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JP6427898B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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JP6427898B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に、中間転写ベルト、転写搬送ベルト、感光体ベルト等のベルト部材を具備したベルト装置が着脱可能に設置された画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、ベルト装置を備えた画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、4つの感光体ドラム(像担持体)が中間転写ベルト(ベルト部材)に対向するように並設されている。これらの4つの感光体ドラムでは、それぞれ、ブラック(黒色)、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が形成される。そして、各感光体ドラムで形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト上に重ねて転写される。さらに、中間転写ベルト上に担持された複数色のトナー像は、カラー画像として記録媒体上に転写される。
このような画像形成装置では、中間転写ベルトの幅方向端部の位置(変位)を検知して、その検知結果に基づいて中間転写ベルトの蛇行(幅方向の変位)を補正している。
具体的に、特許文献1では、中間転写ベルト(ベルト部材)の幅方向の変位を検知手段で検知している。そして、検知手段の検知結果に基づいて、補正ローラによって、中間転写ベルトの変位(蛇行)を補正している。詳しくは、中間転写ベルトを張架する補正ローラの他端側に連結された連結部材(揺動アーム)を偏心カムの動作によって揺動させることで、一端側を固定端として補正ローラの回転軸の傾きを可変して中間転写ベルトの蛇行を補正している。
また、特許文献1では、ベルト装置のフレームが歪んでしまったり、中間転写ベルトを張架するローラ部材の真直度が充分でなかったりしても、中間転写ベルトの蛇行を確実に補正できるように、補正ローラの固定端の位置を調整する調整手段を設置している。
上述した特許文献1のベルト装置は、補正ローラの固定端の位置を調整する調整手段を設置しているため、ベルト装置のフレームが歪んでしまったり、中間転写ベルトを張架するローラ部材の真直度が充分でなかったりして、補正ローラのデフォルト位置が移動範囲の中心位置からずれてしまっても、調整手段を手動操作することで、そのデフォルト位置を移動範囲の中心位置に向けて移動させることができて、補正ローラによって中間転写ベルトの蛇行補正が充分におこなえなくなる不具合を抑止する効果が大いに期待できる。
しかし、中間転写ベルトが設置されたベルト装置をユニット化して、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成した場合に、画像形成装置本体にベルト装置を支持するための種々の構成部品の寸法精度や組み付け精度が狙いの値から大きくずれてしまうと、画像形成装置本体に対してベルト装置が歪んで設置されてしまい、ベルト装置の調整手段をどのように操作しても、補正ローラによって中間転写ベルトの蛇行を充分に補正できなくなってしまったり、中間転写ベルトの張力の幅方向の偏差が大きくなって、異常画像が発生してしまったりする可能性があった。
このような問題は、ベルト部材として中間転写ベルトを用いたベルト装置が着脱可能に設置された画像形成装置に限定されることなく、ベルト部材として転写搬送ベルトを用いたベルト装置が着脱可能に設置された画像形成装置や、ベルト部材として感光体ベルトを用いたベルト装置が着脱可能に設置された画像形成装置でも共通するものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、画像形成装置本体に対してベルト装置を着脱可能に構成した場合であっても、画像形成装置本体に対してベルト装置が歪んで設置されて、ベルト部材の張力の幅方向の偏差が生じて異常画像が発生してしまう不具合などが生じにくい、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、画像形成装置本体に対してベルト装置が着脱可能に設置された画像形成装置であって、前記ベルト装置は、複数のローラ部材に張架されて、所定の走行方向に走行するベルト部材と、前記複数のローラ部材の幅方向一端側におけるそれぞれの軸部を支持する第1支持部材と、前記複数のローラ部材の幅方向他端側におけるそれぞれの軸部を支持する第2支持部材と、を具備し、前記画像形成装置本体は、一端側主基準と一端側従基準とに前記第1支持部材を嵌合させて支持する本体側第1支持部材と、位置が固定された他端側主基準と他端側従基準とに前記第2支持部材を嵌合させて固定して支持する本体側第2支持部材と、を具備し、前記本体側第1支持部材は、前記一端側主基準と前記一端側従基準とのうち、一方が固定され、他方が幅方向に直交する面内においてその位置を変位できるように構成された調整機構を具備し、前記調整機構によって前記ベルト装置が具備する前記第2支持部材に対して前記ベルト装置が具備する前記第1支持部材をねじれ方向に変位させて固定して支持できるように構成されたものである。
本発明によれば、画像形成装置本体に対してベルト装置を着脱可能に構成した場合であっても、画像形成装置本体に対してベルト装置が歪んで設置されて、ベルト部材の張力の幅方向の偏差が生じて異常画像が発生してしまう不具合などが生じにくい、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置における作像部を示す断面図である。 図1の画像形成装置に設置されるベルト装置を示す構成図である。 ベルト装置の一部を幅方向にみた概略図である。 検知部の近傍を示す概略斜視図である。 補正ローラの近傍を奥側からみた概略斜視図である。 補正ローラの近傍を奥側からみた斜視図である。 駆動プーリの近傍を示す斜視図である。 補正ローラの近傍を手前側からみた概略斜視図である。 別形態の調整手段を示す斜視図である。 画像形成装置にベルト装置が設置された状態を示す上面図である。 画像形成装置にベルト装置が設置された状態を示す斜視図である。 画像形成装置にベルト装置が設置された状態を示す正面図である。 画像形成装置にベルト装置が設置される状態を示す斜視図である。 (A)本体側第1支持部材における調整機構の近傍を示す正面図と、(B)本体側第1支持部材から調整機構を取り外した状態を示す正面図と、である。 変形例1としての、画像形成装置にベルト装置が設置された状態を示す概略上面図である。 図16における状態を面板の側から示す正面図である。 変形例2としての、画像形成装置にベルト装置が設置された状態を示す概略上面図である。 変形例3としての、ベルト装置におけるローラ部材の近傍を示す概略側面図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、ベルト装置(ベルトユニット)としての中間転写ベルト装置15(中間転写ベルトユニット)が設置されている。また、中間転写ベルト装置15の中間転写ベルト8(ベルト部材)に対向するように、黒色(ブラック)に対応した1つの作像部6(プロセスカートリッジ)が着脱可能(交換可能)に配設されている。
なお、本実施の形態では、中間転写ベルト装置15が画像形成装置本体100に対して着脱可能に構成されているが、これについては後で図11〜図15等を用いて詳しく説明する。
図2を参照して、作像部6(プロセスカートリッジ)は、像担持体としての感光体ドラム1と、感光体ドラム1の周囲に配設された帯電部4、現像部5、クリーニング部2、除電部(不図示である。)等で構成されている。そして、感光体ドラム1上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1上に画像(トナー像)が形成されることになる。
図2を参照して、感光体ドラム1は、不図示の駆動モータによって反時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4の位置で、感光体ドラム1の表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。なお、本実施の形態では、帯電部4として感光体ドラム1に接触する接触式の帯電ローラを用いたが、帯電部として感光体ドラム1に対して所定のギャップをあけて対向する非接触式の帯電ローラを用いることもできるし、コロナ放電方式の帯電チャージャを用いることもできる。
その後、感光体ドラム1の表面は、露光部7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1の表面は、現像部5との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、トナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1の表面は、中間転写ベルト8(ベルト部材)及び1次転写ローラ9の対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1の表面は、クリーニング部2との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによってクリーニング部2内に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1の表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト装置15(ベルト装置)は、図3を参照して、ベルト部材(ベルト)としての中間転写ベルト8、1次転写ローラ9 、駆動ローラ12A、2次転写対向ローラ12B(斥力ローラ)、3つのテンションローラ12C〜12E、補正ローラ13(ステアリングコントロールローラ)、外周面側テンションローラ11、クリーニング対向ローラ14、検知部80、中間転写クリーニング部10、等で構成される。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材9、11、12A〜12E、13、14(ローラ)によって張架・支持されるとともに、1つのローラ部材12A(駆動ローラ)の回転駆動によって図3中の矢印方向に無端移動される。
1次転写ローラ9(1次転写部材)は、中間転写ベルト8を感光体ドラム1との間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写ローラ9に、トナーの極性とは逆の転写電圧(転写バイアス)が印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、1次転写ローラ9の1次転写ニップの位置で、感光体ドラム1上のトナー像が、中間転写ベルト8上に1次転写される。
その後、トナー像が1次転写された中間転写ベルト8は、2次転写部材としての2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写対向ローラ12Bが、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成されたトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが除去される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。なお、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15の構成・動作については、後で図3〜図10等を用いてさらに詳しく説明する。
ここで、図1を参照して、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、画像形成装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28(タイミングローラ対)に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上の画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望の画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置で画像が転写された記録媒体Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写された画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、スタック部上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像部の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像部5は、感光体ドラム1に対向する現像ローラ51と、現像ローラ51に対向するドクターブレード52と、現像剤収容部内に配設された2つの搬送スクリュ55と、現像剤収容部に開口を介して連通するトナー補給経路43と、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56と、等で構成される。現像ローラ51は、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
このように構成された現像部5(現像装置)は、次のように動作する。
現像ローラ51のスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51上を移動する。ここで、現像部5内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。
その後、現像剤収容部内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55によって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、隔絶された2つの現像剤収容部を循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51上に担持される。
現像ローラ51上に担持された現像剤は、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52の位置に達する。そして、現像ローラ51上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1との対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51上に残った現像剤はスリーブの回転にともない現像剤収容部の上方に達して、この位置で現像ローラ51から離脱される。
次に、図3〜図10にて、本実施の形態における中間転写ベルト装置15(ベルト装置)について詳述する。
図3は、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15を示す構成図である。図4(A)は中間転写ベルト装置15の一部を幅方向にみた概略上面図であって、図4(B)は中間転写ベルト装置15の一部を幅方向にみた概略側面図である。図5は、中間転写ベルト装置15における検知部80の近傍を示す概略斜視図である。図6は、中間転写ベルト装置15における補正ローラ13の近傍(補正手段)を奥側からみた概略図であって、斜視図において一部を平面図として模式化して図示したものである。図7は、補正ローラ13の近傍を奥側からみた斜視図である。図8は、揺動アーム31を揺動する駆動源としての駆動プーリ38の近傍を示す斜視図である。図9は、補正ローラ13の近傍(調整手段)を手前側から模式的に示した概略斜視図である。また、図10は、別形態の調整手段を示す斜視図であって、補正ローラ13の近傍を手前側からみた斜視図である。
図3及び図4を参照して、中間転写ベルト装置15(ベルト装置)は、ベルト部材としての中間転写ベルト8、1次転写ローラ9 、駆動ローラ12A、2次転写対向ローラ12B(斥力ローラ)、3つのテンションローラ12C〜12E、補正手段としての補正ローラ13(ステアコントロールローラ)、外周面側テンションローラ11、クリーニング対向ローラ14、検知手段としての検知部80、中間転写クリーニング部10、等で構成される。
ベルト部材としての中間転写ベルト8は、黒色のトナー像を担持する像担持体としての感光体ドラム1に対向するように配設されている。中間転写ベルト8は、主として9つのローラ部材(1次転写ローラ9、駆動ローラ12A、2次転写対向ローラ12B、テンションローラ12C〜12E、外周面側テンションローラ11、補正ローラ13、クリーニング対向ローラ14、である。)によって張架・支持されている。
本実施の形態において、中間転写ベルト8は、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)、等を単層又は複数層に構成して、カーボンブラック等の導電性材料を分散させたものである。中間転写ベルト8は、体積抵抗率が107〜1012Ωcm、ベルト裏面側の表面抵抗率が108〜1012Ωcmの範囲となるように調整されている。また、中間転写ベルト8は、厚さが80〜100μmの範囲となるように設定されている。本実施の形態では、中間転写ベルト8の厚さが90μmに設定されている。
なお、必要に応じて中間転写ベルト8の表面に離型層をコートすることもできる。その際、コートに用いる材料として、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)、等のフッ素樹脂を使用できるが、これに限定されるものではない。
また、中間転写ベルト8の製造方法としては、注型法、遠心成形法、等があり、必要に応じてその表面を研磨する工程がおこなわれる。
1次転写ローラ9は、中間転写ベルト8を介して感光体ドラム1に対向している。
外周面側テンションローラ11は、補正ローラ13に近い下流側の位置で、不図示の付勢手段によって中間転写ベルト8の外周面に向けて付勢されて、中間転写ベルト8に所定の圧接力で圧接するように構成されている。これにより、中間転写ベルト8に安定した張力が付与されることになる。
駆動ローラ12Aは、不図示の駆動モータによって回転駆動される。これにより、中間転写ベルト8は所定の走行方向(図3の時計方向である。)に走行することになる。
2次転写対向ローラ12Bは、中間転写ベルト8を介して2次転写ローラ19(2次転写部材)に当接している。3つのテンションローラ12C〜12Eは、中間転写ベルト8の内周面に当接している。2次転写対向ローラ12Bとテンションローラ12Dとの間には、中間転写ベルト8を介してクリーニング対向ローラ14に対向するように中間転写クリーニング部10(クリーニングブレード)が設置されている。
ここで、本実施の形態における中間転写ベルト装置15には、中間転写ベルト8の幅方向(図3の紙面垂直方向である。)の変位を検知する検知手段としての検知部80が設置されている。換言すると、検知手段としての検知部80は、中間転写ベルト8の幅方向端部に対応する位置に設置されて、中間転写ベルト8の幅方向端部の位置を検知する。
詳しくは、図5を参照して、検知部80は、中間転写ベルト8の幅方向端部に当接する当接部82aが設置された揺動部材82、揺動部材82の変位量を検知する光学センサ81(フォトセンサ)、揺動部材82(当接部82a)を中間転写ベルト8に当接させる方向に付勢するスプリング83(付勢部材)、等で構成されている。
揺動部材82は、当接部82a、回転支軸82b、アーム部82c等で構成されている。当接部82aは、略円柱状の部材であって、中央部が中間転写ベルト8の幅方向端部(端面)に腹当りするように当接して、根元部がアーム部82cの一端側に固設されている。回転支軸82bは、中間転写ベルト装置15の筐体に回転可能に支持されている。アーム部82cは、略ブーメラン状に形成されていて、その中央部に回転支軸82bが形成されている。アーム部82cの他端側には、スリット82c1(開口)が形成されている。また、アーム部82cにおいてスリット82c1と回転支軸82bとの間には、スプリング83の一端が接続されている。スプリング83の他端は筐体90に接続されている。
このような構成により、揺動部材82は、中間転写ベルト8の幅方向の変位(図5中の破線両矢印方向のベルト寄りである。)に追従して揺動することになる(図5中の実線両矢印方向の揺動である。)。
そして、揺動部材82におけるアーム部82cのスリット82c1の位置を挟むように、光学センサ81が設置されている(筐体に固設されている。)。光学センサ81は、主として、図5においてアーム部82c(スリット82c1)の上方に離間して設置された発光素子と、図5においてアーム部82c(スリット82c1)の下方に離間して設置された受光素子と、で構成されている。発光素子から射出された光は、スリット82cを介して、受光素子に入射する。このとき、回転支軸82bを中心にしてアーム部82cが回動することによって、光学センサ81に対向するスリット82c1の位置が変化して、受光素子に入射する光量が変化して、それに比例して受光素子(光学センサ81)の出力値が変化する。これにより、中間転写ベルト8の幅方向の変位量(幅方向端部の位置)を検知することができる。
そして、検知部80によって中間転写ベルト8の変位(変位量)が検知されると、その検知結果に基いて補正ローラ13(補正手段31〜39)によって中間転写ベルト8の幅方向の変位が補正される。なお、中間転写ベルト8の蛇行が所定時間内に補正できなかった場合(検知部80の検知結果が所定範囲内に変化しなかった場合)には、制御上、蛇行補正に異常が生じたものと判断して、装置の稼動を停止する。
ここで、補正ローラ13は、図3を参照して、感光体ドラム1に対して中間転写ベルト8の走行方向上流側であって、中間転写ベルト8の内周面に接するように配設されている。そして、補正ローラ13は、図4及び図6を参照して、ワイヤ33の巻取り・弛緩動作により揺動アーム31が揺動することにより、揺動中心W(調整部材67を介してユニット側第1フレーム70に固定支持されている。)を中心にしてX1、X2方向(上下方向である。)に揺動するように構成されている。
このような構成により、図4(A)において中間転写ベルト8が右側に変位(ベルト寄り)したときには、その検知結果に基いて、補正ローラ13がX1方向に揺動されて中間転写ベルト8の変位補正(蛇行補正)がおこなわれる。これに対して、図4(A)において中間転写ベルト8が左側に変位したときには、その検知結果に基いて、補正ローラ13がX2方向に揺動されて中間転写ベルト8の変位補正(蛇行補正)がおこなわれる。これにより、中間転写ベルト8が蛇行走行する不具合や、中間転写ベルト8が幅方向に大きく変位(ベルト寄り)して他の部材に接触して中間転写ベルト8が破損する不具合、等が抑止される。
以下、図6〜図8等を参照して、中間転写ベルト装置15における補正手段31〜39(蛇行補正機構)の構成・動作について詳述する。
補正手段31〜39(蛇行補正機構)は、補正ローラ13の一端側(図4の右側であって、装置の手前側(操作側)である。)を固定端として他端側(図4の左側であって、装置の奥側である。)を正逆方向(上下方向)に移動させることで、補正ローラ13の回転軸の傾きを可変して中間転写ベルト8の蛇行を補正する。図4及び図6を参照して、蛇行補正機構は、補正ローラ13(中間転写ベルト8を張架する複数のローラ部材のうちの1つである。)、揺動アーム31、引張スプリング35、ワイヤ保持プーリ32、ワイヤ33、ワイヤ中継プーリ36、2段プーリ37、駆動プーリ38、タイミングベルト39、等で構成されている。
揺動アーム31は、補正ローラ13の軸部13b(他端側の軸部である。)に連結された金属板である。詳しくは、図6を参照して、揺動アーム31は、一端側が補正ローラ13の軸部13bにベアリング34を介して連結されている。また、揺動アーム31の他端側には、ワイヤ保持プーリ32が非回転で保持されている。さらに、揺動アーム31の中央部は、装置15のユニット側第2フレーム90(図7、図11等を参照できる。)に回動可能に支持されていて、揺動アーム31の揺動中心31bとなっている。
また、本実施の形態では、軸部13b(ベアリング34)と揺動中心31bとの間に、付勢部材としての引張スプリング35の一端が接続されている。引張スプリング35の他端は装置15のユニット側第2フレーム90に接続されている。
ワイヤ保持プーリ32には、ワイヤ33の一端側が接続されている。ワイヤ33は、ワイヤ中継プーリ36を介して、その他端側が2段プーリ37のワイヤ巻取りプーリ部37aに接続されている。2段プーリ37のベルトプーリ部37bと駆動プーリ38とには、タイミングベルト39が巻装されている。駆動プーリ38は、不図示の駆動モータ(正逆方向に回転可能なモータであって、ステッピングモータ、DCモータ等のモータである。)のモータ軸に設置されている。なお、図8を参照して、駆動プーリ38(駆動モータ)は、ユニット側第2フレーム90に対して支軸91aを中心に回動可能に保持された保持板91に固定して設置されている。そして、この保持板91がスプリング92(一端側フックが保持板91に接続され、他端側フックがユニット側第2フレーム90に接続されている。)によって付勢されることで、タイミングベルト39に所定の張力が付与されている。
このような構成により、駆動モータが駆動されて駆動プーリ38が回転することで、揺動アーム31が正逆方向(図6のX1、X2方向、又は、M1、M2方向である。)に回動して、走行方向に対する補正ローラ13の回転軸の傾きが可変されて中間転写ベルト8の蛇行が補正されることになる。
特に、本実施の形態では、補正ローラ13が感光体ドラム1に対して中間転写ベルト8の走行方向上流側であって2次転写ローラ19に対して中間転写ベルト8の走行方向下流側に設置されていて、検知部80が駆動ローラ12A(及び、感光体ドラム1)に対して中間転写ベルト8の走行方向下流側であって2次転写ローラ19に対して中間転写ベルト8の走行方向上流側に設置されているため、1次転写工程や2次転写工程における画像への影響が少なくなるように、検知部80の検知結果に基いた補正ローラ13の蛇行補正が効果的におこなわれることになる。
具体的に、駆動プーリ38の回転駆動によって2段プーリ37が図6(及び図8)の反時計方向に回転すると、張力が与えられた状態でワイヤ33が2段プーリ37のワイヤ巻取りプーリ部37aに巻き取られて、それにともない非回転のワイヤ保持プーリ32が下方に引っ張られて、引張スプリング35の付勢力に抗するように揺動アーム31がM1方向(正方向)に押し下げられる。これにより、補正ローラ13は、揺動中心Wを中心にして図6のX1方向に移動する。
これに対して、駆動プーリ38の回転駆動によって2段プーリ37が図6(及び、図8)の時計方向に回転すると、2段プーリ37のワイヤ巻取りプーリ部37aからのワイヤ33の巻き取りが解除されて、ワイヤ保持プーリ32との間でワイヤ33が弛緩した状態になり、引張スプリング35の付勢力によって揺動アーム31がM2方向(逆方向)に押し上げられる。これにより、補正ローラ13は、揺動中心Wを中心にして図6のX2方向に移動する。
なお、図7を参照して、揺動アーム31の一部には被検知部93(フィラー)が設置されていて、装置15には被検知部93の位置を光学的に検知する位置検知センサ94(フォトセンサ)が設置されている。これにより、揺動アーム31の回転方向の姿勢を判断して、補正ローラ13のX1、X2方向の移動量を正確に制御することができる。
また、本実施の形態では、補正ローラ13の傾きを可変する補正手段としてワイヤ機構を用いたものを採用したが、補正手段はこれに限定されることなく、例えば、補正手段としてカム機構を用いたものを採用することもできる。
以下、図9にて、本実施の形態における中間転写ベルト装置15の調整手段の構成・動作について詳述する。
図9を参照して、補正ローラ13の一端側(手前側)の軸部13aには、固定端の位置を調整する調整手段としての調整部材67が設置されている。詳しくは、補正ローラ13の軸部13a(固定端側軸部)は、調整部材67を介して装置15のユニット側第1フレーム70に回転可能に支持されている。調整部材67は、支軸67bを中心にしてユニット側第1フレーム70に回転可能に支持されている。調整部材67には、円弧状長穴67aが設けられている。また、装置15のユニット側第1フレーム70には、補正ローラ13の固定端側軸部13aが嵌合する長穴70aが形成されている。
このような構成により、調整部材67とともに固定端側軸部13aのQ1、Q2方向の移動を終了させた後に、調整部材67に形成された円弧状長穴67aを介してユニット側第1フレーム70の雌ネジ部にネジ68を螺合させて、調整部材67の回転方向の位置を固定することで、固定端側軸部13aの回動方向の位置を固定する。
このように構成された調整部材67は、中間転写ベルト8を張架・支持する複数のローラ部材9、11、12A〜12E、13、14の平行度が充分ではない状態で中間転写ベルト装置15に組み付けられてしまったり、複数のローラ部材9、11、12A〜12E、13、14を回転可能に支持するフレーム70、90(支持部材)が歪んでしまったり、複数のローラ部材9、11、12A〜12E、13、14の真直度が充分でなかったりすること等により、補正ローラ13のデフォルト位置(基準位置)が移動範囲の中心位置から正逆方向のいずれかに大きくはずれてしまった場合に、デフォルト位置が移動範囲の中心位置になるように手動によって操作される。主には、製造工場において中間転写ベルト装置15の組立工程の最終段階に、補正ローラ13のデフォルト位置が移動範囲の中心位置になるように作業者によって調整部材67が操作される。また、市場において、事後的にフレームに歪みが生じる等して、補正ローラ13のデフォルト位置が移動範囲の中心位置から大きくはずれてしまった場合には、サービスマンによって調整部材67が操作される。
これにより、中間転写ベルト8の蛇行を所定時間内に補正できずに制御上異常が生じたものと判断されて装置15の稼動が停止してしまったり、補正ローラ13の移動範囲が正逆方向のいずれかで不足してしまい中間転写ベルト8の蛇行を充分に補正できなかったりする不具合の発生が抑止される。
なお、補正ローラ13の固定端側軸部13aの位置を調整する調整手段は、本実施の形態のものに限定されることなく、種々の形態のものを用いることができる。
図10は、別形態の調整手段を示す斜視図であって、補正ローラ13の近傍を手前側からみた斜視図である。
図10に示す調整手段は、調整部材67の支軸67b(回転中心)が補正ローラ13(軸部13a)に近く配置されている点や、ユニット側第1フレーム70に調整部材67を固定するためのネジ68の位置が補正ローラ13(軸部13a)から離れて配置されている点や、補正ローラ13(軸部13a)の軸受の脱落を防止するための押え板69が調整部材67に設置されている点、などを除き、図9に示す調整手段とほぼ同様に構成されている。なお、図10に示す調整手段は、ユニット側第1フレーム70に対する調整部材67の回動方向の位置(調整量)を示す調整目盛67cが調整部材67に刻印されているため、上述した補正ローラ13の調整作業を効率的におこなうことができる。
また、図示は省略するが、調整手段として、図9に示すものや図10に示すもののように、ユニット側第1フレーム70に、補正ローラ13の固定端側軸部13aが嵌合する円弧状の長穴70aを形成するのではなくて、ユニット側第1フレーム70に、補正ローラ13の固定端側軸部13aが嵌合する直線状の長穴(上下方向に直線状に延在する長穴である。)を形成して、その長穴において最適な位置で固定端側軸部13aを押え板などで固定するように構成することもできる。
以下、図11〜図15等を用いて、本実施の形態において、特徴的な画像形成装置100(及び、ベルト装置15)の構成・動作について詳述する。
本実施の形態では、画像形成装置本体100に対してベルト装置としての中間転写ベルト装置15(中間転写ベルトユニット)が着脱可能に設置されている。
具体的に、中間転写ベルト装置15は、ユーザー又はサービスマンによって画像形成装置本体100から面板110(本体側第1支持部材)を取り外した後に、図11の左方向(幅方向に沿った方向であって、幅方向奥側から幅方向手前側に向かう方向である。)に手動で移動されて、画像形成装置本体100から取り出されることになる。また、中間転写ベルト装置15は、図11の右方向(幅方向に沿った方向であって、幅方向手前側から幅方向奥側に向かう方向である。)に移動されて、画像形成装置本体100に装着された後に、画像形成装置本体100に面板110(本体側第1支持部材)が取り付けられて、装置本体100へのセットが完了することになる。
なお、本願において、画像形成装置本体に対してベルト装置が「着脱可能に設置された」状態とは、画像形成装置本体に対してベルト装置が完全に取り外された状態から装着される場合の他に、画像形成装置本体に対してベルト装置がスライダレースに沿って一部が露呈するように引き出された状態から装着される場合なども含むものとする。
ここで、先に説明したように、中間転写ベルト装置15(ベルト装置)には、9つのローラ部材9、11、12A〜12E、13、14によって張架・支持されたベルト部材としての中間転写ベルト8が設置されている。さらに、図11〜図14等を参照して、中間転写ベルト装置15には、9つのローラ部材9、11、12A〜12E、13、14の幅方向一端側におけるそれぞれの軸部を支持する第1支持部材としてのユニット側第1フレーム70(手前側フレーム)と、9つのローラ部材9、11、12A〜12E、13、14の幅方向他端側におけるそれぞれの軸部を支持する第2支持部材としてのユニット側第2フレーム90(奥側フレーム)と、が設置されている。
すなわち、9つのローラ部材9、11、12A〜12E、13、14は、幅方向両端部にそれぞれ設置された2つのフレーム70、90によって、それぞれ回転可能に支持されている。そして、2つのフレーム70、90の間に架設されるように回転可能に支持された9つのローラ部材9、11、12A〜12E、13、14によって、中間転写ベルト8が張架・支持されている。
なお、本実施の形態において、上述した2つのフレーム70、90や、後述する本体前側板130、本体後側板120、調整板115は、いずれも、板厚が1〜3mm程度の亜鉛鋼板等の金属材料で形成された板金である。
そして、画像形成装置本体100は、第2支持部材としてのユニット側第2フレーム90を固定して支持するように構成され、ユニット側第2フレーム90(第2支持部材)に対してユニット側第1フレーム70(第1支持部材)をねじれ方向に変位させて固定して支持できるように構成されている。すなわち、ユニット側第1フレーム70(第1支持部材)は、固定されたユニット側第2フレーム90に対向する面内において回転できるように構成されている。
詳しくは、画像形成装置本体100には、一端側主基準と一端側従基準とにユニット側第1フレーム70(第1支持部材)を嵌合させて支持する本体側第1支持部材としての面板110と、位置が固定された他端側主基準と他端側従基準とにユニット側第2フレーム90(第2支持部材)を嵌合させて支持する本体側第2支持部材としての本体後側板120と、が設置されている。
具体的に、図11を参照して、ユニット側第2フレーム90には、図11の上下方向の離れた位置に、その面上に起立するように2つのピン(一対の位置決め部としての、主基準ピン97と従基準ピン98とである。)が設置されている。また、画像形成装置本体100における筐体の一部として機能する本体後側板120(本体側第2支持部材)には、図11の上下方向の離れた位置に、他端側主基準としての穴部120a(主基準ピン97の外径とほぼ同じ寸法の穴径で形成されている。)と、他端側従基準としての長穴部120b(短手方向の寸法が従基準ピン98の外径とほぼ同じ寸法で形成され、長手方向がそれよりも大きな寸法で穴部120aの中心に向けて延在する方向になるように形成されている。)と、が設けられている。
そして、装置本体100に対する中間転写ベルト装置15の装着動作にともない、本体後側板120の穴部120aに主基準ピン97が嵌合して、本体後側板120の長穴部120bに従基準ピン98が嵌合することで、装置本体100に対する中間転写ベルト装置15のユニット側第2フレーム90の位置が固定されることになる(位置決めされることになる)。
なお、本実施の形態では、主基準ピン97(穴部120a)が感光体ドラム1や駆動ローラ12Aに近い位置(補正ローラ13に対して遠い位置である。)になるように配設され、従基準ピン98(長穴部120b)が補正ローラ13や2次転写ローラ19に近い位置になるように配設されている。感光体ドラム1は画像形成装置100に位置決めされて固定支持されているため、そこに近い位置に主基準ピン97(穴部120a)を配設することで、感光体ドラムに対する中間転写ベルト装置15の位置を定めやすくなる。
一方、図11〜図13等を参照して、ユニット側第1フレーム70には、図11の上下方向の離れた位置に、その面上に起立するように2つのピン(一対の位置決め部としての、主基準ピン77と従基準ピン78とである。)が設置されている。また、画像形成装置本体100の一部として機能する面板110(本体側第1支持部材)には、図11の上下方向の離れた位置に、一端側主基準としての調整用長穴部110a(後述する調整板115によって位置決め主基準として機能する穴部である。)と、一端側従基準としての長穴部110b(短手方向の寸法が従基準ピン78の外径とほぼ同じ寸法で形成され、長手方向がそれよりも大きな寸法で調整用長穴部110aの中心に向けて延在する方向になるように形成されている。)と、が設けられている。
ここで、本実施の形態における面板110(本体側第1支持部材)は、画像形成装置本体100の筐体としての本体前側板130における主基準と従基準とに固定して保持される中継部材である。
具体的に、図12〜図14等を参照して、面板110には、離れた位置に2つの穴部(主基準となる穴部110cと、従基準となる長穴部110dと、である。)が形成されている。また、画像形成装置本体100の筐体の一部として機能する本体前側板130には、離れた位置に、その面上に起立するように2つのピン(一対の位置決め部としての、主基準ピン130aと従基準ピン130bとであって、図11を参照できる。)が設置されている。面板110において、穴部110cは本体前側板130の主基準ピンの外径とほぼ同じ寸法の穴径で形成され、長穴部110dは短手方向の寸法が本体前側板130の従基準ピンの外径とほぼ同じ寸法で形成され長手方向がそれよりも大きな寸法で穴部110cの中心に向けて延在する方向になるように形成されている。
そして、装置本体100に対する中間転写ベルト装置15の装着動作にともない、装置本体100に対する中間転写ベルト装置15のユニット側第2フレーム90の位置が定められた状態で、かつ、面板110の調整用長穴部110a(調整板115の穴部)に主基準ピン77が嵌合して、面板110の長穴部110dに従基準ピン78が嵌合した状態(図14の状態から図12の状態への嵌合動作である。)で、面板110の穴部110cに本体前側板130の主基準ピンが嵌合して、面板110の長穴部110bに本体前側板130の従基準ピンが嵌合することで、装置本体100に対する中間転写ベルト装置15のユニット側第1フレーム70の位置が固定されることになる(位置決めされることになる)。
なお、本実施の形態では、主基準ピン77(穴部110a)が感光体ドラム1や駆動ローラ12Aに近い位置(補正ローラ13に対して遠い位置である。)になるように配設され、従基準ピン78(長穴部110b)が補正ローラ13や2次転写ローラ19に近い位置になるように配設されている。感光体ドラム1は画像形成装置100に位置決めされて固定支持されているため、そこに近い位置に主基準ピン77(穴部120a)を配設することで、感光体ドラムに対する中間転写ベルト装置15の位置を定めやすくなる。
上述のように、面板110は、装置本体100(詳しくは、装置本体100の本体前側板130)に対して着脱可能に構成されている。また、面板110は、中間転写ベルト装置15とは別に装置本体100に対して着脱可能に構成されている。これにより、装置本体100に対する中間転写ベルト装置15の着脱の操作性を向上させることができる。
そして、図12、図13等に示すように、本実施の形態では、本体側第1支持部材としての面板110において、一端側主基準と一端側従基準とのうち、一方が固定され、他方には幅方向に直交する面内においてその位置を変位できるように構成された調整機構としての調整板115が設置されている。
詳しくは、面板110において、一端側従基準となる長穴部110bは、先に説明したように固定された位置に形成されている。
これに対して、面板110において、一端側主基準は、調整用長穴部110aと調整板115の穴部(位置決め穴部)とが重なって形成される穴部となる。調整機構としての調整板115は、支軸115aを中心にして面板110の表面に沿うように図15(A)の両矢印方向に回動できるように、面板110に支持されている。図15(A)に示すように、調整板115には、上下方向に直線状(又は、円弧状)に延在する調整用長穴部110aに重なる穴部(主基準ピン77の外径とほぼ同じ寸法で形成されている。)や、面板110上において調整板115を所望の回動位置にネジ117を締結して固定するためのバカ穴部(ネジ径よりも大きく形成されている。)や、面板110に対する調整板115の回動方向の位置(調整量)を示す調整目盛(破線で囲んだ部分である。)、が形成されている。一方、図15(B)に示すように、面板110には、両矢印方向を長手方向とする調整用長穴部110aや、面板110上において調整板115を所望の回動位置にネジ117を締結して固定するための雌ネジ部118が形成されている。
このような構成により、支軸115aを中心にして面板110の表面に沿うように調整板115を回動させることで、調整用長穴部110aと調整板115の穴部(位置決め穴部)とが重なる位置を変位させて、面板110における一端側主基準の位置を調整することができる。
そして、このように調整板115(調整機構)によって面板110における一端側主基準の位置を調整することで、画像形成装置本体100に固定支持されたユニット側第2フレーム90に対してユニット側第1フレーム70をねじれ方向に所望の量だけ変位させ装置本体100にて固定支持することができる。換言すると、調整板115によって面板110における一端側主基準の位置を調整することで、一端側従基準と他端側主基準と他端側従基準とを固定して、一端側主基準のみを移動して2つのフレーム70、90の位置関係(ねじれ位置の関係)を定めることになる。さらに換言すると、調整板115によって面板110における一端側主基準の位置を調整することで、他端側を固定した状態で一端側従基準を中心にして一端側主基準を移動して2つのフレーム70、90の位置関係(ねじれ位置の関係)を定めることになる。
上述の「ねじれ方向」について説明する。以下では説明の便宜のため、各基準によって各基準ピン(位置決め部)が固定して支持される位置を、一端側従基準、他端側主基準、他端側従基準、一端側主基準と表記する。
一端側従基準と他端側主基準と他端側従基準とを通る仮想平面をRと定義したとき、仮想平面Rに対して引かれる法線の方向へ一端側主基準を移動させる方向が「ねじれ方向」になる。なお、仮想平面Rは、図11において紙面と略平行な平面である。
例えば、フレーム70、90、面板110等の構成部品が部品製造時の寸法誤差や組み付け位置の誤差により画像形成装置本体100に対して狙いの位置からずれて取り付けられることを想定する。このとき、中間転写ベルト装置15の中間転写ベルト8からみた、仮想平面Rに対する一端側主基準は、狙いの位置(例えば仮想平面R内の位置)からずれることになる。画像形成装置本体100側からみた転写ベルト装置15の中間転写ベルト8の位置についても、同様に、狙いの位置からずれることになる。これにより、画像形成装置本体100に取り付けられた中間転写ベルト装置15の中間転写ベルト8の張力には、幅方向において偏差が生じる。
本実施の形態では、支軸115aを中心にして面板110の表面に沿うように調整板115を回動させることで、一端側主基準が仮想平面Rの法線方向(図11において紙面に対して略直交する方向であって、図15において上下方向である。)へ移動するように構成されている。このように一端側主基準を移動させることにより、中間転写ベルト8からみた、仮想平面Rに対する一端側主基準は、狙いの位置(仮想平面R内の位置)へ移動する。これにより、中間転写ベルト8の張力の幅方向の偏差が大きくなる不具合を軽減することができる。
なお、一端側主基準の狙いの位置は、仮想平面Rからみて法線方向に所定距離だけ離れた位置であってもよい。
また、調整板115による一端側主基準の移動方向は、仮想平面Rの法線方向と完全に一致していなくてもよく、該仮想平面Rに接近または離間する方向であればよい。また、調整板115の移動の軌跡は、直線であっても円弧であってもよい。少なくとも、調整板115の操作による一端側主基準の移動方向に、仮想平面Rの法線方向の成分が含まれていれば、中間転写ベルト8の張力の幅方向の偏差が大きくなる不具合を軽減することができる。
調整板115(調整機構)は、一端側従基準と他端側主基準と他端側従基準とを固定した状態で、一端側主基準の固定位置を仮想平面Rに対して接近または離間する方向へ調整するように構成されている。これにより簡易な構成により調整がおこなえる。
これにより、画像形成装置本体100に中間転写ベルト装置15を支持するための種々の構成部品(フレーム70、90、複数のローラ部材9、11、12A〜12E、13、14等の構成部材である。)の寸法精度や組み付け精度が狙いの値から大きくずれてしまって、画像形成装置本体100に対して中間転写ベルト装置15が歪んで設置されてしまい、中間転写ベルト装置15単体において調整部材67(調整手段)をどのように調整しても、補正ローラ13によって中間転写ベルト8の蛇行を充分に補正できなくなってしまうような場合であっても、調整板115(調整機構)によってユニット側第2フレーム90に対してユニット側第1フレーム70をねじれ方向に変位させることができるため、そのような状態を矯正することができる。すなわち、補正ローラ13によって中間転写ベルト8の蛇行を充分に補正できる程度に、画像形成装置本体100に対する中間転写ベルト装置15の設置状態を矯正することができる。このような調整板115(調整機構)による調整は、複数のローラ部材9、11、12A〜12E、13、14の一端側の位置をまとめて調整することになり、中間転写ベルト装置15単体でおこなわれる補正ローラ13の補正動作や調整部材67による調整に比べて、補正ローラ13による蛇行補正の余裕度を大きく変化させるものである。
なお、複数のローラ部材9、11、12A〜12E、13、14のすべての一端側の位置をまとめて調整する構成にかえて、複数のローラ部材9、11、12A〜12E、13、14のうちの2つ以上のローラ部材(例えば、2つのローラ部材9、12Aである。)の位置をまとめて調整する構成としてもよい。この場合も、単体でおこなわれる補正ローラ13の補正動作や調整部材67による調整に比べて、補正ローラ13による蛇行補正の余裕度を大きく変化させることになる。
また、複数のローラ部材9、11、12A〜12E、13、14の一端側を支持するフレーム70は、全体が一体成形された単一のフレームとして構成してもよいし、複数のサブフレームを互いに締結することにより構成してもよい。
さらに、このように補正ローラ13によって中間転写ベルト8の蛇行補正を確実におこなうことができるとともに、中間転写ベルト8の張力の幅方向の偏差が大きくなって異常画像が発生してしまう不具合も確実に軽減することができる。すなわち、調整板115(調整機構)によってユニット側第2フレーム90に対してユニット側第1フレーム70をねじれ方向に変位させることで、中間転写ベルト8の幅方向他端側の周長に対する幅方向一端側のみかけの周長を変化させることができるため、画像形成装置本体100に対して中間転写ベルト装置15が歪んで設置されて、中間転写ベルト8の張力の幅方向の偏差が大きくなる不具合を軽減することができる。
特に、本実施の形態における画像形成装置100は、4つの作像部が中間転写ベルトに対向するように並設されたカラー画像形成装置(例えば、特許文献1を参照できる。)とは異なり、1つの作像部6のみが中間転写ベルト8に対向するように設置されたものであって中間転写ベルト8の周長が比較的短く設定されていたり、補正ローラ13に近い下流側の位置に外周面側テンションローラ11が設置されていたりしていて、中間転写ベルト8の張力の幅方向の偏差が大きくなりやすい傾向があるものと考えられるため、本実施の形態における構成が特に有用になる。
なお、本実施の形態では、調整板115(調整機構)の設置位置を、面板110(本体側第1支持部材)における一端側主基準の位置としたが、調整板115(調整機構)の設置位置を、面板110における一端側従基準の位置とすることもできるし、本体後側板120(本体側第2支持部材)における他端側主基準の位置又は他端側従基準の位置とすることもできる。その場合であっても、2つのフレーム70、90における4つの基準のうち3つの基準を固定して1つの基準のみを変位させることになるため、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、1つの基準に調整板115(調整機構)を設けたが、複数の基準にそれぞれ調整板(調整機構)を設けることもできる。
ただし、本実施の形態では、面板110において、一端側主基準と一端側従基準とのうち、補正ローラ13の回転軸に対して近い位置に配設された一方が固定され、補正ローラ13の回転軸に対して遠い位置に配設された他方が幅方向に直交する面内においてその位置を変位できるように構成された調整板115を具備するように構成している。
このように、面板110において補正ローラ13から離れた一端側主基準となる位置に調整板115を設置することで、画像形成装置本体100と中間転写ベルト装置15との関係でおこなわれる調整板115(調整機構)による調整と、中間転写ベルト装置15単体でおこなわれる補正ローラ13の補正動作や調整部材67による調整と、によって中間転写ベルト8の蛇行補正を充分におこなう効果をそれぞれ有効的に作用させることができる。
また、調整板115は、画像形成装置100の手前側(操作側)に設置されているため、画像形成装置100の奥側に設置した場合に比べて、調整板115を用いた調整作業を容易におこなうことができる。
また、調整板115は、2次転写ローラ19から離れた位置であって、感光体ドラム1に近い位置に設置されている。これは、感光体ドラム1が画像形成装置100に位置決めされて固定支持されているのに対して、2次転写ローラ19は付勢部材によって中間転写ベルト8に当接(追従)するように付勢されていることを考慮したものである。すなわち、調整板115の調整によって変位する基準を固定された感光体ドラム1に近くすることで、調整板115の調整による画像への影響(特に、1次転写工程時の影響である。)が少なく、調整板115の調整をしても変位しない基準を中間転写ベルト8の位置に追従する2次転写ローラ19に近くすることで、調整板115の調整による画像への影響(特に、2次転写工程時の影響である。)が少なくなるものと考えられる。
ここで、本実施の形態では、製造工場において、画像形成装置本体100と中間転写ベルト装置15との関係でおこなわれる調整板115(調整機構)の調整と、中間転写ベルト装置15単体でおこなわれる調整部材67による調整と、は以下の手順でおこなわれる。
まず、画像形成装置本体100に中間転写ベルト装置15が装着された状態で、感光体ドラム1に対する1次転写ローラ9の幅方向の圧力偏差(前後圧偏差)と総圧の測定がおこなわれる。そして、その測定結果に基いて、総圧が所定範囲であって幅方向の圧力偏差が最小値になるように、画像形成装置本体100と中間転写ベルト装置15との関係において調整板115(調整機構)の調整がおこなわれる。具体的に、感光体ドラム1に対する1次転写ローラ9の幅方向他端側(奥側)の圧力に比べて幅方向一端側(手前側)の圧力が大きい場合には、図15(A)の調整板115が支軸115aを中心に時計方向に回動するように調整される(一端側主基準が上方に変位するように調整される)。これに対して、感光体ドラム1に対する1次転写ローラ9の幅方向他端側(奥側)の圧力に比べて幅方向一端側(手前側)の圧力が小さい場合には、図15(A)の調整板115が支軸115aを中心に反時計方向に回動するように調整される(一端側主基準が下方に変位するように調整される)。
その後、先に説明したように、中間転写ベルト装置15単体でおこなわれる調整として、補正ローラ13のデフォルト位置が移動範囲の中心位置になるように調整部材67による調整がおこなわれる。このような中間転写ベルト装置15単体でおこなわれる調整は、特に、調整板115(調整機構)の調整が調整量の限界を超えたような場合におこなわれることになる。
以上説明した本実施の形態における画像形成装置100は、以下のように特徴的な構成を有していることにもなる。
すなわち、画像形成装置100には、筐体130や、トナー像を担持するベルト8とベルト8を支持する複数のローラ12A〜12E、11、13、14を有するベルトユニット15や、ベルト8の幅方向における一端でベルトユニット15を筐体130に対して位置決めする一対の第1位置決めピン77、78(主基準ピン77と従基準ピン78とである。)や、一対の第1位置決めピン77、78のうちの一方(従基準ピン78)に対する他方(主基準ピン77)の位置を調整する調整機構115、ベルト8の幅方向における他端でベルトユニット15を筐体130に対して位置決めする一対の第2位置決めピン97、98(主基準ピン97と従基準ピン98とである。)、筐体130に対して着脱可能な面板110、などが設けられている。
そして、調整機構115は、一対の第2位置決めピン97、98の位置を固定した状態で、一対の第1位置決めピン77、78のうちの一方78に対する他方77の位置を調整可能に構成されている。また、図14等を参照して、調整機構115は、複数のローラ12A〜12E、11、13、14の軸に直交する方向へ、一対の第1位置決めピン77、78の他方77の位置を調整可能に構成されている。さらに、図15(B)等を参照して、調整機構115は、一対の第1位置決めピン77、78の一方78と他方77とを結ぶ直線に直交する方向へ、一対の第1位置決めピン77、78の他方77の位置を調整可能に構成されている。
また、図14等を参照して、ベルトユニット15は、ベルト8の幅方向へと、筐体130から取り外し可能に構成されている。そして、ベルトユニット15は、面板110を介して筐体130に対して位置決めされていて、その面板110には調整機構115が設けられている。
なお、本実施の形態では、本体側第1支持部材としての面板110に調整機構としての調整板115を設置した。
これに対して、図16及び図17に示すように、画像形成装置本体100の筐体としての本体前側板130に調整機構としての調整板115を設置することもできる。なお、図17は、先に説明した実施の形態における図13に対応する図である。
詳しくは、図16及び図17に示すように、本体側第1支持部材としての面板110は、一端側主基準110aと一端側従基準110bとにユニット側第1フレーム70(第1支持部材)を嵌合させて支持して、画像形成装置本体100の本体前側板130(筐体)における主基準としての主基準ピン137(面板110の穴部110cが嵌合する。)と従基準としての従基準ピン138(面板110の長穴部110dが嵌合する。)とに固定して保持される。そして、本体前側板130(筐体)は、主基準ピン137と従基準ピン138とのうち、一方(図16及び図17の例では、従基準ピン138である。)が固定され、他方(図16及び図17の例では、主基準ピン137である。)が幅方向に直交する面内においてその位置を変位できるように構成された調整板115(調整機構)を具備している。
このように構成した場合であっても、本体前側板130(筐体)に設置された調整板115を操作することで、画像形成装置本体100との関係において中間転写ベルト装置15における2つのフレーム70、90の4つの基準のうち3つの基準を固定して1つの基準のみを変位させることになるため、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。すなわち、図16及び図17の例では、本体前側板130に設置された調整板115を、支軸115aを中心にして本体前側板130の表面に沿うように図17の両矢印方向に回動させて最適な位置で固定(ネジ固定)して、ユニット側第2フレーム90に対して中間転写ベルト装置15のユニット側第1フレーム70をねじれ方向に変位させて画像形成装置本体100に固定・支持することで、画像形成装置本体100に対する中間転写ベルト装置15の歪みを矯正している。
なお、図16及び図17の例において、画像形成装置本体100に中間転写ベルト装置15や面板110が設置された状態での、調整板115の調整を可能にするために、調整板115をネジ固定するための位置や調整目盛などが、図17のように正面からみて面板110によって隠れないように(正面からネジ固定作業や調整作業ができるように)、調整板115を形成することもできる。
また、本実施の形態では、一端側主基準と一端側従基準とにユニット側第1フレーム70(第1支持部材)を嵌合させて支持する本体側第1支持部材として面板110(本体前側板130と中間転写ベルト装置15との間に介在される中継部材である。)を用いて、その面板110に調整機構としての調整板115を設置した。
これに対して、図18に示すように、一端側主基準と一端側従基準とにユニット側第1フレーム70(第1支持部材)を嵌合させて支持する本体側第1支持部材として本体前側板130(装置本体100の筐体である。)を用いて、その本体前側板130に調整機構としての調整板115を設置することもできる。
詳しくは、図18に示すように、本体側第1支持部材としての本体前側板130は、一端側主基準130a(ユニット側第1フレーム70の主基準ピン77が嵌合する穴部である。)と一端側従基準130b(ユニット側第1フレーム70の従基準ピン78が嵌合する長穴部である。)とにユニット側第1フレーム70(第1支持部材)を嵌合させて支持する。そして、本体前側板130は、一端側主基準130a(穴部)と一端側従基準130b(長穴部)とのうち、一方(図18の例では、一端側従基準130bである。)が固定され、他方(図18の例では、一端側主基準130aである。)が幅方向に直交する面内においてその位置を変位できるように構成された調整板115(調整機構)を具備している。
このように構成した場合であっても、本体前側板130に設置された調整板115を操作することで、画像形成装置本体100との関係において中間転写ベルト装置15における2つのフレーム70、90の4つの基準のうち3つの基準を固定して1つの基準のみを変位させることになるため、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、図18のように画像形成装置を構成した場合には、中間転写ベルト装置15の基準ピン77、78、97、98の長さや、フレーム70、90と本体側板120、130との間隔、などを好適に設定することで、画像形成装置本体100に対して中間転写ベルト装置15を着脱可能に構成することができる。
また、本実施の形態では、補正手段31〜39(補正ローラ13)や調整部材67(調整手段)が設置された中間転写ベルト装置15が画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置された画像形成装置に対して、画像形成装置本体100との関係において中間転写ベルト装置15における2つのフレーム70、90の4つの基準のうち3つの基準を固定して1つの基準のみを変位させる構成を適用した。
これに対して、調整部材67(調整手段)が設置されておらず補正手段31〜39(補正ローラ13)が設置された中間転写ベルト装置15が画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置された画像形成装置や、補正手段31〜39(補正ローラ13)も調整部材67(調整手段)も設置されていない中間転写ベルト装置15が画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置された画像形成装置に対して、画像形成装置本体100との関係において中間転写ベルト装置15における2つのフレーム70、90の4つの基準のうち3つの基準を固定して1つの基準のみを変位させる構成を適用することもできる。その場合であっても、本実施の形態のものと同様に、そのような構成を適用することによる効果は確実に発揮されることになる。
特に、補正手段31〜39(補正ローラ13)を設置しない場合においては、中間転写ベルト208の蛇行を軽減するために、図19(A)に示すように、中間転写ベルト208が所定量を超えて蛇行したときに、中間転写ベルト208を張架するローラ部材213のローラ部(軸部213a、213b上に形成された部分である。)の端面に当接する突出部208aを、中間転写ベルト8の内周面における幅方向両端部に設けることができる。
さらに、図19(B)に示すように、中間転写ベルト308が所定量を超えて蛇行したときに、中間転写ベルト308を張架するローラ部材313のローラ部(軸部313a、313b上に形成された部分である。)の端面に設置したプーリ321に当接して、そのときに生じる力がアーム322に伝わり「てこの原理」によって軸部313bが押し下げられる力が作用するが、そのときにスプリング323の反発力がこれらの動作を矯正する方向に作用するような機構を設けることもできる。
以上説明したように、本実施の形態では、中間転写ベルト装置15(ベルト装置)のユニット側第2フレーム90(第2支持部材)を画像形成装置本体100に固定して支持するように構成して、そのユニット側第2フレーム90に対して中間転写ベルト装置15のユニット側第1フレーム70(第1支持部材)をねじれ方向に変位させて画像形成装置本体100に固定して支持できるように構成している。これにより、画像形成装置本体100に対して中間転写ベルト装置15を着脱可能に構成した場合であっても、画像形成装置本体100に対して中間転写ベルト装置15が歪んで設置されて、中間転写ベルト8(ベルト部材)の張力の幅方向の偏差が生じて異常画像が発生してしまう不具合などを生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態では、ベルト部材として中間転写ベルト8を用いたベルト装置(中間転写ベルト装置15)が着脱可能に設置される画像形成装置100に対して本発明を適用した。これに対して、ベルト部材として転写搬送ベルトを用いたベルト装置(ベルト部材上で記録媒体を搬送しながら記録媒体上に複数色のトナー像を転写するベルト装置である。)が着脱可能に設置される画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。さらに、ベルト部材として感光体ベルト(本実施の形態における感光体ドラムと同等に機能するものであって、無端ベルト形状の感光体である。)を用いたベルト装置が着脱可能に設置される画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。これらの場合にも、画像形成装置本体に固定される第2支持部材に対して第1支持部材をねじれ方向に変位させて固定支持できるように構成することで、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、中間転写ベルト8(中間転写ベルト装置15)に1つの作像部6が対向するように構成された画像形成装置100に対して、本発明を適用した。これに対して、中間転写ベルト(中間転写ベルト装置)に複数の作像部が対向するように構成された画像形成装置(例えば、特許文献1等に開示されたタンデム型のカラー画像形成装置である。)に対しても、当然に本発明を適用することができる。
そして、その場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、本体側第1支持部材としての面板110に調整機構としての調整板115を設置した。これに対して、中間転写ベルト(中間転写ベルト装置)に調整機構としての調整板115を設置する構成に対しても、当然に本発明を適用することができる。
そして、その場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 感光体ドラム(像担持体)、
8 中間転写ベルト(ベルト部材、ベルト)、
12A〜12E ローラ部材(ローラ)、
13 補正ローラ(ローラ部材、ローラ)、
13a、13b 軸部、
15 中間転写ベルト装置(ベルト装置、ベルトユニット)、
19 2次転写ローラ(2次転写部材)、
70 ユニット側第1フレーム(第1支持部材)、
77 主基準ピン(第1位置決めピン)、
78 従基準ピン(第1位置決めピン)、
90 ユニット側第2フレーム(第2支持部材)、
97 主基準ピン(第2位置決めピン)、
98 従基準ピン(第2位置決めピン)、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、
110 面板(本体側第1支持部材)、
110a 調整用長穴部(一端側主基準)、
110b 長穴部(一端側従基準)、
110c 穴部(主基準)、 110d 長穴部(従基準)、
115 調整板(調整機構)、
120 本体後側板(本体側第2支持部材)、
120a 穴部(他端側主基準)、 120b 長穴部(他端側従基準)、
130 本体前側板(筐体)。
特開2009−145765号公報

Claims (18)

  1. 画像形成装置本体に対してベルト装置が着脱可能に設置された画像形成装置であって、
    前記ベルト装置は、
    複数のローラ部材に張架されて、所定の走行方向に走行するベルト部材と、
    前記複数のローラ部材の幅方向一端側におけるそれぞれの軸部を支持する第1支持部材と、
    前記複数のローラ部材の幅方向他端側におけるそれぞれの軸部を支持する第2支持部材と、
    を具備し、
    前記画像形成装置本体は、
    一端側主基準と一端側従基準とに前記第1支持部材を嵌合させて支持する本体側第1支持部材と、
    位置が固定された他端側主基準と他端側従基準とに前記第2支持部材を嵌合させて固定して支持する本体側第2支持部材と、
    を具備し、
    前記本体側第1支持部材は、前記一端側主基準と前記一端側従基準とのうち、一方が固定され、他方が幅方向に直交する面内においてその位置を変位できるように構成された調整機構を具備し、
    前記調整機構によって前記ベルト装置が具備する前記第2支持部材に対して前記ベルト装置が具備する前記第1支持部材をねじれ方向に変位させて固定して支持できるように構成されたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記調整機構は、前記複数のローラ部材のいずれのローラ部材も支持しないように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記本体側第1支持部材は、前記画像形成装置本体の筐体における主基準と従基準とに固定して保持される中継部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中継部材は、前記画像形成装置本体の筐体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ベルト装置は、
    前記ベルト部材の幅方向の変位を検知する検知手段と、
    前記複数のローラ部材のうち1つのローラ部材の一端側を固定端として他端側を前記検知手段の検知結果に基づいて正逆方向に移動させることで前記ベルト部材の幅方向の変位を補正する補正手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ベルト装置は、前記1つのローラ部材の前記固定端の位置を調整する調整手段を具備したことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記調整機構は、前記本体側第1支持部材において、前記一端側主基準と前記一端側従基準とのうち、前記1つのローラ部材の回転軸に対して近い位置に配設された一方が固定され、前記1つのローラ部材の前記回転軸に対して遠い位置に配設された他方が幅方向に直交する面内においてその位置を変位できるように構成されたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 画像形成装置本体に対してベルト装置が着脱可能に設置された画像形成装置であって、
    前記ベルト装置は、
    複数のローラ部材に張架されて、所定の走行方向に走行するベルト部材と、
    前記複数のローラ部材の幅方向一端側におけるそれぞれの軸部を支持する第1支持部材と、
    前記複数のローラ部材の幅方向他端側におけるそれぞれの軸部を支持する第2支持部材と、
    を具備し、
    前記画像形成装置本体は、
    一端側主基準と一端側従基準とに前記第1支持部材を嵌合させて支持して、前記画像形成装置本体の筐体における主基準と従基準とに固定して保持される本体側第1支持部材と、
    位置が固定された他端側主基準と他端側従基準とに前記第2支持部材を嵌合させて支持する本体側第2支持部材と、
    を具備し、
    前記画像形成装置本体の前記筐体は、前記主基準と前記従基準とのうち、一方が固定され、他方が幅方向に直交する面内においてその位置を変位できるように構成された調整機構を具備し、
    前記調整機構によって前記ベルト装置が具備する前記第2支持部材に対して前記ベルト装置が具備する前記第1支持部材をねじれ方向に変位させて固定して支持できるように構成されたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記ベルト装置は、
    前記ベルト部材の幅方向の変位を検知する検知手段と、
    前記複数のローラ部材のうち1つのローラ部材の一端側を固定端として他端側を前記検知手段の検知結果に基づいて正逆方向に移動させることで前記ベルト部材の幅方向の変位を補正する補正手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記ベルト装置は、前記1つのローラ部材の前記固定端の位置を調整する調整手段を具備したことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記調整機構は、前記画像形成装置本体の前記筐体において、前記主基準と前記従基準とのうち、前記1つのローラ部材の回転軸に対して近い位置に配設された一方が固定され、前記1つのローラ部材の前記回転軸に対して遠い位置に配設された他方が幅方向に直交する面内においてその位置を変位できるように構成されたことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 画像形成装置本体に対して着脱可能なベルト装置を備える画像形成装置において、
    前記ベルト装置は、
    複数のローラ部材に支持されるベルト部材と、
    前記複数のローラ部材の一端側を支持するとともに一対の第1位置決め部を有する第1支持部材と、
    前記複数のローラ部材の他端側を支持するとともに一対の第2位置決め部を有する第2支持部材と、
    を備え、
    前記画像形成装置本体は、
    前記一対の第1位置決め部を固定して支持する本体側第1支持部材と、
    前記一対の第2位置決め部を固定して支持する本体側第2支持部材と、
    を備え、
    前記一対の第1位置決め部と前記一対の第2位置決め部とのうちのいずれか3つの位置決め部の固定位置をとおる仮想平面を仮想平面Rとしたとき、前記いずれか3つの位置決め部を固定した状態で、前記一対の第1位置決め部と前記一対の第2位置決め部とのうちの残りの1つの位置決め部の固定位置を前記仮想平面Rに対して接近または離間する方向へ調整する調整機構を備えることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記調整機構は、前記複数のローラ部材のいずれのローラ部材も支持しないように構成されたことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記調整機構は、前記残りの1つの位置決め部の固定位置を前記仮想平面Rの法線方向へ調整するように構成されたことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記調整機構は、前記本体側第1支持部材に設けられたことを特徴とする請求項12〜請求項14のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 前記本体側第1支持部材は、前記画像形成装置本体の筐体における位置決め部に固定して保持される中継部材であることを特徴とする請求項12〜請求項15のいずれかに記載の画像形成装置。
  17. 前記中継部材は、前記画像形成装置本体の筐体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記ベルト部材は、像担持体上に形成されたトナー像が1次転写されて、その1次転写されたトナー像を2次転写部材と対向する位置で記録媒体上に2次転写する中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1〜請求項17のいずれかに記載の画像形成装置。
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