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JP6422402B2 - エレベータのドアシグナル装置 - Google Patents
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Description

この発明は、エレベータの乗り場やかごの出入り口を構成する上板に取り付けられて、発光することによりドアの動作に対する乗り場やかご内にいる利用者への注意喚起を行うエレベータのドアシグナル装置に関するものである。
従来の操作盤のロック装置は、裏板に中間部を山形に屈曲させた板ばねの一端を固定するとともに、この板ばねの固定側傾斜面に透孔と、表面板の裏面にこの透孔により係止される突起と、を備え、この突起が透孔により係止されてロックされた状態で、突起の先端の一部と板ばねの固定側傾斜面との間に隙間が形成されるように構成され、表面板の端部の側面に設けたスリット状の開口に、ロック解消用治具を挿入して、その先端部が突起と板ばねの固定側傾斜面との間の隙間に入り込み、突起が透孔から外れて表面板のロックが解除されるようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
従来の引き戸用のロック装置は、扉本体の上端平面に対向して、くの字状に突出するロック傾斜面とロック垂直面とを連続して成形したロック片と、上端平面をスライドする、先端に解除傾斜面を形成したロック解除片と、扉本端の上端平面に取り付けられ、内部にロック解除片を挿入する挿入空間を形成し、開口端部を垂直なカバー垂直面とするカバー片と、扉本体に回動可能に取り付けられ、回動中心周りに回動して、ロック解除片をロック位置とロック解除位置に切り換えるレバーハンドルと、を備えていた(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−188851号公報 特開2006−52555号公報
従来の操作盤のロック装置では、板ばねを用いているので、ロック解消用治具の挿入経路から外れた位置で、板ばねを裏板に取り付けることになり、裏板の幅寸法が増大する。そこで、従来の操作盤のロック装置をエレベータのドアシグナル装置に適用すれば、板ばねが取り付けられるベースが乗り場やかごの出入り口の幅の狭い上板から突き出てしまい、意匠性が低下する。
従来の引き戸用のロック装置をエレベータのドアシグナル装置に適用すれば、乗り場やかごの出入り口の上板の下面に取り付けるベースにロック解除片とカバー片を配し、上板の上面にレバーハンドルを配し、表面板にロック片を配することになる。そこで、保守点検時に、作業者が乗り場やかご内から上板の上部側に手を延ばしてレバーハンドルを操作し、ロックを解除することになり、保守点検作業が煩雑となる。
また、ロック解除片とレバーハンドルとを連結する連結ピンの移動軌跡に沿ったスリットを上板に形成する必要があるので、既設のエレベータにドアシグナル装置を付設する場合、付設コストが増大する。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、乗り場やかごの出入り口の上板に幅方向に突き出すことなく取り付けられ、かつ出入り口内から簡易に操作できるようにして、意匠性および保守点検作業性が高められるとともに、付設コストを低減できるエレベータのドアシグナル装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのドアシグナル装置は、乗り場またはかごの出入り口の上板の下面に裏面を接して取り付けられて、上記上板の長さ方向に延びる樹脂製の基部、上記基部と一体成形され、上記基部の長さ方向一端側から他端側に向かって上記基部の表面から漸次離反するように延び、弾性を有する爪部、上記基部の表面に上記爪部から他端側に離間して形成された壁部、および上記基部の表面に幅方向に離間して形成され、それぞれ、上記基部の長さ方向に延びる一対のスライドガイド部を有するベースと、上記基部の表面側に取り付けられて、発光してドアの動作を報知する発光部と、上記一対のスライドガイド部に案内されて上記基部の長さ方向の他端側にスライド移動して上記ベースに装着され、上記発光部を覆うカバー部、上記カバー部の内部に形成され、上記カバー部の他端側へのスライド移動とともに上記爪部を押圧して弾性変形させつつ移動し、上記爪部と上記壁部との間に挿入されて移動が規制されるストッパ、および上記カバー部の周壁の一端部の上記爪部と相対する部位に形成された、上記ストッパの移動の規制を解除する解除治具が挿入される開口部を有する表面板と、を備える。
この発明によれば、弾性を有する爪部が樹脂製のベースの基部と一体成形されているので、板ばねを樹脂製の基部に解除治具の挿入経路を避けて固定することによるベースの幅寸法の増大がなく、ドアシグナル装置を乗り場やかごの出入り口の上板に幅方向に突き出すことなく取り付けることができ、意匠性が高められる。
基部をねじなどにより上板に取り付けることができる。また、カバー部に形成された開口部から解除治具を差し入れて、ストッパの移動の規制を解除できる。そこで、既設のエレベータの乗り場やかごの出入り口にドアシグナル装置を付設する際に、上板や壁の切削加工を伴う追加の工事が不要となり、布設コストを低減することができる。
表面板をスライドガイド部に案内されてスライド移動させてベースに装着できる。また、開口部から解除治具を差し入れてストッパの移動の規制を解除して、表面板をベースから取り外すことができる。そこで、作業員が、乗り場やかごの出入り口内から手を伸ばして表面板の着脱を簡易に行えるので、保守点検作業性が高められる。
この発明の実施の形態1に係るドアシグナル装置が取り付けられたエレベータの乗り場を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係るドアシグナル装置の取付状態を示す分解斜視図である。 図1のIII−III矢視断面図である。 この発明の実施の形態1に係るドアシグナル装置のベースを表面側から見た要部斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るドアシグナル装置の表面板を裏面側から見た平面図である。 この発明の実施の形態1に係るドアシグナル装置の表面板を裏面側から見た要部斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るドアシグナル装置における表面板の取り外し作業を説明する工程断面図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るドアシグナル装置が取り付けられたエレベータの乗り場を示す模式図、図2はこの発明の実施の形態1に係るドアシグナル装置の取付状態を示す分解斜視図、図3は図1のIII−III矢視断面図、図4はこの発明の実施の形態1に係るドアシグナル装置のベースを表面側から見た要部斜視図、図5はこの発明の実施の形態1に係るドアシグナル装置の表面板を裏面側から見た平面図、図6はこの発明の実施の形態1に係るドアシグナル装置の表面板を裏面側から見た要部斜視図、図7はこの発明の実施の形態1に係るドアシグナル装置における表面板の取り外し作業を説明する工程断面図である。
図1において、エレベータの乗り場は、乗り場出入り口1と、乗り場出入り口1を開閉する乗り場ドア5と、を備える。乗り場出入り口1は、一対の縦柱2と、一対の縦柱2の上部間に架け渡された上板3と、を備える。そして、ドアシグナル装置100が、上板3の下面に取り付けられている。
ドアシグナル装置100は、図2に示されるように、ベース10と、発光部7や発光制御部8などが実装され、ベース10に取り付けられた回路基板9と、ベース10に着脱可能に装着されて、発光部7や発光制御部8を覆う表面板20と、を備える。
ベース10は、図2から図4に示されるように、矩形平板状の基部11と、それぞれ、基部11の幅方向に離間して、基部11の表面から垂直に起立して、互いに平行に、基部11の長さ方向に延びる一対のスライドガイド部12と、基部11の長さ方向の一端側から他端側に一定の傾斜角度で延びる爪部13と、一対のスライドガイド部12の外側の側壁に形成された複数のガイド溝14とが一体となった樹脂成形体である。爪部13は、弾性を有し、一対のスライドガイド部12の基部11の長さ方向の一側に配置され、スライドガイド部12との間に一定の隙間が確保されている。複数のガイド溝14は、それぞれ、基部11の表面に垂直な第1ガイド溝14aと、第1ガイド溝14aの基部11側から基部11の長さ方向の他側に、基部11の表面と平行に延びる第2ガイド溝14bと、を備える。
回路基板9は、爪部13との干渉を避けて、一対のスライドガイド部12間に位置するように、基部11に取り付けられる。発光部7は、例えばLEDが用いられる。発光制御部8は、例えば、ドアコントローラ(図示せず)からの情報に基づいて発光部7を制御する。具体的には、ドアコントローラからの情報に基づいて、乗り場ドア5の開動作直前や閉動作中に発光部7を発光(例えば、点滅や点灯)させて、乗り場にいる利用者に乗り場ドア5の動作に対する注意を喚起する。
表面板20は、図2、図3、図5および図6に示されるように、長さ方向と直交する断面形状を台形とし、かつ断面台形の下底側を開口とし、ベース10の全体を覆う形状のカバー部21と、カバー部21内の長さ方向の一側に配置され、カバー部21の長さ方向と直交するストッパ22と、それぞれ、カバー部21の幅方向に離間して、互いに平行にストッパ22からカバー部21の長さ方向の一側に延びる、カバー部21の幅方向と直交する一対の解除治具ガイド部23と、カバー部21の周壁の一端側の爪部13と相対する部位の開口縁部を窪ませて形成された開口部24と、カバー部21の周壁の幅方向の両内側面の開口縁部側に、複数のガイド溝14のそれぞれに対応するように形成された係合突起25と、を備える。さらに、表面板20には、発光部7からの光を透過する光透過部26が設けられている。光透過部26は、例えばアクリル板などにより作製され、透明、あるいは半透明となっている。
ここで、ストッパ22、一対の解除治具ガイド部23、および開口部24の基部11との対向面は、図6に示されるように、面一となっている。ストッパ22のカバー部21の長さ方向の厚みが、スライドガイド部12と爪部13との間の隙間より僅かに小さくなっている。カバー部21の幅方向に関して、一対の解除治具ガイド部23は開口部24の内側に配置され、爪部13は一対の解除治具ガイド部23の内側に配置されている。爪部13の先端部の基部11の表面からの突出量は、開口部24の深さ、すなわちストッパ22と基部11との間の隙間より大きくなっている。係合突起25は、第1ガイド溝14aに基部11の表面と直交する方向にスライド可能に、かつ第2ガイド溝14bに基部11の長さ方向にスライド移動可能に形成されている。また、解除治具30は、図7に示されるように、鋼板を開口部24に挿入可能な断面矩形の平板状に作製されている。
このように構成されたドアシグナル装置100を上板3の下面に取り付けるには、まず、基部11の裏面を上板3の下面に接して、上板3の長さ方向に沿って配置し、ねじなどにより基部11を上板3に締着固定して、ベース10が上板3に取り付けられる。ついで、下方から係合突起25が第1ガイド溝14aのそれぞれに相対するように位置合わせし、表面板20を押し上げる。これにより、係合突起25が第1ガイド溝14a内を基部11側まで挿入され、カバー部21が基部11の表面に接する。
ついで、表面板20をベース10の長さ方向の他側に移動させる。そこで、係合突起25が第1ガイド溝14aから第2ガイド溝14b内に移動し、第2ガイド溝14b内をベース10の長さ方向の他側にスライド移動する。このとき、ストッパ22が表面板20の長さ方向他側への移動とともに、爪部13を押圧しつつ移動する。これにより、爪部13は、先端側が基部11の表面側に近づくように弾性変形する。そして、ストッパ22が爪部13の先端部を超えると、爪部13が復元し、ストッパ22が爪部13と一対のスライドガイド部12との間に挿入される。これにより、表面板20の基部11の長さ方向の移動が規制される。また、係合突起25が第2ガイド溝14b内に嵌め込まれ、表面板20の基部11の表面と直交する方向および基部11の幅方向の移動が規制される。これにより、表面板20がベース10に装着され、ドアシグナル装置100が上板3に取り付けられる。
そして、ドアシグナル装置100の保守点検時には、図7の(a)に示されるように、矩形平板状の解除治具30を開口部24から差し入れる。解除治具30は、図7の(b)に示されるように、解除治具ガイド部23の基部11との対向面に案内されて、爪部13を押圧して弾性変形させつつ、基部11の長さ方向の他側に移動する。解除治具30がストッパ22に近づくと、爪部13の先端部が基部11側に変位し、ストッパ22の基部22の長さ方向の一側への移動の規制が解除される。そこで、図7の(c)に示されるように、表面板20を基部11の長さ方向の一側に移動させる。これにより、係合突起25が第2ガイド溝14bから第1ガイド溝14a内に移動する。ついで、表面板20を下方に移動させ、ベース10から取り外される。そこで、ドアシグナル装置100の保守点検が行われる。
このように、実施の形態1によれば、爪部13が基部11に一体成形されているので、ねじなどを用いて爪部13を解除治具30の挿入経路を外れた位置で基部11に取り付ける必要がない。そこで、ベース10の幅寸法の増大が抑えられ、ドアシグナル装置100を上板3からはみ出すことなく取り付けることができ、意匠性が高められる。
ストッパ22が表面板20のスライド移動とともに爪部13を弾性変形させつつ移動する。そして、ストッパ22が爪部13を超えると、爪部13が復元し、ストッパ22が爪部13とスライドガイド部12との間に挿入され、表面板20が長さ方向の移動を規制されてベース10に装着される。また、解除治具30を開口部24から挿入し、爪部13を弾性変形させて、ストッパ22の移動の規制を解除し、表面板20を長さ方向の一側に移動させて、ベース10から取り外すことができる。そこで、作業者が、乗り場出入り口1内から上板3側に手を伸ばして、表面板20をベース10への着脱が行えるので、ドアシグナル装置100の保守点検作業性が向上される。
ドアシグナル装置100は、ベース10を上板3にねじなどにより締着固定して取り付けることができる。また、解除治具30を表面板20に形成された開口部24から差し入れて、ストッパ22の移動の規制を解除している。そこで、既設のエレベータの乗り場にドアシグナル装置100を付設する際に、上板3や壁の切削加工を伴う追加の付設工事がなく、布設コストを低減できる。
一対のスライドガイド部12を爪部13から他側に一定距離離して配置し、一対のスライドガイド部12の一端側の端面を、爪部13と協同してストッパ22の移動を規制する壁部としているので、爪部13と協同してストッパ22の移動を規制する壁部を新たに設ける必要がなく、ベース10の構成の簡素化が図られる。
ベース10を固定するねじなどの固定部品が表面板20により覆われて、外部から見ることができない。また、解除治具30を開口部24から差し入れて、ストッパ22の移動の規制を解除している。そこで、表面板20を簡易に取り外すことができないので、盗難やいたずらの発生を抑えることができる。
カバー部21の幅方向に関して、一対の解除治具ガイド部23は開口部24の内側に配置され、爪部13は一対の解除治具ガイド部23の内側に配置されている。そこで、解除治具の幅が一対の解除治具ガイド部23間の間隔より小さい場合には、解除治具を開口部24から差し入れても、そのような解除治具は爪部13の傾斜面に案内されて基部11から離反する方向に移動し、爪部13を弾性変形させることができない。つまり、解除治具30の幅寸法が一対の解除治具ガイド部23間の間隔よりも大きく、開口部24の幅以下であることで、解除治具30が一対の解除治具ガイド部23により爪部13を押圧する力を発生することができる。したがって、専用の解除治具30でなければ、表面板20を取り外すことができなくなり、盗難やいたずらの発生を抑えることができる。
ここで、開口部24の開口形状を解除治具30の断面形状に略一致させることで、解除治具30のさらなる専用化が可能となる。例えば、溝を解除治具の一面に長さ方向に延びるように形成し、当該溝に係合する突起を開口部24に形成すれば、単なる矩形断面の解除治具は開口部24から挿入できず、盗難やいたずらの発生を抑えることができる。
なお、上記実施の形態1では、ドアシグナル装置が乗り場出入り口を構成する上板の下面に取り付けられているが、ドアシグナル装置はかご(図示せず)の出入り口を構成する上板の下面に取り付けられてもよい。
また、上記実施の形態1では、一対のスライドガイド部のそれぞれは、基部の長さ方向に延びるように一体物に形成されているが、スライドガイド部のそれぞれは、基部の長さ方向に複数のガイド部に分割されてもよい。
また、上記実施の形態1では、一対のスライドガイド部の一端側の端面を爪部と協同してストッパの移動を規制する壁部として用いているが、スライドガイド部とは別部材の壁部を爪部から他側に一定距離離して基部に形成し、爪部と協同してストッパの移動を規制するようにしてもよい。
3 上板、10 ベース、11 基部、12 スライドガイド部、13 爪部、20 表面板、21 カバー部、22 ストッパ、23 解除治具ガイド部、24 開口部。

Claims (4)

  1. 乗り場またはかごの出入り口の上板の下面に裏面を接して取り付けられて、上記上板の長さ方向に延びる樹脂製の基部、上記基部と一体成形され、上記基部の長さ方向一端側から他端側に向かって上記基部の表面から漸次離反するように延び、弾性を有する爪部、上記基部の表面に上記爪部から他端側に離間して形成された壁部、および上記基部の表面に幅方向に離間して形成され、それぞれ、上記基部の長さ方向に延びる一対のスライドガイド部を有するベースと、
    上記基部の表面側に取り付けられて、発光してドアの動作を報知する発光部と、
    上記一対のスライドガイド部に案内されて上記基部の長さ方向の他端側にスライド移動して上記ベースに装着され、上記発光部を覆うカバー部、上記カバー部の内部に形成され、上記カバー部の他端側へのスライド移動とともに上記爪部を押圧して弾性変形させつつ移動し、上記爪部と上記壁部との間に挿入されて移動が規制されるストッパ、および上記カバー部の周壁の一端部の上記爪部と相対する部位に形成された、上記ストッパの移動の規制を解除する解除治具が挿入される開口部を有する表面板と、を備えるエレベータのドアシグナル装置。
  2. 一対の解除治具ガイド部が、上記カバー部の内部に上記基部の幅方向に離間して形成され、上記開口部から挿入された上記解除治具を上記爪部に押圧させる請求項1記載のエレベータのドアシグナル装置。
  3. 上記開口部の開口形状が、上記解除治具の断面形状と同じである請求項1または請求項2記載のエレベータのドアシグナル装置。
  4. 上記壁部が、上記一対のスライドガイド部の一端面である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のエレベータのドアシグナル装置。
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