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JP6432560B2 - 車両用サイドドア構造 - Google Patents
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Description

本発明は、車両用サイドドア構造に関する。
下記特許文献1には、車両用サイドドア構造に関する発明が開示されている。この車両用サイドドア構造では、サイドドアに加速度センサが設けられている。この加速度センサは、車両幅方向の加速度に応じた信号を出力するように構成されており、この信号はエアバッグECUに出力される。そして、サイドドアへの局所的な衝突荷重の入力時において、エアバッグECUに加速度センサから閾値以上の信号が入力されると、エアバッグECUはサイドエアバッグ装置を作動させる。これにより、膨張展開したサイドエアバッグによって、車室内側へ侵入してくるサイドドアから乗員が保護されるようになっている。
ところで、乗員をサイドエアバッグ装置で保護する場合、乗員の車両幅方向外側の側部とサイドドアとの狭い隙間にサイドエアバッグを膨張展開させる必要があるため、サイドエアバッグを展開させるのに利用可能な時間をなるべく長く確保できることが好ましく、そのためには、衝突を検知する加速度センサに早期に衝突荷重を伝達できることが望ましい。
この点、下記特許文献1に記載された車両用サイドドア構造では、センシング用ブラケットを用いて、加速度センサに早期に衝突荷重が伝達される構成となっている。詳しくは、この車両用サイドドア構造では、ドア本体の車両幅方向外側の部分がアウタパネルで構成されると共に、ドア本体の車両幅方向内側の部分がインナパネルで構成されており、アウタパネルとインナパネルとの間に内部空間が形成されている。また、内部空間内では、アウタパネルの車両幅方向内側に車両前後方向に延在する真っ直ぐなインパクトビームが配置されると共に、インパクトビームの車両幅方向内側には、インナパネルに取り付けられたセンシング用ブラケットが配置されている。そして、インナパネルの車室内側には、加速度センサが取り付けられている。このため、サイドドアのアウタパネルに局所的な衝突荷重が入力されると、アウタパネルが押圧されて変形し、アウタパネルを介してインパクトビームに衝突荷重が入力される。一方、衝突荷重が入力されたインパクトビームは、その長手方向中間部が車両幅方向内側に曲がり、これに伴い、アウタパネルは局所的にインナパネル側へ接近し、センシング用ブラケットがアウタパネルによって押圧される。その結果、センシング用ブラケットに衝突荷重が伝達され、センシング用ブラケットからインナパネルに伝達された衝突荷重は、インナパネルに取り付けられた加速度センサに入力される。したがって、下記特許文献1に記載された先行技術では、アウタパネルに入力された衝突荷重をセンシング用ブラケットを介して早期に加速度センサに伝達することができる。
国際公開WO2011/010370号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された先行技術による場合、アウタパネルとインパクトビームとの間には比較的広い隙間があり、アウタパネルの変形開始からインパクトビームの変形開始までの間には時間差(即ち、アウタパネルの空走時間)が生じる。特に、多くの車種では、アウタパネルが車両幅方向外側へ緩やかに湾曲しているため、アウタパネルとインパクトビームとの間により広い隙間が形成される点も、アウタパネルの変形開始からインパクトビームの変形開始までに時間差が生じる一因となっている。このため、より早期に加速度センサに衝突荷重を伝達するには改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、サイドドアへの局所的な衝突荷重の入力時において、より早期に加速度センサに衝突荷重を伝達することができる車両用サイドドア構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、サイドドアの車両幅方向外側の部分を構成しかつ車両上下方向及び車両前後方向に延在するアウタパネルと、前記サイドドアの車両幅方向内側の部分を構成しかつ車両上下方向及び車両前後方向に延在すると共に前記アウタパネルとで内部空間を形成するインナパネルと、車両前後方向に延在する真っ直ぐな管状に構成されると共に前記内部空間における前記アウタパネル側に配置され、長手方向の両端部が前記インナパネルに固定されたインパクトビームと、前記インパクトビームに設けられると共に当該インパクトビームから前記アウタパネルに向かって張り出したセンシング用ブラケットと、を有し、前記アウタパネルは、車両前後方向中央部が車両幅方向外側に凸となるように湾曲しており、前記センシング用ブラケットの前記インパクトビームから前記アウタパネルへの張り出し量は、当該アウタパネルの車両前後方向中央部に向かうに従って大きくなっている。
請求項1に記載の本発明によれば、車両上下方向及び車両前後方向に延在するアウタパネルでサイドドアの車両幅方向外側の部分が構成されると共に、車両上下方向及び車両前後方向に延在するインナパネルでサイドドアの車両幅方向内側の部分が構成されている。そして、アウタパネルとインナパネルとで内部空間が形成されており、当該内部空間のアウタパネル側にはインパクトビームが配置されている。このインパクトビームは、車両前後方向に延在する真っ直ぐな管状に構成されており、その長手方向の両端部がインナパネルに固定されている。このため、サイドドアのアウタパネルに局所的な衝突荷重が入力されると、アウタパネルが押圧されて変形し、アウタパネルを介してインパクトビームに衝突荷重が入力される。そして、インパクトビームに入力された衝突荷重は当該インパクトビームの長手方向の両端部からインナパネルへと伝達される。
ところで、アウタパネルとインパクトビームとの間に隙間があるとアウタパネルの変形開始からインパクトビームの変形開始までの間に時間差が生じ、インナパネルへの衝突荷重の伝達が遅れることが考えられる。そして、インナパネルや当該インナパネルから荷重が伝達される車体の構成部材に側面衝突(以下、「側突」という)を検知する加速度センサを配置する場合には、インナパネルへの衝突荷重の伝達がより早期に行われることが好ましい。
ここで、本発明では、インパクトビームに当該インパクトビームからアウタパネルに向かって張り出したセンシング用ブラケットが設けられている。このため、アウタパネルへの局所的な衝突荷重の入力時において、センシング用ブラケットが張り出している分だけアウタパネルの変形量が少ない状態で、当該アウタパネルからインパクトビームに衝突荷重を伝達することができる。その結果、インパクトビームに当該インパクトビームからアウタパネルに向かって張り出したセンシング用ブラケットが設けられていない場合と比し、アウタパネルからインナパネルへの荷重の伝達にかかる時間を短くすることができる。
また、本発明によれば、サイドドアのアウタパネルは、その車両前後方向中央部が車両幅方向外側に凸となるように湾曲しており、当該アウタパネルによってサイドドアに湾曲した意匠面が形成される。また、センシング用ブラケットのインパクトビームからアウタパネルへの張り出し量は、当該アウタパネルの車両前後方向中央部に向かうに従って大きくなっている。このため、センシング用ブラケットの張り出し量をアウタパネルの形状に対応させることができる。
請求項2に記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、請求項1に記載の発明において、前記センシング用ブラケットは、車両側面視で前記アウタパネルの中央部よりも車両後方側でかつ車両下方側に配置されている。
請求項2に記載の本発明によれば、センシング用ブラケットが車両側面視でアウタパネルの中央部よりも車両後方側に配置されている。このため、車両側面視でアウタパネルの中央部よりも車両後方側に局所的な衝突荷重が入力された場合に、アウタパネルの車両後方側の部分の変形量が少ない状態で、当該アウタパネルからインパクトビームに早期に衝突荷重を伝達させることができる。
ところで、乗員が小柄である場合には、サイドドアのアウタパネルと乗員との間の距離が確保され、側突用エアバッグを展開させるのに利用可能な時間を確保することが比較的容易となる。一方、乗員が大柄である場合には、サイドドアのアウタパネルと乗員との間の距離を確保することが困難となり、その結果、側突用エアバッグを展開させるのに利用可能な時間を確保することが困難となることが考えられる。そして、大柄の乗員の座席位置は、小柄の乗員の座席位置よりも車両後方側に位置する場合が多い。
ここで、本発明では、上述したように、車両側面視でアウタパネルの中央部よりも車両後方側に局所的な衝突荷重が入力された場合に、アウタパネルからインパクトビームに衝突荷重を伝達させやすくなっている。このため、大柄な乗員が乗車している場合であっても、側突用エアバッグを展開させるのに利用可能な時間を確保することが可能となる。
また、サイドドアで開閉されるドア開口部を仕切るセンターピラーに加速度センサを配置する場合には、当該加速度センサはセンシング用ブラケットからインナパネルを経てセンターピラーに伝達された衝突荷重を検出することとなる。ところで、センターピラーに衝突荷重が入力された場合、センタピラーの車両幅方向への変形量の観点では、センターピラーの車両上方側の部分は当該衝突荷重の影響を受けやすく、センターピラーの根元部分は当該衝突荷重の影響を受けにくい。つまり、本発明では、上述した位置(車両側面視で前記アウタパネルの中央部よりも車両後方側でかつ車両下方側)にセンシング用ブラケットを設けることで、加速度センサをセンターピラー(の根元側)に配置しても、サイドドアのアウタパネルから加速度センサへの衝突荷重の伝達効率を確保することができる。
請求項3に記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、請求項1又は請求項2に記載の発明において前記センシング用ブラケットは、前記アウタパネルに対向しかつ前記インパクトビームの長手方向に延在する側壁部と、当該側壁部の車両上方側の周縁部から車両幅方向内側に延出された上壁部と、当該側壁部の車両下方側の周縁部から車両幅方向内側に延出された下壁部とを備え、前記上壁部には車両上方側に膨出しかつ前記側壁部の上縁部に沿う上側ビード部が形成されると共に、前記下壁部には車両下方側に膨出しかつ当該側壁部の下縁部に沿う下側ビード部が形成されている。
請求項3に記載の本発明によれば、センシング用ブラケットは、アウタパネルに対向しかつインパクトビームの長手方向に延在する側壁部と、当該側壁部の車両上方側の周縁部から車両幅方向内側に延出された上壁部と、当該側壁部の車両下方側の周縁部から車両幅方向内側に延出された下壁部とを備えている。つまり、センシング用ブラケットは、側壁部、上壁部及び下壁部を含んで、その車両前後方向から見た断面視で車両幅方向内側に開放されたU字状とされると共に、インパクトビームの長手方向に延在している。このため、サイドドアに入力される衝突荷重に対するセンシング用ブラケットの剛性が確保される。
ここで、本発明では、センシング用ブラケットの上壁部に車両上方側に膨出しかつ側壁部の上縁部に沿う上側ビード部が形成されると共に、センシング用ブラケットの下壁部に車両下方側に膨出しかつ当該側壁部の下縁部に沿う下側ビード部が形成されている。これにより、センシング用ブラケットが上側ビード部及び下側ビード部で補強される。その結果、センシング用ブラケットが衝突荷重を受けたときのセンシング用ブラケット(の車両前後方向から見た断面の)断面崩れが抑制される。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、サイドドアへの局所的な衝突荷重の入力時において、より早期に加速度センサに衝突荷重を伝達することができるという優れた効果を有する。
また、請求項1に記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、加速度センサへの衝突荷重の伝達の早期化とサイドドアの意匠性の確保との両立を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、乗員が小柄であるか大柄であるかに関わらず側突用エアバッグを安定して展開することができると共に、センターピラーに配置された加速度センサに早期に衝突荷重を伝達することができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載の本発明に係る車両用サイドドア構造は、アウタパネルからインパクトビームへの荷重の伝達効率を向上させることができるという優れた効果を有する。
実施形態に係る車両用サイドドア構造が適用されたサイドドアを車両前方側から見た断面図(図9の1−1線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 本実施形態に係る車両用サイドドア構造が適用されたサイドドアの要部の構成を示す車両下方側から見た拡大底面図である。 本実施形態に係る車両用サイドドア構造が適用されたサイドドアの要部の構成を示す車両前方側から見た拡大断面図(図2の3−3線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 本実施形態に係る乗員保護装置を構成するエアバッグECUで行われる処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る車両用サイドドア構造が適用されたサイドドアに局所的な衝突荷重が入力されたときのセンシング用ブラケット及びインパクトビームの変形過程を示しており、衝突荷重が入力されてからの時間経過に沿ったこれら部材の変形状態を衝突荷重入力直後から順を追って(A)、(B)、(C)、(D)として示した車両斜め後方外側から見た斜視図である。 本実施形態に係る車両用サイドドア構造が適用されたサイドドアに局所的な衝突荷重が入力されたときのセンシング用ブラケット及びインパクトビームの変形過程を示しており、衝突荷重が入力されてからの時間経過に沿ったこれら部材の変形状態を衝突荷重入力直後から順を追って(A)、(B)、(C)、(D)として示した車両前側から見た断面図である。 本実施形態に係る車両用サイドドア構造が適用されたサイドドアの要部の構成を、アウタパネルを外した状態で示す車両幅方向外側から見た側面図である。 本実施形態に係る車両用サイドドア構造が適用されたサイドドアとセンターピラー及びその周辺構造との関係を示す車両下方側から見た拡大断面図(図9の8−8線に沿って切断した状態を示す拡大断面図)である。 本実施形態に係る車両用サイドドア構造が適用されたサイドドアを、アウタパネルを外した状態で車両幅方向外側から見た側面図である。 本実施形態に係る車両用サイドドア構造が適用された車両を車両斜め前方内側から見た斜視図である。
以下、図1〜図10を用いて、本発明に係る車両用サイドドア構造の実施形態の一例について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
まず、図10を用いて、本実施形態に係る車両用サイドドア構造が適用された車両10の車体12の構成について説明する。この車体12は、車両10のフロア部14を構成すると共に車両前後方向及び車両幅方向に延在するフロアパネル16を含んで構成されている。このフロアパネル16は、鋼板がプレス加工されて形成されており、その車両幅方向中央部に車両上方側に膨出すると共に車両幅方向に延在するフロアトンネル部16Aが形成されている。
また、フロアパネル16の車両幅方向両側の端部には、車両前後方向から見て閉断面形状を成すロッカ18が設けられており、当該ロッカ18は車両幅方向に延在するフロアクロスメンバ20、22によってフロアトンネル部16Aと連結されている。そして、車体12の車両前後方向中央部に配置されたフロアクロスメンバ22の車両幅方向外側の端部は、ロッカ18を介して車体側部24の一部を構成するセンターピラー26の車両下方側の端部と連結されている。
車体側部24は、図示しないフロントピラーと、センターピラー26とを含んで構成されており、フロントピラー及びセンターピラー26は共に車両上下方向に延在すると共に、車両前方側からこの順に配置されている。センターピラー26は、図7及び図8にも示されるように、サイドメンバアウタパネル28と、センタピラーアウタリインフォースメント30と、センタピラーインナパネル32とを含んで構成されている。なお、以後の説明では、サイドメンバアウタパネル28をサイメンアウタ28と称する。また、センタピラーアウタリインフォースメント30をアウタR/F30と称する。さらに、センタピラーインナパネル32をピラーインナ32と称する。
詳しくは、ピラーインナ32は車両上下方向に延在すると共に、センターピラー26の車両幅方向内側の部分を構成しており、車両上下方向から見た断面視で、車両幅方向外側に開口する断面ハット形状を成している。また、アウタR/F30は、車両前後方向に延在すると共に、ピラーインナ32の車両幅方向外側に配置されており、車両上下方向から見た断面視で、車両幅方向内側に開口する断面ハット形状を成している。そして、ピラーインナ32とアウタR/F30とは、それぞれのフランジ部同士が溶接等の接合手段によって接合されることで閉断面構造を構成している。一方、サイメンアウタ28は、アウタR/F30を車両幅方向外側から覆っており、その車両幅方向内側に開口する断面ハット形状とされた部分がアウタR/F30のフランジ部に溶接等の接合手段によって接合されている。なお、全体的な図示はしていないが、サイメンアウタ28は、ロッカアウタやルーフサイドレールアウタ等が一体に形成された大型のプレス成形部材とされている。
また、上記のように構成されたセンターピラー26及びフロントピラーの車両上方側には、車両前後方向に延在する図示しないルーフサイドレールが配置されると共に、フロントピラー及びセンターピラー26の車両下方側には、上述したロッカ18が配置されている。そして、上述のように構成された車体側部24では、その車両前方側の部分に、フロントサイドドア34によって開閉されるドア開口部36が形成される。つまり、センターピラー26は、ドア開口部36を仕切るように配置されている。なお、以後の説明では、フロントサイドドア34をサイドドア34と称する。
サイドドア34は、図1、図8及び図9に示されるように、ドア開口部36を閉塞した状態(サイドドア34が閉じた状態)において、その幅方向(ドア幅方向)が車両前後方向と一致し、その厚さ方向(ドア厚さ方向)が車幅方向と一致する。なお、以下の説明で用いるドア幅方向及びドア厚さ方向は、何れもサイドドア34が閉じた状態での方向を指している。
このサイドドア34は、当該サイドドア34の車両幅方向外側の部分を構成するアウタパネル38と、当該サイドドア34の車両幅方向内側の部分を構成するインナパネル40とを含んで構成されている。アウタパネル38は、車両上下方向及び車両前後方向に延在すると共に、車両上下方向から見た断面視で車両幅方向中央部が車両幅方向外側に凸となるようにかつ車両前後方向から見た断面視で車両上下方向中央部が車両幅方向外側に凸となるように湾曲している。換言すれば、アウタパネル38は、車両側面視で(車両幅方向から見て)、その中央部が車両幅方向外側に凸となるように湾曲している(膨らんでいる)。
一方、インナパネル40は、全体としては、車両上下方向及び車両前後方向に延在しており、その主な部分を構成する縦壁部40A、当該縦壁部40Aに連続して設けられた周壁部40B、延出壁部40C及び周縁壁部40Dを含んで構成されている。詳しくは、縦壁部40Aは、車両上下方向及び車両前後方向に延在しかつ板厚方向を車両幅方向として配置されると共に、複数箇所にメンテナンス作業等に用いられるサービスホール42が形成されている。この縦壁部40Aの周縁部には、当該周縁部に沿って車両幅方向外側に周壁部40Bが延出されており、当該周壁部40Bの車両幅方向外側の周縁部からは当該周縁部に沿ってサイドドア34の外周側に向かって延出壁部40Cが延出されている。そして、延出壁部40Cにおける周壁部40Bと反対側の周縁部からは当該周縁部に沿って車両幅方向外側に向かって周縁壁部40Dが延出されており、当該周縁壁部40Dの周縁部は、ヘミング加工によってアウタパネル38の周縁部と接合されている。
上記のように構成されたアウタパネル38とインナパネル40との間には、車両前後方向及び車両幅方向に奥行きを有する内部空間44が形成されており、この内部空間44には、周知のウインドレギュレータやデントリインフォースメント46(図7参照)、インパクトビーム48及び後述する圧力センサ53(メインセンサ)等が配置されている。なお、以後の説明では、デントリインフォースメント46をデントR/F46と称する。また、インナパネル40には、サービスホール42が形成されているものの、サイドドア34が車両10に組み付けられた状態では、当該サービスホール42は図示しないサービスホールカバーで塞がれているため、内部空間44は圧力チャンバとして機能する。なお、図9の符号49は、アウタリインフォースメントである。
次に、図7〜図9を用いてデントR/F46、インパクトビーム48の構成について説明する。デントR/F46は、鋼材がプレス加工されて構成されており、車両幅方向から見て、内部空間44の車両上下方向中央部に配置されると共に車両前後方向に延在している。詳しくは、デントR/F46は、車両幅方向外側に向かって膨出した膨出部46Aと、当該膨出部46Aの周縁部からサイドドア34の外周側に向かって延出されたフランジ部46Bとを含んで構成されている。したがって、デントR/F46は、車両前後方向から見た断面視で、車両幅方向内側が開放されたハット状に構成されている。なお、デントR/F46は、その長手方向両端部が溶接等の接合手段によってインナパネル40の延出壁部40Cに接合されている。
一方、インパクトビーム48は、真っ直ぐな(均一断面の)丸パイプ等で車両前後方向に延在する円管状に構成されており、その長手方向両端部には、エクステンション50が設けられている。このインパクトビーム48は、エクステンション50がインナパネル40の延出壁部40Cに接合されることで、その長手方向両端部がエクステンション50を介した状態でインナパネル40に固定されている。
また、インパクトビーム48は、車両幅方向から見て、デントR/F46の車両下方側に車両前方上側から車両後方下側に傾斜した状態で配置されると共に、図1にも示されるように、内部空間44におけるアウタパネル38側に配置されている。
次に、図7〜図10を用いて車両10に設けられた乗員保護装置52の構成について説明する。乗員保護装置52(図8参照)は、上述した圧力センサ53、エアバッグECU(Electronic Control Unit)54、第1加速度センサ56、エアバッグECU54に内蔵された第2加速度センサ58(セーフィングセンサ、図8参照)及び側突用エアバッグ装置60を含んで構成されている。
エアバッグECU54は、フロアパネル16のフロアトンネル部16Aの上面部における車両前方側に配置されており(図10参照)、エアバッグECU54に内蔵された第2加速度センサ58は、一例として3軸加速度センサとされている。本実施形態では、上述した圧力センサ53が側突を検知するメインセンサとされている。第1加速度センサ56は、センターピラー26のピラーインナ32における車両幅方向内側の面に取り付けられている(図8参照)。第1加速度センサ56は、セーフィングセンサとされており、少なくとも車幅方向の加速度に応じた信号を出力可能な構成とされている。なお、第1加速度センサ56の取り付け位置は、車両幅方向から見て、インパクトビーム48の車両後方側の端部と重なる位置に設定されている。また、側突用エアバッグ装置60は、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ等とされている。
そして、エアバッグECU54と圧力センサ53、第1加速度センサ56及び第2加速度センサ58は、電気的に接続されており、エアバッグECU54は、これらのセンサからの信号に応じて側突用エアバッグ装置60に作動信号を出力するようになっている。
ここで、本実施形態では、図1〜図3に示されるように、インパクトビーム48にセンシング用ブラケット62(以下、「センシング用BKT62」と称する)が設けられており、本実施形態では、このセンシング用BKT62の構成に特徴がある。以下、本実施形態の要部を構成するセンシング用BKT62の構成について詳細に説明する。
センシング用BKT62は、インパクトビーム48の外表面に取り付けられた取付壁部62Aと、インパクトビーム48からアウタパネル38に向かって張り出した張出部62Bとを含んで構成されている。取付壁部62Aは、インパクトビーム48の長手方向に沿って延在しており、当該インパクトビーム48の外表面に面接触された一般部62A1と当該一般部62A1よりもインパクトビーム48の外周側に膨出した複数の膨出部62A2とを含んで構成されている。詳しくは、膨出部62A2は、取付壁部62Aの長手方向の両端部から取付壁部62Aの長手方向中央側に所定距離距隔てた箇所と、取付壁部62Aの長手方向中央部から取付壁部62Aの長手方向の端部側に所定距離距隔てた箇所の計4箇所に配置されている。そして、取付壁部62Aは、その一般部62A1がインパクトビーム48の外表面に溶接等の接合手段で取り付けられており、当該取付壁部62Aには断続的に溶接部が形成された状態となっている。
一方、張出部62Bは、側壁部62B1、当該側壁部62B1と連続して設けられた上壁部62B2及び下壁部62B3を含んで構成されている。詳しくは、側壁部62B1は、アウタパネル38に対向しかつインパクトビーム48の長手方向に延在すると共に、車両幅方向を板厚方向とする矩形の板状に構成されている。この側壁部62B1は、車両上下方向から見て、車両前方外側から車両後方内側に向かって傾斜しており、張出部62Bのインパクトビーム48からアウタパネル38への張り出し量δが当該アウタパネル38の車両前後方向中央部に向かうに従って大きくなっている。また、上壁部62B2は、側壁部62B1の車両上方側の周縁部(上縁部)から車両幅方向内側に延出されると共に車両上下方向を板厚方向とする板状に構成されている。そして、下壁部62B3は、側壁部62B1の車両下方側の周縁部(下縁部)から車両幅方向内側に延出されると共に車両上下方向を板厚方向とする板状に構成されている。つまり、張出部62Bは、車両前後方向から見た断面視で、車両幅方向内側に開放されたU字状に構成されると共に、インパクトビーム48の長手方向に延在している。
また、図7にも示されるように上壁部62B2には、上側ビード部64が設けられており、下壁部62B3には下側ビード部66が設けられている。なお、上側ビード部64と下側ビード部66とは、車両幅方向から見て、張出部62Bの長手方向の中心線に対して対称な構成とされているため、上側ビード部64の構成のみについて説明することとする。
上側ビード部64は、上壁部62B2から車両上方側に膨出されると共に、張出部62Bの長手方向に沿って複数箇所に形成されている。詳しくは、上側ビード部64は、上壁部62B2の長手方向の両端部及び当該上壁部62B2の長手方向の中央部から当該上壁部62B2の長手方向の端部側に所定の距離を隔てた箇所の計4箇所に配置されている。また、上側ビード部64は、車両幅方向から見て、張出部62Bの短手方向の中央部に向かって拡幅されると共に側壁部62B1の上縁部に沿う台形状を成しており、4つの上側ビード部64の構成は張出部62Bの短手方向の中心線に対して対称となっている。
上記のように構成されたセンシング用BKT62は、インパクトビーム48の車両後方側の端部の近傍に取り付けられており、車両幅方向から見て、アウタパネル38の中央部よりも車両後方側でかつ車両下方側に配置されている。
(本実施形態の作用及び効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
最初に、図4を用いて、側突用エアバッグ装置60の制御フローについて概説する。図4には、エアバッグECU54による制御フローの一例が示されている。この制御フローが開始されると、ステップS1では、圧力センサ53の検出値(内部空間44の圧力)が閾値以上であるか否かを判定する。閾値よりも小さいと判定された場合はステップS5に進み側突用エアバッグ装置60を非作動とする(作動させない)。一方、閾値以上と判定された場合は、ステップS2及びステップS3に進む。
ステップS2では、第1加速度センサ56の検出値(センターピラー26の加速度)が閾値以上であるか否かを判定する。閾値よりも小さいと判定された場合はステップS5に進み側突用エアバッグ装置60を非作動とする。一方、閾値以上と判定された場合は、ステップS4に進み側突用エアバッグ装置60を作動させる。
ステップS3では、第2加速度センサ58の検出値(フロアパネル16の加速度)が閾値以上であるか否かを判定する。閾値よりも小さいと判定された場合はステップS5に進み側突用エアバッグ装置60を非作動とする。一方、閾値以上と判定された場合は、ステップS4に進み側突用エアバッグ装置60を作動させる。
つまり、エアバッグECU54は、圧力センサ53の検出値が閾値以上であり、かつ、第1加速度センサ56及び第2加速度センサ58のどちらかが閾値以上になった時点で、側突用エアバッグ装置60を作動させるようになっている。そして、側突用エアバッグ装置60が作動された後には、上記制御フローは終了する。
次いで、本実施形態に係る車両用サイドドア構造が適用された場合の側突時の荷重伝達について説明する。本実施形態では、図1に示されるように、車両上下方向及び車両前後方向に延在するアウタパネル38でサイドドア34の車両幅方向外側の部分が構成されている。また、車両上下方向及び車両前後方向に延在するインナパネル40でサイドドア34の車両幅方向内側の部分が構成されている。そして、アウタパネル38とインナパネル40とで内部空間44が形成されており、当該内部空間44のアウタパネル38側にはインパクトビーム48が配置されている。このインパクトビーム48は、車両前後方向に延在する真っ直ぐな管状に構成されており、その長手方向の両端部がインナパネル40に固定されている。このため、サイドドア34のアウタパネル38に局所的な衝突荷重が入力されると、アウタパネル38が押圧されて変形し、アウタパネル38を介してインパクトビーム48に衝突荷重が入力される。そして、インパクトビーム48に入力された衝突荷重は当該インパクトビーム48の長手方向の両端部からインナパネル40へと伝達される。
ところで、アウタパネル38とインパクトビーム48との間に隙間があるとアウタパネル38の変形開始からインパクトビーム48の変形開始までの間に時間差が生じ、インナパネル40への衝突荷重の伝達が遅れることが考えられる。そして、インナパネル40や当該インナパネル40から荷重が伝達される車体12の構成部材に側突を検知する第1加速度センサ56や第2加速度センサ58を配置する場合には、インナパネル40への衝突荷重の伝達がより早期に行われることが好ましい。
ここで、本実施形態では、インパクトビーム48に当該インパクトビーム48からアウタパネル38に向かって張り出したセンシング用BKT62が設けられている。このため、アウタパネル38への局所的な衝突荷重の入力時において、センシング用BKT62が張り出している分だけアウタパネル38の変形量が少ない状態で、当該アウタパネル38からインパクトビーム48に早期に衝突荷重を伝達することができる。その結果、インパクトビーム48にセンシング用BKT62が設けられていない場合と比し、アウタパネル38からインナパネル40への荷重の伝達にかかる時間を短くすることができる。したがって、本実施形態では、サイドドア34への局所的な衝突荷重の入力時において、より早期に加第1加速度センサ56(や第2加速度センサ58)に衝突荷重を伝達することができる。
また、本実施形態では、センシング用BKT62が車両側面視でアウタパネル38の車両前後方向中央部よりも車両後方側に配置されている。このため、車両側面視でアウタパネル38の車両前後方向中央部よりも車両後方側に局所的な衝突荷重が入力された場合に、アウタパネル38の車両後方側の部分の変形量が少ない状態で、当該アウタパネル38からインパクトビーム48に衝突荷重を伝達させることができる。
ところで、乗員が小柄である場合には、サイドドア34のアウタパネル38と乗員との間の距離が確保され、側突用エアバッグを展開させるのに利用可能な時間を確保することが比較的容易となる。一方、乗員が大柄である場合には、サイドドア34のアウタパネル38と乗員との間の距離を確保することが困難となり、側突用エアバッグを展開させるのに利用可能な時間を確保することが困難となることが考えられる。そして、大柄の乗員の座席位置は、小柄の乗員の座席位置よりも車両後方側に位置する場合が多い。
ここで、本実施形態では、上述したように、車両側面視でアウタパネル38の車両前後方向中央部よりも車両後方側に局所的な衝突荷重が入力された場合に、アウタパネル38からインパクトビーム48に衝突荷重を伝達させやすくなっている。このため、大柄な乗員が乗車している場合であっても、側突用エアバッグを展開させるのに利用可能な時間を確保することが可能となる。
また、本実施形態では、第1加速度センサ56がセンターピラー26に配置されており、第1加速度センサ56はセンシング用BKT62からインナパネル40を経てセンターピラー26に伝達された衝突荷重を検出することとなる。ところで、センターピラー26に衝突荷重が入力された場合、センタピラー26の車両幅方向への変形量の観点では、センターピラー26の車両上方側の部分は当該衝突荷重の影響を受けやすく、センターピラー26の根元部分は当該衝突荷重の影響を受けにくい。つまり、本実施形態では、上述したセンタピラー26の車両下方側の位置にセンシング用BKT62を設けることで、サイドドア34のアウタパネル38からセンターピラー26に配置された第1加速度センサ56への衝突荷重の伝達効率を確保することができる。したがって、本実施形態では、乗員が小柄であるか大柄であるかに関わらず側突用エアバッグを安定して展開することができると共に、センターピラー26に配置された第1加速度センサ56に早期に衝突荷重を伝達することができる。
さらに、本実施形態では、サイドドア34のアウタパネル38は、その車両前後方向中央部が車両幅方向外側に凸となるように湾曲しており、当該アウタパネル38によってサイドドア34に湾曲した意匠面が形成される。また、センシング用BKT62のインパクトビーム48からアウタパネル38への張り出し量δは、当該アウタパネル38の車両前後方向中央部に向かうに従って大きくなっている。このため、センシング用BKT62の張り出し量δをアウタパネル38の形状に対応させることができる。その結果、本実施形態では、第1加速度センサ56(及び第2加速度センサ58)への衝突荷重の伝達の早期化とサイドドア34の意匠性の確保との両立を図ることができる。
加えて、本実施形態では、センシング用BKT62は、側壁部62B1、上壁部62B2及び下壁部62B3を含んで、その車両前後方向から見た断面視で車両幅方向内側に開放されたU字状に構成されると共に、インパクトビーム48の長手方向に延在している。このため、サイドドア34に入力される衝突荷重に対するセンシング用BKT62の剛性が確保される。
ここで、本実施形態では、センシング用BKT62の上壁部62B2に車両上方側に膨出しかつ側壁部62B1の上縁部に沿う上側ビード部64が形成されている。一方、センシング用BKT62の下壁部62B3には、車両下方側に膨出しかつ側壁部62B1の下縁部に沿う下側ビード部66が形成されている。このため、センシング用BKT62が上側ビード部64及び下側ビード部66で補強される。その結果、当該センシング用BKT62が衝突荷重を受けたときのセンシング用BKT62(の車両前後方向から見た断面の)断面崩れが抑制される。
ここで、図5及び図6を用いて、サイドドア34へ局所的な衝突荷重が入力されたときのセンシング用BKT62の挙動について具体的に説明する。なお、図5(A)、図5(B)、図5(C)、及び図5(D)は、この順に図6(A)、図6(B)、図6(C)及び図6(D)の状態に対応している。図5(A)、図6(A)に示されるように、衝突体68によってサイドドア34へ局所的な衝突荷重が入力されると、まず、アウタパネル38が衝突体68によって押圧されて変形する。そして、図5(B)、図6(B)に示されるように、衝突体68からアウタパネル38を介してセンシング用BKT62に衝突荷重が入力される。このとき、図5(C)、図6(C)に示されるように、センシング用BKT62は、衝突体68によって押圧されて、上壁部62B2と下壁部62B3との間隔が広げられるように変形すると共に、側壁部62B1も車両幅方向内側に撓むように変形する。しかしながら、上壁部62B2及び下壁部62B3の配置状態は、衝突前の状態に対して、平行な状態を保ち続けている。そして、図5(D)、図6(D)に示されるように、センシング用BKT62全体では、衝突荷重が入力されるとインパクトビーム48と共に車両幅方向内側に凸となるように撓み変形する。したがって、本実施形態では、アウタパネル38からインパクトビーム48への荷重の伝達効率を向上させることができる。
<上記実施形態の補足説明>
(1) 上述した実施形態では、メインセンサを圧力センサ53とすると共に、第1加速度センサ56及び第2加速度センサ58をセーフィングセンサとする構成としたが、これに限らない。例えば、圧力センサ53を設けることなく、第1加速度センサ56をメインセンサとし、第2加速度センサ58をセーフィングセンサとする構成としてもよい。また、圧力センサ53の代わりにサイドドア34のインナパネル40に第1加速度センサ56を配置してメインセンサとすると共に、センターピラー26のピラーインナ32に第2加速度センサ58を配置してセーフィングセンサとする構成としてもよい。さらに、メインセンサを圧力センサ53とすると共に、第1加速度センサ56及び第2加速度センサ58の何れか一方をセーフィングセンサとする構成としてもよい。加えて、圧力センサ53を配置することなく、第1加速度センサ56の検出値及び第2加速度センサ58の検出値の両方が閾値以上であった場合に側突用エアバッグ装置60を作動させる構成としてもよい。なお、第1加速度センサ56及び第2加速度センサ58には、上述したものに限らず、種々の検出方式のものを採用することが可能である。
(2) また、上述した実施形態では、車両幅方向左側のサイドドア34に本実施形態に係る車両用サイドドア構造を適用した場合を一例として示したが、車両幅方向右側のサイドドアにも本実施形態に係る車両用サイドドア構造を適用することが可能である。
(3) さらに、上述した実施形態では、センシング用BKT62の張出部62Bの断面形状を車両幅方向内側に開放されたU字状としたが、円弧状やV字状等種々の断面形状を適用することも可能である。また、張出部62Bのみで十分な剛性が確保できる場合には、上側ビード部及び64下側ビード部66を設けない構成としてもよい。なお、センシング用BKT62の配置位置も上述の位置に限らず、車種等に応じて適宜変更可能である。
(4) 加えて、上述した実施形態では、インパクトビーム48を円管状に構成したが、当該インパクトビーム48を角パイプ等で構成してもよい。
(5) さらに加えて、上述した実施形態では、第1加速度センサ56をセンターピラー26のピラーインナ32に取り付けたが、第1加速度センサ56及びセンターピラー26も本発明の一部とする場合には、本発明を車体側部構造と把握することができる。また、同様に、第2加速度センサ58及びフロアパネル16を本発明の一部とする場合には、本発明を車体構造と把握することも可能である。
10 車両
34 サイドドア
38 アウタパネル
40 インナパネル
44 内部空間
48 インパクトビーム
62 センシング用ブラケット
62B1 側壁部
62B2 上壁部
62B3 下壁部
64 上側ビード部
66 下側ビード部
δ 張り出し量

Claims (3)

  1. サイドドアの車両幅方向外側の部分を構成しかつ車両上下方向及び車両前後方向に延在するアウタパネルと、
    前記サイドドアの車両幅方向内側の部分を構成しかつ車両上下方向及び車両前後方向に延在すると共に前記アウタパネルとで内部空間を形成するインナパネルと、
    車両前後方向に延在する真っ直ぐな管状に構成されると共に前記内部空間における前記アウタパネル側に配置され、長手方向の両端部が前記インナパネルに固定されたインパクトビームと、
    前記インパクトビームに設けられると共に当該インパクトビームから前記アウタパネルに向かって張り出したセンシング用ブラケットと、
    を有し、
    前記アウタパネルは、車両前後方向中央部が車両幅方向外側に凸となるように湾曲しており、
    前記センシング用ブラケットの前記インパクトビームから前記アウタパネルへの張り出し量は、当該アウタパネルの車両前後方向中央部に向かうに従って大きくなっている、
    車両用サイドドア構造。
  2. 前記センシング用ブラケットは、車両側面視で前記アウタパネルの中央部よりも車両後方側でかつ車両下方側に配置されている、
    請求項1に記載の車両用サイドドア構造。
  3. 前記センシング用ブラケットは、前記アウタパネルに対向しかつ前記インパクトビームの長手方向に延在する側壁部と、当該側壁部の車両上方側の周縁部から車両幅方向内側に延出された上壁部と、当該側壁部の車両下方側の周縁部から車両幅方向内側に延出された下壁部とを備え、
    前記上壁部には車両上方側に膨出しかつ前記側壁部の上縁部に沿う上側ビード部が形成されると共に、前記下壁部には車両下方側に膨出しかつ当該側壁部の下縁部に沿う下側ビード部が形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の車両用サイドドア構造。
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