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JP6423679B2 - 路面溝形成具の装着方法 - Google Patents
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Description

本発明は、路面溝形成具に関し、特にロードローラのローラに対して迅速な着脱が可能な路面溝形成具に関する。
近年、車道の中央線や路肩付近の路面に車両の進行方向に沿って溝を間欠的に設け、中央線や路肩近くを走行する車両の運転者に対して、溝上を走行することにより生じる振動によって注意を促す構造が知られている。
特許文献1には、アスファルトを締め固めるための車両たるロードローラのローラに対して、溝を形成するための突起を有する板状のベースをローラの周方向に着脱自在に設けた構成が開示されており、上記ベースが装着されたロードローラを前進させつつローラによりアスファルトを締め固めることにより、締め固め後の路面に突起の形状と略対応した複数の溝が形成される。
特開2007−169919号公報
しかしながら、上記構成にあっては、ベースがローラに対して着脱自在とされているものの、ベースをローラに対して個別に装着する必要があるため、ローラ一周分の周長に渡って複数のベースを均等な間隔で取り付けるまでに多大な労力と時間を要する。詳細には、ローラ表面における装着可能範囲にいくつかのベースを装着した後、ロードローラを所定の距離だけ前進又は後進させ、前進又は後進後の新たな装着可能範囲にベースを装着する工程を繰り返すことにより、ローラ一周分に渡って複数のベースを装着する必要がある。
このように、従来の構成にあってはベースの装着と、ロードローラの前進又は後進を繰り返す必要があり、作業効率が悪い。また、さらに1つのベースの装着に要する時間が長いため、既に装着されたベースの突起が前方又は後方の路面に対して長時間接地し、損傷し易いという問題も生じる。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、ローラに対して、迅速かつ容易に装着することが可能な路面溝形成具を提供する。
上記課題を解決するためのロードローラのローラ外周面に装着可能であって、前記ローラの幅方向に沿って延長し、前記ローラの側面にボルトを介して固定される複数の溝形成体と、ローラの幅方向に離間する一対のローラチェーンからなり、前記複数の溝形成体を前記ローラの周方向に沿って互いに連結する連結部と、ローラチェーンの端部同士を互いに接続し、前記複数の溝形成体を前記ローラ外周面に対して拘束する拘束部とを備えた路面溝形成具の装着方法であって、前記複数の溝形成体のうち、前記ローラチェーンの一端側の溝形成体を前記ローラの側面にボルトを介して固定する工程と、前記ロードローラを進行させ、前記ローラ上に前記複数の溝形成体を巻き取る工程と、前記ローラチェーンの端部同士を互いに接続し、当該ローラチェーンを前記ローラの側面の周縁内において緊張させる工程とを備えた構成とした。
本構成によれば、連結体によって複数の溝形成体がローラの周方向に沿って互いに連結されていることから、1の溝形成体をローラに対して固定した後にローラを回転させることにより、他の溝形成体を順次ローラの外周面上に巻き取ることができ、ローラに対して路面溝形成具を極めて迅速、かつ容易に装着することができる。また、ローラの側面の周縁内における緊張力の調整により、溝形成体のローラ外周面に対する拘束力を高めることができる。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。また、以下に実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
路面溝形成具の概略斜視図である(実施形態1)。 ローラへの取付状態を示す側面図である。 溝形成体の構造を示す断面図である。 溝形成突部の形状を示す断面図である。 拘束部の構造を示す断面図である。 路面溝形成具の概略斜視図である(実施形態2)。 溝形成体と連結手段との接続状態を示す側面図である。 拘束部の構造を示す概略図である。 ローラへの取付状態を示す側面図である。 ローラへの装着手順を示す側面図である。
[実施形態1]
[路面溝形成具の全体構成について]
図1に示すように、路面溝形成具1は、連結部3と、当該連結部3の長さ方向に沿って所定の間隔を有して配置された複数の溝形成体5と、図5で示すように連結部3の長さ方向の両端部同士を接続する拘束部20とを主たる構成として備える。
[連結部について]
連結部3は、図2に示すロードローラ30のローラ32の周方向(回転方向)に沿って湾曲した状態で巻付け可能な薄肉材からなる。薄肉材としては、金属、ゴム、樹脂等の板状体が好適に採用できる。連結部3の長さ方向の寸法は、装着対象となるローラ32の周方向の長さ(周長)に応じて適宜設定される。連結部3の長さ方向と直交する幅方向の寸法は、ローラ32の幅方向の長さと対応するように設定される。つまり、図2に示す如く、連結部3がローラ32の周面32A上に巻き付けられた場合、当該周面32Aの全域が薄肉の連結部3によって被覆された状態となる。
[溝形成体について]
次に、図3を参照しつつ、連結部3上に所定の間隔を有して配置される溝形成体5の構造について説明する。同図に示すように、溝形成体5は、連結部3の表面3A上において、連結部3の幅方向(ローラ32の幅方向)に沿って延長する板状のベース体7と、当該ベース体7の表面7Aに対して着脱自在に取り付けられる溝形成突部11とから構成される。
ベース体7は、溶接や図外のボルト等の固定手段を介して連結部3の表面3Aに対して着脱可能に固定される。具体的には、ベース体7と連結部3とは、溝形成突部11の着脱作業を容易化する観点から、ベース体7の幅方向両端部側においてのみ固定されており、その中央部側においては連結部3の撓みによって互いに離間可能とされている。ベース体7と連結部3とを上記のような態様とすることにより、連結部3の撓みによって生じるスペースを介して後述の溝形成突部11の着脱作業が容易に可能となる。
ベース体7は、連結部3の幅方向寸法よりも僅かに長尺に設定された本体部8と、当該本体部8の両端部に形成された係合部9A;9Bとを有する。本体部8には、幅方向に沿って所定の間隔を有して複数のボルト挿入孔8Aが形成される。ボルト挿入孔8Aは、本体部8を上下に貫通する孔であって、溝形成突部11を着脱可能とする皿ボルト等の締結手段を挿入可能である。また、同図に示すように、溝形成突部11の装着時において、複数のボルト挿入孔8Aのうち、幾つかのボルト挿入孔8Aについては不使用となっており、当該不使用のボルト挿入孔8Aは、溝形成突部11の位置調整用の予備孔として用いられる。
即ち、二点鎖線で示すように、溝形成突部11の位置をローラ32の幅方向中心部から一方側に調整する際には、上記予備孔として形成されたボルト挿入孔8Aを介して締結手段を挿入することにより、位置調整後の溝形成突部11を本体部8上に固定することができる。つまり、本実施形態に係る溝形成突部11は、ベース体7に対して着脱可能とされているとともに、ベース体7に対して、換言すればローラ32の幅方向に沿って、その位置を自在に調整可能とされている。従って、例えば路面Rの幅方向端部側(路肩)に溝を形成するような場合には、溝形成突部11の位置をローラ32の幅方向の一方側に寄せるように調整することにより、ローラ32の一部が路肩からはみ出すことなく、ロードローラ30を安定的に走行させながら溝を形成することができる。
ベース体7に形成された係合部9A;9Bは、本体部8の両端部において、ローラ32の回転中心の方向に向けて折れ曲がるように突出する。係合部9A;9Bにはそれぞれ、ボルト挿入孔10が形成されている。ボルト挿入孔10内には、その表面からローラ32の側面34A;34Bに向けて溝形成体固定用ボルト13が挿入される。溝形成体固定用ボルト13は、溝形成体5をローラ32に対して強固に固定するための固定手段である。溝形成体固定用ボルト13の先端部は、ローラ32の側面34A;34B上に配置された溝形成体固定用ナット15内に螺入される。溝形成体固定用ナット15は、ローラ32の側面34A;34Bの周縁側に例えば溶接によって取り付けられる。また、溝形成体固定用ナット15は、ローラ32の周方向に沿って所定の間隔を有して複数配設される。
ローラ32に対する溝形成体5の固定に際しては、側面34A;34Bの周方向に沿って複数配設された溝形成体固定用ナット15のうち、いずれかの溝形成体固定用ナット15を選択して、1の溝形成体5を溝形成体固定用ボルト13を介して固定すればよく、連結部3によって連結された全ての溝形成体5をローラ32に固定する必要はない。一方で、溝形成体固定用ナット15を予め側面34A;34Bの周方向に沿って複数配設する構成とすれば、ローラ32の回転角度(作業可能範囲)に依らず、1の溝形成体5を任意の位置に固定できるため、取り付け作業の効率化を図ることができる。
次に、上記ベース体7の本体部8上に着脱可能に設けられる溝形成突部11について説明する。図3,図4(a)に示すように溝形成突部11は、ローラ32の幅方向に沿った断面、及び幅方向と直交する断面がともに台形状を呈する。そして、このような形状を有する溝形成突部11が路面Rと接して締め固められることにより、路面R上には溝形成突部11の外形と同一形状の溝部Sが形成される。図4(a)に示すように、本例における台形状の溝形成突部11は、矢印で示す方向にローラ32が回転する場合において、路面Rと先に接地することとなる踏込端側の角部の角度θ1が120°に設定され、路面Rと後に接地することとなる蹴り出し端側の角部の角度θ2が105°に設定されている。当該角度は、路面Rに対する食い込み効率と、食い込み後の離脱効率を考慮して適宜設定できる。
また、図4(b)〜(d)に示すように、溝形成突部11におけるローラ32の幅方向と直交する断面の形状は、三角形状、四角形状(長方形)等の多角形状、或いは、半円形状等であってもよく、路面Rに形成すべき溝部Sの形状に応じて任意に設定できる。また、図3に示すように、溝形成突部11において、ベース体7の表面7Aと対向する面には、上述のボルト挿入孔8Aを介して挿入される皿ボルト等の締結手段と螺合する複数のボルト孔11Aが形成される。複数のボルト孔11A同士の間隔は、前述した複数のボルト挿入孔8A同士の間隔と一致しており、溝形成突部11の位置を調整する際には、位置変更後に各ボルト孔11Aと各ボルト挿入孔8Aを位置合わせし、皿ボルト等の締結手段を螺入すればよい。
[拘束部について]
図5(a)は、連結部3の長さ方向両端部を拡大した断面図である。上述のとおり、連結部3は、ローラ32の周面32Aの全域を被覆するように巻き付けられる。そして、本実施形態において、巻き付け後の連結部3の一端部3Bと他端部3Cとは、周面32A上において重ね合された状態で拘束部20を介して接続される。同図に示すように、拘束部20は、ローラ32の周面32Aにおいて幅方向両端部に形成されたボルト孔22と、連結部3の一端部3B及び他端部3Cにおいて幅方向両端部にそれぞれ形成されたボルト挿入孔24;26、及びボルト挿入孔24;26を介して挿入され、周面32Aに形成されたボルト孔22と螺合する皿ボルト等の締結手段とから構成される。
上記構成からなる拘束部20により、巻き付け後の連結部3の一端部3Bと他端部3Cとを接続するには、一端部3B側に形成されたボルト挿入孔24と、当該一端部3B上に重ね合される他端部3C側に形成されたボルト挿入孔26とを位置合わせした後、皿ボルト等の締結手段をローラ32の周面32Aに形成されたボルト孔22に向かって螺入すればよい。このような拘束部20により、連結部3の一端部3B及び他端部3Cが円環状をなすように互いに接続され、連結部3上に所定の間隔を有して配設された複数の溝形成体5がローラ32の周面32A上において回転不能に拘束される。
なお、複数の溝形成体5を拘束する拘束部20の構成としては、上記形態に限定されるものではなく、例えば図5(b)に示す形態としてもよい。図5(b)に示す拘束部20の構成は、連結部3の一端部3B側に配置された溝形成体5のベース体7に、他端部3Cを接続可能な構成を付加した点で異なる。具体的には、本例における拘束部20は、連結部3の他端部3C側に形成されるボルト孔28と、ベース体7に形成されるボルト挿入孔29、及びボルト挿入孔29に挿入され、ボルト孔28と螺合する皿ボルト等の締結手段とから構成される。本例において、溝形成体5のベース体7は、連結部3上において、その半部が一端部3B側に溶接等により固定され、その他部が他端部3C側にせり出すように配設されている。
上記構成からなる拘束部20により、巻き付け後の連結部3の一端部3Bと他端部3Cとを接続するには、ベース体7と周面32Aとの間において連結部3の一端部3Bと他端部3Cとを突き合わせた状態とした後、皿ボルト等の締結手段をベース体7に形成されたボルト挿入孔29を介して連結部3の他端部3Cに形成されたボルト孔28に螺入すればよい。そして、拘束部20をこのような構成とすれば、複数の溝形成体5がローラ32の周面32A上において回転不能に拘束されるのに加えて、連結部3の一端部3Bと他端部3Cとが重なることなく突き合わされた状態となるため、図5(a)に示す拘束部20との比較において、ローラ32の周面32A上に重なり合いによる僅かな段差が生じることがなく、路面Rをより高い精度で締め固めることが可能となる。
次に、路面溝形成具1の他の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同様の構成については、同一符号を用い、その説明の一部又は全部を省略する場合がある。
[実施形態2]
[路面溝形成具の全体構成について]
図6は、他の実施形態に係る路面溝形成具1の全体構成を示す概略斜視図である。本実施形態においては、連結部3が一対の連結手段40A;40Bによって構成され、当該一対の連結手段40A;40Bの延長方向に沿って、かつ、連結手段40A;40Bに架設されるように、複数の溝形成体5が互いに連結されている点で異なる。
[連結部について]
図7は、1の溝形成体5と、連結手段40A;40Bとの接続状態を示す側面図である。
同図に示すように、連結手段40A;40Bは、ローラ32の周方向に沿って延長するローラチェーン42によって構成される。なお、連結手段40A;40Bとしては、ローラチェーンの他、複数の細線が撚り合わされたワイヤ等であってもよい。同図に示すように、ローラチェーン42と溝形成体5とは、ベース体7の係合部9A;9Bに配設されたジョイントパーツ44A;44Bを介して接続される。なお、以下の説明においては、一方の係合部9Aを例とするとともに、当該係合部9Aを基点として延長方向の一方に位置するローラチェーンをローラチェーン42Aとし、他方に位置するローラチェーンをローラチェーン42Bとして説明する。一方のローラチェーン42Aの先端部は、係合部9Aの内面側に配置されるジョイントパーツ44Aによって係合部9Aと接続される。また、他方のローラチェーン42Bの先端部は、同じく係合部9Aの内面側に配置されるジョイントパーツ44Bによって係合部9Aと接続される。
即ち、ローラチェーン42Aとローラチェーン42Bとは、同一の係合部9Aの内面側において接続されており、各溝形成体5に対応してこのような接続がなされることにより、一対の連結手段40A;40Bとしてのローラチェーン42間に溝形成体5が架設された状態となり、ローラチェーン42の延長方向に沿って複数の溝形成体5が連結された構造の路面溝形成具1が構成される。
[拘束部について]
図8は、一対の連結手段40A;40Bに設けられた拘束部20の概要を示す概略図である。同図に示すように、本実施形態における拘束部20は、ローラチェーン42の一端側に設けられたチェーンボルト50Aと、ローラチェーン42の他端側に設けられたチェーンボルト50Bと、上記チェーンボルト50A;50B同士を脱落不能に接続するターンバックル50Cとから構成される。チェーンボルト50A及びチェーンボルト50Bは、ローラチェーン42の両端部側において、リンクを介して接続されている。
図8に示すように、ターンバックル50Cは、その内周面にチェーンボルト50A;50Bのネジ部(雄ネジ)と螺合するネジ部(雌ネジ)を有する円筒体である。また、ターンバックル50Cの内周面に形成されたネジ部は、円筒の延長長さ中心部を基点として、右ネジと左ネジとに区画されている。そして、例えばターンバックル50Cのうち、右ネジ部分に対しては、当該右ネジと対応する雄ネジ部を有するチェーンボルト50Aが螺入可能とされ、左ネジ部分に対しては、当該左ネジと対応する雄ネジ部を有するチェーンボルト50Bが螺入可能とされる。このように、ターンバックル50C内において、チェーンボルト50A;50B同士が接続されることにより、連結手段40A;40Bは、ローラ32の周方向に沿った環状をなし、複数の溝形成体5がローラ32の周面32A上において所定ピッチで配置された状態となる。
図9は、ローラ32に対して本実施形態に係る路面溝形成具1を装着した状態を示す側面図である。同図に示すように、本実施形態に係る連結手段40A;40Bとしてのローラチェーン42は、溝形成体5を構成するベース体7の係合部9A;9Bを介して接続される。よって、上述の拘束部20によって環状とされたローラチェーン42は、ローラ32の側面34A;34Bの周縁側において、各溝形成体5の位置を頂点とする多角形状(図示の例では12角形)をなすように緊張状態とされ、複数の溝形成体5を周面32A上において拘束する。より詳細には、ローラチェーン42が、複数の直線部によって多角形状をなすように緊張状態とされるため、各溝形成体5に加わる周面32Aに対する拘束力(押圧力)が分散することなくローラ32の回転中心に向かうベクトルとなり、複数の溝形成体5をローラ32の周面32Aに対して、極めて強固に拘束することが可能となる。つまり、各溝形成体5に加わる拘束力は、側面34A;34Bの周縁内において緊張状態とされる連結手段40A;40Bとしてのローラチェーン42に付与される緊張力に応じて変化する。そして、本例においては、拘束部20を構成するターンバックル50Cが、チェーンボルト50A;50Bの締結量に応じてローラチェーン42に作用する緊張力、換言すれば各溝形成体5に加わる拘束力を調整する調整手段として機能する。
以下、実施形態2に係る路面溝形成具1を例として、ローラ32への装着手順について概説する。まず、図10(a)に示すように、図外のロードローラ30を路面R上の所定位置に停車させ、台車等に載置された路面溝形成具1の一部をロードローラ30の前輪に相当するローラ32上に配置する。具体的には、作業者が一対の連結手段40A;40Bの一端部側に位置する溝形成体5におけるベース体7の係合部9A;9Bに形成されたボルト挿入孔10に溝形成体固定用ボルト13を挿入し、ローラ32の側面34A;34B上に配置された溝形成体固定用ナット15内に螺入する。これにより、一端部側の溝形成体5がローラ32に対して強固に固定される。
次に、図10(b)に示すようにロードローラ30を後進させ、上述の固定された一端部側の溝形成体5を基点として、連結手段40A;40Bにより連結された他の溝形成体5を周面32A上において順次巻き取る。当該ロードローラ30の後進によって、連結手段40A;40Bにより連結された全ての溝形成体5が周面32上において所定のピッチで配置される。次に、連結手段40A;40Bそれぞれの一端側に配置されたチェーンボルト50A、及びそれぞれの他端側に配置されたチェーンボルト50Bをターンバックル50Cを介して接続する。当該接続に際しては、ローラチェーン42からなる連結手段40A;40Bが、ローラ32の側面34A;34Bにおいて多角形状をなす緊張状態となるまで、その締結量を調整することが肝要である。以上の工程により、連結手段40A;40Bによって連結された複数の溝形成体5が、ローラ32の周面32A上において、強固に拘束される。その後、路面溝形成具1の装着が完了したロードローラ30を路面R上において前進させることにより、路面R上に、複数の溝形成体5のピッチに対応する溝を間欠的に形成しながら、路面Rを締め固めることが可能となる。
以上、複数の実施形態を通じて説明したとおり、本発明に係る路面溝形成具1によれば、複数の溝形成体5が、ローラ32への装着時にローラ32の周方向に沿って延長する連結部3によって互いに連結されていることから、1の溝形成体5をローラ32に対して固定しさえすれば、ロードローラ30の進行により、極めて短時間かつ簡易に他の溝形成体5をローラ32の周面32上に所定ピッチで配置することができる。
また、溝形成体5を構成する溝形成突部11がベース体7に簡易に着脱自在とされていることにより、溝形成突部11の増減により、路面Rに形成される溝の間隔を自在に調整することができる。なお、連結部3に対するベース体7自体の数の増減によっても路面Rに形成される溝の間隔を自在に調整できる。
また、連結部3をローラ32の幅方向に離間する一対の連結手段40A;40Bから構成することにより、実施形態1に係る路面溝形成具1との比較において、取り付け,取り外し作業時における取り回し性の向上や軽量化、省スペース化を図ることができる。
1 路面溝形成具,3 連結部,5 溝形成体,7 ベース体,11 溝形成突部,
13 溝形成体固定用ボルト,15 溝形成体固定用ナット,20 拘束部,
22;28 ボルト孔,24;26;29 ボルト挿入孔, 30 ロードローラ,
32 ローラ,32A 周面,34A;34B 側面,40A;40B 連結手段,
42 ローラチェーン,44A;44B ジョイントパーツ

Claims (1)

  1. ロードローラのローラ外周面に装着可能であって、前記ローラの幅方向に沿って延長し、前記ローラの側面にボルトを介して固定される複数の溝形成体と、
    前記ローラの幅方向に離間する一対のローラチェーンからなり、前記複数の溝形成体を前記ローラの周方向に沿って互いに連結する連結部と、
    前記ローラチェーンの端部同士を互いに接続し、前記複数の溝形成体を前記ローラ外周面に対して拘束する拘束部と、
    を備えた路面溝形成具の装着方法であって、
    前記複数の溝形成体のうち、前記ローラチェーンの一端側の溝形成体を前記ローラの側面にボルトを介して固定する工程と、
    前記ロードローラを進行させ、前記ローラ上に前記複数の溝形成体を巻き取る工程と、
    前記ローラチェーンの端部同士を互いに接続し、当該ローラチェーンを前記ローラの側面の周縁内において緊張させる工程と、
    を備えた路面溝形成具の装着方法。
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