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JP6424718B2 - ノッキング検出装置 - Google Patents
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Description

本発明は、エンジンのノッキング検出装置に関する。
エンジンの振動をノックセンサにより電気信号に変換し、そのノックセンサからの信号に基づいて、ノッキングの有無(つまり、ノッキングが発生したか否か)を判定するノック検出装置がある(例えば、特許文献1参照)。ノックとは、ノッキングの略である。
特開平5−340292号公報
従来のノック検出装置では、例えばエンジンにおける気筒とは別の部分でノッキングの特徴と類似した振動が発生した場合に、ノッキング有り(つまり、ノッキングが発生した)と誤判定してしまう可能性が高い。
そこで、本発明は、ノッキングの検出精度を向上させることを目的としている。
第1発明のノッキング検出装置には、複数の検出手段から検出信号が入力される。複数の各検出手段は、それぞれが内燃機関に対して異なる位置に配置され、内燃機関の振動に応じた検出信号を出力する。
そして、第1発明のノッキング検出装置は、各検出手段からの複数の検出信号に基づいて、内燃機関にノッキングが発生したか否かを判定するノッキング判定を備える。そのノッキング判定手段は、第1の判定手段と、第2の判定手段とを備える。
第1の判定手段は、複数の検出信号の各々について、その検出信号がノッキングの発生を示しているか否かを判定する。
第2の判定手段は、第1の判定手段により複数の検出信号の全てがノッキングの発生を示していると判定された場合に、動作する。そして、第2の判定手段は、第1の判定手段によりノッキングの発生を示していると判定された前記複数の検出信号の少なくとも2つについて、ノッキングを示す所定の特徴が現れた時刻の時間差が所定範囲内か否かを判定し、その時間差が所定範囲内であることを条件にして、内燃機関にノッキングが発生したと判定する。
内燃機関の気筒内でノッキングが発生してから、各検出手段からの検出信号の各々にノッキングを示す所定の特徴が現れるまでの時間は、ノッキングの発生位置と各検出手段との距離によって決まる。このため、ノッキングが発生した場合に、各検出信号に上記所定の特徴が現れる時刻の時間差は、所定範囲内になると考えられる。逆に、第1の判定手段により複数の検出信号の全てがノッキングの発生を示していると判定されても、少なくとも2つの検出信号についての上記時間差が所定範囲内でなければ、ノッキングは発生していないと判断することができる。その場合には、例えば、エンジンにおける気筒とは別の部分でノッキングの特徴と類似した振動が発生したと考えられる。
そこで、第2の判定手段は、第1の判定手段により複数の検出信号の全てがノッキングの発生を示していると判定された場合に動作して、少なくとも2つの検出信号についての上記時間差が所定範囲内でなければ、ノッキングが発生したとは判定しないようにしている。つまり、上記時間差が所定範囲内か否かにより、本当にノッキングが発生したか否かを確認している。よって、このノッキング検出装置によれば、ノッキングが発生したか否かの判定精度(即ち、ノッキングの検出精度)を向上させることができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の電子制御装置(ECU)の構成を表す構成図である。 ノッキング判定期間の説明図である。 第1実施形態のノッキング判定処理を表すフローチャートである。 第1実施形態のノッキング判定処理の作用として、ノッキング有りと判定される場合を説明する説明図である。 第1実施形態のノッキング判定処理の作用として、ノッキング無しと判定される場合を説明する説明図である。 第2実施形態の電子制御装置(ECU)の構成を表す構成図である。 第2実施形態のノッキング判定処理を表すフローチャートである。
以下に、本発明が適用された実施形態の電子制御装置(以下、ECUという)について説明する。本実施形態のECUは、車両のエンジン(内燃機関)を制御するECUであるが、以下では、ノッキングの検出に関する事項について説明する。尚、ECUは、「Electronic Control Unit」の略である。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態のECU1が制御するエンジン2は、例えば4つの気筒#1〜#4を有している。
そして、エンジン2のシリンダーブロック(エンジンブロック)には、気筒#1〜#4毎に、2つのノッキングセンサ(以下単に、センサともいう)3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4がそれぞれ設けられている。
この例において、センサ3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4は、内蔵の圧電素子によってエンジン2の振動を電圧に変換する非共振型のセンサである。このため、センサ3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4の出力信号(以下、センサ信号という)は、そのセンサ3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4の取り付け位置における振動を表す電圧の信号となる。センサ3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4の各々は、検出手段に相当し、センサ信号は、検出信号に相当する。
尚、センサの符号(3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4)において、「−」に続く数字をn(nは1〜4の何れか)とすると、「3A−n」,「3B−n」は、その符号が付されたセンサが、気筒#nに対応するものであることを意味する。また、以下の説明において、気筒#1〜#4を特に区別しない場合には、気筒の符号として、「#n」を用い、その気筒#nについて設けられている2つのセンサの符号として、「3A−n」,「3B−n」を用いる。
各気筒#1〜#4についての2つ1組のセンサ3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4は、各気筒#1〜#4を挟むように、且つ、各気筒#1〜#4の中心軸に対して対称の位置に、設けられている。また、各気筒#1〜#4に対するセンサ3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4の位置関係は、全ての気筒#1〜#4で同じになっている。尚、このようなセンサの配置は勿論一例である。
センサ3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4からのセンサ信号は、ECU1に入力される。
ECU1は、2つのマルチプレクサ(MPX)5A,5Bと、2つのアンプ(増幅回路)7A,7Bと、2つのフィルタ9A,9Bと、当該ECU1の動作を司る処理部としてのマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)11と、を備えている。
マルチプレクサ5Aには、各気筒#1〜#4についての一方のセンサ3A−1,3A−2,3A−3,3A−4からのセンサ信号が入力される。そして、マルチプレクサ5Aは、マイコン11からの指令に応じて、センサ3A−1〜3A−4からのセンサ信号のうちの何れか1つを選択してアンプ7Aに出力する。
マルチプレクサ5Bには、各気筒#1〜#4についての他方のセンサ3B−1,3B−2,3B−3,3B−4からのセンサ信号が入力される。そして、マルチプレクサ5Bは、マイコン11からの指令に応じて、センサ3B−1〜3B−4からのセンサ信号のうちの何れか1つを選択してアンプ7Bに出力する。
アンプ7A,7Bの各々は、マルチプレクサ5A,5Bの各々から入力されるセンサ信号を増幅して出力する。そして、アンプ7Aの出力はフィルタ9Aに入力され、アンプ7Bの出力はフィルタ9Bに入力される。
フィルタ9Aは、アンプ7Aから入力されるセンサ信号から、ノッキングの周波数成分(ノッキング特有の振動周波数であり、例えば5〜15kHz)を抽出して出力するバンドパスフィルタである。そして、フィルタ9Aの出力はマイコン11に入力される。
フィルタ9Bも、アンプ7Bから入力されるセンサ信号から、ノッキングの周波数成分を抽出して出力するバンドパスフィルタである。そして、フィルタ9Bの出力もマイコン11に入力される。尚、この例において、フィルタ9A,9Bはアナログ回路のフィルタであるが、フィルタ9A,9Bはデジタルフィルタでも良い。
マイコン11は、CPU13と、CPU13が実行するプログラムやデータが記憶されたROM15と、CPU13の演算結果を記憶するRAM17と、A/D変換器(ADC)19と、レジスタ21と、を備えている。
また、ECU1には、気筒#1〜#4の各々に燃料を噴射するインジェクタ23と、気筒#1〜#4の各々に点火するイグナイタ25とが接続されている。尚、図1において、インジェクタ23とイグナイタ25は、1つずつ図示しているが、それらは実際には、各気筒#1〜#4に対してそれぞれ設けられている。
ECU1においては、センサ3A−1〜3A−4からのセンサ信号のうちの何れかが、マルチプレクサ5A及びアンプ7Aを介してフィルタ9Aに入力され、フィルタ9Aを通過したセンサ信号が、マイコン11に入力される。同様に、センサ3B−1〜3B−4からのセンサ信号のうちの何れかが、マルチプレクサ5B及びアンプ7Bを介してフィルタ9Bに入力され、フィルタ9Bを通過したセンサ信号が、マイコン11に入力される。尚、アンプ7A,7Bと、フィルタ9A,9Bとの配置順序は、逆にしても良い。
そして、マイコン11は、フィルタ9A,9Bの各々を通過した各センサ信号をA/D変換器19によりA/D変換し、そのA/D変換結果を用いて、エンジン2にノッキングが発生したか否か(即ちノッキングの有無)を判定する。本実施形態において、マイコン11は、気筒#1〜#4毎についてノッキングの有無を判定する。尚、以下では、フィルタ9A,9Bの各々を通過したセンサ信号のことを、フィルタ後センサ信号ともいう。そして、フィルタ後センサ信号のA/D変換結果のことを、フィルタ後センサ値ともいう。フィルタ後センサ値はノッキングの強度を示すこととなる。
次に、マイコン11がノッキングの有無を判定するために行う処理について説明する。尚、マイコン11が行う処理は、実際には、CPU13がROM15内のプログラムを実行することで実現される。
マイコン11は、各気筒#1〜#4について、ノッキングが発生する可能性がある期間を、ノッキング判定期間として設定する。ノッキング判定期間は、ノッキングの有無を判定する対象の期間である。例えば、図2の斜線部で示すように、各気筒#1〜#4について、イグナイタ25による点火タイミングから所定クランク角度分の期間が、ノッキング判定期間Kpとして設定される。所定クランク角度分の期間とは、エンジン2のクランク軸が所定クランク角度だけ回転するのに要する期間である。
尚、図2において、「イグナイタ」の段の波形は、イグナイタ25への点火パルスを表しており、その点火パルスのハイ(ON)からロー(OFF)への立ち下がりタイミングが、点火タイミングとなる。そして、これらのことは、後述する図4,図5についても同様である。また例えば、気筒#1〜#4の点火順序は「#1→#2→#4→#3」である。そして、図2における3つの斜線部のうち、例えば、左側の斜線部は、気筒#1のノッキング判定期間Kpであり、中央の斜線部は、気筒#2のノッキング判定期間Kpであり、右側の斜線部は、気筒#4のノッキング判定期間Kpである。
マイコン11は、各気筒#1〜#4のノッキング判定期間Kpにおいては、現在のノッキング判定期間Kpに対応する気筒#nについて設けられたセンサ3A−n,3B−nからのセンサ信号を、マルチプレクサ5A,5Bに選択させる。そして更に、マイコン11は、ノッキング判定期間Kpにおいては、各フィルタ9A,9Bから出力されるフィルタ後センサ信号の各々について、A/D変換を一定時間毎に実施すると共に、その一定時間毎のA/D変換結果(フィルタ後センサ値)をRAM17に順次格納する。尚、フィルタ後センサ信号のA/D変換間隔である上記一定時間は、フィルタ後センサ信号の波形を把握することができる程度に十分に短い時間に設定されている。
このため、気筒#nのノッキング判定期間Kpの終了時において、RAM17には、気筒#nに対応するセンサ3A−n,3B−nからの各センサ信号について、一定時間毎のフィルタ後センサ値が、ノッキング判定期間Kpの分だけ記憶されていることになる。
そして、マイコン11は、各気筒#1〜#4のノッキング判定期間Kpが終了する毎に、図3のノッキング判定処理を実行する。
図3のノッキング判定処理は、終了したノッキング判定期間Kpに対応する気筒について、ノッキングの有無を判定するための処理である。以下では、気筒#nのノッキング判定期間Kpが終了した場合として説明する。つまり、気筒#nについて、ノッキングの有無を判定するものとして説明する。また、以下では、気筒#nのセンサ3A−nからのセンサ信号を、センサ信号Aといい、フィルタ9Aを通過したセンサ信号Aのことを、フィルタ後センサ信号Aといい、そのフィルタ後センサ信号AのA/D変換結果のことを、フィルタ後センサ値Aという。同様に、気筒#nのセンサ3B−nからのセンサ信号を、センサ信号Bといい、フィルタ9Bを通過したセンサ信号Bのことを、フィルタ後センサ信号Bといい、そのフィルタ後センサ信号BのA/D変換結果のことを、フィルタ後センサ値Bという。
図3に示すように、マイコン11は、ノッキング判定処理を開始すると、まずS110にて、ノッキング有無の判定結果を示す判定フラグを、「ノッキング無し」を示す方の“0”に設定する。つまり、判定フラグの初期化を行う。判定フラグは、例えばレジスタ21に格納される1ビットのデータである。
そして、マイコン11は、次のS120にて、気筒#nのセンサ3A−n,3B−nからの各センサ信号A,Bについて、ノッキングの発生(ノッキング有り)を示しているか否かを判定する。例えば、マイコン11は、センサ信号Aについては、RAM17に記憶されているノッキング判定期間Kp分のフィルタ後センサ値Aのうち、予め定められたノッキング判定値Nth以上のフィルタ後センサ値Aがあるか否かを判定する。そして、ノッキング判定値Nth以上のフィルタ後センサ値Aがあれば、センサ信号Aがノッキングの発生を示していると判定する。同様に、マイコン11は、センサ信号Bについては、RAM17に記憶されているノッキング判定期間Kp分のフィルタ後センサ値Bのうち、ノッキング判定値Nth以上のフィルタ後センサ値Bがあるか否かを判定する。そして、ノッキング判定値Nth以上のフィルタ後センサ値Bがあれば、センサ信号Bがノッキングの発生を示していると判定する。
マイコン11は、次のS130にて、S120での各センサ信号A,Bについての判定結果が全て「ノッキング有り」であるか否かを判定する。各センサ信号A,Bについての判定結果が全て「ノッキング有り」、ということは、S120にてセンサ信号A,Bの全てがノッキングの発生を示していると判定された、ということである。
そして、マイコン11は、S130にて否定判定(NOと判定)した場合(つまり、センサ信号A,Bのうちの1つでもノッキングの発生を示していなかった場合)には、そのまま当該ノッキング判定処理を終了する。
また、マイコン11は、S130にて肯定判定(YESと判定)した場合(つまり、センサ信号A,Bの全てがノッキングの発生を示していた場合)には、S140に進み、判定フラグを、「ノッキング有り」を示す方の“1”に設定する。但し、S140での判定フラグの設定は、仮の判定に基づく設定(つまり、仮の設定)である。
そして、マイコン11は、次のS150にて、ノッキング判定期間Kpにおける各センサ信号A,Bについて、ノッキングを示す所定の特徴が現れた時刻(以下、特徴時刻という)を検出する。
本実施形態では、例えば、フィルタ後センサ信号A,Bが最大値(換言すれば、ピーク値)になったことを、上記所定の特徴としている。このため、マイコン11は、S150では、フィルタ後センサ信号A,Bの各々について、それが最大値となった時刻を、特徴時刻として検出する。
具体的には、マイコン11は、RAM17に記憶されているノッキング判定期間Kp分のフィルタ後センサ値Aのなかから最大値を検出し、その最大値であるフィルタ後センサ値AのA/D変換を実施した時刻を、センサ信号Aについての特徴時刻tAとして記憶する。同様に、マイコン11は、RAM17に記憶されているノッキング判定期間Kp分のフィルタ後センサ値Bのなかから最大値を検出し、その最大値であるフィルタ後センサ値BのA/D変換を実施した時刻を、センサ信号Bについての特徴時刻tBとして記憶する。
そして、マイコン11は、次のS160にて、S150で検出した特徴時刻tA,tBの時間差(詳しくは時間差の絶対値=|tA−tB|)Dtを算出し、その後、S170に進む。
マイコン11は、S170では、次のS180で用いるノッキング有無判定時間Rを設定する。尚、ノッキング有無判定時間Rについては、後で説明する。
マイコン11は、S180では、S160で算出した時間差Dtがノッキング判定時間R以下であるか否かを判定する。尚、時間差Dtの最小値は0であるため、S180での判定は、時間差Dtが「0〜R」の範囲内であるか否かを判定していることになる。
そして、マイコン11は、S180にて、時間差Dtがノッキング判定時間R以下であると判定した場合には、気筒#nについて本当にノッキングが発生していると判断して、判定フラグの設定を変えることなく、そのままS200に進む。
また、マイコン11は、S180にて、時間差Dtがノッキング判定時間R以下ではないと判定した場合、つまり、時間差Dtが「0〜R」の範囲内でない場合には、ノッキングが発生していないと判断して、S190に進む。そして、マイコン11は、S190では、判定フラグを“1”から“0”に書き換え、その後、S200に進む。
マイコン11は、S200では、判定フラグが“1”であるか否かを判定し、判定フラグが“1”でなければ、そのまま当該ノッキング判定処理を終了するが、判定フラグが“1”であれば、S210に進む。そして、マイコン11は、S210では、ノッキングを解消するための処理として、例えばエンジン2に対する点火タイミングを遅角させる処理を行い、その後、当該ノッキング判定処理を終了する。
ここで、S180での判定に用いられるノッキング有無判定時間Rについて説明する。
気筒#n内でノッキングが発生してから、センサ信号A,Bの各々にノッキングを示す所定の特徴が現れるまでの時間(本実施形態では、フィルタ後センサ信号A,Bが最大値になるまでの時間)は、ノッキングの発生位置と各センサ3A−n,3B−nとの距離によって決まる。よって、気筒#n内でノッキングが発生した場合に、S160で算出される時間差Dtは、気筒#nと各センサ3A−n,3B−nとの位置関係によって決まる所定範囲内になると考えられる。逆に、S120にてセンサ信号A,Bの全てがノッキングの発生を示していると判定されたとしても、S160で算出される時間差Dtが所定範囲内でなければ、ノッキングは発生していないと判断することができる。
また、本実施形態において、気筒#nの中心軸から各センサ3A−n,3B−nまでの距離は等しいため、気筒#n内でノッキングが発生した場合の時間差Dtの最小値は0となる。このため、ノッキング有無判定時間Rは、気筒#n内でノッキングが発生した場合の時間差Dtの最大値に設定される。このようなノッキング有無判定時間Rは、理論計算と実験との両方又は一方によって定めることができる。本実施形態において、ROM15には、理論計算や実験によって予め定めたノッキング有無判定時間Rが記憶されており、マイコン11は、S170では、ROM15からノッキング有無判定時間Rを読み出す処理を行う。
尚、本実施形態では、各気筒#1〜#4に対するセンサ3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4の位置関係が、全ての気筒#1〜#4で同じであるため、ノッキング有無判定時間Rも、全ての気筒#1〜#4で同じ値を用いている。一方、例えば、気筒#1〜#4毎に、センサ3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4までの振動の伝達速度が異なる場合や、センサ3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4との位置関係が異なる場合には、S170では、ノッキング有無判定時間Rを気筒#1〜#4毎に異なる値に設定するように構成すれば良い。
次に、ノッキング判定処理(図3)の作用について図4,図5を用い説明する。尚、図4及び図5において、「センサA」の段の波形は、フィルタ後センサ信号Aを表しており、「センサB」の段の波形は、フィルタ後センサ信号Bを表している。
気筒#n内でノッキングが発生した場合には、図4に示すように、その気筒#nのノッキング判定期間Kpにおいて、フィルタ後センサ信号Aとフィルタ後センサ信号Bとの両方が、ノッキング判定値Nth以上となる。このため、図3のノッキング判定処理では、S120にて、センサ信号A,Bの全てがノッキングの発生を示していると判定されて、S130にてYESと判定され、S140にて判定フラグが“1”に設定される。更に、この場合には、図4に示すように、図3のS160で算出される時間差Dt(=|tA−tB|)がノッキング有無判定時間R以下になる。このため、図3のノッキング判定処理では、S180にてYESと判定されて、判定フラグは“1”のままになる。つまり、気筒#nについてノッキングが発生していると最終的に判断される。その結果、ノッキングを解消するために、点火タイミングを遅角させる処理が行われる(S210)。
一方、気筒#nのノッキング判定期間Kpにおいて、例えば気筒#nの外でノッキングの特徴と類似した振動が発生したとする。そして、図5に示すように、ノッキング判定期間Kpにおけるフィルタ後センサ信号Aとフィルタ後センサ信号Bとの両方が、ノッキング判定値Nth以上になったとする。すると、図3のノッキング判定処理では、S120にて、センサ信号A,Bの全てがノッキングの発生を示していると判定されて、S130にてYESと判定され、S140にて判定フラグが“1”に設定される。
しかし、図5に示すように、図3のS160で算出される時間差Dt(=|tA−tB|)がノッキング有無判定時間Rよりも大きければ、図3のノッキング判定処理では、S180にてNOと判定され、S190にて判定フラグが“1”から“0”に書き換えられる。つまり、ノッキング有無の判定結果が「ノッキング無し」に改められることとなり、最終的にノッキング有りとは判定されない(ノッキング無しと判定される)。その結果、点火タイミングの遅角は実施されない。例えば、気筒#nのセンサ3A−n又はセンサ3B−nからみて気筒#n側とは反対側で、ノッキングの特徴と類似した振動が発生して、図3のS130でYESと判定されたとしても、S180でNOと判定して、ノッキング有りと誤判定してしまうことを防止することができる。
よって、本実施形態のECU1によれば、ノッキングが発生したか否かの判定精度(ノッキングの検出精度)を向上させることができる。この結果、最小限のノッキング回避制御(点火タイミング制御)でエンジン2をコントロールすることができ、燃費や出力の向上につながる。また一般的に、ノッキング判定は、ノイズによる誤判定を考慮して、複数回の燃焼サイクルでノッキング有りと判定された場合に、ノッキング有りと確定判定する手法が採用されていたが、ECU1では、1回の燃焼サイクルでノッキング有りと判定することも可能になる。このため、より早期にノッキングを検出でき、ノッキングによるエンジン2の損傷をより確実に回避することができるようになる。
また、ECU1では、センサ3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4から出力される各センサ信号から、フィルタ9A,9Bによってノッキングの周波数成分を抽出し、図3のノッキング判定処理では、フィルタ9A,9Bを通過したフィルタ後センサ信号を処理の対象としている。このため、様々な周波数の信号のなかからノッキングで発生する周波数帯域の信号だけを処理の対象とすることができる。よって、無駄な計算を排除して、ノッキングの判定時間を短縮することができる。
また、ECU1では、センサ信号における「ノッキングを示す所定の特徴」として、センサ信号(本実施形態ではフィルタ後センサ信号)が最大値になった、という特徴を検出している。最大値を検出する処理は比較的容易であるため、ノッキング判定のための処理負荷を軽減することができる。
また、本実施形態では、エンジン2の気筒#n毎に、複数(この例では2つ)のセンサ3A−n,3B−nを設けている。そして、ノッキング判定処理では、気筒#n毎に、その気筒#nに対応するセンサ3A−n,3B−nからのセンサ信号A,Bに基づいて、ノッキングが発生したか否かを判定する。このため、ノッキングの発生源とセンサとの距離を近くすることができ、ノッキングに関するS/N比が良好なセンサ信号に基づいて、ノッキングの有無を一層精度良く判定することができる。また、気筒間の影響を受けにくいという利点がある。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のECUについて説明する。尚、第1実施形態と同様の構成要素や処理については、第1実施形態と同じ符号を用いる。
第2実施形態は、第1実施形態と比較すると、下記〈1〉〜〈3〉の事項が異なる。
〈1〉図6に示すように、第2実施形態のECU31が制御するエンジン2のシリンダーブロックには、気筒#1〜#4が並ぶ方向の両端に2つのセンサ3A,3Bが設けられている。その2つのセンサ3A,3Bは、第1実施形態のセンサ3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4と同様のセンサであるが、全ての気筒#1〜#4について共通のセンサとして設けられている。
尚、本第2実施形態においても、センサ3A,3Bの出力信号を、センサ信号という。また、本第2実施形態では、センサ3Aからのセンサ信号を、センサ信号Aといい、センサ3Bからのセンサ信号を、センサ信号Bという。
〈2〉第2実施形態のECU31には、マルチプレクサ5A,5Bが設けられていない。そして、センサ3Aからのセンサ信号Aがアンプ7A及びフィルタ9Aを介してマイコン11に入力され、センサ3Bからのセンサ信号Bがアンプ7B及びフィルタ9Bを介してマイコン11に入力される。
このため、マイコン11は、マルチプレクサ5A,5Bに対する選択切り換え制御は実施しない。そして、マイコン11は、各気筒#1〜#4のノッキング判定期間Kpにおいては、各フィルタ9A,9Bから出力されるフィルタ後センサ信号A,Bの各々について、A/D変換を一定時間毎に実施すると共に、その一定時間毎のA/D変換結果であるフィルタ後センサ値A,BをRAM17に順次格納する。
〈3〉マイコン11は、図3のノッキング判定処理に代えて、図7のノッキング判定処理を実行する。
図7のノッキング判定処理は、図3のノッキング判定処理と比較すると、S170に代えて、S175が設けられており、S180に代えて、S182〜S188が設けられている。
尚、図7のノッキング判定処理におけるS120,S130,S150,S160では、気筒#1〜#4のうちの何れのノッキング判定期間Kpが終了した場合でも、センサ3A,3Bからの各センサ信号A,Bについて、第1実施形態と同じ処理が行われる。
マイコン11は、図7のノッキング判定処理では、S160の次に、S175へ進む。
そして、マイコン11は、S175では、後のS188での判定に用いる2つのノッキング有無判定時間R1,R2として、ノッキング判定対象の気筒に応じた値を設定する。
ノッキング判定対象の気筒とは、気筒#1〜#4のうち、ノッキング有無の判定対象とする気筒であり、今回ノッキング判定期間Kpが終了した気筒のことである。ノッキング有無判定時間R1,R2のうちのR1は、ノッキング判定対象の気筒内でノッキングが発生した場合の時間差Dtの最小値であり、ノッキング有無判定時間R1,R2のうちのR2は、ノッキング判定対象の気筒内でノッキングが発生した場合の時間差Dtの最大値である。時間差Dtは、S160で算出される時間差Dtのことである。
このようなノッキング有無判定時間R1,R2も、理論計算と実験との両方又は一方によって定められて、ROM15に記憶されている。このため、マイコン11は、S175では、ROM15から、ノッキング判定対象の気筒について用意されたノッキング有無判定時間R1,R2を読み出すこととなる。
マイコン11は、S175の次にS182に進み、ノッキング判定対象の気筒が、気筒#1,#2の何れかであるか否かを判定し、肯定判定(YESと判定)した場合には、S184に進む。
そして、マイコン11は、S184では、S150で検出したセンサ信号A,Bについての特徴時刻tA,tBを比較して、「tA<tB」であるか否か(つまり、特徴時刻tAが特徴時刻tBよりも前であるか否か)を判定し、「tA<tB」であれば、S188に進む。
また、マイコン11は、S182にて、否定判定(NOと判定)した場合、つまり、ノッキング判定対象の気筒が、気筒#3,#4の何れかである場合には、S186に進む。
そして、マイコン11は、S186では、S150で検出したセンサ信号A,Bについての特徴時刻tA,tBを比較して、「tA>tB」であるか否か(つまり、特徴時刻tAが特徴時刻tBよりも後であるか否か)を判定し、「tA>tB」であれば、S188に進む。
マイコン11は、S188では、S160で算出した時間差Dtが、S175で設定したR1からR2までの範囲内であるか否かを判定する。
そして、マイコン11は、S188にて、時間差Dtが「R1〜R2」の範囲内であると判定した場合には、ノッキング判定対象の気筒について本当にノッキングが発生していると判断し、判定フラグの設定を変えることなく、そのまま前述のS200に進む。
また、マイコン11は、S188にて、時間差Dtが「R1〜R2」の範囲内ではないと判定した場合には、ノッキングが発生していないと判断して、S190に進み、そのS190で判定フラグを“0”に書き換えた後、S200に進む。
一方、マイコン11は、S184にて「tA<tB」ではないと判定した場合、あるいは、S186にて「tA>tB」ではないと判定した場合にも、S190に進み、そのS190で判定フラグを“0”に書き換えた後、S200に進む。
つまり、第2実施形態では、エンジン2に設けた2つのセンサ3A,3Bを、各気筒#1〜#4について共通に用いる構成であるため、ノッキング判定対象の気筒が変わると、そのノッキング判定対象の気筒と各センサ3A,3Bとの位置関係が変わる。
このため、マイコン11は、S175の処理により、ノッキング判定対象の気筒毎に、S188での時間差Dtの判定に用いるノッキング有無判定時間R1,R2を切り換えて設定するようになっている。
よって、本第2実施形態のECU31によれば、エンジン2に2つのセンサ3A,3Bを設けただけで、気筒#1〜#4毎のノッキング有無判定を精度良く行うことができる。
また、気筒#1,#2からみて、センサ3Aの位置はセンサ3Bの位置よりも近く、気筒#3,#4からみて、センサ3Bの位置はセンサ3Aの位置よりも近い。
よって、気筒#1,#2の何れかがノッキング判定対象である場合に、そのノッキング判定対象の気筒内でノッキングが発生したならば、センサ信号Aについての特徴時刻tAは、センサ信号Bについての特徴時刻tBよりも前になるはずである。
また、気筒#3,#4の何れかがノッキング判定対象である場合に、そのノッキング判定対象の気筒内でノッキングが発生したならば、センサ信号Aについての特徴時刻tAは、センサ信号Bについての特徴時刻tBよりも後になるはずである。
このため、マイコン11は、気筒#1,#2の何れかがノッキング判定対象である場合には(S182:YES)、S184にて「tA<tB」であるか否かを判定し、「tA<tB」でなければ(S184:NO)、ノッキングが発生していないと判断している。同様に、マイコン11は、気筒#3,#4の何れかがノッキング判定対象である場合には(S182:NO)、S186にて「tA>tB」であるか否かを判定し、「tA>tB」でなければ(S186:NO)、ノッキングが発生していないと判断している。
このように、図7におけるS182,S184,S186では、特徴時刻tA,tBのどちらが先になるかの矛盾も検出して、ノッキング有りとの誤判定を防止している。換言すれば、特徴時刻tA,tBのどちらが先になるかという条件も、ノッキング有りと判定する条件に加えている。また、第2実施形態では、S182〜S186とS188とのトータルで、「tA−tB」という正負符号付きの時間差が所定範囲内であるか否かを判定していることとなる。よって、ノッキング有無の判定をより精度良く行うことができる。
[他の実施形態1]
例えば、第1,第2実施形態において、センサ信号における「ノッキングを示す所定の特徴」としては、センサ信号(上記各実施形態ではフィルタ後センサ信号)がノッキング判定値Nth以上になった、という特徴を検出しても良い。その場合、図3又は図7のS150では、フィルタ後センサ信号A,Bの各々がノッキング判定値Nth以上となった各時刻を、特徴時刻tA,tBの各々として検出することとなる。
[他の実施形態2]
例えば、第1実施形態において、エンジン2の気筒#n毎に、3つ以上のノッキングセンサをそれぞれ設けても良い。
その場合、図3のS120では、気筒#nの全てのセンサからの各センサ信号について、ノッキングの発生を示しているか否かを判定する。
そして、図3のS130でYESと判定した場合には、例えば、各センサ信号の2つずつについて、それぞれ前述の時間差Dtを算出し、その時間差Dtの各々が、予め定めた所定範囲内でなければ、S190の処理を行うようにすれば良い。
また例えば、センサの数が3つ以上であっても、各センサ信号のうちの何れか2つだけについて、前述の時間差Dtを算出し、その時間差Dtが所定範囲内でなければ、S190の処理を行うようにしても良い。
一方、図1のように気筒#n毎に2つのセンサをそれぞれ設けた場合においても、気筒#n毎に3つ以上のセンサをそれぞれ設けた場合と同様の処理を行うこともできる。つまり、各気筒についてのノッキング判定を、他の気筒用のセンサも用いて実施すれば良い。例えば、気筒#1についてのノッキング判定を行う場合に、センサ3A−1,3A−2からのセンサ信号だけではく、気筒#2用のセンサ3A−2,3B−2からのセンサ信号も用いる、といったことも可能である。
[他の実施形態3]
例えば、複数のノッキングセンサは、エンジン2に対して、同一平面上に配置することに限らず、立体的に配置しても良い。例えば、3つのセンサのうち、1つをエンジン2の上面に、他の1つをエンジン2の下面に、残りの1つをエンジン2の側面に、それぞれ設けるようにしても良い。
[他の実施形態4]
例えば、第1,第2実施形態において、検出手段としては、センサ3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4,3A,3Bに代えて、マイク(音センサ)を用いても良い。マイクを用いれば、エンジン2の振動を、空気を介して検出することとなるため、エンジン2の個体差や構造差によらずに、前述の時間差Dtを正しく検出することができ、延いては、ノッキングの判定精度を向上させることができる。
[他の実施形態5]
例えば、第1,第2実施形態のECU1の構成は、一般的なノッキング試験装置にも適用することができる。
[他の実施形態6]
例えば、第1実施形態においては、図3のS180でYESと判定してからS200に進む前に、判定フラグを“1”に設定するようにしても良い。その場合、S140とS190の処理は削除することができる。このような変形は、第2実施形態についても同様に適用することができる。
[他の実施形態7]
例えば、第1,第2実施形態において、ノッキングセンサとしては、共振型のノッキングセンサを用いても良い。一般的に、共振型ノッキングセンサは、予め定められたノッキング周波数の振動を一定レベル以上検出すると出力電圧が大きくなる。このため、共振型ノッキングセンサを用いた場合には、図3又は図7のノッキング判定処理が、フィルタ後センサ信号に対してではなく、共振型ノッキングセンサからのセンサ信号(検出信号に相当)に対して実施されるようにすれば良い。その場合、図1又は図6のフィルタ9A,9Bを削除するか、あるいは、フィルタ9A,9Bの代わりに、ノイズフィルタとしてのローパスフィルタを用いることができる。また、その場合、図3又は図7におけるS120やS150の処理は、センサ信号を入力とするハードウェア回路によって実施するように構成することもできる。
[他の実施形態8]
図3又は図7におけるS120の判定処理(センサ信号についてノッキング有りを示しているか否かを判定する処理)としては、ノッキング判定のための他の公知の処理でも良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。また、前述の数値も一例であり他の値でも良い。
例えば、上記他の実施形態1〜8は組み合わせて適用しても良い。また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。また、上述したECUの他、当該ECUを構成要素とするシステム、当該ECUとしてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、ノッキング検出方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1,31…ECU(電子制御装置)、2…エンジン(内燃機関)、3A−1,3B−1〜3A−4,3B−4,3A,3B…ノッキングセンサ

Claims (4)

  1. それぞれが内燃機関(2)に対して異なる位置に配置されて、前記内燃機関の振動に応じた検出信号を出力する複数の検出手段3A,3B)から、前記検出信号が入力されるノッキング検出装置31)であって、
    前記各検出手段からの複数の前記検出信号に基づいて、前記内燃機関にノッキングが発生したか否かを判定するノッキング判定手段(S110〜S200)を備え、
    前記ノッキング判定手段は、
    前記複数の検出信号の各々について、その検出信号がノッキングの発生を示しているか否かを判定する第1の判定手段(S120)と、
    前記第1の判定手段により前記複数の検出信号の全てがノッキングの発生を示していると判定された場合に(S130:YES)、前記第1の判定手段によりノッキングの発生を示していると判定された前記複数の検出信号の少なくとも2つについて、ノッキングを示す所定の特徴が現れた時刻の時間差が所定範囲内か否かを判定し、前記時間差が前記所定範囲内であることを条件にして、前記内燃機関にノッキングが発生したと判定する第2の判定手段(S140〜S160,S18〜S200)と、を備え
    前記検出手段は、前記内燃機関に対して2つ設けられており、
    前記ノッキング判定手段は、前記内燃機関の複数の気筒毎について、ノッキングが発生したか否かを判定するようになっており、
    更に、前記ノッキング判定手段は、ノッキングが発生したか否かの判定対象とする気筒毎に、前記第2の判定手段が前記時間差の判定に用いる前記所定範囲を切り換えて設定する設定手段(S175)を備えること、
    を特徴とするノッキング検出装置。
  2. 請求項1に記載のノッキング検出装置において、
    前記各検出手段から出力される前記各検出信号から、ノッキングの周波数成分を抽出する複数のフィルタ手段(9A,9B)を備え、
    前記第1の判定手段と前記第2の判定手段は、前記複数のフィルタ手段から出力される前記検出信号を、処理の対象として動作すること、
    を特徴とするノッキング検出装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のノッキング検出装置において、
    前記所定の特徴は、前記検出信号が最大値になったという特徴であること、
    を特徴とするノッキング検出装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のノッキング検出装置において、
    前記検出手段は、マイクであること、
    を特徴とするノッキング検出装置。
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