以下、実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
以下の実施形態では半導体記憶装置として、メモリセルトランジスタが半導体基板の上に二次元に配置された平面型NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
1 構成について
一実施形態の半導体記憶装置の構成について説明する。
1.1 半導体記憶装置の全体構成について
まず、本実施形態に係る半導体記憶装置の全体構成について、図1を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態のNAND型フラッシュメモリ100は、メモリセルアレイ111、ロウデコーダ112、センスアンプ113、及びソース線ドライバ114を備えている。
メモリセルアレイ111は、データを不揮発に記憶する。そしてメモリセルアレイ111は、複数の不揮発性メモリセルトランジスタの集合である複数のブロックBLK(BLK0、BLK1、…)を備えている。
ブロックBLKの各々は、メモリセルトランジスタが直列接続された複数のNANDストリング115を備えている。メモリセルトランジスタは、半導体基板上に二次元に配列されている。なお、1つのブロックに含まれるNANDストリング115の数は任意である。
NANDストリング115の各々は、例えば16個のメモリセルトランジスタMT(MT0〜MT15)、並びに選択トランジスタST1及びST2を含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、制御ゲートと電荷蓄積層とを備え、データを不揮発に保持する。なお、メモリセルトランジスタMTは、電荷蓄積層に絶縁膜を用いたMONOS型であっても良いし、電荷蓄積層に導電膜を用いたFG型であっても良い。更に、メモリセルトランジスタMTの個数は16個に限られず、8個や32個、64個、128個等であってもよく、その数は限定されるものではない。
メモリセルトランジスタMT0〜MT15は、その電流経路が直列に接続される。この直列接続の一端側のメモリセルトランジスタMT0のドレインは、選択トランジスタST1のソースに接続され、他端側のメモリセルトランジスタMT15のソースは、選択トランジスタST2のドレインに接続されている。
同一ブロックBLK内の選択トランジスタST1のゲートは、同一のセレクトゲート線SGDに共通に接続される。同様に、同一ブロックBLK内の選択トランジスタST2のゲートは、同一のセレクトゲート線SGSに共通に接続される。
また、ブロックBLK内の各NANDストリング115のメモリセルトランジスタMT0〜MT15の制御ゲートは、それぞれワード線WL0〜WL15に共通に接続される。
また、メモリセルアレイ111内でマトリクス状に配置されたNANDストリング115のうち、同一列にあるNANDストリング115の選択トランジスタST1のドレインは、いずれかのビット線BL(BL0〜BL(N−1)、(N−1)は1以上の自然数)に共通接続される。すなわちビット線BLは、複数のブロックBLK間でNANDストリング115を共通に接続する。
また、各ブロックBLK内にある選択トランジスタST2のソースは、ソース線CELSRCに共通に接続されている。すなわちソース線CELSRCは、複数のブロックBLK間でNANDストリング115を共通に接続する。そして、ソース線CELSRCは、ソース線ドライバ114に接続されている。
更にソース線CELSRCは、各ブロックBLKに対応するモニタ配線LSRC(LSRC0、LSRC1、…)が接続されている。モニタ配線LSRCは、ソース線CELSRCと、各ブロックBLKの選択トランジスタST2のソース(ソース線コンタクトSC)との接続位置における電圧をモニタするための配線である。そしてモニタ配線LSRCは、一方がソース線CELSRCに接続されて、他方がロウデコーダ112に接続される。
次に、ソース線CELSRCとモニタ配線LSRCの接続について、図2を用いて詳細に説明する。
図2に示すように、本実施形態において、各ブロックBLKは、半導体基板に水平な第1方向に沿って、ソース線ドライバ114から遠い位置からソース線ドライバ114に向かって、ブロックBLK0、BLK1、…の順に配置されている。各ブロックBLK内では、半導体基板に水平で第1方向と垂直な第2方向に沿って、複数のNANDストリング115が配置されている。そして、NANDストリング115内では、第1方向に沿ってソース線ドライバ114から遠い位置からソース線ドライバ114に向かって、選択トランジスタST1、メモリセルトランジスタMT0〜MT15及び選択トランジスタST2が順に配置されている。
ソース線CELSRCは、メモリセルアレイ111の上方(半導体基板に垂直な第3方向)において各ブロックBLKを覆うように複数の配線で形成されており、各選択トランジスタST2のソースと接続される。より具体的には、ソース線CELSRCは、ブロックBLK0の各選択トランジスタST2のソースと、ソース上に設けられたソース線コンタクトSC0を介して接続され、ブロックBLK1の各選択トランジスタST2のソースと、ソース線コンタクトSC1を介して接続される。以下、ソース線ドライバ114とソース線コンタクトSC0及びSC1とを接続するソース線CELSRCの配線長を、それぞれL0及びL1とすると、L0>L1の関係にある。
また、モニタ配線LSRCは、対応するブロックBLKのソース線コンタクトSCとソース線CELSRCとの接続位置に近い場所に接続される。例えば、モニタ配線LSRC0及びLSRC1は、ソース線ドライバ114までの配線長がそれぞれL0及びL1となる位置で、ソース線CELSRCに接続される。
なお、図2の例では、モニタ配線LSRCがソース線CELSRCに接続される場合について説明したが、モニタ配線LSRCがソース線CELSRCと異なる配線層で形成され、ソース線コンタクトSCと接続されても良い。この場合、ソース線コンタクトSCにモニタ配線LSRCとソース線CELSRCが共通に接続される。また、図2の例では、ソース線CELSRCがメモリセルアレイ111全体を覆うように形成されている場合について説明したが、覆っていなくても良い。
図1に戻り、センスアンプ113は、ビット線に対応する複数のセンスアンプユニット120を備える。センスアンプユニット120は、データの読み出し時には、メモリセルトランジスタからビット線に読み出されたデータをセンスする。またセンスアンプユニット120は、データの書き込み時には、書き込みデータをメモリセルトランジスタMTに転送する。以下、センスアンプ113が一括して読み出し及び書き込みを行うデータの単位を「ページ」と呼ぶ。
ロウデコーダ112は、例えばデータの書き込み及び読み出しの際、対象となるブロックを選択して、ワード線WL、並びにセレクトゲート線SGD及びSGSに必要な電圧を印加する。またロウデコーダ112は、CGドライバ116、ブロックデコーダ117、並びにスイッチ部118を備える。
CGドライバ116は、ワード線WL0〜15、並びにセレクトゲート線SGD及びSGSにそれぞれ対応した配線CG0〜CG15、CGD、及びCGSに必要な電圧を供給する。
ブロックデコーダ117(117−0、117−1、…)は、外部コントローラより入力されるロウアドレスをデコードして、対象となるブロックBLKを選択する。より具体的にはブロックデコーダ117は、ブロックBLK毎に設けられる。そして例えばブロックBLK0が選択された場合には、ブロックBLK0に対応するブロックデコーダ117−0が信号線TG0を“H”レベルにする。
スイッチ部118は、ブロックBLK毎に設けられ、nチャネルMOSトランジスタ10(10−0〜10−15)、nチャネルMOSトランジスタ11(11−0及び11−1)、及びnチャネルMOSトランジスタ12を備える。
以下、ブロックBLK0を例として、トランジスタ10〜12の接続について具体的に説明する。なお、他のブロックBLKも同じ構成である。まずワード線WL0に対応するトランジスタ10−0は、ソースまたドレインのいずれか一方がワード線WL0に接続され、他方が配線CG0に接続され、ゲートが信号線TG0に接続される。トランジスタ10−1〜10−15も同様に、ソースまたドレインのいずれか一方がそれぞれワード線WL1〜WL15に接続され、他方がそれぞれ配線CG1〜CG15に接続され、ゲートが信号線TG0に共通に接続される。
またトランジスタ11−0(または11−1)は、ソースまたドレインのいずれか一方がセレクトゲート線SGD(またはSGS)に接続され、他端が配線CGD(またはCGS)に接続され、ゲートが信号線TG0に共通に接続される。
またトランジスタ12は、ソースまたドレインのいずれか一方がモニタ配線LSRC0に接続され、他方がモニタ配線SRC_MONIに接続され、ゲートが信号線TG0に接続される。よって、信号線TG0は、スイッチ部118に設けられた複数のトランジスタ10〜12のゲートに共通に接続される。そして、信号線TG0が“H”レベルとされると、ブロックBLK0に対応するトランジスタ10、11、及び12が全てオン状態となる。
ソース線ドライバ114は、ソース線CELSRCの電圧を制御する。そしてソース線ドライバ114は、nチャネルMOSトランジスタ13及び比較器15を備える。比較器15は、非反転入力端子がモニタ配線SRC_MONIと接続され、反転入力端子が、配線NSRCと接続され、出力端子がトランジスタ13のゲートに接続される。配線NSRCは、書き込み、読み出し、消去動作時に、ソース線CELSRCに必要な電圧が与えられる。そして比較器15は、モニタ配線SRC_MONIの電圧、すなわち選択ブロックBLKにおけるソース線CELSRCの電圧と、配線NSRCの電圧とを比較した結果を出力する。
ここで、比較器15の入力端子は、比較器15内の図示せぬトランジスタにゲート接続されている。このため、モニタ配線SRC_MONIに電流はほぼ流れず、モニタ配線LSRC及びモニタ配線SRC_MONIの電圧降下は、ほぼ生じない。つまり、比較器15の非反転入力端子には、選択ブロックBLKにおけるソース線CELSRCの電圧が入力される。以下においては、モニタ配線LSRC及びモニタ配線SRC_MONIの電圧降下は、便宜的に生じないものとして記載する。
トランジスタ13は、ソースまたドレインのいずれか一方がソース線CELSRCに接続され、他方が接地されている。そしてトランジスタ13は、比較器15の出力に応じて、ソース線CELSRCの電圧を制御する。すなわち、ソース線ドライバ114は、モニタ配線SRC_MONIの電圧と配線NSRCの電圧が等しくなるように、ソース線ドライバ114におけるソース線CELSRCの電圧を制御する。なお、トランジスタ13の個数は1個に限定されず、複数個のトランジスタ13が並列接続され、ゲートが共通に接続されていても良い。
また、本実施形態では、メモリセルトランジスタMTが半導体基板上に二次元に配置されている場合について説明したが、半導体基板上方に三次元に積層されても良い。
三次元積層型NAND型フラッシュメモリにおけるメモリセルアレイ111の構成については、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
1.2 センスアンプの構成について
次にセンスアンプ113の構成について、図3を用いて説明する。なお本実施形態では、電流センス方式のセンスアンプユニット120について説明する。センスアンプユニット120は、ビット線1本毎に対応しており、ビット線BLの本数と同じ数のセンスアンプユニット120がある。
図3に示すように、センスアンプユニット120は、センス回路SA及びラッチ回路SDLを備えている。なお、個々のメモリセルトランジスタMTが2ビット以上のデータを保持する際等には、ラッチ回路は2つ以上設けられる。
センス回路SAは、ビット線BLに読み出されたデータをセンス・増幅し、またラッチ回路SDLの保持するデータに応じてビット線BLに電圧を印加する。ラッチ回路SDLは、データを一時的に保持する。ラッチ回路SDLは、データの書き込み時には、外部コントローラから受信した書き込みデータを保持する。データの読み出し時には、センス回路SAでセンス・増幅されたデータを保持し、外部コントローラへ送信する。
センス回路SAは、nチャネルMOSトランジスタ20〜28、pチャネルMOSトランジスタ29、及びキャパシタ素子30を備えている。
トランジスタ20は、ソースまたはドレインのいずれか一方が対応するビット線BLに接続され、他方がトランジスタ21のソースまたはドレインのいずれか一方に接続され、ゲートに信号BLSが入力される。
トランジスタ21は、ソースまたはドレインの他方がノードSCOMに接続され、ゲートに信号BLCが入力される。トランジスタ21は、対応するビット線BLを、信号BLCの電位に応じてクランプするためのものである。
トランジスタ25は、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードSCOMに接続され、他方がノードSRCGNDに接続され、ゲートに信号INV_Sが入力される。
トランジスタ22は、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードSCOMに接続され、他方がノードSSRCに接続され、ゲートに信号BLXが入力される。
トランジスタ29は、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードSSRCに接続され、他方より電圧VDDSAが印加され、ゲートに信号INV_Sが入力される。VDDSAは、電圧発生回路よりセンスアンプ113に供給される電源電圧である。
トランジスタ23は、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードSCOMに接続され、他方がノードSENに接続され、ゲートに信号XXLが入力される。
トランジスタ24は、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードSSRCに接続され、他方がノードSENに接続され、ゲートに信号HLLが入力される。
トランジスタ27は、ソースまたはドレインのいずれか一方がトランジスタ28のソースまたはドレインのいずれか一方に接続され、他方が接地され、ゲートがノードSENに接続される。
トランジスタ28は、ソースまたはドレインのいずれか他方がバスLBUSに接続され、ゲートに信号STBが入力される。
トランジスタ26は、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードSENに接続され、他方がバスLBUSに接続され、ゲートに信号BLQが入力される。
キャパシタ素子30は、一方の電極がノードSENに接続され、他方の電極にクロックCLKが入力される。
1.3 ロウデコーダの平面構成について
次に、ロウデコーダ112の平面構成について、特にスイッチ部118のトランジスタ10〜12のレイアウトに着目して、図4を用いて説明する。図4の例では、ブロックBLK0について詳細に図示しているが、他のブロックBLKも同様である。
図4に示すように、ロウデコーダ112は、半導体基板表面に水平な第2方向に沿って、メモリセルアレイ111と隣り合うように配置される。そしてロウデコーダ112内において、スイッチ部118及びブロックデコーダ117は、第2方向に沿ってメモリセルアレイ111に近い側から、スイッチ部118、ブロックデコーダ117の順に配置される。より具体的には、各ブロックBLKに対応するスイッチ部118及びブロックデコーダ117が第2方向に並んで配置されており、例えばブロックBLK0に対応するスイッチ部118の隣にブロックデコーダ117−0が配置される。
またブロックデコーダ117は、半導体基板表面に水平で第2方向と垂直な第1方向に沿ってブロックBLK毎に配置されている。スイッチ部118も同様に、第1方向に沿ってブロックBLK毎に配置されている。図4の例では、紙面上方から下方に向かってブロックBLK0、ブロックBLK1、…と順に配置されている。
各ブロックBLKのスイッチ部118内には、半導体基板に設けられた図示せぬ活性領域上に、トランジスタ10、11、及び12が配置され、これらは互いに図示せぬ素子分離領域で分離されている。
スイッチ部118内においては、3つのトランジスタ12が、メモリセルアレイ111に最も近い位置で、第1方向に沿って配置されている。またトランジスタ12は、ソースまたはドレインのいずれか一方がモニタ配線LSRC0に共通に接続され、他方がモニタ配線SRC_MONIに共通に接続されている。具体的には、トランジスタ12のソース及びドレイン上にはコンタクトが形成され、各コンタクトは、トランジスタ12の上方(半導体基板に垂直な第3方向)に形成されたモニタ配線LSRC0あるいはモニタ配線SRC_MONIに対応する金属配線に接続される。
トランジスタ10−0〜10−15、並びにトランジスタ11−0及び11−1は、それぞれ1本のワード線WL0〜WL15、並びにセレクトゲート線SGD及びSGSに対応して1つ設けられている。そして、トランジスタ10−0〜10−15、並びにトランジスタ11−0及び11−1は、トランジスタ12の隣に、第2方向に沿って3列に配置されている。図4の例では、ブロックデコーダ117−0からトランジスタ12に向かって、トランジスタ11−0、11−1、トランジスタ10−0〜10−15が順に配置されている。またトランジスタ10及び11は、ソースまたはドレインの一方が、CGドライバ116にそれぞれ接続されている。そしてトランジスタ10の他方はワード線WLに接続され、トランジスタ11の他方はセレクトゲート線SGD及びSGDに接続される。なお、図4の例では、紙面の都合上、説明を容易にするため、ワード線WL0〜WL15、並びにセレクトゲート線SGD及びSGSは、第1方向(スイッチ部118の上方)に引き出されている。実際のレイアウトでは、例えばワード線WL、並びにセレクトゲート線SGD及びSGSに対応する金属配線が、トランジスタ10及び11の第3方向に沿った上方に形成され、トランジスタ10及び11のソースまたドレインと、コンタクトを介して接続される。
また、トランジスタ10、11及び12は、第2方向に沿って配置された列毎に、ゲート上に形成されたコンタクトを介して、信号線TG0に対応する金属配線に共通に接続されている。そしてブロックデコーダ117−0に近い位置で、3本の信号線TG0は結合され、1本の信号線TG0がブロックデコーダ117−0に接続されている。
またロウデコーダ112内において、CGドライバ116は、スイッチ部118に対して第1方向に沿って配置され、図4の例では、紙面下方側に配置されている。
なお、図4の例では、1つのブロックBLKに対し、トランジスタ10、11、及び12が第2方向に沿って3列に配置されているが、1列でも良く、2列でも良く、4列以上でも良く、特に限定されない。更にトランジスタ10、11、及び12の順序も限定されない。また、トランジスタ12が3つ並列に接続されているが、1つでも、2つでも、4つ以上でも良く、個数は特に限定されない。トランジスタ12のサイズ、あるいはオン抵抗等を考慮して適宜、決定されるのが好ましい。また、トランジスタ10及び11は、1本のワード線WL並びにセレクトゲート線SGD及びSGSに対して1つ設けられているが、トランジスタ12と同様に、1本の配線に対し複数個設けられても良い。そして、例えばワード線WL0に対し2つのトランジスタ10−0を設ける場合、2つのトランジスタ10−0は、ソースまたドレインを共有した構造とされても良い。また、トランジスタ10、11、及び12は、それぞれのサイズ(ゲート長、ゲート幅、ソースまたはドレインの面積等)が同じでも良く、異なっていても良い。例えばトランジスタ10−0〜10−15においても、それぞれサイズが異なっていても良い。また、ロウデコーダ112が、複数に分割されていても良い。例えば偶数番のブロックBLKに対応するロウデコーダ112と、奇数番のブロックBLKに対応するロウデコーダ112に分割されて、それぞれが第2方向に沿ってメモリセルアレイ111の両側に配置されていても良い。
2 読み出し動作について
次に、本実施形態に係るデータの読み出し動作について、特に各配線の電圧に着目して図5を用いて説明する。
図5に示すように、まず時刻t1で、ロウデコーダ112は、選択ブロックBLKのブロックデコーダ117において信号線TGを“H”レベルにする。これにより対応するスイッチ部118のトランジスタ10、11、及び12がオン状態となる。よって、選択ブロックBLKに対応するモニタ配線LSRCとモニタ配線SRC_MONIとが電気的に接続される。そしてロウデコーダ112は、選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGD及びSGSに電圧VSGを印加する。電圧VSGは、選択トランジスタST1及びST2をオン状態にするための電圧である。またロウデコーダ112は、選択ブロックBLKの選択ワード線WLに電圧VCGRVを印加し、非選択ワード線WLに電圧VREADを印加する。電圧VCGRVは、読み出し対象データの閾値レベルに応じた電圧である。例えば読み出し対象のメモリセルトランジスタMTの閾値が電圧VCGRVより高い場合、メモリセルトランジスタMTはオフ状態となり、閾値が電圧VCGRVより低い場合、メモリセルトランジスタMTはオン状態となる。電圧VREADは、保持データに関わらずメモリセルトランジスタMTをオンさせる電圧であり、VREAD>VCGRVである。
次に時刻t2で、センスアンプ113は、ビット線BLに電圧VBLを印加する。より具体的には、センスアンプユニット120内において、信号BLS及び信号BLXが“H”レベルとされ、信号INV_Sが“L”レベルとされることにより、トランジスタ20、22、及び29がオン状態となる。そして信号BLCの電圧がVBL+Vt21(Vt21はトランジスタ21の閾値電圧)とされることより、センスアンプユニット120は、対応するビット線BLに電圧VBLを印加する。
また、ソース線ドライバ114は、ソース線CELSRCに電圧VSRCを印加する。電圧VSRCは、読み出し動作の際、対応するブロックBLKの選択トランジスタST2のソースに印加される電圧であり、VSRC<VBLの関係がある。より具体的には、ソース線ドライバ114は、配線NSRCに印加された電圧VSRCとモニタ配線SRC_MONIの電圧とが同じになるように制御する。すなわち、ソース線ドライバ114は、選択ブロックBLK(の選択トランジスタST2のソース)におけるソース線CELSRCの電圧がVSRCとなるように制御する。このとき、選択ブロックBLKの選択トランジスタST2のソースからソース線CELSRCを介してソース線ドライバ114に電流が流れるため、ソース線CELSRCの配線抵抗に応じた電圧降下が生じる。よって、ソース線CELSRCとソース線ドライバ114との接続位置におけるソース線CELSRCの電圧は、(VSRC−(Icell×Rsc))となる。但し、
Icell;ソース線CELSRCに流れる電流、
Rsc;ソース線CELSRCの配線抵抗、である。
次に時刻t3で、センスアンプユニット120の信号HLLが“H”レベルとされる。これにより、トランジスタ24がオン状態となり、ノードSENには電圧VSEN(>ノードSCOMの電圧)が印加される。
次に時刻t4で、センスアンプユニット120の信号HLLが“L”レベルとされ、トランジスタ24はオフ状態となる。また、信号XXLが“H”レベルとされ、トランジスタ23はオン状態となる。これにより、ビット線BLに接続された読み出し対象のメモリセルトランジスタMTがオン状態の場合、ノードSENからビット線BLに電流が流れるため、ノードSENは放電される。他方で、メモリセルトランジスタMTがオフ状態の場合、ノードSENからビット線BLに電流は流れないため、ノードSENは当初の電圧VSENをほぼ維持する。
次に時刻t5で、センスアンプユニット120において、信号STBが“H”レベルとされて、データがストローブされる。すなわち読み出しデータがラッチ回路SDLに転送される。具体的には、ノードSENの電圧が“H”レベル(トランジスタ27の閾値より高い電圧)であれば、トランジスタ27がオン状態となる。よって、バスLBUSを介してラッチ回路SDLから電流が流れるため、ラッチ回路には“L”レベルが転送される。他方で、ノードSENの電圧が“L”レベルであれば、トランジスタ27がオフ状態となるため、バスLBUSは初期状態の“H”レベルを維持する。すなわちラッチ回路SDLは、“H”レベルを保持する。
次に時刻t6で、リカバリ処理が行われ、各配線の電圧がリセットされる。
3 読み出し時におけるロウデコーダの動作の具体例について
次に、読み出し時におけるロウデコーダの動作とソース線CELSRCの電圧の関係の具体例について、特に選択ブロックBLKとソース線CELSRCの電圧の関係に着目して、図6及び図7を用いて説明する。図6はブロックBLK0が選択された場合を示し、図7はブロックBLK1が選択された場合を示している。
なお、図6及び図7では、説明を簡略にするため、セレクトゲート線SGD及びSGS、並びにこれらに接続されるトランジスタ11が省略されている。各ブロックBLKにおけるワード線WLは、1本だけ図示されている。ブロックBLK0は、ブロックBLK1よりもソース線ドライバ114までの配線長が長い。
また、ソース線CELSRCは、図中において、便宜的に斜線を付した領域で示されており、例えばメモリセルアレイ111の上方に、全てのブロックBLKの全面を覆うように複数の配線が設けられている。
また、ソース線ドライバ114においては、トランジスタ13が3個の例を示す。
図6を用いて、ブロックBLK0が選択される場合について説明する。ブロックデコーダ117−0において、ブロックBLK0の信号線TG0が“H”レベルとされる。これにより、対応するトランジスタ10及び12がオン状態とされる。従って、ブロックBLK0に対応するモニタ配線LSRC0とモニタ配線SRC_MONIとが電気的に接続される。これにより、ソース線ドライバ114は、ブロックBLK0におけるソース線CELSRCの電圧が配線NSRCに印加された例えば電圧VSRCと等しくなるように制御する。
そしてソース線CELSRCでは、ブロックBLK0からソース線ドライバ114に向かって電流Icellが流れる。このとき、ソース線ドライバ114におけるソース線CELSRCの電圧は、(VSRC−(Icell×Rsc0))となる。但し、Rsc0;ブロックBLK0の選択トランジスタST2のソースからソース線ドライバ114のトランジスタ13までのソース線CELSRCの配線抵抗、である。
図7を用いて、ブロックBLK1が選択される場合について説明する。ブロックBLK1が選択される場合、ブロックデコーダ117−1において、信号線TG1が“H”レベルとされる。よって、ブロックBLK1に対応したモニタ配線LSRC1とモニタ配線SRC_MONIとが電気的に接続される。従って、ソース線ドライバ114は、ブロックBLK1におけるソース線CELSRCの電圧が配線NSRCに印加された電圧VSRCと等しくなるように制御する。このとき、ソース線ドライバ114におけるソース線CELSRCの電圧は、(VSRC−(Icell×Rsc1))となる。但し、Rsc1;ブロックBLK1の選択トランジスタST2のソースからソース線ドライバのトランジスタ13までのソース線CELSRCの配線抵抗、である。
ここで、ブロックBLK1は、ブロックBLK0よりもソース線ドライバ114に近い位置に配置されているため、ソース線の配線抵抗はRsc0>Rsc1の関係にある。従って、ソース線ドライバ114におけるソース線CELSRCの電圧は、ブロックBLK0よりもブロックBLK1を選択した方が高くなり、(VSRC−(Icell×Rsc0))<(VSRC−(Icell×Rsc1))の関係にある。
4 本実施形態における効果について
本実施形態に係る構成であると、半導体記憶装置の動作信頼性を向上できる。本効果につき、以下説明する。
図8を用いて、一般的な、読み出し時にソース線CELSRCを流れる電流Icellとソース線ドライバ114における電圧制御との関係について説明する。図8では、モニタ配線SRC_MONIは、ソース線ドライバ114とソース線CELSRCとの接続位置に接続されている。よってソース線ドライバ114は、ソース線ドライバ114とソース線CELSRCとの接続位置を基準としてソース線CELSRCの電圧を制御する。
データの読み出し動作では、ソース線CELSRCにおいて、読み出し対象のブロックBLKからソース線ドライバ114に電流Icellが流れる。電流Icellが流れることで、選択ブロックBLKとソース線ドライバ114との間で電圧降下が生じる。すなわち、ソース線ドライバ114が、ソース線ドライバ114とソース線CELSRCとの接続位置を基準としてソース線CELSRCの電圧を制御する場合、選択ブロックBLKにおける電圧は、電圧降下の分だけ高くなる。例えば図8の例では、ブロックBLK0が選択されている。そして、ソース線ドライバ114は、ソース線ドライバ114とソース線CELSRCとの接続位置の電圧が電圧VSRCとなるように制御している。このような場合、選択ブロックBLK0におけるソース線CELSRCの電圧は電圧降下の分だけ高くなり(VSRC+(Icell×Rsc0))となる。
各ブロックBLKからソース線ドライバ114までのソース線CELSRCの長さは、ブロックBLKの配置により異なる。つまり、ブロック毎にソース線CELSRCの配線抵抗Rscが異なるため、ブロックBLK毎に生じる電圧降下の大きさが異なる。
また、読み出し時に流れる電流Icellは、保持しているデータ(メモリセルトランジスタMTのオン/オフ状態)により異なるため、保持しているデータによっても電圧降下の大きさが異なる。
よって、ソース線ドライバ114が、例えばソース線ドライバ114とソース線CELSRCとの接続位置を基準としてソース線CELSRCの電圧を制御すると、各ブロックBLKにおけるソース線CELSRCの実際の電圧は、電圧降下の分だけ高い電圧(電圧VSRCから浮いた状態)となる。このため、ソース線ドライバ114がソース線CELSRCの電圧をVSRCに制御しても、選択ブロックBLKにおける印加電圧はばらつく。更には、保持しているデータによっても各ブロックBLKにおけるソース線CELSRCの電圧が異なってしまう。
読み出し動作においてソース線CELSRCの電圧がばらつくと、メモリセルトランジスタMTにおけるゲートとソースの電位差にばらつきが生じる。例えばソース線CELSRCの電圧がメモリセルトランジスタMTのゲート電圧より高くなると、対象となるメモリセルトランジスタMTがカットオフ状態となりデータが正常に読み出せなくなる可能性がある。または、ノードSENの放電のスピードにばらつきが生じ、データをストローブする際のノードSENの電圧にばらつきが生じる可能性がある。
すなわち、ソース線CELSRCの電圧がばらつくと、読み出しデータにばらつきが生じる。つまり、例えば実データの閾値分布よりも読み出しデータの閾値分布が広がって見える可能性がある。または、誤読み出しが生じる可能性がある。したがって、ソース線CELSRCの電圧がばらつくと読み出しデータの信頼性が低下する。また、データの書き込み動作や消去動作で行われるベリファイでも同様の問題が生じる可能性があるため、これらの動作に対する信頼性も低下する。
これに対し、本実施形態に係る構成では、ブロックBLK毎にソース線CELSRCの電圧をモニタするためのモニタ配線LSRCを備える。そして、ロウデコーダ112は、各ブロックBLKに対応して、モニタ配線LSRCとモニタ配線SRC_MONIとを接続するためのトランジスタ12を備える。各トランジスタ12のゲートは、対応するブロックBLKのブロックデコーダ117(信号線TG)にそれぞれ接続されている。よって、ブロックデコーダ117がモニタ配線LSRCとモニタ配線SRC_MONIとの接続を制御することにより、ソース線ドライバ114は、選択ブロックBLKとソース線CELSRCとの接続位置を基準としてソース線CELSRCの電圧を制御することができる。
更に本実施形態に係る構成では、ソース線ドライバ114がソース線CELSRCの電圧をモニタする際、モニタ配線LSRC及びモニタ配線SRC_MONIにはほとんど電流が流れない。よって、モニタ配線LSRC及びモニタ配線SRC_MONIにおける電圧降下は、ほぼ生じない。これにより、ソース線ドライバ114は、電圧降下の影響をほとんど受けることなく、ソース線CELSRCの電圧をモニタすることができる。また、電圧降下がほとんど生じないため、ブロックBLKとソース線ドライバ114との位置関係、すなわちモニタ配線LSRC及びモニタ配線SRC_MONIの配線長、によるモニタ配線SRC_MONIの電圧のばらつきはほとんど生じない。よって、ブロックBLK間でのモニタ配線SRC_MONIの電圧ばらつきを抑制できる。
従って、本実施形態に係る構成では、ソース線ドライバ114は、電圧降下の影響をほとんど受けることなく、選択ブロックBLKとソース線CELSRCとの接続位置を基準としてソース線CELSRCの電圧を制御することができる。よって選択ブロックBLKにおけるソース線CELSRCの電圧ばらつきを抑制でき、読み出しデータの信頼性を向上できる。
以下、ソース線ドライバ114がソース線CELSRCの電圧をモニタする位置と、ソース線CELSRCの電圧との関係について、図9を用いて説明する。
図9に示すように、ソース線ドライバ114とソース線CELSRCの接続位置を基準(電圧VSRC)とすると(図9の破線(C))、ブロックBLK0が選択される場合、ブロックBLK0におけるソース線CELSRCの電圧は、(VSRC+(Icell×Rsc0))となる。またブロックBLK1が選択される場合、ブロックBLK1におけるソース線CELSRCの電圧は、(VSRC+(Icell×Rsc1))となる。このように、ブロックBLK毎にソース線CELSRCの電圧が異なる。
これに対し、本実施形態に係る構成において、選択ブロックBLKとソース線CELSRCの接続位置を基準とすると、ブロックBLK0が選択される場合(図9の実線(A))、ブロックBLK0におけるソース線CELSRCの電圧はVSRCとなる。また、ブロックBLK1が選択される場合(図9の実線(B))、ブロックBLK1におけるソース線CELSRCの電圧は、実線(A)と同様に、VSRCとなる。つまり、本実施形態であれば、いずれのブロックBLKが選択された場合においても、選択ブロックBLKにおけるソース線CELSRCの電圧をほぼ同じにすることができる。なお、ブロックBLK0が選択される場合、ソース線ドライバ114におけるソース線CELSRCの電圧は、(VSRC−(Icell×Rsc0)となる。また、ブロックBLK1が選択される場合、ソース線ドライバ114におけるソース線CELSRCの電圧は、(VSRC−(Icell×Rsc1))となる。
更に本実施形態に係る構成であると、書き込みあるいは消去動作時のベリファイにおいても、読み出したデータのばらつきを抑制できる。従って、書き込み及び消去動作における信頼性も向上できる。
更に本実施形態に係る構成であると、半導体記憶装置の面積をほとんど増加させることなく、選択ブロックBLKにおけるソース線CELSRCの電圧をモニタすることができる。本効果につき、以下説明する。
例えば、ブロックBLK毎にソース線CELSRCの電圧をモニタする回路を新たに設け、モニタ結果に応じて、ソース線CELSRCの電圧(配線NSRCの電圧)を制御するような場合、モニタ回路あるいは制御回路等の追加により半導体記憶装置の面積が増加する傾向にある。これに対し本実施形態では、ロウデコーダ112内にトランジスタ12を追加し、ブロックデコーダ117がトランジスタ12の制御を行うことができる。よって、ブロックBLK毎にトランジスタ12を追加すれば良いので、半導体記憶装置の面積をほとんど増加させることなく、本実施形態に係る構成を実現できる。
5.変形例等
上記実施形態に係る半導体記憶装置は、第1ブロック(BLK0@図1)、第1ワード線(WL@図1)、ソース線(CELSRC@図1)、ロウデコーダ(112@図1)、ソース線ドライバ(114@図1)、及び第1配線(SRC_MONI@図1)を備える。第1ブロックは、第1メモリセル(MT@図1)を有する第1ストリング(115@図1)を含む。第1ワード線は、第1メモリセルの制御ゲートに接続される。ソース線は、第1メモリセルのソースに接続される。ロウデコーダは、第1ワード線に電圧を印加可能である。ソース線ドライバは、ソース線に電圧を印加する。第1配線は、ロウデコーダとソース線ドライバとを接続する。ロウデコーダは、第1ワード線が接続された第1トランジスタ(10@図1)と、ソース線と第1配線とを接続する第2トランジスタ(12@図1)と、第1及び第2トランジスタのゲートを共通に接続する第2配線(TG0@図1)と、第2配線に電圧を印加する第1ブロックデコーダ(117@図1)とを含み、ソース線ドライバは、第2トランジスタ及び第1配線を介して入力された電圧に応じて、ソース線の電圧を制御する。
上記実施形態により、信頼性を向上した半導体記憶装置を提供できる。
なお、実施形態は上記で説明した形態に限られず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では電流センス方式のセンスアンプを用いたが、電圧センス方式のセンスアンプを用いても良い。
更に上記実施形態は、トランジスタ12がロウデコーダ112内に配置されている場合について説明したが、ロウデコーダ112内に配置されていなくても良く、トランジスタ12のゲートがブロックデコーダ117に接続されていれば良い。
更に上記実施形態は、メモリセルトランジスタMTが半導体基板上方に積層された三次元積層型NAND型フラッシュメモリにも適用できる。更には、NAND型フラッシュメモリに限定されず、他の記憶素子を用いた半導体記憶装置においても適用できる。
更に、上記実施形態における「接続」とは、間に例えばトランジスタあるいは抵抗等、他の何かを介在させて間接的に接続されている状態も含む。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、本発明に関する各実施形態において、以下の通りであっても良い。例えばメモリセルトランジスタMTが2ビット(4値)のデータを保持可能であり、4値のいずれかを保持している際の閾値レベルを低い方からEレベル(消去レベル)、Aレベル、Bレベル、及びCレベルとしたとき、
(1)読み出し動作では、
Aレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24V、0.21V〜0.31V、0.31V〜0.4V、0.4V〜0.5V、及び0.5V〜0.55Vのいずれかの間にしても良い。
Bレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば1.5V〜2.3Vの間である。これに限定されることなく、1.65V〜1.8V、1.8V〜1.95V、1.95V〜2.1V、及び2.1V〜2.3Vのいずれかの間にしても良い。
Cレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば3.0V〜4.0Vの間である。これに限定されることなく、3.0V〜3.2V、3.2V〜3.4V、3.4V〜3.5V、3.5V〜3.6V、及び3.6V〜4.0Vのいずれかの間にしても良い。
読み出し動作の時間(tR)としては、例えば25μs〜38μs、38μs〜70μs、または70μs〜80μsの間にしても良い。
(2)書き込み動作は、上述した通りプログラム動作とベリファイ動作を含む。書き込み動作では、
プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V及び14.0V〜14.6Vのいずれかの間としても良い。
奇数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧と、偶数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧を変えても良い。
プログラム動作をISPP方式(Incremental Step Pulse Program)としたとき、ステップアップの電圧として、例えば0.5V程度が挙げられる。
非選択のワード線に印加される電圧としては、例えば6.0V〜7.3Vの間としてもよい。この場合に限定されることなく、例えば7.3V〜8.4Vの間としてもよく、6.0V以下としても良い。
非選択のワード線が奇数番目のワード線であるか、偶数番目のワード線であるかで、印加するパス電圧を変えても良い。
書き込み動作の時間(tProg)としては、例えば1700μs〜1800μs、1800μs〜1900μs、または1900μs〜2000μsの間にしても良い。
(3)消去動作では、
半導体基板上部に形成され、且つ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V、14.8V〜19.0V、19.0〜19.8V、または19.8V〜21Vの間であっても良い。
消去動作の時間(tErase)としては、例えば3000μs〜4000μs、4000μs〜5000μs、または4000μs〜9000μsの間にしても良い。
(4)メモリセルの構造は、
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
また、メモリセル間にはエアギャップを形成することができる。