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JP6420164B2 - 電動ブラインド - Google Patents
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本発明は、電動ブラインドに関する。
電動ブラインドの中には、ヘッドボックスから垂下されたラダーコードによって複数段のスラットが電動モーターの回転に伴って回動可能に支持されると共に前記ヘッドボックスから垂下された昇降コードが電動モーターの回転に伴ってヘッドボックス内に配置された巻取軸に巻取り又は巻き戻しされることによってボトムレールが昇降可能に支持されているものがある(例えば特許文献1を参照)。
特開2008−127890号公報
特許文献1では、ボトムレールの下降動作中に下限リミットが作動しているかどうかが常時確認され、下限リミットが作動していると判断されると下降動作が停止されるという制御が行われている。特許文献1では、昇降コードに弛みが生じているか否かに基づいて下限リミットを作動させているが、本発明者の検証によれば、ボトムレールが下限に到達したり、ボトムレールが障害物に衝突したりといった事象が生じていないにも関わらず、下限リミットが弛みを検知して下降動作が誤って停止されてしまう場合があることが分かった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ボトムレールの下降動作中に、ボトムレールが下限に到達したり、ボトムレールが障害物に衝突したりといった事象が生じていないにも関わらず、ボトムレールの下降動作が誤停止されることを抑制することができる電動ブラインドを提供するものである。
本発明によれば、ヘッドボックスから垂下されたスラット支持コードによって複数段のスラットが電動モーターの回転に伴って回動可能に支持されると共に前記ヘッドボックスから垂下された昇降コードが前記電動モーターの回転に伴って前記ヘッドボックス内に配置された巻取軸に巻取り又は巻き戻しされることによってボトムレールが昇降可能に支持されるように構成された電動ブラインドにおいて、前記電動モーターの回転を制御する制御部と、前記昇降コードの弛みを検出する弛み検出部を備え、前記制御部は、前記ボトムレールの下降動作の開始後の前記スラットの回動中には前記弛み検出部が前記昇降コードの弛みを検出しても前記電動モーターの回転を停止させず、かつ前記スラットの回動が完了した後に前記弛み検出部が前記昇降コードの弛みを検出すると前記電動モーターの回転を停止させるように前記電動モーターを制御するように構成される、電動ブラインドが提供される。
ボトムレールの下降動作が誤停止される原因をさらに詳細に調査したところ、ボトムレールの下降動作の開始後のスラットの回動中に昇降コードがスラットに引っかかってしまって昇降コードが持ち上げられ、その結果、昇降コードに弛みが生じ、その弛みが弛み検出部に検出されてしまうために、ボトムレールの下降動作が誤停止されてしまうことが分かった。このような知見に基づいて、ボトムレールの下降動作の開始後のスラットの回動中には、弛み検出部が昇降コードの弛みを検出しても電動モーターの回転を停止させないように電動モーターを制御することによって、ボトムレールの下降動作の誤停止を抑制することができることを見出し、本発明の完成に到った。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す種々の実施形態は、互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記昇降コードは、前記スラットの前後方向の一方側に偏った位置に配置された挿通孔に挿通される。
本発明の一実施形態の電動ブラインド1を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 図1(a)の左端のドラムユニット19近傍の構成を示す拡大図である。 (a)は、最上段のスラット7の上から見た断面図、(b)は、上から二段目のスラット7の上から見た断面図であり、(c)は、上から三段目以降のスラット7の上から見た断面図である。(a)〜(b)においてスラット押え31は省略している。 (a)〜(b)は図3(c)中のA−A断面図であり、(a)は正全閉状態、(b)は逆全閉状態を示す。 弛み検出スイッチ36が動作する原理の説明図であり、(a)〜(b)は昇降テープ11に張力が加わっている状態を示し、(c)〜(d)は昇降テープ11が弛んだ状態を示す。また、(a)及び(c)は、図2中のB−B断面の模式図であり、(b)及び(d)は、それぞれ、(a)及び(c)のスライダ35及び弛み検出スイッチ36を上から見た状態を示す。 制御部20及びこれに接続される部材の構成を示すブロック図である。 図3(c)中のA−A断面図であり、スラット7が回動する際に昇降テープ11に弛みが生じる原理を説明するための図である。 ボトムレール9の下降動作が開始後の制御を示すフローチャートである。 制御部20がボトムレール9の下降指令を受信してからの経過時間と電動モーター2の回転速度の関係を示すグラフである。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態を説明する。以下に示す実施形態中の各種特徴については、独立して発明が成立し、且つ互いに組み合わせ可能である。
特許請求の範囲の「昇降コード」とは、ボトムレールの昇降に用いられるコードであり、その断面形状は限定されない。従って、「昇降コード」は、薄くて幅広のテープ状である昇降テープと、紐状の昇降ストリングの何れであってもよい。また、特許請求の範囲の「巻取軸」は、昇降テープを重ねて巻き取るための巻取ドラムと、昇降ストリングを螺旋状に巻き取るための巻取コーンの何れであってもよい。以下の実施形態では、昇降テープが巻取ドラムに重ねて巻き取られる形式の横型ブラインドを例に挙げて説明するが、昇降ストリングが巻取コーンに螺旋状に巻き取られる形式の横型ブラインドでも基本的に同様の作用効果が達成可能である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態の電動ブラインド1について説明する。
図1に示すように、電動ブラインド1は、ヘッドボックス3と、ヘッドボックス3から垂下されたラダーコード5及び昇降テープ11を備える。図3に示すように、ラダーコード5は、一対の縦糸5aの間に複数の横糸5bを備える。各横糸5bには、スラット7が支持されている。ラダーコード5は、最上段及びその次の段のスラット7にスラット押え31で固定されている。ラダーコード5は、特許請求の範囲の「スラット支持コード」に相当する。「スラット支持コード」は、スラット7を支持及び回動可能なものであればその構成は限定されず、例えば、互いに分離された2本の縦糸を備え、一方の縦糸がスラットの一方の縁に取着され、他方の縦糸がスラットの他方の縁に取着されるような構成であってもよい。昇降テープ11は、薄くて幅広のテープ状である。
図1に示すように、ヘッドボックス3内には、電動モーター2と、モーターブラケット33と、モータージョイント34と、駆動軸23と、ドラムユニット19と、上限リミットスイッチ4と、エンコーダ38と、電源基板41と、制御基板43が配置されている。
電源基板41には、スイッチング電源回路が搭載されており、この回路は、外部電力入力部42から入力された交流電力を直流電力に変換する。変換された直流電力によって電動ブラインド1の各種部位(電動モーター2、制御基板43など)が駆動される。制御基板43には、図6に示す制御部20を構成するための電子回路が搭載されている。図6に示すように、制御部20は、記憶部26に記憶されたプログラムに従ってCPU25が各種処理を実行することによって実現される。CPU25は、モーター駆動回路2aを介して電動モーター2を駆動する。また、CPU25は、エンコーダ接続回路38aを介してエンコーダ38と通信可能に接続されている。さらに、CPU25は、上限リミットスイッチ4及び弛み検出スイッチ36と通信可能に接続されている。
制御部20は、有線リモコン46、赤外線リモコン47、無線リモコン48、又はPC(パーソナルコンピュータ)49からの指令を受信可能に構成されている。制御部20は、赤外線受光部47aを通じて赤外線リモコン47と通信し、無線受信機48aを通じて無線リモコン48と通信する。制御部20が受信可能な指令の例としては、ボトムレール9の上昇動作又は下降動作の開始指令、正全閉方向又は逆全閉方向へのスラット回動指令、動作停止指令などが挙げられる。
電動モーター2は、モーターブラケット33を介してヘッドボックス3に固定されている。電動モーター2の回転は、モータージョイント34を介して駆動軸23に伝達される。上限リミットスイッチ4は、スラット7が上限まで引き上げられたか否かを検出するスイッチである。スイッチ4は、ヘッドボックス3から下方に突出する突出部aを有し、最上段のスラット7がスイッチ4の突出部4aを押し上げると、スイッチ4は、検出信号を出力する。制御部20は、スイッチ4からの検出信号を受信すると駆動軸23の回転を停止させるように構成されている。
エンコーダ38は、駆動軸23の回転角度を検出可能に構成されている。具体的には、エンコーダ38は、駆動軸23が所定角度回転する毎にパルス信号を出力する。制御部20は、パルスの数を数えることによって駆動軸23の回転角度を検出する。制御部20は、エンコーダ38からのパルス信号を用いることによって駆動軸23を予め設定した速度で回転させるように電動モーター2を制御することが可能になっている。
ドラムユニット19は、図2に示すように、ヘッドボックス3に固定されるサポート部材21と、サポート部材21に対して回転可能に支持されるラダーコード吊下部材27及び巻取ドラム29と、サポート部材21に対して摺動可能に支持されるスライダ35と、サポート部材21に固定される弛み検出スイッチ36を備える。
ラダーコード5の一対の縦糸5aの一端は、ラダーコード吊下部材27に取着されており、駆動軸23の回転に伴ってラダーコード吊下部材27が回転することによって、スラット7の傾斜角度が変化するように構成されている。ラダーコード吊下部材27は、スラット7が図4(a)に示すような正全閉状態又は図4(b)に示すような逆全閉状態になるまでは駆動軸23の回転に伴って回転し、その後は駆動軸23がラダーコード吊下部材27に対して空回りするようになっている。ラダーコード5の一対の縦糸5aの他端は、ボトムレール9に取着されている。なお、正全閉状態とは、図4(a)に示すように、スラット7の部屋外側が下がる方向に、駆動軸23が空回りするまでスラット7を回動させた状態を意味し、逆全閉状態とは、図4(b)に示すように、スラット7の部屋外側が上がる方向に、駆動軸23が空回りするまでスラット7を回動させた状態を意味する。
昇降テープ11は、一端がボトムレール9に取着され、他端が巻取ドラム29に取着されている。駆動軸23の回転に伴って巻取ドラム29が回転することによって、昇降テープ11が巻取ドラム29に対して巻き取られ又は巻き戻しされることによってボトムレール9が昇降される。
スライダ35は、サポート部材21においてヘッドボックス3の前後方向に摺動可能に支持されている。ボトムレール9が下限に到達していない状態では、図5(a)〜(b)に示すように、昇降テープ11が緊張されてスライダ35に図4(b)の力F1が加わり、スイッチ36の突出部36aが押圧されている。この状態では、スイッチ36からは検出信号が出力されない。一方、ボトムレール9が下限に到達したり、ボトムレール9が下降中に障害物に衝突したりした場合には、図5(c)〜(d)に示すように、昇降テープ11に弛みが生じて力F1が小さくなる結果、突出部36aによってスライダ35に加えられる付勢力F2の方が力F1よりも大きくなる。その結果、スライダ35が突出部36aによって押されて図5(d)に示すように、矢印DF方向に移動すると共に、スイッチ36から検出信号が出力される。制御部20は、ボトムレール9の下降中に、スイッチ36からの検出信号を受信すると駆動軸23の回転を停止させるように構成されている。スライダ35とスイッチ36によって特許請求の範囲の「弛み検出部」が構成される。
図3に示すように、昇降テープ11は、スラット7の長手方向LSに離間されて3本設けられている。両端の2本の昇降テープ11は、図3(a)〜(b)に示すように、最上段及びその次の段のスラット7についてはスラット7の部屋内側の縁7fに沿って垂下され、図3(c)に示すように、上から3段目以降のスラット7についてはスラット7に設けられた挿通孔7aに挿通される。挿通孔7aは、スラット7の部屋内側(前後方向の一方側)に偏った位置に配置されている。具体的には、挿通孔7aは、スラット7の部屋内側の縁7fの近傍に配置されている。このような構成によって、両端の2本の昇降テープ11は、スラット7の前後方向の中央よりも部屋内側に偏った位置に配置されている。挿通孔7aは、細長い形状を有し、挿通孔7aの長手方向がスラット7の長手方向LSに平行になるように配置されている。挿通孔7aがこのように配置されているので、図4(a)に示すように、スラット7を正全閉状態にしたときに、挿通孔7aが手前のスラット7によって遮蔽されて、外光Sが挿通孔7aを通じて室内に入り込むことが阻止されるので、正全閉状態での光漏れが低減される。
中央の昇降テープ11は、図3(a)に示すように、最上段のスラット7についてはスラット7に設けられた挿通孔7cに挿通され、図3(b)に示すように、上から2段目のスラット7についてはスラット7の部屋外側の縁7bに沿って垂下され、図3(c)に示すように、上から3段目以降のスラット7についてはラダーコード5の縦糸5aに設けられた環状部5cに挿通される。なお、昇降テープ11は、全てのスラット7に対応する位置に設けられた環状部5cに挿通させる必要はない。本実施形態では、1〜5段目のスラット7に対応する位置の環状部5cには昇降テープ11を挿通させず、6段目移行のスラット7に対応する位置に設けられた環状部5cに昇降テープ11を挿通させている。最上段のスラット7の挿通孔7cは、スラット7の部屋外側(前後方向の他方側)に偏った位置に配置されている。具体的には、挿通孔7cは、スラット7の部屋外側の縁7bの近傍に配置されている。このような構成によって、中央の昇降テープ11は、スラット7の前後方向の中央よりも部屋外側に偏った位置に配置されている。挿通孔7cは、細長い形状を有し、挿通孔7cの長手方向がスラット7の長手方向LSに平行になるように配置されている。挿通孔7cがこのように配置されているので、スラット7を正全閉状態にしたときに、挿通孔7cの部分が二段目のスラット7と重なるため、挿通孔7cを通過した光が二段目のスラットによって反射される。このため、外光Sが挿通孔7cを通じて室内に入り込むことが阻止されるので、正全閉状態での光漏れが低減される。
次に、電動ブラインド1の昇降動作について説明する。電動ブラインド1の初期状態が、図1に示すように、ボトムレール9が下限位置にあり且つスラット7が水平状態になっている状態であると想定して、以下、説明を行う。
図1の状態のときに、制御部20がボトムレール9を上昇させる指令を受信すると、制御部20は、駆動軸23が図2の矢印U方向に回転するように電動モーター2を回転させて、ボトムレール9の上昇動作を開始させる。駆動軸23が矢印U方向に回転すると、それに伴って、巻取ドラム29及びラダーコード吊下部材27も矢印U方向に回転し、昇降テープ11の巻取りが開始されると共に、スラット7が図4(b)に矢印RTで示す逆全閉方向に回動される。スラット7が逆全閉状態になるまでラダーコード吊下部材27が回転されると、その後は、駆動軸23がラダーコード吊下部材27に対して空回りして、スラット7の回動が完了する。その後は、巻取ドラム29のみが回転して昇降テープ11が巻取ドラム29に巻き取られてボトムレール9が上昇する。例えば、ボトムレール9が高さ方向の中央付近まで上昇したところで、制御部20が駆動軸23の回転を停止させる指令を受信すると、制御部20は、電動モーター2の回転を停止させる。
次に、制御部20がボトムレール9を下降させる指令を受信すると、制御部20は、駆動軸23が図2の矢印D方向に回転するように電動モーター2を回転させて、ボトムレール9の下降動作を開始させる。駆動軸23が矢印D方向に回転すると、それに伴って、巻取ドラム29及びラダーコード吊下部材27も矢印D方向に回転し、昇降テープ11の巻き戻しが開始されると共に、スラット7が図4(a)に矢印NTで示す正全閉方向に回動される。スラット7が正全閉状態になるまでラダーコード吊下部材27が回転されると、その後は、駆動軸23がラダーコード吊下部材27に対して空回りして、スラット7の回動が完了する。その後は、巻取ドラム29のみが回転して昇降テープ11が巻取ドラム29から巻き戻されてボトムレール9が下降する。
ところで、ボトムレール9の下降動作の開始直後に、スラット7が図4(b)に示す逆全閉状態から図4(a)に示す正全閉状態にまで回動される場合には、図7に示すように、昇降テープ11が挿通孔7aの縁7a1に引っかかって、上方に持ち上げられてしまう場合がある。このような場合には、昇降テープ11に弛みが生じ、その弛みを弛み検出スイッチ36が検出して検出信号が出力される。従来技術では、この検出信号に基づいて電動モーターを停止させていたので、ボトムレールが下限に到達したり、ボトムレールが障害物に衝突したりといった事象が生じていないにも関わらず、ボトムレールの下降動作が誤停止されていた。
なお、スラット7の回動時に昇降テープ11がスラット7に引っかかって持ち上げられてしまうという現象は、昇降テープ11の配置方法に関わらずに生じ得るものであるが、本実施形態の両端の2本の昇降テープ11のように、スラット7の前後方向の一方側に偏った位置に配置された細長い挿通孔7aに昇降テープ11を挿通させている場合には、挿通孔7a内での昇降テープ11と挿通孔7aのクリアランスが小さく、且つ昇降テープ11が挿通孔7aの縁7a1に押し付けられるので、上記現象が特に生じやすく、ボトムレール9の下降動作の誤停止を抑制するための手段を採用する必要性が特に大きい。
本実施形態では、上記問題を解決するために、ボトムレール9の下降動作の開始後のスラット7の回動中には弛み検出スイッチ36が昇降テープ11の弛みを検出しても電動モーター2の回転を停止させないという制御を行っている。以下、図8に示すフローチャートを用いて、本実施形態の制御を詳細に説明する。
まず、制御部20がボトムレール9を下降させる指令を受信すると、ステップS1では、制御部20は、図9に示すように、電動モーター2を回転速度V2で回転させて、スラット7を回動させると共に昇降テープ11の巻き戻しを開始する。
次に、ステップS2では、制御部20はスラット7の回動が完了したか否かを確認する。スラット7の回動が完了すると(ステップS2のY)、ステップS5に進む。スラット7の回動が完了していない場合(ステップS2のN)、ステップS3において、制御部20は、弛み検出スイッチ36から昇降テープ11の弛み検出信号が出力されているかどうかを確認する。弛み検出信号が出力されていない場合(ステップS3のN)、ステップS1に戻る。一方、弛み検出信号が出力されている場合(ステップS3のY)、ステップS4に移動するが、ステップS4では、弛み検出信号が無視される。従って、スラット7の回動が完了するまでは、弛み検出信号が出力されても、ボトムレール9の下降動作が停止されない。このため、図7に示すようにスラット7の回動中に昇降テープ11がスラット7に引っかかってしまったとしてもボトムレール9の下降動作が誤停止することがない。なお、ステップS3及びS4を省略して、ステップS2の判断がNの場合にステップS1に移動するようにしてもよい。
スラット7の回動が完了すると(ステップS2のY)、ステップS5では、制御部20は、図9に示すように、電動モーター2の回転速度をV1に上昇させて、昇降テープ11の巻き戻しを継続する。
次に、ステップS6では、制御部20は、弛み検出スイッチ36から昇降テープ11の弛み検出信号が出力されているかどうかを確認する。弛み検出信号が出力されている場合(ステップS6のY)、ステップS9において、制御部10は、電動モーター2を停止させる。これによって、ボトムレール9が下限に到達したり、ボトムレール9が障害物に衝突したりしたときに、昇降テープ11の巻き戻しを停止させることができる。一方、弛み検出信号が出力されていない場合(ステップS6のN)、ステップS7において、制御部20は、ボトムレール9が予め設定した下限設定位置に到達したかどうかを確認する。「下限設定位置」とは、ソフトウェア的に設定される位置であり、ラダーコード5の長さによって定められる物理的な下限位置よりも上方の位置でボトムレール9の下降を停止させたい場合に「下限設定位置」が設定される。ボトムレール9が下限設定位置に到達した場合(ステップS7のY)、ステップS9において、制御部10は、電動モーター2を停止させる。一方、ボトムレール9が下限設定位置に到達していない場合(ステップS7のN)、ステップS8において、制御部20は、ボトムレール9の下降動作を停止させる停止指令が入力されたかを確認する。停止入力が入力された場合(ステップS8のY)、ステップS9において、制御部10は、電動モーター2を停止させる。一方、停止入力が入力されていない場合(ステップS8のN)は、ステップS5に戻る。
以上のように、本実施形態では、ボトムレール9の下降動作の開始後のスラット7の回動中には弛み検出スイッチ36が昇降テープ11の弛みを検出しても電動モーター2の回転を停止させず、かつスラット7の回動が完了した後に弛み検出スイッチ36が昇降テープ11の弛みを検出すると電動モーター2の回転を停止させるように電動モーター2を制御しているので、ボトムレール9の下降動作の誤停止を抑制しつつ、ボトムレール9が下限に到達したり、ボトムレール9が障害物に衝突したりしたときには電動モーター2を停止させることができる。
なお、本実施形態は、以下の態様でも実施可能である。
・本実施形態では、スラット7の回動中の電動モーター2の回転速度V2を、スラット7の回動完了後の電動モーターの回転速度V1よりも低くすることによってスラット7の回動時にボトムレール9が揺れることを抑制しているが、V2とV1を同じにしてもよい。
・弛み検出部としては、特許文献1に開示されているような、昇降テープの弛みを検出して回動する回動レバーと、回動レバーの回動に基づいて検出信号を出力するスイッチで構成されるものを用いてもよい。
1:横型ブラインド、2:電動モーター、3:ヘッドボックス、4:上限リミットスイッチ、5:ラダーコード、7:スラット、9:ボトムレール、11:昇降テープ、19:ドラムユニット、21:サポート部材、23:駆動軸、25:CPU、26:記憶部、27:ラダーコード吊下部材、29:巻取ドラム、31:スラット押え、33:モーターブラケット、34:モータージョイント、35:スライダ、36:弛み検出スイッチ、38:エンコーダ

Claims (2)

  1. ヘッドボックスから垂下されたスラット支持コードによって複数段のスラットが電動モーターの回転に伴って回動可能に支持されると共に前記ヘッドボックスから垂下された昇降コードが前記電動モーターの回転に伴って前記ヘッドボックス内に配置された巻取軸に巻取り又は巻き戻しされることによってボトムレールが昇降可能に支持されるように構成された電動ブラインドにおいて、
    前記電動モーターの回転を制御する制御部と、
    前記昇降コードの弛みを検出する弛み検出部を備え、
    前記制御部は、前記ボトムレールの下降動作の開始後の前記スラットの回動中には前記弛み検出部が前記昇降コードの弛みを検出しても前記電動モーターの回転を停止させず、かつ前記スラットの回動が完了した後に前記弛み検出部が前記昇降コードの弛みを検出すると前記電動モーターの回転を停止させるように前記電動モーターを制御するように構成される、電動ブラインド。
  2. 前記昇降コードは、前記スラットの前後方向の一方側に偏った位置に配置された挿通孔に挿通される、請求項1に記載の電動ブラインド。
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