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JP6410020B2 - パンツ型吸収性物品 - Google Patents
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Description

本発明は、パンツ型吸収性物品に関する。
トップシートと、バックシートと、トップシートとバックシートの間に吸収体とを備える内装体と、この内装体の非肌当接面側に位置する外装体とを備えたパンツ型吸収性物品が知られている。このパンツ型吸収性物品は、使用者の腹回りの部位や脚周りの部位等にフィットしやすいように、ギャザが付設されることが多い。ギャザは、例えば、図5に示すように、弾性部材の糸ゴムを、伸長状態でパンツ型吸収性物品を構成する不織布間に接着することができ、また、不織布間に糸ゴムを接着した部材を準備し、パンツ型吸収性物品に接着させることにより、形成することができる。これにより、パンツ型吸収性物品の伸縮性能が向上し、着用時のフィット感を高め、さらには、尿や血液等の体液が外部に漏れ出ることも防止することになる。
パンツ型吸収性物品として、例えば、特許文献1には、ウエスト開口部及び一対の該レッグ開口部それぞれの周縁部に、各周縁部の略全周にわたって連続したギャザを形成する弾性部材を備え、ウエスト開口部の周縁部及びレッグ開口部の周縁部における、腹側部の側縁部と背側部の側縁部との溶着接合部は、溶着接合部の長さ1cm以上が、溶着接合部の幅方向における略中央部に非溶着部を有する間歇接合部とし、良好な装着感や風合いを保持しながら良好なフィット性を目指したものが開示されている。
しかしながら、これらのギャザの存在は、紙おむつ等のパンツ型吸収性物品らしい外観を特徴付け、布等で構成される下着との外観の差異が生じていた。すなわち、ギャザを施している部分、特に、腹回りの部位やおしり回りの部位に透けて見える糸ゴムと、その周辺に発生する多数の大きいシワは、通常の下着の外観と大きく異なる点となり、パンツ型吸収性物品の使用を第三者に知られたくない使用者にとって、この相違は望ましいものではなく、より下着に近いパンツ型吸収性物品が期待されていた。
更に、パンツ型吸収性物品においては、女性は、ぴったりとフィットする履き心地を好み、男性はルーズなフィット感を好む傾向がある。しかしながら、吸収体を身体に密着させない場合、著しく漏れのリスクが高まることとなる。
特開平10−137287号公報
従って、本発明の目的は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、着用時にルーズなフィット感及び漏れを防止することにより、より下着に近い外観のパンツ型吸収性物品を提供することにある。
本発明のパンツ型吸収性物品は、パンツの態様に形成された外装体と、前記外装体の肌当接面側に位置し、体液を吸収する内装体と、を備え、前記外装体が、腹側部と、背側部と、前記腹側部と前記背側部の間を繋ぐように設けられた股下部と、前記股下部とは反対側の前記腹側部の前端部に設けられた前ウエストギャザ部と、前記股下部とは反対側の前記背側部の後端部に設けられた後ウエストギャザ部と、を有し、前記内装体が、肌に当接するトップシートと、前記外装体に当接するバックシートと、前記トップシートと前記バックシートの間に積層して設けられた吸収体と、を有し、前記腹側部及び前記背側部が、第1の不織布、伸縮性フィルム及び第2の不織布を肌当接面側からこの順に一体化して積層して構成される複合シートから形成され、前記腹側部、前記股下部及び前記背側部が、展開視において、前記前ウエストギャザ部及び前記後ウエストギャザ部が伸長されないときにおける前記腹側部又は前記背側部の短手方向の最大幅の1.7ないし2.1倍の、前記前端部から前記後端部までの長手方向の長さを有することを特徴とする。
(2)本発明のパンツ型吸収性物品は、(1)に記載のパンツ型吸収性物品であって、前記前ウエストギャザ部及び前記後ウエストギャザ部が、伸長されたとき、前記前ウエストギャザ部及び前記後ウエストギャザ部によって形成された腰回りの開口において、前記前ウエストギャザ部及び前記後ウエストギャザ部が伸長されないときにおける前記腹側部又は前記背側部の短手方向の最大幅の3.8ないし4.3倍の最大周長を有してもよい。
(3)本発明のパンツ型吸収性物品は、(1)又は(2)に記載のパンツ型吸収性物品であって、前記腹側部、前記股下部及び前記背側部が、展開視において、前記前ウエストギャザ部及び前記後ウエストギャザ部が伸長されないときにおける前記腹側部又は前記背側部の短手方向の最大幅の1.8ないし1.9倍の、前記前端部から前記後端部までの長手方向の長さを有してもよい。
(4)本発明のパンツ型吸収性物品は、(1)に記載のパンツ型吸収性物品であって、前記内装体が、展開視において、短手方向の内側に向かって湾曲した股下領域を有し、前記股下領域がその外側に股下足回りに沿う弾性部材を含むギャザ部を有してもよい。
(5)本発明のパンツ型吸収性物品は、(4)に記載のパンツ型吸収性物品であって、前記ギャザ部が、その内部に1本当たり640〜1240デシテックスの太さであって、150〜280%の伸長率を有する複数の弾性部材を含んでもよい。
(6)本発明のパンツ型吸収性物品は、(4)又は(5)に記載のパンツ型吸収性物品であって、前記内装体の前記股下領域の最狭部における前記吸収体の幅方向の端部と、前記弾性部材とが、25〜40mmの間隔であってもよい。
(7)本発明のパンツ型吸収性物品は、(4)ないし(6)のいずれか1つに記載のパンツ型吸収性物品であって、前記ギャザ部が、前記弾性部材の収縮により身体側に立ち上がってもよい。
(8)本発明のパンツ型吸収性物品は、(1)ないし(7)のいずれか1つに記載のパンツ型吸収性物品であって、前記バックシートが、防漏性、かつ、通気性を有してもよい。
本発明の目的は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、着用時にルーズなフィット感及び漏れを防止することにより、より下着に近い外観のパンツ型吸収性物品を提供することにある。
本発明の実施形態に係るパンツ型吸収性物品を示す概略図である。 図1のX−X’線における断面図である。 本発明の実施形態に係るパンツ型吸収性物品の展開図である。 図3のY−Y’線における断面図である。 従来のパンツ型吸収性物品を示す概略図である。
図1ないし図4を参照して、本発明の実施形態に係るパンツ型吸収性物品およびその製造方法について詳細に説明する。なお、実施形態の説明は、全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。本明細書の説明において、パンツ型吸収性物品1の長手方向は、パンツ型吸収性物品1が着用されたときに着用者の前後にわたる方向であり、パンツ型吸収性物品1の短手方向は、長手方向に対して横又は直交する方向を意味する。また、本明細書の説明において、体液とは、尿、血液や軟便中の水分などの体内から体外に排出された液体をいう。さらに、パンツ型吸収性物品1の着用時とは、パンツ型吸収性物品1の装着時および装着後の少なくとも一方をいう。また、パンツ型吸収性物品1として、例えば紙おむつを例として説明するが、生理用パンツ、失禁用使い捨ておむつ等の他のパンツ型吸収性物品であってもよい。
図1は、本発明の実施形態に係るパンツ型吸収性物品を示す概略図であり、図2は、X−X’線における断面図であり、図3は、本発明の実施形態に係るパンツ型吸収性物品の展開図であり、図4は、図3のY−Y’線における断面図である。本発明におけるパンツ型吸収性物品1の一実施形態について、図1ないし図4にて説明する。図1ないし図4に示すように、パンツ型吸収性物品1は、腹側部11と、背側部12と、腹側部11と背側部12の間に設けられる股下部13と、を有する外装体10と、トップシート21と、バックシート22と、トップシート21とバックシート22の間に設けられる吸収体23とを有し、外装体10の肌当接面側に位置する内装体20と、を備えている。
(外装体)
パンツ型吸収性物品1は、内装体20の非肌当接面側に位置し、着用者の腹側(図3ではA側)に位置する腹側部11、背側(図3ではB側)に位置する背側部12及びその間を繋ぐように設けられた股下部13に区分されるパンツの態様に形成された外装体10を備えている。
外装体10は、腹側部11の側縁部31と背側部12の側縁部32とが接合することによって胴周り部19が形成され、胴周り部19には、ウエストギャザ部40(以降、ウエストギャザと呼ぶ)が設けられる。ウエストギャザ40は、股下部13とは反対側の腹側部11の前端部に設けられた前ウエストギャザ部40aと、股下部13とは反対側の背側部12の後端部に設けられた後ウエストギャザ部40bとを有する。ウエストギャザ40は、弾性伸縮部材17が設けられている。弾性伸縮部材17は、例えば糸ゴムと不織布等のシートによって形成される。なお、胴周り部19は、腹側部11と背側部12の側縁部(31、32)とが互いに接着されていても、一体成形となっていてもよい。
また、腹側部11、股下部13及び背側部12が、展開視において、前及び後ウエストギャザ部(40a、40b)が伸長されないときにおける腹側部11又は背側部12の短手方向の最大幅t1(図3参照)の1.7ないし2.1倍の、前端部から後端部までの長手方向の長さt2を有することが好ましい。さらに好ましくは、1.8ないし1.9倍である。また、前及び後ウエストギャザ部(40a、40b)が、伸長されたとき、前及び後ウエストギャザ部(40a、40b)によって形成された腰回りの開口において、前及び後ウエストギャザ部(40a、40b)が伸長されないときにおける腹側部11又は背側部12の短手方向t1の最大幅の3.8ないし4.3倍の最大周長を有する。さらに好ましくは、4.0ないし4.2倍である。上記範囲内にすることで、良好なフィット性が得られ、着用時にウエスト周りが締め付けすぎず、動きやすく、かつ、ずれ落ち難いパンツ型吸収性物品が提供できる。なお、ここで示す周長とは、図1に示す胴周り部19の周の長さαである。
腹側部11及び背側部12は、第1の不織布14、伸縮性フィルム15及び第2の不織布14を肌当接面側からこの順に熱融着又は超音波接着で一体化して積層して構成される複合シートから形成される。股下部13は、腹側部11及び背側部12と同様の複合シートで構成してもよく、上述した不織布14と同様の素材を用いて、その加工方法も同様の方法によるものを使用することもできる。
本実施形態の複合シートを構成する不織布14は、上述した不織布と同様の素材を用いて、その加工方法も同様の方法によるものを使用することができる。また、伸縮性フィルム15は、伸縮性を備えたものであればよく、例えば、ポリエステル系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂等から形成されたフィルムがあげられる。なかでも、コスト及び伸縮性能の観点から、ポリウレタン系樹脂フィルムが好ましい。
複合シートは、非伸縮状態において、20cm/cm・秒以上のJIS L 1096−A(フラジール法):1990に基づいて測定される通気度を有する。通気度が20cm/cm・秒未満であると、着用時に蒸れ易くなる。通気度は、複合シートを構成する不織布の繊維や糸の太さ、密度、単位面積当たりの重さや、伸縮性シートに備えた開口部の開口面積率等により、自由に変えることができる。
また、複合シートは、伸縮方向に150%伸長したときに、50cm/cm・秒以上のJIS L 1096−A(フラジール法):1990に基づいて測定される通気度を有する。ここで、伸縮方向に150%伸長したとは、非伸縮状態の自然長に対する、伸長した状態の長さの割合である。すなわち、非伸縮状態の自然長10cmの複合シートを伸長方向に対して15cm伸長させた場合、15/10×100=150%伸長したとなる。通気度が50cm/cm・秒未満であると、伸長された状態で使用する部位、例えば、おしり周りの部位に対して、着用時に蒸れ易くなる。
(内装体)
本実施形態の内装体20は、外装体10の肌当接面側に位置し、肌に当接する液透過性のトップシート21と、外装体10に当接する液不透過性のバックシート22と、トップシート21とバックシート22との間に積層して設けられた吸収体23と、立体ギャザ24とを含む体液を吸収する内装体20とを備えている。これにより、吸収体23は、トップシート21とバックシート22の間に挟まれた構造となっている。内装体20は、外装体10の腹側部から背側部の内側にかけて配置されており、外装体10の股下部13で外装体10と固着される。固着方法として、例えば、ホットメルト等の接着剤、熱融着、あるいは超音波接着等により、外装体10と接着している。
本実施形態のトップシート21の基材は、体液が吸収体23へと移動するような液透過性を備えていればよく、例えば、サーマルボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、あるいは、これらを積層した複合シートといった材料から形成される。また、トップシート21は、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工や穿孔加工を施すことが好ましい。その加工方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。また、肌への刺激を低減させるために、トップシート21に、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させることも好ましい。さらに、強度および加工性の点から、トップシート21の坪量は、14g/m以上40g/m以下であることが好ましい。トップシート21の形状としては、特に制限はないが、尿等の液体を吸収体23に誘導するため、吸収体23を覆う形状であればよい。
なお、トップシート21の肌当接面側には、体液の漏れを防止する立体ギャザ24を長手方向両側縁部、すなわち、長手方向前方部Aから長手方向後方部Bにかけて設けることが好ましい。立体ギャザ24の幅方向外側の部分は、バックシート22に固定され、幅方向内側の部分は、トップシート21に固定されず、長手方向に沿って糸ゴム等の立体ギャザ用弾性部材24aと不織布等のシート24bによって形成されることで、起立性を有し、使用者の体型に合わせて伸縮自在に変形可能になっている。
また、内装体20は、展開視において、短手方向の内側に向かって湾曲した股下領域を有し、股下領域がその外側に股下足回りに沿う弾性部材25aを含む体液の漏れを防止する左右一対のギャザ部25(以降、レッグギャザ25と呼ぶ)を有する。レッグギャザ25は、弾性部材25a、例えば、糸ゴムと不織布等のシート25bによって形成される。なお、内装体20の股下領域の最狭部における吸収体23の幅方向の端部と、レッグギャザ25(弾性部材)とが、25〜40mmの間隔であることが好ましい。また、レッグギャザ25の弾性部材25aは、1本当たり640〜1240デシテックスの太さであって、150〜280%の伸長率を有することが好ましい。上記構成と上記範囲内に形成することで、伸縮方向(着用した際の左右方向)のみならず、伸縮方向と交差する方向(着用した際の上下方向)にも伸縮可能となり、レッグギャザ25が、レッグギャザ25の弾性部材25aの収縮により身体側に立ち上がり、股下周りの部位における防漏性が向上する。
本実施形態のバックシート22は、防漏性、かつ、通気性を有する。本実施形態のバックシート22の基材は、吸収体23が保持している体液が漏れないような液不透過性を備えたものであればよく、不織布、樹脂フィルム、あるいはこれらを積層した複合シートといった材料から形成される。不織布は、製法が特に限定されることはなく、例えば、スパンボンドやメルトブロー不織布、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブロー/スパンボンドを積層した複合不織布、及びこれらの複合材料が考えられる。また、樹脂フィルムとして、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等がある。また、装着時の蒸れを防止するために、バックシート22は、透湿性を持たせることが好ましい。透湿性を備えさせるために、例えば、基材の樹脂フィルムにフィラーを配合することや、バックシート22に穿孔のためのエンボス加工を施すことがあげられる。
本実施形態の吸収体23の基材は、一般に生理用ナプキンやおむつ、尿パッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す。)、親水性シートといった材料から形成される。フラッフパルプとして、例えば、木材パルプ及び合成繊維、ポリマー繊維等の非木材パルプを綿状に解繊したものがある。また、高吸水性樹脂としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、親水性シートとしては、ティシュ、吸収紙、親水性不織布があげられる。
吸収体23は、上記の基材を用いて、単層あるいは複層のシート状で構成される。これらの中でも、木材パルプフラッフのような、フラッフパルプのウェブの親水性繊維マトリックスをSAP粒子と混合して形成したものが好ましい。また、SAP粒子の漏洩防止や吸収体23の形状を安定させるために、吸収体23をティシュのような親水性シート(図示せず)に包むことが好ましい。さらに、吸収体23の表面にエンボス加工を施すと、体液の拡散をコントロールすると共に、使用者の体型に応じて吸収体23が容易に変形するので好ましい。
以下に実施例により本発明を更に詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施例により何ら制限されるものではない。
(実施例1、参考例2及び3、比較例1〜3)
パンツ型吸収性物品として、使い捨ておむつを用いた。トップシートとして30g/mのエアスルー不織布、バックシートとして32g/mの通気性ポリエチレンフィルムを使用し、トップシートとバックシートの間に、フラッフパルプ12g、ポリアクリル酸系樹脂からなる吸水性ポリマー11gの混合物からなる吸収体を配置して内装体とした。内装体の短辺側両側に長手方向に延びるウレタン系糸ゴムを伸長したものをそれぞれ3本ずつ配置し、レッグギャザとした。2層の20g/mポリプロピレンスパンボンド不織布の間に開口率14%で開口を設けた厚み20μmのウレタンフィルムを250%伸長状態で積層し、伸縮方向と直行する方向に線状に延びるパターンで全領域にわたって超音波接着することで伸縮性及び通気性を持ち、表面粗さが異なる積層体(複合シート)を形成して外装体とした。外装体の腰回り端部に17g/m ポリプロピレンスパンボンドに1240デシテックスのウレタン系糸ゴムを200%伸長したもの6本を配した複合体を配置し、ウエストギャザとした。
(官能評価)
成人男性30名のパネラーに対して、パンツ型吸収性物品のフィット感及びモレ性について官能評価を実施した。この評価では、実施例1、参考例2及び、並びに比較例1〜3のパンツ型吸収性物品について、(i)フィット感A(着用時に締め付けすぎず、動きやすいか否か)、(ii)フィット感B(着用時に緩すぎず、安心感があるか否か)、(iii)モレ易いか否か、の3項目について、(a)良い、(b)あまり良くない、(c)悪い、のいずれかの評価を選択する官能試験を行った。(a)の評価が26〜30人のときを「○」、(a)の評価が21〜25人のときを「△」、(a)の評価が0〜20人のときを「×」とした。その結果を表1に示す。なお、表1に記載の比率Aとは、非伸長状態での製品最大幅に対するウエストギャザ部を除く製品長であり、比率Bとは、非伸長状態での製品最大幅に対する製品状態として伸長可能な最大周長である。また、距離とは、股下最狭部における、吸収体幅方向端部と、最内側糸ゴムの間隔のことである。
Figure 0006410020
この結果、表1に示すように、本実施例に係るパンツ型吸収性物品1に関して、ウエストギャザを除く非伸長状態での最大幅に対して、1.7〜2.1倍の製品長を有し、かつ、ウエストギャザが、非伸長状態での最大幅に対して、製品状態として3.8〜4.3倍の伸長可能な最大周長を有するものが好適であり、良好なフィット性を持つことが分かった。また、ウエストギャザが、その内部に1本当たり640〜1240デシテックスの太さであって、150〜280%の伸長率を有し、かつ、内装体の股下周りの最狭部における吸収体の幅方向の端部と、弾性部材とが、25〜40mmの間隔であるものが好適であり、尿モレ等が発生しないことが分かった。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態および実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることは当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 パンツ型吸収性物品
10 外装体
11 腹側部
12 背側部
13 股下部
14 不織布
15 伸縮性フィルム
16 上縁部
17 弾性伸縮部材
19 胴周り部
20 内装体
21 トップシート
22 バックシート
23 吸収体
24 立体ギャザ
25 レッグギャザ
31 側縁部(腹側部側)
32 側縁部(背側部側)
40 ウエストギャザ
40a 前ウエストギャザ部
40b 後ウエストギャザ部

Claims (4)

  1. パンツ型吸収性物品であって、
    パンツの態様に形成された外装体と、
    前記外装体の肌当接面側に位置し、体液を吸収する内装体と、
    を備え、
    前記外装体が、
    腹側部と、
    背側部と、
    前記腹側部と前記背側部の間を繋ぐように設けられた股下部と、
    前記股下部とは反対側の前記腹側部の前端部に設けられた前ウエストギャザ部と、
    前記股下部とは反対側の前記背側部の後端部に設けられた後ウエストギャザ部と、を有し、
    前記内装体が、
    肌に当接するトップシートと、
    前記外装体に当接するバックシートと、
    前記トップシートと前記バックシートの間に積層して設けられた吸収体と、を有し、
    前記腹側部及び前記背側部が、第1の不織布、伸縮性フィルム及び第2の不織布を肌当接面側からこの順に一体化して積層して構成される複合シートから形成され、
    前記腹側部、前記股下部及び前記背側部が、展開視において、前記前ウエストギャザ部及び前記後ウエストギャザ部が伸長されないときにおける前記腹側部又は前記背側部の短手方向の最大幅の1.8倍から1.9倍の、前記前端部から前記後端部までの長手方向の長さを有し、
    前記前ウエストギャザ部及び後ウエストギャザ部が、伸長されたとき、前記前ウエストギャザ部及び前記後ウエストギャザ部によって形成された腰回りの開口において、前記前ウエストギャザ部及び前記後ウエストギャザ部が伸長されないときにおける前記腹側部又は前記背側部の短手方向の最大幅の4.0倍から4.2倍の最大周長を有し、
    前記内装体が、展開視において、短手方向の内側に向かって湾曲した股下領域を有し、前記股下領域がその外側に股下足回りに沿う弾性部材を含むギャザ部を有し、
    前記内装体の前記股下領域の最狭部における前記吸収体の幅方向の端部と、前記弾性部材とが、25mmから35mmの間隔であることを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  2. 前記ギャザ部が、その内部に1本当たり640デシテックスから1240デシテックスの太さであって、220%から280%の伸長率を有する複数の弾性部材を含むことを特徴とする請求項に記載のパンツ型吸収性物品。
  3. 前記ギャザ部が、前記弾性部材の収縮により身体側に立ち上がることを特徴とする請求項1又は2に記載のパンツ型吸収性物品。
  4. 前記バックシートが、防漏性、かつ、通気性を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のパンツ型吸収性物品。
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