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JP6423039B2 - 鳥獣害防止具 - Google Patents
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本発明は、例えば屋上に設置されたキュービクルの基礎部空間等に、鳥や小動物が侵入しないようにするために使用する鳥獣害防止具に関するものである。
屋上に受電設備を設置する場合、キュービクルと称する金属製の箱に受電設備を収納し、型鋼などの基礎上に設置される。このような基礎部空間に鳥や小動物が侵入することで多くの被害が生じる虞がある。
そこで、特許文献1に記載のごとき鳥害防止具が提案されている。この鳥害防止具は、複数の網体を連結して連結網体を構成し、この連結網体を吊り下げ金具で構造物に吊り下げて使用するものである。
すなわち、隣接する網体の枠線を連結金具で連結して連結網体を構成し、構造物に予め取り付けた吊り下げ金具で連結網体を吊り下げることで、鳥害防止具を組み立てながら構造物(例えば、構造物の開口部)に取り付けることが可能となるというものである。
特許第5248416号公報
ところが、この鳥害防止具によると、隣接する網体を連結して連結網体を構成する際に、網体の枠線相互を連結金具で連結する構成になっているため、連結網体のサイズは常に連結する網体の数で制限されることになる。そのため、連結網体と開口部とに僅かな隙間が生じている場合などのように、連結網体のサイズを微調整することは困難になっていた。
すなわち、隙間に合わせるように網体を切断したとしても、連結網体を構成するには網体の枠線相互を連結する必要があるので、枠線がなくなった網体を連結金具で連結することは困難になる。仮に、切断した網体の枠線を利用して連結網体に連結すると、連結網体の外周囲の一部に枠線の無い脆弱な部分が形成されることになり、鳥獣の侵入を容易にする虞がある。
また、吊り下げ金具を構造物に取り付ける際にコンクリートビスにて吊り下げ金具を固定するので、この吊り下げ金具の設置作業に多くの手間を要するものであった。
そこで本発明は上述の課題を解消すべく創出されたもので、開口部に設置する網体のサイズを自由に調整することができ、しかも、開口部に簡単に設置することができる鳥獣害防止具の提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本発明における第1の手段は、開口部を閉塞する閉塞プレート10と、隣接する閉塞プレート10相互を連結して連結プレート100を構成する継ぎ金具20と、開口部に連結プレート100を懸吊する吊り金具30と、を備え、鳥獣が侵入する開口部を塞ぐ鳥獣害防止具であって、前記閉塞プレート10はパンチグメタルにて構成され、前記継ぎ金具20は、閉塞プレート10の片面からパンチング孔11に挿通する連結ボルト21と、閉塞プレート10の反対側で挿通ボルト21にネジ止めされる連結板22とで構成され、開口部の形状に合わせて重ねた閉塞プレート10相互のパンチング孔11の位置を合わせて継ぎ金具20で連結して連結プレート100を構成することにある。
第2の手段において、前記吊り金具30は、受電設備支持用の基礎部を構成する型鋼PのフランジP1に固定するもので、挟み込み式取付け金具40にてフランジP1下面に固定される固定板体31と、該固定板体31にネジ止めする固定ボルト32とで構成され、フランジP1に固定された固定板体31に重合した前記連結プレート100のパンチング孔11に固定ボルト32を挿通して固定板体31に連結するように構成したものである。
第3の手段は、前記連結プレート100の下端部にブロック60を配置すると共に、該ブロック60と前記連結プレート100とを連結する下部固定金具50を装着したものである。
第4の手段において、前記下部固定金具50は、前記連結プレート100のパンチング孔11に挿通する連結ボルト21と、前記ブロック60の上面にネジ止めする固定ボルト64と、これら連結ボルト21と固定ボルト64で前記連結プレート100と前記ブロック60とに固定される側面L形を成した固定板53とで構成したものである。
本発明の請求項1のごとく、閉塞プレート10はパンチグメタルにて構成され、継ぎ金具20は、閉塞プレート10の片面からパンチング孔11に挿通する連結ボルト21と、閉塞プレート10の反対側で挿通ボルト21にネジ止めされる連結板22とで構成され、開口部の形状に合わせて重ねた閉塞プレート10相互のパンチング孔11の位置を合わせて継ぎ金具20で連結して連結プレート100を構成することにより、閉塞プレート10を任意に組み合わせて連結プレート100のサイズを自由に調整することができる。
この結果、複数枚の閉塞プレート10を組み合わせて継ぎ金具20で連結することで、鳥獣が侵入する開口部の形状や面積に合わせた連結プレート100を簡単に構成することができる。
請求項2のように、吊り金具30は、受電設備支持用の基礎部を構成する型鋼PのフランジP1に固定するもので、挟み込み式取付け金具40にてフランジP1下面に固定される側面L形の固定板体31と、該固定板体31にネジ止めする固定ボルト32とで構成され、フランジP1に固定された固定板体31に重合した前記連結プレート100のパンチング孔11に固定ボルト32を挿通して固定板体31に連結するように構成したことで、受電設備支持用基礎部の開口部を簡単に塞ぐことができる。
また、請求項3のごとく、連結プレート100の下端部にブロック60を配置すると共に、該ブロック60と前記連結プレート100とを連結する下部固定金具50を装着することで、特に、連結プレート100の下端部のずれを抑制することが可能になる。したがって、鳥獣が侵入し易い開口部の下端部を確実に塞ぐことができる。
請求項4のように、下部固定金具50は、前記連結プレート100のパンチング孔11に挿通する連結ボルト21と、前記ブロック60の上面にネジ止めする固定ボルト64と、これら連結ボルト21と固定ボルト64で前記連結プレート100と前記ブロック60とに固定される側面L形を成した固定板53とで構成したことで、従来使用されているブロック60を利用して連結プレート100を容易に固定することができるものである。
本発明の使用状態を示す正面図である。 本発明の装着状態を示す要部側面図である。 本発明の閉塞プレートを示す正面図である。 本発明の閉塞プレートのパンチング孔を示す要部拡大図である。 本発明の継ぎ金具を示す分解斜視図である。 本発明の吊り金具を示す分解斜視図である。 本発明の下部固定金具を示す分解斜視図である。
本発明鳥獣害防止具は、鳥や獣が侵入する開口部を塞ぐもので、特に、受電設備支持用の基礎部に形成される開口部を塞ぐように構成されている。本発明の主な構成として閉塞プレート10、継ぎ金具20、吊り金具30を備えている(図1参照)。
閉塞プレート10は、パンチグメタルにて構成される板状部材である(図3参照)。特に、屋外に設置するので、パンチングメタルの表面に、亜鉛を主とし約11%のアルミニウムと約3%のマグネシウムと微量のシリコンとからなる高耐食性めっきを施した高耐食性鋼板が好適である。図示例では、帯板状の閉塞プレート10を使用している。このとき、閉塞プレート10の長さが同一で幅の寸法が異なる2種類の閉塞プレート10を用意しておくと、効率良く組み合わせることが可能になる(同図(イ)、(ロ)参照)。この閉塞プレート10には、多数のパンチング孔11が規則的に形成されている(図4参照)。そして、閉塞プレート10を組み合わせて連結プレート100を構成する際にこのパンチング孔11を重ねて継ぎ金具20で連結するものである。
継ぎ金具20は、隣接する閉塞プレート10相互を連結して連結プレート100を構成する連結部材である(図5参照)。この継ぎ金具20は、連結ボルト21と連結板22とで構成されている。連結ボルト21は、閉塞プレート10のパンチング孔11に挿通するボルト状部材で、連結板22は、閉塞プレート10の反対側で挿通ボルト21にネジ止めされる板状部材である。
図示の連結板22は、帯板状を成し、長手端部に一対のネジ孔22Aを形成したものである(図5参照)。このネジ孔22Aは、閉塞プレート10のパンチング孔11の径や間隔に合わせて形成されている。尚、連結板22の形状は図示例限られるものではなく、この他、1本の連結ボルト21を固定する連結板22や、3本以上の連結ボルト21を固定する連結板22を使用することも可能である。
そして、開口部の形状に合わせて重ねた閉塞プレート10相互のパンチング孔11の位置を合わせて連結ボルト21を挿通し、連結板22にネジ止めすることで、複数枚の閉塞プレート10が連結された連結プレート100を構成する(図2参照)。
吊り金具30は、連結プレート100を懸吊する部材であり、受電設備支持用の基礎部を構成する型鋼PのフランジP1に固定する構成を成している(図2参照)。図示の吊り金具30は、固定板体31と固定ボルト32とで構成したもので、この固定板体31はフランジP1下面に固定する板状部材である。
この固定板体31は、フランジP1に固定する挟み込み式取付け金具40とフランジP1下面との間に挟着固定するものである(図2参照)。図示の挟み込み式取付け金具40は、側面U字形状を成した金具で当接腕部41と緊締腕部42とを形成し、フランジP1の下面に当接腕部41を当て、フランジP1の上面で緊締腕部42に緊締ボルト43をネジ止めするものである。
図示の固定板体31は、フランジP1に固定するために、フランジP1下面と当接腕部41との間に挟着される挟着片31Aと、この挟着片31Aからに上方に向けて屈曲延長され、挟み込み式取付け金具40の緊締ボルト43を挿通するボルト挿通孔31Cを形成したボルト挿通片31Bと、挟着片31Aから延長され型鋼Pの側面に当接する側面形の係止片31Dと、を形成している(図6参照)。更に、挟着片31Aから下方に重合片31Eが屈曲延長され、この重合片31Eに連結プレート100に重ねる。重合片31Eには、パンチング孔11の径や間隔に合わせてネジ孔31Fが形成されている。
一方、固定ボルト32は、固定板体31の重合片31Eにネジ止めするボルト状部材である。そして、フランジP1下面に挟着片31Aを挟着固定すると共に、重合片31Eに連結プレート100を重合する(図2参照)。更に、この連結プレート100のパンチング孔11に固定ボルト32を挿通して重合片31Eのネジ孔31Fにネジ止めすると、連結プレート100がフランジP1に吊り下げられるものである。尚、この固定ボルト32や継ぎ金具20の連結ボルト21は、パンチング孔11に挿通可能な同一径のボルトを使用することができる。
また、連結プレート100の下端部にブロック60を配置することも可能である(図2参照)。この場合、このブロック60と連結プレート100とを連結する下部固定金具50を装着することで、連結プレート100の下端部のずれを抑制することが可能になる。
下部固定金具50は、連結ボルト21と、固定ボルト64と、固定板53とを備えた構成である。連結ボルト21は、継ぎ金具20の連結板22をパンチング孔11にネジ止めする連結ボルト21と同じものを使用することで、使用部材の数を合理化している。固定ボルト64は、ブロック60の上面に側面L形の固定板53をネジ止めするものである。
図示の固定板53は、プレート固定片51と、ブロック固定片52を備えた側面L形の金具である(図7参照)。すなわちプレート固定片51は、連結プレート100に重合する板状を成し、継ぎ金具20の連結ボルト21を挿通する長孔状のネジ挿通孔51Aを形成している。一方、ブロック固定片52はコンクリートブロック60の上面に載置する板状を成すもので、ネジ挿通孔52Aを形成している。そして、プレート固定片51に重ねた連結プレート100の裏面に継ぎ金具20の連結板22を配置して連結ボルト21で連結する(図2参照)。更に、ブロック固定片52を固定ボルト64でブロック60に固定する構成である。
図示のブロック60は、上面に固定溝61が形成され、この固定溝61内にリップ溝形鋼62が固定されたコンクリートブロックである(図2参照)。そして、このリップ溝形鋼62のリップ部62Aに係止する係止ナット63に固定ボルト64をネジ止めする構成である。このブロック60の構成も図示例に限られるものではなく、材質や他の構成への変更も可能である。
次に、例えば受電設備支持用の基礎部に形成される開口部を塞ぐ手順の一例を説明する。まず開口部を形成している型鋼Pに閉塞プレート10を吊り下げる。次に開口部が概ね塞がれるまで、この閉塞プレート10の下に他の閉塞プレート10を順次連結する。そして、開口部が小さくなったところで、小型の閉塞プレート10や切断した閉塞プレート10を連結することで、開口部全体を塞ぐ連結プレート100を構成する。このとき、開口部に配管やケーブルラック等が設置されている場合は、該当箇所の閉塞プレート10を配管やケーブルラック等の外形に合わせて切断する。更に、連結プレート100の下端部にブロック60を設置して、連結プレート100の下端部をブロック60に固定する。尚、この手順はあくまで一例であり、現場の状況に応じて任意に変更することが可能である。また、本発明の構成は図示例に限定されるものではない。
P 型鋼
P1 フランジ
10 閉塞プレート
11 パンチング孔
20 継ぎ金具
21 連結ボルト
22 連結板
22A ネジ孔
30 吊り金具
31 固定板体
31A 挟着片
31B ボルト挿通片
31C ボルト挿通孔
31D 係止片
31E 重合片
31F ネジ孔
32 固定ボルト
40 挟み込み式取付け金具
41 当接腕部
42 緊締腕部
43 緊締ボルト
50 下部固定金具
51 プレート固定片
51A ネジ挿通孔
52 ブロック固定片
52A ネジ挿通孔
53 固定板
60 ブロック
61 固定溝
62 リップ溝形鋼
62A リップ部
63 係止ナット
64 固定ボルト
100 連結プレート

Claims (4)

  1. 開口部を閉塞する閉塞プレートと、隣接する閉塞プレート相互を連結して連結プレートを構成する継ぎ金具と、開口部に連結プレートを懸吊する吊り金具とを備え、鳥獣が侵入する開口部を塞ぐ鳥獣害防止具であって、
    前記閉塞プレートはパンチグメタルにて構成され、前記継ぎ金具は、閉塞プレートの片面からパンチング孔に挿通する連結ボルトと、閉塞プレートの反対側で挿通ボルトにネジ止めされる連結板とで構成され、
    開口部の形状に合わせて重ねた閉塞プレート相互のパンチング孔の位置を合わせて継ぎ金具で連結して連結プレートを構成することを特徴とする鳥獣害防止具。
  2. 前記吊り金具は、受電設備支持用の基礎部を構成する型鋼のフランジに固定するもので、挟み込み式取付け金具にてフランジ下面に固定される側面L形の固定板体と、該固定板体にネジ止めする固定ボルトとで構成され、フランジに固定された固定板体に重合した前記連結プレートのパンチング孔に固定ボルトを挿通して固定板体に連結するように構成した請求項1記載の鳥獣害防止具。
  3. 前記連結プレートの下端部にブロックを配置すると共に、該ブロックと前記連結プレートとを連結する下部固定金具を装着した請求項1記載の鳥獣害防止具。
  4. 前記下部固定金具は、前記連結プレートのパンチング孔に挿通する連結ボルトと、前記ブロックの上面にネジ止めする固定ボルトと、これら連結ボルトと固定ボルトで前記連結プレートと前記ブロックとに固定される側面L形を成した固定板とで構成された請求項3記載の鳥獣害防止具。
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