JP6429367B2 - 蓄電体保持ケース - Google Patents
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Description
ラミネート型蓄電体は、一般的に薄型なため、ラミネート型蓄電体を複数セル(複数個)組み合わせて蓄電体ユニットを構成して使用することがある。このように蓄電体ユニットを構成する場合には、スペースを有効に活用でき、コンパクトにユニットを構成できるという利点がある。
ラミネート型蓄電体10では、平板状で矩形の蓄電要素11を、アルミラミネートフィルム12により封止している。つまり、2枚の矩形のアルミラミネートフィルム12により蓄電要素11を挟み、両アルミラミネートフィルム12の外周縁部を熱溶着することにより、蓄電要素11を封止している。
このようにアルミラミネートフィルム12で蓄電要素11を密封することにより、ラミネート型蓄電体10の内部へ水分が浸入することを防止して、特性の劣化及びガスの発生を抑えている。
(1) 蓄電要素11を2枚のアルミラミネートフィルム12により挟んでいる部分、即ち、図16においてラミネート型蓄電体10の中央部分において厚くなっている矩形部分を、「蓄電要素部α」とする。
(2) 2枚のラミネートフィルム12のうち熱溶着されている外周縁部、即ち、蓄電要素部αの周囲を囲む四角枠状の部分を、「溶着部β」とする。
しかし、このような手法では、一つのラミネート型蓄電体に対して2つの構造体が必要になるため、ラミネート型蓄電体に対して2倍の点数の構造体が必要になり、部品点数が多くなるという問題がある。
蓄電要素が2枚のラミネートフィルムで挟まれると共に、前記ラミネートフィルムの外周縁部が溶着して封止され、前記蓄電要素に接続されている2つの端子が前記ラミネートフィルムの両端から導出されているラミネート型蓄電体を保持する蓄電体保持ケースであって、
前記ラミネート型蓄電体のうち前記蓄電要素を前記ラミネートフィルムで挟んでいる部分である蓄電要素部が嵌入することができる貫通孔が中央部に形成されて四角枠状となっており、外周面が第1及び第2の縦辺と第1及び第2の横辺の4辺で成る、樹脂製の第1の蓄電体収容部と、
前記蓄電要素部が嵌入することができる貫通孔が中央部に形成されて四角枠状となっており、外周面が第1及び第2の縦辺と第1及び第2の横辺の4辺で成る、樹脂製の第2の蓄電体収容部と、
前記第1の蓄電体収容部の第1の縦辺と前記第2の蓄電体収容部の第1の縦辺とを連結・接続しつつ折り曲げ可能となっており、折り曲げられて前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部とを閉じていって両蓄電体収容部の表面同士を対面させることができる樹脂製の第1の折り曲げ部と、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの一方の蓄電体収容部において、前記第1または第2の横辺の一方に、樹脂製の第2の折り曲げ部を介して折り曲げ可能に連結・接続されると共に、第1の鉤部を有している樹脂製の第1のオスロックと、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のいずれかにおいて、前記第1または第2の横辺の他方に沿い形成された、前記第1の鉤部が係合することが可能となっている溝である第1のメスロックと、
でなるケース連結部と
を備え、
全体が一体的に形成された単一の構造体からなるものである
ことを特徴とする。
前記ラミネート型蓄電体を前記第1の蓄電体収容部の表面に載せて、前記蓄電要素部を前記貫通孔に嵌入し、前記端子を第1及び第2の横辺に交差する状態にしたときに、前記ラミネートフィルムの外周縁部が溶着している部分である溶着部が嵌入する溶着部保持溝と、前記2つの端子が嵌入する2つの端子保持溝が、前記第1の蓄電体収容部の表面に形成され、
前記ラミネート型蓄電体を前記第2の蓄電体収容部の表面に載せて、前記蓄電要素部を前記貫通孔に嵌入し、前記端子を第1及び第2の横辺に交差する状態にしたときに、前記溶着部が嵌入する溶着部保持溝と、前記2つの端子が嵌入する2つの端子保持溝が、前記第2の蓄電体収容部の表面に形成されている
ことを特徴とする。
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの一方の蓄電体収容部において、前記第2の縦辺に、樹脂製の第3の折り曲げ部を介して折り曲げ可能に連結・接続されると共に、第2の鉤部を有している樹脂製の第2のオスロックと、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの他方の蓄電体収容部の裏面において、前記第2の縦辺に沿い、前記第2の鉤部が係合することが可能となっている溝である第2のメスロックと、
でなるケース閉じ部を備え、
全体が一体的に形成された単一の構造体からなるものである
ことを特徴とする。
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの他方の蓄電体収容部の表面において、前記第1または第2の横辺の他方に沿い端子折り曲げ突部が形成されており、
前記第1の折り曲げ部の位置で折り曲げて前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部とを閉じていった際に、前記端子折り曲げ突部が、前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの一方の蓄電体収容部の前記第1または第2の横辺の他方に摺接する
ことを特徴とする。
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部の裏面において、前記第1または第2の横辺の一方に沿い形成した突起構造のオス嵌合部と、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部の裏面において、前記第1または第2の横辺の他方に沿い形成され、前記オス嵌合部が嵌合することができる穴構造となっているメス嵌合部と、でなる嵌合型ケース連結部を備えている
ことを特徴とする。
このとき、溶着部保持溝や端子保持溝が蓄電体収容部の表面に形成されているため、ラミネート型蓄電体を確実に保持することができる。
実施例1に係る蓄電体保持ケースC1を、図1〜図4を参照して説明する。
蓄電体保持ケースC1の概略構成を、図1及び図2A〜図2Eを参照して説明する。なお、図1は斜視図、図2Aは正面図とその要部図、図2Bは上面図とその要部図、図2Cは下面図とその要部図、図2Dは左側面図とその要部図、図2Eは右側面図とその要部図である。
そして第1の蓄電体収容部100の一つの長辺と、第2の蓄電体収容部200の一つの長辺とが、折り曲げ部50により連結・接続された構成となっている。
蓄電体保持ケースC1は、合成樹脂等により形成したものであるため、全体が絶縁体により形成された絶縁構造物である。
蓄電体収容部200の中央部分には、矩形状の貫通孔201が形成されている。貫通孔201の大きさは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αが嵌入できる大きさ及び形状になっている。このように、矩形状の蓄電体収容部200に矩形状の貫通孔201が形成されることにより、蓄電体収容部200は、貫通孔201を含めて全体的に見ると四角枠状になっている。
比喩的に説明すると、蓄電体保持ケースC1をブックカバーになぞらえると、蓄電体収容部100が表カバーに、蓄電体収容部200が裏カバーに、折り曲げ部50が背表紙に対応しており、図1及び図2Aに示すように蓄電体収容部100,200が開いて平面状になっている形態から、折り曲げ部50の位置で折り曲げて、蓄電体収容部100,200を閉じていくことができる。
蓄電体保持ケースC1の詳細構造を説明する際に理解が容易になるように、予め、蓄電体収容部100,200の面及び辺を次のように定義しておく。
換言すると、折り曲げ部50の位置で折り曲げて、蓄電体収容部100と蓄電体収容部200とを閉じていったときに、お互いに対面する面が、表面Ss1,Ss2である。
蓄電体収容部100の辺のうち、折り曲げ部50に沿う辺を、「第1縦辺X11」とする。第1縦辺X11に平行で対向する辺を「第2縦辺X12」とする。
第1縦辺X11の一端と、第2縦辺X12の一端とをつなぐ辺を、「第1横辺Y11」とする。第1縦辺X11の他端と、第2縦辺X12の他端とをつなぐ辺を、「第2横辺Y12」とする。
図1,図2Aに示す例では、蓄電体収容部100は長方形になっているので、第1縦辺X11及び第2縦辺X12が長辺となっており、第1横辺Y11及び第2横辺Y12が短辺となっている。
蓄電体収容部200の辺のうち、折り曲げ部50に沿う辺を、「第1縦辺X21」とする。第1縦辺X21に平行で対向する辺を「第2縦辺X22」とする。
第1縦辺X21の一端と、第2縦辺X22の一端とをつなぐ辺を、「第1横辺Y21」とする。第1縦辺X21の他端と、第2縦辺X22の他端とをつなぐ辺を、「第2横辺Y22」とする。
図1,図2Aに示す例では、蓄電体収容部200は長方形になっているので、第1縦辺X21及び第2縦辺X22が長辺となっており、第1横辺Y21及び第2横辺Y22が短辺となっている。
蓄電体保持ケースC1の詳細構造を、図1〜図3Dを参照して説明する。
蓄電体収容部100の表面Ss1には、溶着部保持溝111と、フィルム保持溝112と、端子保持溝113が形成されている(図1,図2A参照)。
端子保持溝113の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔101に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の端子13a,13bが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
各溝相互間の深さの差は、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部α、樹脂フィルム14及び端子13a,13bの厚さに対応して決定している。
端子保持溝213の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔201に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の端子13a,13bが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
各溝相互間の深さの差は、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部α、樹脂フィルム14及び端子13a,13bの厚さに対応して決定している。
このとき、L6>L7>L8の関係が成立している。
オスロック61の表面Ss1側には、蓄電体収容部100に形成した端子保持溝113に連続する状態で、端子保持溝113が形成されている。
このとき、L5=L4×2なるように、ロック板61aの短辺の長さを設定している。
図2Aを参照して説明すると、第1縦辺X11,X21に沿う方向に関して、蓄電体収容部100の第1横辺Y11は蓄電体収容部200の第1横辺Y21に対して右にL3だけ位置ずれし、蓄電体収容部100の第2横辺Y12は蓄電体収容部200の第2横辺Y22に対して右にL4だけ位置ずれしている。ロック板61aの厚さはL1であり、L1=L3=L4となるようにしている。つまりオスロック61のロック板61aの厚さ分だけ、蓄電体収容部100は蓄電体収容部200に対して右にずれている。
上記構成となっている蓄電体保持ケースC1の使用態様を、図1,図2A,図4を参照しつつ説明する。
つまりラミネート型蓄電体10を蓄電体保持ケースC1により挟み込んで保持する態様と、ラミネート型蓄電体10を挟み込んだ複数の蓄電体保持ケースC1を重ねて複数の蓄電体保持ケースC1を機械的に連結すると共に、複数のラミネート型蓄電体10を電気的に接続する態様を説明する。
次に、例えば蓄電体収容部100の貫通孔101に、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αが嵌入し、端子13aが第1横辺Y11に交差し、端子13bが第2横辺Y12に交差する状態になるように、ラミネート型蓄電体10を蓄電体収容部100の表面Ss1側に載せる。
このとき、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αの表面側及び裏面側は貫通孔101及び貫通孔201に嵌入し、ラミネート型蓄電体10の溶着部βの表面側及び裏面側は溶着部保持溝111及び溶着部保持溝211に密着し、樹脂フィルム14の表面側及び裏面側はフィルム保持溝112及びフィルム保持溝212に密着し、端子13a,13bの表面側及び裏面側は端子保持溝113及び端子保持溝213に密着する。
また、♯1〜♯3において、逆側の端子13aを折り曲げ、図4において端子13aの折り曲げ部分を上方に向かって伸ばす。
つまり、下側の蓄電体保持ケースC1の第1横辺Y11,Y21の上に、上側の蓄電体保持ケースC1の第2横辺Y12,Y22が位置し、下側の蓄電体保持ケースC1の第2横辺Y12,Y22の上に、上側の蓄電体保持ケースC1の第1横辺Y11,Y21が位置するように配置する。
実施例2に係る蓄電体保持ケースC2を、図5〜図10を参照して説明する。
蓄電体保持ケースC2の概略構成を、図5〜図7Eを参照して説明する。なお、図5は表面側から見た斜視図、図6は裏面側から見た斜視図、図7Aは正面図、図7Bは上面図、図7Cは下面図、図7Dは左側面図、図7Eは右側面図である。
そして第1の蓄電体収容部300の一つの長辺と、第2の蓄電体収容部400の一つの長辺とが、折り曲げ部52により連結・接続された構成となっている。
蓄電体保持ケースC2は、合成樹脂等により形成したものであるため、全体が絶縁体により形成された絶縁構造物である。
蓄電体収容部400の中央部分には、矩形状の貫通孔401が形成されている。貫通孔401の大きさは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αが嵌入できる大きさ及び形状になっている。このように、矩形状の蓄電体収容部400に矩形状の貫通孔401が形成されることにより、蓄電体収容部400は、貫通孔401を含めて全体的に見ると四角枠状になっている。
蓄電体保持ケースC2の詳細構造を説明する際に理解が容易になるように、予め、蓄電体収容部300,400の面及び辺を次のように定義しておく。
換言すると、折り曲げ部52の位置で折り曲げて、蓄電体収容部300と蓄電体収容部400とを閉じていったときに、お互いに対面する面が、表面Ss3,Ss4である。
蓄電体収容部300の辺のうち、折り曲げ部52に沿う辺を、「第1縦辺X31」とする。第1縦辺X31に平行で対向する辺を「第2縦辺X32」とする。
第1縦辺X31の一端と、第2縦辺X32の一端とをつなぐ辺を、「第1横辺Y31」とする。第1縦辺X31の他端と、第2縦辺X32の他端とをつなぐ辺を、「第2横辺Y32」とする。
図5,図6,図7Aに示す例では、蓄電体収容部300は長方形になっているので、第1縦辺X31及び第2縦辺X32が長辺となっており、第1横辺Y31及び第2横辺Y32が短辺となっている。
蓄電体収容部400の辺のうち、折り曲げ部52に沿う辺を、「第1縦辺X41」とする。第1縦辺X41に平行で対向する辺を「第2縦辺X42」とする。
第1縦辺X41の一端と、第2縦辺X42の一端とをつなぐ辺を、「第1横辺Y41」とする。第1縦辺X41の他端と、第2縦辺X42の他端とをつなぐ辺を、「第2横辺Y42」とする。
図5,図6,図7Aに示す例では、蓄電体収容部400は長方形になっているので、第1縦辺X41及び第2縦辺X42が長辺となっており、第1横辺Y41及び第2横辺Y42が短辺となっている。
蓄電体保持ケースC2の詳細構造を、図5〜図8Dを参照して説明する。なお、図8Aは図7AのA−A断面図、図8Bは図7AのB−B断面図、図8Cは図7AのC−C断面図、図8Dは図7AのD−D断面図である。
この溶着部保持溝311の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔301に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の溶着部βが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
端子保持溝313の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔301に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の端子13a,13bが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
各溝相互間の深さの差は、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部α、樹脂フィルム14及び端子13a,13bの厚さに対応して決定している。
この溶着部保持溝411の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔401に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の溶着部βが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
端子保持溝413の位置・大きさ・深さは、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αを貫通孔401に嵌入したときに、ラミネート型蓄電体10の端子13a,13bが嵌入することができる位置・大きさ・深さになっている。
各溝相互間の深さの差は、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部α、樹脂フィルム14及び端子13a,13bの厚さに対応して決定している。
オスロック71の鉤部71bが、メスロック72に嵌入してメスロック72(ケース連結突起92)に係合できるようになっている。
これにより、蓄電体収容部300,400を閉じてラミネート型蓄電体10を挟んだ状態においても、ロック板81aの鉤部81bを、メスロック81cに嵌入して係合させることにより、蓄電体保持ケースC2を確実に閉じた状態で保持することができる。
端子折り曲げ突部91は、第2横辺Y42に沿い伸び、且つ、表面Ss4よりも僅かに高くなるように突出している。
ケース連結突部92は、第2横辺Y42に沿い伸び、且つ、裏面Sr4側に突出している。このようにケース連結突部92が突出していることにより、溝であるメスロック72が第2横辺Y42に沿い形成されるのである。
蓄電体収容部300の第2横辺Y32においては、その中央部分が、その両端部分に対して貫通孔301側に凹んでいる。この凹み寸法は、ラミネート型蓄電体10の端子13a,13bの厚さに相当する寸法にしている。
蓄電体収容部400の第1横辺Y41においては、その中央部分が、その両端部分に対して貫通孔401側に凹んでいる。この凹み寸法は、ラミネート型蓄電体10の端子13a,13bの厚さに相当する寸法にしている。
このため、折り曲げ部52の部分で折り曲げて蓄電体収容部300,400を閉じていくと、端子折り曲げ突部91と、蓄電体収容部400の第2横辺Y32とが摺動していく。蓄電体収容部300,400の閉じ込みが完了したときには、端子折り曲げ突部91のうち第2横辺Y42に沿う直線状の辺と、蓄電体収容部300の第2横辺Y32の両端部分とは、接触した状態になる(図9参照)。
上記構成となっている蓄電体保持ケースC2の使用態様を、図5,図7A,図9,図10を参照しつつ説明する。
つまりラミネート型蓄電体10を蓄電体保持ケースC2により挟み込んで保持する態様と、ラミネート型蓄電体10を挟み込んだ複数の蓄電体保持ケースC2を重ねて複数の蓄電体保持ケースC2を機械的に連結すると共に、複数のラミネート型蓄電体10を電気的に接続する態様を説明する。
なお図9及び図10では、各蓄電体保持ケースC2は、ラミネート型蓄電体10を挟持した状態ではあるが、理解を容易にするため、ラミネート型蓄電体10は図示していない。
次に、例えば蓄電体収容部300の貫通孔301に、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αが嵌入し、端子13aが第1横辺Y31に交差し、端子13bが第2横辺Y32に交差する状態になるように、ラミネート型蓄電体10を蓄電体収容部300の表面Ss3側に載せる。
このとき、ラミネート型蓄電体10の蓄電要素部αの表面側及び裏面側は貫通孔301及び貫通孔401に嵌入し、ラミネート型蓄電体10の溶着部βの表面側及び裏面側は溶着部保持溝311及び溶着部保持溝411に密着し、樹脂フィルム14の表面側及び裏面側はフィルム保持溝312及びフィルム保持溝412に密着し、端子13a,13bの表面側及び裏面側は端子保持溝313及び端子保持溝413に密着する。
図5及び図9の状態では、端子13bのうち、閉じられた状態の蓄電体収容部300,400から外側にでている部分は下方に折り曲げられる。
また、ケース閉じ部80により、蓄電体収容部300と蓄電体収容部400との閉じ状態を確保するため、蓄電体収容部300と蓄電体収容部400が意図せずに開いて、ラミネート型蓄電体10が蓄電体保持ケースC2の外にこぼれ落ちるという不具合の発生を防止することができる。
なお、♯21〜♯25において、逆側の端子13bは、蓄電体収容部300,400を閉じていく際に下方に折り曲げられている。
つまり、下側の蓄電体保持ケースC2の第1横辺Y31,Y41の上に、上側の蓄電体保持ケースC2の第2横辺Y32,Y42が位置し、下側の蓄電体保持ケースC2の第2横辺Y32,Y42の上に、上側の蓄電体保持ケースC2の第1横辺Y31,Y41が位置するように配置する。
また、♯21の蓄電体保持ケースC2のオスロック71を折り曲げていく際に、♯21の端子13aが上向きに折り曲げられる。
また、♯22の蓄電体保持ケースC2のオスロック71を折り曲げていく際に、♯22の端子13aが上向きに折り曲げられる。
実施例3に係る蓄電体保持ケースC3を、図11〜図15を参照して説明する。実施例3に係る蓄電体保持ケースC3は、実施例2に係る蓄電体保持ケースC2に、更に、嵌合型ケース連結部75を追加したものである。
以下の説明では、嵌合型ケース連結部75を中心に説明をし、実施例2に係る蓄電体保持ケースC2と同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、図11は表面側から見た斜視図、図12Aは正面図、図12Bは上面図、図12Cは下面図、図12Dは左側面図、図12Eは右側面図である。また、図13Aは図12AのA−A断面図、図13Bは図12AのB−B断面図、図13Cは図12AのC−C断面図、図13Dは図12AのD−D断面図である。
この嵌合型ケース連結部75は、突起構造のオス嵌合部76と、このオス嵌合部76が緊密に嵌合する(差し込む)ことができる内径を有する穴構造となっているメス嵌合部77により構成されている。
また、4つのそれぞれのオス嵌合部76の中心と縦辺X31,X32,X41,X42までの距離(最短距離)は、全て同じくL32になっている。
また、4つのそれぞれのメス嵌合部77の中心と縦辺X31,X32,X41,X42とまでの距離(最短距離)は、全て同じくL32になっている。
つまり、蓄電体保持ケースC3同士を、オス嵌合部76とメス嵌合部77との嵌合によっても、機械的に連結することができる。
11 蓄電要素
12 アルミラミネートフィルム
13a,13b 端子
14 樹脂フィルム
50,51,52,53,54 折り曲げ部
60 ケース連結部
61 オスロック
61a ロック板
61b 鉤部
62 メスロック
70 ケース連結部
71 オスロック
71a ロック板
71b 鉤部
72 メスロック
75 嵌合型ケース連結部
76 オス嵌合部
77 メス嵌合部
80 ケース閉じ部
81 オスロック
81a ロック板
81b 鉤部
82 メスロック
90 端子ガイド部
91 端子折り曲げ突部
92 ケース連結突部
100,200,300,400 蓄電体収容部
101,201,301,401 貫通孔
111,211,311,411 溶着部保持溝
112,212,312,412 フィルム保持溝
113,213,313,413 端子保持溝
C1,C2,C3 蓄電体保持ケース
α 蓄電要素部
β 溶着部
Ss1,Ss2,Ss3,Ss4 表面
Sr1,Sr2,Sr3,Sr 裏面
X11,X21,X31,X41 第1縦辺
X12,X22,X32,X42 第2縦辺
Y11,Y21,Y31,Y41 第1横辺
Y12,Y22,Y32,Y42 第2横辺
Claims (5)
- 蓄電要素が2枚のラミネートフィルムで挟まれると共に、前記ラミネートフィルムの外周縁部が溶着して封止され、前記蓄電要素に接続されている2つの端子が前記ラミネートフィルムの両端から導出されているラミネート型蓄電体を保持する蓄電体保持ケースであって、
前記ラミネート型蓄電体のうち前記蓄電要素を前記ラミネートフィルムで挟んでいる部分である蓄電要素部が嵌入することができる貫通孔が中央部に形成されて四角枠状となっており、外周面が第1及び第2の縦辺と第1及び第2の横辺の4辺で成る、樹脂製の第1の蓄電体収容部と、
前記蓄電要素部が嵌入することができる貫通孔が中央部に形成されて四角枠状となっており、外周面が第1及び第2の縦辺と第1及び第2の横辺の4辺で成る、樹脂製の第2の蓄電体収容部と、
前記第1の蓄電体収容部の第1の縦辺と前記第2の蓄電体収容部の第1の縦辺とを連結・接続しつつ折り曲げ可能となっており、折り曲げられて前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部とを閉じていって両蓄電体収容部の表面同士を対面させることができる樹脂製の第1の折り曲げ部と、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの一方の蓄電体収容部において、前記第1または第2の横辺の一方に、樹脂製の第2の折り曲げ部を介して折り曲げ可能に連結・接続されると共に、第1の鉤部を有している樹脂製の第1のオスロックと、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のいずれかにおいて、前記第1または第2の横辺の他方に沿い形成された、前記第1の鉤部が係合することが可能となっている溝である第1のメスロックと、
でなるケース連結部と
を備え、
全体が一体的に形成された単一の構造体からなるものである
ことを特徴とする蓄電体保持ケース。 - 請求項1において、
前記ラミネート型蓄電体を前記第1の蓄電体収容部の表面に載せて、前記蓄電要素部を前記貫通孔に嵌入し、前記端子を第1及び第2の横辺に交差する状態にしたときに、前記ラミネートフィルムの外周縁部が溶着している部分である溶着部が嵌入する溶着部保持溝と、前記2つの端子が嵌入する2つの端子保持溝が、前記第1の蓄電体収容部の表面に形成され、
前記ラミネート型蓄電体を前記第2の蓄電体収容部の表面に載せて、前記蓄電要素部を前記貫通孔に嵌入し、前記端子を第1及び第2の横辺に交差する状態にしたときに、前記溶着部が嵌入する溶着部保持溝と、前記2つの端子が嵌入する2つの端子保持溝が、前記第2の蓄電体収容部の表面に形成されている
ことを特徴とする蓄電体保持ケース。 - 請求項1または請求項2において、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの一方の蓄電体収容部において、前記第2の縦辺に、樹脂製の第3の折り曲げ部を介して折り曲げ可能に連結・接続されると共に、第2の鉤部を有している樹脂製の第2のオスロックと、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの他方の蓄電体収容部の裏面において、前記第2の縦辺に沿い、前記第2の鉤部が係合することが可能となっている溝である第2のメスロックと、
でなるケース閉じ部を備え、
全体が一体的に形成された単一の構造体からなるものである
ことを特徴とする蓄電体保持ケース。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの他方の蓄電体収容部の表面において、前記第1または第2の横辺の他方に沿い端子折り曲げ突部が形成されており、
前記第1の折り曲げ部の位置で折り曲げて前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部とを閉じていった際に、前記端子折り曲げ突部が、前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部のうちの一方の蓄電体収容部の前記第1または第2の横辺の他方に摺接する
ことを特徴とする蓄電体保持ケース。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか一項において、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部の裏面において、前記第1または第2の横辺の一方に沿い形成した突起構造のオス嵌合部と、
前記第1の蓄電体収容部と前記第2の蓄電体収容部の裏面において、前記第1または第2の横辺の他方に沿い形成され、前記オス嵌合部が嵌合することができる穴構造となっているメス嵌合部と、
でなる嵌合型ケース連結部を備えている
ことを特徴とする蓄電体保持ケース。
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