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JP6426077B2 - Atm及びatmの自動清掃方法 - Google Patents
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JP6426077B2 - Atm及びatmの自動清掃方法 - Google Patents

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本発明は、自動清掃機能を有するATMに関する。
従来の自動取引装置(ATM:Automated Teller Machine)においてICカードによる取引を行う際に、ICカードやカードリードユニットが埃や油脂などで汚損している場合、ICカードの情報を読み取ることができないため、以下のような作業が行われる。ICカードの汚損の場合には、ICカードを返却して顧客にICカードの表面を拭いてもらい、ATMにICカードを再挿入してもらう。また、カードリードユニットの汚損の場合には、保守作業員などを現地に派遣し、カードリードユニットを清掃してもう。このようなATMの一例が下記の特許文献1に開示されている。
また、ICカードやカードリードユニットが汚損していても、何度かICカードの読み取り処理を実行(リトライ)するATMもあるが、リトライ回数が一定回数を超えても読み取れない場合には、上記のようにICカードを顧客に返却する。
特開平9−198547号公報
上述したようなATMでは、ICカードやカードリードユニットが汚損している場合、返却されたICカードを拭く、ICカードを再挿入する、保守作業員による清掃を待つなど、顧客にとっては煩わしく、取引ができるようになるまで時間を要してしまうという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、顧客の手間を掛けずに、ICカードの読み取りを可能とさせ、早期に取引を開始することができるATMを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、自動清掃機能を有するATMであって、所定のエラーによってカードの情報が読み取れずに、前記カードの情報の読み取りを再度試みた回数をカウントする演算部と、カウントされた回数が所定回数以上であるか否かを判断する判断部と、前記所定回数以上である場合、前記カードの搬送路に設けられた退避場所に前記カードを退避させる退避制御部と、前記カードの退避後、前記カードのICチップ部に当接可能に、収納されたクリーニングシートを前記搬送路上に繰り出すよう駆動部に指示する制御部とを備え、前記制御部は、前記クリーニングシートが前記ICチップ部に当接した後、前記クリーニングシートの巻き取りを前記駆動部に指示することを特徴とする。
また、本発明のATMにおいて、前記所定のエラーが、前記カードを搬送する搬送ローラのスリップによるエラー又は前記カードの情報を読み取るカード読み取り部による前記カードの読み取りエラーであることは好ましい態様である。
また、本発明のATMにおいて、前記制御部が、クリーニング液を噴射する噴射部に対して、繰り出された前記クリーニングシートに前記クリーニング液の噴射を指示することは好ましい態様である。
また、本発明のATMにおいて、前記クリーニングシートが、前段部分と後段部分から構成され、それぞれ異なる素材からなり、前記後段部分は、前記前段部分よりも清掃効率のよい素材であって、前記制御部が、前記カードの退避後、前記カードのICチップ部に当接可能に、前記クリーニングシートの前記前段部分を繰り出すよう前記駆動部に指示し、その後の前記カードの読み取り結果に応じて前記クリーニングシートの前記後段部分を繰り出すよう前記駆動部に指示することは好ましい態様である。
また、本発明のATMにおいて、前記クリーニングシートが、前記カードの情報を読み取るカード読み取り部に接する側と前記カードに接する側とが異なる素材で構成され、前記カード読み取り部に接する側が、前記カードに接する側よりも清掃効率のよい素材で構成されていることは好ましい態様である。
また、本発明のATMにおいて、前記制御部が、前記カードの情報を読み取るカード読み取り部のリードヘッドに当接可能に、前記クリーニングシートを前記搬送路上に繰り出すよう前記駆動部に指示することは好ましい態様である。
また、本発明のATMにおいて、前記制御部が、前記クリーニングシートを前記ICチップ部及び前記カード読み取り部のリードヘッドに当接させた状態で、前記クリーニングシートの巻き取りと繰り出しを繰り返す動作を前記駆動部に所定回数行わせてから、前記クリーニングシートの巻き取りを行わせ収納することは好ましい態様である。
また、本発明のATMにおいて、前記制御部が、前記ATMの休止時に、前記クリーニングシートを前記搬送路上に繰り出すよう前記駆動部に指示することは好ましい態様である。
また、本発明は、自動清掃機能を有するATMにおける自動清掃方法であって、所定のエラーによってカードの情報が読み取れずに、前記カードの情報の読み取りを再度試みた回数をカウントするステップと、カウントされた回数が所定回数以上であるか否かを判断するステップと、前記所定回数以上である場合、前記カードの搬送路に設けられた退避場所に前記カードを退避させるステップと、前記カードの退避後、前記カードのICチップ部に当接可能に、収納されたクリーニングシートを前記搬送路上に繰り出すよう駆動部に指示するステップと、前記クリーニングシートが前記ICチップ部に当接した後、前記クリーニングシートの巻き取りを前記駆動部に指示するステップとを有することを特徴とする。
また、本発明のATMの自動清掃方法において、前記所定のエラーが、前記カードを搬送する搬送ローラのスリップによるエラー又は前記カードの情報を読み取るカード読み取り部による前記カードの読み取りエラーであることは好ましい態様である。
また、本発明のATMの自動清掃方法において、クリーニング液を噴射する噴射部に対して、繰り出された前記クリーニングシートに前記クリーニング液の噴射を指示するステップを更に有することは好ましい態様である。
また、本発明のATMの自動清掃方法において、前記クリーニングシートが、前段部分と後段部分から構成され、それぞれ異なる素材からなり、前記後段部分は、前記前段部分よりも清掃効率のよい素材であって、前記クリーニングシートを搬送路上に繰り出すよう前記駆動部に指示するステップにおいて、前記カードの退避後、前記カードのICチップ部に当接可能に、前記クリーニングシートの前記前段部分を繰り出すよう前記駆動部に指示し、その後の前記カードの読み取り結果に応じて前記クリーニングシートの前記後段部分を繰り出すよう前記駆動部に指示することは好ましい態様である。
また、本発明のATMの自動清掃方法において、前記クリーニングシートが、前記カードの情報を読み取るカード読み取り部に接する側と前記カードに接する側とが異なる素材で構成され、前記カード読み取り部に接する側が、前記カードに接する側よりも清掃効率のよい素材で構成されていることは好ましい態様である。
また、本発明のATMの自動清掃方法において、前記カードの情報を読み取るカード読み取り部のリードヘッドに当接可能に、前記クリーニングシートを前記搬送路上に繰り出すよう前記駆動部に指示するステップを更に有することは好ましい態様である。
また、本発明のATMの自動清掃方法において、前記クリーニングシートを前記ICチップ部及び前記カード読み取り部のリードヘッドに当接させた状態で、前記クリーニングシートの巻き取りと繰り出しを繰り返す動作を前記駆動部に所定回数行わせてから、前記クリーニングシートの巻き取りを行わせ収納することは好ましい態様である。
また、本発明のATMの自動清掃方法において、前記ATMの休止時に、前記クリーニングシートを前記搬送路上に繰り出すよう前記駆動部に指示するステップを更に有することは好ましい態様である。
本発明によれば、顧客の手間を掛けずに、ICカードの読み取りを可能とさせ、早期に取引を開始することができる。
実施の形態に係るATMの外観の一例を示す外観図である。 実施の形態におけるカードリードユニットの一例を示す図である。 実施の形態におけるカード退避部の一例を示す図である。 実施の形態に係るATMの機能構成の一例を示す構成図である。 実施の形態におけるスリップコードの一例を示す図である。 実施の形態におけるリードアウトコードの一例を示す図である。 実施の形態におけるクリーニングシートの構成(前後で異なる素材)の一例を示す図である。 実施の形態におけるクリーニングシートの構成(上下で異なる素材)の一例を示す図である。 実施の形態におけるカード退避部にICカードを退避させた状態を示す図である。 実施の形態におけるカード搬送路上にクリーニングシートが繰り出された状態を示す図である。 実施の形態におけるクリーニングシートが清掃後に巻き取られ、クリーニングシート収納部に収納された状態を示す図である。 実施の形態におけるカード退避部のICカードをカード搬送路に戻し、ICカードの再度の読み取りが行われている状態を示す図である。 実施の形態に係るATMを実現するためのハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態に係るATMの自動清掃処理の一例について示すフローチャートである。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。まず、実施の形態に係るATMの外観の一例について図1を用いて説明する。ATM10は、顧客(ユーザ)からの要求に応じて預入、払戻、振込、通帳記帳などの取引を実行する機能を有するとともに、後述するような、ICカードのICチップ部(ICカードチップ部)、カード読み取り部のリードヘッド(ユニット本体IC接点部)、カード搬送路(単に、搬送路とも言う)の自動清掃機能を有する。
ATM10は、取引を行うための取引キーなどを表示する表示部11と、硬貨を投入及び排出するための硬貨投入口12と、紙幣を投入及び排出するための紙幣投入口13と、ICカードなどを挿入及び排出するためのカード挿入口14と、通帳を挿入及び排出するための通帳挿入口20から構成されている。なお、ATM10は、上記構成以外の構成を有してもよいが、ここでは説明を省略する。
次に、カード挿入口14から挿入されたICカードの情報を読み取るカードリードユニットの一例について図2を用いて説明する。カードリードユニット21は、ATM10の一部を構成するものであり、図2に示すように、カード挿入口14、カード搬送路22、搬送ローラ23、カード退避部24、カード読み取り部25、ロール紙駆動モータ26、クリーニングシート収納(部)27、クリーニング液格納(部)28から構成されている。なお、カードリードユニット21の構成はこれに限定されるものではなく、他の構成要素を含んでもよいが、ここでは説明を省略する。
カード搬送路22は、ICカードを搬送するためのものであって、例えば挿入されたICカードの情報の読み取りのためにカード読み取り部25の直下などへ搬送したり、ICカードを顧客へ返却するためにカード挿入口14まで搬送したりするために用いられるものである。搬送ローラ23は、カード搬送路22面の上下に位置する1対のローラからなり、1対のローラでカード搬送路22上のICカードを挟み、回転することによってICカードを搬送するものである。なお、図2では、搬送ローラ23が1対のみ記載されているが、複数の対があってもよい。
カード退避部24は、カード搬送路22上に設けられ、後述するように、ICカードのICチップ部を清掃する際にICカードを一時的に退避させるものである。具体的には、図3に示すように、カード搬送路22の一部をスプリングなどを介して降下させることで、カード退避部24を設けている。清掃が終了すると、降下したカード搬送路22の一部は上昇してカード搬送路22と一体となる。
カード読み取り部25は、ICカードの情報を読み取る不図示のリードヘッドなどを含み、搬送されるICカードがカード読み取り部25の直下の読み取り位置にセットされることによって読み取りを開始する。
ロール紙駆動モータ26は、不図示の駆動軸を有し、例えば駆動軸の延長上のシャフトなどに巻きつけられたロール紙などのクリーニングシートを駆動軸の回転によりカード搬送路22上へ繰り出させたり、巻き取らせたりするものである。
クリーニングシート収納部27は、クリーニングシートを収納するものであり、例えばロール紙駆動モータ26の駆動軸の延長上のシャフトに巻きつけられたクリーニングシートを収納するものである。
クリーニング液格納部28は、クリーニング液を格納し、繰り出されるクリーニングシートにクリーニング液を拭きつけるものである。なお、クリーニング液の拭きつけの指示は下記の制御部43によって行われ、クリーニング液の拭きつけの有無や拭きつけ量は、後述のエラーコードの内容に応じて制御部43が制御するようにしてもよい。また、クリーニング液格納部28は、1種類のクリーニング液を格納するのではなく、洗浄能力が異なる複数のクリーニング液を格納し、後述のエラーコードの内容に応じてクリーニング液を使い分けるようにしてもよい。この場合の使い分けの制御は制御部43によって行われる。
次に、実施の形態に係るATMの機能構成の一例について図4を用いて説明する。図4に示すように、ATM10は、演算部40、判断部41、退避制御部42、制御部43、記憶部44から構成されている。なお、ATM10は、上記構成要素以外に、預入、払戻、振込などの取引を実行するための構成要素を含むが、ここでは説明を省略する。
制御部43は、ICカードがカード挿入口14から挿入されると、ICカードの情報をカード読み取り部25で読み取らせるため、搬送ローラ23を駆動制御して、ICカードを所定の読み取り位置まで搬送させる。このとき、読み取り位置にICカードが搬送される前に、ICカードを搬送する搬送ローラ23がスリップしてエラーとなってしまう場合(スリップによるエラー)がある。また、読み取り位置にICカードが搬送され、カード読み取り部25によってICカードの情報を読み取る際に、ICカードのICチップ部に付着した油脂などの汚損により読み取ることができずにエラーとなってしまう場合(ICカードの汚損などによる読み取りエラー)がある。それぞれの場合に応じたエラーコードは、エラー発生時に制御部43に出力される。
それぞれのエラーコードの一例が図5A、図5Bに示されている。図5Aに示されるものは、スリップによるエラーの場合に出力されるスリップコードであり、図5Bに示されるものは、ICカードの汚損などによる読み取りエラーの場合に出力されるリードアウトコードである。それぞれのエラーコードは、4桁の英数字の組み合わせで表すことができる。
これらのエラーコードが出力されるということは、ICカードの情報の読み取りができていないことを意味する。よって、制御部43は、カード読み取り部25によるICカードの情報の読み取りを再度試みるために、搬送ローラ23やカード読み取り部25に対して読み取りを再度試みるための指示(リトライ指示)を出す。
演算部40は、所定のエラーによってICカードの情報が読み取れずに、ICカードの情報の読み取りを再度試みた回数、すなわちリトライ指示の回数をカウントする。ここで、所定のエラーとは、例えば、上述したような、ICカードを搬送する搬送ローラ23のスリップによるエラー又はICカードの情報を読み取るカード読み取り部25によるICカードの汚損などによる読み取りエラーである。
判断部41は、カウントされた回数が所定回数以上であるか否かを判断する。ここでの所定回数は、例えば3回などである。この例の場合、リトライ指示が3回されると後述する自動清掃が行われる。
退避制御部42は、カウントされた回数が所定回数以上である場合、カード搬送路22に設けられたカード退避部24にICカードを退避させる。具体的には、上述したように、カード搬送路22の一部を降下させるなどしてICカードを退避させる。
制御部43は、ICカードがカード退避部24に退避された後、ICカードのICチップ部に当接可能に、クリーニングシート収納部27に収納されたクリーニングシートをカード搬送路22上に繰り出すようロール紙駆動モータ26(駆動部)を駆動制御するとともに、クリーニングシートがICチップ部に当接した後、すなわちICチップ部の汚損部分にクリーニングシートを接触させた後、汚損部分を拭き取るために、クリーニングシートを巻き取るようロール紙駆動モータ26に指示する。
ロール紙駆動モータ26は、指示に基づいて、クリーニングシートをクリーニングシート収納部27に収納するために、駆動軸を回転させる。駆動軸の回転により、駆動軸の延長上のシャフトにクリーニングシートが巻き取られる。なお、制御部43は、ICカードがカード退避部24に退避された後、ICカードのICチップ部のみではなく、カード読み取り部25のリードヘッドに当接可能に、クリーニングシートをカード搬送路22上に繰り出すようロール紙駆動モータ26に指示してもよい。
また、制御部43は、クリーニングシートをICチップ部やカード読み取り部25のリードヘッドに当接させた状態で、クリーニングシートの巻き取りと繰り出しを繰り返す動作(クリーニングシートの往復動作)をロール紙駆動モータ26に所定回数行わせてから、クリーニングシートの巻き取りを行わせて収納させるようにしてもよい。ここでのクリーニングシートの往復動作の所定回数は、エラーコードに応じて決定された回数、例えばスリップコードの場合には2回、リードアウトコードの場合には3回などとしてもよい。これにより、油脂などの拭き取り難い汚損については拭き取りの回数を増やすことで、拭き取り難い汚損を落とすことができる。また、クリーニングシートの往復動作の所定回数を、判断部41による判断の際に用いられる所定回数に応じて決定するようにしてもよい。例えば、所定回数が多い、すなわち読み取り難いほど往復動作の所定回数を多くするようにしてもよい。これにより、読み取り難いほど念入りに清掃を行うことができる。
また、制御部43は、ATM10が休止している時(例えば、ATM10の起動時や予め決まった夜間時など)に、クリーニングシートをカード搬送路22上に繰り出すようロール紙駆動モータ26を制御してもよい。これにより、ICカードのICチップ部やカード読み取り部25のリードヘッドのみではなく、カード搬送路22の清掃も行うことができる。
また、上述したクリーニングシートは、1つの素材で構成されたシートであるが、これに限られるものではない。
例えば、クリーニングシートは、図6に示すように、クリーニングシートの繰り出し及び巻き取り方向に沿って、クリーニングシートの先端を含む前段部分と後段部分から構成され、それぞれ異なる素材(第1の素材と第2の素材)からなる。後段部分の第2の素材は、前段部分の第1の素材よりも清掃効率のよい素材であってもよい。清掃効率のよい素材とは、例えば、汚損の除去率が高い素材である。なお、清掃効率のよい素材の場合、ICカードのICチップ部に傷などのダメージを負わせてしまう可能性も考えられるが、そのようなダメージを抑えることができるような素材を用いることが好ましい。
図6に示すようなクリーニングシートの場合、制御部43は、ICカードがカード退避部24へ退避した後、ICカードのICチップ部にクリーニングシートの前段部分が当接可能に、クリーニングシートを繰り出すようロール紙駆動モータ26を制御し、その後のICカードの情報の読み取り結果に応じて、ICカードのICチップ部にクリーニングシートの後段部分が当接可能に、クリーニングシートを繰り出すようロール紙駆動モータ26を制御する。
ここで、読み取り結果に応じて、ICカードのICチップ部にクリーニングシートの後段部分が当接可能に、クリーニングシートを繰り出すとは、例えば、1回のリトライ指示後にクリーニングシートの前段部分で清掃し、清掃後、例えば3回のリトライ指示があってもICカードの情報を読み取ることができない場合に、クリーニングシートの後段部分がICカードのICチップ部に当接するようにクリーニングシートを繰り出すことを言う。
また、例えば、クリーニングシートが、図7に示すように、カード読み取り部25のリードヘッドに接する側とICカードに接する側とが異なる素材(第1の素材と第2の素材)で構成され、カード読み取り部25のリードヘッドに接する側の第1の素材は、ICカードに接する側の第2の素材よりも清掃効率のよい素材で構成されていてもよい。このような構成により、ICカードに比べて使用頻度の高いリードヘッドを効率よく清掃することができる。
ここで、ICカード(ICチップ部)の清掃終了までの過程の一例を図8Aから図8Dを用いて説明する。図8Aは、退避制御部42によってICカードをカード退避部24に退避させた状態を示す図である。図8Aに示すように、ICカードのICチップ部の面がカード搬送路21面と同一又は略同一の高さになるようにカード退避部24に退避させる。これにより、クリーニングシートがカード搬送路22上に繰り出された際に、クリーニングシートがICチップ部の面に接してICチップ部の面を拭き取ることができる。
図8Bは、クリーニングシートがカード搬送路22上に繰り出された状態を示す図である。図8Bは、クリーニングシートが繰り出される際に、クリーニング液がクリーニングシートに拭きつけられる場合を示しているが、上述したように、エラーコードの内容に応じてクリーニング液が拭きつけられるようにしてもよい。また、クリーニングシートがカード搬送路22上に繰り出された後、単にクリーニングシートを巻き取ってICチップ部やカード読み取り部25のリードヘッドの清掃をするのではなく、上述したように、クリーニングシートの往復動作を行い、ICチップ部やカード読み取り部25のリードヘッドの清掃をするようにしてもよい。
図8Cは、清掃後にクリーニングシートが巻き取られ、クリーニングシート収納部27に収納された状態を示す。
図8Dは、カード退避部24のICカードをカード搬送路22に戻し、ICカードの再度の読み取りが行われている状態を示す。清掃後の再度の読み取りによって読み取りが成功することによって、顧客によるICカードの拭き取りやICカードの再挿入の操作をさせることなく、取引を継続して行うことができる。
次に、実施の形態に係るATMを実現するためのハードウェア構成の一例について図9を用いて説明する。ハードウェア構成は、例えば、CPU(Central Processing Unit)91、HDD(Hard Disk Drive)92、ROM(Read Only Memory)93、RAM(Random Access Memory)94、カードリードユニット21、バス95を備えている。CPU91、HDD92、ROM93、RAM94、カードリードユニット21は、例えば、バス95を介して互いに接続されている。
CPU91は、バス95を介して、HDD92などに格納されるATM10の各種処理を行うためのプログラムを読み込み、読み込んだプログラムをRAM94に一時的に格納し、そのプログラムにしたがって各種処理を行うものであり、主として上述した演算部40、判断部41、退避制御部42、制御部43として機能する。
HDD92には、ATM10の各種処理を行うためのアプリケーションプログラムや、ATM10の処理に必要なデータなどが格納され、主として上述した記憶部44として機能する。
ROM93は、不揮発性メモリであって、ブートプログラムやBIOS(BasicInput/Output System)などのプログラムを記憶する。
RAM94には、揮発性メモリであって、CPU91に実行させるためのOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムの一部が一時的に格納される。また、RAM94には、CPU91による処理に必要な各種データが格納される。
バス95は、各装置間の制御信号、データ信号などの授受を媒介する経路である。
次に、実施の形態に係るATMの自動清掃処理の一例について図10を用いて説明する。図10に示すように、カード挿入口14へICカードが挿入されると、ICカードの読み取り処理が開始される(ステップS1001)。読み取りエラーは発生したかチェックし(ステップS1002)、発生しない場合(ステップS1002でNoの場合)は終了。発生した場合(ステップS1002でYesの場合)には、演算部40は、所定のエラーによってICカードの情報が読み取れずに、ICカードの情報の読み取りを再度試みた回数、すなわちリトライ指示の回数をカウントする(ステップS1003)。判断部41は、カウントされた回数が所定回数以上であるか否かを判断する(ステップS1004)。
退避制御部42は、カウントされた回数が所定回数以上である場合(ステップS1004でYesの場合)、カード退避部24にICカードを退避させる(ステップS1005)。なお、カウントされた回数が所定回数より少ない場合(ステップS1004でNoの場合)、ICカードの情報の読み取りを再度試みる。
制御部43は、ICカードがカード退避部24に退避された後、ICカードのICチップ部に当接可能に、クリーニングシート収納部27に収納されたクリーニングシートをカード搬送路22上に繰り出すようロール紙駆動モータ26を駆動制御するとともに、クリーニングシートがICチップ部に当接した後、すなわちICチップ部の汚損部分にクリーニングシートを接触させた後、汚損部分を拭き取るために、クリーニングシートを巻き取るようロール紙駆動モータ26に指示を出す(ステップS1006)。この指示に基づいて、クリーニングシートが巻き取られ、クリーニングシート収納部27に収納される(ステップS1007)。次にICカードを戻し(ステップS1008)、ステップS1001に戻り、クリーニング後のICカードの情報の読み取りを再度試みる。
上述したようなATMによれば、顧客の手間を掛けずに、ICカードの読み取りを可能とさせ、早期に取引を開始することができる。また、上記ATMによれば、取引損失及び保守作業員によるクリーニング対応を削減することができる。
なお、上述した実施の形態では、ATMの主な処理をCPUによるソフトウェア処理によって実行するものとして説明したが、この処理の全部又は一部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態は、上述したものに限定されるものではなく、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
10 ATM
11 表示部
12 硬貨投入口
13 紙幣投入口
14 カード挿入口
20 通帳挿入口
21 カードリードユニット
22 カード搬送路
23 搬送ローラ
24 カード退避部
25 カード読み取り部
26 ロール紙駆動モータ
27 クリーニングシート収納(部)
28 クリーニング液格納(部)
40 演算部
41 判断部
42 退避制御部
43 制御部
44 記憶部
91 CPU
92 HDD
93 ROM
94 RAM
95 バス

Claims (16)

  1. 自動清掃機能を有するATMであって、
    所定のエラーによってカードの情報が読み取れずに、前記カードの情報の読み取りを再度試みた回数をカウントする演算部と、
    カウントされた回数が所定回数以上であるか否かを判断する判断部と、
    前記所定回数以上である場合、前記カードの搬送路に設けられた退避場所に前記カードを退避させる退避制御部と、
    前記カードの退避後、前記カードのICチップ部に当接可能に、収納されたクリーニングシートを前記搬送路上に繰り出すよう駆動部に指示する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記クリーニングシートが前記ICチップ部に当接した後、前記クリーニングシートの巻き取りを前記駆動部に指示することを特徴とするATM。
  2. 前記所定のエラーは、前記カードを搬送する搬送ローラのスリップによるエラー又は前記カードの情報を読み取るカード読み取り部による前記カードの読み取りエラーであることを特徴とする請求項1に記載のATM。
  3. 前記制御部は、クリーニング液を噴射する噴射部に対して、繰り出された前記クリーニングシートに前記クリーニング液の噴射を指示することを特徴とする請求項1又は2に記載のATM。
  4. 前記クリーニングシートは、前段部分と後段部分から構成され、それぞれ異なる素材からなり、前記後段部分は、前記前段部分よりも清掃効率のよい素材であって、
    前記制御部は、前記カードの退避後、前記カードのICチップ部に前記クリーニングシートの前段部分が当接可能に、前記クリーニングシートを繰り出すよう前記駆動部に指示し、その後の前記カードの読み取り結果に応じて、前記カードのICチップ部に前記クリーニングシートの後段部分が当接可能に、前記クリーニングシートを繰り出すよう前記駆動部に指示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のATM。
  5. 前記クリーニングシートは、前記カードの情報を読み取るカード読み取り部に接する側と前記カードに接する側とが異なる素材で構成され、前記カード読み取り部に接する側は、前記カードに接する側よりも清掃効率のよい素材で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のATM。
  6. 前記制御部は、前記カードの情報を読み取るカード読み取り部のリードヘッドに当接可能に、前記クリーニングシートを前記搬送路上に繰り出すよう前記駆動部に指示することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のATM。
  7. 前記制御部は、前記クリーニングシートを前記ICチップ部及び前記カード読み取り部のリードヘッドに当接させた状態で、前記クリーニングシートの巻き取りと繰り出しを繰り返す動作を前記駆動部に所定回数行わせてから、前記クリーニングシートの巻き取りを行わせ収納することを特徴とする請求項6に記載のATM。
  8. 前記制御部は、前記ATMの休止時に、前記クリーニングシートを前記搬送路上に繰り出すよう前記駆動部に指示することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載のATM。
  9. 自動清掃機能を有するATMにおける自動清掃方法であって、
    所定のエラーによってカードの情報が読み取れずに、前記カードの情報の読み取りを再度試みた回数をカウントするステップと、
    カウントされた回数が所定回数以上であるか否かを判断するステップと、
    前記所定回数以上である場合、前記カードの搬送路に設けられた退避場所に前記カードを退避させるステップと、
    前記カードの退避後、前記カードのICチップ部に当接可能に、収納されたクリーニングシートを前記搬送路上に繰り出すよう駆動部に指示するステップと、
    前記クリーニングシートが前記ICチップ部に当接した後、前記クリーニングシートの巻き取りを前記駆動部に指示するステップとを、
    有することを特徴とするATMの自動清掃方法。
  10. 前記所定のエラーは、前記カードを搬送する搬送ローラのスリップによるエラー又は前記カードの情報を読み取るカード読み取り部による前記カードの読み取りエラーであることを特徴とする請求項9に記載のATMの自動清掃方法。
  11. クリーニング液を噴射する噴射部に対して、繰り出された前記クリーニングシートに前記クリーニング液の噴射を指示するステップを更に有することを特徴とする請求項9又は10に記載のATMの自動清掃方法。
  12. 前記クリーニングシートは、前段部分と後段部分から構成され、それぞれ異なる素材からなり、前記後段部分は、前記前段部分よりも清掃効率のよい素材であって、
    前記クリーニングシートを搬送路上に繰り出すよう前記駆動部に指示するステップにおいて、前記カードの退避後、前記カードのICチップ部に前記クリーニングシートの前段部分が当接可能に、前記クリーニングシートを繰り出すよう前記駆動部に指示し、その後の前記カードの読み取り結果に応じて、前記カードのICチップ部に前記クリーニングシートの後段部分が当接可能に、前記クリーニングシートを繰り出すよう前記駆動部に指示することを特徴とする請求項9から11のいずれか1つに記載のATMの自動清掃方法。
  13. 前記クリーニングシートは、前記カードの情報を読み取るカード読み取り部に接する側と前記カードに接する側とが異なる素材で構成され、前記カード読み取り部に接する側は、前記カードに接する側よりも清掃効率のよい素材で構成されていることを特徴とする請求項9から11のいずれか1つに記載のATMの自動清掃方法。
  14. 前記カードの情報を読み取るカード読み取り部のリードヘッドに当接可能に、前記クリーニングシートを前記搬送路上に繰り出すよう前記駆動部に指示するステップを更に有することを特徴とする請求項9から13のいずれか1つに記載のATMの自動清掃方法。
  15. 前記クリーニングシートを前記ICチップ部及び前記カード読み取り部のリードヘッドに当接させた状態で、前記クリーニングシートの巻き取りと繰り出しを繰り返す動作を前記駆動部に所定回数行わせてから、前記クリーニングシートの巻き取りを行わせ収納することを特徴とする請求項14に記載のATMの自動清掃方法。
  16. 前記ATMの休止時に、前記クリーニングシートを前記搬送路上に繰り出すよう前記駆動部に指示するステップを更に有することを特徴とする請求項9から15のいずれか1つに記載のATMの自動清掃方法。
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