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JP6410565B2 - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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JP6410565B2 - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特にシートにエアを吹き付けることによりシートを分離給送するようにしたものに関する。
従来、プリンタ、複写機等の画像形成装置においては、複数のシートが収納されたシート収容部からシートを1枚ずつ給送するシート給送装置を備えている。そして、このようなシート給送装置としては、シート収容部に収納されたシート束の端部にエアを吹き付けてシートを複数枚浮上させ、上方に配された吸着搬送ベルトにシートを1枚だけ吸着させて給送するエア給送方式のものがある(特許文献1参照)。
ここで、従来のエア給送方式のシート給送装置は、トレイ上にシートを支持して収納する収納庫の上部に設けられ、シートを吸着搬送する吸着搬送部と、収納されているシートの上部を浮上させると共に1枚ずつ分離するためのエア吹き付け部とを備えている。なお、吸着搬送部は、吸着搬送ベルトと、シートを吸着搬送ベルトに吸着させるための負圧を発生する吸着ファンと、吸着搬送ベルトの内側に配置され、吸着ベルトに形成されている吸引穴を介してエアを吸引するための吸引ダクトを備えている。さらに、吸着搬送部は、吸着動作をON/OFFするため、吸着ファンと吸引ダクトの間に配置されている吸着シャッタ等を備えている。
また、エア吹き付け部には、収納されているシート束の上部にエアを吹き付けるための捌きノズルと分離ノズルとを備え、各ノズルには分離ダクトを介して分離ファンからエアが送られるように構成されている。そして、分離ファンにより吸い込まれたエアは捌きノズルによりシートに向けて吹き付けられ、トレイ上に支持されているシート束の上部のうち数枚を浮上させる。また、分離ファンにより吸い込まれたエアは、分離ノズルにより、浮上した複数枚のシートのシート給送方向下流側端部に向けて吹き付けられる。これにより、浮上した複数枚のシートのうちの最上位シートを、上から2枚目以下のシートから分離して吸着搬送ベルトに吸着するようにする。
特開平7−196187号公報
ところで、このようなエア給送方式のシート給送装置においては、吹き付けるエアの量が少ない場合、図9の(a)に示すように最上位シートSaから、上から2枚目のシートSbを分離できず、シートの重送が発生する。一方、吹き付けるエアの量が多すぎると、図9の(b)に示すように、2枚目のシートSb及び3枚目以下のシートScが高く浮上し過ぎる。この場合、最上位シートSaに2枚目のシートSbが接触し、シート間の摺動抵抗が増すことにより、シートの重送が発生する。このように、シートを分離させるために吹き付けるエアの量が少ない場合、又はエアの量が多すぎる場合はシートの重送が発生する。
このため、重送を発生させることなくシートを給送するためには、吹き付けるエアの風量を適切に設定する必要がある。しかし、この適切なエアの風量は、シートのサイズや坪量等により異なることから、様々なシートを、重送を発生させることなく、浮上させて分離するためには、シートのサイズや坪量等に応じて吹き付けるエアの風量を変える必要がある。このため、例えば、従来、オペレータが状況に応じて、捌きエアと分離エアの風量を別々に調整できるようにしたものがある。しかし、設定されていないシートを給送する場合は、風量を最適に調整することが困難であることから、重送等の給送不良が発生する場合がある。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、給送するシートの種類に関わらずシートの給送不良の発生を低減することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シート給送装置において、シート束を支持する昇降可能なシート支持手段と、前記シート支持手段に支持されたシート束の側面にエアを吹き付けてシート束の上部の複数枚のシートを浮上させる浮上手段及び浮上した複数枚のシートの側面にエアを吹き付けて複数枚のシートのうちの最上位シートを分離する分離手段を備えたエア吹き付け手段と、分離された最上位シートをエアにより吸着して搬送する吸着搬送手段と、前記吸着搬送手段により最上位シートが搬送される際、前記浮上手段及び前記分離手段から吹き付けられるエアによる浮上したシートの浮上方向のばたつきの発生を検知するための検知手段と、所定枚数のシートが搬送される際、前記検知手段がシートのばたつきの発生を検知した搬送回数を計数する計数手段と、前記浮上手段及び前記分離手段のエア吹き付け量を変化させた状態で所定枚数のシートを搬送するシート搬送動作を所定回数行い、前記計数手段からの計数情報に基づき、前記検知手段がシートのばたつきの発生を検知した搬送回数が最多となる前記浮上手段及び前記分離手段の適切エア吹き付け量を求め、前記適切エア吹き付け量を求めた後は、前記エア吹き付け量が前記適切エア吹き付け量となるように前記浮上手段及び前記分離手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明のように、エア吹き付け量がシートのばたつきの発生を検知した搬送回数が最多となる適切エア吹き付け量となるように浮上手段及び分離手段を制御することにより、給送するシートの種類に関わらずシートの給送不良の発生を低減することができる。
本発明の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるプリンタの概略構成を示す図。 上記シート給送装置の構成を示す図。 上記シート給送装置の制御ブロック図。 上記シート給送装置の最上位シートが吸着された時の2枚目以降のシートのばたつき状態を表した図。 上記2枚目以降のシートがばたつくときの上下方向の移動量を表した図。 (a)は最適風量を求める際の探索テーブルを表す図、(b)は(a)の探索テーブルに基づく各設定に対するばたつき割合をまとめた図。 上記シート給送装置の分離エア及び捌きエアの風量を設定する制御を説明するフローチャート。 上記シート給送装置のシート給送の際の適切風量を求める際のサブルーチンを示すフローチャート。 従来のシート給送装置における、(a)は吹き付けるエアの量が少ない場合に発生するシートの重送を説明する図、(b)は吹き付けるエアの量が多すぎる場合に発生するシートの重送を説明する図。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるプリンタの概略構成を示す図である。図1に示すように、プリンタ100は、プリンタ本体101と、プリンタ本体101の上部に設けられ、自動原稿給送装置120により原稿載置台としてのプラテンガラス120aに載置された原稿Dを読み取る画像読取部130を備えている。そして、プリンタ本体101には画像形成部102と、画像形成部102にシートSを給送するシート給送装置103が設けられている。
ここで、画像形成部102には、感光体ドラム112、現像器113、レーザスキャナユニット111、感光体ドラム112と転写帯電器とにより構成される転写部118、定着部114等が設けられている。また、シート給送装置103は、OHT等のシートSを収容してプリンタ本体101に着脱自在な複数のシート収納部11及びシート収納部11に収納されたシートSを送り出す吸着搬送ベルト21等を備えている。なお、プリンタ本体101は、プリンタ本体101の画像形成動作及びシート給送装置103のシート給送動作を制御する画像形成制御部203を備えている。
次に、このような構成のプリンタ100の画像形成動作について説明する。プリンタ本体101に設けられている画像形成制御部203から画像読取部130に画像読取信号が出力されると、画像読取部130により原稿Dの画像が読み取られる。この後、レーザスキャナユニット111から、この電気信号に対応したレーザ光が感光体ドラム112上に照射される。このとき感光体ドラム112は、予め帯電されており、光が照射されることによって静電潜像が形成され、次いで静電潜像を現像器113によって現像することにより、感光体ドラム上にトナー像が形成される。
一方、画像形成制御部203から給紙信号がシート給送装置103に出力されると、シート収納部11に収納されたシートSが給送される。この後、給送されたシートSはレジストレーションローラ117により感光体ドラム上のトナー画像と同期を取って転写部118に送られる。次に、このように転写部118に送られたシートは、トナー像が転写され、この後、定着部114に搬送される。さらにこの後、定着部114により加熱及び加圧されることにより、シートSに未定着転写画像が永久定着される。そして、このように画像が定着されたシートは排出ローラ116によりプリンタ本体101から排紙トレイ119に排出される。
図2は、シート給送装置103の構成を示す図である。シート収納部11は、シートSを支持して昇降可能なシート支持手段であるトレイ12と、シートSのシート給送方向上流端である後端の位置を規制する後端規制板13と、シート給送方向下流端である先端の位置を規制する先端規制板17とを備えている。また、シート収納部11は、シートSのシート給送方向と直交する幅方向の位置を規制する側端規制板14を備えている。なお、トレイ12に積載支持されたシートの移動を規制する規制部である後端規制板13及び側端規制板14は、収納されるシートのサイズによって位置を任意に変えられるように構成されている。
シート収納部11は、プリンタ本体101から引き出し可能となっており、シート収納部11がプリンタ本体101から引き出されたときにトレイ12が所定の位置まで下降してシートの補充や交換等を行うことができる。なお、トレイ12は、後述する図3に示すステッピングモータ又はDCサーボモータ等のトレイ昇降モータM11により駆動される不図示の昇降機構により昇降される。
さらに、このシート収納部11の上部にはシートを1枚ずつ分離して給送するためのエア給紙方式のシート給送部(以下、エア給紙部という)150が配置されている。このエア給紙部150は、トレイ12に積載されたシートSを吸着搬送する吸着搬送部(吸着給送部)19と、トレイ上のシート束SAの上部部分を浮上させて捌くと共に、シートSを1枚ずつ分離するためのエア吹き付け部30とを備えている。
ここで、吸着搬送手段である吸着搬送部19は、ベルト駆動ローラ41に掛け渡されると共にシートSを吸着して図中右方向に給送する吸着搬送ベルト21と、シートSを吸着搬送ベルト21に吸着させるための負圧を発生する吸着ファン38を備えている。また、吸着搬送ベルト21の内側に配置され、吸着搬送ベルト21に形成されている不図示の吸引穴を介してエアを吸引するための吸着ダクト51を備えている。さらに、吸着ファン38と吸着ダクト51との間に配置され、吸着搬送ベルト21の吸着動作をON/OFFする吸着シャッタ37を備えている。なお、本実施の形態において、吸着搬送ベルト21は、幅方向に所定の間隔を持って複数配置されている。
また、エア吹き付け手段であるエア吹き付け部30は、シート束の上部の側面にエアを吹き付けて複数枚のシートを浮上させる浮上手段30aを備えている。また、エア吹き付け部30は、浮上した複数枚のシートの側面にエアを吹き付けて複数枚のシートのうちの最上位シートを、最上位シートの下に位置するシートから分離する分離手段30bを備えている。
この浮上手段30aは、捌きエアダクト32と、捌きエアダクト32の上端に設けられた捌きエアノズル33と、捌きエアダクト32の下部に設けられた第1ファンである捌きエアファン36を備えている。そして、捌きエアファン36によりエアを吸引して捌きエアノズル33からシート束の上部の側面に吹き付ける。また、分離手段30bは、分離エアダクト35と、分離エアダクト35の上端に設けられた分離エアノズル34と、分離エアダクト35の下部に設けられた第2ファンである分離エアファン31を備えている。そして、分離エアファン31によりエアを吸引して分離エアノズル34から浮上した複数枚のシートの側面に吹き付ける。
図3は、本実施の形態に係るシート給送装置103の制御ブロック図である。図3に示すように、画像形成制御部203には、エア給紙部150のエア給紙動作を制御する制御手段である制御部201が接続されている。この制御部201は、CPU211、制御に必要なシーケンス等が保存されたROM213、制御に必要な設定値等を保持するRAM212及び計数手段であるカウンタ214を備えている。
また、このCPU211には、ドライバ231を介してトレイ12を昇降させるトレイ昇降モータM11、吸着搬送ベルト21を駆動するベルトローラモータM12、後述する引抜きローラを駆動する引抜きローラモータM13が接続されている。また、このCPU211には、吸着ファン38を駆動する吸着ファンモータM14、捌きエアファン36を駆動する捌きファンモータM15、分離エアファン31を駆動する分離ファンモータM16が接続されている。さらに、CPU211には、後述するシートのばたつきを検知するためのシートばたつき検知部202が接続されている。なお、本実施の形態において、画像形成制御部203は、シート給送装置103を、制御部201を介して制御しているが、シート給送装置103を直接制御しても良い。
次に、制御部201によるシート給送装置103(エア給紙部150)のシート給送動作制御について説明する。まず、ユーザーがシート収納部11を引き出してトレイ上にシートSをセットし、この後、シート収納部11を格納すると、制御部201はトレイ昇降モータM11を駆動してトレイ12を上昇させる。この後、積載支持したシートと吸着搬送ベルト21との距離が給送可能な距離となる位置に達すると、制御部201は、トレイ昇降モータM11の駆動を停止し、トレイ12を停止させる。この後、画像形成制御部203からの給送を開始するためのシート給送信号に備える。
次に、シート給送信号が入力されると、制御部201は吸着ファンモータM14を駆動して吸着ファン38を回転させ、図2の矢印H方向にエアを吐き出す。この際、吸着シャッタ37は閉じられている。また、シート給送信号が入力されると、制御部201は、捌きファンモータM15及び分離ファンモータM16を駆動して捌きエアファン36及び分離エアファン31を回転させ、図2に示すように矢印C方向へエアを吸い込む。
そして、捌きエアファン36により矢印C方向に吸い込まれたエアは捌きエアダクト32を通過して捌きエアノズル33により矢印D方向に吹き出され、トレイ12上に積載されているシート束SAの上部部分のうち複数枚のシートを浮上させる。また、分離エアファン31により矢印C方向に吸い込まれたエアは分離エアダクト35を通過して分離エアノズル34により矢印E方向に吹き出され、捌きエアノズル33により浮上した複数枚のシートのうちの最上位シートSaを下のシートから分離させる。
次に、シート給送信号を検知してから所定時間が経過し、上位のシートの浮上が安定したところで、制御部201は不図示のソレノイドを駆動し、吸着シャッタ37を矢印G方向に回転させる。これにより、吸着搬送ベルト21に設けられた吸引穴からエアが吸引され、吸引力が発生する。この吸着力と、分離エアノズル34からの分離エアにより最上位のシートSaのみが吸着搬送ベルト21に吸着される。
次に、制御部201は、ベルトローラモータM12を駆動し、ベルト駆動ローラ41を矢印J方向に回転させる。これにより、吸着搬送ベルト21に吸着された状態で最上位のシートSaが搬送され、この後、引き抜きローラ対42により画像形成部に向けて送られる。
ところで、本実施の形態において、図3に示す制御部201は、捌きファンモータM15、分離ファンモータM16の回転数を個別に制御することにより、分離エアと捌きエアの風量をそれぞれ、独立して調節できるようになっている。なお、各ファンモータM15,M16はPWM制御されており、例えば捌きファンモータM15は、電圧24V、PWM制御100%で駆動すると、回転数を表す出力信号として200Hzのパルス信号を出力するようになっている。
ここで、本実施の形態において、分離搬送の制御条件である分離エア及び捌きエアの風量の設定を「シートの捌かれ度合い」に基づいて行なうようにしている。なお、「シートの捌かれ度合い」は、浮上シートのうち最上位シートSaの次の2枚目のシートSb及びそれ以降の複数枚のシートScのシート給送方向下流側端部の、図4に示す浮上方向である矢印Fで示す上下方向の移動の有無(ばたつきの有無)で判断する。
ここで、2枚目のシートSbが最上位シートSaから分離され、さらに2枚目のシートSb及びそれ以降のシートScが過浮上をしていない場合には、2枚目以降のシートSb,Scは拘束力を受けず上下に移動できる状態でエアを吹き付けられることになる。この場合、最上位シートSaが吸着されている時、2枚目以降のシートSb,ScはF方向にばたつく。
このため、予め設定した総給送回数に対して2枚目以降のシートSb,Scの、最上位シートSaが給送される際における、ばたつきが発生した回数の割合が高ければ高いほど、より適切な風量でシートが捌かれていることと判断することができる。即ち、所定枚数のシートを搬送する際、シートを1枚給送する毎にばたつき状態を判断し、予め設定されている総給送回数に対して各給送時に2枚目以降のシートがばたつき状態であった搬送回数が多いほど捌き性が良いと判断することができる。
そこで、本実施の形態においては、2枚目以降のシートSb,Scのばたつきの発生の有無を検知する検知手段であるシートばたつき検知部202を、既述した図3に示すように高速度カメラ222と画像処理部221とにより構成する。そして、高速度カメラ222を図4に示す撮影エリア151に設置し、この高速度カメラ222により、給送中のシートのシート給送方向下流側の側面からシートのばたつき状態を撮影する。なお、収納庫の中は暗いため不図示の光源も収納庫内に配置する。
そして、シート給送時、撮影エリア151において、2枚目以降のシートSb,Scのばたつきを動画で撮影する。この後、高速度カメラ222により撮影された画像情報である動画情報を画像処理部221に入力して処理し、処理した動画情報を捌かれ度合いの判断するCPU211に出力する。CPU211では、「シートの捌かれ度合い」を判断するため動画情報を解析し、2枚目以降のシートSb,Scの移動量を計算する。このとき、2枚目以降のシートのばたつきの発生の有無を判断する時間は、最上位シートSaが吸着搬送ベルト21に吸着されてから、給送を終了するまでの間とする。
CPU211は、最上位シートSaを給送する毎に2枚目以降のシートSb,Scが、例えば図5の(a)で示す破線のようにばたついたか、または(b)に示す実線のようにばたついていないかを判断する。そして、図5の(a)のように2枚目以降のシートSb,Scのばたつきが発生した場合には、カウンタ214のカウント値を+1とする。そして、このカウンタ214のカウント値からシートの総給送回数に対する2枚目以降のシートのばたついた割合を算出し、既述した図3に示すRAM212に記録する。ここで、総給送回数が多ければ多いほど、ばたついた割合の数値の信頼性は高まる。
ところで、このような2枚目以降のシートのばたつきの発生は、分離エア及び捌きエアの風量、すなわちエアの吹き付け量により変化する。そこで、本実施の形態では、分離エア及び捌きエアの風量(エア吹き付け量)を、捌きエアファン36及び分離エアファン31の回転数をCPU211によって制御することにより、2枚目以降のシートのばたつきが発生する回数が最多となる適切風量に設定する。
次に、このような分離エア及び捌きエアの風量の設定方法について説明する。本実施の形態では、予めRAM212に記憶されている初期値に対して、図6の(a)のような探索テーブルに応じて捌きエアファン36と分離エアファン31のPWM設定値を順次変更する。そして、変更した捌きエアファン36と分離エアファン31のPWM設定値により捌きエアファン36と分離エアファン31を駆動したときのばたつき割合を算出し、算出したばたつき割合を図6の(b)のようにRAM212に記録して行く。
そして、CPU211は探索テーブルに基づき、所定枚数のシートを搬送するシート搬送動作を所定回数行う探索が終了した後、各設定値のばたついた割合の中から、最もばたつき割合の高かった設定値を求め、RAM212に登録する。例えば、図6の(b)においては、9の風量設定の場合に、ばたつき割合が最大の100%となる、つまりシートを給送する際、2枚目以降のシートが必ずばたつくため、この条件を採用する。そして、次回から、シートを給送する時には登録した条件、すなわち9の風量設定を選択することにより、適切エア吹き付け量でシートにエアを吹き付けるようにする。
次に、分離エア及び捌きエアの風量を設定する制御について図7に示すフローチャートを用いて説明する。CPU211は、まずシートを給送する際、シートが風量設定されたシートか、すなわちシートが登録済みのシートかを判断する(S101)。ここで、シートが登録済みのシートの場合(S101のY)、登録済みのシートの給送条件を選択し(S107)、例えば図6の(b)の9の風量設定によりシートの給送動作を開始する(S109)。
また、シートが未登録のシート、すなわち風量設定されたシートでない場合には(S101のN)、最適風量調整モードに移行し(S103)、最適風量調整を行う。ここで、最適風量調整モードに移行すると、CPU211は、図6の(a)に示す探索テーブルに基づく最適風量(適切風量)の探索を行うため、図8に示すようにまず、高速度カメラ222により給送中のシートの動画を撮影する(S201)。そして、撮影動画を画像処理部221に出力し、画像処理部221において2枚目以降のシートのばたつきを分析する(S203)。この後、CPU211は、カウンタ214からの計数情報に基づき、シートの総給送回数に対する2枚目以降のシートのばたついた給送回数の割合を算出し、RAM212に記録する(S205)。
次に、探索が終了するまでは(S207のN)、探索テーブルに基づく最適風量の探索を順次行う。即ち、分離エア、捌きエアファンの回転数を個別に制御し、風量を変更する(S209)。そして、探索が終了すると(S207のY)、最もばたつき割合の高かった設定値を求めてRAM212に記憶に登録する(S211)。これにより、未登録のシートに対する最適風量調整モードが終了する(S213)。
このように最適風量調整モードが終了すると、オペレータは、求めた最適風量設定データにシート情報(銘柄、サイズ、坪量、表面性等)を追加登録し(S105)、シートを給送する場合は、この登録済みのシートの給送条件を選択する(S107)。これにより、シートを給送する際は、登録済みのシートの給送条件、すなわち最もばたつき割合の高い適切風量でシートにエアを吹き付ける。そして、この後、シートの給送動作を開始する(S109)。この際、シートには適切風量でエアが吹き付けられるため、浮上したシートは、確実にばたつくようになる。
以上説明したように、本実施の形態においては、浮上手段30a及び分離手段30bのエア吹き付け量を変化させ、シートのばたつきが発生した搬送回数が最多となる浮上手段30a及び分離手段30bの適切エア吹き付け量を求めるようにしている。そして、適切エア吹き付け量を求めた後は、エア吹き付け量が適切エア吹き付け量となるように浮上手段30a及び分離手段30bを制御するようにしている。これにより、浮上したシートは確実にばたつくようになって捌き性が向上し、この結果、シートの給送不良の発生を低減することができる。
なお、本実施の形態では、「シートの捌かれ度合い」を、総給送回数に対してばたつきが生じた給送回数の割合としていたが、「シートの捌かれ度合い」はこれに限定されるものではない。例えば、シートのばたつき量(移動量)の最大値を、図5のXの範囲内にあるか範囲外かで区別し、範囲外にある場合、すなわちシートの浮上方向の移動量が所定量以上となる回数に基づいて総給紙回数に対する割合を求めて、ばたついた割合としても良い。
11…シート収納部、12…トレイ、19…吸着搬送部、30…エア吹き付け部、30a…浮上手段、30b…分離手段、31…分離エアファン、33…捌きエアノズル、34…分離エアノズル、36…捌きエアファン、100…プリンタ、101…プリンタ本体、102…画像形成部、103…シート給送装置、150…シート給送部、201…制御部、202…シートばたつき検知部、211…CPU、214…カウンタ、221…画像処理部、222…高速度カメラ、M15…捌きファンモータ、M16…分離ファンモータ、Sa…最上位シート、Sb,Sc…2枚目以降のシート

Claims (6)

  1. シート束を支持する昇降可能なシート支持手段と、
    前記シート支持手段に支持されたシート束の側面にエアを吹き付けてシート束の上部の複数枚のシートを浮上させる浮上手段及び浮上した複数枚のシートの側面にエアを吹き付けて複数枚のシートのうちの最上位シートを分離する分離手段を備えたエア吹き付け手段と、
    分離された最上位シートをエアにより吸着して搬送する吸着搬送手段と、
    前記吸着搬送手段により最上位シートが搬送される際、前記浮上手段及び前記分離手段から吹き付けられるエアによる浮上したシートの浮上方向のばたつきの発生を検知するための検知手段と、
    所定枚数のシートが搬送される際、前記検知手段がシートのばたつきの発生を検知した搬送回数を計数する計数手段と、
    前記浮上手段及び前記分離手段のエア吹き付け量を変化させた状態で所定枚数のシートを搬送するシート搬送動作を所定回数行い、前記計数手段からの計数情報に基づき、前記検知手段がシートのばたつきの発生を検知した搬送回数が最多となる前記浮上手段及び前記分離手段の適切エア吹き付け量を求め、前記適切エア吹き付け量を求めた後は、前記エア吹き付け量が前記適切エア吹き付け量となるように前記浮上手段及び前記分離手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記浮上手段は、第1ファンによりエアを吸引してシート束の側面に吹き付けるものであり、
    前記分離手段は、第2ファンによりエアを吸引して浮上した複数枚のシートの側面に吹き付けるものであり、
    前記制御手段は、前記第1ファン及び前記第2ファンの回転数をそれぞれ変化させることによって前記浮上手段及び前記分離手段のエア吹き付け量を変化させて前記適切エア吹き付け量を求め、求めた前記適切エア吹き付け量となるよう前記第1ファン及び前記第2ファンの回転数を制御することを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1ファン及び前記第2ファンの回転数を変化させるためのテーブルを有し、前記テーブルに基づき前記第1ファン及び前記第2ファンの回転数を変化させて前記浮上手段及び前記分離手段のエア吹き付け量を変化させることを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  4. 前記検知手段は、
    浮上した複数枚のシートの側面を撮影するカメラと、
    前記カメラが撮影した画像情報を解析して前記浮上した複数枚のシートの浮上方向の移動の有無を示す信号を出力する分析手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記検知手段は、シートの浮上方向の移動量が所定量以上の場合に、シートのばたつきの発生を検知することを特徴とする請求項4記載のシート給送装置。
  6. シートに画像を形成する画像形成部と、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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