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JP6416645B2 - 密閉型圧縮機 - Google Patents
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Description

本発明は、密閉型圧縮機に関する。
従来、密閉容器内に圧縮機部とこの圧縮機部を駆動するモータ部とを収容し、このモータ部から引き出されたリード線が密閉容器の側部に設けられた電源用接続端子に接続され、このリード線がチューブ状の保護部材で被覆された密閉型圧縮機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような密閉型圧縮機によれば、駆動したモータ部の振動によってリード線が密閉容器の内壁と接触したとしても、保護部材でリード線が被覆されているので電気的短絡事故を防止することができる。
また、電動要素としてのステータと、密閉ケースの上端面に設けたハーメチック端子とを接続するリード線のステータ側の端部を、ステータ上に設けた保持具で保持することによって、ロータ側にリード線が倒れるのを防止した密閉型圧縮機が知られている(例えば、特許文献2参照)。
この密閉型圧縮機によれば、ステータの内周側で高速回転するロータにリード線が接触して損傷することを防止することができる。
特開平8−163804号公報 特開平1−187393号公報
しかしながら、リード線をチューブ状の保護部材で被覆した密閉型圧縮機(例えば、特許文献1参照)では、リード線が密閉容器内で固定されていないために、密閉容器内を流れる冷媒や冷凍機油に煽られて移動することとなる。これによりモータ部や密閉容器の内壁に保護部材が接触して摩耗し、リード線とモータ部や密閉容器とが接触することによって電気的短絡事故が発生するおそれがある。
また、リード線の端部を保持具でステータ上に保持した密閉型圧縮機(例えば、特許文献2参照)では、保持具によってステータのコイル(ワイヤ)の被覆材が損傷するおそれがあり、コイルの被覆材が損傷するとレアショート(層間短絡)が発生する問題がある。
そこで、本発明の課題は、ステータに電源を供給するリード線及びステータのコイルの被覆材を従来よりも確実に保護することができ信頼性の高い密閉型圧縮機を提供することにある。
前記課題を解決した本発明は、密閉容器内に、冷媒ガスを圧縮する圧縮機構部と、前記圧縮機構部を駆動する電動機部と、を収納する密閉型圧縮機であって、前記密閉容器の側壁に設けられて前記電動機部へ電源を供給するハーメチック端子と、前記ハーメチック端子にコンタクトを介して一端が接続されるとともに前記電動機部の回転軸方向に沿うように当該電動機部側に向かって延在し他端が当該電動機部のステータに接続されるリード線と、を備え、前記コンタクトは、ハウジングに収納されてコネクタを形成し、前記リード線は、当該リード線の延在方向に沿って延びる筒状で電気絶縁性を有する保護部材内に配置され、前記コネクタと前記保護部材とは接続され、前記圧縮機構部の回転体における質量の不釣り合いを相殺するバランスウエイトを備え、前記バランスウエイトは、前記電動機部の回転軸方向における前記保護部材の延在する範囲内に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ステータに電源を供給するリード線の被覆材及びステータのコイルの被覆材を従来よりも確実に保護することができ信頼性の高い密閉型圧縮機を提供することができる。
本発明の実施形態に係る密閉型圧縮機の縦断面図である。 図1の密閉型圧縮機におけるリード線付近の様子を部分的に拡大して示す部分拡大断面図である。 図2のIII−III断面図である。 (a)は、比較例の密閉型圧縮機におけるリード線付近の様子を部分的に拡大して示す部分拡大断面図であり、図2に対応する図である。(b)は、(a)のIVb−IVb断面図であり、図3に対応する図である。 本発明の他の実施形態に係る密閉型圧縮機におけるリード線付近の様子を部分的に拡大して示す部分拡大断面図であり、図2に対応する図である。
次に、本発明の実施形態について適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の密閉型圧縮機は、密閉容器の側壁に設けられたハーメチック端子と、前記電動機部とを電気的に接続するリード線の取付形態に主な特徴点を有する。
以下では、電動機部の回転軸が水平方向に沿って配置される横型スクロール圧縮機を例にとって本発明の密閉型圧縮機について説明する。この横型スクロール圧縮機としては、三相交流誘導モータで駆動し、例えばHFC冷媒を使用し、エーテル系の潤滑油を使用するものを想定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の形態で実施することができる。なお、以下の説明における上下方向は、所定の冷凍サイクルに横型スクロール圧縮機を配置した際の上下方向を示す図1の矢印の上下方向を基準とする。
図1は、本実施形態に係るスクロール圧縮機S(密閉型圧縮機)の縦断面図である。
スクロール圧縮機Sは、密閉容器(チャンバともいう)1と、密閉容器1の内部に配置される電動機部2と、密閉容器1の内部に配置され電動機部2によって駆動される圧縮機構部3と、を備えている。
密閉容器1は、円筒状の筒チャンバ1aと、筒チャンバ1aの両端の開口をそれぞれ塞ぐように配置されて溶接される蓋チャンバ1b,1cと、で構成され、その内部に密閉されたチャンバ内空間(吐出圧力空間ともいう)54を形成している。
また、蓋チャンバ1bには、圧縮機構部3の吸込口4に取り付けられる吸込パイプ7が溶接又はロウ付けされて固定配置されている。また、圧縮機構部3の吐出口5は、チャンバ内空間(吐出圧力空間)54と連通しており、蓋チャンバ1cの上部にチャンバ内空間54と外部とを連通する吐出パイプ8が溶接又はロウ付けされて固定配置されている。このスクロール圧縮機Sは、チャンバ内空間54が高圧雰囲気となる、いわゆる高圧チャンバタイプの圧縮機である。
また、密閉容器1の内部には、組み立ての適当な段階で油(潤滑油)が封入される。これにより密閉容器1の底部には、貯油部9が形成される。
このような密閉容器1の筒チャンバ1aの上部には、後に詳しく説明するハーメチック端子16が設けられている。
本実施形態での電動機部2は、前記したように、三相交流誘導モータで構成されている。この電動機部2は、ステータ2aと、このステータ2aの内側で駆動軸6周りに回転するロータ2bと、を備えている。
ステータ2aは、密閉容器1に圧入、溶接等により固定されている。ステータ2aは、巻き付けられたエナメル被覆銅線からなるコイル(図示省略)と、多数の電磁鋼板を溶接又はかしめによって積層した積層部(図示省略)と、を備えている。ちなみに、駆動軸6の延在方向におけるステータ2aの両端には、それぞれコイルエンド部2cが形成されている。
なお、駆動軸6の延在方向は、特許請求の範囲にいう「電動機部の回転軸方向」に相当する。以下、この電動機部2の回転軸方向D1を単に「軸方向」ということがある。
ロータ2bとステータ2aとの間には、僅かな隙間でエアギャップ(図示省略)が形成されている。ロータ2bは、前記のように駆動軸6に固定され、ステータ2aとの間でエアギャップ(図示省略)を挟んでこの駆動軸6周りに回転することとなる。
ちなみに、駆動軸6は、一端側が主軸受13aに支持され、他端側が副軸受10に支持されている。
また、駆動軸6は、次に説明する圧縮機構部3側の先端に、後記するピン部6cを有している。
圧縮機構部3は、旋回スクロール11と、固定スクロール12と、フレーム13と、オルダムリング14と、を備えている。
旋回スクロール11は、渦巻状の旋回スクロールラップ11aと、台板11bと、駆動軸6の偏心部である前記のピン部6cが挿入される旋回軸受11cと、を備えている。
固定スクロール12は、渦巻状の固定スクロールラップ12aと、台板12bと、を有している。また、固定スクロールラップ12aの外周部に前記の吸込口4が配置され、固定スクロールラップ12aの中央部に前記の吐出口5が配置されている。
旋回スクロール11は、固定スクロール12と相対向して旋回自在に配置されており、旋回スクロールラップ11aと固定スクロールラップ12aとの噛み合いによって、吸込口4と連通する圧縮室51を形成している。
フレーム13は、その外周側が溶接によって密閉容器1の内壁面に固定されており、駆動軸6の主軸を回転自在に支持する前記の主軸受13aを備えている。固定スクロール12は、ボルトによりフレーム13と締結され固定される。
オルダムリング14は、旋回スクロール11とフレーム13の間に配置されており、オルダムリング14のキー部(図示せず)が、旋回スクロール11に形成された旋回オルダム溝(図示せず)と、フレーム13に形成されたフレームオルダム溝(図示せず)に挿入されている。オルダムリング14は、旋回スクロール11を固定スクロール12に対して、自転させずに旋回運動をさせる働きをする自転規制部材である。
電動機部2と圧縮機構部3との略中間の駆動軸6には、バランスウエイト15が取り付けられている。このバランスウエイト15は、旋回スクロール11の重心と、ロータ2bの軸中心とが一致しない重量の不釣り合いを相殺するものである。このバランスウエイト15は、駆動軸6周りに回転する。
このようなスクロール圧縮機Sでは、ロータ2bが駆動軸6周りに回転すると、ピン部6cは、偏心回転運動する。この偏心回転が旋回スクロール11に伝達されると、オルダムリング14は、旋回スクロール11を固定スクロール12に対して、自転させずに旋回運動をさせる。
このようなスクロール圧縮機Sにおいては、電動機部2のロータ2bを回転することにより駆動軸6を介して旋回スクロール11を旋回運動する。これにより、吸込パイプ7から吸入された冷媒は、吸込口4を経由し、固定スクロール12と旋回スクロール11との間に形成された圧縮室51にて圧縮される。そして、圧縮された冷媒は、吐出口5を介してチャンバ内空間(吐出圧力空間)54に吐出される。この吐出された冷媒は、フレーム13の外周に設けられた通路を通り、電動機部2を冷却した後、吐出パイプ8から密閉容器1の外部の所定の冷凍サイクル内に送り出される。
次に、スクロール圧縮機Sにおけるハーメチック端子16と、電動機部2とを電気的に接続するリード線27の取付形態について説明する。
図2は、図1のスクロール圧縮機Sにおけるリード線27付近の様子を部分的に拡大して示す部分拡大断面図である。図3は、図2のIII−III断面図である。
図2に示すように、本実施形態に係るスクロール圧縮機S(図1参照)においては、前記のように、ハーメチック端子16を介して密閉容器1(図1参照)の外側から内部側の電動機部2に電源が供給される。ちなみに、電源は、三相電源であり、ステータ2aのコイル(図示省略)のUVW相ごとに電源を供給する3本のリード線27がハーメチック端子16に接続される。
図2に示すように、ハーメチック端子16は、密閉容器1(筒チャンバ1a)の上部側壁1dに設けられている。
本実施形態でのハーメチック端子16は、上部側壁1dに設けられた気密シール部材18に、密閉容器1の内外に貫通する3本のピン部材17を有して構成されている。
3本のピン部材17は、図3に示すように、ハーメチック端子16の平面視(背面視)で、正三角形の頂点に位置するように配置されている。
このピン部材17は、後記するように、コネクタ19(リセプタクル)内に延びている。そして、このピン部材17には、後記するコンタクト23を介してリード線27が接続される。
コンタクト23は、クラスタハウジング20に収納され、このクラスタハウジング20とともにコネクタ19を構成している。なお、クラスタハウジング20は、特許請求の範囲にいう「ハウジング」に相当する。
コンタクト23は、導電性金属の板体を折曲加工して形成されている。
本実施形態でのコンタクト23は、図3に示すように、リード線保持部24と、リード線通電部25と、ピン部材挿入部26と、を有している。
リード線保持部24は、リード線27の被膜部29をかしめて保持するようになっており、リード線通電部25は、リード線27の芯材28をかしめて保持するようになっている。また、ピン部材挿入部26は、ピン部材17が嵌合可能なように前記の板体が環状に折り曲げられて形成されたものである。
図2及び図3に示すように、クラスタハウジング20の外形は、密閉容器1(図2参照)の径方向(図2に示す上部側壁1dの厚さ方向)に薄く、軸方向(電動機部2の回転軸方向D1)に長い直方体を呈している。
また、クラスタハウジング20の内部には、図3に示すように、3つのリード線27のそれぞれを配置する3つの配置穴21が形成されている。この配置穴21は、3つのピン部材17に対応するように3つ形成されており、3つの配置穴21は、クラスタハウジング20の短手方向(厚さ方向でない方の短手方向)に沿って並列するように形成されている。
また、図2に示すように、クラスタハウジング20の上面(密閉容器1の内周面に対向する面)には、ハーメチック端子16の各ピン部材17に対応する位置に、ピン部材17が挿通される挿通孔22が形成されている。この挿通孔22は、配置穴21に連通している。
このようなクラスタハウジング20は、例えばポリエステル、フッ素系樹脂等の電気絶縁性の樹脂を使用して形成することができる。
リード線27は、図3に示すように、銅からなる芯材28と、この芯材28の表面を被覆する被膜部29とで構成されている。被膜部29としては、例えばポリエステル等の電気絶縁性の樹脂を使用することができる。
リード線27の一端は、前記したように、ハーメチック端子16のピン部材17にコンタクト23を介して接続されている。
また、リード線27は、電動機部2の回転軸方向D1に沿うように電動機部2側に向かって延在している。
そして、リード線27の他端は、前記したように、電動機部2のステータ2aに接続されている。
また、本実施形態でのリード線27は、図2及び図3に示すように、筒状の保護部材30内に配置されている。本実施形態での保護部材30は、四角柱の外形を有している。
そして、保護部材30は、クラスタハウジング20におけるリード線27の延出端側に接続されている。
本実施形態でのクラスタハウジング20と保護部材30との接合は、クラスタハウジング20及び保護部材30の端部同士を相互に嵌合することで行われる。ちなみに、本実施形態では、保護部材30の内側にクラスタハウジング20を嵌入させる構成となっているが、クラスタハウジング20の内側に保護部材30を嵌入させる構成とすることもできる。また、クラスタハウジング20と保護部材30との接合は、嵌合に限定されずに、接着、溶着等による他の接合であっても構わない。
また、クラスタハウジング20と保護部材30との接合部には、図2に示すように、脱離防止機構31が形成されている。本実施形態での脱離防止機構31は、例えば、クラスタハウジング20の端部外側に形成される凸部32と、保護部材30の端部内側に形成されて、前記の凸部32を受け入れる凹部33とで構成されている。なお、脱離防止機構31は、これに限定されずにクラスタハウジング20と保護部材30との係止機構であればいかなるものをも採用することができる。
また、保護部材30は、クラスタハウジング20側からステータ2a側に向かって延在している。具体的には、保護部材30は、クラスタハウジング20側から軸方向(電動機部2の回転軸方向D1)に沿うように配置されている。
ちなみに、本実施形態での保護部材30は、コイルエンド部2cの近傍にまで延びている。
そして、図2に示すように、バランスウエイト15は、電動機部2の回転軸方向D1における保護部材30の延在する範囲内に配置されている。
このような保護部材30は、例えばポリエステル、フッ素樹脂等の電気絶縁性の樹脂で形成することができる。
次に、本実施形態に係るスクロール圧縮機Sが奏する作用効果について比較例と対比させながら主に図2及び図3を参照しつつ説明する。
図4(a)は、比較例のリード線27付近の様子を部分的に拡大して示す部分拡大断面図であり、図2に対応する図である。図4(b)は、図4(a)のIVb−IVb断面図であり、図3に対応する図である。
まず、比較例におけるリード線27の取付形態について説明する。図4(a)に示すように、この比較例では、本実施形態(図2及び図3参照)と異なって、ハーメチック端子16とリード線27との接合構造に、コネクタ19(図2及び図3参照)と保護部材30(図2及び図3参照)とを有しない。
また、この比較例では、図4(b)に示すように、本実施形態(図3参照)と異なって、ハーメチック端子16側から電動機部2のステータ2aに延在するリード線27が、回転軸方向D1に沿うように延在していない。つまり、ハーメチック端子16側から延びるリード線27は、電動機部2側では密閉容器1(図4(a)参照)の上部側壁1d(図4(a)参照)の周方向D2(図4(b)参照)にずれるように偏倚している。
このような比較例では、リード線27がハーメチック端子16側から電動機部2側に向かって延在する途中で、密閉容器1(図4(a)参照)に固定されていないために、密閉容器1(図4(a)参照)内を流れる冷媒や潤滑油に煽られて移動することとなる。これによりリード線27が、ロータ2b(図1参照)、バランスウエイト15(図4(a)参照)等の回転体に接触したり、密閉容器1(図4(a)参照)の上部側壁1d(図4(a)参照)にリード線27が接触したりする。特に、リード線27が密閉容器1の周方向D2(図4(b)参照)にずれるように偏倚していると、リード線27が密閉容器1と擦れ合い易くなる。
したがって、このような比較例では、リード線27の被覆膜(図示省略)が摩耗し、芯線(図示省略)が露出することによって電気的短絡事故が発生するおそれがある。
これに対して本実施形態では、リード線27を軸方向(電動機部2の回転軸方向D1)に沿うように延在させてハーメチック端子16とステータ2aとが電気的に接続されるとともに、延在するリード線27が保護部材30で被覆されている。そして、一般には、リード線27の接合部での感電防止のために使用されるコネクタ19を、本実施形態では人体が直接触れることのない密閉容器1で保護部材30を支持するために使用している。つまり、ハーメチック端子16に取り付けたコネクタ19を介してリード線27とハーメチック端子16とが電気的に接続されるとともに、このコネクタ19に保護部材30が支持されるようにクラスタハウジング20と保護部材30とが接合されている。
したがって、本実施形態によれば、リード線27の被膜部29(図3(b)参照)を保護部材30にて確実に保護することができる。
また、本実施形態によれば、保護部材30を、コネクタ19及びハーメチック端子16を介して密閉容器1に支持することができるので、保護部材30及びこの保護部材30に収容されるリード線27がロータ2b(図1参照)、バランスウエイト15等の回転体に干渉することが避けられる。
また、本実施形態では、リード線27が保護部材30、コネクタ19及びハーメチック端子16を介して密閉容器1に支持されるので、リード線の端部を保持具でステータ上に保持した従来の密閉型圧縮機(例えば、特許文献2参照)と異なって、保持具によってステータのコイル(エナメル被覆銅線)の被覆材が損傷することがない。つまり、本実施例によれば、コイルの被覆材が損傷してレアショートが発生することを避けることができる。
また、本実施形態に係るスクロール圧縮機Sは前記の作用効果を奏することによって、起動時に、ロータ2bやバランスウエイト15の回転によって潤滑油が密閉容器1内で巻き上げられ易い横型のもの、及び回転軸方向D1における保護部材30の延在する範囲内にバランスウエイト15が配置されているものに適用できることに大きな意義を有する。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、保護部材30とクラスタハウジング20とが別体であるものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
図5は、本発明の他の実施形態に係るスクロール圧縮機S(図1参照)におけるリード線27付近の様子を部分的に拡大して示す部分拡大断面図であり、図2に対応する図である。なお、図5において、前記実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
この他の実施形態では、図5に示すように、保護部材30とクラスタハウジング20とが一体成形されている。
このような実施形態によれば、部品点数を低減することができる。
なお、図5中、符号1は、密閉容器であり、符号2は、電動機部であり、符号16は、ハーメチック端子であり、符号17は、ピン部材であり、符号19は、コネクタであり、符号23は、コンタクトである。
また、前記実施形態では、保護部材30は四角柱形状の外形を有しているが、本発明ではこれに限定されるものではなく、断面視で円形、楕円形、四角形以外の多角形を呈する筒状体とすることもできる。
また、前記実施形態では、保護部材30は筒状に形成され、3本のリード線27は一緒に保護部材30の内側に収納されているが、保護部材30は、その内側に仕切りを設けて3本のリード線27が個別に収納されるように構成することもできる。
1 密閉容器
1d 上部側壁(側壁)
2 電動機部
2a ステータ
2b ロータ
2c コイルエンド部
3 圧縮機構部
6 駆動軸
6c ピン部
7 吸込パイプ
8 吐出パイプ
9 貯油部
10 副軸受
11 旋回スクロール
12 固定スクロール
13 フレーム
13a 主軸受
14 オルダムリング
15 バランスウエイト
16 ハーメチック端子
17 ピン部材
19 コネクタ
20 クラスタハウジング(ハウジング)
23 コンタクト
27 リード線
28 芯材
29 被膜部
30 保護部材
31 脱離防止機構
51 圧縮室
D1 回転軸方向
S スクロール圧縮機

Claims (4)

  1. 密閉容器内に、冷媒ガスを圧縮する圧縮機構部と、前記圧縮機構部を駆動する電動機部と、を収納する密閉型圧縮機であって、
    前記密閉容器の側壁に設けられて前記電動機部へ電源を供給するハーメチック端子と、
    前記ハーメチック端子にコンタクトを介して一端が接続されるとともに前記電動機部の回転軸方向に沿うように当該電動機部側に向かって延在し他端が当該電動機部のステータに接続されるリード線と、を備え、
    前記コンタクトは、ハウジングに収納されてコネクタを形成し、
    前記リード線は、当該リード線の延在方向に沿って延びる筒状で電気絶縁性を有する保護部材内に配置され、
    前記コネクタと前記保護部材とは接続され
    前記圧縮機構部の回転体における質量の不釣り合いを相殺するバランスウエイトを備え、
    前記バランスウエイトは、前記電動機部の回転軸方向における前記保護部材の延在する範囲内に配置されていることを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 前記コネクタと前記保護部材とは互いに嵌合することで接続されていることを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記コネクタと前記保護部材とは一体成形されることで接続されていることを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  4. 前記電動機部の回転軸が水平方向に沿うように配置される横型圧縮機であることを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
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