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JP6410994B2 - 仲介装置、仲介方法及び仲介プログラム - Google Patents
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JP6410994B2 - 仲介装置、仲介方法及び仲介プログラム - Google Patents

仲介装置、仲介方法及び仲介プログラム Download PDF

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Description

本発明は、仲介装置、仲介方法及び仲介プログラムに関する。
特許文献1及び2には、バイヤがWebでサプライヤの製品仕様及び評価情報を参照し、最適なサプライヤを選定する方式について開示されている。また、特許文献3には、バイヤの購入希望情報をWebに掲載し、サプライヤ側から取引きを実現する方式について開示されている。そして特許文献4では、バイヤとサプライヤの需要と供給に関する情報をマッチングし、双方に通知する方式について開示されている。
また、特許文献5には、生産拠点の生産計画情報を利用して複数の部品調達先から最適なコストのものを選び、製品にかかるコストを削減する方式について開示されている。また、特許文献6では、部品注文の際に在庫を持つ倉庫を検索し、輸送時間とコスト面で最適な倉庫から代理発送する商取引方式について開示されている。
特開2002−007647号公報 特開2015−219555号公報 特開2003−044707号公報 特開2015−099618号公報 特開2000−113051号公報 特開2006−176231号公報
インターネットを利用してサプライチェーンのバイヤとサプライヤが情報を交換し、希望の調達を実現するためには、上述の特許文献1から4で示される方式では、以下の2つの課題がある。
(1)特許文献1から3では、サプライヤの製品情報及び評価情報の共有に注力しており、バイヤ側の希望製品情報以外の情報、例えば評価情報等は共有されにくい。そのため、取引きはバイヤ有利で進みがちであり、不当な値切り等を行う悪質なバイヤを見抜くことができない。
(2)特許文献4のようなマッチング技術を活用して、バイヤの希望製品情報とサプライヤの製品情報を結びつける場合、確実に仕様が一致するものしか選出することができない。そのため、わずかな仕様変更で仕様を満たすことができるサプライヤの販売機会を創出することができない。
また、インターネットを利用してサプライチェーンのバイヤが最適なサプライヤから部品調達を行うためには、上述の特許文献5及び6で示される方式では、以下の2つの課題がある。
(3)特許文献5及び6では、バイヤは予め調達しようとする部品がどのサプライヤあるいは倉庫から調達可能かを把握し、その輸送手段の候補を決めておかなければならない。つまりオープンな市場のように常に商品や輸送手段が変化する状況では手間が増えてしまう。
(4)特許文献5及び6では、個々の取引における輸送を独立して扱う。よって複数の取引をまとめて扱うことで、輸送の効率化を図ることが可能な状況においても、個別発送によってコストが増加してしまう可能性がある。
本発明では、サプライヤの評価情報とバイヤの評価情報とを用いて、より公平な取引きの実現を目的とする。また、本発明では、これらの評価情報と、バイヤの希望する製品仕様と、サプライヤの製品仕様及び製造装置等に関する情報とを用いて、柔軟なマッチングを自動的に行い、より多くの購買機会を創出することを目的とする。また、本発明では、サプライヤが提供する製品情報と物流業者が提供する輸送条件情報と合わせて輸送時間及び輸送コストを計算することで、バイヤはトータルの価格と納期を比較してより柔軟な取引きを実現することを目的とする。
本発明に係る仲介装置は、
バイヤが購入を希望する購入希望製品の情報を含む購入希望情報と、サプライヤの企業の情報を表すサプライヤ企業情報と、サプライヤが供給する供給製品の情報を含むサプライヤ製品情報とを記憶する記憶部と、
前記購入希望情報に基づいて、前記サプライヤ企業情報からサプライヤを選出サプライヤとして選出し、前記選出サプライヤが供給する供給製品の仕様と前記購入希望製品の仕様とが一致する度合いを判定し、前記度合いが閾値より小さい場合に、前記選出サプライヤが供給する供給製品の仕様と前記購入希望製品の仕様との違いを分析し、分析結果に基づいて、前記選出サプライヤの供給製品の情報を前記サプライヤ製品情報から抽出するか否かを判定するマッチング部とを備えた。
本発明に係る仲介装置では、マッチング部は、購入希望情報に基づいて、サプライヤ企業情報からサプライヤを選出サプライヤとして選出し、選出サプライヤが供給する供給製品の仕様と購入希望製品の仕様とが一致する度合いを判定する。そして、マッチング部は、度合いが閾値より小さい場合に、選出サプライヤが供給する供給製品の仕様と購入希望製品の仕様との違いを分析し、分析結果に基づいて、選出サプライヤの供給製品の情報をサプライヤ製品情報から抽出するか否かを判定する。よって、本発明に係る仲介装置によれば、バイヤの購入希望情報を基に、バイヤの要求仕様を満たす能力又は可能性を持つサプライヤを、サプライヤ企業情報とサプライヤ製品情報から自動的に抽出することができる。
実施の形態1に係る仲介システム500及び仲介装置10の構成図。 実施の形態1に係る取引情報15の構成図。 実施の形態1に係るバイヤ評価情報12の構成図。 実施の形態1に係るサプライヤ評価情報16の構成図。 実施の形態1に係るバイヤ企業情報13の構成図。 実施の形態1に係るサプライヤ企業情報17の構成図。 実施の形態1に係る購入希望情報14の構成図。 実施の形態1に係るサプライヤ製品情報18の構成図。 実施の形態1に係るバイヤによる取引処理S100のフロー図。 実施の形態1に係るバイヤによる取引処理S100の別例を示すフロー図。 実施の形態1に係るサプライヤによる取引処理S200のフロー図。 実施の形態1に係るサプライヤによる取引処理S200の別例を示すフロー図。 実施の形態1の変形例に係る仲介装置10の構成図。 実施の形態2に係る仲介装置10aの構成図。 実施の形態2に係るマッチング処理S400のフロー図。 実施の形態3に係る仲介装置10bの構成図。 実施の形態3に係るトレンド通知処理S500のフロー図。 実施の形態4に係る仲介システム500c及び仲介装置10cの構成図。 実施の形態4に係るサプライヤ製品情報18cの構成図。 実施の形態4に係る物流情報19の第1物流情報191の構成図。 実施の形態4に係る物流情報19の第2物流情報192の構成図。 実施の形態4に係る仲介装置10cのサプライヤ製品提示処理のフロー図。 実施の形態5に係る仲介装置10cの輸送計算処理のフロー図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一又は相当する部分については、説明を適宜省略又は簡略化する。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を用いて、本実施の形態に係る仲介システム500及び仲介装置10の構成について説明する。
仲介システム500は、バイヤ20とサプライヤ30とが相互に評価し合い、その評価結果を参考にして、バイヤ20はサプライヤ30が供給する製品を探し、サプライヤ30はバイヤ20が希望している製品を探すシステムである。バイヤ20とサプライヤ30との各々は、1つ又は複数である。仲介システム500は、バイヤ20が備えるバイヤ端末21と、サプライヤ30が備えるサプライヤ端末31と、調達を仲介する仲介装置10とがインターネット40を介して接続する構成をとる。仲介装置10は複数あってもよいが、複数ある場合はそれぞれの装置が持つバイヤ20及びサプライヤ30に関するデータは共有できていなければならない。
図1において、仲介装置10は、取引部110と記憶部120とを備える。記憶部120には、バイヤ評価情報12、バイヤ企業情報13、購入希望情報14、取引情報15、サプライヤ評価情報16、サプライヤ企業情報17、サプライヤ製品情報18が記憶されている。バイヤ20のバイヤ端末21は、インターネット40を介して仲介装置10の取引部110と接続する。サプライヤ30のサプライヤ端末31もインターネット40を介して仲介装置10の取引部110と接続する。取引部110は、バイヤ評価情報12、バイヤ企業情報13、購入希望情報14、取引情報15、サプライヤ評価情報16、サプライヤ企業情報17、サプライヤ製品情報18を利用し、バイヤ端末21及びサプライヤ端末31からの要求に応じる。
次に、本実施の形態に係る仲介装置10の構成について説明する。
本実施の形態において、仲介装置10は、コンピュータである。仲介装置10は、プロセッサ910を備えると共に、記憶装置920、入力インタフェース930、出力インタフェース940、通信インタフェース950といった他のハードウェアを備える。記憶装置920は、メモリと補助記憶装置とを有する。
図1に示すように、仲介装置10は、機能構成として、取引部110と、記憶部120とを備える。以下の説明では、仲介装置10における取引部110を、仲介装置10の「部」の機能という。
仲介装置10の「部」の機能は、ソフトウェアで実現される。
また、記憶部120は、記憶装置920で実現される。
プロセッサ910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
プロセッサ910は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ910は、具体的には、CPU(Central Processing Unit)等である。
入力インタフェース930は、マウス、キーボード、タッチパネルといった入力装置と接続されるポートである。入力インタフェース930は、具体的には、USB(Universal・Serial・Bus)端子である。なお、入力インタフェース930は、LAN(Local・Area・Network)と接続されるポートであってもよい。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった表示機器のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、例えば、USB端子又はHDMI(登録商標)(High・Definition・Multimedia・Interface)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCD(Liquid・Crystal・Display)である。
通信インタフェース950は、レシーバとトランスミッタとを備える。具体的には、通信インタフェース950は通信チップ又はNIC(Network・Interface・Card)である。通信インタフェース950はデータを通信する通信部として機能する。レシーバはデータを受信する受信部として機能し、トランスミッタはデータを送信する送信部として機能する。
補助記憶装置は、具体的には、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、又は、HDD(Hard Disk Drive)である。メモリは、具体的には、RAM(Random Access Memory)である。記憶部120は、補助記憶装置により実現されてもよいし、メモリにより実現されてもよいし、メモリと補助記憶装置とにより実現されていてもよい。記憶部120の実現方法は任意である。
補助記憶装置には、「部」の機能を実現するプログラムが記憶されている。このプログラムは、メモリにロードされ、プロセッサ910に読み込まれ、プロセッサ910によって実行される。補助記憶装置には、OS(Operating System)も記憶されている。OSの少なくとも一部がメモリにロードされ、プロセッサ910はOSを実行しながら、「部」の機能を実現するプログラムを実行する。
仲介装置10は、プロセッサ910を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これらの複数のプロセッサは、「部」の機能を実現するプログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ910と同じように、プロセッシングを行うICである。
「部」の機能による処理の結果を示す情報、データ、信号値、及び、変数値は、メモリ、補助記憶装置、又は、プロセッサ910内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。なお、図1において、各部と記憶部とを結ぶ矢印は、各部が処理の結果を記憶部に記憶すること、或いは、各部が記憶部から情報を読み出すことを表している。また、各部を結ぶ矢印は、制御の流れを表している。
仲介装置10の「部」の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)といった可搬記録媒体に記憶されてもよい。
なお、仲介装置10の「部」の機能を実現するプログラムを仲介プログラム520ともいう。また、仲介プログラムプロダクトと称されるものは、仲介プログラム520が記録された記憶媒体及び記憶装置であり、見た目の形式に関わらず、コンピュータ読み取り可能なプログラムをロードしているものである。
次に、仲介装置10の記憶部120に記憶された各情報について説明する。
図2は、本実施の形態に係る取引情報15の構成を示す図である。
取引情報15は、図2に示すように取引ID41、日時42、バイヤ43、サプライヤ44、製品45、数量46、備考47の情報から構成される。取引ID41は、調達仲介システム500を利用して行われるバイヤとサプライヤ間の取引の全てに各々一意に付与されるIDである。日時42は、その取引が成立した日時であり、バイヤ43とサプライヤ44はそれぞれ取引の購入者と販売者である。製品45は、どの製品の取引が行われたのかを示す製品名であり、型番等でも代用される。数量46は、製品45がどの数量で取引されたかを示す。備考47は、その取引に記載すべきその他の情報である。具体的には、その取引が特別仕様での発注である、短納期注文である等の情報が記載される。取引情報15は、取引部110を利用してバイヤ20とサプライヤ30間で取引が行われた際に必ず記録され、取引部110を経由して他の情報と関連付けられる。
図3は、本実施の形態に係るバイヤ評価情報12の構成を示す図である。
バイヤ評価情報12は、バイヤを評価したバイヤ評価データ511を含む。バイヤ評価情報12は、バイヤが過去に購入した購入製品についてバイヤが要求した要求品質53と要求価格54と要求納期55との各々に対するバイヤ評価データ511を含む。
具体的には、バイヤ評価情報12は、図3に示すように取引ID51、評価日時52、要求品質53、要求価格54、要求納期55、備考56の情報から構成される。取引ID51は、取引情報15に記載の取引ID41と同一のものである。評価日時52は、サプライヤ30がこの評価を行った日時である。要求品質53、要求価格54、要求納期55は、それぞれバイヤ20がサプライヤ30に本取引で要求した品質、価格、納期である。
要求品質53、要求価格54、要求納期55には、「低」から「高」の情報、「短」から「長」の情報、「1」から「10」までの情報とその説明のための定性的又は定量的な情報とがバイヤ評価データ511として設定される。具体的には、要求品質53には、バイヤ評価データ511として、「高」及び「不良率0.1%未満」が設定されている。
備考56は、品質、価格、納期以外の面でバイヤ20に関して特筆すべき定性的又は定量的なバイヤ評価データ511が設定される。具体的には、備考56には、「品質クレーム数が多い」が設定される。
これらのバイヤ評価データ511は、取引後にサプライヤ30がバイヤ20に対して行った評価である。また、要求品質53、要求価格54、要求納期55、備考56に関しては、全ての項目を評価することは必須ではなく、可能な範囲でサプライヤ30がバイヤ20の評価を設定する。
図4は、本実施の形態に係るサプライヤ評価情報16の構成を示す図である。
サプライヤ評価情報16は、サプライヤを評価したサプライヤ評価データ610を含む。サプライヤ評価情報16は、サプライヤが過去に供給した供給済製品の供給済品質63と供給済価格64と供給済納期65との各々に対するサプライヤ評価データを含む。
図4に示すように、サプライヤ評価情報16もバイヤ評価情報12と同様に、取引ID61、評価日時62、供給済品質63、供給済価格64、供給済納期65、備考66の情報から構成される。これらのサプライヤ評価データ610は、取引後にバイヤ20がサプライヤ30に対して行う評価である。なお、要求品質53、要求価格54、要求納期55は、供給済品質63、供給済価格64、供給済納期65に対応する。
図5は、本実施の形態に係るバイヤ企業情報13の構成を示す図である。図6は、本実施の形態に係るサプライヤ企業情報17の構成を示す図である。
バイヤ企業情報13は、図5に示すように企業ID71、企業名72、製品73、卸先74、拠点75、部品納入方式76、規模77、備考78の情報から構成される。企業ID71は、各バイヤに一意に割り振られた識別子である。企業名72は、そのバイヤの名称である。製品73は、そのバイヤが製造している製品である。卸先74は、そのバイヤが製品73を納めている卸先の名称である。拠点75は、バイヤの製造拠点の場所であり、部品納入方式76は、その製造拠点でどのようにサプライヤが部品を納めているかである。規模77は、そのバイヤ企業の規模を示す金額(資本金或いは売上)である。備考78は、バイヤについてその他に記載すべき情報である。
図6に示すように、サプライヤ企業情報17もバイヤ企業情報13と同様に、企業ID81、企業名82、製品83、仕入先84、拠点85、生産設備86、規模87、備考88の情報から構成される。仕入先84は、サプライヤが部品を仕入れる取引先である。なお、仕入先84に記載された企業は、サプライヤとしてサプライヤ企業情報17に設定されている場合もある。また、生産設備86は、どのような生産設備がどのような状況で稼働しているかを示す情報である。
図7は、本実施の形態に係る購入希望情報14の構成を示す図である。
購入希望情報14は、バイヤが購入を希望する購入希望製品の情報を含む。購入希望情報14に含まれる購入希望製品の情報は、購入希望製品の購入条件でもある。
具体的には、購入希望情報14は、図7に示すように、購入希望製品ID91、企業ID92、部品名93、仕様94、希望価格95、希望数量96、希望納期97、備考98の情報から構成される。購入希望製品ID91は、バイヤの各購入希望製品に一意に割り振られた識別子である。企業ID92は、バイヤ企業情報13の企業ID71にある識別子である。部品名93は、バイヤが購入を希望する購入希望製品の名称である。仕様94は、その購入希望製品を説明する詳細仕様である。希望価格95は、購入希望製品の希望買取価格である。なお、希望価格95には、希望買取価格の付記情報として、価格に関してサプライヤに希望する評価に関するサプライヤ評価条件を設定してもよい。具体的には、希望価格95に、希望買取価格と、サプライヤの供給済価格のサプライヤ評価データ610が「低」かつ「市場価格の0.9倍以下」とを設定してもよい。希望数量96は、どのくらいその購入希望製品を必要としているかの数である。希望納期97は、いつまでにその部品が欲しいかである。希望納期97にも、納期に関してサプライヤに希望する評価に関するサプライヤ評価条件(短納期を希望等)を設定してもよい。
備考98は、それ以外の記載すべき購入希望部品についての情報である。具体的には、「納期優先」、「分納可」、品質に関してサプライヤに希望する評価に関するサプライヤ評価条件といった情報である。
図8は、本実施の形態に係るサプライヤ製品情報18の構成を示す図である。
サプライヤ製品情報18は、サプライヤが供給する供給製品の情報を含む。
具体的には、サプライヤ製品情報18は、図8で示すように、製品ID101、企業ID102、部品名103、仕様104、価格105、納期106、備考107の情報から構成される。製品ID101は、各供給製品に一意に割り振られた識別子である。企業ID102は、その供給製品を販売するサプライヤ企業情報17の企業ID81にある識別子である。部品名103は、そのサプライヤが販売する供給製品の名称である。仕様104は、その供給製品を説明する詳細仕様である。価格105は、その供給製品の販売価格であり、納期106はその供給製品の注文を受けてから届けるまでの納期である。備考107は、その他に記載すべき当該供給製品の情報である。
***動作の説明***
図9を用いて、本実施の形態に係るバイヤによる取引処理S100について説明する。また、図10を用いて、本実施の形態に係るバイヤによる取引処理S100について説明する。
<事前準備処理>
まず、事前に実行される事前準備処理について説明する。
予め、バイヤ20はバイヤ端末21から取引部110に接続し、バイヤ企業情報13及び購入希望情報14を可能な範囲で入力しておく。バイヤ企業情報13及び購入希望情報14は、記憶部120に記憶される。
サプライヤ30はサプライヤ端末31から取引部110に接続し、サプライヤ企業情報17及びサプライヤ製品情報18を可能な範囲で入力しておく。サプライヤ企業情報17及びサプライヤ製品情報18は、記憶部120に記憶される。
また、仲介装置10を通じてバイヤ20とサプライヤ30間で行われた取引については、取引部110が取引情報15に記録し、記憶部120に記憶する。また、その取引に関連する評価は、バイヤ20及びサプライヤ30の双方が、取引部110を通じてそれぞれサプライヤ評価情報16及びバイヤ評価情報12に入力する。
<バイヤによる取引処理S100>
取引処理S100は、バイヤがサプライヤを選定する処理であり、主に既製品の取引のための処理である。
取引処理S100において、取引部110は、サプライヤ製品情報18から供給製品の情報を抽出する供給製品抽出要求を取得する。供給製品抽出要求は、購入希望製品の条件を表す購入条件と、購入希望製品を供給するサプライヤに対してバイヤが希望するサプライヤ評価データ610の条件を表すサプライヤ評価条件とに基づいて、サプライヤ製品情報18から供給製品の情報を抽出する要求である。そして、取引部110は、購入条件とサプライヤ評価条件とサプライヤ製品情報18とサプライヤ評価情報16とに基づいて、サプライヤ製品情報18から供給製品の情報を抽出する。購入条件とサプライヤ評価条件とは、購入希望情報14に含まれる。
以下に、取引処理S100を具体的に説明する。
ステップS201において、取引部110は、バイヤ端末21からインターネット40を介して、購入希望情報14に記されている条件を満たす供給製品をサプライヤ製品情報18から検索する供給製品抽出要求を受信する。具体的には、バイヤ20はバイヤ端末21から取引部110に接続し、バイヤ20が入力した購入希望情報14の情報に記されている条件を満たす供給製品をサプライヤ製品情報18から検索する供給製品抽出要求を取引部110に送信する。
ステップS202において、取引部110は、供給製品抽出要求を受信すると、購入希望情報14とサプライヤ製品情報18とを参照し、購入希望情報14に記されている購入条件に合致する供給製品をサプライヤ製品情報18から検索する。購入条件に合致する製品があった場合(ステップS202でYES)、ステップS203に進む。購入条件に合致する供給製品がない場合(ステップS202でNO)、条件に合致する供給製品がないことをバイヤ端末21へ通知し(ステップS2021)、処理を終了する。
ステップS203において、取引部110は、条件に合致した供給製品の情報を合致製品情報として、バイヤ端末21に返信する。合致製品情報には、この供給製品を供給するサプライヤの企業名82と、部品名103、仕様104、価格105等バイヤ20が当該供給製品の購入を検討する上で必要な情報が含まれる。また、合致製品情報には、供給製品抽出要求に含まれるサプライヤ評価条件も含まれるものとする。このとき、取引部110は、この製品を提供するサプライヤのサプライヤ評価情報16及びサプライヤ企業情報17を合致製品情報に含めてもよい。
ステップS204において、バイヤ端末21は、合致製品情報を受信する。合致製品情報は、バイヤ20により精査され、そのサプライヤからその供給製品を購入するか否かの判定がなされる。このとき、バイヤは、購入しようと思う製品を販売するサプライヤのサプライヤ評価情報16及びサプライヤ企業情報17の参照を取引部110に要求し、サプライヤ評価条件等を用いて、そのサプライヤから供給製品を購入すべきか否かを判定する。或いは、サプライヤ評価情報16及びサプライヤ企業情報17が合致製品情報に含まれている場合は、合致製品情報に含まれるサプライヤ評価情報16及びサプライヤ企業情報17を参照して、購入すべきか否かを判定してもよい。
購入しないと判定された場合(ステップS204でNO)、処理を終了する。購入すると判定された場合(ステップS204でYES)、購入すると判定された供給製品をサプライヤ製品情報18から抽出された供給製品としてステップS205に進む。
或いは、図9のステップS202からステップS204の処理を、図10のステップS202aからステップS203aの処理に替えてもよい。図10のステップS202aでは、取引部110は、供給製品抽出要求に含まれる購入条件及びサプライヤ評価条件と、記憶部120に記憶されたサプライヤ製品情報18及びサプライヤ評価情報16を用いて、サプライヤ製品情報18から供給製品の情報を抽出する。例えば、取引部110は、供給製品抽出要求を取得すると、購入条件を満たし、かつ、サプライヤ評価データ610がサプライヤ評価条件を満たすサプライヤが供給する供給製品の情報をサプライヤ製品情報18から抽出してもよい。また、供給製品抽出要求には、サプライヤの企業データに関する条件を含ませてもよい。取引部110は、購入条件とサプライヤ評価条件とサプライヤの企業データに関する条件とに基づいて、サプライヤ製品情報18とサプライヤ評価情報16とサプライヤ企業情報17とを参照し、供給製品の情報をサプライヤ製品情報18から抽出してもよい。
抽出した供給製品があれば(ステップS203aでYES)、処理は図9のステップS205に進む。抽出する供給製品がなければ(ステップS203aでNO)、条件に合致する供給製品がないことをバイヤ端末21へ通知し(ステップS2021a)、処理は図9の終了に進む。
そして、取引部110は、抽出した供給製品の情報をバイヤ端末21に送信する。
本実施の形態では、取引情報15、バイヤ企業情報13、バイヤ評価情報12、サプライヤ企業情報17、及びサプライヤ評価情報16に、バイヤとサプライヤそれぞれが取引を検討する上で有用となる情報が付加されている。これにより、図10のステップS201からステップS204の処理、或いは、ステップS201からステップS203aの処理により、バイヤがサプライヤの供給製品を選ぶ際に、次のような効果が期待できる。
(1)サプライヤ企業情報17からその仕入先84を参照することにより、サプライチェーン構築時の最適化、すなわち地理的リスクの分散や同一サプライヤによるコスト削減等を図ることができる。
(2)サプライヤ企業情報17の拠点85を参照することにより、輸送の最適化、すなわちリードタイムの短縮や輸送コスト削減等を図ることができる。
(3)サプライヤ企業情報17の生産設備86を参照することにより、設備の稼働状況からサプライヤの生産能力の余力を計ることができる。
(4)サプライヤ企業情報17の規模87を参照することにより、バイヤの会社規模から発注の安全性を見積もることができる。
(5)サプライヤ企業情報17の備考88により、定量的に表せないメリットを活用することができる。
(6)サプライヤ評価情報16にある複数のバイヤからの当該サプライヤの供給済品質63、供給済価格64、供給済納期65に関する評価から、当該サプライヤとの取引を判定することができる。
(7)サプライヤ評価情報16の備考66から当該サプライヤの定量的に表せない良し悪しを知ることができる。
(8)さらに、統計処理され個々の取引が判別できないような形になった取引情報15からも、より客観的な当該サプライヤのパフォーマンス(取引回数、取引量、取引会社数、等)を知ることができる。
ステップS205において、バイヤ端末21は、取引部110を経由して、サプライヤ端末31に注文データを送信する。バイヤがサプライヤに注文する製品は、ステップS204において購入が決定された供給製品、或いは、ステップS202aにおいて取引部110により抽出された供給製品である。注文データには、この供給製品の部品名及び数量等が含まれる。
ステップS206において、バイヤとサプライヤ間の取引が開始され、取引部110は、注文データを取引情報15として記憶部120に記憶する。
取引完了後に、ステップS207において、取引部110は、バイヤ端末21及びサプライヤ端末31のそれぞれに取引相手を評価するか否かを判定させ。判定結果を受信する。
評価しないとの評価結果を受信した場合(ステップS207でNO)、処理を終了する。評価するとの評価結果を受信した場合(ステップS207でYES)、ステップS208に進む。
ステップS208において、取引部110は、バイヤ端末21或いはサプライヤ端末31から、取引相手の評価結果を受信し、記憶部120に記憶されているバイヤ評価情報12或いはサプライヤ評価情報16に設定する。
<サプライヤによる取引処理S200>
図11を用いて、本実施の形態に係るサプライヤによる取引処理S200について説明する。また、図12を用いて、本実施の形態に係るサプライヤによる取引処理S200について説明する。
取引処理S200は、サプライヤがバイヤを選定する処理であり、主に注文品の取引の処理である。
取引処理S200において、取引部110は、購入希望情報14から購入希望製品の情報を抽出する購入希望抽出要求を取得する。購入希望抽出要求は、サプライヤが供給する供給製品の条件を表す供給条件と、供給製品を供給する供給先であるバイヤに対してサプライヤが希望するバイヤ評価データ511の条件を表すバイヤ評価条件とに基づいて、購入希望情報14から購入希望製品の情報を抽出する要求である。そして、取引部110は、供給条件とバイヤ評価条件と購入希望情報とバイヤ評価情報とに基づいて、購入希望情報14から購入希望製品の情報を抽出する。供給条件は、例えば、サプライヤ製品情報18に設定されている供給製品の情報である。
以下に、取引処理S200を具体的に説明する。
ステップS301において、取引部110は、サプライヤ端末31からインターネット40を介して、購入希望情報14からサプライヤが供給可能な供給条件を満たす購入希望製品を検索する購入希望検索要求を受信する。具体的には、サプライヤはサプライヤ端末31から取引部110に接続し、購入希望製品を購入希望情報14から検索する購入希望検索要求を取引部110に送信する。
ステップS302において、取引部110は、供給条件とバイヤ評価条件と購入希望情報とバイヤ評価情報とに基づいて、購入希望情報14から購入希望製品の情報を抽出する。例えば、取引部110は、購入希望抽出要求を取得すると、供給条件を満たし、かつ、バイヤ評価データがバイヤ評価条件を満たすバイヤが購入を希望している購入希望製品の情報を購入希望情報14から抽出する。抽出すべき購入希望製品がない場合は(ステップS302でNO)、条件に合致する製品がないことをサプライヤ端末31へ通知し(ステップS3021)、処理を終了する。抽出すべき購入希望製品がある場合は(ステップS302でYES)、処理はステップS303に進む。
ステップS303において、取引部110は、抽出した購入希望製品の情報をサプライヤ端末31に送信する。
なお、購入希望抽出要求には、バイヤの企業データに関する条件を含ませてもよい。取引部110は、供給条件とバイヤ評価条件とバイヤの企業データに関する条件とに基づいて、購入希望情報14とバイヤ評価情報12とバイヤ企業情報13とを参照し、購入希望製品の情報を購入希望情報14から抽出する。
取引部110は、抽出した購入希望製品の情報をサプライヤ端末31に送信する。
或いは、図11のステップS301からステップS302を、図12のステップS301aからステップS304aに替えてもよい。図12のステップS301aからステップS304aの処理を行う場合は、まず、サプライヤは、サプライヤ端末31から取引部110に接続し、購入希望情報14からサプライヤが販売可能な供給条件に当てはまるものを探す(ステップS301a)。このとき、サプライヤは、バイヤ企業情報13の製品73や購入希望情報14の仕様94等を参考に、サプライヤが販売可能な供給条件に当てはまる購入希望製品の絞り込みを行う(ステップS302a)。絞り込んだ結果、購入希望製品がなければ(ステップS302aでNO)、処理は終了する。絞り込んだ結果、購入希望製品があれば(ステップS302aでYES)、処理はステップS303aに進む。
ステップS303aにおいて、絞り込んだ購入希望製品からサプライヤが販売可能な既存製品があれば(ステップS303aでYES)、処理はステップS305に進む。絞り込んだ購入希望製品からサプライヤが販売可能な既存製品がなければ(ステップS303aでNO)、処理はステップS304aに進む。
ステップS304aにおいて、新規の製品で対応する場合は、サプライヤは新たにサプライヤ製品情報18に新規製品を追加し、ステップS305に進む。
以上のように、図10のステップS301からステップS303の処理、或いは、ステップS301aからステップS304aの処理により、サプライヤは、供給条件とバイヤ評価データとバイヤ評価条件と購入希望情報とに基づいて、購入希望情報14より抽出した購入希望製品の情報を得ることができる。
上記の処理により、サプライヤがバイヤの購入希望製品を探す際に、次のような効果が期待できる。すなわち、購入希望製品を検索する際に、バイヤ企業情報13とバイヤ評価情報12と取引情報15とを参照することにより、注文を受けた際にかかる製品の値段以外のコストやリスクを見積り、最も自社の利益に繋がるバイヤを見つけることができる。
(1)具体的には、バイヤ企業情報13のバイヤの卸先74を参照することにより、自社技術の漏洩を防止する効果がある。
(2)バイヤ企業情報13の拠点75を参照することにより、地理的リスクの分散、輸送コストの削減等の効果がある。
(3)バイヤ企業情報13の部品納入方式76を参照することにより、自社の納品方式との適合性を確認することができる。
(4)バイヤ企業情報13の規模77を参照することにより、生産規模を見積ることができ、購入希望販売提案をバイヤに提示する際に遂行可能性を計ることができる。
(5)バイヤ企業情報13の備考78を参照することにより、定量的に表せないメリットを活用することができる。
(6)バイヤ評価情報12にある複数のサプライヤからのバイヤの要求品質53、要求価格54、要求納期55に関する評価から、当該バイヤとの取引を決める判断材料にすることができる。
(7)バイヤ評価情報12の備考56から当該バイヤの定量的に表せない良し悪しを知ることができる。
(8)そして、統計処理され個々の取引が判別できないような形になった取引情報15から、より客観的な当該バイヤのパフォーマンスを知ることができる。
ステップS305において、取引部110は、サプライヤ端末31から購入希望製品に対して販売可能であることを提案する購入希望販売提案を受信し、受信した購入希望販売提案をバイヤ端末21に送信する。この時点で、購入希望製品の購入を希望しているバイヤとサプライヤ間の取引が開始され、取引部110は、購入希望販売提案を取引情報15として記憶部120に記憶する。購入希望販売提案は、逆注文データともいう。
ステップS306において、バイヤ端末21は、購入希望販売提案を受信する。購入希望販売提案は、バイヤにより精査され、そのサプライヤからその製品を購入するか否かを判定がなされる。このとき、バイヤは、購入を希望する製品を販売するサプライヤのサプライヤ評価情報16及びサプライヤ企業情報17の参照を取引部110に要求し、サプライヤ評価情報16及びサプライヤ企業情報17を参照して、購入希望販売提案に含まれる購入希望製品を購入すべきか否かを判定する。
購入しないと判定された場合(ステップS306でNO)、処理を終了する。購入すると判定された場合(ステップS306でYES)、ステップS207に進む。
ステップS307において、バイヤ端末21は、取引部110を経由して、サプライヤに部品名及び数量等の注文データを送信する。
ステップS308において、バイヤとサプライヤ間の取引が開始される。なお、取引部110は、購入希望販売提案がバイヤ端末21に送信された時点で、購入希望販売提案を取引情報15として記憶してもよいし(ステップS305)、注文データを取引情報15として記憶部120に記憶してもよい(ステップS308)。
取引完了後に、ステップS309において、取引部110は、バイヤ端末21及びサプライヤ端末31のそれぞれに取引相手を評価するか否かを判定させ。判定結果を受信する。
評価しないとの評価結果を受信した場合(ステップS309でNO)、処理を終了する。評価するとの評価結果を受信した場合(ステップS309でYES)、ステップS310に進む。
ステップS310において、取引部110は、バイヤ端末21或いはサプライヤ端末31から、取引相手の評価結果を受信し、バイヤ評価情報12或いはサプライヤ評価情報16として記憶部120に記憶する。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る仲介システム500及び仲介装置10によれば、バイヤ、サプライヤがそれぞれ取引相手を見つけるために企業情報、購入希望情報、製品情報をWebに掲載することができる。また、過去行った取引の情報と共に取引相手への評価を保持し、これら全ての情報を参考にしてバイヤがサプライヤを、サプライヤがバイヤを選ぶことができる。
本実施の形態に係る仲介システム500及び仲介装置10によれば、サプライヤがバイヤの購入希望製品を抽出する際に、抽出する購入希望製品の購入を希望するバイヤのバイヤ評価情報を考慮に入れることができるので、より公平な取引を実現することができる。
また、本実施の形態に係る仲介装置10によれば、企業情報は取引を検討するために必要な企業名、製品分野、取引先、立地、設備その他条件、規模、等を含む。また、購入希望情報、製品情報には、取引を検討するために必要な製品名、製品仕様、価格、数量、納期、その他参考情報を含む。また、評価情報には、日時と、品質、価格、納期それぞれの定量的評価及び定性的評価、その他参考情報を含む。また、取引情報にはバイヤ、サプライヤ、製品名、数量、その他参考情報等を含む。
このように、本実施の形態に係る仲介装置10によれば、バイヤとサプライヤ双方が取引開始前又は取引中に相手の企業情報や評価を知ることで、トラブルの回避や調達の効率化を図ることができる。本効果が有効に発揮されるためには、双方が本方式を活用して取引を行うことと、取引後に相手の評価を実施することが重要となる。これらが欠けると、調達効率化に必要な様々なデータが不足し、取引時に参考にすることができなくなる。
本実施の形態に係る仲介システム500及び仲介装置10によれば、サプライチェーン構築及び運用効率化のために、サプライヤとバイヤそれぞれの評価情報をWebに掲載し、双方向マッチングを行うことでより対等で多くの調達を効率的に仲介することができる。
本実施の形態では、取引部はプロセッサ上で動作するプログラムにより実現されるとして説明したが、取引部の機能を有する取引サーバを用いてもよい。そして、記憶部に記憶された各情報はファイルサーバに格納され、ファイルサーバと取引サーバがネットワーク等により接続された構成により本実施の形態に係る仲介装置の機能を実現してもよい。
***他の構成***
本実施の形態では、仲介装置10の機能がソフトウェアで実現されるが、変形例として、仲介装置10の機能がハードウェアで実現されてもよい。
図13は、本実施の形態の変形例に係る仲介装置10の構成を示す図である。
図13に示すように、仲介装置10は、処理回路909、入力インタフェース930、出力インタフェース940、通信インタフェース950といったハードウェアを備える。
処理回路909は、上述した「部」の機能及び記憶部を実現する専用の電子回路である。処理回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又は、FPGA(Field−Programmable Gate Array)である。
仲介装置10は、処理回路909を代替する複数の処理回路を備えていてもよい。これら複数の処理回路により、全体として「部」の機能が実現される。それぞれの処理回路は、処理回路909と同じように、専用の電子回路である。
別の変形例として、仲介装置10の機能がソフトウェアとハードウェアとの組合せで実現されてもよい。すなわち、仲介装置10において一部の機能が専用のハードウェアで実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。
プロセッサ910、記憶装置920、及び、処理回路909を、総称して「プロセッシングサーキットリ」という。つまり、仲介装置10の構成が図4及び図12のいずれに示した構成であっても、「部」の機能及び記憶部は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
「部」を「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。また、「部」の機能をファームウェアで実現してもよい。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1との差異について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態1では、バイヤとサプライヤ双方が取引相手を自ら探す方法について説明した。しかしバイヤ及びサプライヤの数が増えるにつれ、バイヤの購入希望製品及びサプライヤの供給製品の数も膨大となる。
本実施の形態では、実施の形態1の構成にマッチング部130を追加することで、バイヤの需要とサプライヤの供給を事前に定めた方式で自動的にマッチングする仲介装置10aについて説明する。
***構成の説明***
図14は、本実施の形態に係る仲介装置10aの構成の示す図である。
本実施の形態では、実施の形態1の仲介装置10の機能構成に加えて、マッチング部130を備える。マッチング部130は、マッチングエンジンともいう。
本実施の形態では、マッチング部130は、バイヤ評価情報12、バイヤ企業情報13、購入希望情報14、取引情報15、サプライヤ評価情報16、サプライヤ企業情報17、サプライヤ製品情報18を用いて自動的にバイヤの購入希望とサプライヤの供給可能を結びつける。
***動作の説明***
図15を用いて、本実施の形態に係るマッチング処理S400について説明する。
ステップS401において、マッチング部130は、購入希望情報14に基づいて、サプライヤ企業情報17からサプライヤを選出サプライヤとして選出する。具体的には、マッチング部130は、購入希望情報14の1つの行である購入希望製品の情報(以下、処理対象購入希望とする)について、処理対象購入希望の仕様(以下、購入希望仕様とする)と近い製品分野を持つサプライヤをサプライヤ企業情報17から選出する。このとき、マッチング部130は、以下の情報等を参考に、購入希望仕様と近い製品分野のサプライヤを見つけ出す。
(A)処理対象購入希望のバイヤの取引情報15を参照し、過去に取引のあるサプライヤを選ぶ。
(B)処理対象購入希望のバイヤの製品73と類似する製品を販売するバイヤと取引実績があるサプライヤを選ぶ。
(C)上記(A),(B)と同じ製品83をサプライヤ企業情報17に持つサプライヤを選ぶ。
(D)処理対象購入希望の部品名93及び仕様94と類似する製品をサプライヤ製品情報18に持つサプライヤを選ぶ。
また、この段階で、マッチング部130は、サプライヤを選出するための特徴(購入希望情報14の部品名93、仕様94等)と、選出したサプライヤの候補リストとの組み合わせを、後の選出のために記憶部120に保存してもよい。
ステップS402において、マッチング部130は、選出サプライヤが供給する供給製品の仕様と購入希望製品の仕様、すなわち購入希望仕様とが一致する度合いを判定する。具体的には、マッチング部130は、サプライヤ製品情報18を用いて、選出サプライヤが販売する供給製品と購入希望仕様との仕様一致度合いを判定する。
ステップS403において、マッチング部130は、度合いが閾値より小さいか否かを判定する。例えば、閾値を100%とする。仕様の一致の度合いが100%の場合は完全一致、すなわち仕様を満たすと判定する。仕様の一致の度合いが100%より小さい場合は完全一致でない、すなわち仕様を満たさないと判定する。完全一致の場合、すなわち部品の仕様94、希望価格95等が、選出サプライヤのサプライヤ製品情報18に含まれる製品の仕様104、価格105等と完全に一致する場合(ステップS403でYES)は、ステップS407のマッチング成立に進む。
ステップS408において、マッチング部130は、マッチングした選出サプライヤ及びその供給製品をマッチング結果としてリストに加え、保存する。
ステップS410において、次の選出サプライヤがあれば、ステップS402に戻り処理を繰り返す。
ステップS403において、完全一致しない場合、処理はステップS404に進む。
ステップS404において、マッチング部130は、選出サプライヤの供給製品の仕様と購入希望仕様との違いを分析する。
ステップS405において、マッチング部130は、分析結果に基づいて、選出サプライヤの供給製品の情報をサプライヤ製品情報から抽出するか否かを判定する。具体的には、マッチング部130は、選出サプライヤの仕入先84や生産設備86等の情報から、選出サプライヤが不一致となっている仕様の箇所について、修正することにより仕様を満たすことができるかを判定する。例えば、仕入先84に選出サプライヤがどのような材料を仕入れているかの情報を(マッチング部130のみに開示する形でも可)記載し、生産設備86に材料加工のためにどのような設備やプロセスがあるかを(これもマッチング部130のみに開示でも可)記載する。このような情報を記載することにより、材料と設備の仕様を超えない範囲で生産プロセスを変更し、購入希望仕様に近づけることを試みる。また、仮に材料仕入先もサプライヤ製品情報18やサプライヤ企業情報17に登録されていれば、仕入れる材料の変更も視野に入る。
このような処理により、仕様の違いが調整(吸収)可能であるとマッチング部130が判断できれば(ステップS406でYES)、ステップS407のマッチング成立に進む。ステップS408において、マッチング部130は、マッチングしたサプライヤ及びその供給製品を提案という形で仕様の違いと共にマッチング結果に加え、リストに保存する。そして、マッチング部130はステップS410を実行する。
仕様の違いが調整(吸収)不可能であるとマッチング部130が判断した場合(ステップS406でNO)、ステップS409のマッチング不成立に進む。そして、ステップS410に進み、次の選出サプライヤがあれば処理を繰り返す。
選出サプライヤの全てについて処理が完了した後は、マッチング部130は、購入希望情報14の次の行があれば(ステップS411でYES)、ステップS401に戻り、購入希望情報14の次の行を処理対象購入希望として処理を繰り返す。
購入希望情報14の全ての行について処理が終了すると(ステップS411でNO)、処理はステップS412に進む。ステップS412において、マッチング部130は、処理対象購入希望を登録したバイヤ、マッチング結果に記載されている各サプライヤの一方或いは両方にマッチング結果を通知する。ここで、マッチング結果自体は機密性の高い情報であるため、サプライヤ側には当該サプライヤ以外の情報は知らせず、またバイヤ側にもサプライヤ側の非公開としている情報は通知せず、あくまで取引可能性のある相手がいることを伝える。またバイヤとサプライヤはそれぞれへの通知に対して、相手の評価によるフィルタをかけることも可能である。これは、閾値を下回る相手がマッチングした場合でも、その相手は候補から除外した上で通知することを意味する。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る仲介装置10aによれば、バイヤの購入希望情報を基に、その寸法、機能、価格等の要求仕様を満たす能力又は可能性を持つサプライヤを、サプライヤ企業情報とサプライヤ製品情報から自動的に抽出することができる。そして、一致度合い及び仕様差異を、機密性のある情報については抽象化した状態でバイヤ、サプライヤ又はその両者に通知することができる。なお、サプライヤ企業情報は生産設備、仕入先等を含む情報であり、サプライヤ製品情報は、製品ラインナップ及びそれらの仕様等を含む情報である。
本実施の形態に係るマッチング部130は、予め登録されている情報から自動的にバイヤの購入希望とサプライヤの提供可能とを結びつけるので、以下の効果がある。
(1)1つ目は、マッチングの手間の削減とマッチング範囲の拡大である。バイヤの購入希望情報とサプライヤの製品情報が増えるに従い、人手でこれらを結びつけることは容易ではなくなる。よってバイヤは人手でサプライヤ選定を行った場合、どうしても今まで取引を行ったことのあるサプライヤを中心に調査を行い、限られた範囲のサプライヤのみから調達を行うことになる。しかし、本実施の形態のマッチング処理をマッチングエンジンが自動的に行うことで、人手ではたどり着かなかった取引先、思いつかなかった取引先等も候補として検討することができる。
(2)2つ目は、機密性を保ったままでの効率の良いサプライヤ選定を実現することができる。人手で選定作業を実施した場合、どうしても相手に見られて良い公開情報から候補を選出し、そこから電話やメール等で直接交渉にあたる必要があった。しかし、本実施の形態のように、生産設備や取引先等の一部の情報を非公開(マッチングエンジンのみ参照可能)の形で登録することで、競合他社に自社の機密情報を知られることなく、効率よくマッチングを行うことができる。ただしこれらの機密情報は、マッチングの範囲(バイヤの要望に応えられる可能性を持つサプライヤの数)を増やすことができる反面、取り扱いに注意しなければその会社の操業に重大な影響を及ぼす可能性がある。本実施の形態を使用した場合のバイヤ側のメリットは、使用しない場合と比べて直接サプライヤの機密情報を参照することなく多くのサプライヤ候補を抽出できることにある。また、サプライヤ側のメリットは、多くのバイヤの購入希望から自社が対応できそうなものを簡単に選出できることである。
本実施の形態も、実施の形態1と同様に、より多くの情報が登録されている状態で一番良いマッチング結果を出すことができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、主に、実施の形態1,2との差異について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1,2で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態1では、バイヤとサプライヤ双方が他方の評価を参考にしながら取引相手を探す方法について説明した。また、実施の形態2では、それに加えて双方が予め登録した情報からマッチング部130が自動的に、潜在分の取引相手も含む取引相手を見つける方法について説明した。
本実施の形態では、バイヤの購入希望をきっかけとする受動的な購買機会の創出ではなく、現在行われている他社の取引情報から自社の仕入先や生産設備を見直し、能動的に購買機会を創出する方法について説明する。
***構成の説明***
図16は、本実施の形態に係る仲介装置10bの構成の示す図である。
本実施の形態では、実施の形態2の仲介装置10bの機能構成に加えて、トレンド分析部140を備える。トレンド分析部140は、トレンド分析エンジンともいう。
トレンド分析部140は、取引情報15や購入希望情報14を参照して、現在どのような仕様の製品が必要とされているかを分析する。そして、トレンド分析部140は、分析結果に基づき、求められている仕様と近い製品を販売しているサプライヤにトレンドを通知する。すなわち、トレンド分析部140は、取引情報15と購入希望情報14とに基づいて、取引される傾向にあるトレンド製品を抽出する。トレンド分析部140は、トレンド製品の仕様とサプライヤが供給する供給製品の仕様とに違いがある場合に、違いを分析する。トレンド分析部140は、分析結果に基づいて、サプライヤに対してトレンド製品に関するトレンド通知を通知する。
***動作の説明***
図17を用いて、本実施の形態に係るトレンド通知処理S500について説明する。
ステップS501において、トレンド分析部140は、取引情報15及び購入希望情報14に基づいて、どういった製品がよく取引されているかを分析する。具体例としては、トレンド分析部140は、取引情報15及び購入希望情報14に登録されている製品を製品分野ごとに分け、製品分野ごとに取引数及び購入希望数をカウントする等により、取引される傾向を分析する。
ステップS502において、トレンド分析部140は、取引される傾向にあるトレンド製品を抽出する。具体的には、トレンド分析部140は、ステップS501の分析結果と、過去の分析結果とを比較し、特に、取引量の多い製品、取引量が増加傾向にある製品の2種類を絞り込む。ここで、絞り込んだ2種類の製品をトレンド製品とする。
ステップS503において、トレンド分析部140は、サプライヤ企業情報17に基づいて、サプライヤがトレンド分析を希望しているか否かを判定する。具体例として、サプライヤ企業情報17がトレンド分析を希望するか否かのトレンド分析希望項目を有するものとする。トレンド分析部140は、このトレンド分析希望項目を参照することによりサプライヤがトレンド分析を希望しているか否かを判定する。
サプライヤがトレンド分析を希望していない場合(ステップS503でNO)、サプライヤ企業情報17の次のサプライヤについて、トレンド分析の希望を判定する。サプライヤがトレンド分析を希望している場合(ステップS503でYES)、処理はステップS504に進む。
ステップS504において、トレンド分析部140は、当該サプライヤが、上述の2種類のトレンド製品と近い仕様の製品を販売しているか判定する。当該サプライヤがトレンド製品と一致する製品を販売している場合(ステップS504でYES)、ステップS507に進む。このとき、トレンド分析部140は、図15で説明したステップS401からステップ403と同様の処理により、当該サプライヤがトレンド製品と近い仕様の製品を販売しているか、また、完全一致かを判定してもよい。
ステップS507において、トレンド分析部140は、サプライヤにトレンドと一致した仕様の製品の需要が多い、又はこれらの製品が増加していることを示すトレンド通知を通知する。
当該サプライヤがトレンド製品と一致する製品を販売していない場合(ステップS504でNO)、ステップS505に進む。
ステップS505において、トレンド分析部140は、トレンド製品と当該サプライヤの供給製品との仕様の差異を分析する。すなわち、トレンド分析部140は、トレンド製品と一致はしないが近い仕様の製品を販売しているか、また、トレンド製品との仕様の差異は当該サプライヤにより調整可能であるかを分析する。
ステップS506において、トレンド分析部140は、トレンド製品と一致はしないが近い仕様の製品を販売しており、仕様の差異は調整可能であると判定した場合(ステップS506でYES)、ステップS507に進む。ステップS507において、トレンド分析部140は、当該サプライヤに、仕様の差異の調整による受注増加見込みを示すトレンド通知を通知する。このとき、トレンド分析部140は、図15で説明したステップS404からステップ406と同様の処理を用いて、トレンド製品と当該サプライヤの供給製品との仕様の差異の分析と、仕様の差異は当該サプライヤにより調整可能であるかの判定とを行う。
仕様の差異は調整不可能と判定した場合(ステップS506でNO)、ステップS508に進む。
ステップS508において、トレンド分析部140は、次のサプライヤがあれば、ステップS503に戻り、処理を繰り返す。
上記手順を、トレンド分析を希望する全てのサプライヤに対して実施する。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る仲介装置10bによれば、バイヤ、サプライヤ間の過去の取引又は現在掲載中の購入希望情報から、取引の多い或いは増加傾向にある製品を自動的に抽出することができる。そして、そのトレンド情報を知ることで更なる生産性の改善や生産規模の拡大が図れる。
本実施の形態に係るトレンド分析部140によれば、自動的に世の中の取引の傾向について分析することかでき、次のような効果がある。
(1)サプライヤはバイヤから欲しい製品を聞き出す、或いはどういった製品が欲しいか調査しなくても、トレンド分析部の分析結果を得ることで、現在売れている、或いは今後売れる製品の仕様が分かる。これも、バイヤ各社に欲しい部品を尋ねても機密性や曖昧さが原因ではっきりとした回答を得られないところを、トレンド分析部が多くの取引や購入希望情報から抽出した傾向という形で利用することで、上述の問題を回避しつつどのような製品の販売に注力すべきかを知ることができる。例えばこのようなことは、今までは商社や情報分析企業が独自のノウハウにより行っていたことだが、本実施の形態により取引に関わる誰もが匿名でトレンドを知ることが可能となる。更にこれらは、情報として個々の企業を特定できない形で匿名化し、一般的なトレンド情報として販売することも可能となる。
(2)また、サプライヤは自社の製造工程に余力がある場合や、規模拡大のための拡張を考えている場合に、どの箇所にどの程度、どういった方法で製造工程を変更すべきかを、トレンド情報から知ることができる。これは、サプライヤが自社製品の中で需要が先細りしている製品に割いていた生産能力を、今後需要が増大する見込みのある製品(仕様)に転換するアドバイスとなる。世間で多く取引され、需要が拡大している製品であれば、特殊な技術やノウハウが必要とされるものでなければサプライヤが新規に参入し、販売先を獲得することも可能である。この際、予め登録してある生産設備情報や仕入先情報から、最小限の変更で受注を獲得できる可能性のあるサプライヤを、トレンド分析部は見つけ出すことができる。これにより、製造業全体で見た場合に無駄の少ない効率的な生産と設備投資を実現できる。
なお、トレンド分析で気をつけなければならないのは、そのトレンド分析結果を同時に大量に通知することによって、需要が不必要に乱高下する可能性があることである。この点に注意し、本実施の形態では、トレンド分析結果を通知する範囲を製品分野、企業規模等のパラメータで限定すべきである。また、トレンド分析結果には個々の企業の特定につながる情報は含まれるべきではないので、サプライヤに通知する前に匿名化・抽象化する必要がある。
実施の形態4.
本実施の形態では、主に、実施の形態1及び2との差異について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1から3で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、サプライチェーンの構築及び運用の効率化のために、複数の取引にまたがって商品の輸送時間及び費用を含めた全体の納期及び価格を最適化することができる仲介システム500c及び仲介装置10cについて説明する。
***構成の説明***
図18を用いて、本実施の形態に係る仲介装置10cの構成について説明する。図18において、実施の形態2で説明した図14と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図18において図14と異なる点は、仲介装置10cが物流業者端末492とインターネット40を介して接続されている点である。物流業者491は物流業者端末492を備える。また、仲介装置10cは、機能構成部として、物流エンジン部150を備える。また、仲介装置10cは、記憶部120に物流情報19を備える。物流情報19は、第1物流情報191と第2物流情報192とを有する。また、記憶部120に記憶されているサプライヤ製品情報18cは、実施の形態1で説明したサプライヤ製品情報18に製造地106cの情報が追加されている。
図18の仲介装置10cは、バイヤ20が、サプライヤ30と物流業者491の登録情報とに基づいて、最適な調達先と調達する製品を探すために用いられる。仲介システム500では、1つ又は複数のバイヤ20、サプライヤ30及び物流業者491と、調達を仲介する仲介装置10cとがインターネット40を介して接続される。仲介装置10cは複数あってもよいが、複数ある場合はそれぞれの装置が持つサプライヤ及び物流業者に関するデータは共有できていなければならない。
取引部110は、バイヤ評価情報12、バイヤ企業情報13、購入希望情報14、取引情報15、サプライヤ評価情報16、サプライヤ企業情報17、サプライヤ製品情報18c、マッチング部130、物流情報19、及び物流エンジン部150を利用し、バイヤ端末21、サプライヤ端末31あるいは物流業者端末492からの要求に応じる。
図19は、本実施の形態に係るサプライヤ製品情報18cの構成図である。図19において、実施の形態1で説明した図8と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
サプライヤ製品情報18cは、サプライヤが供給する供給製品の輸送条件185を含む。サプライヤ製品情報18cは、供給製品の輸送条件185として、供給製品の大きさ及び重量と、供給製品の製造地とを含む。
サプライヤ製品情報18cでは、図8の仕様104の内容に、製品の縦、横及び奥行きそれぞれの大きさと、重量とを明記する。また、図8のサプライヤ製品情報18に加えて、各製品の製造地106cを明記する。
仕様104の縦、横、奥行きの大きさは製品の梱包状態での外寸を表し、重量は梱包状態での重さを表す。これらの情報は供給製品の輸送条件を決定する際に使用する供給製品の輸送条件185の例である。また、製造地106cは製品の製造場所を表し、バイヤが購入した際の発送元となる。製造地106cも供給製品の輸送条件185の例である。
図20は、本実施の形態に係る第1物流情報191の構成図である。図21は、本実施の形態に係る第2物流情報192の構成図である。物流情報19は、第1物流情報と第2物流情報とを組み合わせた情報である。
物流情報19は、物流業者491を識別する物流識別子201と、物流業者491が輸送する際の輸送条件195とが対応付けられている。輸送条件195には、発送元208と発送先209と輸送費用210と輸送所要時間211とがある。
第1物流情報191は、物流識別子201、物流業者名202、サイズ203、重量204、備考205、及び輸送区分206の情報から構成される。サイズ203、重量204、及び備考205は、物流業者名202が輸送する際の輸送条件195の例である。
第2物流情報192は、輸送区分207、発送元208、発送先209、輸送費用210、輸送所要時間211、及び発送時刻212の情報から構成される。物流識別子201は輸送条件195を決定するために割り振られた一意の識別子である。物流業者名202は、当該物流を担当する業者名である。サイズ203は、輸送時の輸送単位での格納容器の大きさ、具体的には縦、横、及び奥行きを示す情報である。重量204は、当該格納容器に積載可能な重量である。備考205は、低温輸送等その他の輸送条件に関する情報が設定される。輸送区分206は、図21で示される発送元208から発送先209までの輸送区間、輸送費用210及び輸送所要時間211との関係を示す情報である。つまり、図21の輸送区分207は図20の輸送区分206と同じ情報である。発送元208は、輸送開始地点の場所情報である。発送先209は、輸送終了地点の場所情報である。輸送費用210には、サイズ203から発送先209で示される輸送条件195のもとでの輸送の費用である。輸送所要時間211は同じくサイズ203から発送先209で示される輸送条件のもとでの輸送にかかる時間である。発送時刻212は、当該輸送が発送される時刻情報である。
物流エンジン部150は、サプライヤ製品情報18cと物流情報19とに基づいて、取引部110により抽出された購入希望製品の輸送条件を満たす物流業者491を選択する。また、物流エンジン部150は、選択された物流業者491が取引部110により抽出された購入希望製品を発送元から発送先まで輸送する際の、輸送費用及び輸送所要時間を算出する。物流情報19には、選択された物流業者291を識別する物流識別子201と発送元209と発送先209と輸送費用210と輸送所要時間211とが対応付けられている。
***動作の説明***
図22を用いて、本実施の形態に係る仲介装置10cのサプライヤ製品提示処理について説明する。
まず、事前に実行される事前準備処理について説明する。
実施の形態1で説明した事前準備処理に加え、サプライヤ製品情報18cの設定と、物流情報19との設定処理を行う。
サプライヤ30はサプライヤ端末31から取引部110に接続し、実施の形態1と同様に、サプライヤ製品情報18cを可能な範囲で入力しておく。
また、物流業者491は物流業者端末492から取引部110に接続し、物流情報19を可能な範囲で入力しておく。
図22のサプライヤ製品提示処理は、仲介装置10cが、輸送費用及び輸送所要時間を考慮してサプライヤ30を選定し、バイヤ20に提示する処理である。
ステップS601において、取引部110は、バイヤ端末21からインターネット40を介して、購入希望情報14に記されている条件を満たす供給製品をサプライヤ製品情報18cから検索する供給製品抽出要求を受信する。具体的には、バイヤ20はバイヤ端末21から取引部110に接続し、バイヤ20が入力した購入希望情報14の情報に記されている条件を満たす供給製品をサプライヤ製品情報18cから検索する供給製品抽出要求を取引部110に送信する。
ステップS602において、取引部110は、供給製品抽出要求に合致するサプライヤ製品を、サプライヤ製品情報18cから検索する。ここで、供給製品抽出要求に合致するサプライヤ製品がない場合は、処理を終了する。供給製品抽出要求に合致する製品があった場合、ステップS603に進む。ここで、供給製品抽出要求に合致する製品を合致製品とする。合致製品は、取引部110により抽出された購入希望製品の例である。なお、ステップS601からステップS602の処理は、実施の形態1の図9のステップS201からステップS202の処理と同様の処理である。
ステップS603において、取引部110は、合致製品についてサプライヤ製品情報18cに記載されている仕様104を物流エンジン部150に通知する。そして、物流エンジン部150は、仕様104に当てはまるサイズ203及び重量204を輸送条件195とする物流識別子201を第1物流情報191から抽出する。
ステップS604において、物流エンジン部150は、バイヤ企業情報13とサプライヤ製品情報18cの製造地106cとから、発送元と発送先をそれぞれ決定する。また、物流エンジン部150は、ステップS203で該当した物流識別子201の輸送区分206と発送元208及び発送先209から、輸送費用210と輸送所要時間211とを決定する。
ステップS605において、物流エンジン部150は、全ての合致製品について処理が終了したか否かを判定する。全ての合致製品について処理が終了した場合、ステップS606に進む。未処理の合致製品がある場合、ステップS603に戻る。
ステップS606において、物流エンジン部150は、合致製品と、合致製品の輸送費用及び輸送所要時間とをバイヤ端末21に送信する。具体的には、物流エンジン部150は、合致製品を輸送する際の輸送費用と輸送所要時間とを、合致製品に対応するサプライヤ企業情報17及びサプライヤ製品情報18cとともにバイヤ端末21へ送信する。この場合、物流エンジン部150は、合致製品の合計価格と合計納期として送信しても良いし、個別に送信しても良い。
***本実施の形態の効果の説明***
本実施の形態に係る仲介装置10cでは、サプライヤ製品情報に、仕様104の外寸情報と製造地の情報を記載する。また、仲介装置10cでは、物流情報に、輸送にかかるサイズ、重量、輸送区間に対する輸送費用及び輸送所要時間の情報を設定する。よって、本実施の形態に係る仲介装置10cによれば、バイヤはサプライヤ製品検索と同時に輸送費及び輸送所要時間を知ることができる。よって、本実施の形態に係る仲介装置10cによれば、利用者は、製品と輸送との個別見積りから解放され、トータルとして見た場合に最も適した製品を素早く見つけることができる。
本実施の形態に係る仲介装置10cは、法人顧客ビジネス、いわゆるBtoBの製品調達において、新規調達先を探す際に有効である。なお、仲介装置10cは、個人顧客ビジネス、いわゆるBtoCのように頻繁に調達先が変わる場合には特に有効となる。利用者は価格を優先すべきか、納期を優先すべきかを決め、その条件に合う製品調達先を一度の処理で見つけることができる。また、利用者はあるサプライヤ製品に対して複数の輸送手段を候補としてリストアップすることが可能になるため、調達する製品が既に決まっている場合でもコスト削減や時間短縮に効果的である。
また、本実施の形態に係る仲介装置10cは、実施の形態2で説明したように、マッチング部130が予め登録されている購入希望情報14を基に、条件に一致するサプライヤ製品をサプライヤ製品情報18cから自動的に検索する際にも適用することができる。具体的には、条件として輸送費用込みでの価格あるいは輸送所要時間込みでの納期を指定することで、トータルとして条件に当てはまる製品を自動的に選出することができる。
実施の形態5.
本実施の形態では、主に、実施の形態4との差異について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1から4で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態4では、バイヤがサプライヤから調達する製品を探す方法について説明した。しかし物流業者からすると、効率化のためになるべく近い輸送区間の輸送をまとめて発送したいという要望がある。そして、まとめて発送することが実現した場合、まとめて発送される製品の送料は分担されるため、1つあたりの送料を低く抑えることができる。
***構成の説明***
本実施の形態に係る仲介システム500c及び仲介装置10cの構成は、実施の形態1から4で説明したものと同様である。
なお、本実施の形態において、取引情報15は、バイヤとサプライヤとの間で取引が確定した取引製品の情報を表す取引データの例である。
本実施の形態において、物流エンジン部150は、取引情報15と物流情報19とに基づいて、取引情報15から、バイヤが注文した注文製品を同梱可能な取引製品を抽出する。また、物流エンジン部150は、注文製品と取引製品とを同梱して輸送した場合の輸送費用及び輸送所要時間とを算出する。
***動作の説明***
図23を用いて、本実施の形態に係る仲介装置10cの輸送計算処理について説明する。
本実施の形態に係る輸送計算処理は、新規にバイヤが注文製品を注文しようとする際の処理である。物流エンジン部150は、確定済み注文を取引情報15から検索し、以下の処理を順番に実施する。確定済み注文を取引製品とする。
ステップS701において、物流エンジン部150は、発送元208、発送先209及び備考205に記載の輸送条件が注文製品と同じ物流情報19について、注文製品を取引製品と同梱できる空きスペースがあることを示しているか否かについて検索する。具体的には、物流エンジン部150は、発送元208、発送先209及び備考205に記載の輸送条件が同じで、かつ、注文製品を同梱できる空きスペースがある物流識別子201を抽出する。物流エンジン部150は、注文製品に対応するサプライヤ製品情報18cの仕様104に記載の外寸を注文数分とした大きさを注文製品の大きさとする。物流エンジン部150は、注文製品の大きさと物流情報19のサイズ203とを比較し、注文製品の大きさのスペースが確保できるとともに、重量も範囲内に収まるかを評価する。
物流エンジン部150は、注文製品の大きさのスペースが確保できるとともに、重量も範囲内に収まる場合に、空きスペースありと判定する。
ステップS702において、空きスペースがある場合、ステップS703に進む。ステップS702において、空きスペースがない場合、ステップS705に進む。
ステップS703において、物流エンジン部150は、空きスペースに注文製品を同梱して輸送するように調整する。物流エンジン部150は、空きスペースに注文製品を同梱して輸送した場合の輸送回数とコストとを算出する。注文製品を同梱して輸送した場合は、輸送回数とコストとが削減される。
ステップS704において、物流エンジン部150は、確定済み注文である取引製品の輸送費用についても新規注文分と分担されるため、取引部110は確定済み注文を行ったバイヤ20に輸送費用が下がったことを通知する。
ステップS705において、物流エンジン部150は、発送元208、発送先209及び備考205に記載の輸送条件が注文製品と同じ物流情報19について、注文製品を取引製品と同梱できる空きスペースがあることを示しているか否かについて検索する。物流エンジン部150は、サイズ203あるいは重量204を1まわり大きいものに変更した場合に、注文製品と取引製品とを同梱して輸送できるかを検証する。また、物流エンジン部150は、注文製品と取引製品とを同梱して輸送できると検証された場合に、取引製品と注文製品とで輸送費用を分担した際に確定済み注文の取引製品の輸送費用と輸送所要時間とがこれまでの値を超えないかを検証する。
ステップS706において、物流エンジン部150は、同梱でき、かつ、取引製品の輸送費用と輸送所要時間とが同梱しない場合の値を超えないかを判定する。これまでの値を超えない場合は、ステップS707に進む。これまでの値を超える場合は、ステップS708に進む。
ステップS707において、物流エンジン部150は、物流情報19においてサイズ203又は重量204を1つ大きいものに変更し、ステップS703に進む。そして、物流エンジン部150は、今回の注文製品と取引製品とを同梱して輸送するように調整し、取引部110は取引製品のバイヤ20に輸送費用が下がった、又は納期が縮まったことを通知する。
ステップS708において、物流エンジン部150は、注文製品を取引製品と同梱することができなかったため、今回の注文製品に対して新規の輸送を割り当てる。
ステップS709において、物流エンジン部150は、新規の輸送の空きスペースに同じ輸送条件の取引製品が入るかを判定する。輸送費用及び納期が増加しない範囲で入る場合はステップS703に進み、上記と同様に同梱の調整及び取引製品のバイヤへの通知を行う。
また、上記手順の中で、同梱を検討する際に、以下の点に注意する。
(a)空きスペース確認時には、サプライヤ製品情報18cの情報を参照し、天地無用の製品でないことを確認する。天地無用の場合は製品の上下を固定した上で並べ方を検討する。
(b)空きスペース確認時に、サプライヤ製品情報18cの情報を参照し、上積み可能な重さを確認する。上積み不可の場合は、上に別の製品を乗せないように配置する。
(c)同梱時の輸送費用分担は、占有体積あるいは重量によって配分を決定する。
(d)同梱時の納期について、もともと確定している注文の製品のバイヤ拠点への到着は遅らせてはならない。よって製品の納期106と物流拠点からの発送時刻212を考慮し、製品が発送元物流拠点に到着する時刻以降に発送し、もともと確定していた発送先物流拠点への到着時刻以前に到着する物流手段を選択する。
***本実施の形態の効果の説明***
本実施の形態に係る仲介装置10cによれば、同梱を積極的に活用することで、各注文に対し同じ価格で輸送時間を短縮したり、同じ輸送時間で価格を下げたり、あるいはその両方を達成することができる。しかしこの同梱を行うためには、他者の注文状況を把握する必要があり、これは一般的にセキュリティ及びプライバシーの観点から実現が難しい。しかし、本実施の形態によれば、仲介システム500cが一括して同梱可能かどうかの判断と、実際の同梱手配とを行うことができるので、セキュリティ及びプライバシーを守りながら輸送時間及び価格を減らすことができる。
また、これまでは、物流業者がリアルタイムに発生する物流要求に応じて、最適な輸送を実現するために積荷の配置を工夫していた。しかし、本実施の形態に係る仲介システム500cが物流業者を支援することで、取引サーバである仲介装置10cから送られてくる発送情報を基に実際の輸送を行うだけで最適な輸送を実現できる。
また、本実施の形態に係る仲介装置10cによれば、バイヤの購入した製品を輸送する際に、その輸送単位のサイズ、許容重量、輸送区間、その他輸送条件、及び確定済み注文の輸送条件を考慮して、取引製品と同梱して輸送するための調整を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態1から5について説明したが、これらの実施の形態の説明において「部」として説明するもののうち、いずれか1つのみを採用してもよいし、いくつかの任意の組合せを採用してもよい。つまり、仲介装置の機能ブロックは、上記の実施の形態で説明した機能を実現することができれば、任意である。これらの機能ブロックを、どのような組合せ、或いは任意のブロック構成で仲介装置を構成しても構わない。また、仲介装置は、1つの装置でなく、複数の装置から構成されていてもよい。
また、実施の形態1から5について説明したが、これらの実施の形態のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。或いは、これらの実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、これらの実施の形態の内容を、全体として或いは部分的に、どのように組合せて実施しても構わない。
なお、上記の実施の形態は、本質的に好ましい例示であり、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10,10a,10b,10c 仲介装置、12 バイヤ評価情報、13 バイヤ企業情報、14 購入希望情報、15 取引情報、16 サプライヤ評価情報、17 サプライヤ企業情報、18,18c サプライヤ製品情報、20 バイヤ、21 バイヤ端末、30 サプライヤ、31 サプライヤ端末、40 インターネット、41,51,61,71,81, 取引ID、42 日時、43 バイヤ、44 サプライヤ、45,73,83 製品、46 数量、47,56,66,78,88,98,107 備考、52,62 評価日時、53 要求品質、54 要求価格、55 要求納期、63 供給済品質、64 供給済価格、65 供給済納期、72,82 企業名、74 卸先、75,85 拠点、76 部品納入方式、77,87 規模、84 仕入先、86 生産設備、91 購入希望製品ID、101 製品ID、92,102 企業ID、93,103 部品名、94,104 仕様、95 希望価格、96 希望数量、97 希望納期、105 価格、106 納期、110 取引部、120 記憶部、130 マッチング部、140 トレンド分析部、500,500c 仲介システム、510 仲介方法、520 仲介プログラム、511 バイヤ評価データ、610 サプライヤ評価データ、S100,S200 取引処理、S400 マッチング処理、S500 トレンド通知処理、909 処理回路、910 プロセッサ、920 記憶装置、930 入力インタフェース、940 出力インタフェース、950 通信インタフェース、185,195 輸送条件、19 物流情報、191 第1物流情報、192 第2物流情報、491 物流業者、492 物流業者端末、201 物流識別子、202 物流業者名、203 サイズ、204 重量、205 備考、206,207 輸送区分、208 発送元、209 発送先、210 輸送費用、211 輸送所要時間、212 発送時刻、106c 製造地、150 物流エンジン部。

Claims (17)

  1. バイヤが購入を希望する購入希望製品の情報を含む購入希望情報と、サプライヤの企業の情報を表すサプライヤ企業情報と、サプライヤが供給する供給製品の情報を含むサプライヤ製品情報とを記憶する記憶部と、
    前記購入希望情報に基づいて、前記サプライヤ企業情報からサプライヤを選出サプライヤとして選出し、前記選出サプライヤが供給する供給製品の仕様と前記購入希望製品の仕様とが一致する度合いを判定し、前記度合いが閾値より小さい場合に、前記選出サプライヤが供給する供給製品の仕様と前記購入希望製品の仕様との違いを分析し、分析結果に基づいて、前記選出サプライヤの供給製品の情報を前記サプライヤ製品情報から抽出するか否かを判定するマッチング部と
    を備えた仲介装置。
  2. バイヤが購入を希望する購入希望製品の情報を含む購入希望情報と、バイヤとサプライヤとの間で取引があった製品の情報を表す取引情報と、サプライヤが供給する供給製品の情報を含むサプライヤ製品情報とを記憶する記憶部と、
    前記購入希望情報と前記取引情報とに基づいて、取引される傾向にあるトレンド製品を抽出し、前記トレンド製品と前記サプライヤ製品情報とに基づいて、前記トレンド製品の仕様と前記供給製品の仕様とに違いがある場合に、前記違いを分析し、分析結果に基づいて、前記サプライヤに対して前記トレンド製品に関するトレンド通知を通知するトレンド分析部と
    を備えた仲介装置。
  3. 前記記憶部は、さらに、
    バイヤを評価したバイヤ評価データを含むバイヤ評価情報を記憶し、
    前記仲介装置は、さらに、
    サプライヤが供給する供給製品の条件を表す供給条件と、前記供給製品を供給する供給先であるバイヤに対して前記サプライヤが希望する前記バイヤ評価データの条件を表すバイヤ評価条件とに基づいて、前記購入希望情報から購入希望製品の情報を抽出する購入希望抽出要求を取得し、前記供給条件と前記バイヤ評価条件と前記購入希望情報と前記バイヤ評価情報とに基づいて、前記購入希望情報から購入希望製品の情報を抽出する取引部を備えた請求項1又は2に記載の仲介装置。
  4. 前記記憶部は、さらに、
    サプライヤを評価したサプライヤ評価データを含むサプライヤ評価情報を記憶し、
    前記取引部は、
    前記購入希望製品の条件を表す購入条件と、前記購入希望製品を供給するサプライヤに対して前記バイヤが希望する前記サプライヤ評価データの条件を表すサプライヤ評価条件とに基づいて、前記サプライヤ製品情報から供給製品の情報を抽出する供給製品抽出要求を取得し、前記購入条件と前記サプライヤ評価条件と前記サプライヤ製品情報と前記サプライヤ評価情報とに基づいて、前記サプライヤ製品情報から供給製品の情報を抽出する請求項3に記載の仲介装置。
  5. 前記バイヤ評価情報は、
    バイヤが過去に購入した購入製品について前記バイヤが要求した要求品質と要求価格と要求納期との各々に対する前記バイヤ評価データを含み、
    前記サプライヤ評価情報は、
    サプライヤが過去に供給した供給済製品の供給済品質と供給済価格と供給済納期との各々に対する前記サプライヤ評価データを含む請求項4に記載の仲介装置。
  6. 前記取引部は、
    前記購入希望抽出要求を取得すると、前記供給条件を満たし、かつ、前記バイヤ評価データが前記バイヤ評価条件を満たすバイヤが購入を希望している購入希望製品の情報を前記購入希望情報から抽出する請求項5に記載の仲介装置。
  7. 前記取引部は、
    前記供給製品抽出要求を取得すると、前記購入条件を満たし、かつ、前記サプライヤ評価データが前記サプライヤ評価条件を満たすサプライヤが供給する供給製品の情報を前記サプライヤ製品情報から抽出する請求項6に記載の仲介装置。
  8. 前記記憶部は、
    バイヤの企業の情報を表すバイヤ企業情報と、サプライヤの企業の情報を表すサプライヤ企業情報とを記憶し、
    前記取引部は、
    前記バイヤ企業情報に基づいて前記購入希望情報から購入希望製品の情報を抽出すると共に、前記サプライヤ企業情報に基づいて前記サプライヤ製品情報から供給製品の情報を抽出する請求項7に記載の仲介装置。
  9. 前記サプライヤ製品情報は、サプライヤが供給する供給製品の輸送条件を含み、
    前記記憶部は、さらに、
    物流業者を識別する物流識別子と、前記物流業者が輸送する際の輸送条件とを対応付けた物流情報を記憶し、
    前記仲介装置は、さらに、
    前記サプライヤ製品情報と前記物流情報とに基づいて、前記取引部により抽出された購入希望製品の輸送条件を満たす物流業者を選択する物流エンジン部を備えた請求項3から8のいずれか1項に記載の仲介装置。
  10. 前記物流エンジン部は、
    選択された物流業者が前記取引部により抽出された購入希望製品を発送元から発送先まで輸送する際の、輸送費用及び輸送所要時間を算出する請求項9に記載の仲介装置。
  11. 前記記憶部は、
    前記選択された物流業者を識別する物流識別子と前記発送元と前記発送先と前記輸送費用と前記輸送所要時間とを対応付けて、前記物流情報に記憶する請求項10に記載の仲介装置。
  12. 前記記憶部は、
    バイヤとサプライヤとの間で取引が確定した取引製品の情報を表す取引データを記憶し、
    前記物流エンジン部は、
    前記取引データと前記物流情報とに基づいて、前記取引データから、バイヤが注文した注文製品を同梱可能な取引製品を抽出する請求項9又は10に記載の仲介装置。
  13. 前記物流エンジン部は、
    前記注文製品と前記取引製品とを同梱して輸送した場合の輸送費用及び輸送所要時間とを算出する請求項12に記載の仲介装置。
  14. バイヤとサプライヤとの取引を仲介する仲介装置の仲介方法において、
    前記仲介装置は、バイヤが購入を希望する購入希望製品の情報を含む購入希望情報と、サプライヤの企業の情報を表すサプライヤ企業情報と、サプライヤが供給する供給製品の情報を含むサプライヤ製品情報とを記憶する記憶部を備え、
    マッチング部が、前記購入希望情報に基づいて、前記サプライヤ企業情報からサプライヤを選出サプライヤとして選出し、前記選出サプライヤが供給する供給製品の仕様と前記購入希望製品の仕様とが一致する度合いを判定し、前記度合いが閾値より小さい場合に、前記選出サプライヤが供給する供給製品の仕様と前記購入希望製品の仕様との違いを分析し、分析結果に基づいて、前記選出サプライヤの供給製品の情報を前記サプライヤ製品情報から抽出するか否かを判定する仲介方法。
  15. バイヤとサプライヤとの取引を仲介する仲介装置の仲介方法において、
    前記仲介装置は、バイヤが購入を希望する購入希望製品の情報を含む購入希望情報と、バイヤとサプライヤとの間で取引があった製品の情報を表す取引情報と、サプライヤが供給する供給製品の情報を含むサプライヤ製品情報とを記憶する記憶部を備え、
    トレンド分析部が、前記購入希望情報と前記取引情報とに基づいて、取引される傾向にあるトレンド製品を抽出し、前記トレンド製品と前記サプライヤ製品情報とに基づいて、前記トレンド製品の仕様と前記供給製品の仕様とに違いがある場合に、前記違いを分析し、分析結果に基づいて、前記サプライヤに対して前記トレンド製品に関するトレンド通知を通知する仲介方法。
  16. バイヤとサプライヤとの取引を仲介する仲介装置の仲介プログラムにおいて、
    前記仲介装置は、バイヤが購入を希望する購入希望製品の情報を含む購入希望情報と、サプライヤの企業の情報を表すサプライヤ企業情報と、サプライヤが供給する供給製品の情報を含むサプライヤ製品情報とを記憶する記憶部を備え、
    前記購入希望情報に基づいて、前記サプライヤ企業情報からサプライヤを選出サプライヤとして選出し、前記選出サプライヤが供給する供給製品の仕様と前記購入希望製品の仕様とが一致する度合いを判定し、前記度合いが閾値より小さい場合に、前記選出サプライヤが供給する供給製品の仕様と前記購入希望製品の仕様との違いを分析し、分析結果に基づいて、前記選出サプライヤの供給製品の情報を前記サプライヤ製品情報から抽出するか否かを判定するマッチング処理をコンピュータである前記仲介装置に実行させる仲介プログラム。
  17. バイヤとサプライヤとの取引を仲介する仲介装置の仲介プログラムにおいて、
    前記仲介装置は、バイヤが購入を希望する購入希望製品の情報を含む購入希望情報と、バイヤとサプライヤとの間で取引があった製品の情報を表す取引情報と、サプライヤが供給する供給製品の情報を含むサプライヤ製品情報とを記憶する記憶部を備え、
    前記購入希望情報と前記取引情報とに基づいて、取引される傾向にあるトレンド製品を抽出し、前記トレンド製品と前記サプライヤ製品情報とに基づいて、前記トレンド製品の仕様と前記供給製品の仕様とに違いがある場合に、前記違いを分析し、分析結果に基づいて、前記サプライヤに対して前記トレンド製品に関するトレンド通知を通知するトレンド通知処理をコンピュータである前記仲介装置に実行させる仲介プログラム。
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