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JP6430166B2 - ウォッシャタンクの配管構造 - Google Patents
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JP6430166B2 - ウォッシャタンクの配管構造 - Google Patents

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本発明は、ウォッシャ液を貯留するウォッシャタンクに、注液口からウォッシャ液を注液するウォッシャタンクの配管構造に関する。
車両等の窓やヘッドライトを洗浄するウォッシャ液を貯留するウォッシャタンクは、エンジンルーム等に配設され、注液口と配管で接続されている。配管には、ポリプロピレンといった硬質の樹脂管が用いられている。ウォッシャ液を貯留するウォッシャタンクは、一般に、エンジンルーム等に配設されるので、注液口が室内にある場合、ウォッシャタンクと注液口との間の配管は、室内とエンジンルーム内の部品等を迂回するように設けられている。迂回部分では、直管と屈曲管とが組み合わされることで、管路が屈曲され、管の接続部分では、漏水を防止するため、ゴムパッキンを介在させて管同士が接続されている(特許文献1参照)。
特開2010−12943号公報
以上のような配管構造は、管の接続部分で、ゴムパッキンが必要となり、その分、部品点数が多くなり、配管の作業性も悪くなる。この点、管接続に際して屈曲部をゴム管としたときには、接続される管との密着性が向上し、水密性を確保することができ、ゴムパッキンを不要にすることができる。
ところで、ウォッシャを貯留しているウォッシャタンクには、ウォッシャ液の残量確認のため、注液口からレベルゲージが挿入されている。レベルゲージは、長尺の紐状部材であり、注液口からウォッシャタンクにまで届く長さを有する。レベルゲージは、取付端が注液口を閉塞するキャップに取り付けられ、可撓性を有することで、屈曲部においても管路に沿って撓み、ウォッシャタンクまで挿入可能となっている。
しかしながら、屈曲部をゴム管としたときには、レベルゲージとゴム管との摩擦が大きくなる。このため、レベルゲージが屈曲部を通過するときに、レベルゲージの先端部等がゴム管の内面に付着してしまい、動かなくなってしまうことで、ウォッシャタンクまで挿入することができなくなってしまうことがある。
本発明は、部品点数を削減しつつ、レベルゲージをウォッシャタンクまで円滑に挿入することを可能とするウォッシャタンクの配管構造を提供することを目的とする。
以上のような課題を解決するウォッシャタンクの配管構造は、ウォッシャ液を貯留するウォッシャタンクに接続され前記ウォッシャ液が注入される注液口が形成された配管を有し、前記配管に、可撓性を有するレベルゲージが前記注液口から前記ウォッシャタンクに至るまで挿入される。前記配管は、弾性を有する屈曲管を備える。前記屈曲管の内面は、高摩擦部と低摩擦部とを有する。そして、前記低摩擦部が前記高摩擦部より摩擦係数が小さく、前記低摩擦部は、前記注液口から挿入されたレベルゲージの先端部が接触する屈曲部の外周側に位置する。
上記構成によれば、前記屈曲管が弾性を有するので、接続相手の部材の接続部と密着する。したがって、当該接続部分においてゴムパッキン等の水密部材を省略することができる。また、前記レベルゲージを前記注液口から挿入するとき、前記レベルゲージは、管路の曲がる前記屈曲管の屈曲部の外周側において、前記低摩擦部に接触するので、前記屈曲管の内面に、付着することなく、前記ウォッシャタンクまで円滑に挿入される。したがって、残量確認作業を容易に行うことができる。
上記ウォッシャタンクの配管構造において、更に、前記屈曲管は、前記屈曲部の両側に、接続相手の部材と接続される接続端部を有していてもよい。この場合、前記屈曲管内には、前記高摩擦部より前記摩擦係数の小さいガイド部材が配置される。前記ガイド部材は、前記屈曲管の一方の接続端部に配置される筒部と、前記筒部に連続し前記屈曲部の外周側に位置する前記低摩擦部となる片とを有する。
上記構成によれば、前記ガイド部材は、簡単な構成であり、容易に製造することができ、また、前記屈曲管の一方の接続端部に挿入するだけでよく、組立工程が複雑化することも防止できる。
上記ウォッシャタンクの配管構造において、更に、前記片は、傾斜面を有するとよい。
上記構成によれば、前記レベルゲージの先端部は、前記ガイド部材の低摩擦部となる片が傾斜しているので、滑るようにして、前記ウォッシャタンクの方向に導かれる。
上記ウォッシャタンクの配管構造において、更に、前記低摩擦部は、前記屈曲部の外周側に前記高摩擦部より前記摩擦係数の小さい樹脂がコーティングされてなる低摩擦コーティング層であってもよい。
上記構成によれば、前記低摩擦コーティング層は、コーティング剤を塗布するだけで、容易に設けることができる。また、前記低摩擦部を設けるのに、他の部品を必要とせず、部品点数を削減することができる。
上記ウォッシャタンクの配管構造において、更に、前記配管は、前記注液口側の第1管体と前記ウォッシャタンク側の第2管体とを、前記屈曲管で接続して構成してもよい。この場合、前記屈曲管は、前記第1管体及び前記第2管体より弾性を有する。
上記構成によれば、前記第1管体と前記屈曲管との接続部分及び前記第2管体と前記屈曲管との接続部分は、前記屈曲管の弾性により、ゴムパッキンを用いるまでもなく、十分な水密性を確保することができ、部品点数を削減し構成の簡素化を実現することができる。また、組立工数を削減することができる。
上記ウォッシャタンクの配管構造において、前記屈曲部は、前記一方の接続端部より太径であるとよい。
上記構成によれば、前記注液口から注入されたウォッシャ液を前記大径部で一時的に溜め、ウォッシャ液を円滑に前記ウォッシャタンクの方向に流れるようにすることができる。
上記構成によれば、部品点数を削減しつつ、レベルゲージをウォッシャタンクまで円滑に挿入することができる。
第1実施形態におけるウォッシャタンクの配管構造を示す斜視図である。 屈曲管との接続部分を拡大した斜視図である。 レベルゲージの平面図である。 ウォッシャタンクの配管構造の分解斜視図である。 屈曲管内にガイド部材が配設された状態を示す透視斜視図である。 屈曲管にガイド部材が組み付けられた状態を示す断面図である。 第2実施形態における屈曲管の断面図であり、屈曲部の外周側にシリコーンコーティングを施した状態を示す。
以下、図1〜図7を参照して、ウォッシャタンクの配管構造の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示すように、ウォッシャタンクの配管構造1は、ウォッシャ液を貯留するウォッシャタンク2がエンジンルーム等に配設され、ウォッシャ液をウォッシャタンク2に注液する注液口3がインストルメントパネル4に設けられている。注液口3とウォッシャタンク2とを接続する配管は、注液口3が設けられた第1管体5とウォッシャタンク2に接続された第2管体6とが屈曲管7によって接続されている。
第1管体5や第2管体6は、硬質でありながら折り曲げに対しても強度を有するポリプロピレン等の合成樹脂が用いられ、例えばブロー成形によって形成されている。屈曲管7は、弾性を有し、更に、耐熱性、耐光性、耐薬品性に優れたエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM、EPM)等のゴム材が用いられている。すなわち、第1管体5と第2管体6とは、屈曲管7より硬質の材料で形成されている。
具体的に、第1管体5の一端部には、インストルメントパネル4に取り付ける取付パッド8が設けられている。取付パッド8は、第1管体5のから張り出して形成されており、インストルメントパネル4の側面を構成する鉛直面4aに切り欠くように形成された取付部8aを閉塞するように取り付けられる。取付パッド8には、第1管体5の端部に連続する注液口3が設けられている。第1管体5は、注液口3から注液されたウォッシャ液がウォッシャタンク2へと自然落下するように、取付パッド8に対して斜め下方に延出し、その先端部が屈曲管7との接続端となり、屈曲管7の第1接続端部21に挿入される。
取付パッド8に設けられた注液口3は、キャップ12によって閉塞されている。キャップ12には、ウォッシャタンク2内のウォッシャ液の残量確認のためのレベルゲージ13が例えば裏面に取り付けられている。キャップ12は、一方向に所定角度回転することで、注液口3を閉塞し、他方向に所定角度回転することで、注液口3から取り外すことができる。キャップ12が注液口3から取り外された状態において、ウォッシャタンク2から引き出されたレベルゲージ13は、その濡れている位置を目視確認することでウォッシャ液の残量確認をすることができる。
図3に示すように、レベルゲージ13は、注液口3からウォッシャタンク2に届く長さを有し、ポリプロピレン等の合成樹脂を用いて全体が可撓性を有するように形成された長尺の紐状部材である。レベルゲージ13は、取付端がキャップ12の例えば裏面に取り付けられ、屈曲した管路に沿って撓み、ウォッシャ液が貯留されているウォッシャタンク2まで挿入可能となっている。レベルゲージ13の先端部は、管路の内壁に対して滑りを良くするため、球状部13aが形成され、球状部13aを含む先端部は、ウォッシャタンク2内のウォッシャ液に浸漬される部分となる。なお、先端部の形状は、球形状に限定されるものではない。レベルゲージ13の先端部には、例えばウォッシャ液の残量レベルを示す「LOW」、「1L」、「2L」、「3L」、「FULL」といった指標部13bが設けられている。ユーザは、どの指標までウォッシャ液によって濡れているかを目視することで、ウォッシャタンク2内のウォッシャ液の残量を確認することができる。
図1及び図2に示すように、ウォッシャタンク2は、ウォッシャ液を3L程度貯留できる容積を有し、エンジンルーム内に配設される。このウォッシャタンク2は、エンジンルーム内の部品を避けるように複雑な凹凸を有し、ウォッシャタンク2と一体的に形成された固定片2aを介してエンジンルームにねじ止め等によって固定される。
このウォッシャタンク2に接続される第2管体6は、一の直管又は複数の直管を接続してなるものであり、ウォッシャタンク2に接続される。第2管体6の少なくとも一部は、蛇腹管となっており、伸縮可能とすることで、屈曲管7との接続作業を容易にする。また、第2管体6は、少なくとも一部を蛇腹管とすることで、車両走行時の振動等を吸収し、管の接続部分からの漏液や脱管の発生等を防止する。ウォッシャタンク2に接続された第2管体6の先端部は、屈曲管7との接続端となり、屈曲管7の第2接続端部22に挿入される。
屈曲管7は、L字状をなすゴム管であり、第1管体5と接続される第1接続端部21と、第2管体6と接続される第2接続端部22と、第1接続端部21と第2接続端部22との間ある屈曲部23とを有する。
第1接続端部21は、第1管体5の先端部が圧入される。第1接続端部21は、ゴム材であり弾性を有することから、ゴムパッキンを使用するまでもなく、第1管体5の外周面と密着し、水密性を十分に確保することができる。第1接続端部21は、第1管体5の先端部が圧入されると、外側からバンド11で締め付けられて固定され、第1管体5の脱落が防止される。なお、第1管体5と第1接続端部21とは、バンド11で固定するのではなく、次に説明するように、クリップで固定するようにしてもよい。
第2接続端部22には、第2管体6の先端部が圧入される。第2接続端部22も、ゴム材であり弾性を有することから、ゴムパッキンを使用するまでもなく、第2管体6の外周面と密着し、水密性を十分に確保することができる。第2接続端部22は、第2管体6の先端部が圧入されると、外側から環状のクリップ14で締め付けられて固定される。なお、第2管体6と第2接続端部22とは、クリップ14で固定するのではなく、上述のようにテープで固定するようにしてもよい。
屈曲部23は、第1接続端部21と第2接続端部22とを繋ぐ部分であり、管路を略90°屈曲する。図5及び図6に示すように、屈曲部23は、第1接続端部21に対して大径部25とし、注液口3から注入されたウォッシャ液を一時的に溜め、ウォッシャ液が円滑に第2接続端部22及び第2管体6を経由してウォッシャタンク2に流入するようにする。屈曲部23の外周側は、テーパ部24となっており、ウォッシャ液が跳ね返ることなく円滑に第1接続端部21から第2接続端部22に流れるようにする。
なお、屈曲部23で流路を曲げる角度は、90°に限定されるものではない。流路を曲げる角度は、ウォッシャタンク2の取付位置や注液口3の設ける位置やウォッシャタンク2から注液口3の間の部品等の障害物によって決定される。
第1接続端部21、第2接続端部22、及び、屈曲部23の内面は、屈曲管7が弾性を有するゴム材で形成されていることから、第1管体5や第2管体6の摩擦係数と比べても摩擦係数が大きい。このため、レベルゲージ13を注液口3から挿入したときには、可撓性を有するレベルゲージ13の先端部等が、管路が曲がる屈曲部23で、付着してしまい、先端部が動かなくなることで、ウォッシャタンク2にまで届かなくなるおそれもある。
そこで、図4に示すように、第1接続端部21から屈曲部23に至る部分には、その内部に、注液口3からウォッシャタンク2に至るまで挿入されるレベルゲージ13をガイドするガイド部材31が配置される。ガイド部材31は、ゴム材等の軟質の材料で形成された屈曲管7に対して硬質で低摩擦のポリプロピレン等の合成樹脂材料で形成されている。ガイド部材31は、ゴム材の屈曲管7と比べて摩擦係数が小さい低摩擦部となる。このガイド部材31は、第1接続端部21の内径に略一致した外径の筒部32に、レベルゲージ13をガイドする低摩擦片33が一体的に設けられてなる。ガイド部材31は、低摩擦片33の側を挿入端として、第1管体5と接続する前に、屈曲管7の第1接続端部21から挿入される。ガイド部材31が挿入された屈曲管7は、その内面が低摩擦部と高摩擦部とで構成されることになり、ガイド部材31が配設された位置は低摩擦部となり、ガイド部材31が配設されていないゴム材が露出した位置は高摩擦部となる。例えば、屈曲管7の屈曲部23の内周側の面や第2接続端部22の内面は、高摩擦部である。
筒部32は、図5及び図6に示すように、低摩擦片33とは反対側の端部に、位置決め凹部34,34が相対して設けられている。位置決め凹部34,34は、矩形状をなして形成されている。位置決め凹部34,34には、第1接続端部21の内面に係合突部35,35がアンダーカット形状で形成されている。係合突部35,35は、管路の奥となる屈曲部23側が略垂直な段部35aとなっており、開口端側が傾斜ガイド面35b,35bとなっている。
筒部32が第1接続端部21に挿入されるときには、筒部32が傾斜ガイド面35b,35bを乗り上げ、次いで、位置決め凹部34,34が第1接続端部21の係合突部35,35と係合される。位置決め凹部34,34は、その奥が段部35aに係止されることで、ガイド部材31が第1接続端部21の開口端の方向にずれないように位置決めする。更に、位置決め凹部34,34は、矩形状をなし、相対する辺が平行である。これに対応して係合突部35,35の相対する辺も平行に形成されている。したがって、筒部32は、第1接続端部21内で、管軸を中心とした回転が規制され、更に、圧入されている筒部32が更に管路の奥側にずれることも防止する。
また、筒部32には、係合部36,36が外面から突出して設けられている。係合部36,36は、第1接続端部21への挿入側の面が挿入ガイド面となっており、第1接続端部21に圧入されたとき、ゴム材で形成され弾性を有する第1接続端部21の内面を変形させて係合する。これにより、係合部36,36は、係合突部35,35と協働して、筒部32が管軸を中心に回転することを防止する。
筒部32の一端には、屈曲管7に対して低摩擦部となる低摩擦片33が一体的に形成されている。図6に示すように、低摩擦片33は、屈曲部23の外周側のテーパ部24の内面に倣う略平坦な傾斜面33aを有する。これにより、注液口3から注入されたウォッシャ液は、流れる方向を、低摩擦片33に沿って変え、円滑に、ウォッシャタンク2まで流れる。また、低摩擦片33は、屈曲部23を形成するゴム材より低摩擦の樹脂である。したがって、レベルゲージ13が挿入されたときにも、レベルゲージ13の先端部は、低摩擦片33の傾斜面33aを滑るようにして、第2接続端部22の方向に移動し、ウォッシャタンク2まで導かれる。
以上のような構成のガイド部材31は、筒部32に低摩擦片33を設けただけの簡単な構成であり、簡素な金型で成形することができる。また、ガイド部材31は、屈曲管7の第1接続端部21からに挿入するだけでよく、組立工程が複雑化することも防止できる。
以上のようなウォッシャタンク2では、先ずウォッシャタンク2に第2管体6が取り付けられ、この状態で、ウォッシャタンク2がエンジンルーム等に固定される。勿論、ウォッシャタンク2をエンジンルーム等に固定してから第2管体6を取り付けるようにしてもよい。
また、図4に示すように、屈曲管7には、第1接続端部21からガイド部材31が低摩擦片33を挿入端として挿入され、ガイド部材31が嵌合される。このとき、筒部32は、第1接続端部21に位置し、低摩擦片33は、屈曲部23のテーパ部24に沿うように位置する。筒部32は、位置決め凹部34,34が屈曲部23の係合突部35,35に係合し、筒部32の係合部36,36が屈曲部23の内面に係合することで、ガイド部材31は、屈曲管7の内部において位置決めされる。
ガイド部材31が取り付けられた屈曲管7には、第1管体5が取り付けられる。具体的に、第1管体5の先端部は、屈曲部23の第1接続端部21に圧入され、バンド11で固定される。第1管体5と屈曲管7とが結合されると、インレット37となり、このインレット37は、既に固定されているウォッシャタンク2から延出する第2管体6に接続される。具体的に、第2接続端部22には、第2管体6の先端部が圧入され、外側から環状のクリップ14で締め付けられて固定される。第1管体5と屈曲管7の第1接続端部21との接続部分及び第2管体6と第2接続端部22との接続部分は、屈曲管7がゴム材で弾性をすることから、ゴムパッキンを用いるまでもなく、十分な水密性を確保することができ、部品点数を削減し構成の簡素化を図ることができる。また、組立工数を削減することができる。
この後、第1管体5の注液口3からは、ウォッシャタンク2にウォッシャ液が注入される。ウォッシャ液の注入時、管路の曲がる屈曲管7の屈曲部23は、ガイド部材31の低摩擦片33によって傾斜面33aとなっており、また、大径部25となっている。したがって、注入されたウォッシャ液は、溢れることなく、円滑に、ウォッシャタンク2まで注入される。
ウォッシャ液が注入されると、レベルゲージ13が注液口3からウォッシャタンク2に至るまで挿入される。レベルゲージ13は、管路の曲がる屈曲管7の屈曲部23においても、屈曲管7より硬質であるガイド部材31の低摩擦片33が配置されているので、付着することなく、ウォッシャタンク2まで挿入される。その後、注液口3は、キャップ12によって閉塞される。
ウォッシャ液の残量を確認するには、注液口3からキャップ12を外し、注液口3からレベルゲージ13を引き出す。ユーザは、どの指標までウォッシャ液によって濡れているかを目視することで、ウォッシャタンク2内のウォッシャ液の残量を確認することができる。ウォッシャ液の残量確認の後、再度、レベルゲージ13を注液口3から挿入するときにも、レベルゲージ13は、管路の曲がる屈曲管7の屈曲部23において、屈曲管7より硬質であるガイド部材31の低摩擦片33が配置されているので、付着することなく、ウォッシャタンク2まで挿入される。したがって、残量確認作業を容易に行うことができる。
以上のような第1実施形態のウォッシャタンク2の配管構造1によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)第1管体5と屈曲管7の第1接続端部21との接続部分及び第2管体6と第2接続端部22との接続部分は、屈曲管7が第1管体5や第2管体6より軟質のゴム材で形成され弾性をすることから、ゴムパッキンを用いるまでもなく、十分な水密性を確保することができ、部品点数を削減し構成の簡素化を実現することができる。また、組立工数を削減することができる。
(2)ガイド部材31は、簡単な構成であり、容易に製造することができる。また、ガイド部材31は、屈曲管7の第1接続端部21に挿入するだけでよく、組立工程が複雑化することも防止できる。
(3)レベルゲージ13を注液口3から挿入するとき、レベルゲージ13は、管路の曲がる屈曲管7の屈曲部23において、屈曲管7より硬質であるガイド部材31の低摩擦片33が配置されているので、屈曲管7の内面に付着することなく、ウォッシャタンク2まで円滑に挿入される。したがって、残量確認作業を容易に行うことができる。
(4)第1管体5と第2管体6も、ガイド部材31と同じ材料で形成されているので、低摩擦部となり、第1管体5と第2管体6の内面においても、レベルゲージ13が付着することを防止することができる。
(5)ガイド部材31において、筒部32は、位置決め凹部34,34が筒部32の係合突部35,35に係合し、筒部32の係合部36,36が屈曲部23の内面に係合することで、ガイド部材31の位置決めすることができ、ガイド部材31が屈曲管7の軸線方向にずれることを防止することができる。
なお、上記第1実施形態は、以下のように変更してもよい。
・ガイド部材31は、筒部32に低摩擦片33を一体に設け、全体が低摩擦部となる場合を説明したが、ガイド部材31としては、低摩擦片33だけであってもよい。すなわち、注液口3から挿入されるレベルゲージ13の球状部13aが接触する部分に低摩擦片33は配設されていればよい。低摩擦片33だけの場合は、接着剤等で屈曲部23のテーパ部24に貼り付けられる。また、筒部32と低摩擦片33とを別材料で形成し、低摩擦片33が筒部32より低摩擦であってもよい。
・ガイド部材31は、低摩擦片33のない屈曲部23の内周側が大きく切り欠かれているが、低摩擦片33の部分も筒状とし、全体が筒状でL字状に屈曲した屈曲部23と同形状のものであってもよい。これにより、一層、注液口3から挿入されたレベルゲージ13が屈曲管7の内面に付着することを防止することができる。
・低摩擦片33は、平坦な傾斜面33aを有するように形成したが、第1接続端部21から第2接続端部22に亘って湾曲する曲面であってもよい。
・筒部32の位置決め凹部34,34や屈曲部23の係合突部35,35や筒部32の係合部36,36は、筒部32を屈曲管7内に圧入するだけで位置ずれが発生しないときには設けなくてもよい。これにより、ガイド部材31や屈曲管7の構造を簡素化することができる。
・ガイド部材31をポリプロピレンで形成した場合を説明したが、ガイド部材31の材料は、屈曲管7より摩擦係数の小さい硬質の材料であれば特に限定されるものではない。ガイド部材31は、例えばABS樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリアセタール樹脂等であってもよい。また、ガイド部材31は、ステンレス管やアルミ管等の金属管であってもよい。
(第2実施形態)
図7を参照して、ウォッシャタンクの配管構造の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と主要な構成が同じであるため、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、第1実施形態と同様の部分については同様の符号を付すことで詳細な説明は省略する。
第1実施形態では、屈曲管7内にガイド部材31を配設し、屈曲部23に、低摩擦部となる低摩擦片33を配置した場合を説明したが、第2実施形態では、ガイド部材31が配設される位置に、低摩擦部として、低摩擦コーティング層41を設けている。この低摩擦コーティング層41は、少なくとも屈曲管7の屈曲部23の外周側に設けられ、ここでは、第1接続端部21から屈曲部23に亘る外周側の内面に設けられている。これにより、レベルゲージ13は、管路の曲がる屈曲管7の屈曲部23においても、低摩擦コーティング層41が設けられているので、付着することなく、ウォッシャタンク2まで挿入される。
具体的に、低摩擦コーティング層41は、屈曲管7を形成する弾性を有するゴム材等の軟質の樹脂材料に対して低摩擦となり、滑り性を向上させる。すなわち、この屈曲管7では、低摩擦コーティング層41が設けられた第1接続端部21から屈曲部23に亘る外周側内面部分が低摩擦部となる。また、屈曲管7は、第1接続端部21から屈曲部23に亘る内周側内面部分と第2接続端部22の部分がゴム材が露出され高摩擦部となる。ここで用いる低摩擦コーティング層41には、シリコーンコーティング剤が用いられている。特に、シリコーンコーティング剤の中でも、屈曲管7を形成するゴム材、特にエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM、EPM)との接着性に優れたコーティング剤が用いられている。具体的に、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社から提供されるシリコーンウェザーストリップコーティング剤(XS52−A4009)が用いられている。
このようなコーティング剤は、屈曲管7の屈曲部23における外周側の内面を、洗浄し乾燥した後に、例えばスプレーコートされ、この後、加熱硬化されることで、低摩擦コーティング層41を形成する。なお、コーティング剤をコートした後、加熱工程を省略してもよい。
以上のような第2実施形態のウォッシャタンク2の配管構造1によれば、上記(1)の効果に加え、以下に列挙する効果が得られる。
(6)レベルゲージ13を注液口3から挿入するとき、レベルゲージ13は、管路の曲がる屈曲管7の屈曲部23の外周側において、屈曲管7の他の部分より摩擦係数の小さい低摩擦コーティング層41が設けられるので、付着することなく、ウォッシャタンク2まで挿入される。したがって、残量確認作業を容易に行うことができる。
(7)低摩擦部は、コーティング剤を屈曲管7の屈曲部23における外周側の内面に塗布するだけでよく、部品点数が増加することを防止することができ、組立工程が複雑化することを防止することができる。また、低摩擦コーティング層41は、コーティング剤を塗布するだけで、容易に設けることができる。
なお、上記第2実施形態は、以下のように変更してもよい。
・低摩擦コーティング層41は、少なくとも、注液口3から挿入されるレベルゲージ13の球状部13aが接触する部分に設けられていればよい。したがって、例えば、低摩擦コーティング層41は、屈曲部23において、内周側にも設けられていてもよく、また、屈曲管7の内面全体に設けられていてもよい。
・低摩擦コーティング層41としては、屈曲管7の材料より摩擦係数の小さい材料のコーティング剤であれば、シリコーンコーティング剤に限定されるものではない。
なお、上記第1及び第2実施形態の共通部品は、以下のように変更することもできる。
・屈曲管7は、弾性を有する材料であれば、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM、EPM)に限定されるものではなく、更に、ゴム材に限定されるものでもない。ゴム材としては、この他に、天然ゴム、ブチルゴム、エチレン・プロピレンゴム、シリコーンゴム等であってもよい。また、熱可塑性エラストマー等であってもよい。すなわち、屈曲管7は、第1管体5や第2管体6と接続する際に、ゴムパッキン等を省略できる軟質の材料であればよい。
・以上の例では、第1管体5と第2管体6に対して屈曲管7を軟質で高摩擦の樹脂で形成した場合を説明したが、注液口3からウォッシャタンク2に至る配管は、一連の、すなわち一本の管とし、これを、弾性を有する材料で形成するようにしてもよい。このような場合には、大幅に配管の部品点数の削減を図ることができる。また、屈曲管7と第1管体5とを一体にして弾性を有する材料で形成してもよいし、屈曲管7と第2管体6とを一体にして弾性を有する材料で形成してもよい。このような場合には、配管の部品点数の削減を図ることができる。
・配管構造としては、第2管体6を省略して、屈曲管7の第2接続端部22をウォッシャタンク2に直接接続するようにしてもよい。
・配管構造としては、注液口3からウォッシャタンク2に至る間に、複数の屈曲管7を有していてもよい。この場合、各屈曲管7が低摩擦部を有することが好ましい。
・第1管体5や第2管体6の材料は、ポリプロピレンに限定されるものではなく、例えばABS樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリアセタール樹脂等であってもよい。また、ステンレス管やアルミ管等の金属管であってもよい。
・レベルゲージ13は、キャップ12の何れの場所に取り付けられていてもよいし、キャップ12に取り付けられていなくてもよい。レベルゲージ13は、全体が注液口3より中に落ちてしまわないように、注液口3近傍で保持される構成であればよい。
1…ウォッシャタンクの配管構造、2…ウォッシャタンク、2a…固定片、3…注液口、4…インストルメントパネル、4a…鉛直面、5…第1管体、6…第2管体、7…屈曲管、8…取付パッド、8a…取付部、11…バンド、12…キャップ、13…レベルゲージ、13a…球状部、13b…指標部、14…クリップ、21…第1接続端部、22…第2接続端部、23…屈曲部、24…テーパ部、25…大径部、31…ガイド部材、32…筒部、33…低摩擦片、33a…傾斜面、34…位置決め凹部、35…係合突部、35a…段部、35b…傾斜ガイド面、36…係合部、37…インレット、41…低摩擦コーティング層。

Claims (4)

  1. ウォッシャ液を貯留するウォッシャタンクに接続され前記ウォッシャ液が注入される注液口が形成された配管を有し、前記配管に、可撓性を有するレベルゲージが前記注液口から前記ウォッシャタンクに至るまで挿入されるウォッシャタンクの配管構造において、
    前記配管は、弾性を有する屈曲管を備え、
    前記屈曲管の内面は、高摩擦部と低摩擦部とを有し、前記低摩擦部が前記高摩擦部より摩擦係数が小さく、
    前記低摩擦部は、前記注液口から挿入されたレベルゲージの先端部が接触する屈曲部の外周側に位置し、
    前記屈曲管は、前記屈曲部の両側に、接続相手の部材と接続される接続端部を有してなり、
    前記屈曲管内には、前記高摩擦部より前記摩擦係数の小さいガイド部材が配置され、
    前記ガイド部材は、前記屈曲管の一方の接続端部に配置される筒部と、前記筒部に連続し前記屈曲部の外周側に位置する前記低摩擦部となる片とを有し、
    前記筒部は、前記片とは反対側の端部に、位置決め凹部と前記筒部の外面から突出した係合部とを有し、
    前記位置決め凹部は、前記屈曲管の内面に形成された係合突部と係合し、
    前記係合部は、前記屈曲管の内面と係合する
    ウォッシャタンクの配管構造。
  2. 前記片は、傾斜面を有する
    請求項記載のウォッシャタンクの配管構造。
  3. 前記配管は、前記注液口側の第1管体と前記ウォッシャタンク側の第2管体とを前記屈曲管で接続してなり、
    前記屈曲管は、前記第1管体及び前記第2管体より弾性を有する
    請求項1又は2記載のウォッシャタンクの配管構造。
  4. 前記屈曲部は、前記屈曲管が前記屈曲部の両側に有する2つの前記接続端部の一方より太径である
    請求項1から3のいずれか一項に記載のウォッシャタンクの配管構造。
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