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JP6417192B2 - 積層集合体の製造方法、および、積層集合体の製造装置 - Google Patents
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JP6417192B2 - 積層集合体の製造方法、および、積層集合体の製造装置 - Google Patents

積層集合体の製造方法、および、積層集合体の製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、柔軟性を有する筒状体を複数纏めてなる積層集合体の製造方法、および、柔軟性を有する筒状体を複数纏めてなる積層集合体の製造装置に関する。
柔軟性を有する筒状体には、例えば、プリンタや複写機に用いられる、転写ベルト等の、フィルム状の筒状ベルトがあり、その製造方法としては、基材フィルムをローラで巻き取ったのち、加熱処理して筒状に一体化することが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−277639号公報
しかしながら、こうした筒状ベルトは、薄くて柔軟性があるため、搬送時の取り扱いが煩雑であり、纏めて大量に搬送することが困難であった。
本発明の目的は、柔軟性を有する筒状体を、簡単な作業で纏めて積層集合体とすることができる積層集合体の製造方法、および、柔軟性を有する筒状体を、簡単な作業で纏めて積層集合体とすることができる積層集合体の製造装置を提供することである。
本発明に係る積層集合体の製造方法は、柔軟性を有する筒状体を複数纏めてなる積層集合体の製造方法であって、前記筒状体を、複数の支持棒が内側になるように当該複数の支持棒に被せる第1配置工程と、前記複数の支持棒の間で当該複数の支持棒に被せられた前記筒状体を当該筒状体の軸直方向に変形させる筒状体変形工程と、前記複数の支持棒の間で変形させた前記筒状体に、当該筒状体が内側になるように新たな前記筒状体を被せる第2配置工程とを有することを特徴とする。本発明において、「筒状体の軸直方向」とは、筒状体の軸方向に対して垂直な方向(径方向)をいう。また、「筒状体を被せる」とは、当該筒状体の開口部から、当該筒状体の内側に、複数の支持棒または他の筒状体を取り囲むように収容しながら配置することを意味する。
本発明に係る積層集合体の製造方法によれば、柔軟性を有する筒状体を、簡単な作業で纏めて積層集合体とすることができる。
本発明に係る製造方法において、前記第1配置工程、前記筒状体変形工程および前記第2配置工程を初期工程として、当該初期工程の後に、少なくとも1回、前記筒状体変形工程および前記第2配置工程を順次行うことが好ましい。
この場合、多数の筒状体を纏めて積層集合体とすることができる。
本発明に係る製造方法において、前記第2配置工程は、少なくとも、新たな前記筒状体を所定位置に案内して、当該新たな筒状体を、前記複数の支持棒の間で変形させた前記筒状体に被せる工程であることが好ましい。ここで、「所定位置」とは、新たな筒状体を他の筒状体を取り囲むように被せることができる位置をいう。
この場合、新たな筒状体をより確実に被せることができる。
本発明に係る製造方法において、前記第1配置工程は、少なくとも、最初の筒状体を所定位置に案内して、当該筒状体を、前記複数の支持棒が内側になるように当該複数の支持棒に被せる工程であることが好ましい。ここで、「所定位置」とは、新たな筒状体を複数の支持棒を取り囲むように被せることができる位置をいう。
この場合、最初の筒状体をより確実に被せることができる。
本発明に係る製造方法において、前記筒状体変形工程は、前記複数の支持棒を互いに接近させながら前記複数の支持棒の間で当該複数の支持棒に被せられた前記筒状体を当該筒状体の軸直方向に変形させる工程であることが好ましい。
この場合、筒状体が小さく丸まるように変形することで新たな筒状体をより確実に被せることができる。
本発明に係る積層集合体の製造装置は、柔軟性を有する筒状体を複数纏めてなる積層集合体の製造装置であって、前記筒状体を供給する筒状体供給手段と、前記筒状体が被せられて当該筒状体の内側に配置される複数の支持棒と、前記複数の支持棒の間で当該複数の支持棒に被せられた前記筒状体を当該筒状体の軸直方向に変形させる筒状体変形手段と、前記筒状体を前記複数の支持棒に被せたのち、当該複数の支持棒の間で前記筒状体を当該筒状体の軸直方向に変形させ、さらに、前記複数の支持棒の間で変形させた前記筒状体に新たな前記筒状体を被せるための制御を行う制御部と、を有することを特徴とする。
本発明に係る積層集合体の製造装置は、柔軟性を有する筒状体を、簡単な作業で纏めて積層集合体とすることができる。
本発明に係る製造装置において、前記制御部は、前記複数の支持棒の間で変形させた前記筒状体に新たな前記筒状体を被せたのち、少なくとも1回、前記複数の支持棒の間で当該複数の支持棒に被せられた前記筒状体を当該筒状体の軸直方向に変形させ、さらに、前記複数の支持棒の間で変形させた前記筒状体に、当該筒状体が内側になるように新たな前記筒状体を被せるための制御を行うことが好ましい。
この場合、多数の筒状体を纏めて積層集合体とすることができる。
本発明に係る製造装置において、前記筒状体を所定位置に案内する筒状体案内手段を有することが好ましい。ここで、「所定位置」とは、新たな筒状体を複数の支持棒または他の筒状体を取り囲むように被せることができる位置をいう。
この場合、新たな筒状体をより確実に被せることができる。
本発明に係る製造装置において、前記筒状体案内手段は、前記筒状体供給手段に向かって突出可能なシャフトと、前記シャフトの先端部分から当該シャフトの周りを突出方向と反対方向に末広がりに拡張可能な複数の案内部材と、を有することが好ましい。
この場合、筒状体が複数の案内部材と接触させることで筒状体をより確実に被せることができる。
本発明に係る製造装置において、前記支持棒は、互いに接近し離間することができることが好ましい。
この場合、筒状体が小さく丸まるように変形することで筒状体をより確実に被せることができる。
本発明によれば、柔軟性を有する筒状体を、簡単な作業で纏めて積層集合体とすることができる積層集合体の製造方法、および、柔軟性を有する筒状体を、簡単な作業で纏めて積層集合体とすることができる積層集合体の製造装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る、積層集合体の製造装置を模式的に示す斜視図である。 図1の製造装置によって実行される、本発明の一実施形態に係る積層集合体の製造方法における、第1配置工程および筒状体変形工程を模式的に説明するための斜視図である。 (a)は、図1の製造装置によって実行される、本発明の一実施形態に係る積層集合体の製造方法における、筒状体変形工程を模式的に説明するための平面図であり、(b)は(a)の斜視図である。 (a)は、さらに図1の製造装置によって実行される、本発明の一実施形態に係る積層集合体の製造方法における、筒状体変形工程を模式的に説明するための平面図であり、(b)は(a)の斜視図である。 図1の製造装置によって実行される、本発明の一実施形態に係る積層集合体の製造方法における、第2配置工程を模式的に説明するための斜視図である。 図1の製造装置によって製造された、積層集合体を支持棒とともに模式的に示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る、積層集合体の製造方法および製造装置を説明する。
図1中、符号1は、本発明の一実施形態に係る、積層集合体の製造装置(以下、「装置1」ともいう。)である。装置1は、柔軟性を有する筒状体10を供給する筒状体供給手段2を有している。本実施形態の装置1では、筒状体供給手段2は、薄肉の合成樹脂を筒状に射出する射出成形機である。この場合、例えば、射出成形機から合成樹脂を筒状に射出し、その射出間隔を制御することで、或いは、適宜切断することで、所定の筒長を有する筒状体10を、順次繰り返して形成することができる。射出成形機に形成された筒状体10は、そのまま、後述する2つの支持棒3a,3bに向かって自重によって落下する。
なお、筒状体供給手段2は、射出成形機に限定されるものではない。筒状体10としては、例えば、プリンタの転写ベルト等に使用されるフィルム状の筒状ベルトが挙げられる。このため、例えば、筒状体10は従来と同様、基材フィルムをローラで巻き取ったのち、加熱処理して筒状に一体化されたもの等、予め筒状体10として形成されたものでもよい。このように筒状体10が予め完成品としてなる場合、筒状体供給手段2は、予めストックされた複数の筒状体10を順次、所定の時間間隔で、2つの支持棒3a,3bに向かって供給させる構成のものであればよい。
また、装置1は、筒状体10が被せられて当該筒状体10の内側に配置される複数の支持棒3を有している。本実施形態の装置1では、支持棒3は、2つの支持棒3a,3bで構成されている。2つの支持棒3a,3bは、それぞれ、筒状体供給手段2の下方に間隔を置いて同一高さに配置されている。また、2つの支持棒3a,3bは、互いに一定の間隔を置いて配置されている。本実施形態では、2つの支持棒3a,3bは、互いに接近し離間することができる。本実施形態では、2つの支持棒3a,3bをそれぞれ、独立して駆動させる機構としては、後述する制御部100によって制御される、直動機構(アクチュエータ)もしくは回転機構、または、これらの組み合わせ等が挙げられる。支持棒3a,3bには、丸棒、角棒等が挙げられるが、筒状体10を保護する目的から丸棒であることが好ましい。
また、装置1は、2つの支持棒3a,3bの間で当該2つの支持棒3a,3bに被せられた筒状体10を接触(例えば、押圧)または非接触(例えば、風圧)によって変形させる筒状体変形手段4を有する。本実施形態では、筒状体変形手段4は、筒状体10を接触によって変形させる押圧部材として構成されている。本実施形態の装置1では、筒状体変形手段4は、2つの支持棒3a,3bの間に向かって前進して進入し、また、2つの支持棒3a,3bの間から後退して離脱することができる。筒状体変形手段4を駆動させる構成としては、後述する制御部100によって制御される、直動機構(アクチュエータ)もしくは回転機構、または、これらの組み合わせ等が挙げられる。筒状体変形手段4の押圧面4aの形状は、適宜変更することができるが、筒状体10を保護する目的から軸直断面円弧形状であることが好ましい。本実施形態では、筒状体変形手段4は、軸直断面C字形状とされている。この場合、筒状体変形手段4の内側に形成された空間に、後述する筒状体案内手段5を通すことができる。
なお、筒状体変形手段4には、2つの支持棒3a,3bに被せられた筒状体10の側面に向かって空気を供給するエアブロー装置を用いることができる。エアブロー装置としては、後述する制御部100によって制御される、コンプレッサを使用して空気を筒状体10の側面に向かって供給するものが挙げられる。この場合、エアブロー装置からの風圧によって、2つの支持棒3a,3bに被せられた筒状体10を変形させることができる。
さらに、装置1は、筒状体10を所定位置に案内する筒状体案内手段5を有している。本実施形態では、筒状体案内手段5は、筒状体供給手段2に向かって突出可能なシャフト5aと、シャフト5aの先端部分から当該シャフト5aの周りを突出方向と反対方向に末広がりに拡張可能な複数の案内部材5bと、を有する。
本実施形態の装置1では、シャフト5aは、2つの支持棒3a,3bの間で変形させた筒状体10の下方から当該筒状体10の横を通って筒状体供給手段2に向かって上方に伸長させることができる。これにより、シャフト5aの先端部分を筒状体10の上端から突出させることができる。本実施形態では、シャフト5aは、後述する制御部100によって制御される、伸縮可能なシャフトで構成されている。案内部材5bは、それぞれ、シャフト5aの先端部分に、当該シャフト5aの周方向に間隔を置いて配置されている。案内部材5bは、それぞれ、後述する制御部100によって制御されるリンク機構5cを介して、シャフト5aの先端部分に接続されることで、突出方向と反対方向に下方に向かって末広がりに拡張させることができる。案内部材5bは、筒状体10の開口縁と接触することにより、筒状体10を所定位置に案内することができるとともに、筒状体10の開口部(下端開口部)A1 を大きく開かせることができる。なお、ここで、「所定位置」とは、新たな筒状体10bを他の筒状体10aを取り囲むように被せることができる位置をいう。また、符号A2 は、筒状体10の反対側の開口部(上端開口部)である。
また、筒状体案内手段5には、筒状体供給手段2に向かって空気を供給するエアブロー装置を用いることができる。エアブロー装置としては、コンプレッサを使用して空気を上方に向かって供給するものが挙げられる。この場合、エアブロー装置からの空気が2つの支持棒3a,3bの間で変形させた筒状体10の下方から当該筒状体10の横を通って吹き抜けることにより、筒状体10を案内することができるとともに、筒状体10の開口部A1 を大きく開かせることができる。
加えて、本実施形態では、装置1は、筒状体10を2つの支持棒3a,3bに被せたのち、2つの支持棒3a,3bの間で筒状体10を当該筒状体10の軸直方向に変形させ、さらに、2つの支持棒3a,3bの間で変形させた筒状体10に新たな筒状体10を被せるための制御を行う制御部100を有する。制御部100は、例えば、入力装置(例えば、キーボードやマウス)、演算制御装置(例えば、CPU)および記憶装置(例えば、メインメモリやストレージ)を有し、具体例としては、パーソナルコンピュータが挙げられる。制御部100は、2つの支持棒3a,3bの駆動機構、筒状体変形手段4の駆動機構、並びに、筒状体案内手段5のシャフト5aおよびリンク機構5cを、それぞれ、出力装置として制御する。制御部100は、本実施形態のように、筒状体供給手段2の射出タイミング等を併せて制御することができる。ただし、制御部100にて筒状体供給手段2等を併せて制御するかどうかは、本発明では適宜選択可能な事項である。
次に、装置1を用いた、本発明の一実施形態に係る、積層集合体Cの製造方法を説明する。
[第1配置工程]
まず、図1の二点鎖線に示すように、第1配置工程として、制御部100または別個の操作もしくは制御により制御された筒状体供給手段2によって射出成形された最初の筒状体10aが自重によって、2つの支持棒3a,3bに向かって落下する。これにより、筒状体10aは、図2の二点鎖線で示す状態から実線に示すように、2つの支持棒3a,3bが内側になるようにこれら2つの支持棒3a,3bに被せられる。
[筒状体変形工程]
次に、筒状体変形工程として、2つの支持棒3a,3bの間で当該2つの支持棒3a,3bに被せられた筒状体10aを変形させる。本実施形態では、まず図2に示すように、制御部100により筒状体変形手段4を筒状体10aに向かって移動(本実施形態では、水平移動)させて筒状体10aを押圧することにより、図3(a),(b)に示すように、筒状体10aを当該筒状体10aの軸直方向に変形させる。特に、本実施形態では、筒状体変形工程において、図4(a)の二点鎖線から実線に示すように、制御部100により2つの支持棒3a,3bを制御することで、2つの支持棒3a,3bを互いに接近させながら筒状体10aを当該筒状体10aの軸直方向に変形させ、または、筒状体変形手段4で押圧して変形させた後に、2つの支持棒3a,3bを接近させてさらに変形させる。これにより、図4(a)の実線および図4(b)に示すように、最初の筒状体10aは、軸直断面視(平面視)で、小さく丸まるように変形する。
[第2配置工程]
次いで、図5に示すように、第2配置工程として、2つの支持棒3a,3bの間で変形させた筒状体10aに、当該筒状体10aが内側になるように新たな筒状体10bを被せる。本実施形態では、第2配置工程は、新たな筒状体10bの開口端を最初の筒状体10aの外側に案内し、当該筒状体10bを、2つの支持棒3a,3bの間で変形させた筒状体10aに被せる工程である。
本実施形態では、筒状体10bを案内するために、制御部100により制御される筒状体案内手段5を用いている。筒状体案内手段5は、初期位置にあるときは、図4(b)に示すように、それぞれの案内部材5bを閉じた状態のまま、筒状体10aの下方に配置されている。筒状体変形工程にて、筒状体10aを当該筒状体10aの軸直方向に変形させたのち、筒状体案内手段5のシャフト5aは、制御部100によって、案内部材5bを閉じたまま、2つの支持棒3a,3bの間で変形させた筒状体10aの下方から上方に向かって伸長する。このとき、シャフト5aの先端は、筒状体変形手段4の内側を通って筒状体10aの上端よりも上方に突出してシャフト5aの先端部分となる。シャフト5aの先端部分が筒状体10aよりも上方に突出すると、制御部100が各リンク機構5cを外向きに開かせるように制御する。これにより、図5に示すように、複数の案内部材5bは、それぞれ、シャフト5aの先端部分からシャフト5aの周りを下方に向かって末広がりに拡張する。このとき、案内部材5bの外縁は、2つの支持棒3a,3bの間に被せられた筒状体10aの外径よりも僅かに径方向外向きに大きい。このため、図5の二点鎖線で示すように、新たな筒状体10bが筒状体供給手段2から供給されて落下してくると、シャフト5aの周りを傘状に広がった複数の案内部材5bが筒状体10bの下端開口縁と接触することによって、新たな筒状体10bの開口部A1 を開かせながら、最初の筒状体10aの外側に案内する。これにより、図5の実線に示すように、新たな筒状体10bを、2つの支持棒3a,3bの間で変形させた筒状体10aに被せることができる。
新たな筒状体10bを最初の筒状体10aに被せたのちは、制御部100が各リンク機構5cを制御して、各案内部材5bを再び閉じる。これにより、制御部100がシャフト5aを下方に縮めても、各案内部材5bが筒状体変形手段4に接触することなく、筒状体案内手段5を筒状体10の下方の初期位置に復帰させることができる。本実施形態の装置1によれば、筒状体供給手段2と支持棒3との間に筒状体案内手段5を横から入れることなく移動させることができる。この場合、筒状体供給手段2から筒状体10が供給されるときに筒状体案内手段5を支持するアーム部材等に干渉することがないため、スムースな筒状体10の積層作業を実現することができる。また、本実施形態の装置1によれば、筒状体供給手段2、支持棒3および筒状体案内手段5がほぼ鉛直方向に沿った同一軸上に整列して配置されることで、装置1の小型化を図ることができる。ただし、筒状体案内手段5の配置や移動経路は、本実施形態の配置や移動経路に限定されるものではない。例えば、筒状体案内手段5は、筒状体変形手段4の側面に形成された開口部から導入させることもできる。
[付加工程]
また、本発明に係る積層集合体の製造方法は、第1配置工程、筒状体変形工程および第2配置工程を最小工程とすることができるが、本実施形態では、上述した、第1配置工程、筒状体変形工程および第2配置工程を初期工程として、当該初期工程の後に、複数回、筒状体変形工程および第2配置工程を順次行う。これにより、図6に示すような、積層集合体Cが完成する。作業者は、積層集合体Cを支持棒3a,3bから取り出して、または、支持棒3a,3bに積層集合体Cを取り付けたまま、多数の筒状体10を一纏りの積層集合体Cとして搬送することができる。
本実施形態では、筒状体変形手段4を筒状体10の片側にのみ配置したが、2つの支持棒3a,3bを挟んだ二箇所、即ち、筒状体10の両側を個々に押圧できるように配置することができる。この場合、筒状体変形工程での変形作業から第2配置工程における変形作業までの時間が短縮されることで、作業性が向上する。
このように、本実施形態に係る積層集合体の製造方法は、柔軟性を有する筒状体10を、2つの支持棒3a,3bが内側になるように当該2つの支持棒3a,3bに被せる第1配置工程と、2つの支持棒3a,3bの間で2つの支持棒3a,3bに被せられた筒状体10aを当該筒状体10aの軸直方向に変形させる筒状体変形工程と、2つの支持棒3a,3bの間で変形させた筒状体10aに、当該筒状体10aが内側になるように新たな筒状体10bを被せる第2配置工程と、を有し、これにより、柔軟性を有する筒状体10を、簡単な作業で纏めて積層集合体Cとすることができる。
本実施形態に係る装置1では、柔軟性を有する筒状体10を供給する筒状体供給手段2と、柔軟性を有する筒状体10が被せられて当該筒状体10の内側に配置される2つの支持棒3a,3bと、2つの支持棒3a,3bの間で当該2つの支持棒3a,3bに被せられた筒状体10aを当該筒状体10aの軸直方向に変形させる筒状体変形手段4と、筒状体10を2つの支持棒3a,3bに被せたのち、当該2つの支持棒3a,3bの間で筒状体10aを当該筒状体10aの軸直方向に変形させ、さらに、2つの支持棒3a,3bの間で変形させた筒状体10aに新たな筒状体10bを被せるための制御を行う制御部100と、を有する。このため、本実施形態の装置1は、柔軟性を有する筒状体10を、簡単な作業で纏めて積層集合体Cとすることができる。
また、本実施形態に係る製造方法のように、前記第1配置工程、前記筒状体変形工程および前記第2配置工程を初期工程として、当該初期工程の後に、少なくとも1回、前記筒状体変形工程および前記第2配置工程を順次行えば、多数の筒状体10を纏めて積層集合体Cとすることができる。
本実施形態に係る装置1では、制御部100は、2つの支持棒3a,3bの間で変形させた筒状体10aに新たな筒状体10aを被せたのち、少なくとも1回、2つの支持棒3a,3bの間で当該2つの支持棒3a,3bに被せられた筒状体10aを当該筒状体10aの軸直方向に変形させ、さらに、2つの支持棒3a,3bの間で変形させた筒状体10aに、当該筒状体10aが内側になるように新たな筒状体10bを被せるための制御を行うことで、多数の筒状体10を纏めて積層集合体Cとすることができる。
また、本実施形態に係る製造方法のように、前記第2配置工程を、少なくとも、新たな筒状体10bを所定位置に案内して、新たな筒状体10bを、2つの支持棒3a,3bの間で変形させた筒状体10aに被せる工程とすれば、新たな筒状体10bをより確実に被せることができるため、作業性が向上する。
本実施形態に係る装置1では、筒状体10を所定位置に案内する筒状体案内手段5を有し、新たな筒状体10をより確実に被せることができることで、作業性が向上する。
特に本実施形態に係る装置1では、筒状体案内手段5は、筒状体供給手段2に向かって突出可能なシャフト5aと、シャフト5aの先端部分から当該シャフト5aの周りを突出方向と反対方向に末広がりに拡張可能な複数の案内部材5bと、を有する。この場合、筒状体10が複数の案内部材5cと接触させることで筒状体10をより確実に被せることができるため、作業性が向上する。
なお、本実施形態に係る製造方法において、前記第1配置工程は、少なくとも、最初の筒状体10aを所定位置(ここで、「所定位置」とは、最初の筒状体10aを複数の支持棒3を取り囲むように被せることができる位置をいう。)に案内し、最初の筒状体10aを、2つの支持棒3a,3bが内側になるように当該2つの支持棒3a,3bに被せる工程とすることもできる。この場合、筒状体10aが軸直断面視(平面視)で、小さく丸まるように変形することで新たな筒状体10bをより確実に被せることができるため、作業性が向上する。
本実施形態に係る装置1では、筒状体案内手段5を使用している。すなわち、筒状体案内手段5は、筒状体供給手段2から最初に落下する筒状体10aを案内して、最初の筒状体10aを、2つの支持棒3a,3bが内側になるように当該2つの支持棒3a,3bに被せることもできる。この場合、最初の筒状体10aをより確実に被せることができるため、作業性が向上する。
また、本実施形態に係る製造方法のように、前記筒状体変形工程を、2つの支持棒3a,3bを互いに接近させながら2つの支持棒3a,3bの間で当該2つの支持棒3a,3bに被せられた筒状体10を当該筒状体10の軸直方向に変形させる工程とすれば、筒状体10が軸直断面視(平面視)で、小さく丸まるように変形することで新たな筒状体10bをより確実に被せることができるため、作業性が向上する。
本実施形態に係る装置1では、2つの支持棒3a,3bは、制御部100bによって互いに接近し離間することができるため、筒状体10が軸直断面視(平面視)で、小さく丸まるように変形することで新たな筒状体10をより確実に被せることができるため、作業性が向上する。
上述したところは、本発明の一実施形態にすぎず、特許請求の範囲に従えば、様々な変更が可能となる。たとえば、筒状体案内手段5の案内部材5bは、個々のリンク機構5cに装着したパネル部材で構成されているが、柔軟性のあるシート部材を用いることで、全リンク機構5cを覆うように構成することもできる。さらに、案内部材5bは、個々のリンク機構5cの各リンクのみで構成することもできる。また、本実施形態では装置として説明したが、本発明に係る積層集合体の製造方法は、筒状体の供給も併せて、手作業による製造方法としても用いることができる。また、積層集合体として纏められる筒状体も、柔軟性を有する筒状体であればよい。
本発明は、柔軟性を有する筒状体を纏めてなる積層集合体の、製造方法および製造装置に採用することができる。
1:積層集合体の製造装置, 2:筒状体供給手段, 3,3a,3b:支持棒, 4:筒状体変形手段, 4a:押圧面, 5:筒状体案内手段, 5a:シャフト, 5b:案内部材, 5c:リンク機構, 10:筒状体, 10a:最初の筒状体, 10b:新たな筒状体, 100:制御部, A1 :筒状体の開口部, A2 :筒状体の開口部, C:積層集合体

Claims (10)

  1. 柔軟性を有する筒状体を複数纏めてなる積層集合体の製造方法であって、
    前記筒状体を、複数の支持棒が内側になるように当該複数の支持棒に被せる第1配置工程と、
    前記複数の支持棒の間で当該複数の支持棒に被せられた前記筒状体の側面に向かって空気を供給し、当該空気の風圧によって、前記筒状体を当該筒状体の軸直方向に変形させる筒状体変形工程と、
    前記複数の支持棒の間で変形させた前記筒状体に、当該筒状体が内側になるように新たな前記筒状体を被せる第2配置工程と、
    を有することを特徴とする、積層集合体の製造方法。
  2. 請求項1において、前記第1配置工程、前記筒状体変形工程および前記第2配置工程を初期工程として、当該初期工程の後に、少なくとも1回、前記筒状体変形工程および前記第2配置工程を順次行う、積層集合体の製造方法。
  3. 請求項1または2において、前記第2配置工程は、前記筒状体が供給される筒状体供給手段に向かって指向する突出方向から当該突出方向と反対方向に向かうに従って末広がりに拡張した筒状体案内手段により、新たな筒状体の下端開口部を開かせながら、当該新たな前記筒状体を所定位置に案内して、当該新たな筒状体を、前記複数の支持棒の間で変形させた前記筒状体に被せる工程である、積層集合体の製造方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、前記第1配置工程は、少なくとも、最初の筒状体を所定位置に案内して、当該筒状体を、前記複数の支持棒が内側になるように当該複数の支持棒に被せる工程である、積層集合体の製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記筒状体変形工程は、前記複数の支持棒を互いに接近させながら前記複数の支持棒の間で当該複数の支持棒に被せられた前記筒状体を当該筒状体の軸直方向に変形させる工程である、積層集合体の製造方法。
  6. 柔軟性を有する筒状体を複数纏めてなる積層集合体の製造装置であって、
    前記筒状体を供給する筒状体供給手段と、
    前記筒状体が被せられて当該筒状体の内側に配置される複数の支持棒と、
    前記複数の支持棒の間で当該複数の支持棒に被せられた前記筒状体を当該筒状体の軸直方向に変形させるために、前記筒状体の側面に向かって空気を供給する筒状体変形手段と、
    前記筒状体を前記複数の支持棒に被せたのち、当該複数の支持棒の間で前記筒状体を当該筒状体の軸直方向に変形させ、さらに、前記複数の支持棒の間で変形させた前記筒状体に新たな前記筒状体を被せるための制御を行う制御部と、
    を有することを特徴とする、積層集合体の製造装置。
  7. 請求項6において、前記制御部は、前記複数の支持棒の間で変形させた前記筒状体に新たな前記筒状体を被せたのち、少なくとも1回、前記複数の支持棒の間で当該複数の支持棒に被せられた前記筒状体を当該筒状体の軸直方向に変形させ、さらに、前記複数の支持棒の間で変形させた前記筒状体に、当該筒状体が内側になるように新たな前記筒状体を被せるための制御を行う、積層集合体の製造装置。
  8. 請求項6または7において、前記筒状体供給手段に向かって指向する突出方向から当該突出方向と反対方向に向かうに従って末広がりに拡張しており、新たな筒状体の下端開口部と接触することによって、当該新たな筒状体の下端開口部を開かせながら、当該新たな筒状体を所定位置に案内する筒状体案内手段を有する、積層集合体の製造装置。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1項において、前記筒状体案内手段は、前記筒状体供給手段に向かって突出可能なシャフトと、前記シャフトの先端部分から当該シャフトの周りを突出方向と反対方向に末広がりに拡張可能な複数の案内部材と、を有する、積層集合体の製造装置。
  10. 請求項6乃至9のいずれか1項において、前記支持棒は、互いに接近し離間することができる、積層集合体の製造装置。
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