JP6417618B2 - 畳の框くせ取り装置 - Google Patents
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Description
一方、短辺方向を裁断する框裁断機は、畳床を直線に切断するクセ取り加工を行い、機械の構造上上框と下框の2点を結んだ直線でしか切断できない構造であったため、框における小間中のクセに追従して、框がくの字や逆くの字に凸凹状となった形状の場合には対応ができなかった。
しかし、図1に示す6畳の部屋のような場合では図1(b)に示すように畳の形状が均等ではないため、畳を敷く向きを変えられないため、框方向の小間中の偏差を測定し、作業者が裁断することで框方向のくせ取りを行っていた。
また、IT機器から畳機械へ送信する割付データには框の小間中のデータは考慮されていないため、このデータを畳製造機器へ送信するシステム構成のものでもなかった。例えば、特願2013−080294の図4の畳番号(2)の割付データであればW3、W4、W5、Wt3、Wt4を機械へ送信していた。
手加工の裁断が終わると、制御画面で完了スイッチを押し、次の畳番号を呼び出し、畳床を自動的に裁断する。
畳を自動的に裁断可能な裁断手段と、
部屋の寸法を測定して寸法データを収集する寸法データ格納メモリと、
部屋の形状に適した畳の敷き込みパターンを格納したメモリと、
前記寸法データに適した畳の敷き込みパターンを割付けた割付データを算出可能であり、かつ、割り付けられた畳のうち、敷居に接する畳の基準寸法に基づいて、前記裁断手段が裁断すべき直線に関するデータを算出可能な演算手段と、
前記演算手段によって算出された割付データおよび裁断すべき直線に関するデータを格納可能な記憶手段と、これを表示可能な表示手段と、
を有し、
前記演算手段は、框の小間中の測定点Aが框の上下角部測定点を結ぶ直線から出っ張っているか、へこんでいるか、または直線上にあるかを判断し、
框の上部角部の測定点と小間中の測定点Aを結ぶ直線が下部の角部測定点から外方に延長した直線または下部角部の測定点から内方の直線と交差する点Bを仮想点Bとし、
框の上部測定点から水平方向に右へ延長した線と小間中の測定点Aから垂直方向に上へ延長した線の交わる点を交点Cとし、
框の下部測定点から水平方向に右へ延長した線と小間中の測定点Aから垂直方向に下へ延長した線の交わる点を交点Dとし、
框の下部測定点と仮想点Bの距離をΔWとし、
以下の式
Wt4’= Wt4 + ΔW = b ×(Wt’−Wt3)/a + Wt' (2)
(但し、Wt4’は仮想点Bの水平方向線分、Wt4は下部測定点の水平方向線分、Wt3は上部測定点の水平方向線分、Wt’は測定点Aの水平方向線分、aおよびbはAC、AD間の長さを表す)
において、
測定点Aの水平方向線分Wt’の割付データ、上部測定点の水平方向線分Wt3の割付データ、ACの長さa=ADの長さb、を代入することで、仮想点Bの水平方向線分Wt4’または框の下部測定点と仮想点Bとの距離ΔWを求めて仮想点Bを算出し、
前記記憶手段は、前記裁断手段が裁断すべき直線に関するデータとして、仮想点Bの水平方向線分Wt4’または框の下部測定点と仮想点Bとの距離ΔWを記憶し、
前記裁断手段は、上部測定点と仮想点Bとを結ぶ直線で裁断することを特徴とする。
図2(a)に示す畳番号(2)の測定点Aは、框の小間中の位置を表している。
框の小間中は畳床の長さ方向の角部である測定点5と測定点6を結んだ直線と比べて、出っ張っている場合、へこんでいる場合、真っ直ぐな場合がある。主演算装置は、測定点Aが、測定点5と測定点6の中間点の位置にあるとすると、
後記した式(iii)にa=b=1を代入して、出っ張っている場合、へこんでいる場合、真っ直ぐな場合の判別を実施する。
測定点Aの割付データと(測定点5の割付データ+測定点6の割付データ)/2を計算して、
測定点Aの割付データ>(測定点5の割付データ+測定点6の割付データ)/2の場合は出っ張っていると、また、
測定点Aの割付データ<(測定点5の割付データ+測定点6の割付データ)/2の場合は凹んでいると判断し、
測定点Aの割付データ=(測定点5の割付データ+測定点6の割付データ)/2の場合は真っ直ぐと判断する。
式(iii)は、後記記載の割付データの値を求めることにも使用するが、出っ張っている場合、へこんでいる場合、真っ直ぐな場合の判別にも使用している。
そのため、判別の際に後記の式(iii)で演算を行い、演算値を仮保持しておき、出っ張っている場合、へこんでいる場合に仮保持したデータを割付データとして扱うように制御してもよい。
採寸は、従来技術と同じように、特開平9−304068号に記載する寸法測定装置を用いて、測定点1から時計回りに、測定点2、測定点3と順番に測定していく。
測定した部屋の寸法データH1〜H14は、図7に示すIT機器のキーボードで入力するか、部屋の寸法測定装置からIT機器へデータを取り込んで使用する。本発明では、IT機器で框の小間中の寸法データK1を入力することで、框に発生しているくせによる偏差データの入力漏れを防ぐことができる。
小間中の測定点Aの部屋の寸法データK1は、下記に記載する測定点6の部屋の寸法データH6の差を比較して求められ、割付データWt’を求める。
割付したデータは、記憶部に記憶される。
測定点5と測定点Aを結んだ直線の延長線と測定点6から水平方向に右へ延長した線が交わる点を仮想点Bとする。
測定点6の割付データではなく、仮想点Bの割付データを機械へ送信することで、出っ張った部分も含めた割付データになる。
測定点5から水平方向に右へ延長した線と測定点Aから垂直方向に上へ延長した線の交わる点を交点Cとする。
測定点6から水平方向に右へ延長した線と測定点Aから垂直方向に下へ延長した線の交わる点を交点Dとする。
測定点5と測定点6の垂直方向の線分ACと線分ADをa:bに分ける位置に測定点Aがあるとする。
測定点5と交点Cと測定点Aを結ぶ三角形と仮想点Bと交点Dと測定点Aを結ぶ三角形は、二組の角度が等しいので、相似の関係にある。
線分AC:線分AD=線分測定点5C:線分BD
の関係が成り立つ。
図2(b)に示す測定点6と仮想点Bの距離をΔWとする。
a:b = (Wt’−Wt3):(Wt4+ΔW−Wt’)・・・(i)
仮想点までの割付データをWt4’= Wt4 + ΔWとし、
式(i)をWt4’で表すと、
(Wt4 + ΔW − Wt’)× a =(Wt’−Wt3)× b
Wt4’= Wt4 + ΔW = b ×(Wt’−Wt3)/a + Wt'・・・(ii)
となる。
測定点Aの割付データWt’を左辺にもっていき、式(ii)は
Wt’={a /( b+a )}(Wt4’+b/a × Wt3)・・・(iii)
と表される。
任意の測定点Aの割付データを測定点5と測定点6の中間点の値の割付データとしてもよいし、任意の測定点Aから中間点の値を求めてもよい。
仮想点Bの割付データは、
Wt4’=Wt4+ΔW=2Wt’−Wt3
=1762.0×2−1759.0
=1765.0 (mm)
ΔW =Wt4’− Wt4
= 1765.0−1760.5
= 4.5 (mm)
図4の偏差データで計算すると
Wt4’の偏差=15×2−5
=25 (厘)
ΔWの偏差 =25−10
=15 (厘)
框の小間中の偏差値の割付結果は、図5(b)に示すように、IT機器のプリンタからプリントアウトされる。
図3(b)の畳番号(2)の割付データW3、W4、W5、Wt3と框の小間中の出っ張りを含んだデータWt4’を演算装置へ送信する。
框裁断機は、平行な1対のレールと、1対の裁断台とを備え、これら2つの裁断台の両端部は、それぞれモータで駆動される送り螺子により互いに独立して1対の平行なレールに沿って摺動され、2つの裁断台を所望の位置および方向に設定することができる構造であることが従来から知られている。(例えば特許文献1参照)
尚、ここでは、仮想点を求めて、裁断する方法で説明しているが、IT機器からは、今まで通り測定点6の割付データを送信して、そのデータを機械で受信し、制御画面で直接、図5(a)の割付結果をプリントアウトした図を見ながら、削り代が確保できるように、機械の制御画面で手修正して寸法を打ち変えて畳を裁断することも可能である。
作業者は制御画面を見て、框の小間中のへこみを手加工で裁断する必要があることを理解する。
その後、へこんでいる寸法を割付結果の図6(b)を見ながら、測定点5と測定点6の直線上より、どのぐらいへこんでいる所に測定点Aがあるか計算する。測定点5と測定点6の和を2で割った値から、測定点Aまでの差を求め、測定点Aに定規を当てて印をつける。
(ステップ1)キーボードを操作して、「現場名」を入力し、(ステップ2)キーボードを操作して、部屋の寸法測定装置より各部屋の寸法データを演算装置に読み込む。
(ステップ3)読み込まれた部屋の寸法データについて、敷き込みパターンを参照し、ほぼ均等な大きさに比例配分する均等割付、あるいは、柱を基準とする柱基準割付などによって複数枚の畳を割り付ける。そして、敷居に接する畳については、下前及び前記方法により求められた框の小間中の偏差データを含めた偏差データを計算し、(ステップ4)畳番号とともに基準寸法の畳床に対する偏差を各畳床ごとに畳番号を付して記憶部に格納する。
(ステップ5)記憶部に格納された偏差データをプリンタの出力により確認する。そして、必要に応じてキーボードを操作し各データを修正することができる。
(ステップ6)框裁断用端末装置および平刺し機用端末装置にデータを送信し、框裁断機および平刺し機を制御して、畳床の裁断および平刺しを自動的に行なわせる。
Claims (1)
- 畳のくせ取り装置であって、
畳を自動的に裁断可能な裁断手段と、
部屋の寸法を測定して寸法データを収集する寸法データ格納メモリと、
部屋の形状に適した畳の敷き込みパターンを格納したメモリと、
前記寸法データに適した畳の敷き込みパターンを割付けた割付データを算出可能であり、かつ、割り付けられた畳のうち、敷居に接する畳の基準寸法に基づいて、前記裁断手段が裁断すべき直線に関するデータを算出可能な演算手段と、
前記演算手段によって算出された割付データおよび裁断すべき直線に関するデータを格納可能な記憶手段と、これを表示可能な表示手段と、
を有し、
前記演算手段は、框の小間中の測定点Aが框の上下角部測定点を結ぶ直線から出っ張っているか、へこんでいるか、または直線上にあるかを判断し、
框の上部角部の測定点と小間中の測定点Aを結ぶ直線が下部の角部測定点から外方に延長した直線または下部角部の測定点から内方の直線と交差する点Bを仮想点Bとし、
框の上部測定点から水平方向に右へ延長した線と小間中の測定点Aから垂直方向に上へ延長した線の交わる点を交点Cとし、
框の下部測定点から水平方向に右へ延長した線と小間中の測定点Aから垂直方向に下へ延長した線の交わる点を交点Dとし、
框の下部測定点と仮想点Bの距離をΔWとし、
以下の式
Wt4’= Wt4 + ΔW = b ×(Wt’−Wt3)/a + Wt' (2)
(但し、Wt4’は仮想点Bの水平方向線分、Wt4は下部測定点の水平方向線分、Wt3は上部測定点の水平方向線分、Wt’は測定点Aの水平方向線分、aおよびbはAC、AD間の長さを表す)
において、
測定点Aの水平方向線分Wt’の割付データ、上部測定点の水平方向線分Wt3の割付データ、ACの長さa=ADの長さb、を代入することで、仮想点Bの水平方向線分Wt4’または框の下部測定点と仮想点Bとの距離ΔWを求めて仮想点Bを算出し、
前記記憶手段は、前記裁断手段が裁断すべき直線に関するデータとして、仮想点Bの水平方向線分Wt4’または框の下部測定点と仮想点Bとの距離ΔWを記憶し、
前記裁断手段は、上部測定点と仮想点Bとを結ぶ直線で裁断することを特徴とする畳の框くせ取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013266556A JP6417618B2 (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 畳の框くせ取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013266556A JP6417618B2 (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 畳の框くせ取り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015121066A JP2015121066A (ja) | 2015-07-02 |
| JP6417618B2 true JP6417618B2 (ja) | 2018-11-07 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013266556A Active JP6417618B2 (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 畳の框くせ取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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Families Citing this family (2)
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| JP4250735B2 (ja) * | 1999-04-27 | 2009-04-08 | 極東産機株式会社 | 部屋の寸法表記のための測定及び計算方法 |
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-
2013
- 2013-12-25 JP JP2013266556A patent/JP6417618B2/ja active Active
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| JP2015121066A (ja) | 2015-07-02 |
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