JP6420115B2 - 気体処理装置及び気体処理装置の機能再生方法 - Google Patents
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Description
本来のVOC吸着・脱着機能が低下するという問題が発生する。
図1は、第1実施形態に係る吸着装置(「気体処理装置」とも呼ぶ)が備えるロータカセットの概要を示す模式的な斜視図である。気体処理装置は、例えば、揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compounds)を含む気体からVOCを除去することを目的とした装置である。図1に示すロータカセット1は、気体処理装置に用いられるモジュールであり、ハニカム型のVOC濃縮ロータ(単に「ロータ」とも呼ぶ)2を備えている。
上、「第2の運転形態」とも呼ぶ)時とではロータ2を流れる気体やその流路を切り替える。通常運転と並行してオゾンを添加する場合、オゾンがVOCの分解にも消費されてしまうところ、通常運転を停止している間に再生処理を行えば、オゾンを高沸点有機物の分解に効率よく用いることができる。また、シール材やパッキンをオゾンによる劣化から保護するという観点でも、通常運転を停止している間に再生処理を行うことが好ましい。ただし、VOCの処理と並行して再生処理を行うようにしてもよい。
図3は、通常運転時の動作を示す気体処理装置のシステム構成図である。気体処理装置は、ロータ2の吸着ゾーン21を通過する吸着通気路31と、脱着ゾーン22を通過する脱着通気路32及び冷却ゾーン23を通過する冷却通気路33とが、異なる2つの系統を形成している。便宜上、吸着通気路31側の系統を吸着系と呼び、脱着通気路32及び冷却通気路33側の系統を脱着系とも呼ぶ。
図4は、高沸点有機物の分解処理時の動作を示す気体処理装置のシステム構成図である
。高沸点有機物の分解処理は、例えばパッキンやシール材等、ロータカセット1を構成する消耗品の交換時、又は夜間や休日等、気体処理装置によって処理すべき被処理気体が発生しないタイミングに実施されるものとする。なお、消耗品の交換は、例えば1年乃至3年間隔で行われる。
する。
図4に示した高沸点有機物の分解処理では、オゾンが高沸点有機物を直接分解したり、オゾンの分解によって生じる、酸化分解能力の高いオゾン分解生成物(Oラジカル等の活性種)が高沸点有機物を分解する。ここで、オゾン自体やオゾン分解生成物は、酸化力が強く有機物をより低分子かつ低沸点の有機物や、さらには二酸化炭素と水まで分解可能である。また、副次的な効果として、オゾンを分解させることで、処理排気の排オゾン処理が不要となる。
図4の例では、窒素供給部6を設けているが、処理雰囲気のガスはオゾンを所定量含むものであれば、窒素ガスには限定されない。すなわち、高沸点有機物の分解処理において供給される気体は、空気でも、窒素ガスでもよく、また窒素ガスの排気を取り入れるようにしてもよい。ここで、有機物の気中濃度上昇により酸素と反応し易くなるのを避けるという観点では不活性ガスの方が好ましく。例えば窒素濃度が90%以上のガスが好ましい。なお、図4に示すように、通常運転時に窒素ガスを供給する窒素供給部6を高沸点有機物の分解処理時にもそのまま使用すれば、別途気体供給部を設ける必要がないため利便である。
図5は、第2実施形態に係る、高沸点有機物の分解処理時の動作を示す気体処理装置のシステム構成図である。なお、第1実施形態と共通する構成要素については対応する符号を付し、以下では差異を中心に説明する。
来の機能の低下を避けつつ、ロータの機能を再生させるための技術を提供することができるようになる。
図6は、第3実施形態に係るロータカセットの模式的な正面図である。図7は、第3実施形態に係る通常運転時の動作を示す気体処理装置のシステム構成図である。図8は、第3実施形態に係る、高沸点有機物の分解処理時の動作を示す気体処理装置のシステム構成図である。なお、第1実施形態と共通する構成要素については対応する符号を付し、以下では差異を中心に説明する。
2・・・ロータ
21・・・吸着ゾーン
22・・・脱着ゾーン
23・・・冷却ゾーン
31・・・吸着通気路
32・・・脱着通気路
33・・・冷却通気路
34・・・給気路
35・・・オゾン給気路
36・・・排気路
4(41,42)・・・加熱部
51・・・凝縮器
52,53・・・熱交換器
6・・・窒素供給部
7・・・オゾン供給部
8・・・濃度測定部
9・・・流量調整部
Claims (14)
- 第1の通気路の一部を構成し、通過する気体に含まれる物質を吸着する第1通気ゾーンと、第2の通気路の一部を構成し、前記第1通気ゾーンの機能を再生させる第2通気ゾーンとを形成し、前記第1の通気路及び前記第2の通気路に跨って配置される回転自在なロータと、
所定の気体を、前記第2の通気路に供給する供給部と、
前記第2の通気路のうち前記第2通気ゾーンの上流側に設けられ、前記所定の気体を加熱分解して酸化力のある活性種を生成する加熱部と、
を備え、
前記第2通気ゾーンにおいて、前記ロータに吸着されている物質を前記活性種によって分解する
気体処理装置。 - 第1の通気路の一部を構成し、通過する気体に含まれる物質を吸着する第1通気ゾーンと、第2の通気路の一部を構成し、前記第1通気ゾーンの機能を再生させる第2通気ゾーンと、第3の通気路の一部を構成し、前記第1通気ゾーンの機能を再生させる第3通気ゾーンとを形成し、前記第1の通気路、前記第2の通気路及び前記第3の通気路に跨って配置される回転自在なロータと、
前記第2の通気路に、所定の気体を供給する供給部と、
前記第3の通気路のうち前記第3通気ゾーンの上流側に設けられ、前記第3通気ゾーンへ流れる気体を加熱する加熱部と、
を備え、
前記ロータのうち、加熱された気体の通過により昇温した前記第3通気ゾーンに相当する部分は、当該ロータの回転により前記第2通気ゾーンに相当する位置に移動し、
前記第2通気ゾーンにおいて、前記所定の気体が80乃至200℃に加熱され分解されて酸化力のある活性種が生成されると共に、前記ロータに吸着されている物質を前記活性種によって分解する
気体処理装置。 - 第1の通気路の一部を構成し、通過する気体に含まれる物質を吸着する第1通気ゾーン
と、第2の通気路の一部を構成し、前記第1通気ゾーンの機能を再生させる第2通気ゾーンと、第3の通気路の一部を構成し、前記第1通気ゾーンの機能を再生させる第3通気ゾーンとを形成し、前記第1の通気路、前記第2の通気路及び前記第3の通気路に跨って配置される回転自在なロータと、
前記第2の通気路に、所定の気体を供給する供給部と、
前記第3の通気路のうち前記第3通気ゾーンの上流側に設けられ、前記第3通気ゾーンへ流れる気体を加熱する加熱部と、
を備え、
前記ロータのうち、加熱された気体の通過により昇温した前記第3通気ゾーンに相当する部分は、当該ロータの回転により前記第2通気ゾーンに相当する位置に移動し、
前記第2通気ゾーンにおいて、前記所定の気体が加熱分解されて酸化力のある活性種が生成されると共に、前記ロータに吸着されている物質を前記活性種によって分解し、
前記ロータの前記第1通気ゾーンが、通過する気体に含まれる物質を吸着する第1の運転形態と、
前記供給部が、前記所定の気体を前記第2の通気路に供給すると共に、前記加熱部が、前記所定の気体を加熱して前記活性種を生成させ、前記第2通気ゾーンにおいて、前記ロータに吸着されている物質を前記活性種によって分解する第2の運転形態と、
を切り替える制御部をさらに有する
気体処理装置。 - 第1の通気路の一部を構成し、通過する気体に含まれる物質を吸着する第1通気ゾーンと、第2の通気路の一部を構成し、前記第1通気ゾーンの機能を再生させる第2通気ゾーンと、第3の通気路の一部を構成し、前記第1通気ゾーンの機能を再生させる第3通気ゾーンとを形成し、前記第1の通気路、前記第2の通気路及び前記第3の通気路に跨って配置される回転自在なロータと、
前記第2の通気路に、所定の気体を供給する供給部と、
前記第3の通気路のうち前記第3通気ゾーンの上流側に設けられ、前記第3通気ゾーンへ流れる気体を加熱する加熱部と、
を備え、
前記ロータのうち、加熱された気体の通過により昇温した前記第3通気ゾーンに相当する部分は、当該ロータの回転により前記第2通気ゾーンに相当する位置に移動し、
前記第2通気ゾーンにおいて、前記所定の気体が加熱分解されて酸化力のある活性種が生成されると共に、前記ロータに吸着されている物質を前記活性種によって分解し、
気体の流量を制御する流量調整部
をさらに有し、
前記流量調整部は、前記第2通気ゾーンを通過する気体の面風速を0.3m/s以上にする
気体処理装置。 - 気体の流量を制御する流量調整部
をさらに有し、
前記流量調整部は、前記第2通気ゾーンを通過する気体の面風速を0.3m/s以上にする
請求項1から3のいずれか一項に記載の気体処理装置。 - 前記所定の気体は、80乃至200℃に加熱される
請求項1、3、4のいずれか一項に記載の気体処理装置。 - 前記ロータの前記第1通気ゾーンが、通過する気体に含まれる物質を吸着する第1の運転形態と、
前記供給部が、前記所定の気体を前記第2の通気路に供給すると共に、前記加熱部が、前記所定の気体を加熱して前記活性種を生成させ、前記第2通気ゾーンにおいて、前記ロータに吸着されている物質を前記活性種によって分解する第2の運転形態と、
を切り替える制御部をさらに有する
請求項1、2、4のいずれか一項に記載の気体処理装置。 - 前記所定の気体はオゾンである
請求項1から7のいずれか一項に記載の気体処理装置。 - 前記供給部は、1g/h乃至1000g/hのオゾンを供給する
請求項1から8のいずれか一項に記載の気体処理装置。 - 第1の通気路の一部を構成し、通過する気体に含まれる物質を吸着する第1通気ゾーンと、第2の通気路の一部を構成し、前記第1通気ゾーンの機能を再生させる第2通気ゾーンと、第3の通気路の一部を構成し、前記第1通気ゾーンの機能を再生させる第3通気ゾーンとを形成し、前記第1の通気路、前記第2の通気路及び前記第3の通気路に跨って配置される回転自在なロータと、
前記第2の通気路に、過酸化水素又は過酢酸の気体を供給する供給部と、
前記第3の通気路のうち前記第3通気ゾーンの上流側に設けられ、前記第3通気ゾーンへ流れる気体を加熱する加熱部と、
を備え、
前記ロータのうち、加熱された気体の通過により昇温した前記第3通気ゾーンに相当する部分は、当該ロータの回転により前記第2通気ゾーンに相当する位置に移動し、
前記第2通気ゾーンにおいて、前記過酸化水素又は過酢酸の気体が加熱分解されて酸化力のある活性種が生成されると共に、前記ロータに吸着されている物質を前記活性種によって分解する、
気体処理装置。 - 前記所定の気体は過酸化水素又は過酢酸である
請求項1から7のいずれか一項に記載の気体処理装置。 - 前記第2通気ゾーンの下流側に設けられ、前記所定の気体の濃度を測定する濃度測定部をさらに備え、
前記濃度測定部が測定した前記所定の気体の濃度に基づいて前記第1通気ゾーンの機能が再生したか判断する
請求項1から11のいずれか一項に記載の気体処理装置。 - 第1の通気路の一部を構成し、通過する気体に含まれる物質を吸着する第1通気ゾーンと、第2の通気路の一部を構成し、前記第1通気ゾーンの機能を再生させる第2通気ゾーンとを形成し、前記第1の通気路及び前記第2の通気路に跨って配置される回転自在なロータと、所定の気体を、前記第2の通気路に供給する供給部と、前記第2の通気路のうち前記第2通気ゾーンの上流側に設けられ、前記所定の気体を加熱分解して酸化力のある活性種を生成する加熱部とを備える気体処理装置の機能再生方法であって、
前記第2通気ゾーンにおいて、前記ロータに吸着されている物質を前記活性種によって分解する
気体処理装置の機能再生方法。 - 第1の通気路の一部を構成し、通過する気体に含まれる物質を吸着する第1通気ゾーンと、第2の通気路の一部を構成し、前記第1通気ゾーンの機能を再生させる第2通気ゾーンと、第3の通気路の一部を構成し、前記第1通気ゾーンの機能を再生させる第3通気ゾ
ーンとを形成し、前記第1の通気路、前記第2の通気路及び前記第3の通気路に跨って配置される回転自在なロータと、前記第2の通気路に、所定の気体を供給する供給部と、前記第2の通気路のうち前記第3通気ゾーンの上流側に設けられ、前記第3通気ゾーンへ流れる気体を加熱する加熱部と、気体の流量を制御する流量調整部とを備える気体処理装置の機能再生方法であって、
前記ロータのうち、加熱された気体の通過により昇温した前記第3通気ゾーンに相当する部分を、当該ロータの回転により前記第2通気ゾーンに相当する位置に移動させ、
前記第2通気ゾーンを通過する気体の面風速を0.3m/s以上にし、
前記第2通気ゾーンにおいて、前記所定の気体が加熱分解されて酸化力のある活性種が生成されると共に、前記ロータに吸着されている物質を前記活性種によって分解する
気体処理装置の機能再生方法。
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| JP2014212357A JP6420115B2 (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | 気体処理装置及び気体処理装置の機能再生方法 |
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