次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
<全体構成>
図1は、本実施形態に係る伝送システムの一例の概略図である。
伝送システムには、伝送管理システムを介して一方の伝送端末から他方の伝送端末に一方向でコンテンツデータを伝送するデータ提供システムや、伝送管理システムを介して複数の伝送端末間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(「伝送管理システム」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末(「伝送端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、テレビ会議システムやテレビ電話システム等が例として挙げられる。また、データ提供システムは、データ提供管理システム(「伝送管理システム」に相当)を介して複数のデータ提供端末(「伝送端末」に相当)間で情報等の伝送するためのシステムであり、映像(画像)データの提供を行う監視システム等が例として挙げられる。
本実施形態では、データ提供システムの一例としての監視システムを想定した上で、伝送システム、伝送管理システム、及び伝送端末について説明する。すなわち、本発明の伝送端末及び伝送管理システムは、監視システムに適用されるだけでなく、その他のデータ提供システムや会議システム等のコミュニケーションシステムにも適用される。
まず、図1に示されている伝送システム1は、複数の伝送端末(10aa,10ab,・・・)、各伝送端末(10aa,10ab,・・・)用のディスプレイ(120aa,120ab,・・・)、複数の中継装置(30a,30b,・・・)、伝送管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。
複数の伝送端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音声データの送受信による伝送を行う。複数の伝送端末10は、画像データのみの送受信による伝送を行ってもよい。
なお、以下では、「伝送端末」を単に「端末」として表し、「伝送管理システム」を単に「管理システム」として表す。また、複数の端末(10aa,10ab,・・・)のうち任意の端末は「端末10」と表され、複数のディスプレイ(120aa,120ab,・・・)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表され、複数の中継装置(30a,30b,・・・)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表されている。さらに、一方の端末10から他方の端末10へ監視の開始(データ提供の開始)を要求する要求元としての端末は「要求元端末」と表され、要求先である宛先としての端末は「宛先端末」と表されている。
また、伝送システム1において、要求元端末と宛先端末との間では、管理システム50を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションが確立される。また、要求元端末と宛先端末との間では、中継装置30を介して、画像データや音声データを送受信するためのセッションが確立される。
図1に示されている中継装置30は、複数の端末10の間で、コンテンツデータの中継を行う。管理システム50は、端末10からのログイン認証、端末10の通話状況の管理、宛先リストの管理等、及び中継装置30の通話状況等を一元的に管理する。なお、本実施形態では、画像データの画像は動画であるものとして説明するが、静止画であってもよく、動画と静止画の両方であってもよい。
複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)は、画像データ及び音声データの最適な経路選択を行う。なお、以下では、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)のうち任意のルータは「ルータ70」と表されている。
プログラム提供システム90は、後述のHD(Hard Disk)204を備えており、端末10に各種機能を実現させる(又は、端末10を各種手段として機能させる)ための端末用プログラムが記憶され、端末10に端末用プログラムを送信することができる。また、プログラム提供システム90のHD204には、中継装置30に各種機能を実現させる(又は、中継装置30を各種手段として機能させる)ための中継装置用プログラムも記憶されており、中継装置30に、中継装置用プログラムを送信することができる。さらに、プログラム提供システム90のHD204には、管理システム50に各種機能を実現させる(又は、管理システム50を各種手段として機能させる)ための伝送管理用プログラムも記憶されており、管理システム50に、伝送管理用プログラムを送信することができる。
メンテナンスシステム100は、端末10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、又は保守を行うためのコンピュータである。例えば、メンテナンスシステム100が国内に設置され、端末10、中継装置30、管理システム50、又はプログラム提供システム90が国外に設置されている場合、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介して遠隔的に、端末10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行う。また、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介さずに、端末10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つにおける機種番号、製造番号、販売先、保守点検、又は故障履歴の管理等のメンテナンスを行う。
ところで、端末(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。
一方、端末(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。端末(10da,10db,10dc,・・・)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70cdが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Bはアメリカ合衆国であり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。地域A及び地域Bは、それぞれルータ(70ab,70cd)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、インターネット2iを介して、端末10、及び中継装置30と通信可能に接続されている。管理システム50、プログラム提供システム90、又はメンテナンスシステム100は、地域A又は地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)や、Bluetooth(登録商標)等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、管理システム50、各ルータ70、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
なお、各端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業者内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態に係る伝送端末の一例の外観図である。以下、端末10の長手方向をX軸方向、水平面内でX軸方向に直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する方向(鉛直方向)をZ軸方向として説明する。
図2に示されているように、端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された不図示の吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、不図示の吸気面を介して端末10の前方の外気を取り込み、排気面1121を介して端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130には、収音用孔1131が形成され、後述する内蔵型マイク114によって音声、物音、雑音等の音が収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130の側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型スピーカ115から出力音を通すための複数の音声出力孔によって形成された音声出力面1151が形成されている。また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にディスプレイ120用ケーブル120cを接続するための不図示の接続口が設けられている。
なお、以下では、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能に構成されている。図2は、チルト角が90度の状態を示している。
カメラハウジング1300には、内蔵型のカメラ1021が設けられており、利用者、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。そして、カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介してアーム1200に取り付けられており、カメラハウジング1300がアーム1200に対して、図2で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能に構成されている。
また、図示しないが、本実施形態に係る端末10は、スマートフォン、タブレット、ラップトップ又は腕時計若しくは眼鏡型のウェアラブルコンピュータであってもよい。
なお、中継装置30、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、それぞれ一般のサーバ・コンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
次に、端末10のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施形態に係る伝送端末のハードウェア構成図である。図3に示されているように、本実施形態の端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、端末用プログラム、画像データ、及び音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、及び上記各構成要素を図5に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and
Programmable ROM)等を用いてもよい。
さらに、上記端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記端末用プログラムは、フラッシュメモリ104ではなくROM102に記憶させるようにしてもよい。
次に、中継装置30、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100のハードウェア構成について説明する。図4は、本実施形態に係る中継装置、伝送管理システム、プログラム提供システム、メンテナンスシステムのハードウェア構成図である。
管理システム50は、管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、伝送管理用プログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図6に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記伝送管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記伝送管理用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
また、中継装置30は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD204には、中継装置30を制御するための中継装置用プログラムが記録されている。この場合も、中継装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記中継装置用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
また、プログラム提供システム90及びメンテナンスシステム100は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD204には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供用プログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記プログラム提供システム用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
<機能構成>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図5は、本実施形態に係る伝送システム1を構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。図5では、端末10、中継装置30、及び管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。また、図1に示されているプログラム提供システム90及びメンテナンスシステム100は、本実施形態では直接関係ないため、図5では省略されている。
《端末の各機能構成》
端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14、音声入力部15a、音声出力部15b、表示制御部16、明度判定部17、電源制御部18、条件設定部19、再開許否判定部20、宛先リスト作成部21、及び記憶・読出処理部22を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された端末用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能される手段である。
また、端末10は、図3に示されているRAM103によって構築される揮発性記憶部2000、及び図3に示されているフラッシュメモリ104によって構築される不揮発性記憶部1000を有している。
次に、図3及び図5を用いて、端末10の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10の各機能構成部を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、端末10の各機能構成部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図5に示されている端末10の送受信部11は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されているネットワークI/F222によって実現され、通信ネットワーク2を介してほかの端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、管理システム50より、宛先候補としての各端末の状態を示す各状態情報の受信を開始する。なお、この状態情報は、各端末10の稼働状態(オンラインかオフラインかの状態)だけでなく、オンラインであってもさらに通話中であるか、離席中であるか等の詳細な状態を示す。また、この状態情報は、各端末10の稼働状態だけでなく、端末10でケーブル120cが端末10から外れていたり、音声を出力するが画像は出力させなかったり、音声を出力させないようにする(MUTE)等、様々な状態を示す。以下では、一例として、状態情報が稼働状態を示す場合について説明する。
操作入力受付部12は、図3に示されているCPU101からの命令、並びに図3に示されている操作ボタン108及び電源スイッチ109によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、図3に示されている電源スイッチ109をONにすると、図5に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする。
ログイン要求部13は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、上記電源ONの受け付けを契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び要求元端末の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。また、利用者が電源スイッチ109をONの状態からOFFにすると、送受信部11が管理システム50へ電源をOFFする旨の状態情報を送信した後に、操作入力受付部12が電源を完全にOFFにする。これにより、管理システム50側では、端末10が電源ONから電源OFFになったことを把握することができる。
撮像部14は、図3に示されているCPU101からの命令、並びに図3に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。
音声入力部15aは、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音声データを入力する。音声出力部15bは、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音声データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部16は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されているディスプレイI/F117によって実現され、外付けのディスプレイ120に対して画像データを送信するための制御を行う。
明度判定部17は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、送受信部11から通信ネットワーク2を介して中継装置30より送信された明度の平均値を受け取り、この明度の平均値が所定の閾値以下か否かの判定を行う。
電源制御部18は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、明度判定部17の判定結果に応じて、端末10の電源をOFFにする。
条件設定部19は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、ユーザが操作ボタン108等を介して入力した設定情報を後述する条件設定管理DB1001に格納する。
再開許否判定部20は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、後述する条件設定管理DB(Data Base)1001に格納されている条件設定テーブルの内容に従って、要求元端末との接続の再開を行うか否かを判定する。
宛先リスト作成部21は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、管理システム50から受信した宛先リスト情報及び各宛先候補としての端末10の状態情報に基づいて、宛先リストの作成及び更新を行う。
記憶・読出処理部22は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示すSSD105によって実行され、不揮発性記憶部1000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部2000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。この不揮発性記憶部1000には、端末10を識別するための端末ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。また、不揮発性記憶部1000は、後述する条件設定管理DB1001及びメッセージ管理DB1002等を有する。さらに、記憶・読出処理部22は、揮発性記憶部2000に各種データを記憶したり、揮発性記憶部2000に記憶された各種データを読み出す処理も行う。この揮発性記憶部2000には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データや音声データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示される、上書きされる前の音声データによってスピーカ150から音声が出力される。
なお、本実施形態の端末ID及び後述の中継装置IDは、それぞれ端末10及び中継装置30を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報を示す。また、端末ID及び中継装置IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。
(条件設定テーブル)
不揮発性記憶部1000には、図6に示されているような条件設定テーブルによって構成されている条件設定管理DB1001が構築される。条件設定テーブルでは、端末10の「用途」、宛先端末から送信される画像データの明度が所定の場合に自動で接続を終了させるか否かの「自動終了」、自動終了させない時間を示す「例外時刻」、宛先端末から送信される画像データの明度の閾値を示す「明るさの閾値」、自動で接続を行うか否かを示す「自動接続」、自動接続する端末10を識別する「接続先」、自動接続する時刻を示す「時刻」、自身が宛先端末である場合に、要求元端末からの自動接続を許可するか否かを示す「自動接続許否」が関連付けられて管理される。これらの各フィールドは、後述するようにユーザが設定及び変更することができる。
「用途」フィールドでは、端末10が会議システム用の端末として用いるか、監視システム用の端末として用いるかが設定されている。すなわち、ユーザが「用途」を「0:会議用」と設定した場合、複数の端末10の間で画像データ及び音声データの送受信を行う会議用の端末となる。また、ユーザが「用途」を「1:監視用」と設定した場合、一方の端末10から他方の端末10に画像データ(及び音声データ)を送信して、一方の端末10が設定されている部屋等を監視する監視用の端末となる。
「自動終了」フィールドでは、宛先端末から送信される画像データの明度が閾値以下の場合に自動で接続を終了させるか否かが設定されている。すなわち、例えば宛先端末から送信される画像データの明度が閾値以下の場合は、宛先端末が設置されている場所が夜になったものと判断して宛先端末との接続を自動で終了させるためである。
「例外時刻」フィールドでは、宛先端末から送信される画像データの明度が閾値以下になった場合においても、宛先端末との接続を終了させない時刻(例外時刻)が設定されている。
「明るさの閾値」フィールドでは、「自動終了」フィールドの値が「1:する」に設定されている場合、宛先端末から送信される画像データの明度が、ここで設定されている閾値以下の場合、宛先端末との接続を自動で終了させる。
「自動接続」フィールドでは、「接続先」フィールドに設定された端末10に対して、「時刻」フィールドのテーブル項目に設定された時刻に自動で接続要求を行うか否かが設定されている。なお、図6の例では、「接続先」には、端末10が設置されている場所と端末名が記載されているが、例えば端末10の端末IDなどでもよい。
「自動接続許否」フィールドは、自身が宛先端末である場合において、要求元端末からの自動接続を許可するか否かが設定されている。
上記テーブル項目のうち、「自動終了」フィールドから「接続先」フィールドまでは要求元端末(監視する側の端末)の設定項目であり、「自動接続許否」フィールドは宛先端末(監視される側の端末)の設定項目である。
上記の各テーブル項目は、例えば図7及び図8に示すような初期設定画面において設定することができる。例えばユーザは端末10起動時の初期設定画面において、図7(a)に示すように、この端末10の用途(会議用か監視用か)を選択する。ここでは、用途として「監視用」を選択したものとして説明を続ける。次に、ユーザは、この端末10を監視する側の端末(要求元端末)として設定するか、監視する側の端末(宛先端末)として設定を行うかを選択する。まず、ユーザは、監視される側の端末として設定した場合について説明を続ける。
ユーザは、図7(b)に示すように、夜間モードの設定(「自動終了」フィールドの設定)、及び夜間モードを設定した場合において、自動終了させない時刻(「例外時刻」フィールドの設定)の設定を行う。また、ユーザは、図7(c)に示すように、夜間モードを設定した場合において、明るさの閾値(「明るさの閾値」フィールドの設定)の設定、及び図7(d)に示すように、自動接続を行う宛先端末(「接続先」フィールドの設定)の設定と自動接続を行う時刻(「自動接続」フィールドの設定)を設定する。
また、例えば図8(a)に示すように、ユーザが、監視される側の端末として設定した場合、図8(b)に示すように、要求元端末からの自動接続要求(接続開始要求)に対して、接続を許可するか否かを設定する。なお、図8(b)に示すように、接続を許可しない設定を行った場合、例えばアドレス帳などから特定の端末10からの自動接続要求(接続開始要求)のみ許可するように設定することができるようにしてもよい。
このように、ユーザは端末10は初期設定において上記に示した各種設定を行うことができる。これにより、後述するように、宛先端末が設置されている場所が例えば夜になり、部屋が暗くなったような場合に、要求元端末は、宛先端末との接続を終了させるなどの処理を行うことができるようになる。なお、ユーザは、上記に示した初期設定において設定した各種設定を、端末10の設定画面から変更することができる。このような、初期設定や設定の変更は、端末10の条件設定部19が、記憶・読出処理部22を介して、ユーザが入力した設定内容を条件設定管理DB1001の条件設定テーブルに上書きする(作成)することで行うことができる。
(メッセージテーブル)
不揮発性記憶部1000には、図9に示されているようなメッセージテーブルによって構成されているメッセージ管理DB1002が構築される。メッセージテーブルでは、メッセージIDと、このメッセージIDに対応するメッセージ内容が関連付けて管理されている。
<中継装置の機能構成>
中継装置30は、送受信部31、画像処理部32、及び記憶・読出管理部33を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された中継装置用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能される手段である。また、中継装置30は、中継装置30の電源をOFFにしても各種データ(または情報)の記憶が維持される不揮発性記憶部3000を有しており、この不揮発性記憶部3000は図4に示されているHD204により構築されている。
次に、中継装置30の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、中継装置30の各機能構成部を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、中継装置30の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図5に示されている中継装置30の送受信部31は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
画像処理部32は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、端末10から受信した画像データから、この画像データの明度の平均値(明るさ)を算出する。
記憶・読出管理部33は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているHDD205によって実現され、不揮発性記憶部3000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部3000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。なお、不揮発性記憶部3000には、画像データの中継先としての端末10のIPアドレスなどが記憶されている。
<管理システムの機能構成>
管理システム50は、送受信部51、端末認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、端末状態取得部55、セッション管理部56、自動接続監視部57、及び記憶・読出処理部58を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された管理システム用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能される手段である。また、管理システム50は、管理システム50の電源をOFFにしても各種データ(または情報)の記憶が維持される不揮発性記憶部5000を有しており、この不揮発性記憶部5000は図4に示されているHD204により構築されている。
(中継装置管理テーブル)
不揮発性記憶部5000には、図10に示されているような中継装置管理テーブルによって構成されている中継装置管理DB5001が構築されている。この中継装置管理テーブルでは、各中継装置30の中継装置ID毎に、各中継装置30の稼動状態、稼動状態が示される状態情報が管理システム50で受信された受信日時、中継装置30のIPアドレス、及び中継装置30における最大データ伝送速度(Mbps)が関連付けられて管理される。例えば、図10に示されている中継装置管理テーブルにおいて、中継装置IDが「111a」の中継装置30aは、稼動状態が「オンライン」で、管理システム50で状態情報が受信された日時が「2009年11月10日の13時00分」で、この中継装置30aのIPアドレスが「1.2.1.2」で、この中継装置30aにおける最大データ伝送速度が100Mbpsであることが示されている。
(端末認証管理テーブル)
さらに、不揮発性記憶部5000には、図11に示されているような端末認証管理テーブルによって構成されている端末認証管理DB5002が構築されている。この端末認証管理テーブルでは、管理システム50によって管理される全ての端末10の各端末IDに対して、各パスワードが関連付けられて管理される。例えば、図11に示されている端末認証管理テーブルにおいて、端末10aaの端末IDは「01aa」で、パスワードは「aaaa」であることが示されている。
(端末管理テーブル)
また、不揮発性記憶部5000には、図12に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5003が構築されている。この端末管理テーブルでは、各端末10の端末ID毎に、各端末10を宛先とした場合の宛先名、各端末10の稼動状態、後述のログイン要求情報が管理システム50で受信された受信日時、及び端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。例えば、図12に示されている端末管理
テーブルにおいて、端末IDが「01aa」の端末10aaは、端末名が「日本 東京事業所 AA端末」で、稼動状態が「オンライン」で、管理システム50でログイン要求情報が受信された日時が「2009年11月10日の13時40分」で、この端末10aaのIPアドレスが「1.2.1.3」であることが示されている。
(宛先リスト管理テーブル)
さらに、不揮発性記憶部5000には、図13に示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5004が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、監視システムやテレビ会議システムにおける通話の開始を要求する要求元端末の端末IDに対して、宛先端末の候補として登録されている宛先端末の端末IDが全て関連付けられて管理される。例えば、図13に示されている宛先リスト管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」である要求元端末(端末10aa)から監視システムやテレビ会議システムにおける通話の開始を要求することができる宛先端末の候補は、端末IDが「01ab」の端末10ab、端末IDが「01ba」の端末10ba、及び端末IDが「01bb」の端末10bb等であることが示されている。この宛先端末の候補は、任意の要求元端末から管理システム50に対する追加又は削除の要請により、追加又は削除されることで更新される。
(セッション管理テーブル)
また、この不揮発性記憶部5000には、図14に示されているようなセッション管理テーブルによって構成されているセッション管理DB5005が構築されている。このセッション管理テーブルでは、中継装置30を選択するためのセッションの実行に用いられるセッションID毎に、画像データ及び音声データの中継に使用される中継装置30の中継装置ID、要求元端末の端末ID及び宛先端末の端末IDが関連付けられて管理される。例えば、図14に示されているセッション管理テーブルにおいて、セッションID「se1」を用いて実行されたセッションで選択された中継装置30a(中継装置ID「111a」)は、端末IDが「01aa」の要求元端末(端末10aa)と、端末IDが「01db」の宛先端末(端末10db)との間で、画像データ及び音声データを中継することが示されている。
(自動接続管理テーブル)
さらに、不揮発性記憶部5000には、図15に示されているような自動接続管理テーブルによって構成されている自動接続管理DB5006が構築されている。この自動接続管理テーブルでは、各端末ID毎に自動接続を行う時刻が関連付けられて管理されている。例えば、図15に示されている自動接続管理テーブルにおいて、端末ID「01aa」の端末10が自動接続を行う時刻は「平日8:00」にであることが示されている。この例では、管理システム50は、平日8:00に端末ID「01aa」に、設定された接続に対して自動接続を行うように要求する。
次に、管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、管理システム50の各機能構成部を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、管理システム50の各機能構成部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
端末認証部52は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、送受信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとし、不揮発性記憶部5000の端末認証管理DB5002を検索し、端末認証管理DB5002に同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
状態管理部53は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態を管理すべく、端末管理DB5003に、この要求元端末の端末ID、要求元端末の稼動状態、管理システム50でログイン要求情報が受信された受信日時、及び要求元端末のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。また、状態管理部53は、利用者が端末10の電源スイッチ109をONの状態からOFFにすることで、端末10から送られてきた、電源をOFFする旨の状態情報に基づいて、端末管理DB5003のオンラインを示す稼動状態をオフラインに変更する。
端末抽出部54は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、ログイン要求した要求元端末の端末IDをキーとして、宛先リスト管理DB5004を検索し、要求元端末と通話することができる宛先端末の候補の端末IDを読み出すことで、端末IDを抽出する。また、端末抽出部54は、ログイン要求してきた要求元端末の端末IDをキーとして、宛先リスト管理DB5004を検索し、上記要求元端末の端末IDを宛先端末の候補として登録している他の要求元端末の端末IDも抽出する。
端末状態取得部55は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、上記端末抽出部54によって抽出された宛先端末の候補の端末IDを検索キーとして、端末管理DB5003を検索し、上記端末抽出部54によって抽出された端末ID毎に稼動状態を読み出す。これにより、端末状態取得部55は、ログイン要求してきた要求元端末と通話することができる宛先端末の候補の稼動状態を取得することができる。また、端末状態取得部55は、上記端末抽出部54によって抽出された端末IDを検索キーとして、端末管理DB5003を検索し、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態も取得する。
セッション管理部56は、図6に示されているCPU201からの命令によって実現され、不揮発性記憶部5000のセッション管理DB5005に、画像データ及び音声データを中継する中継装置30の中継装置IDと、セッションID、要求元端末の端末ID、及び宛先端末の端末IDを関連付けて記憶して管理する。
自動接続監視部57は、図4に示されているCPU201からの命令によって実行され、自動接続管理DB5006の自動接続管理テーブルの自動接続する時刻を示す「時刻」フィールドの値を参照する。そして、現在の時刻が自動接続管理テーブルの「時刻」フィールドの値と一致する場合、送受信部51を介して、自動接続管理テーブルに格納されている該当の端末IDの端末10に対して、接続指示を送信する。
記憶・読出処理部58は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示
されているHDD205によって実行され、不揮発性記憶部5000に各種データを記憶
したり、不揮発性記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<処理の詳細>
次に、図16乃至図22を用いて、本実施形態に係る伝送システム1における処理の詳細について説明する。
まず、図16を用いて、端末10aaと端末10dbとの間で、接続を開始する前の準備段階における各管理情報の送受信処理について説明する。図16は、本実施形態に係る端末の間で接続を開始する準備段階の処理の一例のシーケンス図である。
ユーザ(利用者)が、図3に示されている電源スイッチ109をONにする、図5に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする(ステップS11)。そして、ログイン要求部13は、上記電源ONの受け付けを契機とし、送受信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログイン要求を示すログイン要求情報を自動的に送信する(ステップS12)。このログイン要求情報には、要求元としての自端末である端末10aaを識別するための端末ID、及びパスワードが含まれている。これら端末ID、及びパスワードは、記憶・読出処理部22を介して不揮発性記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。なお、端末10aaから管理システム50へログイン要求情報が送信されると、受信側である管理システム50は、送信側である端末10aaのIPアドレスを把握することができる。
次に、管理システム50の端末認証部52は、送受信部51を介して受信したログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、不揮発性記憶部5000の端末認証管理DB5002を検索し、端末認証管理DB5002に同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う(ステップS13)。この端末認証部52によって、同一の端末ID及びパスワードが管理されているため、正当な利用権限を有する端末10からのログイン要求であると判断された場合には、状態管理部53は、端末管理DB5003に、端末10aaの端末ID及び宛先名で示されるレコード毎に、稼働稼働状態、上記ログイン要求情報が受信された受信日時、及び端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する(ステップS14)。これにより、図12に示されている端末管理テーブルには、端末ID「01aa」に、稼働状態「オンライン」、受信日時「2009.11.10.13:40」及び端末IPアドレス「1.2.1.3」が関連付けて管理されることになる。
そして、管理システム50の送受信部51は、上記端末認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS15)。本実施形態では、端末認証部52によって正当な利用権限を有する端末であると判断された場合について、以下続けて説明する。
要求元端末(端末10aa)では、正当な利用権限を有する端末であると判断された結果が示された認証結果情報を受信すると、送受信部11が通信ネットワーク2を介して管理システム50へ、宛先リストを要求する旨が示された宛先リスト要求情報を送信する(ステップS16)。これにより、管理システム50の送受信部51は、宛先リスト要求情報を受信する。
次に、端末抽出部54は、ログイン要求した要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理DB5004を検索し、要求元端末(端末10aa)と通話することができる宛先端末の候補の端末IDと、この端末IDに対応する宛先名を読み出すことによって抽出する(ステップS17)。ここでは、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」に対応する宛先端末(10ab,10ba,10bb,…)のそれぞれの端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」、…)と、これらに対応する端末名(「日本 東京事業所 AB端末」、「日本 大阪事業所 BA端末」、「アメリカ ワシントン事業所 DB端末」、…)が抽出される。
次に、管理システム50の送受信部51は、上記端末抽出部54によって抽出された端末ID及び宛先名を含めた宛先リスト情報を要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS18)。宛先リスト情報とは、例えば上記端末抽出部54によって抽出された端末ID及び宛先名を一覧形式に並べたものである。要求元端末(端末10aa)では、送受信部11が宛先リスト情報を受信し、記憶・読出処理部22が揮発性記憶部2000へ宛先リスト情報を記憶する(ステップS19)。
このように、本実施形態では、各端末10で宛先リスト情報を管理するのではなく、管理システム50が全ての端末の宛先リスト情報を一元管理している。よって、伝送システム1に新たな端末10が含まれるようになったり、既に含まれている端末10に替えて新機種の端末10を含めるようになったり、宛先リスト枠の見栄え等を変更することになった場合でも、管理システム50側で一括して対応するため、各端末10側で宛先リスト情報の変更を行う手間を省くことができる。
また、管理システム50の端末状態取得部55は、上記端末抽出部54によって抽出された宛先端末の候補の端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」、…)を検索キーとして、端末管理DB5003を検索し、上記端末抽出部54によって抽出された端末ID毎に、対応する稼動状態を読み出すことで、宛先候補としての端末(10ab,10ba,10bb,…)の各稼動状態を取得する(ステップS20)。
次に、送受信部51は、上記ステップS17で使用された検索キーとしての端末ID「01ab」と、対応する宛先端末(端末10ab)の稼動状態「オンライン(通話可能)」とが含まれた「端末の状態情報」を、通信ネットワーク2を介して要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS21)。また、同じくステップS21の一環として、送受信部51は、端末ID「01ba」と、対応する宛先端末(端末10ba)の稼動状態「オンライン(一時中断)」とが含まれた「端末の状態情報」等、残りの「端末の状態情報」も個別に要求元端末(端末10aa)へ送信する。
次に、要求元端末(端末10aa)の記憶・読出処理部22、順次、管理システム50から受信した端末の状態情報を揮発性記憶部2000に記憶する(ステップS22)。よって、要求元端末(端末10aa)は、上記各端末の状態情報を受信することで、要求元端末(端末10aa)と通話することができる宛先端末の候補である端末10ab等の現時点のそれぞれの稼動状態を取得することができる
次に、要求元端末(端末10aa)の宛先リスト作成部21は、揮発性記憶部2000に記憶されている宛先リスト情報、及び端末の状態情報に基づいて、宛先候補としての端末10の状態を反映させた宛先リストを作成すると共に、表示制御部16が、図3に示されているディスプレイ120に対して、宛先リストを表示させる(ステップS23)。
このようにして、要求元端末(端末10aa)は、監視される側の端末(宛先端末)の宛先リストをディスプレイ120に表示させることができる。また、この宛先リストには、宛先端末の稼働状態を表示させることができるため、ユーザは、その宛先端末に接続することができるのか否かを知ることができる。
次に、複数の端末10の間で通話(接続)を開始する処理について説明する。図17は、本実施形態に係る複数の端末の間で接続を開始する段階の処理の一例のシーケンス図である。本実施形態では、要求元端末(端末10aa)は、宛先の候補としての端末10のうち、上記ステップS21で受信した端末の状態情報により、稼働状態がオンラインである端末と通話をすることができる(稼働状態がオンラインである端末を監視することができる)。そこで、以下では、要求元端末(端末10aa)の利用者(ユーザ)が、宛先端末として端末10dbを選択した場合について説明する。
まず、ユーザが図3に示されている操作ボタン108を押下して端末10dbを選択すると、図5に示されている操作入力受付部12は、端末10dbとの接続(通話)を開始する要求を受け付ける(ステップS31)。そして、端末10aaの送受信部11は、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、及び宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」が含まれ、接続(通話)を開始したい旨を示す開始要求情報を、管理システム50に送信する(ステップS32)。これにより、管理システム50の送受信部51は、上記開始要求情報を受信すると共に、送信元である要求元端末(端末10aa)のIPアドレス「1.2.1.3」を把握することになる。なお、ここで、管理システム50は、宛先端末(端末10db)に要求元端末(端末10aa)からの接続を許可するかを問い合わせてもよい。すなわち、管理システム50は、宛先端末(端末10db)に対し、接続要求を送信し、宛先端末(端末10db)はこれを受けて、ディスプレイ120に接続を許可するか/許可しないかを選択するための表示を行い、ユーザに選択させるようにしてもよい。
そして、状態管理部53は、開始要求情報に含まれる要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」及び宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」に基づき、端末管理DB5003の端末管理テーブルにおいて、上記端末ID「01aa」及び端末ID「01db」がそれぞれ含まれるレコードの稼働状態のフィールド部分を、ともに「通話中」に変更する(ステップS33)。なお、この状態では、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)は、通話(接続)を開始していないが、通話中状態となり、他の端末10が要求元端末(端末10aa)又は宛先端末(端末10db)と接続(通話)しようとすると、いわゆる通話中状態を示す旨の音声又は表示が出力される。
次に、図5に示されているセッション管理部56は、セッションIDを生成する(ステップS33)。ここでは、セッションIDとして「se1」が生成されたものとする。そして、この生成したセッションID「se1」と、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」と、宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」とをセッション管理DB5005に関連付けて記憶して管理する。さらに、セッション管理部56は、中継装置管理DB5001から稼働状態が「オンライン」の中継装置30のうち、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)とが通信するのに適切な中継装置30を決定し(ここでは中継装置30aが決定されたものとする)、この中継装置30aとステップS31で生成したセッションID「se1」とをセッション管理DB5005に関連付けて記憶して管理する。なお、上記において中継装置30を決定するための方法は、例えば要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)とが通信するに際し、通信帯域が最も広いネットワーク上にある中継装置30を選択する等の方法が考えられる。
そして、管理システム50の送受信部51は、ステップS34で生成したセッションID「se1」と、ステップS36で決定した中継装置30aのIPアドレス「1.2.1.2」とを要求元端末(端末10aa)及び宛先端末(端末10db)に送信する(ステップS37及びS38)。なお、中継装置30aのIPアドレスは、中継装置管理DB5001から記憶・読出処理部58を介して取得することができる。これにより、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)との間でセッションが確立される(ステップS40)。
以降は、上記のステップS40で確立したセッションを用いて、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)との間で、中継装置30aを介して、画像データ及び音声データが送受信される。なお、監視システムとして要求元端末(端末10aa)を利用する場合、宛先端末(端末10db)から上記のステップS40で確立したセッションを用いて、中継装置30aを介して、画像データが送信される。
次に、要求元端末(端末10aa)が、宛先端末(端末10db)から送信される画像データに基づき、宛先端末(端末10db)との接続を自動で切断し、要求元端末(端末10aa)の電源をOFFにする処理について説明する。すなわち、例えば宛先端末(端末10db)が設置されている場所が夜になった場合などにより、要求元端末(端末10aa)が受信する画像データの明るさが閾値以下になったとき、要求元端末(端末10aa)は自動的に宛先端末(端末10db)との接続を切断し、自身の電源をOFFにする。これにより、夜間にも関わらず、要求元端末(端末10aa)が宛先端末(端末10db)と接続され続けることによる無駄な通話料の発生やネットワークトラフィックの発生を防止することができる。図18は、本実施形態に係る自動切断処理の一例のシーケンス図である。
要求元端末(端末10aa)は、宛先端末(端末10db)の例えばカメラ112で撮像された画像データを受信することにより、宛先端末(端末10db)が設置されている場所(例えば宛先端末(端末10db)が設置されている執務エリアなど)を監視しているものとする。このとき、中継装置30aの送受信部31は、上記ステップS40で確立したセッションを用いて、宛先端末(端末10db)から送信される画像データを受信する(ステップS51)。そして、中継装置30aの送受信部31は、上記ステップS40で確立したセッションを用いて、受信した画像データを要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS52)。すなわち、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)は、中継装置30aを介してデータの送受信を行う。
なお、このとき、要求元端末(端末10aa)の送受信部11は、中継装置30aを介して、宛先端末(端末10db)から画像データを受信すると、記憶・読出処理部22を介して揮発性記憶部2000に格納する。そして、揮発性記憶部2000に格納された画像データは、表示制御部16の制御に従って、順次、ディスプレイ120に表示される。これにより、要求元端末(端末10aa)のユーザは、宛先端末(端末10db)が設置されている場所の監視を行うことができる。
中継装置30(中継装置30a)の画像処理部32は、宛先端末(端末10db)から受信した画像データの明度の平均値(明るさ)を算出する(ステップS53)画像処理部32は、例えば受信した画像データをモノクロの画像データに変換し、このモノクロの画像データの各ピクセル(画素)の明度(例えば0〜255の値)を合計し、この合計値を画像データのピクセル数で除算することで明度の平均値を算出する。画像処理部32は、以上のような画像データの明度の平均値の算出を、所定の間隔(例えば1分毎)で行う。
そして、中継装置30(中継装置30a)の送受信部31は、ステップS53で算出した画像データの明度の平均値を要求元端末(端末10aa)に送信する。
要求元端末(端末10aa)の送受信部11は、中継装置30(中継装置30a)から画像データの明度の平均値を受信すると、明度判定部17に処理を依頼する。そして、明度判定部17は、条件設定管理DB1001の条件設定テーブルの「明るさの閾値」フィールドの値を参照し、中継装置30(中継装置30a)から受け取った画像データの明度の平均値がこの閾値以下か否かを判定する(ステップS35)。以降では、明度判定部17は、中継装置30(中継装置30a)から受け取った明度の平均値が閾値以下であると判定した場合について説明する。
そして、明度判定部17は、条件設定管理DB1001の条件設定テーブルの「例外時刻」フィールドの値を参照して、現在時刻が「例外時刻」フィールドに設定された値に該当するか否かを判定する。これにより、所定の時間帯(例えば昼休みなどの時間帯)は照明が落とされていることにより、明度の平均値が閾値以下になった場合においても、この時間帯では要求元端末(端末10aa)の電源はOFFされないようにすることができる。
現在時刻が「例外時刻」フィールドに設定された値に該当する場合、又は、上記において、明度判定部17が中継装置30(中継装置30a)から受け取った明度の平均値が閾値より大きいと判定した場合は、以降のステップS56〜S63の処理は行われず、ステップS51〜S55の処理が繰り返し実行される。
要求元端末(端末10aa)の明度判定部17は、表示制御部16に対して、メッセージ表示を依頼する(ステップS56)。そして、表示制御部16は、記憶・読出処理部22を介して、メッセージ管理DB1002から例えばメッセージID「0001」のメッセージをディスプレイ120に表示させる。表示制御部16は、例えば図20に示すようなメッセージをディスプレイ120に表示させる。
次に、要求元端末(端末10aa)の明度判定部17は、記憶・読出処理部22を介して、条件設定管理DB1001から自動接続の可否、接続先、及び自動接続する時刻を取得する(ステップS57)。すなわち、明度判定部17は、記憶・読出処理部22を介して、条件設定テーブルの「自動接続」フィールドの値、「接続先」フィールドの値、及び「時刻」フィールドの値を取得する。
なお、このとき、「自動接続」フィールドの値が自動接続を行わないことを示す「0:しない」である場合、以降のステップS59〜62の処理は行わず、通常の接続終了処理を行う。すなわち、このとき、要求元端末(端末10aa)の送受信部11は、接続終了を示す情報を管理システム50に送信する。そして、管理システム50も接続終了を示す情報を宛先端末(端末10db)及び中継装置30(中継装置30a)に送信して、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)との接続を終了させる。以降では、「自動接続」フィールドの値が自動接続を行うことを示す「1:する」であるとして説明を続ける。
要求元端末(端末10aa)の記憶・読出処理部22は、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」と宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」を不揮発性記憶部1000に保存する(ステップS58)。これは、後述する自動接続処理において、端末10aaは、端末10dbとの接続を再開(再度の接続開始要求の送信)できるようにするためである。
要求元端末(端末10aa)の送受信部11は、管理システム50に接続終了情報を送信し、管理システム50及び中継装置30(中継装置30a)との接続を終了させる。(ステップS59)。接続終了情報には、接続を終了させることを示す情報と、要求元端末(端末10aa)が宛先端末(端末10db)と自動接続する時刻(条件設定テーブルの「時刻」フィールの値)と、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」と、宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」とが含まれる。接続終了情報は、例えば図19に示すようなテーブルである。図19に示す例では、「端末ID」フィールドに要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」と宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」が設定されている。「接続終了」フィールドには、接続を終了させることを示す情報「1」が設定されている。「接続開始」フィールドには、要求元端末(端末10aa)は「自動接続時刻」フィールドに設定されている時刻に自動で接続を再開させることを示す「1」が設定されている。「用途」及び「監視」フィールドは、要求元端末(端末10aa)がどのような設定がされているかを示す情報である。この例では、要求元端末(端末10aa)は、監視用であり監視する側の端末(宛先端末から画像データを受信する端末)の端末として設定されていることを示している。
そして、管理システム50の送受信部51は、接続終了情報を受信すると、この接続終了情報のうち、接続を終了させることを示す情報と、要求元端末(端末10aa)の端末IDと、宛先端末(端末10db)の端末IDとを宛先端末(端末10db)に送信する(ステップS60)。宛先端末(10db)の送受信部31は、接続を終了させることを示す情報を受信すると、接続を終了させる処理を行い、中継装置30(中継装置30a)との接続を終了させる。
管理システム50の記憶・読出処理部58は、接続終了情報に含まれる「端末ID」フィールドの要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」と、「自動接続時刻」フィールドに設定されている時刻とを自動接続管理DBに記憶して管理する。これにより、後述するように、管理システム50は、ここで記憶した自動接続時刻になったときに、要求元端末(端末10aa)に対して、起動指示及び接続指示を行うことができる。
そして、要求元端末(端末10aa)の電源制御部18は、要求元端末(端末10aa)の電源をOFFにする(ステップS63)なお、要求元端末(端末10aa)の電源制御部18は、例えば要求元端末(端末10aa)をスリープモードなどの節電状態や省電力状態に移行させるようにしてもよい。
以上により、宛先端末(端末10db)が設置されている場所が夜になったことなどにより、この宛先端末(端末10db)から送信される画像データの明度の平均値が所定の閾値以下になった場合、要求元端末(端末10aa)は、宛先端末(端末10db)との接続を終了させる。これにより、無駄な通話料の発生やネットワークトラフィックの発生を防止することができる。
また、このとき、要求元端末(端末10aa)は、例えば所定の時刻(例えば朝8:00など)に宛先端末(端末10db)との接続を再開させるための処理を行う。これにより、後述する自動接続処理において、要求元端末(端末10aa)は宛先端末(端末10db)との接続を再開することができる。
次に、図18の自動切断処理の後において、図18における要求元端末(端末10aa)が宛先端末(端末10db)との接続を再開させる処理について説明する。図21は、本実施形態に係る自動接続処理の一例のシーケンス図である。
管理システム50の自動接続監視部57は、常時、自動接続管理DB2006の「自動接続時刻」フィールドの値(時刻)と現在時刻とを監視している。そして、自動接続監視部57は、現在時刻と「自動接続時刻」フィールドの値(時刻)が一致しているか否かを判定する(ステップS71)。なお、自動接続監視部57は、現在時刻と「自動接続時刻」フィールドの値(時刻)が一致していないと判定した場合、何も行わない。以降では、自動接続監視部57は、現在時刻と「自動接続時刻」フィールドの値(時刻)が一致していると判定した場合について説明する。
管理システム50の送受信部51は、要求元端末(端末10aa)に対して、要求元端末(端末10aa)の電源をONにするための起動指示と、宛先端末(端末10db)との接続を再開するための接続指示を送信する(ステップS72)。起動指示には、例えばWake-on-LANなどを利用することができる。
要求元端末(端末10aa)の送受信部11は、起動指示と接続指示を受信すると、電源制御部18が要求元端末(端末10aa)の電源をONにする。そして、要求元端末(端末10aa)の記憶・読出処理部22は、不揮発性記憶部2000から接続先情報として宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」を取得する(ステップS74)。
要求元端末(端末10aa)の送受信部11は、接続開始要求(接続再開要求)を管理システム50に送信する(ステップS74)。接続開始要求には、ステップS73で取得した宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」と、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」が含まれる。そして、管理システム50の送受信部51は、要求元端末(端末10aa)から接続開始要求を受信すると、この要求元端末(端末10aa)のIPアドレスを把握する。
管理システム50の送受信部51は、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」と宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」とを含む接続開始要求と、要求元端末(端末10aa)のIPアドレスを、宛先端末(端末10db)に送信する(ステップS75)。これに先立って、管理システム50は受け取った宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」を検索キーとして端末管理DB5003を検索し、宛先端末(端末10db)のIPアドレスを把握する。また、このとき、端末管理DB5003に保存されている要求元端末(端末10aa)のIPアドレスが、受け取った要求元端末(端末10aa)のIPアドレスと異なる場合は、端末ID「01aa」のIPアドレスを更新(上書き)する。
なお、ステップS74及びS75の接続開始要求には、要求元端末(端末10aa)が図18の自動切断処理後の自動起動処理による接続開始(再開)要求であることを示す情報(例えば宛先端末(端末10ddb)との接続の再開を要求することを示すフラグなど)を含めてもよい。このように、通常の接続開始要求と、図18の自動切断処理後の自動起動処理による接続開始要求(接続の再開の要求)とを区別してもよい。
宛先端末(端末10db)の再開許否判定部20は、記憶・読出処理部22を介して、条件設定管理DB1001の条件設定テーブルの「自動接続許否」フィールドの値を参照して、自動接続を許可する設定になっているか否かを判定する(ステップS76)。つまり、宛先端末(端末10db)の再開許否判定部20は、条件設定テーブルの「自動接続許否」フィールドを参照して、他の端末10からの接続要求に対して、例えば宛先端末(端末10db)のユーザによる許可/不許可の操作指示を必要とせずに、自動で接続を許可する設定となっているか否かを判定する。そして、宛先端末(端末10db)の送受信部51は、再開許否判定部20の判定結果を管理システム50に送信する(ステップS77)。以降、再開許否判定部20による判定結果が許可しないことを示す情報である場合、ステップS78及びS79を行い、再開許否判定部20による判定結果が許可することを示す情報である場合、ステップS80及びS81を行う。
なお、例えば宛先端末(端末10db)の電源がOFFなどにより接続することができないば場合も、以降、ステップS78及びS79を行う。これは、例えば管理システム50が宛先端末(10db)に接続開始要求を送信後、所定の時間応答がなかった場合(タイムアウトした場合)も同様である。
再開許否判定部20による判定結果が許可しないことを示す情報である場合、管理システム50の送受信部51は、接続を許可されなかったことを示す情報を要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS78)。そして、要求元端末(端末10aa)は、接続を許可されなかったことを示す情報を受信すると、表示制御部16が例えば図22に示すような接続ができなかったことを示すメッセージをディスプレイ120に表示させる(ステップS79)。
再開許否判定部20による判定結果が許可すること示す情報である場合、管理システム50の送受信部51は、接続が許可されたことを示す情報(接続再開応答)を要求元端末(端末10aa)に送信し(ステップS80)、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(10db)との間でセッションが確立される(ステップS81)。なお、ここでは説明を省略したが、ステップS80の処理に前又は後に、管理システム50は、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(10db)の通信を中継する中継装置30を決定し、この決定した中継装置30のIPアドレスを要求元端末(端末10aa)と宛先端末(10db)に通知する。
以上により、図18の処理の後、要求元端末は、宛先端末と接続を再開することができる。これにより、例えば要求元端末は夜になると電源をOFFして宛先端末との接続を終了し、朝になったら電源をONにして宛先端末との接続を再開することができる。したがって、ユーザは、手動で要求元端末の電源をONにして、宛先端末と再度接続をするという操作を行う必要がなく、ユーザの手間を省くことができる。
なお、送受信部11は、受信手段、再開要求手段、及び接続再開手段の一例である。明度判定部17は、判定手段の一例である。電源制御部18及び送受信部11は、移行手段の一例である。条件設定部19は、再開条件設定手段の一例である。再開許否判定部20は、再開判定手段の一例である。送受信部31は、送信手段の一例である。画像処理部32は、明度情報生成手段の一例である。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。