以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、設定モードの前後で出力された最高階調の画像濃度に若干の変動を生じさせつつ中間階調の画像濃度の変動を大幅に軽減する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、トナー像を記録材に転写する画像形成装置であれば、モノクロ/フルカラー、枚葉型/記録材搬送型/中間転写型、一成分現像剤/二成分現像剤、帯電方式、静電像形成方式、現像方式、転写方式の区別無く実施できる。測定用トナー像のトナー載り量を検出する光学式センサは、像担持体上、中間転写体上、記録材搬送体上のいずれに配置してもよい。本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途の画像形成装置で実施できる。
<画像形成装置>
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図2は画像形成装置のシステムのブロック図である。図1に示すように、画像形成装置100は、一成分現像剤を用いて、白黒画像を、A4サイズ横送りの記録材Pに毎分65枚の生産性で連続画像形成が可能な機能複合型プリンタである。
画像形成装置100は、回転する感光ドラム1の周囲に、コロナ帯電器3、露光装置12、現像装置2、転写前帯電器10、転写帯電器4、分離帯電器5、光学式センサ40、ドラムクリーニング装置6を配置している。感光ドラム1は、アルミニウムのドラム基体の表面にOPC感光層を層状に塗布して形成したOPC感光体である。感光ドラム1の帯電極性は負極性である。
コロナ帯電器3は、コロナ放電に伴う荷電粒子を感光ドラム1に照射して感光ドラム1の表面を一様な負極性の暗部電位VDに帯電させる。電源D3は、不図示の電位センサの出力に基づいてコロナ帯電器3の出力を調整して暗部電位VDを可変に設定する。
露光装置12は、感光ドラム1の暗部電位VDを露光によって放電させて明部電位VLまで低下させた画像の静電像を形成する。露光装置12は、走査線に沿って展開された画像濃度をPWM二値変調した画像信号でレーザー素子を作動させ、発生したレーザービームを回転ミラーで感光ドラム1上に走査する。
現像装置2は、回転する現像スリーブ20に現像剤(一成分現像剤、磁性トナー)を担持させて、感光ドラム1の静電像をトナー像に現像する。現像スリーブ20の中心には、非回転のマグネットが配置され、マグネットの磁力で現像スリーブ20の表面に担持された現像剤は、現像ブレード21に摩擦して層厚規制を受けると同時に摩擦帯電される。電源D2は、負極性の直流電圧Vdcに交流電圧Vacが重畳された振動電圧を現像スリーブ20に印加する。現像スリーブ20上の負極性に帯電した現像剤は、振動電圧に応答して、相対的に正極性となった感光ドラム1の明部電位VLの露光領域へ移転して静電像を反転現像する。
現像剤補給装置9は、感光ドラム1の静電像の現像に伴って消費された現像剤量に見合った新品現像剤を現像装置2に補給する。転写前帯電器10は、コロナ放電に伴う荷電粒子を感光ドラム1に照射して、付着しているトナー像の電荷を高める。
転写帯電器4は、コロナ放電に伴う荷電粒子を記録材Pに照射して、記録材Pを正極性に帯電させて、感光ドラム1上の負極性に帯電したトナー像を記録材Pへ移転させる。分離帯電器5は、コロナ放電に伴う荷電粒子を記録材Pに照射して、記録材Pを除電して、感光ドラム1から記録材Pを分離させる。
ドラムクリーニング装置6は、感光ドラム1の表面にクリーニングブレードを摺擦させて、転写部T1を通過した感光ドラム1の表面に付着した転写残トナーを回収する。定着装置7は、定着ローラ7aに加圧ローラ7bを当接させて記録材のニップ部を形成する。定着装置7は、感光ドラム1から分離した記録材Pをニップ部で挟持搬送して、加圧・加熱することで、トナー像を融解して記録材Pの表面に画像を定着させる。
図2に示すように、外部端末150から送信された画像データは、画像信号に変換されてメモリ140に保持される。
制御部110は、メモリ140から呼び出した画像信号を用いて露光装置12を制御して、感光ドラム1に画像の静電像を形成する。
<現像コントラスト>
図3は反転現像における現像特性の説明図である。図3に示すように、現像スリーブ20と感光ドラム1の対向部における暗部電位VDは−700Vである。現像性能を電気的に規定可能な画像部電位の一例である明部電位VLは、暗部電位VD又は露光装置12のレーザービーム出力を調整して変更できる。現像スリーブ20に印加される振動電圧の直流電圧Vdcは−500Vである。
かぶり取りコントラストVbackは、暗部電位VDと直流電圧Vdcの電位差であって、感光ドラム1の非露光部にトナーが付着することを阻止する電位差である。かぶり取りコントラストVbackは、現像コントラストVcontを変更しても一定に確保される必要がある。
Vback=|VD−Vdc|=|−700−(−500)|=200[V]
現像性能を電気的に規定可能な設定条件の一例である現像コントラストVcontは、明部電位VLと直流電圧Vdcの電位差であって、感光ドラム1に形成された静電像には、現像コントラストVcontに応じた電荷量のトナーが付着する。感光ドラム1の露光部には、負極性に帯電した磁性トナーが現像コントラストVcontを埋め合わせるように付着する。画像濃度安定化制御では、最大濃度階調の静電像に現像されたトナー像の定着画像が最大濃度を満たすように現像コントラストVcontが調整される。
Vcont=|Vdc−VL|=|−500−VL|
<測定用トナー像>
図4は画像濃度安定化制御における測定用トナー像の説明図である。図1に示すように、現像装置2は、現像剤を担持する現像剤担持体の一例である現像スリーブ20を有して、像担持体の一例である感光ドラム1に形成された静電像を現像する。検出手段の一例である光学式センサ40は、現像装置2によって現像されたトナー像のトナー載り量を検出する。実行部の一例である制御部110は、非画像形成時に設定モードの一例である画像濃度安定化制御を実行して、画像形成時の現像スリーブ20と感光ドラム1の間のトナー像の現像能力を規定する設定条件を設定する。
図4に示すように、画像濃度安定化制御の際には、感光ドラム1に連続して複数個の測定用トナー像(パッチ画像)が形成される。測定用トナー像は、感光ドラム1の走査方向に20mmの長さを有し、感光ドラム1の回転方向に30mmの長さを有する長方形に形成される。
測定用トナー像は、感光ドラム1に対向配置した光学式センサ40によって検出される。測定用トナー像を光学式センサ40によって検出する際には、記録材は供給されず、図1に示す転写帯電器4及び分離帯電器5の出力をOFFして、測定用トナー像に転写部T1を素通りさせる。
光学式センサ40は、LEDから赤外光を感光ドラム1の表面に45°の角度で照射して、正反射光の受光位置に配置したフォトダイオードによって反射光量を検出する。測定用トナー像のトナー載り量が多くて、感光ドラム1の表面に付着したトナー粒子が多いほど入射光が散乱及び吸収される割合が高まって反射光量が減少する。光学式センサ40は、検出した測定用トナー像のトナー載り量に応じたアナログ電圧信号を出力する。
最大画像濃度を設定する画像濃度安定化制御の際に形成される測定用トナー像は、所定の面積階調に制御された露光条件にて形成される。使用される面積階調は、100%〜80%の高い面積階調が使用される。実施例1では、100%の面積階調にて測定用トナー像を形成している。最大画像濃度を設定する画像濃度安定化制御の際に形成される測定用トナー像がハーフトーン画像である場合、100%最大濃度に近い場合に比べ、結果的に、画像濃度安定化制御が画像濃度をばらつかせ易くなる。これは、感光ドラム1と現像装置2の状態など、画像形成装置100内の色々なばらつき要因によって、1画素1画素のトナー像としての再現性のむらが光学式センサ40によって測定されたトナー載り量のむらとして影響するからである。また、最大画像濃度を設定する画像濃度安定化制御の際に形成される測定用トナー像がハイライトの画像である場合、最大濃度の画像に対して遠い階調域での制御になるため、出力画像の最大濃度の安定性が保てない。
<比較例1>
図5は比較例1における中間階調画像の定着画像濃度のばらつきの説明図である。
図4に示すように、比較例1の画像濃度安定化制御では、画像濃度を安定させるために、光学式センサ40を用いて測定用トナー像Gのトナー載り量を測定し、測定結果に基づいて画像形成のための現像コントラストVcontGを設定する。比較例1では、現像コントラストVcontが7段階に異なる面積階調100%の測定用トナー像G1、G2、・・・、G7を形成する。露光装置12の露光強度(レーザービーム出力)を一定にして、コロナ帯電器3による帯電出力(明部電位VL)と現像スリーブ20に印加する直流電圧Vdcとを7段階に異ならせている。
そして、光学式センサ40を用いた測定用トナー像G1、G2、・・・、G7のトナー載り量の測定結果に基づいて、定着画像の反射濃度が1.4の一定値となるように、画像形成のための現像コントラストVcontGを設定する。生成された7個の測定用トナー像のトナー載り量のうち、目標トナー載り量(反射濃度1.4相当)をまたぐ2点を選択し、2点の内挿によって、定着画像の反射濃度が1.4となる現像コントラストを求める。求められた現像コントラストとなる直流電圧Vdcを現像装置2の電源D2に、また、コロナ帯電器3の出力を直流電圧Vdc+200V(かぶり取りコントラストVback)が得られるように設定する。
図3に示すように、現像コントラストVcontは、露光装置12の露光出力を異ならせても調整できるから、明部電位VL及び直流電圧Vdcを固定して、露光装置12の露光出力を7段階に振って測定用トナー像を形成してもよい。明部電位VLもしくは直流電圧Vdcを変化させた場合と同様に一定の目標トナー載り量に対応させた現像コントラストになるように露光出力を設定する。
図5に示すように、現像コントラストが異なる7種類の測定用トナー像のトナー載り量の測定結果から1つのトナー載り量/現像コントラスト曲線が得られる。図中、現像剤が新品に近くて現像性が高い状態aと、かなり使用されて現像剤の現像性が低くなった状態bとを併記している。各々のある時の状態を実線a、bとし、その状態からユーザが画像比率の低い画像形成を行ったために現像剤の劣化が進んだ状態を破線a’、b’で示している。トナー載り量と定着画像の反射濃度とはほぼリニアな関係にあるため、トナー載り量は、説明の都合上、定着画像の反射濃度に換算して表示した。
比較例1の画像濃度安定化制御では、面積階調100%〜80%の測定用トナー像を用いて一定の目標トナー載り量になるように画像形成時の現像コントラストを設定する。その結果、画像濃度安定化制御の前後において、ハーフトーン画像の定着画像濃度がかなり変化することがある。
図5の(a)に示すように、現像性が高い実線aの現像コントラストは140V、破線a’は160Vと決定された。この際、ハーフトーン画像の濃度変化は0.01と良好である。
しかし、図5の(b)に示すように、現像性が低い実線bの現像コントラストは280V、破線b’は350Vと決定された。このように、現像コントラストを変更した際の最大濃度画像が濃度飽和する濃度が目標濃度に近い場合、わずかな現像性の差で大きく設定される現像コントラストが異なる。しかし、ハーフトーンは、その現像コントラストの領域で濃度飽和していないので、0.08と大きく変わってしまう。
<比較例2>
図6は比較例2の画像濃度安定化制御の説明図である。比較例2では、いわゆるガンマ補正によって、最大濃度の濃度もユーザが満足する品質を維持したうえで、ハーフトーン濃度の安定性を向上させる。
初期設定で実施される手動操作によるガンマ補正は、比較例1の方法で現像コントラストによりトナー載り量を決定した後に、面積階調10%〜100%の10段階の測定用トナー像を形成し、記録材に転写して定着装置で定着させる。そして、記録材上の10個の測定用トナー像の定着画像と記録材の反射濃度を測定して、その各面積階調での画像濃度が規定値となるように階調変換を行う。
比較例2では、このような操作及び処理を、光学式センサ40を用いてトナー載り量を測定して行う。比較例1の画像濃度安定化制御によって最大濃度の再現性を確保した上で、面積階調10%〜100%の10段階の測定用トナー像を形成して光学式センサ40によりそれぞれトナー載り量を測定する。そして、図5に示すように、面積階調10%〜100%の10段階の測定用トナー像のトナー載り量が面積階調10%〜100%での規定値になるように画像信号の階調変換テーブルを作成する。
比較例2では、最大画像濃度の設定の度にガンマ補正制御を行っている。このため、最大濃度及び中間濃度の濃度安定性は向上できるが、ひととおりの設定に大きなダウンタイムが発生して画像形成装置の見かけ上の生産性を損なわせてしまう。また、定着画像の反射濃度の代わりに測定用トナー像の光学式センサ40の出力を用いるため、面積階調の低い測定用トナー像では、後述するようにトナー像の断面形状等の影響を受ける(図12参照)。その結果、定着画像の反射濃度レベルでは誤差を生じてしまう。
<実施例1>
図7は実施例1の最大画像濃度を設定するための画像濃度安定化制御の説明図である。図8は現像コントラストと目標トナー載り量の関係の説明図である。図9は実施例1の画像濃度安定化制御のフローチャートである。
図1に示すように、設定部の一例である制御部110は、設定モードで設定される設定条件が、現像能力の低い条件から現像能力の高い条件に設定される場合に目標値が小さくなる領域を少なくとも有する。設定モードでは、感光ドラム1に面積階調が90%以上の測定用トナー像を形成し、測定用トナー像を光学式センサ40によって検出したときの検出結果が予め設定された目標値となるように、トナー像の現像能力を規定する設定条件を設定する。
実施例1の最大画像濃度を設定するための画像濃度安定化制御では、画像形成時における現像剤担持体と像担持体の間に形成する現像電界の設定条件の一例である現像コントラストが制御される。現像コントラストの値が少なくとも所定範囲内においては、設定条件が現像能力の低い側から現像能力の高い側になるほど、最大画像濃度の目標値が小さくなるように制御される。すなわち、現像コントラストが少なくとも所定範囲内においては、現像コントラストが大きくなるほど、最大画像濃度が小さくなるように、最大画像濃度の目標値が装置本体に予め記憶されている。
ここで、装置本体に予め設定される最大画像濃度の目標値の設定方法については後述する。本発明では、本体に記憶されている目標値(ターゲット濃度)は、設定モードにて設定条件が設定された後の最大画像濃度の半分となる画像が、未使用の現像剤を用いて設定モードにて設定条件を設定した後の最大画像濃度の半分となる画像に対して色差ΔEが6.5以下となるように予め実験等で求めて設定されている。更に、本体に記憶されている目標値は、設定モードにて設定条件が設定された後の最大濃度画像が、未使用の現像剤を用いて設定モードにて設定条件を設定した後の最大濃度画像に対して色差ΔEが6.5以下となるように予め実験等で求めて設定されている。
目標値は、設定モードにて設定条件設定後に形成された面積階調が50%の画像の定着画像と、未使用の現像剤を用いて設定モードにて設定条件設定後に形成された面積階調が50%の画像の定着画像との反射濃度差が0.05以下となるように設定される。目標値は、設定モードを実行する前と後とに形成された面積階調が50%の画像のトナー載り量差が、設定モードを実行する前と後とに形成された面積階調が100%の画像のトナー載り量差よりも少なくなるように設定される。
図4に示すように、実施例1の画像濃度安定化制御では、面積階調100%の露光パターンで一定の静電像を形成し、現像コントラストVcontを7段階に変化させて7種類の測定用トナー像を生成する。かぶり取りコントラストVback=200Vを保って暗部電位VDと直流電圧Vdcとを7段階に変化させることで、現像コントラストVcontを400〜100Vの範囲で50V刻み7段階に変化させる。7段階の現像コントラストVcont各々において(100〜400V)、測定用トナー像を生成して、光学式センサ40によりトナー載り量を測定する。
図7に示すように、7段階の黒丸で示すトナー載り量/現像コントラストVcontを結んで画像濃度安定化制御実行時のトナー載り量/現像コントラスト曲線が計算される。ある時の現像剤の状態におけるトナー載り量/現像コントラストVcont曲線を実線aで示す。その状態からユーザが画像比率が低い画像を出力し続け、現像剤の劣化が進んで現像性がやや低下した状態におけるトナー載り量/現像コントラストVcont曲線を破線a’で示す。測定された7点の各トナー載り量は、実線a上にのみ示している。目標トナー載り量の関数Dtgtは、現像コントラストVcontが200Vで反射濃度1.5を通り、現像コントラストVcontが400Vで反射濃度1.3を結ぶ直線で定義されている。関数Dtgtは、予め実験的に求めてテーブル化されている。
装置本体に記憶されている最大画像濃度の目標値の設定方法に関して、以下にその詳細について説明する。まず、図8の(a)は、それぞれ使用耐久が異なる現像剤を用いて面積階調100%の画像を現像したときの現像特性(現像コントラストに対するトナー載り量の特性)である。即ち、図8の(a)は面積階調100%の画像の濃度を現像コントラストを7段階に変化させて測定したものである。図8(a)のグラフの曲線aは、現像剤が新品の状態における現像特性である。グラフの曲線cは、現像装置2の寿命末期の状態における現像特性である。グラフの曲線bは、現像剤の耐久状態が曲線a、bの中間状態における現像特性を測定したものである。
図8(b)は、面積階調50%のハーフトーン画像での現像特性を、図8(a)と同様な方法で測定したものである。グラフの曲線aは、現像剤が新品の状態における現像特性である。同様な操作を現像装置2の寿命末期の状態で実行して現像特性を測定したものが面積階調50%のグラフの曲線cである。同様な操作を曲線a、cの中間状態で実行して現像特性を測定したものが面積階調50%のグラフの曲線bである。
図8の(b)に示すように、現像剤が新品の状態(曲線a)において、面積階調50%のトナー像の定着画像の反射濃度が0.7となる現像コントラストVcontは130Vである。そして、図8の(a)に示すように、現像剤が新品の状態において、求められた現像コントラスト130Vの時のトナー載り量は、反射濃度に換算すると1.57である。
図8の(b)に示すように、現像装置2の寿命末期の状態(曲線c)において、面積階調50%のトナー像の定着画像の反射濃度が0.7となる現像コントラストVcontは280Vである。そして、図8の(a)に示すように、現像装置2の寿命末期の状態(曲線c)において、求められた現像コントラスト280Vの時のトナー載り量は、反射濃度に換算すると1.42であった。
図8の(b)に示すように、曲線a、cの中間状態(曲線b)において、面積階調50%のトナー像の定着画像の反射濃度が0.7となる現像コントラストVcontは190Vである。そして、図8の(a)に示すように、曲線a、cの中間状態(曲線b)において、求められた現像コントラスト190Vの時のトナー載り量は、反射濃度に換算すると1.51であった。
したがって、面積階調50%の曲線aにおいてトナー像の定着画像の反射濃度が0.7となるためには、面積階調100%の曲線aでは目標トナー載り量を定着画像の反射濃度1.57相当に設定すればよい。面積階調50%の曲線cにおいてトナー像の定着画像の反射濃度が0.7となるためには、面積階調100%の曲線cでは目標トナー載り量を反射濃度1.42相当に設定すればよい。面積階調50%の曲線bにおいてトナー像の定着画像の反射濃度が0.7となるためには、面積階調100%の曲線bでは目標トナー載り量を反射濃度1.51相当に設定すればよい。
このように、本発明では、実験時において、図8(a)のように最大画像濃度もしくは最大画像濃度に近い濃度の画像の現像特性を、現像剤の耐久状況毎(曲線a〜c)に測定する。また、図8(b)のようにハーフトーン画像での現像特性を、現像剤の耐久状況毎(曲線a〜c)に測定しておく。そして、図8(b)からハーフトーン画像における濃度が現像剤の耐久によらず一定となるような現像コントラストを求め、現像剤の耐久状態毎に求めた現像コントラストによって100%面積階調の画像を形成したときのトナー載り量を図8(a)の結果から求める。このように求められたトナー載り量が最大画像濃度を設定する画像安定化制御時の目標値となるように装置本体に記憶しておく。
尚、実験時において目標濃度を設定する際には、画像形成装置100の本体側の様々なむら要因が極力入らないようにすることが望ましい。そのようなむら要因を除くために、画像濃度安定化制御で用いる目標値を求める際には、測定用トナー像に設定する1つの現像コントラストごとに3枚の測定用トナー像を出力させる。そして、1枚の測定用トナー像の中で6点ずつトナー載り量を測定し、3×6=18個のトナー載り量測定値を平均して用いている。
そこで、実施例1では、目標トナー載り量の関数Dtgtは、このようにして求められた3点(130Vで1.57、190Vで1.51、280Vで1.42)を通るような直線に設定している。画像形成装置100の現像コントラストVcontは、100V〜400Vの範囲に設定される。関数Dtgtは、Vcont=100Vにおいて反射濃度1.6、中心のVcont=250Vにおいて反射濃度1.45、最大のVcont=400Vにおいて反射濃度1.3を通る関数である。
実施例1では、現像コントラスト条件の使用し得る範囲において、ユーザが満足する範囲に定着画像の反射濃度の変化量を抑えている。関数Dtgtの傾きは、中心の反射濃度1.45に対してΔE≦3.2の関係を満たすように設定している。ハーフトーン画像の反射濃度が一定にならなくとも、ΔE≦3.2程度の範囲であれば、人間の目で見て一般的に同じ色と観察され得る。ハーフトーン画像の濃度が一定にならなくても、ΔE≦6.5の範囲であれば、少なくとも印象レベルでは同じ色として扱える。
図1を参照して図9に示すように、制御部110は、画像濃度安定化制御の実行タイミングに該当すると(S11のYES)、画像形成を禁止する(S12)。制御部110は、図3に示すように、現像コントラストVcontの異なる測定用トナー像を形成して(S13)、光学式センサ40によりトナー載り量を測定する(S14)。
制御部110は、求めた7つのトナー載り量/現像コントラストVcontデータと図7に示す関数Dtgtとを用いて、面積階調50%のトナー像の定着画像の反射濃度が0.7となる目標トナー載り量を求める。制御部110は、図6に示すように、隣接する2つのトナー載り量/現像コントラストVcontデータのすべての組み合わせで補間直線と図7に示す関数Dtgtとの交点の有無を判断する。そして、交点に該当する目標トナー載り量/現像コントラストVcontを計算する(S15)。
制御部110は、図7に示す関数Dtgtによって規定される目標トナー載り量が得られる現像コントラストVcontが得られるように、画像形成装置100のコロナ帯電器3の出力と現像スリーブ20へ印加する直流電圧とを設定する(S16)。
制御部110は、画像形成を許可して(S17)、画像濃度安定化制御を終了する。
図7に示すように、予め定めてある関数Dtgtになるように現像コントラストVcontを設定する画像濃度安定化制御を画像形成装置100において実行した。すると、現像コントラストVcontは、曲線aの場合には300V、そこからやや現像剤が劣化した曲線a’の場合には320Vと決定された。
その結果、曲線a、a’におけるハーフトーン濃度は、ほかのばらつきも含めて0.02に抑制され、図5の(b)に示す比較例1に比較して、かなり良好な定着画像の反射濃度の再現性が得られた。また、目標トナー載り量をシフトさせたことによる画像の最高濃度部の濃度差も0.02と大きな変化はなかった。
実施例1の画像濃度安定化制御によれば、最大濃度の濃度もユーザが満足する品質を維持したうえで、ハーフトーン濃度の安定性を向上させることが可能となる。
実施例1では、単色の画像形成装置で、光学式センサが感光ドラムに対向している場合を説明した。しかし、中間転写ベルトを備える4色のフルカラー画像装置において、光学式センサが中間転写ベルトに対向して配置されていてもよい。
尚、実施例1では、画像処理(γLUT)による中間濃度の補正は、電源ON時のみ行う構成としている。即ち、電源ON時には、最大濃度近傍の測定用画像を用いた現像コントラストによる制御(最大画像濃度のための画像安定化制御)と、画像処理(γLUT)による中間濃度の補正の両方を行う。一方、その後の使用中には本実施例で説明したようにハーフトーン濃度を考慮した最大画像濃度を設定するための画像安定化制御を行う。
こうすることにより、ユーザが使用している間のダウンタイムを最小限に抑えつつ、最大濃度とハーフトーンの濃度変化を所定値以下に抑えることが可能となる。具体的には、毎朝ユーザが電源を入れた際に現像コントラストとγLUTを用いた2つの制御が行われ、その後はA4サイズの記録材が1000枚通紙された際に一度の頻度で現像コントラストの制御のみを行う。これにより、1000枚毎に両方の制御を行う場合に比べて制御にかかる時間は半減する。
<実施例2>
図10は正規現像における現像特性の説明図である。図11は尾引き現象の説明図である。図12は主走査線に沿ったトナー像の副走査方向の断面図である。図13は実施例2の最大画像濃度を設定する画像濃度安定化制御の説明図である。
実施例1では、図7に示すように、直線状に傾いた関数Dtgtを、現像コントラスト0〜400Vの全範囲に適用した。これに対し、実施例2では、傾いた直線状の関数Dtgtの適用範囲を現像コントラスト300V〜400Vの範囲に限定し、現像コントラスト0〜300Vの範囲では、比較例1と同様に、目標トナー載り量を一定(定着画像の反射濃度1.3相当)に設定した。現像剤があまり劣化していない領域で、過剰な現像コントラストVcontが設定されることを回避するためである。したがって、以下では、関数Dtgtが傾いていない領域に関しての説明を行い、関数Dtgtが傾いている領域に関する実施例1と重複する説明を省略する。
言い換えれば、設定条件の所定の値の一例である現像コントラスト300Vよりも現像能力が高くなる設定条件の値の範囲では、所定の値よりも現像能力が低くなる前記設定条件の値の範囲よりも目標値が低く設定される。現像コントラスト300Vよりも現像能力が低くなる設定条件の値の範囲では一定の目標値を設定する。現像コントラスト300Vよりも現像能力が高くなる設定条件の値の範囲では、設定条件が現像能力の低い側から現像能力の高い側になるほど目標値が低く設定される。
すなわち、現像剤の現像性能が高くて100%の面積階調の静電像の現像コントラストをトナーが十分に埋め切れる範囲では、従来どおりトナー載り量が一定の目標値になるように現像コントラストを設定する。現像剤の現像性能が高ければ、そもそも目標値を下げなくても100%と50%の両方の面積階調でそれぞれ等しくトナー載り量が再現されるからである。
そして、現像剤の現像性能が低下して100%の面積階調の静電像の現像コントラストをトナーが十分に埋め切れなくなると、100%の面積階調に近い測定用トナー像のトナー載り量の目標値を引き下げて現像コントラストを設定する。現像剤の現像性能が低下しても、50%の面積階調の静電像に対しては、100%の面積階調の静電像ほどには現像コントラストをトナーの電荷が埋める割合が低下しないからである。
図1に示すように、実施例2でもネガ帯電のトナーを用いている。感光ドラム1はポジ帯電で耐久性に優れるa−Siを用いている。
図10に示すように、コロナ帯電器3は、感光ドラム1の表面を暗部電位VD=700Vに帯電する。画像濃度安定化制御では、コロナ帯電器3の出力を変化させて、露光された明部電位VLを100Vから400Vまで50V刻みで変化させる。併せて現像スリーブ20に印加する直流電圧Vdcと明部電位VLとの電位差であるかぶり取りコントラストVbackが200Vになるように、直流電圧Vdcを300Vから600Vまで50V刻みで変化させる。
Vback=VL−Vdc=200[V]
現像コントラストVcontは、暗部電位VDと直流電圧Vdcの電位差であって、感光ドラム1に形成された静電像には、現像コントラストVcontに応じた電荷量のトナーが付着する。感光ドラム1の非露光部には、負極性に帯電した磁性トナーが現像コントラストVcontを埋め合わせるように付着する。
Vcont=VD−Vdc
実施例2で採用した光学式センサ40は、定着画像の反射濃度1.4相当以上のトナー載り量のトナー像に対しては、トナー載り量の検出値が飽和して、トナー載り量差の検出精度が低くなる。このため、実施例2では、敢えてやや低めの面積階調90%の面積階調の露光パターンで測定用静電像を生成している。
図11に示すように、実施例2で採用した画像形成装置100は、細い線画像のトナー載り量が多すぎると(定着画像の反射濃度で1.4以上)、主走査方向に形成した横線が搬送方向後端に尾を引いて転写される現象が発生する。これを尾引き現象と呼ぶ。
図12に示すように、線画像の断面図に示すように、線画像においてエッジ部に載る現像剤量が増加する現象が顕著になり、転写部でこのエッジ部の現像剤が搬送方向後方へ崩れ易くなる。画像形成装置100は、トナー像のトナー載り量が最大濃度部で反射濃度1.45以上に相当するトナー載り量を超えると、主走査方向に形成した横線が搬送方向の後端側へ尾を引く現象が発生し始める。
このため、実施例2では、面積階調90%である測定用パターンの定着画像の反射濃度で1.3以上となるような現像コントラストが設定されないように、現像コントラスト300V以下の範囲では、目標トナー載り量を定着画像の反射濃度で1.3相当に固定している。これにより、現像剤がそれほど劣化していない期間に、目標トナー載り量に合わせて形成されたトナー像の定着画像の反射濃度が1.3を超えることを回避している。
図13の(a)に示すように、設定すべき現像コントラストが300Vになるまで、測定用トナー像の目標トナー載り量(ターゲット濃度)は、測定用トナー像の定着画像の反射濃度が1.3相当の値に設定される。現像コントラストVcont≦300Vにおいては、最大濃度の濃度が1.45以下となるように、90%のパッチ画像における関数Dtgtを1.3としている。
現像コントラストが300V〜400Vの範囲では、前記2点を結ぶように目標トナー載り量が設定される。300V<Vcont<400Vの範囲における関数Dtgtの傾きは、図8に示すように、面積階調50%のハーフトーン定着画像の反射濃度が一定となるように求めている。ただし、実施例2では、暗部電位VDを一定にして露光出力を振って明部電位VLと直流電圧Vdcとを変更している。その結果、設定すべき現像コントラストが400Vの場合、測定用トナー像の定着画像の反射濃度が1.2相当になるように目標トナー載り量が設定される。
このように求めた関数Dtgtから、現像剤がそれほど劣化していない実線aの場合には、画像形成を行うための現像コントラストが280Vに設定される。現像剤の劣化が進んだ破線a’の場合には画像形成を行うための現像コントラストが320Vに設定される。
図13の(b)に示すように、実施例2では、面積階調50%のハーフトーン画像の実線aと破線a’とにおける濃度変化は0.04とほぼ濃度が変わらない再現性が得られた。また、図13の(a)に示すように、面積階調90%の最大濃度の濃度も0.01とほぼ変化はなく、主走査方向の線画像が尾を引く現象も発生しなかった。
<実施例3>
図14は実施例3の最大画像濃度を設定する画像濃度安定化制御の説明図である。実施例3では、尾引き現象を考慮して関数Dtgtの傾きを設定する。実施例3では、その他の特に記載なきことに関しては実施例2と同じとする。
実施例2では、画像形成装置100は、 定着画像の最大濃度が1.45以上になると副走査方向の線画像に主走査方向の尾引き現象が発生することを説明した。しかし、実際には、画像形成装置100は、定着画像の最大濃度が1.45未満であっても、現像剤の劣化が進むと尾引き現象が発生し易くなる。現像剤の劣化が進む等して、現像コントラストに対するトナー載り量の曲線が飽和する現像コントラストよりも大きく現像コントラストを取った場合に、尾引き現象は発生し易い。
図12に示すように、これらの場合には、線画像の断面のエッジ部に載る現像剤量が増加する現象が顕著になり、転写部で、線画像の断面のエッジ部の盛り上がった現像剤が副走査方向(搬送方向)の後方側へ崩れ易くなるためである。
ここで、尾引き現象のみの観点で現像コントラスト決めるのであれば、関数Dtgtの傾きを実施例2よりも大きく右下がりに設定すればよい。しかし、関数Dtgtの傾きを傾けすぎると、ハーフトーン画像の濃度が必要以上に薄くなってしまうため、実施例3では、ハーフトーン画像の濃度の安定性も考慮して、図14に示すように、関数Dtgtの関数の傾きを決定している。
実施例3では、ハーフトーン画像の定着画像の反射濃度が一定にならなくとも、人間の目で見て一般的に同じ色と観察され得るΔE≦3.2程度の範囲に抑えた関数Dtgtの傾きとしている。ハーフトーン画像の濃度が一定にならなくても、ΔE≦6.5の範囲であれば、少なくとも印象レベルでは同じ色として扱えるからである。
図14に示すように、実施例3では、現像コントラストが240Vまでは、最大濃度の画像の反射濃度が1.45未満になるように90%の面積階調の測定用トナー像のターゲット濃度を1.3とする。関数Dtgtは、現像コントラストが240Vまで測定用トナー像の定着画像の反射濃度が1.3になるように設定される。
現像コントラストが240Vから400Vまでの範囲では、現像コントラストに対するトナー載り量の曲線の飽和する点に沿って現像コントラストを決定する。現像コントラストが240Vでターゲット濃度が1.3の点と、現像コントラストが400Vでターゲット濃度が1.1の点とを結ぶ直線で、現像コントラストが240Vから400Vまでの範囲の関数Dtgtが設定されている。
このような関数Dtgtを用いて、設定モードにおけるトナー載り量の測定結果が実線aの場合には現像コントラストが260Vに設定される。設定モードにおけるトナー載り量の測定結果が破線a’の場合には現像コントラストが300Vに設定される。このとき、設定モードを行う前と後とにおけるハーフトーン画像の定着画像の反射濃度変化は0.05であり、主走査方向の細線画像における尾引き現象も見られなかった。ハーフトーン画像の定着画像の反射濃度変化が0.05の場合、一般的には同じ濃度であると思われるレベルに収まっている。また、設定モードを行う前と後とにおける最大濃度画像の定着画像の反射濃度差も0.04となり、ほぼ元の反射濃度と変わらない再現性を得ることができ、尾引き現象も発生しなかった。
<実施例4>
実施例4では、中間階調の濃度補正を行わない場合に関しての説明を行う。実施例4では、その他の特に記載なきことに関しては実施例2と同じとする。
図2に示すように、画像形成装置100は、画像データを記憶しておくメモリ140を有する。制御部110は、外部端末150などから送信された8bit画像データをディザマトリクス処理して、中間調を面積階調で表現する二値画像に変換して、メモリ140に記憶保持させる。制御部110は、送信された時点での画像形成装置100の中間調の出力特性を加味して画像データを二値化する。
制御部110は、具体的には、入力信号に対して濃度がどのように変化したかを、濃度検出手段を用いて所定のタイミングで測定し、その特性を逆変換する8bit to 8bitのγLUTテーブルを用いて補正を行う。制御部110は、その後、ディザマトリクス処理を施して画像データを二値化する。このように、元々8bitの画像を1bit(二値)化することで、記憶するメモリ140の容量低減や、処理速度の向上、つまりは低コストでの出力速度向上を図ることが可能となる。そして、ユーザは、必要な時にメモリ140に記憶された二値化画像データを呼び出して直ちに印刷することができる。
ところで、メモリ140に画像データを格納した時から、しばらくたってから、ユーザが画像を印刷する場合、画像形成装置100の現像性の変化により画像形成装置100の中間調の出力特性が画像データ二値化時とは変わっている場合がある。そのまま印刷した場合には、中間調の見かけ濃度が当初とは大きく異なる画像が出力されてしまう。
しかし、二値化された画像データは、画素ごとの濃度情報を喪失しており、画素ごとの濃度を一対一に補正する8bit to 8bitのγLUT変換は行えない。一度、1bitに圧縮された画像データは情報量が減っており、元通りの8bit画像に再度変換することは不可能であるため、画像処理(γLUT)による補正は非常に困難である。
ここで、画像形成装置100において、実施例2で説明した調整モードを実行することにより、中間階調の現像性の変化を最小限に抑えた濃度補正を行うことができる。二値化された画像データを現像性が変化したのちに印刷出力する場合でも、中間階調の濃度変化を少なく抑えることができる。
実施例4では、画像データが二値化されてγLUT変換ができない場合に関して説明したが、8bit to 8bitのγLUT変換によって中間階調の補正が可能な場合であっても、実施例2の調整モードに置き換える利点がある。8bit to 8bitのγLUT変換を行わずに実施例2の調整モードを実行することで、最大濃度の濃度制御と中間階調の補正制御の両方を同時に行って、ダウンタイムの発生を避けられるからである。
例えば、電源ON時のみ最大濃度近傍の測定用画像を用いた現像コントラストによる制御(最大画像濃度のための画像安定化制御)と、画像処理(γLUT)による中間濃度の補正を行う。一方、その後の使用中には実施例で説明したハーフトーン濃度を考慮した最大濃度近傍の測定用画像を用いた制御のみを行う。こうすることにより、ユーザが使用している間のダウンタイムを最小限に抑えつつ、最大濃度とハーフトーンの濃度変化を所定値以下に抑えることが可能となる。
具体的には、毎朝ユーザが電源を入れた際に現像コントラストとγLUTを用いた2つの制御が行われる。そして、その後は、A4サイズ記録材が1000枚通紙された際に一度の頻度で現像コントラストの制御のみを行うことで、1000枚毎に両方の制御を行う場合に比べて制御にかかる時間は半減する。
<実施例5>
実施例1では、中間階調のトナー像のトナー載り量を現像コントラストを調整することで安定化させる制御を説明した。しかし、現像スリーブに印加する振動電圧の交流電圧の振幅もしくは周波数を変更しても同一の静電像に対するトナー像の現像性を変化させることができる。したがって、交流電圧の振幅もしくは周波数を現像コントラストの代わりにグラフの横軸にとって同様に関数Dtgtを設定してもよい。
実施例1では、感光ドラムから記録材へ直接トナー像を転写する画像形成装置の実施形態について説明した。しかし、感光ドラムから中間転写体を経由して記録材へトナー像を転写する画像形成装置の実施形態でも実施例1、2を実施できる。
実施例1では、一成分現像剤を用いる現像装置の実施形態について説明した。しかし、二成分現像剤を用いる現像装置の実施形態についても実施例1、2を実施できる。
実施例1では、感光ドラムを1個備えてモノクロ画像を出力する画像形成装置の実施形態を説明した。しかし、感光ドラムを4個備えてフルカラー画像を出力する画像形成装置の実施形態についても実施例1、2を実施できる。