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JP6435465B2 - 金属製シール部品を用いたレゾルバのシール構造 - Google Patents
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本発明は、金属製シール部品を用いたレゾルバのシール構造に関し、特に、輪状ステータの輪状端面をシール面とする場合の筒型レゾルバコネクタ回りの輪状シール部材に金属製シール部品を用いるための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種の回転検出装置としては、例えば、特許文献1に開示されたエンジンの回転検出装置においては、図5に示されるように、シリンダヘッド20には軸受8を介して回転軸9が回転自在に設けられ、前記回転軸9の上部には断面コ字型をなすロータ14が取付ねじ16を介して固定されている。
前記シリンダヘッド20上には、シール部材11を介して断面コ字型をなす放熱フィン15が設けられており、この放熱フィン15の裏面15aには、前記ロータ14の突起14aに対応するように複数の磁性素子等からなる検出素子23,24,25,26が配設されている。
従って、前述の構成において、図示しないエンジンが始動すると、図示しないクランク軸に接続された回転軸9が回転すると共に前記ロータ14も同時に回転し、回転検出信号が各検出素子23〜26から出力され、放熱フィン15の裏面15aに埋設されICチップ化された制御部10Aによって信号処理されると共に回転信号が出力されるように構成されている。
また、図4で示される特許文献2のレゾルバの構成の場合、レゾルバ10の輪状ステータ10Bの内面には所定角度間隔毎に内方に向けて突出する複数の突出磁極2が設けられ、各突出磁極2には一体又は別体からなる輪状絶縁カバー部材3を介してステータ巻線4が巻回して設けられている。
前記輪状絶縁カバー部材3の一部には、前記輪状ステータ10Bの外側へ向けて一体に突出する端子保持部5が形成され、前記端子保持部5にインサート成形された各端子ピン6には、前記ステータ巻線4の端線4aが前記各端子ピン6にからげられている。
従って、前述の図5のレゾルバを特定の空気中、又は、液体中で使用する場合には、前記端子ピン保持部5に対してシール部材を介してシールカバー(図示せず)を装着する必要があった。
特許第3,342,269号公報 米国特許第6,044,545号明細書
従来の回転検出装置及びレゾルバは、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、図4の回転検出装置の構成においては、シリンダヘッド20と放熱フィン15の間にシール部材11が設けられているが、シール部材11にゴム等の非金属系の材料を用いた場合には、耐熱性が低く、例えば、シリンダヘッド20以上に高温の場所には適用することが困難であった。
また、図5のレゾルバ10の場合には、車輌用又は工作機等の高温で熱環境の悪い場所で使用する場合には、端子ピン保持部をシール部材を介して保護部材を取付けなければならないが、その時のシール部材としては、一般にゴムシール部材が採用されていたため、本来高温下でも使用が可能な構造であるレゾルバが、ゴムシール部材の耐熱環境以下の環境でしか用いることができず、より高温、高熱環境下でも使用できるようにすることが熱望されていた。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、輪状ステータの輪状端面をシール面とする場合の筒型レゾルバコネクタ回りのシール部材として金属製シール部品を用いるようにした金属製シール部品を用いたレゾルバのシール構造を提供することを目的とする。
本発明による金属製シール部品を用いたレゾルバのシール構造は、所定角度間隔で内方へ向けて突出する複数の突出磁極を有する輪状ステータと、前記各突出磁極を覆うために一体又は別体にて形成された輪状絶縁カバー部材と、前記輪状絶縁カバー部材を介して前記各突出磁極に巻回されたステータ巻線と、前記輪状ステータの前記輪状絶縁カバー部材の外側の外縁部に形成され前記輪状ステータを厚さ方向に貫通する貫通孔と、前記貫通孔に貫通して設けられ前記ステータ巻線をからげるための複数のコネクタピンを有する筒型レゾルバコネクタと、前記筒型レゾルバコネクタの外周に位置しかつ前記輪状ステータの輪状端面に接して配設された輪状シール部材と、前記輪状ステータの内側に配設されたロータと、よりなり、前記輪状シール部材は、金属製シール部品よりなると共に前記輪状ステータの前記輪状端面がシール面となる構成であり、また、前記輪状ステータの外縁部は、前記輪状シール部材の外側へ延設されている構成である。
本発明による金属製シール部品を用いたレゾルバのシール構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、所定角度間隔で内方へ向けて突出する複数の突出磁極を有する輪状ステータと、前記各突出磁極を覆うために一体又は別体にて形成された輪状絶縁カバー部材と、前記輪状絶縁カバー部材を介して前記各突出磁極に巻回されたステータ巻線と、前記輪状ステータの前記輪状絶縁カバー部材の外側の外縁部に形成され前記輪状ステータを厚さ方向に貫通する貫通孔と、前記貫通孔に貫通して設けられ前記ステータ巻線をからげるための複数のコネクタピンを有する筒型レゾルバコネクタと、前記筒型レゾルバコネクタの外周に位置しかつ前記輪状ステータの輪状端面に接して配設された輪状シール部材と、前記輪状ステータの内側に配設されたロータと、よりなり、前記輪状シール部材は、金属製シール部品よりなると共に前記輪状ステータの前記輪状端面がシール面となる構成としたことにより、従来のゴムシール部品の温度範囲に制限されることがなくなり、レゾルバが本来使用可能な高い温度範囲での使用が可能となる。
また、輪状ステータの輪状端面を用いて相手方部材で金属製シール部品を圧縮し、シール機能を確保することで、従来のように樹脂部分の割れの問題を防止することができる。
また、前記輪状ステータの外縁部は、前記輪状シール部材の外側へ延設されていることにより、輪状端面上の金属シール部品の位置決めが容易となる。
本発明による金属製シール部品を用いたレゾルバのシール構造を示す平面図である。 図1の縦断面図である。 図2の一部拡大断面図である。 従来構成の断面図である。 他の従来構成を示す斜視図である。
本発明による金属製シール部品を用いたレゾルバのシール構造は、輪状ステータの輪状端面をシール面とする場合の筒型レゾルバコネクタ回りの輪状シール部材に金属製シール部品を用い、高温状態でもシールを可能とすることである。
以下、図面と共に本発明による金属製シール部品を用いたレゾルバのシール構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、符号10Bで示されるものは、レゾルバ10の輪状ステータであり、この輪状ステータ10Bの内面10Baには、所定角度間隔で内方に向けて突出する多数の突出磁極2が形成され、前記各突出磁極2には、一体又は別体にて構成された輪状絶縁カバー部材3を介してステータ巻線4が巻回されている。
前記輪状ステータ10Bのシール面である輪状端面10Bb上の前記輪状絶縁カバー部材3の外周3aの外側位置である外縁部10Dには、前記輪状ステータ10Bを板厚方向に貫通する貫通孔20及び取付用の取付貫通孔20Aが形成されている。
前記貫通孔20には、図2及び図3で示されるように筒状をなす筒型レゾルバコネクタ21が貫通する状態で取り付けられており、この筒型レゾルバコネクタ21内には、前記ステータ巻線4の端線をからげるための複数のコネクタピン22が一体成形されている。
前記筒型レゾルバコネクタ21は、前記輪状絶縁カバー部材3と一体、又は、独立した別体として構成されていると共に、前記筒型レゾルバコネクタ21の輪状段部21Aが前記輪状端面10Bbに接して位置決めされている。
前記筒型レゾルバコネクタ21の外周21Bには、所定の板厚からなる金属製シール部品によって構成された輪状シール部材11が設けられている。
前記輪状シール部材11は、前記筒型レゾルバコネクタ21の外周21Bに強く接していると共に、前記シール面である輪状端面10Bbに対して接触している。
前記輪状ステータ10Bの前記各突出磁極2の内側には、軸倍角nxからなるロータ14が回転自在に設けられており、このロータ14の軸孔14Aには、モータ等の回転部材としての回転軸(図示せず)が嵌合することができるように構成されている。
次に、前述の本発明による金属製シール部品を用いたレゾルバのシール構造において、実際にレゾルバのシールを行う場合、図1の構造において、例えば、図示していないが、フランジを有する筒型部材の前記フランジを前記輪状端面10Bbに対して接触させ、図示しないボルトによって前記各取付貫通孔20Aを介して前記フランジを前記輪状端面10Bbに締結すると、前記輪状シール部材11は、金属製シール部品であるにも拘わらず締結時の圧力によってつぶされ、従来のゴム等のオーリングと同様のシール作用を得ることができるように構成されている。
また、前記金属製シール部品からなる輪状シール部材11は、従来のオーリング等とは異なり、高温まで耐久性があるため、レゾルバ本来の機能である高温時使用が可能となる。
次に、前述の本発明による金属製シール部品を用いたレゾルバのシール構造の要旨とするところは、以下の通りである。
すなわち、所定角度間隔で内方へ向けて突出する複数の突出磁極2を有する輪状ステータ10Bと、前記各突出磁極2を覆うために一体又は別体にて形成された輪状絶縁カバー部材3と、前記輪状絶縁カバー部材3を介して前記各突出磁極2に巻回されたステータ巻線4と、前記輪状ステータ10Bの前記輪状絶縁カバー部材3の外側の外縁部10Dに形成され前記輪状ステータ10Bを厚さ方向に貫通する貫通孔20と、前記貫通孔20に貫通して設けられ前記ステータ巻線4をからげるための複数のコネクタピン22を有する筒型レゾルバコネクタ21と、前記筒型レゾルバコネクタ21の外周21Bに位置しかつ前記輪状ステータ10Bの輪状端面10Bbに接して配設された輪状シール部材11と、前記輪状ステータ10Bの内側に配設されたロータ14と、よりなり、前記輪状シール部材11は、金属製シール部品よりなると共に前記輪状ステータ10Bの前記輪状端面10Bbがシール面となる構成であり、また、前記輪状ステータ10Bの外縁部10Dは、前記輪状シール部材11の外側へ延設されている構成である。
本発明による金属製シール部品を用いたレゾルバのシール構造は、輪状ステータの輪状端面をシール面とする場合に、筒型レゾルバコネクタの外周に設けた金属製シール部品からなる輪状シール部材によってシールを行うことにより、レゾルバが本来得意とする高温での使用が可能となる。
2 突出磁極
3 輪状絶縁カバー部材
3a 外周
4 ステータ巻線
10 レゾルバ
10B 輪状ステータ
10Ba 内面
10Bb 輪状端面(シール面)
10D 外縁部
11 輪状シール部材(金属製シール部品)
20 貫通孔
20A 取付貫通孔
21 筒型レゾルバコネクタ
21A 輪状段部
21B 外周
22 コネクタピン

Claims (2)

  1. 所定角度間隔で内方へ向けて突出する複数の突出磁極(2)を有する輪状ステータ(10B)と、前記各突出磁極(2)を覆うために一体又は別体にて形成された輪状絶縁カバー部材(3)と、前記輪状絶縁カバー部材(3)を介して前記各突出磁極(2)に巻回されたステータ巻線(4)と、前記輪状ステータ(10B)の前記輪状絶縁カバー部材(3)の外側の外縁部(10D)に形成され前記輪状ステータ(10B)を厚さ方向に貫通する貫通孔(20)と、前記貫通孔(20)に貫通して設けられ前記ステータ巻線(4)をからげるための複数のコネクタピン(22)を有する筒型レゾルバコネクタ(21)と、前記筒型レゾルバコネクタ(21)の外周(21B)に位置しかつ前記輪状ステータ(10B)の輪状端面(10Bb)に接して配設された輪状シール部材(11)と、前記輪状ステータ(10B)の内側に配設されたロータ(14)と、よりなり、前記輪状シール部材(11)は、金属製シール部品よりなると共に前記輪状ステータ(10B)の前記輪状端面(10Bb)がシール面となる構成としたことを特徴とする金属製シール部品を用いたレゾルバのシール構造。
  2. 前記輪状ステータ(10B)の外縁部(10D)は、前記輪状シール部材(11)の外側へ延設されていることを特徴とする請求項1記載の金属製シール部品を用いたレゾルバのシール構造。
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