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JP6409596B2 - 情報共有システム、情報共有方法 - Google Patents
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Description

本発明は、車両で会合場所に移動する運転者と、運転者と会合する会合相手との間で運転者の移動に関する情報を共有するための情報共有システム、情報共有方法、および車載機器制御装置に関する。
車両の運転者は、時として速度を超過したり、車線を逸脱したり、あるいは信号を無視したりといった危険運転をすることがあり、こうした危険運転は交通事故の発生に直結し易い。そこで、危険運転を引き留めるための様々な技術が開発されている。
例えば、過去に運転者が危険運転した地点を記憶しておき、その地点での注意を促す技術や、運転者および車両周辺の状況を取得して、危険運転になる可能性が高いと判断すると、その旨を運転者に報知する技術が提案されている(特許文献1)。
特開2014−106899号公報
しかし、上述した技術では、危険運転を十分に防止することができないという問題があった。これは次のような理由による。まず、過去に危険運転したからと言って、同じ地点で再び危険運転するとは限らない。また、運転者および車両周辺の状況を把握しても、危険運転する可能性を十分な精度で判断できるわけではなく、必要がないときに危険運転の可能性が報知される事態がしばしば起こり得る。その結果、運転者が危険運転の可能性を報知されても注意を払わなくなってしまうので、危険運転を十分に防止することができない。さらに、危険運転の可能性を報知しても、運転者が従わない場合は、そもそも危険運転を防止することができないためである。
この発明は、従来技術が有する上述した課題に鑑みてなされたものであり、運転者による危険運転を抑制することが可能な技術の提供を目的とする。
上述した課題を解決するために本発明の情報共有システムおよび情報共有方法は、車両で会合場所に移動する運転者と、運転者と会合する会合相手との間で運転者の移動に関する情報を共有するためのものであり、運転者が会合時刻に間に合うように出発を予定している予定出発時刻が、運転者の所有する運転者側端末に入力されると、会合相手の所有する相手側端末に予定出発時刻を伝達する。そして、予定出発時刻に対する了承を示す所定の操作が相手側端末で行われると、了承を運転者側端末に伝達することで、運転者と会合相手との間で予定出発時刻の合意を成立させる。
運転者は、移動中に思わぬ渋滞などに遭遇して会合時刻に遅れそうになると、遅刻についての責任を感じることによって、何とか遅れを挽回しようと焦って速度を超過するなどの危険運転をしてしまう。特に、運転者が単独で設定した予定出発時刻を会合相手が知らない場合は、たとえ会合時刻に間に合うように予定出発時刻を設定していたとしても、そのことを理由に運転者が自分を正当化し難く、責任を全て運転者が負うことになるので、焦る気持ちが生じやすい。
本発明では、運転者と会合相手との間で合意した予定出発時刻を共有することで、予定出発時刻の設定について責任を運転者と会合相手とで分担することができる。その結果、運転者が予定通りに出発できていれば、移動中に渋滞などで遅れそうになっても焦る気持ちが軽減されるので、運転者が危険運転してしまうことを抑制することができる。
第1実施例の情報共有システム10の構成を示す説明図である。 第1実施例のメインシステム100で実行される出発予定共有処理(S100)を示すフローチャートである。 第1実施例のメインシステム100で実行される出発実績共有処理(S200)を示すフローチャートである。 第1実施例のメインシステム100で実行される遅延情報共有処理(S300)を示すフローチャートである。 第2実施例の車載機器制御装置500の構成を示す説明図である。 第2実施例の車載機器制御装置500で実行される出発実績共有処理(S500)を示すフローチャートである。 第2実施例の車載機器制御装置500で実行される遅延情報共有処理(S600)を示すフローチャートである。 変形例の出発予定共有処理を示すフローチャートである。
以下では、本願発明の内容を明確にするために実施例について説明する。
A.第1実施例 :
A−1.装置構成 :
図1には、第1実施例の情報共有システム10の構成が示されている。第1実施例の情報共有システム10は、車両を運転して会合場所まで移動する運転者と、会合場所で会合する相手との間で、運転者の移動に関する各種情報(以下、移動情報)を共有するためのシステムである。
図示されるように情報共有システム10は、運転者が所有する運転者側端末200、車両に搭載された車載機器300、会合相手が所有する相手側端末400、およびこれらの機器と通信することができるメインシステム100を備えている。
尚、第1実施例のメインシステム100は、運転者側端末200、車載機器300、および相手側端末400の何れとも独立して設けられており、これらの機器とは無線で通信可能となっている。
また、メインシステム100は、図示されるように8つの「部」を備えている。第1実施例の情報共有システム10では、運転者と会合相手との間で複数種類の移動情報を共有するようになっており、これら8つの「部」は、共有する移動情報の種類に対応して3つの区分に大別されている。
尚、これら8つの「部」は、メインシステム100を機能に着目して概念的に分類したものであり、それぞれが必ずしも物理的に独立して存在していなくてもよい。これらは、各種の機器や、電子部品、集積回路、コンピューター、コンピュータープログラム、あるいはそれらの組み合わせなどによって構成することができる。
先ず、メインシステム100の図中左端に示したものは、運転者が移動を開始する前に共有しておく移動情報に関連しており、概算出発時刻伝達部111と、予定出発時刻伝達部112と、予定出発時刻合意部113とが設けられている。
概算出発時刻伝達部111は、運転者が会合時刻に間に合うように概算された運転者の出発時刻(以下、概算出発時刻)を運転者側端末200や相手側端末400に送ることが可能である。この概算出発時刻は、運転者側端末200または相手側端末400に入力された会合時刻、会合場所、および運転者の出発地点などの各種条件に基づいて決定される。
尚、運転者側端末200および相手側端末400は、各種条件を入力する機能、および概算出発時刻などを表示する機能を有するものであり、スマートフォンやタブレットPCなどを例示することができる。
予定出発時刻伝達部112は、運転者によって運転者側端末200に入力された予定出発時刻を相手側端末400に伝達する。この予定出発時刻は、概算出発時刻を参考にして運転者自身が会合時刻に間に合うように決定した時刻である。
尚、予定出発時刻伝達部112は、予定出発時刻が運転者側端末200に入力された場合に限らず、概算出発時刻を参考に会合相手によって運転者に提案するかたちで予定出発時刻が相手側端末400に入力された場合は、その予定出発時刻を運転者側端末200に伝達する。
予定出発時刻合意部113は、運転者の予定出発時刻に対する会合相手の了承が相手側端末400に入力された場合に、その旨を運転者側端末200に伝達することで、運転者と会合相手との間での予定出発時刻の合意を成立させる。
尚、予定出発時刻合意部113は、会合相手による了承が相手側端末400に入力された場合に限らず、会合相手によって提案された予定出発時刻に対する運転者の了承が運転者側端末200に入力された場合は、その旨を相手側端末400に伝達する。
次に、メインシステム100の図中中央に示したものは、運転者の移動開始時に共有する移動情報に関連しており、出発時刻報告部121と出発確認共有部122とが設けられている。
出発時刻報告部121は、運転者が車両を運転して実際に移動を開始した時刻(出発時刻)を相手側端末400に送るとともに、相手側端末400に出発時刻を送達した旨を車載機器300に送る。
尚、車載機器300は、車両の位置情報や地図情報を取得する機能、およびメインシステム100からの種々の情報を表示する機能を有するものであり、カーナビゲーションシステムを例示することができる。この車載機器300で取得される車両の位置が、出発地点から所定距離だけ離れたことに基づいて、車両が移動を開始したと判断でき、その時刻を出発時刻とすることができる。
出発確認共有部122は、出発時刻を会合相手が相手側端末400で確認した旨を車載機器300に伝達することで、運転者の出発時刻を会合相手が確認した事実を運転者と会合相手との間で共有させる。
さらに、メインシステム100の図中右端に示したものは、運転者が移動する過程で共有する移動情報に関連しており、チェックポイント設定部131と、遅延発生報告部132と、遅延確認共有部133とが設けられている。
チェックポイント設定部131は、運転者の出発地点から会合場所までの経路上に設定されるチェックポイントとチェックポイントを車両が通過する予定の時刻(以下、予定通過時刻)とを車載機器300に送る。
遅延発生報告部132は、車両がチェックポイントを通過した実際の時刻が予定通過時刻よりも所定の時間以上遅れていれば、遅延が発生したものとして、遅延の発生を相手側端末400に送るとともに、相手側端末400に遅延の発生を送達した旨を車載機器300に送る。
遅延確認共有部133は、遅延の発生を会合相手が相手側端末400で確認した旨を運転者側端末200に送ることで、遅延の発生を会合相手が確認した事実を運転者と会合相手の間で共有させる。
尚、第1実施例のメインシステム100は、運転者側端末200、車載機器300、および相手側端末400の何れとも独立しているものとして説明したが、運転者側端末200、車載機器300、および相手側端末400の何れかと一体に設けられていてもよく、一体の場合は、有線で通信可能としてもよい。
また、スマートフォンやタブレットPCなどの運転者側端末200は、カーナビゲーションシステムとしての機能を有していることがあり、その場合は、運転者側端末200と車載機器300とを一体として捉えることができる。
さらに、このような運転者側端末200にメインシステム100を合わせることで、メインシステム100、運転者側端末200、車載機器300の3つを一体にすることも可能である。
A−2.出発予定共有処理 :
図2には、メインシステム100で実行される出発予定共有処理(S100)のフローチャートが示されている。この出発予定共有処理(S100)は、前述した概算出発時刻伝達部111、予定出発時刻伝達部112、および予定出発時刻合意部113によって実行される。
出発予定共有処理(S100)では、先ず始めに、会合時刻、会合場所、および運転者の出発地点などの各種条件を運転者側端末200から受信したか否かを判断する(S101)。運転者側端末200は、運転者によって各種条件が入力されると、メインシステム100に各種条件を送信するようになっている。各種条件を受信していない場合は(S101:no)、各種条件を受信するまで待機する。
尚、運転者側端末200がスケジュール管理機能を有する場合には、運転者によって入力されたスケジュールをメインシステム100に送信するようにしてもよく、メインシステム100は、受信したスケジュールから各種条件を取得してもよい。
そして、各種条件を受信した場合は(S101:yes)、運転者の出発地点から会合場所までの経路を決定し、その経路を走行した場合の所要時間および会合時刻から概算した概算出発時刻を算出する(S102)。
こうして算出した概算出発時刻を運転者側端末200および相手側端末400に送信する(S103)。
続いて、運転者が自ら設定した予定出発時刻を運転者側端末200から受信したか否かを判断する(S104)。上述した概算出発時刻は、各種条件に基づいて機械的に算出したものであり、運転者は、概算出発時刻を参考に、運転の熟練度や道路状況などを考慮した上で会合時刻に間に合うように自らの予定出発時刻を設定することができる。運転者側端末200は、運転者によって予定出発時刻が入力されると、メインシステム100に予定出発時刻を送信するようになっている。予定出発時刻を受信していない場合は(S104:no)、予定出発時刻を受信するまで待機し、予定出発時刻を受信した場合は(S104:yes)、受信した予定出発時刻を相手側端末400に送信する(S105)。
その後、運転者が設定した予定出発時刻を会合相手が了承したか否かを判断する(S106)。会合相手は、概算出発時刻を参考に運転者の予定出発時刻が妥当か否かを判断することができる。また、会合相手が相手側端末400に表示された予定出発時刻を確認して、了承を示す所定の操作(例えば、相手側端末400に表示された了承ボタンをタップする)を行った場合には、会合相手が予定出発時刻を了承した旨が相手側端末400からメインシステム100に送信される。
会合相手が運転者の予定出発時刻を了承した場合(S106:yes)、予定出発時刻を会合相手が了承した旨を運転者側端末200に送信する(S107)。これを受信した運転者側端末200は、予定出発時刻が会合相手に了承されたことを表示する。こうして運転者と会合相手との間で予定出発時刻の合意が成立すると、出発予定共有処理を終了する。
一方、会合相手が予定出発時刻を了承していない場合(S106:no)、次に、会合相手が予定出発時刻を変更(修正)したか否かを判断する(S108)。会合相手は、運転者が設定した予定出発時刻を了承するか否かを判断するだけでなく、概算出発時刻を参考に、自らの経験を考慮した妥当な予定出発時刻を提案することが可能となっている。相手側端末400は、会合相手によって予定出発時刻が入力されると、その予定出発時刻をメインシステム100に送信する。
会合相手が予定出発時刻を変更していない場合(S108:no)、会合相手は、運転者が設定した予定出発時刻に対して未だ応答していないので、S106に戻り、会合相手が予定出発時刻を了承したか否かを再度判断する。
これに対して、会合相手が予定出発時刻を変更した場合(S108:yes)、会合相手は、予定出発時刻について運転者とは異なる意見を持っているので、会合相手による変更後の予定出発時刻を運転者側端末200に送信する(S109)。
このように運転者から予定出発時刻を提案するだけでなく、会合相手からも予定出発時刻を提案できるようにすることで、両者で意見の食い違いが無いように相談して予定出発時刻を決めることが可能となる。
続いて、会合相手による変更後の予定出発時刻を運転者が了承したか否かを判断する(S110)。運転者は、会合相手が変更した予定出発時刻を参考に、自身の予定出発時刻を再検討することで、会合相手が変更した出発時刻を了承するか、予定出発時刻をさらに変更するかを判断することができる。また、運転者が運転者側端末200に表示された変更後の予定出発時刻を確認して、了承を示す所定の操作を行った場合には、運転者が変更後の予定出発時刻を了承した旨が運転者側端末200からメインシステム100に送信される。
運転者が会合相手による変更後の予定出発時刻を了承した場合(S110:yes)、予定出発時刻を運転者が了承した旨を相手側端末400に送信する(S111)。こうして会合相手と運転者との間で予定出発時刻の合意が成立すると、出発予定共有処理を終了する。
一方、運転者が変更後の予定出発時刻を了承していない場合(S110:no)、次に、運転者が予定出発時刻を再度変更したか否かを判断する(S112)。運転者側端末200は、運転者によって再度予定出発時刻が入力されるとメインシステム100に新たな予定出発時刻を送信するようになっている。運転者が予定出発時刻を変更していない場合(S112:no)、運転者は、会合相手が変更した予定出発時刻に対して未だ応答していないので、S110に戻り、運転者が予定出発時刻を了承したか否かを再度判断する。
これに対して、運転者が再検討の結果、予定出発時刻をさらに変更した場合(S112:yes)、S105に戻り、再度変更された予定出発時刻を相手側端末400に送信して、以降の続く処理を実行する。
以上のように、出発予定共有処理では、運転者が設定した予定出発時刻を会合相手に送信するだけではなく、その予定出発時刻を会合相手が了承した旨を運転者に送信することで、運転者と会合相手との間で合意した予定出発時刻を共有させることができる。こうすることで、運転者が移動中に危険運転してしまうことを抑制することができる。
以下では、その理由を説明するが、先ず、運転者と会合相手との間で予定出発時刻を共有していない場合について説明する。
運転者は、移動中に思わぬ渋滞などに遭遇して会合時刻に遅れそうになると、遅刻についての責任(会合相手に対する負い目)を感じることによって、何とか遅れを挽回しようと焦って速度を超過するなどの危険運転をしてしまう。
このとき、運転者が単独で設定した予定出発時刻を会合相手が知らない場合は、たとえ会合時刻に間に合うように予定出発時刻を設定していたとしても、そのことを理由に運転者が自分を正当化し難く、責任を全て運転者が負うことになるので、焦る気持ちが生じやすい。
これに対して、運転者と会合相手との間で合意した予定出発時刻を共有している場合は、予定出発時刻の設定について責任を会合相手と分担する(会合相手に対する負い目を軽くする)ことができるので、運転者が予定通りに出発できていれば、移動中に渋滞などで遅れそうになっても焦る気持ちが軽減され、その結果、運転者が危険運転してしまうことを抑制することができる。
また、出発予定共有処理では、予定出発時刻の設定に先立ち、会合時刻、会合場所、および運転者の出発地点などの各種条件に基づいて機械的に算出した概算出発時刻を運転者と会合相手とに送信している。これにより、運転者は、概算出発時刻を参考に、自らの技量などを考慮した予定出発時刻を設定することができる。一方、会合相手は、概算出発時刻と運転者の設定した予定出発時刻とを比較することで、運転者の予定出発時刻が妥当か否かを判断することができる。
その上、運転者が十分な余裕を持って予定出発時刻を設定した場合は、概算出発時刻との対比によって、余裕時間を加味した予定出発時刻の設定であることを会合相手に強調することができるので、移動中の渋滞などで遅れそうになっても焦りを一層軽減することができる。
さらに、出発予定共有処理では、会合相手に対して、運転者が設定した予定出発時刻を了承するか否かという選択肢だけではなく、予定出発時刻を変更(修正)するという選択肢が用意されている。このように運転者および会合相手の双方から予定出発時刻の提案を可能にすることで、両者で意見に齟齬が無いように相談して予定出発時刻を決めることができる。そして、相談して決めておくことで、運転者から一方的に予定出発時刻の提案を押し付けるように決めた場合に比べて、運転者の責任を軽くすることができるので、遅れそうになっても焦りをさらに軽減することができる。
A−3.出発実績共有処理 :
図3には、メインシステム100で実行される出発実績共有処理(S200)のフローチャートが示されている。この出発実績共有処理(S200)は、前述した出発予定共有処理(S100)によって予定出発時刻が運転者と会合相手との間で共有されていることを前提に、出発時刻報告部121、および出発確認共有部122によって実行される。
出発実績共有処理(S200)では、先ず始めに、車両が会合場所に向けて実際に移動を開始した時刻(出発時刻)を車載機器300から受信したか否かを判断する(S201)。車載機器300は、車両の位置が出発地点から所定の距離離れると、移動を開始したと判断して、その時刻を出発時刻としてメインシステム100に送信するようになっている。
車載機器300から出発時刻を受信していない場合は(S201:no)、出発時刻を受信するまで待機する。
一方、車載機器300から出発時刻を受信した場合は(S201:yes)、受信した出発時刻を相手側端末400に送信する(S202)。相手側端末400は、メインシステム100から出発時刻を受信すると、運転者が出発したことや出発時刻などを表示するようになっている。
続いて、相手側端末400に出発時刻を送信した旨を車載機器300に送信する(S203)。これを受信した車載機器300は、出発時刻が会合相手に送付された旨を表示するようになっている。
その後、所定時間内に会合相手が出発時刻を確認したか否かを判断する(S204)。相手側端末400は、会合相手が出発時刻を確認したことを示す所定の操作(例えば、相手側端末400に表示された確認ボタンをタップする)を行うと、会合相手が出発時刻を確認した旨をメインシステム100に送信する。会合相手が出発時刻を確認した場合(S204:yes)、会合相手が出発時刻を確認した旨を車載機器300に送信して(S205)、出発実績共有処理を終了する。会合相手が出発時刻を確認した旨を受信した車載機器300は、会合相手によって出発時刻が確認されたことを表示する。
一方、会合相手が出発時刻を確認していない場合は(S204:no)、続いて、出発時刻を送信した回数が所定回数に達したか否かを判断する(S206)。所定時間が経過しても会合相手が確認していない場合、第1実施例では、会合相手に出発時刻の確認を促すために、所定回数に達するまで出発時刻を繰り返し送信するようになっている。
所定回数に達していない場合は(S206:no)、S202に戻り、再度出発時刻を相手側端末400に送信して、以降の続く処理を実行する。
一方、所定回数に達した場合は(S206:yes)、会合相手が出発時刻を確認できる状況に無いと判断して、出発時刻の送信を中止して出発実績共有処理を終了する。
以上のように出発実績共有処理では、運転者が会合場所に向けて移動を開始すると、出発時刻を相手側端末400に送信するようになっている。こうすることで、運転者の出発の実績についても運転者と会合相手との間で共有され、運転者は、合意した予定出発時刻を守って出発したことを立証し易く、遅刻しそうになっても自身を正当化し易い。そのため、会合相手に対する負い目が軽くなり、焦る気持ちが軽減されるので、危険運転を抑制することができる。
また、出発実績共有処理では、出発時刻を相手側端末400に送信するだけではなく、出発時刻を送信した旨を車載機器300に送信するようになっている。こうすることで、運転者は、会合相手に出発時刻が送信されたことを確信できるので、単に相手側端末400に出発時刻を送信する場合に比べて、遅れそうになっても焦る気持ちを軽減することができる。
さらに、出発実績共有処理では、相手側端末400に出発時刻を送信した後、会合相手が出発時刻を確認すると、その旨を車載機器300に送信するようになっている。運転者は、会合相手に出発時刻が確実に伝わっていることを認識し、安心感を得ることができるので、相手側端末400に出発時刻を送信しただけの場合に比べて、遅れそうになっても焦る気持ちを軽減することができる。
加えて、出発実績共有処理では、相手側端末400に出発時刻を送信した後、所定時間が経過しても会合相手が出発時刻を確認しなかった場合、再度出発時刻を送信する。こうすることで、会合相手が出発時刻を確認する可能性を高めることができる。また、会合相手が確認しなかった場合でも、出発時刻を複数回送信しておけば、一度しか送信しなかった場合よりも会合相手に出発時刻を伝えようとした意図が伝わり易いので、遅れそうになった際の焦る気持ちを軽減することができる。
A−4.遅延情報共有処理 :
図4には、メインシステム100で実行される遅延情報共有処理(S300)のフローチャートが示されている。この遅延情報共有処理(S300)は、前述したチェックポイント設定部131、遅延発生報告部132、および遅延確認共有部133によって実行される。
遅延情報共有処理(S300)では、先ず始めに、チェックポイントと予定通過時刻とを設定する(S301)。チェックポイントは、出発地点から会合場所までの経路上に複数設定され、第1実施例では所定距離毎に設定される。また、予定出発時刻は、経路に沿って走行した場合に、車両が各チェックポイントを通過する予定の時刻である。
尚、第1実施例では、チェックポイントを所定距離毎に設定したが、これに限らず、高速道路のインターチェンジやパーキングエリアなどの、予め定められた特定地点を設定してもよい。
続いて、設定したチェックポイントを車載機器300に送信する(S302)。車載機器300は、メインシステム100からチェックポイントを受信すると、受信したチェックポイントの情報を地図情報に加えるようになっている。
その後、チェックポイントの通過時刻を受信したか否か判断する(S303)。車載機器300は、移動中に車両の位置情報を取得しており、車両がチェックポイントを通過すると、その通過した時刻(通過時刻)をメインシステム100に送信するようになっている。チェックポイントの通過時刻を受信してない場合は(S303:no)、通過時刻を受信するまで待機する。
チェックポイントの通過時刻を受信した場合は(S303:yes)、受信した通過時刻が、予定通過時刻よりも所定時間(例えば5分)以上遅れているか否かを判断する(S304)。
予定通過時刻よりも所定時間以上遅れていない場合は(S304:no)、チェックポイントを全て通過したか否かを判断する(S305)。
全てのチェックポイントを通過していない場合は(S305:no)、S303に戻り、新たなチェックポイントの通過時刻を受信するまで待機し、通過時刻を受信したら、予定通過時刻よりも遅れているか否かを再度判断する。このように遅れを判定する処理は、複数設定されたチェックポイントを通過する毎に繰り返し実行するようになっている。
そして、全てのチェックポイントを通過した場合は(S305:yes)、会合場所に近づいているので、遅延情報共有処理を終了する。
一方、S304の判断においてチェックポイントの通過時刻が予定通過時刻よりも所定時間以上遅れている場合は(S304:no)、続いて、前回よりも遅延が大きくなったか否かを判断する(S306)。前述したように遅れの判定はチェックポイントの通過毎に実行しており、最初に遅延と判定した場合は、当然ながら、前回のチェックポイントでは遅延と判定されていないので、前回よりも遅延が大きくなったと判断する(S306:yes)。
そこで、車両の現在地(通過したばかりのチェックポイント)や予定に対する現時点での遅延時間(チェックポイントの通過時刻と予定通過時刻との差)や遅延の原因(事故による渋滞など)などの遅延情報を相手側端末400に送信する(S307)。相手側端末400は、受信した遅延情報を表示するようになっている。
続いて、相手側端末400に遅延情報を送信した旨を車載機器300に送信する(S308)。これを受信した車載機器300は、遅延情報が会合相手に送付されたことを表示する。
次に、会合相手が遅延情報を確認したか否かを判断する(S309)。相手側端末400は、会合相手が遅延情報を確認したことを示す所定の操作(例えば、相手側端末400に表示された確認ボタンをタップする)を行うと、会合相手が遅延情報を確認した旨をメインシステム100に送信するようになっている。会合相手が遅延情報を確認した場合(S309:yes)、会合相手が遅延情報を確認した旨を車載機器300に送信する(S310)。これを受信した車載機器300は、会合相手によって遅延情報が確認されたことを表示する。
一方、会合相手が遅延情報を確認していない場合は(S309:no)、続いて、遅延情報を送信した回数が所定回数に達したか否かを判断する(S311)。所定時間が経過しても会合相手が確認していない場合、第1実施例では、会合相手に遅延情報の確認を促すために、所定回数に達するまで遅延情報を繰り返し送信するようになっている。
所定回数に達していない場合は(S311:no)、S308に戻り、再度遅延情報を相手側端末400に送信して、以降の続く処理を実行する。
一方、所定回数に達した場合は(S311:yes)、会合相手が遅延情報を確認できる状況に無いと判断して、会合相手が遅延情報を確認した旨を車載機器300に送信する処理(S310)を省略し、続いて、チェックポイントを全て通過したか否かを判断する(S305)。
全てのチェックポイントを通過していない場合は(S305:no)、S303に戻り、新たなチェックポイントの通過時刻を受信したら、予定通過時刻よりも遅れているか否かを判断する。
そして、予定通過時刻よりも遅れている場合(S304:yes)、遅延と判定したのが2回目以降であれば、前回よりも遅延が大きくなっているか否かを判断する(S306)。
前回よりも大きくなっていない場合は(S306:no)、遅延の原因(事故による渋滞など)が既に解消されており、現在の遅延は、主に前回のチェックポイントまでに発生したものと考えられる。そして、その遅延情報は既に会合相手に送付されているので、改めて遅延情報を送付する必要はない。そこで、前述したS307〜S311の処理を省略して、チェックポイントを全て通過したか否かを判断する(S305)。
これに対して、前回よりも遅延が大きくなっている場合は(S306:yes)、未だ遅延の原因が解消されておらず、今後も遅延が大きくなる可能性が高いと考えられるので、その旨を会合相手に伝える必要がある。そこで、改めて遅延情報を会合相手に送付するために、前述したS307〜S311の処理を再度実行する。尚、このときS307で送信する遅延情報は、前回に送信した遅延情報とは異なる情報(遅延時間が長くなった情報)である。その後、チェックポイントを全て通過したか否かを判断し(S305)、チェックポイントが残っている場合は(S305:no)、S303に戻り、全て通過した場合は(S305:yes)、遅延情報共有処理を終了する。
以上に説明した遅延情報共有処理(S300)を実行することにより、以下のような理由から、移動中に遅延が発生した場合に運転者が危険運転してしまうことを抑制することができる。
まず、運転者は、会合場所に向けて移動している途中で遅延が発生すると、遅延を挽回しようとして焦る気持ちからスピードを上げるなどの危険運転をし易くなる。このような場合、会合相手に遅延の事実を伝えて会合相手に待ってもらう(会合時刻を遅らせてもらう)ことで、運転者の会合時刻に間に合わせなければと焦る気持ちが軽減される。ただし、運転者自身が遅延の事実を会合相手に連絡し難い場合もある。例えば、車両の運転中は、安全な場所に停車させるまで会合相手に連絡することができない。また、会合相手が運転者よりも目上の立場(上司など)である場合などには連絡を躊躇してしまうことがある。このように会合相手に遅延を連絡しなければならないのに、連絡できていない状況に運転者はストレスを感じる。そして、遅延によって焦る気持ちに、連絡しなければならないストレスが加わることで、運転者はより一層危険運転し易くなる。
そこで、第1実施例の遅延情報共有処理では、運転者の移動中に遅延が発生すると、自動的に遅延情報を相手側端末400に送信するようになっている。遅延の事実を会合相手に認識してもらうことで、運転者の焦る気持ちを軽減することができる。そして、運転者自身が遅延を連絡しなくても、代わりに連絡してくれるので、運転者が遅延を連絡できていない状況にストレスを感じることがない。その結果、遅延が発生した場合でも運転者が危険運転してしまうことを抑制することができる。
また、遅延情報共有処理では、遅延情報を相手側端末400に送信するだけではなく、遅延情報を送信した旨を車載機器300に送信するようになっている。こうすることで、運転者は、会合相手に遅延情報が送信されたことを確信できるので、単に相手側端末400に遅延情報を送信する場合に比べて、焦る気持ちを軽減することができる。
さらに、遅延情報共有処理では、相手側端末400に遅延情報を送信した後、会合相手が遅延情報を確認すると、その旨を車載機器300に送信するようになっている。運転者は、会合相手に遅延情報が確実に伝わっていることを認識し、安心感を得ることができるので、相手側端末400に遅延情報を送信しただけの場合に比べて、焦る気持ちを軽減することができる。
加えて、遅延情報共有処理では、相手側端末400に遅延情報を送信した後、所定時間が経過しても会合相手が遅延情報を確認しなかった場合、再度遅延情報を送信する。こうすることで、会合相手が遅延情報を確認する可能性を高めることができる。また、会合相手が確認しなかった場合でも、遅延情報を複数回送信しておけば、一度しか送信しなかった場合よりも会合相手に遅延情報を伝えようとした意図が伝わり易いので、焦る気持ちを軽減することができる。
また、遅延情報が一旦送信された後に遅延が大きくなると、運転者は、その大きくなった分を挽回しようと再び焦る気持ちが増大する。第1実施例の遅延情報共有処理では、複数設定されたチェックポイントを通過する毎に遅延を判定し、2回目以降に遅延と判定して前回よりも遅延が大きくなっていると、遅延情報を更新して相手側端末400に送信するようになっている。このように遅延情報を1回送信するだけではなく、遅延が大きくなると、その都度、改めて遅延情報を送信して会合相手に認識してもらうことで、運転者の焦る気持ちが軽減されるので、危険運転を抑制することができる。
また、遅延情報が相手側端末400に送信されることで、運転者だけではなく、会合相手にもメリットがある。すなわち、会合相手は、遅延情報を受けて運転者が遅れることを予め分かっていれば、運転者の到着を待っている時間を有効に利用することができる。
そして、遅延が発生すると、自動的に遅延情報を相手側端末400に送信することで、遅延の事実が早い段階で会合相手に伝わって、会合相手が予定を変更し易くなるので、会合相手の利便性を向上させることができる。
B.第2実施例 :
B−1.装置構成 :
上述した第1実施例では、運転者と会合相手との間で移動情報を共有するため8つの「部」111〜133を何れもメインシステム100に設けておき、メインシステム100が中心となって各種処理(出発予定共有処理、出発実績共有処理、遅延情報共有処理)を実行するものとして説明した。しかし、これに限らず、車両の移動状況についての情報に関連する部分については、車載機器300を制御する車載機器制御装置500に設けておき、車載機器制御装置500が中心となって処理を実行することとしてもよい。以下では、このような第2実施例について説明する。尚、第2実施例の説明に際しては、上述の第1実施例と同様の構成については同じ符号を付すこととして説明を省略する。
図5には、第2実施例の車載機器制御装置500の構成が示されている。図示されるように車載機器制御装置500は、メインシステム100を介して、運転者側端末200及び相手側端末400と通信可能となっている。
また、車載機器制御装置500は、出発検出部521と、出発時刻報告部522と、出発確認共有部523と、チェックポイント設定部531と、遅延検出部532と、遅延発生報告部533と、遅延確認共有部534とを備えている。このうち、出発検出部521、出発時刻報告部522、および出発確認共有部523は、運転者の移動開始時に共有する移動情報に関連しており、チェックポイント設定部531、遅延検出部532、遅延発生報告部533、および遅延確認共有部534は、運転者が移動する過程で共有する移動情報に関連している。
尚、第2実施例では、運転者が移動を開始する前に共有しておく移動情報に関連する部分(概算出発時刻伝達部111、予定出発時刻伝達部112、予定出発時刻合意部113)については、前述の第1実施例と同様にメインシステム100に設けられているものとする。
出発検出部521は、車両の位置が出発地点から所定の距離だけ離れたことに基づいて、車両が会合場所に向けて移動を開始したことを検出する。
出発時刻報告部522は、車両が会合場所に向けて移動を開始した時刻(出発時刻)を、メインシステム100を介して相手側端末400に送るとともに、出発時刻を送達した旨を車載機器300に表示させる。
尚、車載機器制御装置500によって制御される車載機器300は、車両の位置情報や地図情報を取得する機能や、種々の情報を表示する機能を有する。
出発確認共有部523は、相手側端末400で出発時刻が会合相手に確認された旨を車載機器300に表示させることで、運転者の出発時刻を会合相手が確認した事実を運転者と会合相手との間で共有させる。
チェックポイント設定部531は、運転者の出発地点から会合場所までの経路上にチェックポイントを設定し、そのチェックポイントの予定通過時刻を算出する。
遅延検出部532は、車両がチェックポイントを通過した時刻が予定通過時刻よりも所定の時間以上遅れているか否かを判断することで遅延を検出する。
遅延発生報告部533は、遅延の発生を、メインシステム100を介して相手側端末400に送るとともに、遅延の発生を送達した旨を車載機器300に表示させる。
遅延確認共有部534は、相手側端末400で遅延の発生が会合相手に確認された旨を車載機器300に表示させることで、遅延の発生を会合相手が確認した事実を運転者と会合相手との間で共有させる。
B−2.出発実績共有処理 :
図6には、車載機器制御装置500で実行される出発実績共有処理(S500)のフローチャートが示されている。この出発実績共有処理(S500)は、メインシステム100が実行する第1実施例(図2参照)と同様の出発予定時刻共有処理(S100)によって予定出発時刻が運転者と会合相手との間で共有されていることを前提に、出発検出部521、出発時刻報告部522、および出発確認共有部523によって実行される。
出発実績共有処理(S500)では、先ず始めに、会合場所に向かって移動を開始したか否かを判断する(S501)。前述したように、車載機器300は、車両の位置情報や地図情報を取得する機能を有しており、車両の位置が出発地点から所定の距離離れたことに基づいて、移動を開始したと判断できる。
車両が移動を開始していない場合は(S501:no)、移動を開始するまで待機する。
一方、車両が移動を開始した場合(S501:yes)、車両が移動を開始した時刻(出発時刻)を、メインシステム100を介して相手側端末400に送信する(S502)。すると、相手側端末400では、運転者が出発したことや出発時刻などが表示される。
続いて、相手側端末400に出発時刻を送信した旨を車載機器300に表示させる(S503)。
その後、会合相手によって出発時刻が確認されたか否かを判断する(S504)。会合相手が出発時刻を確認したことを示す所定の操作(例えば、相手側端末400に表示された確認ボタンをタップする)を行うと、会合相手が出発時刻を確認した旨が相手側端末400からメインシステム100を介して車載機器制御装置500に送信される。会合相手によって出発時刻が確認された場合(S504:yes)、会合相手によって出発時刻が確認された旨を車載機器300に表示させ(S505)、出発実績共有処理を終了する。
一方、会合相手によって出発時刻が確認されていない場合は(S504:no)、続いて、出発時刻を送信した回数が所定回数に達したか否かを判断する(S506)。第2実施例においても、前述の第1実施例と同様に、出発時刻が会合相手によって確認されない場合、所定回数に達するまで出発時刻を繰り返し送信することで、会合相手に確認を促すようになっている。
所定回数に達していない場合は(S507:no)、S503に戻り、メインシステム100を介して相手側端末400に再度出発時刻を送信し、以降の続く処理を実行する。
一方、所定回数に達した場合は(S507:yes)、会合相手が出発時刻を確認できる状況に無いと判断して、出発時刻の送信を中止して出発実績共有処理を終了する。
以上のように第2実施例の出発実績共有処理では、車両が会合場所に向けて移動を開始すると、出発時刻を相手側端末400に送信するようになっている。このように運転者の出発の実績を会合相手と共有しておくことで、運転者は、遅刻しそうになっても合意した予定出発時刻を守って出発したことに基づいて自身を正当化し易く、焦る気持ちが軽減されるので、危険運転を抑制することができる。
また、出発時刻を相手側端末400に送信するだけではなく、出発時刻を送信した旨を車載機器300に表示させるようになっている。こうすることで、運転者は、会合相手に出発時刻が送信されたことを確信できるので、単に相手側端末400に出発時刻を送信する場合に比べて、遅れそうになっても焦る気持ちを軽減することができる。
また、相手側端末400に出発時刻を送信した後、会合相手が出発時刻を確認すると、その旨を車載機器300に表示させるようになっている。こうすることで、運転者は、会合相手に出発時刻が確実に伝わっていることを認識し、安心感を得ることができるので、相手側端末400に出発時刻を送信しただけの場合に比べて、遅れそうになっても焦る気持ちを軽減することができる。
さらに、相手側端末400に出発時刻を送信した後、所定時間が経過しても会合相手が出発時刻を確認しなかった場合、再度出発時刻を送信する。こうすることで、会合相手が出発時刻を確認する可能性を高めることができる。また、会合相手が確認しなかった場合でも、出発時刻を複数回送信しておけば、一度しか送信しなかった場合よりも会合相手に出発時刻を伝えようとした意図が伝わり易いので、遅れそうになった際の焦る気持ちを軽減することができる。
B−3.遅延情報共有処理 :
図7には、車載機器制御装置500で実行される遅延情報共有処理(S600)のフローチャートが示されている。この遅延情報共有処理(S600)は、前述したチェックポイント設定部531、遅延検出部532、遅延発生報告部533、および遅延確認共有部534によって実行される。
遅延情報共有処理(S600)では、先ず始めに、出発地点から会合場所までの経路上に複数のチェックポイントを設定すると共に、経路に沿って走行した場合に、車両が各チェックポイントを通過する予定の時刻(予定通過時刻)を設定する(S601)。
続いて、車両の位置情報に基づいて、チェックポイントを通過したか否かを判断する(S602)。車両がチェックポイントを通過していない場合(S602:no)、チェックポイントを通過するまで待機する。
一方、チェックポイントを通過した場合(S602:yes)、実際の通過時刻が予定通過時刻よりも所定時間(例えば5分)以上遅れているか否かを判断する(S603)。
予定通過時刻よりも所定時間以上遅れていない場合は(S603:no)、続いて、チェックポイントを全て通過したか否かを判断し(S604)、全てのチェックポイントを通過していない場合は(S604:no)、S602に戻り、新たなチェックポイントを通過するまで待機する。そして、複数設定されたチェックポイントを通過する毎に予定通過時刻よりも遅れているか否かの判定を繰り返す。
こうして、全てのチェックポイントを通過した場合は(S604:yes)、会合場所に近づいているので、遅延情報共有処理を終了する。
一方、S603の判断において、チェックポイントの通過時刻が予定通過時刻よりも所定時間以上遅れている場合は(S603:no)、続いて、前回に遅延と判定したときよりも遅延が大きくなったか否かを判断する(S605)。複数のチェックポイントの中で、最初に遅延と判定した場合は、前回までのチェックポイントでは遅延と判定しないので、遅延が大きくなったと判断する(S605:yes)。
この場合は、車両の現在地(通過したばかりのチェックポイント)や予定に対する現時点での遅延時間(チェックポイントの通過時刻と予定通過時刻との差)や遅延の原因(事故渋滞など)などの遅延情報を、メインシステム100を介して相手側端末400に送信する(S606)。すると、相手側端末400では、受信した遅延情報が表示される。
こうして相手側端末400に遅延情報を送信すると、その旨を車載機器300に表示させる(S607)。
次に、会合相手によって遅延情報が確認されたか否かを判断する(S608)。会合相手が遅延情報を確認したことを示す所定の操作(例えば、相手側端末400に表示された確認ボタンをタップする)を行うと、会合相手が遅延情報を確認した旨が相手側端末400からメインシステム100を介して車載機器制御装置500に送信される。会合相手によって遅延情報が確認された場合(S608:yes)、会合相手によって遅延情報が確認された旨を車載機器300に表示させる(S609)。
一方、会合相手によって遅延情報が確認されていない場合は(S608:no)、続いて、遅延情報を送信した回数が所定回数に達したか否かを判断する(S610)。第2実施例においても、前述の第1実施例と同様に、遅延情報が会合相手によって確認されていない場合、所定回数に達するまで遅延情報を繰り返し送信することで、会合相手に確認を促すようになっている。
所定回数に達していない場合は(S610:no)、S606に戻り、メインシステム100を介して相手側端末400に再度遅延情報を送信し、以降の続く処理を実行する。
一方、所定回数に達した場合は(S610:yes)、会合相手が遅延情報を確認できる状況に無いと判断して、会合相手が遅延情報を確認した旨を車載機器300に表示させる処理(S609)を省略し、続いて、チェックポイントを全て通過したか否かを判断する(S604)。
全てのチェックポイントを通過していない場合は(S604:no)、S602に戻り、車両がチェックポイントを通過したら、通過時刻が予定通過時刻よりも遅れているか否かを判断する。
そして、予定通過時刻よりも遅れている場合(S603:yes)、遅延と判定したのが2回目以降であれば、前回よりも遅延が大きくなっているか否かを判断する(S605)。
前回よりも大きくなっていない場合(S605:no)、現在の遅延は、主に前回のチェックポイントまでに発生したものであり、既に報告済みであるため、改めて遅延情報を送信する必要はない。そこで、前述したS606〜S610の処理を省略して、チェックポイントを全て通過したか否かを判断する(S604)。
これに対して、前回よりも遅延が大きくなっている場合は(S605:yes)、未だ遅延の原因が解消されておらず、今後も遅延が大きくなる可能性が高いことを会合相手に伝える必要がある。そこで、改めて遅延情報を会合相手に送付するために、前述したS606〜S610の処理を再度実行する。その後、チェックポイントを全て通過したか否かを判断し(S604)、チェックポイントが残っている場合は(S604:no)、S602に戻り、全て通過した場合は(S604:yes)、遅延情報共有処理を終了する。
以上のように第2実施例の遅延情報共有処理では、運転者の移動中に遅延が発生すると、自動的に遅延情報を相手側端末400に送信するようになっている。前述した第1実施例と同様に、遅延の事実を会合相手に認識してもらうことによって運転者の焦る気持ちを軽減することができる。また、運転者自身が遅延を連絡しなくても、代わりに連絡してくれるので、遅延を連絡できていない状況に対して運転者が感じるストレスを軽減することができる。その結果、遅延が発生した場合でも運転者が危険運転してしまうことを抑制することができる。
また、遅延情報を相手側端末400に送信するだけではなく、遅延情報を送信した旨を車載機器300に表示させるようになっている。こうすることで、運転者は、会合相手に遅延情報が送信されたことを確信できるので、単に相手側端末400に遅延情報を送信した場合と比べて、焦る気持ちを軽減することができる。
さらに、相手側端末400に遅延情報を送信した後、会合相手が遅延情報を確認すると、その旨を車載機器300に表示させるようになっている。運転者は、会合相手に遅延情報が確実に伝わっていることを認識し、安心感を得ることができるので、相手側端末400に遅延情報を送信しただけの場合に比べて、焦る気持ちを軽減することができる。
加えて、相手側端末400に遅延情報を送信した後、所定時間が経過しても会合相手が遅延情報を確認しなかった場合、再度遅延情報を送信する。こうすることで、会合相手が遅延情報を確認する可能性を高めることができる。また、会合相手が確認しなかった場合でも、複数回送信しておけば遅延情報を一度しか送信しなかった場合よりも会合相手に遅延情報を伝えようとした意図が伝わり易いので、焦る気持ちを軽減することができる。
また、複数設定されたチェックポイントを通過する毎に遅延を判定し、2回目以降に遅延と判定して前回よりも遅延が大きくなっていると、遅延情報を更新して相手側端末400に送信するようになっている。このように遅延情報を1回送信するだけではなく、遅延が大きくなると、その都度、改めて遅延情報を送信して会合相手に認識してもらうことで、運転者の焦る気持ちが軽減されるので、危険運転を抑制することができる。
また、遅延情報が相手側端末400に送信されることで、運転者だけではなく、会合相手にもメリットがある。すなわち、会合相手は、遅延情報を受けて運転者が遅れることを予め分かっていれば、運転者の到着を待っている時間を有効に利用することができる。
そして、遅延が発生すると、自動的に遅延情報を相手側端末400に送信することで、遅延の事実が早い段階で会合相手に伝わって、会合相手が予定を変更し易くなるので、会合相手の利便性を向上させることができる。
以上、第1実施例および第2実施例について説明したが、本発明は上記の第1実施例および第2実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することができる。
例えば、上述した第1実施例では、概算出発時刻を算出すると、運転者側端末200および相手側端末400に送信するようになっていた(図2のS103)。概算出発時刻を相手側端末400に送信するか否かを運転者が選択可能としてもよい。図8には、変形例の出発予定共有処理のフローチャートが示されている。以下、第1実施例の出発予定共有処理(図2)と異なる点について説明する。
変形例の出発予定共有処理では、概算出発時刻を算出すると(S102)、その算出した概算出発時刻を運転者側端末200に送信する(S150)。このS150の処理では、概算出発時刻を相手側端末400に送信することはない。
続いて、運転者が設定した予定出発時刻を運転者側端末200から受信したか否かを判断し(S104)、受信していない場合は(S104:no)、予定出発時刻を受信するまで待機する。
そして、運転者側端末200から予定出発時刻を受信した場合は(S104:yes)、次に、相手側端末400に概算出発時刻を送信することを運転者が要求したか否かを判断する(S152)。運転者が相手側端末400への概算出発時刻の送信を要求する所定の操作(例えば、運転者側端末200に表示された概算出発時刻の送信ボタンをタップする)を行った場合には、その旨が運転者側端末200からメインシステム100に送信される。
運転者が相手側端末400への概算出発時刻の送信を要求した場合は(S152:yes)、概算出発時刻を相手側端末400に送信するとともに(S154)、運転者が設定した予定出発時刻を相手側端末400に送信する(S105)。
これに対して、運転者が相手側端末400への概算出発時刻の送信を要求しなかった場合は(S152:no)、概算出発時刻を送信することなく、予定出発時刻を相手側端末400に送信する(S105)。
こうして相手側端末400に予定出発時刻を送信した後の処理は、図2に示した第1実施例の出発予定共有処理と同様であるため、説明を省略する。
このような変形例の出発予定共有処理によれば、運転者が十分な余裕を持って予定出発時刻を設定した場合は、相手側端末400への概算出発時刻の送信を要求することで、概算出発時刻に対して余裕時間を加味した予定出発時刻の設定であることを会合相手に強調することができるので、移動中の渋滞などで遅れそうになっても運転者の焦りを抑制することができる。
その一方で、会合時刻には間に合わせることができるものの、運転者のスケジュールの都合などで十分に余裕を持った予定出発時刻を設定できない場合は、概算出発時刻を相手側端末400に送信するか否かを運転者が会合相手に応じて選択することができる。また、このような場合に、敢えて概算出発時刻を相手側端末400に送信し(十分な余裕を持っていないことを会合相手に知らせ)、それでも会合相手から予定出発時刻の了承が得られていれば、その了承をもって、渋滞などで遅れそうになった際の運転者の焦りを抑制することができる。
10…情報共有システム、 100…メインシステム、
111…概算出発時刻伝達部、 112…予定出発時刻伝達部、
113…予定出発時刻合意部、 121…出発時刻報告部、
122…出発確認共有部、 131…チェックポイント設定部、
132…遅延発生報告部、 133…遅延確認共有部、 200…運転者側端末、
300…車載機器、 400…相手側端末、 500…車載機器制御装置、
521…出発検出部、 522…出発時刻報告部、 523…出発確認共有部、
531…チェックポイント設定部、 532…遅延検出部、
533…遅延発生報告部、 534…遅延確認共有部。

Claims (8)

  1. 車両で会合場所に移動する運転者と、該運転者と会合する会合相手との間で、前記運転者の移動に関する情報を共有するための情報共有システム(10)であって、
    前記運転者が会合時刻に間に合うように出発を予定している予定出発時刻が、前記運転者の所有する運転者側端末(200)に入力されると、前記会合相手の所有する相手側端末(400)に該予定出発時刻を伝達する予定出発時刻伝達部(112)と、
    前記予定出発時刻に対する了承を示す所定の操作が前記相手側端末で行われると、該了承を前記運転者側端末に伝達することで、前記運転者と前記会合相手との間で前記予定出発時刻の合意を成立させる予定出発時刻合意部(113)と
    を備える情報共有システム。
  2. 請求項1に記載の情報共有システムであって、
    前記運転者側端末に入力された前記運転者の出発地点や、前記会合場所や、前記会合時刻に基づいて該会合時刻に間に合うように概算された概算出発時刻を、前記運転者側端末に送る概算出発時刻伝達部(111)を備える
    情報共有システム。
  3. 請求項2に記載の情報共有システムであって、
    前記概算出発時刻伝達部は、前記概算出発時刻を前記運転者側端末および前記相手側端末に送る
    情報共有システム。
  4. 請求項2に記載の情報共有システムであって、
    前記概算出発時刻伝達部は、前記相手側端末への前記概算出発時刻の伝達を要求する所定の操作が前記運転者側端末で行われると、前記概算出発時刻を前記相手側端末に送る
    情報共有システム。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の情報共有システムであって、
    前記予定出発時刻伝達部は、前記相手側端末に前記予定出発時刻の修正が入力されると、該予定出発時刻の修正を前記運転者側端末に伝達し、
    前記予定出発時刻合意部は、前記予定出発時刻の修正に対する了承を示す所定の操作が前記運転者側端末で行われると、該了承を前記相手側端末に伝達することで、前記運転者と前記会合相手との間で前記予定出発時刻の合意を成立させる
    情報共有システム。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか一項に記載の情報共有システムであって、
    前記車両に搭載された車載機器(300)によって、該車両が前記会合場所に向けて移動を開始したことが検出されると、該移動を開始した時刻を出発時刻として前記相手側端末に伝達する出発時刻報告部(121)を備える
    情報共有システム。
  7. 請求項6に記載の情報共有システムであって、
    前記車両が前記会合場所に向かう移動中に前記車載機器によって遅延が検出されると、該遅延の発生を前記相手側端末に伝達する遅延発生報告部(132)を備える
    情報共有システム。
  8. 車両で会合場所に移動する運転者と、該運転者と会合する会合相手との間で前記運転者の移動に関する情報を共有するための情報共有方法であって、
    前記運転者が会合時刻に間に合うように出発を予定している予定出発時刻が、前記運転者の所有する運転者側端末に入力されると、前記会合相手の所有する相手側端末に該予定出発時刻を伝達する予定出発時刻伝達工程(S105)と、
    前記予定出発時刻に対する了承を示す所定の操作が前記相手側端末で行われると、該了承を前記運転者側端末に伝達することで、前記運転者と前記会合相手との間で前記予定出発時刻の合意を成立させる予定出発時刻合意工程(S107)と
    を備える情報共有方法。
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