバ1と設備専用サーバ2との共通のフォーマットに変換された3次元構造図のフォーマットを、設備専用サーバ2の画像処理で使用されるフォーマットに変換する。
ユーザは、設計図と設備テーブルとの各々を参照し、後述するように、3次元構造図における鉄骨構造物を構成する各構造鉄骨に対して梁貫通孔の設計を、設備専用サーバ2を用いて行う。
ステップS1:
画像処理部11は、ユーザが設計図に対応して入力する条件により、鉄骨データベース15の鉄骨テーブルを参照し、鉄骨構造物の強度に対応する特性の鉄骨から形成した構造鉄骨を組合わせることで、構造鉄骨から構成される鉄骨構造物の3次元構造図を生成する。画像処理部11は、生成した3次元構造図に対して構造図識別情報を付加し、鉄骨構造画像データベース16に対して書き込んで記憶させる。すなわち、画像処理部11は、生成した3次元構造図を鉄骨構造画像データベース16の任意のアドレス、すなわちファイルアドレスに書き込んで記憶させる。そして、画像処理部11は、鉄骨構造画像データベース16の構造図テーブルに対し、このファイルアドレスと構造図識別情報とを対応して書き込んで記憶させる。3次元構造図が完成することにより、処理がステップS2に進む。
加工領域判定部12は、ユーザが選択した3次元構造図の構造図識別情報に対応したファイルアドレスを、鉄骨構造画像データベース16の構造図テーブルから抽出する。加工領域判定部12は、抽出したファイルアドレスに対応する3次元構造図を鉄骨構造画像データベース16から読み出す。
そして、加工領域判定部12は、鉄骨データベース15の加工テーブルにおける制限に基づき、読み出した3次元構造図における鉄骨構造物を構成する構造鉄骨毎に、構造鉄骨の梁に対して梁貫通孔を形成できる加工可能領域及び加工禁止領域の設定を行う。加工領域判定部12は、構造鉄骨を識別する構造鉄骨識別情報に対応させ、加工領域の情報(加工領域情報)を鉄骨構造画像データベース16の加工領域テーブルに対して書き込む。この加工領域テーブルは、加工領域判定部12により構造図識別情報毎に生成される。設定の後、処理がステップS3に進む。
画像処理部11は、設備専用サーバ2に対して3次元構造図を送付することをユーザから指示された際、この3次元構造図の構造図識別情報に対応したファイルアドレスを、鉄骨構造画像データベース16の構造図テーブルから抽出する。そして、画像処理部11は、抽出したファイルアドレスに記憶されている3次元構造図を読み出す。
また、画像処理部11は、構造図識別情報に対応する加工領域テーブルを読み出し、加工領域の情報を、3次元構造図に対して付加し、加工領域情報が付加された3次元構造図を生成する。画像処理部11は、一旦、加工領域情報が付加された3次元構造図を鉄骨構造画像データベース16の所定の領域に書き込んで記憶させる。
そして、入出力部14は、フォーマットを変換した3次元構造図を設備専用サーバ2に対して送信する。設定の後、処理がステップS4に進む。
入出力部23は、鉄骨構造物専用サーバ1から供給される3次元構造図のフォーマットを、自身が画像処理を行うために用いているフォーマットに変換する。
そして、入出力部23は、フォーマットを変換した3次元構造図を、処理画像データベース25の任意のアドレス(ファイルアドレス)に書き込んで記憶させる。入出力部23は、ファイルアドレスと構造図識別情報とを対応させて、それぞれを処理画像データベース25の構造図テーブルに対して書き込んで記憶させる。
そして、画像処理部21は、ユーザが梁貫通孔の設計を終了すると、梁貫通孔の画像データが追加された3次元構造図を、処理画像データベース25の追加前の3次元画像のファイルアドレスに書き込んで記憶させる。画像処理部21は、ファイルアドレスと構造図識別情報とを対応させて、それぞれを処理画像データベース25の構造図テーブルに対して書き込んで記憶させる。
貫通孔情報抽出部22は、ユーザが貫通孔を抽出する3次元構造図を表示画面において選択すると、選択された3次元構造図を処理画像データベース25から読み出す。このとき、貫通孔情報抽出部22は、選択された3次元構造図の構造識別信号に対応した3次元構造図のファイルアドレスを、処理画像データベース25の構造図テーブルから抽出する。そして、貫通孔情報抽出部22は、抽出したファイルアドレスに記憶されている3次元構造図を処理画像データベース25から読み出し、画像処理部21を介して表示部に表示する。
入出力部23は、ユーザが貫通孔情報を鉄骨構造物専用サーバ1に送信する3次元構造図を表示画面において選択すると、選択された3次元構造図の構造図識別情報に対応する貫通孔テーブルを、貫通孔データベース26から読み出す。
そして、入出力部23は、読み出した貫通孔テーブルの貫通孔情報を、CSV形式にフォーマットの変換を行う。入出力部23は、フォーマット変換した貫通孔情報を、鉄骨構造物専用サーバ1に対して送信する。
貫通孔処理部13は、設備専用サーバ2から供給される貫通孔情報を用い、図7に示す貫通孔テーブルの構成を生成し、貫通孔データベース17に対して書き込んで記憶させる。ここで、貫通孔テーブルは、3次元構造図の構造図識別情報に関連づけられて記憶される。
この後、貫通孔処理部13は、貫通孔データベース17の貫通孔テーブルから、記載順あるいは貫通孔識別情報順に、梁貫通孔の貫通孔情報を読み出す。貫通孔処理部13は、貫通孔識別情報の記載順に梁貫通孔の貫通孔情報を読み出すと、貫通孔情報から構造鉄骨識別情報を抽出する。
そして、貫通孔処理部13は、この構造鉄骨識別情報に対応する加工領域情報の範囲を示す座標値及び加工制限種類を、鉄骨構造画像データベース16の加工領域テーブルから読み出す。
貫通孔処理部13は、読み出した貫通孔識別情報の梁貫通孔が加工可能領域及び加工禁止領域のいずれかに配置されているかの判定を行う。このとき、貫通孔処理部13は、梁貫通孔の全部あるいは一部が含まれている場合、梁貫通孔が加工禁止領域に含まれていると判定する。
ここで、貫通孔処理部13は、貫通孔データベース17の貫通孔テーブルにおいて、全ての貫通孔識別情報に対する梁貫通孔の配置位置の判定が終了すると、処理をステップS8へ進める。
貫通孔処理部13は、貫通孔データベース17のエラーテーブルを参照し、エラーと判定された貫通孔識別情報が存在するか否かの判定を行う。
このとき、貫通孔処理部13は、エラーテーブルに貫通孔識別情報が一つも無い場合、梁貫通孔の配置位置に問題がないと判定し、処理を終了する。これにより、鉄骨構造物メーカは、3次元構造図における鉄骨構造物を構成する各構造鉄骨の作成(梁貫通孔の形成を含む)を開始する。
一方、貫通孔処理部13は、エラーテーブルに貫通孔識別情報が一つでも有る場合、構造鉄骨における梁貫通孔の配置位置に問題があると判定し、処理をステップS9へ進める。
貫通孔処理部13は、構造鉄骨における梁貫通孔の配置位置に問題があると判定すると、この構造鉄骨における配置位置に問題があることを示すアラーム情報を、画像処理部11に対して出力する。このとき、貫通孔処理部13は、このアラーム情報に対して、3次元構造図の構造図識別情報と、この3次元構造図の鉄骨構造物を構成する構造鉄骨における配置位置に問題がある梁貫通孔の貫通孔識別情報とを含めて出力する。
そして、画像処理部11は、貫通孔処理部13からアラーム情報を受信すると、このアラーム情報に含まれる3次元構造図の構造図識別情報と、貫通孔識別情報とを抽出する。
このとき、画像処理部11は、アラーム情報に含まれた貫通孔識別情報の梁貫通孔の画像データの表示色をエラーを示す予め設定された色や状態、例えば赤で点滅させるなどさせて、3次元構造図を表示部に表示し、ユーザに対して梁貫通孔の画像データが加工禁止領域に配置されていることをアラーム(警告)する。
ユーザは、鉄骨構造物専用サーバ1の表示部に表示される3次元構造部におけるアラームを確認すると、設備メーカに対してアラーム情報が付加された3次元構造図を送信して、梁貫通孔の再設計を要請する。
このとき、画像処理部11は、ユーザが再設計を要請する、表示部に画像が表示されている3次元構造図を、入出力部14を介して設備専用サーバ2に対して送信する。また、画像処理部11は、上記3次元構造図に対して、すでに設定されている加工領域情報を、ステップS3の処理と同様に付加する。このとき、入出力部14は、画像処理部11から供給される3次元構造図のフォーマットを、設備専用サーバ2との間においてデータ交換が可能なフォーマットに変換する。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図9は、本発明の第2の実施形態による鉄骨加工支援システムの構成例を示すブロック図である。図9において、鉄骨加工支援システムは、鉄骨構造物専用サーバ1と設備専用サーバ2と補強材専用サーバ3の各々がネットワーク100で接続されて構成されている。鉄骨構造物専用サーバ1及び設備専用サーバ2の各々は、図1の第1の実施形態と同様の構成をしている。
補強材専用サーバ3は、鉄骨構造物を構成する構造鉄骨の梁などの加工を行う領域の補強を行う補強材を提供する補強材メーカに設けられており、補強材により鉄骨構造物を構成する構造鉄骨の補強を支援するサーバである。補強材専用サーバ3は、入出力部31、画像処理部32、補強材判定部33、補強材データベース34、鉄骨及び梁貫通孔データベース35を備えている。
また、画像処理部32は、ユーザが一覧から選択した3次元構造図に対応する梁貫通孔テーブルのデータを、表示部に表示するとともに、ユーザの選択した3次元構造図の構造図識別情報を、補強材判定部33に対して出力する。
また、補強材判定部33は、同一の構造鉄骨識別情報に関連づけられている貫通孔識別情報をグループ化する。そして、補強材判定部33は、貫通孔補強情報における構造鉄骨識別情報に対応する鉄骨のサイズ及びジョイントの位置を、鉄骨及び梁貫通孔データベース35の鉄骨及び梁貫通孔テーブルを読み出す。補強材判定部33は、この構造鉄骨識別情報に対応する構造鉄骨の各々の平面図を形成し、画像処理部32に対して表示させる。
ステップS11:
画像処理部11は、ユーザが設計図に対応して入力する条件により、鉄骨データベース15の鉄骨テーブルを参照し、鉄骨構造物の強度に対応する特性の鉄骨から生成した構造鉄骨を組合わせることで、構造鉄骨からなる鉄骨構造物の3次元構造図を生成する。画像処理部11は、生成した3次元構造図に対して構造図識別情報を付加し、鉄骨構造画像データベース16に対して書き込んで記憶させる。すなわち、画像処理部11は、生成した3次元構造図を鉄骨構造画像データベース16の任意のアドレス、すなわちファイルアドレスに書き込んで記憶させる。そして、画像処理部11は、鉄骨構造画像データベース16の構造図テーブルに対し、このファイルアドレスと構造図識別情報とを対応して書き込んで記憶させる。3次元構造図が完成することにより、処理がステップS12に進む。
加工領域判定部12は、ユーザが選択した3次元構造図の構造図識別情報に対応したファイルアドレスを、鉄骨構造画像データベース16の構造図テーブルから抽出する。加工領域判定部12は、抽出したファイルアドレスに対応する次元構造図を鉄骨構造画像データベース16から読み出す。
そして、加工領域判定部12は、鉄骨データベース15の加工テーブルにおける制限に基づき、読み出した3次元構造図における鉄骨構造物を構成する構造鉄骨毎に、構造鉄骨の梁に対して梁貫通孔を形成できる単数加工可能領域、複数加工可能領域及び加工禁止領域の各々のいずれかへの設定を行う。また、加工領域判定部12は、補強材により複数加工が可能となる領域である複数加工可能補強領域を、鉄骨データベース15における補強材テーブルに記載された制限条件から設定する。加工領域判定部12は、構造鉄骨を識別する構造鉄骨識別情報に対応させ、加工領域の情報(加工領域情報)を鉄骨構造画像データベース16の加工領域テーブルに対して書き込む。この加工領域テーブルは、加工領域判定部12により構造図識別情報毎に生成される。設定の後、処理がステップS13に進む。
画像処理部11は、設備専用サーバ2に対して3次元構造図を送付することがユーザから指示された際、この3次元構造図の構造図識別情報に対応したファイルアドレスを、鉄骨構造画像データベース16の構造図テーブルから抽出する。そして、画像処理部11は、抽出したファイルアドレスに記憶されている3次元構造図を読み出す。
また、画像処理部11は、構造図識別情報に対応する加工領域テーブルを読み出し、加工領域の情報を、3次元構造図に対して付加し、単数加工可能領域、複数加工可能領域、加工禁止領域及び複数加工可能補強領域の加工領域情報が付加された3次元構造図を生成する。画像処理部11は、一端、加工領域情報が付加された3次元構造図を鉄骨構造画像データベース16の所定の領域に書き込んで記憶させる。
そして、入出力部14は、フォーマットを変換した3次元構造図を設備専用サーバ2に対して送信する。設定の後、処理がステップS14に進む。
入出力部23は、鉄骨構造物専用サーバ1から供給される3次元構造図のフォーマットを、自身が画像処理を行うために用いているフォーマットに変換する。
そして、入出力部23は、フォーマットを変換した3次元構造図を、処理画像データベース25の任意のアドレス(ファイルアドレス)に書き込んで記憶させる。入出力部23は、ファイルアドレスと構造図識別情報とを対応させて、それぞれを処理画像データベース25の構造図テーブルに対して書き込んで記憶させる。
そして、画像処理部21は、ユーザが梁貫通孔の設計を終了すると、梁貫通孔の画像データが追加された3次元構造図を、処理画像データベース25の追加前の3次元画像のファイルアドレスに書き込んで記憶させる。画像処理部21は、ファイルアドレスと構造図識別情報とを対応させて、それぞれを処理画像データベース25の構造図テーブルに対して書き込んで記憶させる。
貫通孔情報抽出部22は、ユーザが貫通孔を抽出する3次元構造図を表示画面において選択すると、選択された3次元構造図を処理画像データベース25から読み出す。このとき、貫通孔情報抽出部22は、選択された3次元構造図の構造識別信号に対応した3次元構造図のファイルアドレスを、処理画像データベース25の構造図テーブルから抽出する。そして、貫通孔情報抽出部22は、抽出したファイルアドレスに記憶されている3次元構造図を処理画像データベース25から読み出し、画像処理部21を介して表示部に表示する。
入出力部23は、ユーザが貫通孔情報を鉄骨構造物専用サーバ1に送信する3次元構造図を表示画面において選択すると、選択された3次元構造図の構造図識別情報に対応する貫通孔テーブルを、貫通孔データベース26から読み出す。
そして、入出力部23は、読み出した貫通孔テーブルの貫通孔情報を、CSV形式にフォーマットの変換を行う。入出力部23は、フォーマット変換した貫通孔情報を、鉄骨構造物専用サーバ1に対して送信する。
貫通孔処理部13は、設備専用サーバ2から供給される貫通孔情報を用い、図7に示す貫通孔テーブルの構成を生成し、貫通孔データベース17に対して書き込んで記憶させる。ここで、貫通孔テーブルは、3次元構造図の構造図識別情報に関連づけられて記憶される。
この後、貫通孔処理部13は、貫通孔データベース17の貫通孔テーブルから、記載順あるいは貫通孔識別情報順に、梁貫通孔の貫通孔情報を読み出す。貫通孔処理部13は、貫通孔識別情報の記載順に梁貫通孔の貫通孔情報を読み出すと、貫通孔情報から構造鉄骨識別情報を抽出する。
そして、貫通孔処理部13は、この構造鉄骨識別情報に対応する加工領域情報の範囲を示す座標値及び加工制限種類を、鉄骨構造画像データベース16の加工領域テーブルから読み出す。
貫通孔処理部13は、読み出した貫通孔識別情報の梁貫通孔が加工可能領域及び加工禁止領域のいずれかに配置されているかの判定を行う。このとき、貫通孔処理部13は、梁貫通孔の全部あるいは一部が含まれている場合、梁貫通孔が加工禁止領域に含まれていると判定する。
ここで、貫通孔処理部13は、貫通孔データベース17の貫通孔テーブルにおいて、全ての貫通孔識別情報に対する梁貫通孔の配置位置の判定が終了すると、処理をステップS18へ進める。
貫通孔処理部13は、貫通孔データベース17のエラーテーブルを参照し、エラーと判定された貫通孔識別情報が存在するか否かの判定を行う。
このとき、貫通孔処理部13は、エラーテーブルに貫通孔識別情報が一つも無い場合、梁貫通孔の配置位置に問題がないと判定し、処理を終了する(ステップS18−Y)。これにより、鉄骨構造物メーカは、3次元構造図における各鉄骨の作成(梁貫通孔の形成を含む)を開始する。
一方、貫通孔処理部13は、エラーテーブルに貫通孔識別情報が一つでも有る場合、鉄骨における梁貫通孔の配置位置に問題があると判定して、処理をステップS19へ進める(ステップS18−N1)。また、貫通孔処理部13は、複数加工可能補強領域において、梁貫通孔が補強材により補強されていることを示す補強情報が付加されている場合、処理をステップS21へ進める(ステップS18−N2)。ここで、貫通孔処理部13は、複数加工可能補強領域であっても、補強材により補強されておらず、加工禁止領域に梁貫通孔が設計されている場合、あるいは単数加工可能領域に複数の梁貫通孔が設計されている場合、単にエラーとして処理をステップS19に進める。
貫通孔処理部13は、鉄骨における梁貫通孔の配置位置に問題があると判定すると、鉄骨における配置位置に問題があることを示すアラーム情報を、画像処理部11に対して出力する。このとき、貫通孔処理部13は、このアラーム情報に対して、3次元構造図の構造図識別情報と、この3次元構造図の鉄骨における配置位置に問題がある梁貫通孔の貫通孔識別情報とを含めて出力する。
そして、画像処理部11は、貫通孔処理部13からアラーム情報を受信すると、このアラーム情報に含まれる3次元構造図の構造図識別情報と、貫通孔識別情報とを抽出する。
このとき、画像処理部11は、アラーム情報に含まれた貫通孔識別情報の梁貫通孔の画像データの表示色をエラーを示す予め設定された色や状態、例えば赤で点滅させるなどさせて、3次元構造図を表示部に表示し、ユーザに対して梁貫通孔の画像データが加工禁止領域に配置されていることをアラーム(警告)する。
ユーザは、鉄骨構造物専用サーバ1の表示部に表示される3次元構造部におけるアラームを確認すると、設備メーカに対してアラーム情報が付加された3次元構造図を送信して、梁貫通孔の再設計を要請する。
このとき、画像処理部11は、ユーザが再設計を要請する、表示部に画像が表示されている3次元構造図を、入出力部14を介して設備専用サーバ2に対して送信する。また、画像処理部11は、上記3次元構造図に対して、すでに設定されている加工領域情報を、ステップS3の処理と同様に付加する。このとき、入出力部14は、画像処理部11から供給される3次元構造図のフォーマットを、設備専用サーバ2との間においてデータ交換が可能なフォーマットに変換する。
次に、貫通孔処理部13は、鉄骨構造画像データベース16の上記所定の領域から、加工領域情報及び梁貫通孔の画像データが付加された3次元構造図を読み出す。そして、貫通孔処理部13は、3次元構造図から補強材の用いられた梁貫通孔を抽出する。また、貫通孔処理部13は、抽出した貫通孔識別情報に対応する梁貫通孔が設計されている構造鉄骨を構成する鉄骨の特性情報を、鉄骨識別情報に対応した鉄骨識別情報により、鉄骨データベース15の鉄骨テーブルから抽出し、補強材対象鉄骨情報とする。入出力部14は、補強材対象鉄骨情報を含む貫通孔補強情報のフォーマットを、補強材専用サーバ3との間においてデータ交換が可能なフォーマットに変換する。そして、入出力部14は、貫通孔処理部13が3次元構造図から抽出した補強材を用いた構造鉄骨の補強材対象鉄骨情報を含む貫通孔補強情報を補強材専用サーバ3に対して送信する。
補強材判定部33は、生成した構造鉄骨の平面図に対して重ねて表示した梁貫通孔に対し、貫通孔毎に選択した補強材を用いた場合における、構造鉄骨における梁貫通孔近傍の領域の補強能力を算出する。補強材判定部33は、梁貫通孔近傍の領域の補強能力を算出するために用いる補強能力算出パラメータを、選択した補強材の補強材識別情報を検索キーとして、補強材データベース34の補強材テーブルから読み出す。また、補強材判定部33は、梁貫通孔に補強材を使用した状態において、構造鉄骨に対して応力を加えた場合の補強材周辺領域にかかる歪みの力を算出し、建造物の設計上における強度を構造鉄骨が保持しているか否かの判定を行う。
ここで、補強材判定部33は、鉄骨及び梁貫通孔データベース35の鉄骨及び梁貫通孔テーブルにおいて、全ての構造鉄骨識別情報に対する構造鉄骨における梁貫通孔の補強による強度の有無の判定が終了すると、処理をステップS23へ進める。
補強材判定部33は、鉄骨及び梁貫通孔データベース35のエラーテーブルを参照し、エラーと判定された構造鉄骨識別情報が存在するか否かの判定を行う。
このとき、補強材判定部33は、エラーテーブルに構造鉄骨識別情報が一つも無い場合、補強材により補強した梁貫通孔の強度に問題がないと判定し、処理をステップS26へ進める。
一方、貫通孔処理部13は、鉄骨及び梁貫通孔データベース35のエラーテーブルに構造鉄骨識別情報が一つでも有る場合、補強材により補強した梁貫通孔の強度に問題があると判定して、処理をステップS24へ進める。
補強材判定部33は、補強材により補強した梁貫通孔の強度に問題があると判定すると、補強材により補強した梁貫通孔の強度に問題があることを示すアラーム情報を、画像処理部32に対して出力する。このとき、補強材判定部33は、このアラーム情報に対して、3次元構造図の構造図識別情報と、強度に問題がある構造鉄骨の構造鉄骨識別情報と、この構造鉄骨の強度を低下させる原因となる梁貫通孔の貫通孔識別情報とを含めて出力する。
そして、画像処理部32は、補強材判定部33からアラーム情報を受信すると、このアラーム情報に含まれる構造図識別情報、構造鉄骨識別情報及び貫通孔識別情報の各々を抽出する。
このとき、画像処理部11は、アラーム情報に含まれた構造鉄骨識別情報及び貫通孔識別情報の表示色をエラーを示す予め設定された色や状態、例えば赤で点滅させるなどさせて表示部に表示し、ユーザに対して強度に問題がある構造鉄骨が存在することをアラーム(警告)する。
ユーザは、補強材専用サーバ3の表示部に表示されるアラームを確認すると、設備メーカに対してアラーム情報を送信して、構造鉄骨における梁貫通孔の再設計を要請する。
このとき、画像処理部32は、表示部に点滅しているアラームの示す構造鉄骨識別情報の示す構造鉄骨に設計される梁貫通孔の再設計をユーザが要請すると、入出力部31を介して補強材専用サーバ3に対して、送信する。このとき、入出力部14は、画像処理部11から供給される3次元構造図のフォーマットを、補強材専用サーバ3との間においてデータ交換が可能なフォーマットに変換する。
そして、入出力部31は、フォーマットを変換したアラームを補強材専用サーバ3に対して送信する。これにより、処理はステップS14に戻り、アラームを参照し、設備メーカのユーザはアラームにより指摘された構造鉄骨における梁貫通孔の配置位置の再設計を行う。
ユーザは、表示部に対してエラーテーブルに構造鉄骨識別情報が一つも無いことが表示されると、補強材により補強した梁貫通孔の強度に問題がないと判定する。
そして、ユーザは、補強材専用サーバ3を介して、鉄骨構造物専用サーバ1に対して、構造鉄骨に対する梁貫通孔の設計が問題なく終了したことを示す正常信号を通知する。
補強材専用サーバ3から問題が無いことを示す正常信号が供給されることにより、鉄骨構造物メーカは、この正常信号に付加された構造図識別信号に対応する3次元構造図における各構造鉄骨の鉄骨からの作成(梁貫通孔の形成を含む)を開始する。
また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
2…設備専用サーバ
3…補強材専用サーバ
11,21,32…画像処理部
12…加工領域判定部
13…貫通孔処理部
14,23,31…入出力部
15…鉄骨データベース
16…鉄骨構造画像データベース
17,26…貫通孔データベース
21…画像処理部
24…設備データベース
25…処理画像データベース
33…補強材判定部
34…補強材データベース
35…鉄骨及び梁貫通孔データベース
Claims (6)
- 鉄骨構造物メーカに設置され、鉄骨構造物の構造を示す第1の3次元構造図の作成を行う鉄骨構造物専用サーバと、
設備メーカに設置され、前記鉄骨構造物の第2の3次元構造図において、前記鉄骨構造物における設備を配置するために鉄骨に対して行う加工の加工箇所を含む加工情報を記述する設備専用サーバと
を備え、
前記鉄骨構造物専用サーバが、前記鉄骨構造物を構成する鉄骨毎に、当該鉄骨に対して予め設定されている加工を制限する加工制限情報を含む前記第1の3次元構造図を前記設備専用サーバに供給し、当該設備専用サーバが前記加工制限情報に基づいて前記鉄骨において加工を制限する箇所を加工制限領域として前記第1の3次元構造図に対して表示し、当該加工制限領域に基づいて配置された加工箇所を前記第1の3次元構造図に記述し、前記加工制限情報に基づき設計された前記加工箇所を含む前記第2の3次元構造図を生成し、当該第2の3次元構造図から前記鉄骨における加工箇所の加工情報を抽出し、前記鉄骨構造物専用サーバへ供給し、
前記鉄骨構造物専用サーバが前記第1の3次元構造図を前記設備専用サーバに対して供給する際、前記鉄骨における領域毎の加工の制限を示す制限情報を少なくとも含む加工条件を、前記第1の3次元構造図に対して付加し、
前記制限情報が、鉄骨に対して加工が可能である加工可能領域あるいは加工が禁止されている加工禁止領域とに分類されており、
前記鉄骨に対する前記加工が当該鉄骨の梁に梁貫通孔を開ける処理である場合、前記鉄骨構造物専用サーバが前記第1の3次元構造図を前記設備専用サーバに対して供給する際、
前記加工可能領域及び前記加工禁止領域において、前記梁貫通孔に対して補強材を付加することにより、前記加工可能領域に変換された加工可能補強領域に対し、加工制限領域、加工可能領域及び加工禁止領域と異なる色を重ねて表示する
ことを特徴とする鉄骨加工支援システム。 - 前記鉄骨構造物専用サーバが前記第1の3次元構造図を前記設備専用サーバに対して供給する際、前記鉄骨における領域毎の加工の制限を示す制限情報を少なくとも含む加工条件を、前記第1の3次元構造図に対して付加する
ことを特徴とする請求項1に記載の鉄骨加工支援システム。 - 前記加工可能領域が、加工が一箇所可能な単数加工可能領域と、加工が複数箇所可能な複数加工可能領域とにさらに分類されている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鉄骨加工支援システム。 - 前記鉄骨構造物専用サーバ及び前記設備専用サーバの各々が、
前記鉄骨に対して行う前記加工の各々に対して識別情報を付与し、前記加工それぞれを管理することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の鉄骨加工支援システム。 - 前記補強材を提供する補強材メーカに設けられ、前記加工可能補強領域に配置された前記梁貫通孔に付与された前記補強材が前記加工可能補強領域における当該補強材の補強条件に対応しているか否かの判定を行う補強材専用サーバと
をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の鉄骨加工支援システム。 - 鉄骨構造物メーカに設置された鉄骨構造物専用サーバが、鉄骨構造物の構造を示す第1の3次元構造図の作成を行う鉄骨構造物設計過程と、
設備メーカに設置された設備専用サーバが、前記鉄骨構造物の第2の3次元構造図において、前記鉄骨構造物における設備を配置するために鉄骨に対して行う加工の加工箇所を含む加工情報を記述する加工情報記述過程と
を含み、
前記鉄骨構造物専用サーバが、前記鉄骨構造物を構成する鉄骨毎に、当該鉄骨に対して予め設定されている加工を制限する加工制限情報を含む前記第1の3次元構造図を前記設備専用サーバに供給し、当該設備専用サーバが前記加工制限情報に基づいて前記鉄骨において加工を制限する箇所を加工制限領域として前記第1の3次元構造図に対して表示し、当該加工制限領域に基づいて配置された加工箇所を前記第1の3次元構造図に記述し、前記加工制限情報に基づき設計された前記加工箇所を含む前記第2の3次元構造図を生成し、当該第2の3次元構造図から前記鉄骨における加工箇所の加工情報を抽出し、前記鉄骨構造物専用サーバへ供給し、
前記鉄骨構造物専用サーバが前記第1の3次元構造図を前記設備専用サーバに対して供給する際、前記鉄骨における領域毎の加工の制限を示す制限情報を少なくとも含む加工条件を、前記第1の3次元構造図に対して付加し、
前記制限情報が、鉄骨に対して加工が可能である加工可能領域あるいは加工が禁止されている加工禁止領域とに分類されており、
前記鉄骨に対する前記加工が当該鉄骨の梁に梁貫通孔を開ける処理である場合、前記鉄骨構造物専用サーバが前記第1の3次元構造図を前記設備専用サーバに対して供給する際、
前記加工可能領域及び前記加工禁止領域において、前記梁貫通孔に対して補強材を付加することにより、前記加工可能領域に変換された加工可能補強領域に対し、加工制限領域、加工可能領域及び加工禁止領域と異なる色を重ねて表示する
ことを特徴とする鉄骨加工支援方法。
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