JP6385719B2 - ガスセンサ - Google Patents
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Description
図6に示すように、このガスセンサ素子300として、軸線方向に延びる筒状の素子本体300Sの外表面に外側電極(検知電極)300Cを設け、素子本体300Sの内孔300dの表面に内側電極(図示せず)を設けたものがある(特許文献1、2)。さらに外側電極300Cは、素子本体300Sの先端側の外側検知部300CSと、外側検知部300CSから後端に延びる線状のリード部300CLと、素子本体300Sの後端側に周方向の一部に延びるように設けられてリード部300CLと接続する接続部300CPとを有している。
そして、ガスセンサ素子300の後端側の外周面に、外側端子91の筒状部93を外嵌し、接続部300CPと筒状部93とを電気的に接続する。これにより、外側電極300Cの外側検知部300CSの検出信号を外側端子91から外部回路等に取り出すようになっている。
又、外側端子91の筒状部93の先端縁の周方向にわたって断続的に接続する複数のガイド片98が設けられ、ガイド片98は、径方向外側に広がりつつ先端側に向かって延びている。ガイド片98は、筒状部93をガスセンサ素子300に外嵌する際のガイドとなっている。又、素子本体300Sの接続部300CPよりも後端側には、後端側に向かってテーパ状に窄まる面取り部300eが設けられている。
しかしながら、尖った形状の角部300pがガイド片98の内面に引っ掛るため、筒状部93の挿入荷重が過大になってそれ以上の挿入が困難になったり、ガイド片98が変形し、生産性や製品歩留りが低下するという問題がある。
このガスセンサによれば、片当たりが解消され、筒状部の先端縁が周方向に亘って素子本体に接触する際に、ストレート部にて接触するようになる。このため、筒状部の挿入荷重をより一層低減させることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るガスセンサ素子3を有するガスセンサ100を軸線O方向に沿う面で切断した断面構造を示す。図2はガスセンサ素子及び外側端子の構造を示す斜視図である。図3はガスセンサを製造する態様を示す図である。
この実施形態において、ガスセンサ100は自動車の排気管内に挿入されて先端が排気ガス中に曝され、排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサになっている。ガスセンサ素子3は、酸素イオン伝導性の固体電解質体に一対の電極を積層した酸素濃淡電池を構成し、酸素量に応じた検出値を出力する公知の酸素センサ素子である。
なお、図1の下側をガスセンサ100の先端側とし、図1の上側をガスセンサ100の後端側とする。
又、ガスセンサ素子3の中空部には丸棒状のヒータ15が挿入され、ガスセンサ素子3を活性化温度に昇温するようになっている。
金具本体20の後端部には、ガスセンサ素子3の後端側に設けられたリード線や端子(後述)を保持し、センサ素子3の後端部を覆う筒状の外筒40が接合されている。さらに、ガスセンサ素子3の後端側の外筒40内側には、絶縁性で円柱状のセパレータ121が保持金具80を介して加締め固定されている。一方、ガスセンサ素子3先端の検出部はプロテクタ7で覆われている。そして、このようにして製造されたガスセンサ100の金具本体20の雄ねじ部20dを排気管等のネジ孔に取付けることで、ガスセンサ素子3先端の検出部を排気管内に露出させて被検出ガス(排気ガス)を検知している。なお、金具本体20の中央付近には、六角レンチ等を係合するための多角形の鍔部20cが設けられ、鍔部20cと雄ねじ部20dとの間の段部には、排気管に取付けた際のガス抜けを防止するガスケット14が嵌挿されている。
さらに、鍔部3aの後端側におけるガスセンサ素子3と金具本体20との径方向の隙間に、筒状の滑石粉末6、及び筒状のセラミックスリーブ10が配置されている。そして、セラミックスリーブ10の後端側に金属リング30を配し、金具本体20の後端部を内側に屈曲して加締め部20aを形成することにより、セラミックスリーブ10が先端側に押し付けられる。これにより滑石リング6を押し潰し、セラミックスリーブ10及び滑石粉末6が加締め固定されるとともに、ガスセンサ素子3と金具本体20の隙間がシールされている。
セパレータ121には、挿通孔(この例では4個)が設けられ、そのうち2個の挿通孔にそれぞれ内側端子71、外側端子91の板状基部74、94が挿入されて固定されている。各板状基部74、94の後端にはそれぞれコネクタ部75、95が形成され、コネクタ部75、95にそれぞれリード線41、41が加締め接続されている。又、セパレータ121の図示しない2個の挿通孔(ヒータリード孔)に、ヒータ15から引き出されたヒータリード線43(図1では1個のみ図示)が挿通されている。
セパレータ121の後端側の外筒40の内側には筒状のグロメット131が加締め固定され、グロメット131の4個の挿通孔からそれぞれ2個のリード線41、及び2個のヒータリード線43が外部に引き出されている。
なお、グロメット131の中心には貫通孔131aが形成され、ガスセンサ素子3の内部空間に連通している。そして、グロメット131の貫通孔131aに撥水性の通気フィルタ140が介装され、外部の水を通さずにガスセンサ素子3の内部空間に基準ガス(大気)を導入するようになっている。
さらに、外側電極3C(より詳しくは接続部3CP)よりも後端側には、外表面が後端側に向かってテーパ状に窄まるストレート部3tと、ストレート部3tの後端側に繋がり、素子本体3Sの外表面が後端側に向かってストレート部3tよりも窄まるとともに、径方向内側に湾曲する湾曲部3eと、が形成されている。ストレート部3t及び湾曲部3eについては後述する。
板状基部94をセパレータ121の挿通孔に挿入した際、板状基部94が挿通孔内に位置決めされる。又、上記した切起こし部94Yが挿通孔の外端壁に当接し、そのバネ力によって板状基部94を挿通孔内に保持している。
又、筒状部93の先端縁93fに周方向にわたって断続的に接続すると共に、先端縁93fから径方向外側に向かって放射状に折り返した片状のガイド片98が合計8個(図2では4つのみ図示)形成されている。ガイド片98は径方向外側に広がりつつ、先端縁93fから先端側に向かって延び、筒状部93をセンサ素子3に外嵌する際のガイドとなっている。
一方で、外筒40内に、内側の内側端子71及び外側の外側端子91を組み付けたセパレータ121をグロメット131と共に外筒40を配置し、セパレータアセンブリAを組み付ける。具体的には、リード線41に接続された内側端子71及び外側端子91をセパレータ121内に挿入し、その後、セパレータ121を外筒40の段部40dに当接する。
その後、セパレータ121と外筒40との間隙に保持金具80を挿入すると共に、グロメット131を外筒40の後端側に配置し、セパレータアセンブリAを組み付ける。なお、内側端子71にはヒータ15が既に取付けられている。
セパレータアセンブリAをセンサ素子アセンブリBに押し込む際には、加圧装置(図示せず)を用い、セパレータ121の先端向き面121aで外側端子91の筒状部93を所定ストロークで押し込む。これにより、筒状部93の先端側が、自身の弾性力で拡径することを利用して、ガスセンサ素子3の後端部寄り(外側電極3Cの接続部3CPの形成部分)に外嵌する。
このようにして、ガスセンサ素子3の後端側の外周面に、外側端子91の筒状部93を外嵌し、接続部3CPと筒状部93とを電気的に接続する。これにより、外側電極3C(検出部3CS)の検出信号を外側端子91からリード線41を介して外部に取り出すようになっている。
ここで、ガスセンサ素子3の後端側に筒状部93を外嵌した際の挿入荷重を低減させるため、素子本体3Sに以下のストレート部3t及び湾曲部3eを設ける。
図4において、ストレート部3tのテーパ角θ2は、ガイド片98の開き角θ1よりも小さい。また、湾曲部3eは、素子本体3Sの外表面が後端側に向かってストレート部3tよりも窄まると共に、径方向内側に湾曲している。さらに、ストレート部3tの外表面と湾曲部3eの外表面とは滑らかに繋がっている。
ここで、テーパ角θ2は、図4に示すように、ストレート部3tを後端側に延長した仮想線の間のなす角度である。開き角θ1は、ガイド片98の内面を後端側に延長した仮想線S1の間のなす角度である。
また、本実施形態では、内径d1は、ストレート部3tと湾曲部3eとの接続点Pにおける素子本体3Sの外径d2以上になっている。
このとき、片当りする部位を湾曲部3eとすることで、湾曲部3eは角部の無い曲面になっているため、片当たりしたとしても、ガイド片98の内面との接触点Cでガイド片98との接圧が低減されつつ、筒状部93を径方向(図5(a)の左右方向)に移動させることで、筒状部93の軸心Xと素子本体3Sの軸心Yを合わせることができる。
その上、湾曲部3eはストレート部3tよりも窄まっている。つまり、ガイド片98は先端に向かって湾曲部3eよりも径方向外側に開いていることになる。このため、上記したように筒状部93の軸芯がずれてもガイド片98の尖った先端98pが湾曲部3eに当接することがなく、ガイド片98の内面が確実に湾曲部3eに接触するので、先端98pが接触することにより筒状部93の挿入荷重が過大になることを抑制できる。
但し、内径d1は、ストレート部3tより先端側の素子本体3Sの外径d3(素子本体3Sの胴部の外径;図4参照)より小さい必要がある。d1≧d3であると、ガスセンサ素子3の後端部に自身を外嵌した後、バネ力によって筒状部93が縮まることができず、筒状部93が外側電極3C(の接続部3CP)と電気的に接続できなくなるからである。
ストレート部3tの形状は、θ2>θ1である限り限定されないし、ストレート部3tの軸方向の長さも限定されない。また、湾曲部3eの軸方向の長さも限定されない。
ガイド片98は複数個形成されれば個数は限定されず、その形状も限定されない。
又、ガスセンサ素子としては、筒状の素子であれば、上記した酸素センサ素子(λセンサ素子)の他、アンモニアセンサ素子、HCセンサ素子、H2センサ素子等に用いることができる。
3C(3CS、3CL、3CP) 外側電極
3e 湾曲部
3S 素子本体
3t ストレート部
91 外側端子
93 筒状部
93f 筒状部の先端縁
98 ガイド片
100 ガスセンサ
O 軸線
M スリット
θ1 ガイド片の開き角
θ2 ストレート部のテーパ角
d1 自由状態での筒状部の先端縁の内径
d2 ストレート部と湾曲部との接続点における素子本体の外径
P ストレート部と湾曲部との接続点
Claims (4)
- 軸線方向に延び、先端部が被測定ガスに晒されるガスセンサ素子であって、有底筒状の素子本体と、該ガスセンサ素子の先端部から後端部にわたって、該素子本体の外表面に設けられた外側電極と、を有するガスセンサ素子と;
前記ガスセンサ素子の後端部を径方向から包囲して前記外側電極と電気的に接続される筒状部であって、前記ガスセンサ素子の後端部に自身を外嵌した際に弾性力によって拡径する筒状部と、該筒状部の先端縁に周方向にわたって断続的に接続すると共に、該先端縁から径方向外側に広がりつつ先端側に向かって延びる複数のガイド片と、を有する外側端子と;
を備えたガスセンサであって、
前記ガスセンサ素子の前記後端部には、前記素子本体の前記外表面が後端側に向かってテーパ状に窄まるストレート部と、
該ストレート部の後端側に繋がり、前記素子本体の前記外表面が後端側に向かって該ストレート部よりも窄まると共に、径方向内側に湾曲する湾曲部と、が形成されているガスセンサ。 - 前記ストレート部の外表面と前記湾曲部の外表面とは滑らかに繋がる請求項1に記載のガスセンサ。
- 前記ストレート部のテーパ角θ2は、前記ガイド片の開き角θ1よりも小さい請求項1又は請求項2に記載のガスセンサ。
- 前記ガスセンサ素子に外嵌される前の自由状態での前記筒状部の先端縁の内径d1は、前記ストレート部と前記湾曲部との接続点における前記素子本体の外径d2以上である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガスセンサ。
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