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JP6412245B2 - マイコプラズマ濾過用のフルオロポリマー製物品 - Google Patents
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JP6412245B2 - マイコプラズマ濾過用のフルオロポリマー製物品 - Google Patents

マイコプラズマ濾過用のフルオロポリマー製物品 Download PDF

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Description

本開示は概して細菌濾過に関し、より具体的には同時に流量の大幅な改善をもたらしつつマイコプラズマ保持性がある多層濾過物品に関する。
細菌汚染は、バイオ医薬品、食品、飲料品の流れにおける安全性に対する脅威となる。そのために、このようなプロセスの流れから細菌を除去するための各種フィルタが開発されてきた。細菌を濾過する既知のフィルタは、典型的には、1つ以上の膜を用いる。そのようなフィルタのいくつかは、セーフティネットを構築し確実に滅菌するために2層の膜を採用する。つまり、細菌が第1の膜層を通って流れても、第2の膜層が存在するので、第1の層に保持されなかった細菌を保持すると考えられる。しかし、このような二重層の構成だとフィルタの流量が著しく低下することが多い。
流量を増加させるために、より薄い膜を使用する試みがされてきた。膜が薄い程、過剰サイズの細孔(すなわち、細菌のサイズよりも大きい細孔)を有する割合がかなり増加する。よって、薄い膜は、より高い保持効率が要求される生物医薬品用の濾過には不適当なものとなる。この問題を解決するための1つのアプローチは、これら過剰サイズの細孔の割合を低減すべく、ポアサイズが小さい(バブルポイントが高い)膜を使用することであった。バブルポイントが高い(つまり、ポアサイズが小さい)膜は、細菌保持が効果的であり得るが、容量(つまり、スループット)が低くなる傾向がある。また、過剰サイズの細孔の数が少ないため、単位面積当たりの流量がかなり低下し、細菌を保持するためのバブルポイントと厚さが相関しにくくなる。
細菌保持特性を損なうことなく、濾過の単位面積当たりの流量を向上させることが望まれるところ、単位面積当たりの流量が大きいが同時にマイコプラズマ保持性のある薄い(つまり、約10ミクロン未満の)多孔質膜が必要である。
本発明の一実施形態は、(1)第1主面および第2主面を有する第1マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜、並びに(2)前記第1フルオロポリマー膜から距離dを置いた第1または第2主面の上に位置する第2マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜、を備える積層細菌フィルタ材料に関する。距離dは100ミクロン未満であってもよい。第1および第2フルオロポリマー膜はそれぞれ約30psi〜約90psiのバブルポイントおよび約10ミクロン未満の厚さを有する。第1および第2フルオロポリマー膜は約0.1g/m〜約2g/mの質量/面積を有してもよい。追加的に、第1および第2主面は遊離フィブリルを実質的に含まない。一つ以上の実施形態では、第1および第2フルオロポリマー膜の少なくともいずれかは、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)膜である。追加的に、積層細菌フィルタ材料はマイコプラズマ保持性フィルタであり、8を超えるLRVを有する。
本発明の第2の実施形態は、(1)積層フィルタ材料、および(2)該積層フィルタ材料上に位置する第1繊維層、を備える細菌濾過材料に関する。細菌濾過材料はマイコプラズマ保持性である。細菌濾過材料は8を超えるLRVを有する。積層フィルタ材料は、(1)第1主面および第2主面を有する第1マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜、および(2)第1主面から距離dを置いた第1主面の上に位置する第2マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜を備える。距離dは100ミクロン未満であってもよい。加えて、第1および第2フルオロポリマー膜はそれぞれ約30psi〜約90psiのバブルポイントおよび約10ミクロン未満の厚さを有する。例示的な実施形態では、第1および第2フルオロポリマー膜の少なくともいずれかが、延伸ポリテトラフルオロエチレンである。第1および第2フルオロポリマー膜は、親フルオロポリマー膜の長手方向に対し垂直の方向に分割された親フルオロポリマー膜に由来してもよい。少なくとも一つの実施形態では、第2繊維層が、第1繊維層に対向する側の積層フィルタ材料上に位置する。
本発明の第3の実施形態は、(1)積層フィルタ材料、および(2)該積層フィルタ材料上に位置する第1繊維層、を備える細菌濾過材料に関する。積層フィルタ材料は、(1)第1主面および第2主面を有する第1マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜、および(2)第1主面から距離dを置いた第1主面の上に位置する第2マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜を備える。距離dは100ミクロン未満であってもよい。追加的に、第1および第2フルオロポリマー膜は、親フルオロポリマー膜の長手方向に対し垂直の方向に分割された親フルオロポリマー膜に由来してもよい。加えて、第1および第2フルオロポリマー膜はそれぞれ約30psi〜約90psiのバブルポイント、約10ミクロン未満の厚さ、及び約0.1g/m〜約2g/mの質量/面積を有する。細菌濾過材料はマイコプラズマ保持性フィルタであり、8を超えるLRVを有する。
添付の図面は、本開示をさらなる理解するために含まれ、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、実施形態を例示し、本明細書の記載と共に本開示の原理を説明するものである。
図1は、本発明の少なくとも1つの実施形態に係るフィルタ材料内の材料の層の概略図である。
図2は、本発明の少なくとも1つの実施形態に係る積層フィルタ材料内の材料の向きの概略図である。
図3は、本発明の1つの実施形態に係るひだ付き濾過媒体を備える濾過デバイスの分解図である。
図4は、本発明の1つの実施形態に係る5000×の倍率で撮影された積層フィルタにおいて使用するためのePTFE膜の上面の走査型電子顕微鏡写真である。
図5は、本発明の1つの実施形態に係る5000×の倍率で撮影された図4のePTFE膜の底面の走査型電子顕微鏡写真である。
図6は、本発明の別の実施形態に係る10,000×の倍率で撮影された図4のePTFE膜の断面の走査型電子顕微鏡写真である。
図7は、本発明の1つの実施形態に係る5000×の倍率で撮影された積層フィルタにおいて使用するためのePTFE膜の上面の走査型電子顕微鏡写真である。
図8は、本発明の別の実施形態に係る5000×の倍率で撮影された図7のePTFE膜の底面の走査型電子顕微鏡写真である。
図9は、本発明の別の実施形態に係る10,000×の倍率で撮影された図7のePTFE膜の断面の走査型電子顕微鏡写真である。
図1は、本発明の少なくとも1つの実施形態に係る3枚のフルオロポリマー膜を含む積層フィルタ材料の概略図である。
用語について
本明細書で使用する用語「マイコプラズマ保持性」は、本明細書に記載のマイコプラズマ保持試験法に記載の手順に従って試験した場合、8を超えるログ保持価(Log Retention Value)(LRV)を有するフィルタ材料を規定するという意味である。
本明細書で使用する用語「厚さ寸法」は、膜の長さに直交するか又は実質的に直交する膜の方向のことである。
本明細書で使用する用語「長さ寸法」は、膜の厚さに直交するか又は実質的に直交する膜の方向のことである。
本明細書で使用する用語「主面」は、膜の長さに沿い、かつ膜の厚さに対して垂直な上面および/または底面を意味する。
本明細書で使用する用語「繊維層」は、織布構造、非織布構造、又はニット構造であってもよい繊維の凝集(cohesive)構造を指す意味である。
本明細書で使用する用語「〜の上(on)」は、例えば、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)膜等の要素が、別の要素の上に直接存在していてもよく、あるいは介在する要素が存在してその上に存在してもよいことを意味する。
本明細書で使用する用語「隣接する(adjacent)」は、ePTFE膜等の要素が、別の要素に直接隣接していてもよく、あるいは介在する要素が存在して隣接していてもよいことを意味する。
用語「実質的にゼロミクロン」は、0.1ミクロン以下の距離を規定する意味である。
本明細書で使用する用語「遊離フィブリル」は、2つの端部を有するフィブリルの一方の端部が膜の表面に結合しており、他方の端部は膜の表面に結合されておらず、膜の表面から離れる方向に外方へ延びているフィブリルを意味する。
本明細書で使用する用語「ナノファイバー」は、数ナノメートルから約数千ナノメートルの直径を有する繊維を表す意味である。
本明細書で使用する用語「近接する(contiguous)フルオロポリマー膜の間の距離」は、他の要素または膜を間に介在させずに積層構成で互いに隣りあって配置される2つのフルオロポリマー膜の間の距離を規定することを意味する。
当業者は、本開示の様々な態様が、意図する機能を実行するように構成された任意の数の方法及び装置で実現できることを容易に理解するであろう。また、本明細書の添付の図面は、必ずしも一定の縮尺で描かれておらず、本開示の様々な態様を例示するために誇張され、その点で、図面は、限定的に解釈されるべきではないことに留意されたい。
本発明は、積層方向または層方向(stacked or layered orientation)に配置されたとき、流量を増加させつつ8を超えるログ保持価(Log Retention Value)(LRV)をもってマイコプラズマを濾過できるマイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜に関する。しかし、個々のフルオロポリマー膜はマイコプラズマ非保持性(例えば、8未満のLRVを有する)であり、いくつかのマイコプラズマを通過させてしまう。フルオロポリマー膜は、約30psi〜約90psiのバブルポイント、約10ミクロン未満の厚さ、及び約10g/m2未満の質量/面積を有する延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)膜であってもよい。
マイコプラズマフィルタ材料は、積層フィルタ材料の少なくとも第1の層、並びに積層フィルタ材料を支持するよう構成されるおよび/または積層フィルタ材料から流出させて廃液を促すよう構成される少なくとも1つの繊維層を備える。図1は、細菌濾過材料10を形成する材料の層の1つの例示的な向きを示す。図のように、濾過媒体10は、積層フィルタ材料20、上流廃液層を形成する第1繊維層30、及び場合により下流廃液層を形成する第2繊維層40を含んでもよい。矢印5は、フィルタ材料を通過する流体の流れの方向を示す。
積層フィルタ材料20は、図2に概略的に示す積層構成又は層構成に配置された2つのフルオロポリマー膜50および55を備える。フルオロポリマー膜50は、材料が膜50および55を通過して流れるように(方向を矢印5で示す)フルオロポリマー膜55に隣接するか又はフルオロポリマー膜55の上に配置される。追加的に、フルオロポリマー膜50は、フルオロポリマー膜55から距離dを置いて離間されている。距離dは、近接するフルオロポリマー膜(例えば、膜50および55)間の距離である。本明細書で使用する用語「近接する(contiguous)フルオロポリマー膜の間の距離」は、他の要素または膜を間に介在させずに積層構成で互いに隣りあって配置される2つのフルオロポリマー膜の間の距離を規定することを意味する。距離dは、約0ミクロン〜約100ミクロン、約0ミクロン〜約75ミクロン、約0ミクロン〜約50ミクロン、または約0ミクロン〜約25ミクロンの範囲であってよい。いくつかの実施形態では、距離dはゼロ又は実質的にゼロミクロンである。距離dは、約100ミクロン未満、約75ミクロン未満、約50ミクロン未満、約25ミクロン未満、約20ミクロン未満、約15ミクロン未満、約10ミクロン未満、約5ミクロン未満、又は約1ミクロン未満であってもよい。
フルオロポリマー膜50および55は、単に一方の膜を他方の膜の上に載せることにより積層構成に配置されてもよい。代替的に、これらのフルオロポリマー膜を積層してから、熱および/または圧力を用いて一緒にラミネートしてもよい。複合積層濾過材を形成するように共に延伸された(co−expanded)2つのフルオロポリマー膜を用いる実施形態も本発明の範囲内であると考えられる。複合積層フィルタ材料は、共に押出(co−extruded)または一体化(integ定格together)されてもよい2つ以上の層のフルオロポリマー膜を含んでもよい。このような1つの実施形態では、第1フルオロポリマー膜と第2フルオロポリマー膜が積層構成にあるが、第1フルオロポリマー膜と第2フルオロポリマー膜との間の距離がゼロまたはほぼゼロである。複合積層濾過材料は第1主面および第2主面を有する。このような複合積層濾過材料は、約30psi〜約90psi、約35psi〜約90psi、約50psi〜約90psi、約50psi〜約65psi、または約70psi〜約80psiのバブルポイントを有してもよい。代替的に、複合積層濾過材料は、約90psi未満、約70psi未満、約50psi未満、又は約45psi未満のバブルポイントを有してもよい。追加的に、第1および第2主面は、フィブリルを含まないかまたは実質的に含まない。
2つ以上のフルオロポリマー膜が積層フィルタ材料20を形成してもよいことが理解されるべきである。図10に概略的に示すようなかかる一実施形態では、積層フィルタ材料20は、3つのフルオロポリマー膜50、55、及び57を含む。フルオロポリマー膜50とフルオロポリマー膜57との間の距離をd1、フルオロポリマー膜57とフルオロポリマー膜55との間の距離をd2とする。d1とd2は同じであっても異なっていてもよいことを理解されたい。
いくつかの実施形態では、積層フィルタ材料20は、フルオロポリマー膜の間に介在する層を含んでもよい。例えば、任意の支持層をフルオロポリマー膜の間に配置してもよい。適切な支持層の非限定的な例として、ポリマー織布材料、不織材料、ニット、ネット、ナノファイバー材料、及び/又は多孔性膜が挙げられ、他のフルオロポリマー膜(例えば、ポリテトラフルオロエチレン (PTFE)も含まれる。支持層(図示せず)は、凝集構造に形成された複数の繊維(例えば、繊維(fibers)、フィラメント(filaments)、糸(yarns)、等)を含んでもよい。支持層は積層フィルタ材料に隣接する又は積層フィルタ材料の下流に配置され、積層フィルタ材料およびフルオロポリマー膜50及び55を吸収するための材料を支持するようになっている。支持層は、熱可塑性ポリマー材料(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンまたはポリエステル)、熱硬化性ポリマー材料(例えば、エポキシ、ポリウレタンまたはポリイミド)、またはエラストマーを用いて作製された、織布構造、非織布構造、メッシュ又はニット構造であってもよい。支持層の厚さは、約1ミクロン〜約100ミクロン、約1ミクロン〜約75ミクロン、又は約1ミクロン〜約50ミクロン、又は約1ミクロン〜約25ミクロンの範囲であってもよい。
1つ以上の例示的な実施形態では、積層フィルタ材料20のフルオロポリマー膜の代わりに、またはそれに加えて、ポリマー材料および/または転相膜で形成された多孔質ナノファイバー膜を使用してもよい。例えば、積層フィルタ材料20は、ナノファイバーで形成された膜を含んでもよく、またはナノファイバーを含む膜を備えてもよい。本明細書で使用する用語「ナノファイバー」は、数ナノメートルから数千ナノメートルだが約1ミクロンを超えない直径を有する繊維を表す意味である。ナノファイバーの直径は、0より大きく約1000nmまでの直径の範囲、あるいは0より大きく約100nmまでの直径の範囲であってもよい。ナノファイバーは、熱可塑性または熱硬化性ポリマーから形成してもよい。さらに、ナノファイバーは、エレクトロスピニングされたナノファイバーであってもよい。多孔質ナノファイバー膜は、積層フィルタ材料20内の任意の位置に配置してよいことが理解されるべきである。
流体の流れにフルオロポリマー膜50および55を配置すると、これらの膜50および55が流体の流れからマイコプラズマを濾過する。膜50と膜55は、個々では、LRVが8を超えるというマイコプラズマ除去の要件を満たさないことを理解されたい。しかし、図2に示すような積層または層構成に配置されると、積層フィルタ材料10が、8を超えるLRVを有しマイコプラズマを濾過することができる。
1つ以上の例示的な実施形態では、少なくとも1つのフルオロポリマー膜は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)膜、又は延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)膜である。本明細書において、Bacinoらの米国特許第7,306,729号、Goreの米国特許第3,953,566号、Bacinoの米国特許第5,476,589号、又はBrancaらの米国特許第5,183,545号に記載の方法で調製された延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)膜を使用してもよい。
フルオロポリマー膜は、フィブリルによって相互に結合されたノードを有するという特徴を有する微小構造の官能性テトラフルオロエチレン(TFE)コポリマー材料を含む延伸ポリマー材料を備えてもよく、ここで、官能性TFEコポリマー材料としては、TFEとPSVE(パーフルオロスルホニルビニルエーテル)との官能性コポリマー、又はTFEと他の適切な官能性モノマー(例えば、フッ化ビニリデン(VDF)だがこれに限定されない)との官能性コポリマーが挙げられる。官能性TFEコポリマー材料は、例えば、Xuらの米国特許出願公開第2010/0248324号、又はXuらの米国特許出願公開第2012/035283号に記載の方法により調製してもよい。本出願全体を通して、用語「PTFE」は、ポリテトラフルオロエチレンのみならず、延伸PTFE、延伸改変PTFE、及びPTFEの延伸コポリマー、例えば、Brancaの米国特許第5,708,044号、Baillieの米国特許第6,541,589号、Sabolらの米国特許第7,531,611号、Fordの米国特許出願公開第2009/0093602号、及びXuらの米国特許出願公開第2010/0248324号に記載のものも含むことを意味することが理解されるべきである。
1つまたは複数の例示的な実施形態では、フルオロポリマー層は、1つ又は複数の以下の材料で置き換えてもよい:Sbrigliaの米国特許出願公開第2014/0212612号で教示される超高分子ポリエチレン;Sbrigliaの米国仮特許出願第62/030,419号で教示されるポリパラキシリレン;Sbrigliaらの米国仮特許出願第62/030,408号で教示されるポリ乳酸;Sbrigliaの米国仮特許出願第62/030,442号で教示されるVDF−コ−(TFE又はTrFE)ポリマー。
加えて、フルオロポリマー膜は、薄く、約1ミクロン〜約15ミクロン、約1ミクロン〜約10ミクロン、約1ミクロン〜約7ミクロン、又は約1ミクロン〜約5ミクロンの厚さを有する。代替的に、フルオロポリマー膜は、約15ミクロン未満、約10ミクロン未満、約7ミクロン未満、又は約5ミクロン未満の厚さを有する。
フルオロポリマー膜は、約0.1g/m2〜約0.5g/m2、約0.1g/m2〜約2g/m2,約0.5g/m2〜1g/m2、約1g/m2〜約1.5g/m2、約1.5g/m2〜約3g/m2、又は約3g/m2〜約5g/m2の質量/面積を有する。また、フルオロポリマー膜は、約0.5フレーザー〜約2フレーザー、または約2フレーザー〜約4フレーザー、または約4フレーザー〜約6フレーザー、または約6フレーザー〜約10フレーザーの空気透過率を有してもよい。更に、フルオロポリマー膜は、当該分野で公知の方法、例えば、これに限定されないがOkitaらの米国特許第4,113,912号に記載の方法、を用いて親水性(例えば、水濡れ性)を有するようにしてもよい。
フルオロポリマー膜のバブルポイントは、約30psi〜約90psi、約35psi〜約90psi、約50psi〜約90psi、約50psi〜約65psi、または約70psi〜約80psiの範囲でもよい。
上述したように、積層濾過部材の少なくとも1つのフルオロポリマー膜は延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)膜であってもよい。更なる実施形態では、フルオロポリマー膜の両方ともePTFE膜である。ePTFE膜は、同じePTFE膜由来であってもよい。例えば、2つのePTFE膜が大きな1つのePTFE膜からカットされて積層フィルタ材料に用いられてもよい。ePTFE膜の長さ寸法に直交又は実質的に直交するようにカットされる、すなわち厚さ寸法に実質的に平行にカットされる。このような実施形態では、第1フルオロポリマー膜50と第2フルオロポリマー膜55が、バブルポイント、厚さ、通気性、空気透過率、質量/面積等の測定可能な特性が同じ又はほぼ同じであってもよい。このような実施形態では、ePTFE膜の表面の形態は、同一または実質的に同一ある。代替的に、2つのePTFE膜が別個のePTFE膜由来であってもよい。この実施形態では、ePTFE膜50とePTFE膜55は異なるであろう。これらのePTFE膜間の違いが、ポアサイズ、厚さ、バブルポイント、マイクロ構造、またはこれらの組み合わせの違いであってよい。加えて、ePTFE膜50および55の上面及び底面は、遊離フィブリルを含まない又は実質的に含まない。遊離フィブリルは、例えば、単一の親膜から2膜を形成するように(ePTFEのような)膜を分割する、破る、または他の方法で断片化する場合に発生する。フルオロポリマー膜50および55の表面は、図4、5、7、及び8に示すような外観を有していてもよい。
2層より多いフルオロポリマー膜により積層フィルタ材料20を形成してもよいことを理解すべきである。加えて、フルオロポリマー膜は、同じフルオロポリマーの供給源、異なる供給源、またはそれらの組み合わせに由来するものであってもよい。また、フルオロポリマー膜の一部または全部は、組成、バブルポイント、厚さ、空気透過率、質量/面積が互いに異なってもよい。
濾過媒体内の繊維層は、凝集構造に形成された複数の繊維(例えば、繊維(fibers)、フィラメント(filaments)、糸(yarns)、等)を含む。繊維層は積層フィルタ材料に隣接し、そして積層フィルタ材料の上流および/または下流に配置され、積層フィルタ材料を支持するようになっていてもよい。繊維層は、織布構造、非織布構造、又はニット構造であってもよく、ポリプロピレン、ポリエチレンまたはポリエステル等が挙げられるかこれらに限定されないポリマー材料を用いて形成されてもよい。
図3を参照し、濾過媒体10は外側ケージ70内に同心円状に配置されてもよい。外側ケージ70は、外側ケージ70の表面に複数の開口部75を有するので、流体の流れが、例えば外側ケージ70表面を通って、外側ケージ70の横方向に通り抜けることができる。内側コア部材80は、円筒状の濾過媒体10内に配置される。内側コア部材80は、実質的に円筒状であり、例えば内部コア部材80表面を通って、内側コア部材80の横方向に通り抜ける流体の流れを可能にする開口部85を備える。よって、濾過媒体10は、内部コア部材80と外側ケージ70との間に配置される。濾過物品100を濾過カプセル内に配置するようなサイズにしてもよい(図示せず)。
濾過デバイス100は、濾過カートリッジ100の両端に配置されたエンドキャップ部品90及び95を更に備える。エンドキャップ部品90及び95は、内部コア部材80との流体連通を可能にする開口部(図示せず)含んでもよい。したがって、流体は、この開口部を通って濾過カートリッジ100と内部コア部材80の内部へ流れることがある。十分な流体圧力の下で、流体は、開口部85を通過し、濾過媒体10を通過し、外側ケージ70の開口部75を通って濾過カートリッジ100から出る。
濾過カートリッジ100を組み立てる際に、エンドキャップ部品90及び95は、外側ケージ70を有する濾過媒体10と、エンドキャップ部品90及び95の間に配置された内部コア部材80上にポッティングされる。エンドキャップ部品90及び95は、エンドキャップ部品が軟化し流動する程度の熱可塑性を与えるのに十分な温度に加熱することによってエンドキャップ部品90及び95を濾過媒体10に密封(シール)してもよい。熱可塑材が流動可能な状態にあるとき、流動性のある熱可塑材が濾過媒体10を吸収する(例えば、浸透させる)ように濾過媒体10の端部がエンドキャップ部品90及び95のそれぞれに接触する。その後、エンドキャップ部品90及び95を固化(例えば、冷却することにより)し、濾過媒体10に密封(シール)を形成する。組み立てた濾過カートリッジ100(例えば、濾過媒体にポットされたエンドキャップ部品)は、濾過カプセルのような濾過デバイスに使用してもよい。濾過物品100の積層濾過部材20、繊維層30及び60の一端又は両端は、濾過媒体10の端部と相互接続するように密封可能にポッティングしてもよい。
他の様々な構成の濾過デバイス、例えば、非円筒状(例えば、平面状)の濾過デバイスなど、を本開示に従って利用できることを理解されたい。さらに、流体の流れは、濾過カートリッジの外側から濾過カートリッジの内側へ流れるもの(例えば、外側からの流入)として説明されているが、いくつかの用途では、流体の流れが、ろ過カートリッジの内側からろ過カートリッジの外側に流れるもの(例えば、内側からの流出)であってもよい。
当業者であれば、本開示の様々な態様が、意図された機能を実行するように構成された任意の数の方法および装置によって実現され得ることを容易に理解するであろう。本明細書で言及する添付の図面は、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではなく、本開示の様々な態様を説明するために誇張されていてもよいことに留意すべきである。
試験方法
特定の方法および装置を以下に記載するが、当業者によって適切に決定された他の方法または装置を代わりに利用し得ることを理解されたい。
透水率試験方法
サンプル膜をフィルタホルダーにドレープした(Sterlitech−540100A、PP 25インラインフィルターホルダー、25mm、ポリプロピレン)。次いで、サンプル膜を、70%イソプロピルアルコールと30%脱イオン水との混合物で完全に濡らした。次いで、フィルタホルダーを室温にて脱イオン水で満たした。50mlの脱イオン水を用いて1.5psiの圧力で膜から残留イソプロピルアルコールを洗い流した。次いで、少なくとも50mlの容量を、1.5psiの差圧で膜全体を通るように流した。流速(ml/秒)を測定し記録した。透水率を計算しリットル/m/hr/psi(LMH/psi)で記録した。
細菌保持試験方法
(A) Acholeplasma laidlawii ATCC #23206チャレンジ溶液の調製
Acholeplasma laidlawii ATCC#23206のチャレンジ溶液を、−70℃の冷凍庫に保存されたストック培養バイアルから調製した。ストックバイアル中のAcholeplasma laidlawii ATCC#23206を解凍し、それぞれ100mlの滅菌トリプチカーゼ大豆ブロス(TSB)を含有する試験瓶に移した。試験瓶を設定点が約37℃のをインキュベーター内に48時間置いた。48時間後、瓶を取り出し、試験瓶の内容物を大きな瓶に移した。次いで、滅菌リン酸緩衝液を大きな瓶に加えて、チャレンジ溶液の最終濃度を少なくとも107CFU/cm2にした。最終チャレンジ溶液濃度を確認するために、血球計数を行った。
(B)濾過試験手順
ポリプロピレン不織材料の47mmディスクを、フィルタホルダー(部品番号:DH1−047−10−S、Meissner Filter Products、Camarillo、CA)の金属スクリーンの上に置いた。支持層としてバブルポイントが約3psi未満の第1のePTFE膜を不織材料の上に置いた。試験膜又は積層膜、例えば、実施例1に従って作成したePTFE膜のように作成した第2のePTFE膜又は積層膜を、第1のePTFE膜の上にシワが無いように置いた。次いで、フィルタホルダーをクランプで締め付けた。0.22ミクロンの定格ポアサイズを有するPVDF親水性膜(Part Number GVWP04700, Millipore, Billerica, MA)と、0.1ミクロンの定格ポアサイズを有するPVDF親水性膜(Part Number VVLP04700 Millipore, Billerica, MA)を、試験手順の一部としてサイズの対照膜に使用した。
3つの加圧容器に、Acholeplasma laidlawii ATCC #23206チャレンジ溶液、滅菌リン酸緩衝すすぎ液、およびIPA(70%)をそれぞれ装填した。トランスファーライン、エアーチューブ、バルブ、及びキャリブレーションされたガスゲージを無菌的に管に接続した。試験システム全体にわたって圧力を30psigに設定し、3つの加圧容器のうちの3つの移送ラインすべてを制御バルブによって調製した。フィルタホルダーをAcholeplasma laidlawii ATCC #23206チャレンジ溶液の容器に接続した。
約160mLの濾液を500mLの滅菌サンプル瓶に集め、孔径0.45μmの親水性セルロースアセテート膜(部品番号:MVHAWGS24、Millipore、Billerica、MA)からなるアッセイフィルタアセンブリを通して真空下に通した。次いで、アッセイ膜をアセンブリから取り出し、TSAプレート上に置いた。
約160mLの濾液を500mLの滅菌サンプル瓶に集め、フィルタアセンブリに収容されたアッセイフィルタ(0.22 μm 定格ポアサイズ, 部品番号:GVWP4700 from Millipore, Billerica, MA)を通して真空下に通した。次いで、アッセイフィルタをアセンブリから取り出し、SP4プレート上に置いた。これらのプレートを37℃、5% CO2で5日間インキュベートしAcholeplasma laidlawiiコロニーを増殖させた。インキュベーション後、アッセイフィルタをDienes染色液(Remel 部品番号:R40017)の1:10希釈液で染色し、解剖範囲で観察した。Acholeplasma laidlawiiのコロニーをコロニー形成単位(CFU)として計数し、記録した。
濾過効率は対数減少値(Log Reduction Value、LRV)で示され、以下の式により決定された:LRV= Log(チャレンジ溶液中のAcholeplasma laidlawiiのカウント数)−Log(ろ液中のAcholeplasma laidlawiiのカウント数)。
バブルポイント
バブルポイントは、ASTM F31 6−03の一般的な教示に従って、毛細管流ポロメータ(Capillary Flow Porometer)(Model CFP 1500 AEXL、Porous Materials Inc., Ithaca, NY)を用いて測定した。サンプル膜をサンプルチャンバ内に入れ、19.1dynes/cmの表面張力を有するSilWickシリコーン流体(Porous Materials Inc.から入手可能)で濡らした。サンプルチャンバの底部固定具は、2.54cmの直径および3.175mmの厚さの寸法を有する40ミクロンの多孔質金属ディスクインサート(Mott Metallurgical, Fannington, Conn.)から構成されていた。サンプルチャンバの上部固定具は12.7mmの直径の開口部から構成されていた。Capwinソフトウエアバージョン6.74.70を用いて、下記のパラメータを表1に記載のように設定した。バブルポイントについて示す値は2回の測定値の平均である。
Figure 0006412245
単位面積質量(質量/面積)
膜の質量/面積は、スケールを使用して所定の領域の面積のサンプルの質量を測定することによって計算した。サンプルは、ダイまたは任意の精密切断器具を用いて所定の領域に切断した。
フレーザー空気透過率
空気流は、TexTest Model FX3310装置を用いて測定した。サンプルを通る空気の流量を測定し、記録した。フレーザー空気透過率は、サンプルを通る差圧降下が12.7mm(0.5インチ)の水柱である場合の1分あたりのサンプル面積の立方フィート/平方フィートでの空気の流量である。
走査型電子顕微鏡写真(SEM)を用いた膜厚
冷片面カミソリ刃を用いて膜を切片化した。切片を、導電性両面カーボンテープを有するアルミニウムSEMスタブ上に載せた。切片は約5mmの長さであった。Hitachi(登録商標)SU−8000電界放出型走査型電子顕微鏡(FE−SEM)で5000×および10,000×の倍率、作動距離3〜5mm、および動作電圧2kVで画像を取得した。画像を2560×1920のデータサイズで記録した。画像上の対象箇所のポイントツーポイント厚さ測定値を、Quartz Imaging(登録商標)PCIソフトウェアを用いて測定し記録した。MRS−4の較正標準(Geller MicroAnalytical Laboratory)は、FESEMを較正することであった。
実施例1
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)ポリマー(DuPont., Parkersbury, WV)の微粉末を、Isopar(商標)K(Exxon Mobil Corp.、Fairfax、VA)と、Isopar(登録商標)K対微粉末の比率が0.218g/gであるように混合した。潤滑された粉末をシリンダー内で圧縮してペレットを形成し、49℃に設定したオーブンに入れた。圧縮したペレットをラム押出しして、幅約16.0cm、厚さ0.68mmのテープを作成した。次いで、テープを圧縮ロールのセットに通して0.25mmの厚さにした。次いで、テープを約62cm(すなわち、5.4:1の比)まで横方向に延伸し、拘束し、次いで250℃に設定したオーブン内で乾燥させた。乾燥テープを、315℃の温度に設定した加熱プレートにて12:1の膨張比でロールのバンクの間で縦方向に延伸した。次いで、縦方向に伸ばしたテープを、約350℃の温度で18.2:1の横方向膨張比で横方向に伸ばした。次いで、延伸したPTFE膜を拘束し、350℃の温度に設定したオーブン内で約8秒間加熱した。
図4は、得られたePTFE膜の上面の走査型電子顕微鏡写真(SEM)であり、5000×の倍率で撮影されたものである。図5は同じePTFE膜の底面のSEMであり、4500×の倍率で撮影されたものである。図6は、ePTFE膜の断面のSEMであり、10,000×の倍率で撮影されたものである。このePTFE膜の厚さは、ePTFEの断面SEMに基づいて3.5ミクロンであると決定された(図6)。表2に示すように、得られたePTFE膜は、43.4psiのバブルポイント、3.2フレーザーの空気透過率、8100LMH/psiの透水率、および1.04g/m2の単位面積質量を有していた。
これらのePTFE膜のうちの2枚を、層状または積層構成で互いに重ねて配置して、2層積層フィルタを形成した。積層フィルタのバブルポイントは52.0psiに増加した。積層フィルタの空気透過率は1.5フレーザー、透水率は4100LHM/psiであるとそれぞれ測定された。2層積層フィルタを、本明細書に記載のマイコプラズマ保持試験方法に従って試験した。2層積層フィルタの平均対数減少値(LRV)が8.5であると検出された。
実施例2
PTFEポリマー(DuPont., Parkersbury, WV)の微粉末を、Isopar(商標)K(Exxon Mobil Corp.、Fairfax、VA)と、この潤滑剤対微粉末の比率が0.168g/gであるように混合した。潤滑された粉末をシリンダー内で圧縮してペレットを形成し、49℃に設定したオーブンに入れた。圧縮したペレットをラム押出しして、幅約16.0cm、厚さ0.70mmのテープを作成した。次いで、テープを圧縮ロールのセットに通して0.25mmの厚さにした。次いで、テープを約62cm(すなわち、5.4:1の比)まで横方向に延伸し、拘束し、次いで250℃に設定したオーブン内で乾燥させた。乾燥テープを、315℃の温度に設定した加熱プレートにて12:1の膨張比で縦方向に延伸した。次いで、縦方向に伸ばしたテープを、約320℃の温度で12.4:1の横方向膨張比で横方向に伸ばした。次いで、延伸したPTFE膜を拘束し、320℃の温度に設定したオーブン内で約8秒間加熱した。
図7は、得られたePTFE膜の上面の走査型電子顕微鏡写真(SEM)であり、5000×の倍率で撮影されたものである。図8は、同じePTFE膜の底面のSEMであり、5000×の倍率で撮影されたものである。図9は、ePTFE膜の断面のSEMであり、10,000×の倍率で撮影されたものである。このePTFE膜の厚さは、ePTFE膜の断面SEMに基づいて4.7ミクロンであると決定された(図9)。
表2に示すように、得られた延伸PTFE(ePTFE)膜は、52.8psiのバブルポイント、2.2フレーザーの空気透過率、5800LMH/psiの透水率、および1.21g/m2の単位面積質量を有していた。
これらのePTFE膜のうちの2枚を、層状または積層構成で互いに重ねて配置して、2層積層フィルタを形成した。積層フィルタのバブルポイントは64.8psiに増加した。積層フィルタの空気透過率は1.1フレーザー、透水率は3300LHM/psiであるとそれぞれ測定された。2層積層フィルタを、本明細書に記載のマイコプラズマ保持試験方法に従って試験した。2層積層フィルタの平均対数減少値(LRV)が8.7であると検出された。
比較例1
実施例1から得た単層のePTFE膜を、本明細書に記載のマイコプラズマ保持試験方法に従って試験した。単層ePTFE膜の平均LRVは、6.3であると決定された。結果は表2に記載の通りである。
比較例2
実施例1から得た単層の延伸PTFE膜を、本明細書に記載のマイコプラズマ保持試験方法に従って試験した。単層ePTFE膜の平均LRVは、7.1であると決定された。結果は表2に記載の通りである。
Figure 0006412245
本出願の発明は、一般的なおよび特定の実施形態の両方について上記に記載される。当業者には、本開示の範囲から逸脱することなく、実施形態に様々な変更および変形を加えることができることが明らかであろう。したがって、添付の特許請求の範囲およびそれらの等価物の範囲内に入る限り、これらの実施形態が本発明の変更および変形をカバーすることが意図される。

Claims (14)

  1. 以下を備える積層細菌フィルタ材料:
    第1主面および第2主面を有し、8未満のログ保持価を有する第1マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜;および
    前記1主面および第2主面のいずれかの上に位置し、8未満のログ保持価を有する第2マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜;
    ここで、前記第1マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜と前記第2マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜は互いに接している又は100ミクロン未満の距離を置いて近接しており;
    前記第1および第2フルオロポリマー膜はそれぞれ30psi〜90psiのバブルポイントを有し;
    前記第1および第2フルオロポリマー膜はそれぞれ10ミクロン未満の厚さを有し;
    前記積層細菌フィルタ材料は、8を超えるログ保持価を有しマイコプラズマ保持性であり;かつ、
    ログ保持価とはLog(少なくとも10 7 CFU/cm 2 のAcholeplasma laidlawii ATCC#23206のチャレンジ溶液のカウント数)−Log(前記チャレンジ溶液を試験膜に通して濾過した後のろ液中のAcholeplasma laidlawiiのカウント数)を意味する
  2. 前記第1および第2フルオロポリマー膜はそれぞれ0.1g/m2〜2g/m2の質量/面積を有する、請求項1記載の積層細菌フィルタ材料。
  3. 前記第1および第2フルオロポリマー膜の少なくともいずれかは、延伸ポリテトラフルオロエチレン膜である、請求項1又は2に記載の積層細菌フィルタ材料。
  4. 前記第1および第2フルオロポリマー膜は、単一の同じフルオロポリマー膜を、該フルオロポリマー膜の長手方向に対し垂直の方向に分割されることにより形成される、請求項1〜のいずれか1項に記載の積層細菌フィルタ材料。
  5. 前記第1マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜および前記第2マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜の少なくともいずれかは、親水性にされている、請求項1〜のいずれか1項に記載の積層細菌フィルタ材料。
  6. 前記第1および第2フルオロポリマー膜は互いにラミネートされている、請求項1〜のいずれか1項に記載の積層細菌フィルタ材料。
  7. 前記積層細菌フィルタ材料は、第1主面および第2主面を有する第3マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜、を更に備え、
    前記第1マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜、前記第2マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜、及び前記第3マイコプラズマ非保持性フルオロポリマー膜は互いに距離を置いて位置されており、ここで、前記距離は100ミクロン未満である、請求項1〜のいずれか1項に記載の積層細菌フィルタ材料。
  8. 前記第1および第2フルオロポリマー膜はそれぞれ50psi〜90psiのバブルポイントを有する、請求項1〜のいずれか1項に記載の積層細菌フィルタ材料。
  9. 前記第1および第2フルオロポリマー膜の少なくともいずれかは、ナノファイバーを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の積層細菌フィルタ材料。
  10. ナノファイバー膜を更に備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の積層細菌フィルタ材料。
  11. 前記積層フィルタ材料の上に位置する第1繊維層を更に備える、請求項1〜10のいずれか1項に記載の積層細菌フィルタ材料。
  12. 前記第1繊維層に対向する側の前記積層フィルタ材料上に位置する第2繊維層を更に備える、請求項11に記載の積層細菌フィルタ材料。
  13. 前記第1および第2主面は遊離フィブリルをまない、請求項1〜12のいずれか1項に記載の積層細菌フィルタ材料。
  14. 前記距離はロミクロンである、請求項1〜13のいずれか1項に記載の積層細菌フィルタ材料。
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