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JP6435616B2 - ストレージ装置、ストレージシステム、ストレージシステムの制御方法および制御プログラム - Google Patents
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JP6435616B2 - ストレージ装置、ストレージシステム、ストレージシステムの制御方法および制御プログラム - Google Patents

ストレージ装置、ストレージシステム、ストレージシステムの制御方法および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ストレージ装置、ストレージシステム、ストレージシステムの制御方法および制御プログラムに関する。特に、クラウドストレージサービスのようなオンラインストレージサービスに適用することが可能なストレージ装置、ストレージシステム、ストレージシステムの制御方法および制御プログラムに関する。
個人のデバイスに格納されているデータをクラウド上のストレージサービスに転送・同期し、バックアップやデータの公開、グループ間共用などの用途に用いるサービスの一つにクラウドストレージサービスがある。クラウドストレージサービスは、概ねデバイス内にあるファイルとクラウド上のファイルとの差分を検出し、検出された差分を転送することによって実現されている。しかしながら、クラウドストレージサービスは、個人が所有するデバイスに設けられた通信手段を介して行われ、高速大容量ではない通信手段を経由することになるケースが多い。特に、携帯デバイスの場合には、高速大容量ではない通信手段を経由する傾向が著しい。
また、クラウドストレージに格納されるデータには、個人が撮影した画像などの固有データに加えて、ウェブ等の公開された情報源から入手されたデータが少なくない。公開された情報源から入手された情報データは、一旦個人によって収集された後に、クラウドのストレージサービスに転送されることになる。そのため、既にネットワーク上に存在するデータがクラウドストレージに重複されて格納されることになる。
クラウドストレージへの重複データの効率化として、データ実体ではなく統一資源位置指定子(以下、URL)等の位置指定子をブックマーク等の形式で保存する方法がある(URL:Uniform Resource Locators)。
特許文献1には、上述の重複データの効率化に関して、ユーザデータの同期処理とユーザデータの更新処理とを行う際に、無線リソースを効率よく利用することができるバックアップサーバについて開示されている。
特許文献1のバックアップサーバにおいては、予め記憶されている取得関連情報に基づいてユーザデータを上書き更新する更新ユーザデータを取得し、記憶されているユーザデータを更新ユーザデータで更新処理を行う。一方、移動機に記憶されているユーザデータと予め記憶されているユーザデータとの整合性を取るように同期処理を行う。そして、同期処理は、更新処理されたユーザデータを用いて行うように構成されている。
特許文献1のバックアップサーバが記憶する取得関連情報としては、更新ユーザデータの保存先を示す取得先情報とすることが好ましく、例えばURLなどのリンク先情報を取得先情報とすることができると開示されている。
また、広く拡散された公開情報がクラウドストレージに格納されるという状況では、短期間に多くのユーザが同じ情報を格納するという状況が発生する。このような状況は、重複排除ストレージを用いる重複排除技術などによって解決されうる。重複排除技術は、企業ネットワーク内などのように閉ざされた環境では既に実用されている。
しかしながら、現在のストレージサービスでは、ストレージサービス業者が個人データの中身を参照することを許さない傾向が強まってきている。クラウドのような第三者がデータを預かるような環境では、個人データを暗号化する必要性があるため、重複排除技術との両立が難しく、重複排除手段を有効に機能させることは困難になりつつあるという問題点があった。
特許文献2には、上述の重複排除技術に関し、不特定多数を対象とするオンラインストレージサーバに利用でき、巨大なファイルの迅速なアップロードが可能でありながら、成りすましや不正アクセスを防止できるファイル格納システムについて開示されている。
特許文献2のファイル格納システムのサーバ装置は、端末装置から受け取った検索キーで検索したファイルについて、ユーザが端末装置でファイルにアクセス権を有していることを検証する。そして、検証結果が肯定的である場合に、サーバ装置のアクセス権を端末装置のユーザに対して与える。
また、複数のストレージサービスに対して同じデータを重ねて格納することができる分散ストレージサービスが増えている。
特開2009−129195号公報 特許第4376960号公報
一般に、端末装置が格納するユーザデータをバックアップするストレージ装置では、端末装置からユーザデータを取得する際に、端末装置に設けられた通信手段を経由することになる。一般的な端末装置の通信手段の容量は、端末装置からストレージ装置に送信するデータ容量に対して十分に高速大容量であるわけではない。そのため、端末装置の通信手段の容量によって、端末装置とストレージ装置との間のデータ同期の効率が律速されてしまうという問題点があった。
特許文献1のバックアップサーバにおいては、指定したURLに含まれる情報が何らかの理由で見えなくなると、バックアップサーバに格納されたユーザデータを更新することができなくなるという問題点があった。それに対し、URLに含まれる情報が見えなくなる場合を想定し、URLに含まれる情報をデータ実体ごと保存するためにWebサイトのクリッピング機能などを使う技術もある。しかしながら、クリッピング機能を使う場合、ブラウザ等にクリッピングを行うためのプラグインが必要となるという問題点や、ウェブブラウザ以外の方法で入手可能な個々のファイル単位での保存を効率化することが難しいという問題点があった。
特許文献2のファイル格納システムによれば、ファイル実体をアップロードする代わりにファイルの検索キーを送付する技術を利用する場合においても、成りすましや不正アクセスを防止することができる。すなわち、特許文献2のファイル格納システムによれば、サーバ装置に格納されたファイルに対するアクセスに関してセキュリティを向上することはできる。しかしながら、特許文献2のファイル格納システムでは、端末装置の個人ファイルをクラウドと同期させてバックアップする場合においては、やはりサーバ装置と端末装置との間で通信する必要があることに変わりはない。
また、複数のストレージサービスを並行して利用できる分散ストレージサービスにおいては、複数のストレージサービスは互いに独立している。そのため、複数のストレージサービス間において特別にデータ転送サービスが用意されているようなケースを除いては、クライアント主導の転送を効率化することは難しいという問題点がある。
本発明は、上述した課題を解決するため、ストレージ装置と端末装置との間のデータ同期の効率を高めたストレージシステムを提供することを目的とする。
本発明のストレージ装置は、端末装置からユーザデータのメタデータを取得し、取得したユーザデータのメタデータの特徴をもつ外部データを検索し、検索された外部データおよびユーザデータの特徴量を比較することによってユーザデータと外部データとの一致・不一致を判別し、ユーザデータと外部データとの一致・不一致の判別結果に基づいてユーザデータの実体データまたは外部データを取得するデータ検証手段と、データ検証手段によって取得されたユーザデータの実体データまたは外部データを格納するデータ格納手段とを備える。
本発明のストレージシステムは、ユーザデータを格納する端末装置と、端末装置からユーザデータのメタデータを取得し、取得したユーザデータのメタデータの特徴をもつ外部データを検索し、検索された外部データおよびユーザデータの特徴量を比較することによってユーザデータと外部データとの一致・不一致を判別し、ユーザデータと外部データとの一致・不一致の判別結果に基づいてユーザデータの実体データまたは外部データを取得するデータ検証手段と、データ検証手段によって取得されたユーザデータの実体データまたは外部データを格納するデータ格納手段とを備えるストレージ装置とを備える。
本発明のストレージシステムの制御方法は、端末装置からユーザデータのメタデータを取得し、取得したユーザデータのメタデータの特徴をもつ外部データを検索し、検索された外部データおよびユーザデータの特徴量を比較することによってユーザデータと外部データとの一致・不一致を判別し、ユーザデータと外部データとの一致・不一致の判別結果に基づいてユーザデータの実体データまたは外部データを取得し、ユーザデータの実体データまたは外部データをストレージ装置に格納する。
本発明のストレージシステムの制御プログラムは、端末装置からユーザデータのメタデータを取得する処理と、取得したユーザデータのメタデータの特徴をもつ外部データを検索する処理と、検索された外部データおよびユーザデータの特徴量を比較することによってユーザデータと外部データとの一致・不一致を判別する処理と、ユーザデータと外部データとの一致・不一致の判別結果に基づいてユーザデータの実体データまたは外部データを取得する処理と、ユーザデータの実体データまたは外部データをストレージ装置に格納する処理とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、端末装置に設けられた通信手段の代わりに、ストレージサーバが備える高速・広帯域の通信手段を使うことを可能とし、ストレージ装置と端末装置との間のデータ同期の効率を高めたストレージシステムを提供することが可能になる。
本発明の実施形態の概要に係るストレージシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の概要に係るストレージサーバを実現するハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るストレージシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るストレージシステムのクライアントの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るストレージシステムのストレージサーバの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るストレージシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るストレージシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るストレージシステムの構成を示すブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。なお、以下の説明において、同一・同様の構成要素・部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する場合がある。
(概要)
まず、本発明の実施形態の概要に係るストレージシステム100について説明する。なお、図1のストレージシステム100は、本発明の実施形態の概要を示すものである。具体的に本発明を実現するための構成・動作等については、後述する第1〜第4の実施形態において説明する。
図1は、本発明の実施形態の概要に係るストレージシステム100の機能構成を示すブロック図である。ストレージシステム100は、ユーザによって所有される端末装置10と、端末装置10とデータ授受することができるストレージ装置30とを備える。
まず、図1に示すように、ストレージ装置30は、データ検証手段400とデータ格納手段408とを有する。
データ検証手段400は、ユーザデータのメタデータを取得し、取得したメタデータの特徴を持つ外部データを検索し、検索した外部データとユーザデータとを比較し、外部データとユーザデータとの一致・不一致を判別する。そして、データ検証手段400は、メタデータと外部データの特徴量との一致・不一致の判別結果に基づいて、ユーザデータの実体データまたは外部データを取得する。なお、データ検証手段400によって取得されるユーザデータの実体データまたは外部データが同期データに相当する。
データ検証手段400は、上述の機能を実現するため、同期データ判別手段401、データ検索手段402、データ比較手段406、実体データ要求手段407を有する。
同期データ判別手段401は、端末装置10から同期対象ファイルのメタデータを取得し、取得したメタデータが自身でアクセス可能な外部データの特徴を持っているか否かを判定する。同期データ判別手段401は、受け取ったメタデータが自身でアクセス可能な外部データの特徴を持っていると判断した場合、データ検索手段402に外部データ参照の指示を出す。
データ検索手段402は、同期データ判別手段401から外部データ参照を指示されると、例えば、ネットワークを通じて参照できる外部ウェブサイト等の情報源50(以下、データソース)から該当データを取り込む。なお、データ検索手段402は、外部のデータソースからデータを取得する際には、業者向けの大容量回線のように、端末装置からストレージ装置への回線よりも容量の大きな回線を経由させることが好ましい。
データ比較手段406は、データ検索手段402が取り込んだ外部データと、端末装置10のファイル格納手段208に格納されたユーザデータ(ファイル)とを比較する。データ比較手段406は、ユーザデータと外部データとの比較結果に基づいて、外部データとユーザデータとの一致・不一致を判定する。なお、データ比較手段406による比較においては、データのハッシュ値などの特徴量を用いて行う。すなわち、この時点においては、端末装置10からの実体データの転送を行われていない。
実体データ要求手段407は、データ検索手段402が取り込んだ外部データと端末装置10に格納されたユーザデータとが一致しないとデータ比較手段406によって判断された場合、端末装置10に実体データを転送するように要求する。また、実体データ要求手段407は、データ検索手段402によって外部データが取得不能であった場合、端末装置10に実体データを転送するように要求する。
データ格納手段408は、データ比較手段406によってユーザデータと外部データとが一致していると判断された場合、データ検索手段402によって取得された外部データを格納する。また、データ格納手段408は、データ検索手段402によって外部データが取得不能であった場合、実体データ要求手段407によって端末装置10から転送されたユーザデータ(実体データ)を格納する。
また、端末装置10は、同期制御手段201、メタデータ送信手段202、実体データ送信手段203、閲覧手段207、ファイル格納手段208を有する。
同期制御手段201は、ファイル格納手段208に格納されたファイルなどの同期対象に対して、順次ストレージ装置30との同期を行う。
メタデータ送信手段202は、同期制御手段201から同期対象ファイルを取得し、取得した同期対象ファイルのメタデータをストレージ装置30に転送する。
実体データ送信手段203は、ストレージサーバ30からファイルの実体データの要求があった場合、ファイル格納手段408に格納された実体データを送信する。
閲覧手段207は、例えばデータに紐付けられた統一資源位置指定子などの位置指定子を含むブラウザ等によって実現され、ネットワーク等の外部からデータを取り込むために使用される手段となる。なお、これ以降、統一資源位置指定子をURLと表記する(URL:URL:Uniform Resource Locators)。閲覧手段207は、ネットワーク等から取り込んだデータと該データの入手元をファイル属性として付加したファイルをファイル格納手段208に格納する。
ファイル格納手段208は、閲覧手段207によって取り込まれたデータと該データの入手元をファイル属性として付加したファイルを格納する。
以上が、本発明の実施形態の概要に係るストレージシステム1についての概略的な説明である。
本実施形態の概要に係る手法は、ユーザが入手した個人ファイルをクラウドと同期してバックアップするシステムに適用することができる。本実施形態の概要に係るストレージシステム10では、個人ファイルの入手元が公開のウェブサーバであった場合、端末装置10とストレージ装置30との間ではなく、ウェブサーバとストレージ装置30との間で実体データをやり取りする。すなわち、本実施形態においては、実体データを端末装置10とストレージ装置30との間の細い伝送路ではなく、ストレージサーバ30とウェブサーバとの間の比較的太い伝送路を用いて転送を行う。そのため、ストレージ装置30と端末装置10との間のデータ同期の効率を高めることができる。なお、本実施形態の手法は、ストレージ装置20から接続可能な別のストレージ装置に格納されたファイルを同期対象とする場合や、端末装置10に格納されたファイルが他のストレージサービスからのデータコピーであると認識される場合にも適用できる。
図2は、本発明の実施形態に係る概要に係るストレージサーバ30を実現するハードウェア構成の一例を示すブロック図である。ストレージサーバ30は、中央処理装置301、RAM302(Random Access Memory)、ROM303(Read Only Memory)、入力装置304、出力装置305、通信モジュール306および補助記憶装置307を備える。各ハードウェアは、バス308によって互いに接続される。
中央処理装置301は、ストレージサーバ30の演算・制御等を実行するCPU(Central Processing Unit)である。RAM302およびROM303は、主記憶装置を構成する。入力装置304はキーボードやマウスなどの入力デバイスであり、出力装置305はディスプレイなどの出力デバイスである。通信モジュール306は、ネットワークカードなどのデータ送受信デバイスである。補助記憶装置307は、ハードディスクなどの記憶デバイスである。
図1に示す各機能を実現させるためには、まず、図2の中央処理装置301やRAM302などのハードウェア上にソフトウェアを読み込ませる。そして、CPU301の制御の下で、入力装置304、出力装置305および通信モジュール306を動作させるとともに、RAM302や補助記憶装置307におけるデータの読み出し・書き込みを実行する。なお、図1に示す機能は、図2に示すハードウェアのみならず、ハードウェア上に読み込まれたソフトウェアを用いて実現されてもよい。
以上、本発明の実施形態の概要について説明した。なお、本実施形態に係る手法は、クラウドストレージサービスに限らず、任意の端末装置と接続されるストレージ装置を用いたストレージサービスに適用することができる。
これ以降、本実施形態に係るストレージシステムについて、具体的な実施形態を示して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
次に、図3を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係るストレージシステム1について説明する。
本実施形態に係るストレージシステム1は、ユーザ個人が所有する端末装置であるクライアント11と、クライアント11の中のファイルを転送してコピーを格納するストレージサービスを提供するためのストレージ装置であるストレージサーバ31とを備える。
(クライアント)
図3に示すように、クライアント11は、同期制御手段21、メタデータ送信手段22、実体データ送信手段23、ブラウザ27およびファイル28を含む。
同期制御手段21は、ファイル28などの同期対象に対して、順次ストレージサーバ31との同期を行う。
メタデータ送信手段22は、同期制御手段21から同期対象ファイルを取得し、取得したメタデータをストレージサーバ31に転送する。
実体データ送信手段23は、ストレージサーバ31からファイルの実体データの要求があった場合、実体データを送信する。
ブラウザ27は、ネットワーク等から取り込んだデータとデータの入手元をファイル属性として付加したファイル28として格納する。
クライアント11は、例えば、デスクトップPCやノートPC、タブレットPCなどのパーソナルコンピュータ、スマートフォンや携帯電話などの端末装置として実現できる(PC:Personal Computer)。
(ストレージサーバ)
ストレージサーバ31は、同期データ判別手段41、外部データ取得手段42、データ比較手段46、実体データ要求手段47およびデータ格納領域48を備える。
同期データ判別手段41は、クライアント11からの同期対象ファイルのメタデータを取得し、取得したメタデータが自身でアクセス可能な外部データの特徴(特徴量とも呼ぶ)を持っているか否かを判定する。同期データ判別手段41は、同期対象のデータを外部から入手可能であると判断した場合、外部データ取得手段42に対してURL等の拡張属性情報を伝え、外部ウェブサイト51からのデータ取得を指示する。
外部データ取得手段42は、同期データ判別手段41から外部データ参照を指示されると、指示された外部データをデータソースから取り込む。外部データのデータソースは、例えば、ネットワークを通じて参照できる外部ウェブサイト51である。なお、外部データ取得手段42は、本実施形態の概要に係るストレージシステム30のデータ検索手段402の一形態である。
データ比較手段46は、外部データ取得手段42が取り込んだ外部データと、クライアント11に格納されたユーザデータ(ファイル28)とを比較することによって、データの一致・不一致を判定する。なお、データ比較手段46は、外部データおよびユーザデータの特徴量を比較することによって、外部データとユーザデータとを比較する。
実体データ要求手段47は、外部データ取得手段42が取り込んだ外部データとクライアント11に格納されたユーザデータとが一致しないとデータ比較手段46によって判断された場合、クライアント11に実体データの転送を要求する。また、実体データ要求手段47は、外部データ取得手段42によってデータが取得不能であった場合は、クライアント11に実体データの転送を要求する。
データ格納領域48は、データ比較手段46によって外部データとユーザデータとが一致していると判断された場合、外部データ取得手段42によって取得された外部データを格納する。また、データ格納領域48は、データ比較手段46によって外部データとユーザデータとが一致していないと判断された場合、実体データ要求手段47によってクライアント11から転送されたユーザデータを格納する。また、データ格納領域48は、外部データ取得手段42によってデータが取得不能であった場合、実体データ要求手段47によってクライアント11から転送されたユーザデータを格納する。
(動作)
次に、図4および図5を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係るストレージシステム1の動作について説明する。なお、ストレージシステム1の構成は図3の通りである
(クライアント)
まず、クライアント11の動作について図4を用いて説明する。
図4において、クライアント11のブラウザ27は、ネットワークからのファイルのダウンロードの際に用いたURL等の情報をファイル28の拡張属性としてファイル28に付加する(ステップS11)。なお、ステップS11の技術は、既にファイルの入手元によるファイルの信頼性の判定等に用いられている。
同期制御手段21は、ストレージサービス2とのファイルの同期を開始すると、同期対象ファイル群から一つのファイル28を特定し、特定したファイル28の同期処理をメタデータ送信手段22に指示する(ステップS12)。
メタデータ送信手段22は、ファイル28に格納されているデータのハッシュ値などの特徴量やファイル属性として格納されている入手元URLなどの拡張属性を含むメタデータをストレージサーバ31に送信する(ステップS13)。
ここで、クライアント11側は、ストレージサーバ31側の処理を待つ(ステップS14)。このとき、ステップS14の段階で、他のファイル28に関してステップS11〜S13の同期処理を順次実行してもよい。
ストレージサーバ31から実体データの要求があると(ステップS14でYes)、送信手段13は、ストレージサーバ31からの実体データ要求に応じ、実体データをストレージサーバ31に送信する(ステップS15)。
ストレージサーバ31からの実体データ要求が無い場合(ステップS14でNo)、図4のフローを終了する。なお、ストレージサーバ31からの実体データ要求が無い場合とは、ストレージサーバ31がファイル28のデータを外部から取得する場合である。ストレージサーバ31からの実体データ要求が無いことの判断は、外部データを取得した旨をストレージサーバ31からクライアント11に伝えたり、ステップS13の後に特定の時間経過したら実体データ要求がないとみなしたり、任意の基準で判断できる。
以上が、本実施形態に係るストレージシステム1のクライアント11の動作に関する説明である。
(ストレージサーバ)
次に、ストレージサーバ31の動作について図5のフローチャートを用いて説明する。図5のフローチャートは、図4のステップS13の動作を受けて始まる。
図5において、ストレージサーバ31の同期データ判別手段41は、メタデータ送信手段22によって送信されたメタデータを受信すると、受信したメタデータの特徴を持つデータを外部から入手可能であるか否かを判定する(ステップS21)。
同期データ判別手段41は、メタデータの特徴を持つデータを外部から入手可能であると判断した場合(ステップS21でYes)、外部データ取得手段42にURL等の拡張属性情報を伝え、外部ウェブサイト51からのデータ取得を指示する(ステップS22)。
なお、指示されたデータが取得不能であった場合(ステップS21でNo)、ステップS26に進む。
外部データ取得手段42は、同期データ判別手段41の指示に応じて外部データを取得し、取得した外部データをデータ比較手段46に送信する(ステップS23)。
データ比較手段46は、同期データ判別手段41から伝えられたユーザデータの特徴量などを用いて、外部データ取得手段42によって得られた外部データが同期対象のファイル28と一致しているか否かを判別する(ステップS24)。
外部データ取得手段42によって得られたデータと同期対象のファイル28とが一致している場合(ステップS24でYes)、データ比較手段46は、データ格納領域48に外部データを格納する(ステップS25)。この際、データ格納領域48に格納されるデータに所定の暗号化などを加えるようにしてもよい。外部データ取得手段42によって得られたデータと同期対象のファイル28とが一致している場合、図4のフローはステップS25で終了となる。なお、外部から得たデータをデータ格納領域48に格納した段階、または得られたデータが同期対象のファイル28と一致していると判定された段階で、同期対象データが一致している旨をクライアント11に通知してもよい。
外部データ取得手段42によって得られた外部データと同期対象のファイル28とが一致しなかった場合(ステップS24でNo)、データ比較手段46は、クライアント11からのデータ転送指示を実体データ要求手段47に伝える(ステップS26)。なお、外部からのデータが取得不能であることを外部データ取得手段42によって伝えられた場合も、データ比較手段46は、クライアント11に対するデータ転送指示を実体データ要求手段47に伝える。
実体データ要求手段47は、クライアント11に対して同期対象となるファイル28の実体データの転送要求をする(ステップS27)。
ここで、ストレージサーバ31側は、クライアント11側の処理を待つことになる(ステップS28)。すなわち、ストレージサーバ31は、クライアント11の実体データを受信しない限り(ステップS28でNo)、ステップS28で待機する。
ストレージサーバ31の実体データ要求手段47は、クライアント11の実体データ送信手段23から送信された実体データを受け取る(ステップS28でYes)と、受け取った実体データをデータ格納領域48に格納する(ステップS29)。なお、ステップS22において、実体データは、実体データ送信手段23による送信時点で暗号化されていてもよいし、実体データ要求手段47によるデータ格納領域48への格納時点で暗号化されるとしてもよい。
以上が、本実施形態に係るストレージシステム1のストレージサーバ31の動作に関する説明である。
以上の本実施形態によれば、データソースとなるURLを通じて同一のデータをストレージサーバ31からも参照可能であり、かつ参照されたデータとファイル28とが同一である場合、クライアント11からストレージサーバ31への実体データ転送は起こらない。すなわち、本実施形態の手法によって、クライアント11からストレージサーバ31への実体データ転送を低減すれば、上り方向帯域が小さい個人用の通信手段においてデータ同期の効率化を得ることができる。また、本実施形態によれば、携帯デバイスのように、不安定でさして帯域が大きくなくて実用上の転送量制限がある環境においても、データ同期の効率化において大きな効果が得られる。
なお、本実施形態に係るストレージシステム1の構成は、ストレージサーバ31がいわゆるストレージサービス業者が設置している大規模なものではなく、個人宅に設置されているようなサーバに関しても効果がある。一般に、個人用の通信手段は、下り方向の帯域は広く設定されているのに対し、上り方向の帯域は狭く設定されていることが多い。この状況で、携帯デバイスと個人宅設置のサーバを同期させようとした場合、データ転送に携帯デバイスからの上りの通信手段を使わず、ストレージサーバ31にとって下りの通信手段のみを使う方が効率は高い。
(効果)
本発明の第1の実施形態によれば、クライアントとストレージサーバ間のデータ同期の効率を高めることができるという効果が得られる。その理由は、ストレージサーバが備える高速・広帯域の通信手段をクライアントが使う個人用通信手段の上り方向通信手段の代わりに使うことによって、データ転送効率を高めているためである。
(第2の実施形態)
次に、図6を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係るストレージシステム2について説明する。なお、第2の実施形態に係るクライアント12の構成は、第1の実施形態に係るクライアント11の構成と同じであるため、詳細な説明は省略する。また、ストレージサーバ32の内部構成についても、同様の構成要素については説明を省略する。
まず、第2の実施形態に係るストレージシステム2と第1の実施形態に係るストレージシステム1との差異について説明する。
第1の実施形態に係るストレージシステム1では、外部ウェブサイトを情報源とする構成としていた。それに対し、第2の実施形態に係るストレージシステム2は、複数のストレージサーバ52間で共有され、最近転送されたデータとそのハッシュ値などの特徴量を格納する重複検出用共用キャッシュ領域60を備える構成とする。
また、第1の実施形態に係るストレージシステム1のストレージサーバ31は、外部データ取得手段21を備えていた。それに対し、第2の実施形態に係るストレージシステム2は、同期データ判別手段41から得たファイルのハッシュ値などから重複するファイルが重複検出用共用キャッシュ領域に存在するか否かを判断する重複検出候補探索手段43を備える。なお、重複検出候補探索手段43は、本実施形態の概要に係るストレージシステム30のデータ検索手段402の一形態である。
また、第2の実施形態に係るストレージサーバ32の実体データ要求手段47には、転送を行った実体データを重複検出用共用キャッシュ領域60に転送する機能が付加されている。
ここで、第2の実施形態に係るストレージシステム2の運用上の特徴を説明する。
第1の実施形態の方式では、データの入手元がURLとして公開されている場合に、その入手元URLからデータを転送することによる効率化を対象としている。しかしながら、ネットワーク上では同一のデータがいつも同じ入手元から得られているとは限らない。
多くの場合、ネットワーク上のデータは複製され、データの入手元がいくつも存在する。そのため、データの入手元がいくつも存在する場合の同期やバックアップなどを効率化するためには、入手元の同一性ではなく、データ本体のハッシュ値などの特徴量に基づく重複検出の技術が用いられている。ストレージシステム2がクローズドな構成である場合や、ストレージサーバの運用者が信頼できる場合などには、重複検出技術は効果を発揮する。また、重複検出の対象箇所には、ストレージサーバ上やクライアント上などのように多様なバリエーションが存在する。
しかし、クラウドストレージサービスのようにオープンなストレージサービスでは、一般にユーザごとのデータの暗号化が要求される。そのため、通常の重複排除技法のように既に格納済みのデータと一致するか否かを判定する技法は、暗号化に阻まれて十分に機能しない。
また、ストレージサービスの運用上の特徴を考慮すると、短期間にネットワーク上に拡散したデータがユーザに保存され、複数のユーザによってストレージサービスに同期されるという状況がよく起こる。つまり、比較的短時間に複数のユーザによって同一のデータがストレージサーバに書き込まれる状況がよく起こる。
ここで、同一データに対して入手元が多様なバリエーションを持つという状況と、比較的短時間に複数のユーザによって同一のデータがストレージサーバに書き込まれる状況とを考え合わせる。確かに、格納データ全体に対して行う重複検出を行うことは暗号化に阻まれる。しかしながら、一定期間内に格納要求があったデータの特徴量と暗号化前のデータとを保持していれば、その間に起きた各々の格納要求について、同一データについてはストレージサーバからの転送要求を行わずに一度入手すれば済む。このとき、同一データの入手元URLは異なっていてもよい。また、入手元URLの情報がないデータについても、前述の方式は特徴量のみで機能する。
このような観点から、第2の実施形態に係るストレージシステム2には、一定期間機能するキャッシュ領域である重複検出用共用キャッシュ領域60を付加した構成とする(図6)。
重複検出用共用キャッシュ領域60は、一般には複数のストレージサーバから共用されている。これは、複数のユーザに対応する複数の論理的サーバが存在するという意味としてもよい。
同期データ判別手段41は、データの特徴量を使用して重複検出候補探索手段43に重複検出用共用キャッシュ領域60中に同一の特徴量を持つデータがあるか否かを調べさせる。
重複検出用共用キャッシュ領域60中に同一の特徴量を持つデータが見つかった場合、データ比較手段46はデータの同一性を確認する。データ比較手段46は、データの同一性が確認すると、重複検出用共用キャッシュ領域60から得たデータをデータ格納領域48に格納する。
重複検出用共用キャッシュ領域60中に同一の特徴量を持つデータが見つかった場合、第1の実施形態と同様の経緯によって、実体データ要求手段47はクライアント12から実体データを得る。このとき、第2の実施形態においては、実体データ要求手段47はクライアント12から転送された実体データを重複検出用キャッシュ領域60に特徴量とともに格納する。
なお、重複検出用共用キャッシュ領域60は、時限式または容量制約などによる参照状況なども考慮して、格納するデータの内容が新しいものに置き換わる。この技法には、既存の技術を適用できる。
なお、図6には図示していないが、メタデータに入手元URLが含まれている場合には、重複検出が成されなかったときに、第1の実施形態に係るストレージシステム31の外部データ取得手段42相当の手段が起動するとしてよい。この場合も、外部データ取得手段42によって取得されたデータは、重複検出用共用キャッシュ領域60に特徴量とともに格納されるものとする。
第2の実施形態によれば、複数のユーザによって一定期間内に同一のデータの格納があった場合にデータ転送効率を高められるという効果を得ることができる。その理由は、ストレージサーバには短時間に同一のデータがアップロードされやすいという特徴を利用し、通常暗号化を求められるストレージサーバには適用しにくい重複検出をキャッシュによって実行してデータ転送量を削減するためである。
(第3の実施形態)
次に、図7を参照しながら、本発明の第3の実施形態に係るストレージシステム3について説明する。なお、第3の実施形態に係るストレージサーバ23の構成は、第2の実施形態に係るストレージサーバ22の構成と同じであるため、説明は省略する。また、ストレージサーバ23の内部構成についても、同様の構成要素については説明を省略する。
まず、第3の実施形態に係るストレージシステム3と第2の実施形態に係るストレージシステム2との差異について説明する。
第3の実施形態に係るストレージシステム3のクライアント13は、第2の実施形態に係るストレージシステム32のクライアント12に、パブリックデータ非暗号化承諾手段24を付加した構成をもつ。パブリックデータ非暗号化承諾手段24は、ファイル28のファイル属性が示すデータソースが公開のものであることを示している場合にのみ、重複検出用共用キャッシュ領域60にデータを暗号化せずに格納することを承諾する。すなわち、第3の実施形態では、ファイル28のファイル属性が示すデータソースが公開のものであることを示している場合にしか重複検出用共用キャッシュ領域60への非暗号化データの転送を行わない。
また、第3の実施形態に係るストレージシステム3において、実体データ要求手段47は、非暗号化状態で受け取った公開データのみを重複検出用共用キャッシュ領域60に格納する。それに対し、第2の実施形態に係るストレージシステム2では、データが一時的にでも非暗号化状態でストレージサーバ32のデータ格納領域48に置かれる。非暗号化状態のデータがストレージサーバ32に格納されることを嫌うユーザは、ストレージサーバ32に公開されていないデータを非暗号化状態で格納することを望まないと推量される。そのため、第3の実施形態では、公開データのみをストレージサーバ32に非暗号化状態で格納する制御を付加している。
パブリックデータ非暗号化承諾手段24で承諾が得られている場合、同期制御手段21は、ファイル28の属性に入手元URLが公開であると推定される属性がついている場合のみに第2の実施形態で説明した効率化手法を用いる。それに対し、パブリックデータ非暗号化承諾手段24で承諾が得られていない場合は、通常の格納方法を用いる。なお、通常の格納方法は、クライアントから出力される時点で既に暗号化されている方式、データ格納領域48に格納される前に暗号化される方式のいずれであっても整合性をもって採用できる。
入手元URLが公開であるか否かの判定は、通常の個人用途ではプライベートな領域の除外方式を採ることができ、企業等のイントラネットがあるような状況ではホワイトリスト方式などを採ることができる。
第3の実施形態によれば、データの暗号化を行うレベルにファイルの入手元が公開であるか否かという情報に基づいて制御できるという効果がある。その理由は、ファイルに付加されている入手元のデータを使って、公開データには効率化手法を用い、公開ではないデータについては効率化のための情報を与えずにストレージサーバには暗号化されたデータのみが渡るという構成とするためである。
(第4の実施形態)
次に、図8を参照しながら、第4の実施形態に係るストレージシステム4について説明する。なお、第4の実施形態に係るストレージサーバ14の構成は、第1の実施形態に係るストレージサーバ33の構成と同じであるため、説明は省略する。また、ストレージシステム33の内部構成についても、同様の構成要素については説明を省略する。
まず、第4の実施形態に係るストレージシステム4と第1の実施形態に係るストレージシステム1との差異について説明する。
第1の実施形態に係るストレージシステム1は、外部ウェブサイト51の公開のデータソースを用いる。それに対し、第4の実施形態に係るストレージシステム4は、ストレージサーバ34とは異なるストレージサーバ70(転送元ストレージ装置とも呼ぶ)をデータソースとする。
第4の実施形態に係るストレージシステム4のクライアント14には、ストレージサーバ70に対してストレージサーバ34からのアクセス要求を出力するアクセス権一時設定手段26が付加されている。
ストレージサーバ70は、アクセス権一時設定手段26からのアクセス要求に応じて前記ストレージシステム34にアクセス権を設定するアクセス権設定手段71、データを格納するデータ格納領域72(格納手段とも呼ぶ)を有する。
ストレージサーバ34には、第1の実施形態に係るストレージシステム31の外部データ取得手段42に替えて、同期データ判別手段41から指示されたストレージサーバ70上のデータにアクセスするデータ転送手段44を備える。なお、データ転送手段44は、本実施形態の概要に係るストレージシステム30のデータ検索手段402の一形態である。
第4の実施形態に係るストレージシステム4は、データの入手元が公開ではなく、他のストレージサーバ70であるような場合の応用例である。
第4の実施形態に係るストレージシステム4の構成では、ファイル28の属性として、他のストレージサーバ70と同期しているデータであるという同期情報が付加されている。
あるストレージサーバ70に既に格納されているデータを他のストレージサーバ70にも複製しようとしたときに、通常はクライアントを経由することになる。しかしながら、一般に、クライアントを経由するよりも、ストレージサーバ業者間のネットワークの方が高速であると期待できる。
そのため、他のストレージサーバ70からデータを転送する場合、クライアント14のアクセス権一時設定手段26は、データ転送元であるストレージサーバ70に対してストレージサーバ34からのアクセスが可能になるように設定する。なお、このような権限委譲に関する技術は、既存技術によって実現可能である。
次に、メタデータ送信手段22は、ストレージサーバ70上のデータにアクセスする手段をメタデータとして同期データ判別手段41に与える。
次に、同期データ判別手段41は、データ転送手段44にデータ転送を指示する。
データ転送手段44は、第1の実施形態に係る外部データ取得手段42とほぼ同一の構成をもつ。なお、一般的なストレージサービスのデータ転送手段は標準化されつつあるので、データ転送手段44には特別な機能は設けない。すなわち、第1の実施形態のストレージサーバ21を応用した構成のストレージサーバ34および70間には、お互いを意識した特別な事前の機能提供等は必要ではない。
なお、データ転送が完了した後の動作は、第1の実施形態に係るストレージシステム1の動作と同等であるので、説明は省略する。
最後に、ストレージサーバ34へのデータ格納が終了した時点で、アクセス権一時設定手段26はストレージサーバ34からのアクセス権をストレージサーバ70から削除する。
ここで、一般的なストレージサービスと本実施形態に係る手法を用いたストレージサービスとの違いについて改めて説明する。
一般的なストレージサービスでは、クライアントからのデータ転送のみをデータソースとしていた。ところで、一般に、ストレージサービスを行う事業者が運営するストレージシステムは高速なネットワークに接続されている。そのため、ユーザの所有するデバイスからデータを転送するよりも、事業者によって運営されるストレージシステムが接続されたネットワークの能力を使い、データ元から直接ストレージシステムにデータを転送した方が効率的なケースが多い。
本発明の実施形態に係るストレージシステムでは、データの入手元の情報をクライアント上のファイルに付加する。また、本実施形態に係るストレージシステムでは、データの入手元の情報がない場合であっても、ファイル全体のハッシュ値情報などを基に最近格納された別データとの一致を推定する。そして、本実施形態に係るストレージシステムでは、クライアントからの実体データではなく、実体データのデータソースや最近格納された同一のデータからデータの転送を行う。その結果、本実施形態に係るストレージシステムによれば、クライアントとストレージサーバと間のデータ同期を効率化することが可能となる(第1・第2の実施形態:図3、図6)。
また、本実施形態に係るストレージシステムでは、ユーザデータが暗号化されない状態でストレージサーバに届くことを嫌うユーザに対しては、公開データのみに本実施形態に係る手法を適用する機能を、整合性を保ちつつ付加できる(第3の実施形態:図7)。
また、本実施形態に係るストレージシステムでは、データソースが公開のものではなく、ストレージサーバ間のデータコピーなどである場合、データの転送元となるストレージサーバに対して、転送先となるストレージサーバからのアクセス権を一時的に付与する。その結果、本実施形態に係るストレージシステムによれば、ストレージサーバ間における直接転送を可能とする(第4の実施形態:図8)。
以上の本発明の実施形態に係るストレージ装置は、全てハードウェアで実現してもよいし、全てソフトウェアで実現してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせて実現してもよい。また、本実施形態に係る手法を用いてストレージ装置を制御するストレージ制御方法も本発明に含まれる。さらに、本発明の実施形態に係るストレージ制御方法をコンピュータやサーバ、ストレージ装置などの情報処理装置に実行させるストレージ制御プログラムも本発明の範囲に含まれる。そして、本発明の実施形態に係るストレージ制御プログラムを格納した電子的、磁気的、光学的および電磁的な性質を応用した記憶媒体や半導体記憶媒体などのプログラム記憶媒体も本発明の範囲に含まれる。なお、本発明の実施形態に係るストレージ制御プログラムは、ネットワークを通じて取得されるものも含む。また、本実施形態に係るストレージ制御プログラムを格納するサーバシステムやストレージシステムなども本実施形態に係るプログラム記憶媒体範囲に含まれる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1、2、3、4 ストレージシステム
10 端末装置
11、12、13、14 クライアント
21 同期制御手段
22 メタデータ送信手段
23 実体データ送信手段
24 パブリックデータ非暗号化承諾手段
26 アクセス権一時設定手段
27 ブラウザ
28 ファイル
30 ストレージ装置
31、32、33、34 ストレージサーバ
41 同期データ判別手段
42 外部データ取得手段
43 重複検出候補探索手段
44 データ転送手段
46 データ比較手段
47 実体データ要求手段
48 データ格納領域
50 情報源
51 外部ウェブサイト
52 ストレージサーバ
60 重複検出用共用キャッシュ領域
70 ストレージサーバ
71 アクセス権設定手段
72 データ格納領域
100 ストレージシステム
201 同期制御手段
202 メタデータ送信手段
203 実体データ送信手段
207 閲覧手段
208 ファイル格納手段
301 中央処理装置
302 RAM
303 ROM
304 入力装置
305 出力装置
306 通信モジュール
307 補助記憶装置
400 データ検証手段
401 同期データ判別手段
402 データ検索手段
406 データ比較手段
407 実体データ要求手段
408 データ格納手段

Claims (10)

  1. 最近転送されたデータと該データのハッシュ値を含む特徴量を格納する重複検出用共用キャッシュ領域に接続され、端末装置からユーザデータのメタデータを取得し、取得した前記ユーザデータのメタデータの特徴をもつ外部データを検索し、検索された前記外部データおよび前記ユーザデータの特徴量を比較することによって前記ユーザデータと前記外部データとの一致・不一致を判別し、前記ユーザデータと前記外部データとの一致・不一致の判別結果に基づいて前記ユーザデータの実体データまたは前記外部データを取得するデータ検証手段と、
    前記データ検証手段によって取得された前記ユーザデータの実体データまたは前記外部データを格納するデータ格納手段とを備え、
    前記データ検証手段は、
    前記ユーザデータと一致する前記外部データが存在すると判定した場合、前記端末装置からの回線よりも容量の大きい回線を経由させて前記外部データを取得し、
    前記重複検出用共用キャッシュ領域に格納された前記データの特徴量を使用して前記ユーザデータのメタデータと同じ特徴を持つデータの有無を検索し、前記ユーザデータと同じ特徴を持つデータが検索されれば前記重複検出用共用キャッシュ領域から該当する前記データを取得し、
    前記ユーザデータの実体データを前記データ格納手段に格納する際に、前記重複検出用共用キャッシュ領域にも前記ユーザデータの実体データを格納するストレージ装置。
  2. 前記データ検証手段は、
    前記端末装置から前記ユーザデータのメタデータを取得し、取得した前記ユーザデータのメタデータの特徴をもつ前記外部データの有無を判定する同期データ判別手段と、
    前記同期データ判別手段によって前記外部データが存在すると判定された場合に、前記端末装置から前記ストレージ装置への回線よりも容量の大きい回線を経由させて、外部の情報源から前記外部データを取得するデータ検索手段と、
    前記ユーザデータと前記外部データとを比較し、前記ユーザデータと前記外部データとの一致・不一致を判定するデータ比較手段と、
    前記データ比較手段によって前記ユーザデータと前記外部データとが一致しないと判定された場合または前記データ検索手段によって外部データが取得不能であった場合に、前記端末装置に対して前記ユーザデータの実体データを転送するように要求する実体データ要求手段とを有し、
    前記データ格納手段は、
    前記データ比較手段によって前記ユーザデータと前記外部データとが一致していると判断された場合には前記外部データを格納し、前記データ比較手段によって前記ユーザデータと前記外部データとが一致していないと判断された場合または前記データ検索手段によって前記外部データが取得不能であった場合には前記ユーザデータの実体データを前記端末装置から取得して格納する請求項1に記載のストレージ装置。
  3. ユーザデータを格納する端末装置と、
    前記端末装置から前記ユーザデータのメタデータを取得し、取得した前記ユーザデータのメタデータの特徴をもつ外部データを検索し、検索された前記外部データおよび前記ユーザデータの特徴量を比較することによって前記ユーザデータと前記外部データとの一致・不一致を判別し、前記ユーザデータと前記外部データとの一致・不一致の判別結果に基づいて前記ユーザデータの実体データまたは前記外部データを取得するデータ検証手段と、前記データ検証手段によって取得された前記ユーザデータの実体データまたは前記外部データを格納するデータ格納手段とを備えるストレージ装置と
    最近転送されたデータと該データのハッシュ値を含む特徴量を格納する重複検出用共用キャッシュ領域とを備え、
    前記データ検証手段は、
    前記ユーザデータと一致する前記外部データが存在すると判定した場合、前記端末装置からの回線よりも容量の大きい回線を経由させて前記外部データを取得するストレージシステム。
  4. 前記端末装置は、
    前記ユーザデータを格納するファイル格納手段と、
    外部からデータを取り込むために使用される閲覧手段と、
    同期対象の前記ユーザデータに対して前記ストレージ装置と順次同期を行う同期制御手段と、
    前記同期制御手段から前記ユーザデータのメタデータを取得し、取得したメタデータを前記ストレージ装置に送信するメタデータ送信手段と、
    前記ストレージ装置から前記ユーザデータの実体データの転送要求があった場合に、前記ユーザデータの実体データを前記ストレージ装置に送信する実体データ送信手段とを有し、
    前記データ検証手段は、
    前記端末装置から前記ユーザデータのメタデータを取得し、取得した前記ユーザデータのメタデータの特徴をもつ前記外部データの有無を判定する同期データ判別手段と、
    前記同期データ判別手段によって前記外部データが存在すると判定された場合に、前記端末装置から前記ストレージ装置への回線よりも容量の大きい回線を経由させて、外部の情報源から前記外部データを取得するデータ検索手段と、
    前記ユーザデータと前記外部データとを比較し、前記ユーザデータと前記外部データとの一致・不一致を判定するデータ比較手段と、
    前記データ比較手段によって前記ユーザデータと前記外部データとが一致しないと判定された場合または前記データ検索手段によって外部データが取得不能であった場合に、前記端末装置に対して前記ユーザデータの実体データを転送するように要求する実体データ要求手段とを有し、
    前記データ格納手段は、
    前記データ比較手段によって前記ユーザデータと前記外部データとが一致していると判断された場合には前記外部データを格納し、前記データ比較手段によって前記ユーザデータと前記外部データとが一致していないと判断された場合または前記データ検索手段によって前記外部データが取得不能であった場合には前記ユーザデータの実体データを格納する請求項3に記載のストレージシステム。
  5. 前記閲覧手段は、
    データに紐付けられた統一資源位置指定子を含むブラウザとして実現され、
    前記データ検索手段は、
    前記統一資源位置指定子を介して接続されるウェブサイトから前記外部データを取得する請求項4に記載のストレージシステム。
  6. 前記重複検出用共用キャッシュ領域が複数のストレージ装置によって共有され、
    前記データ検索手段は、
    前記重複検出用共用キャッシュ領域に格納された前記データの特徴量を使用して前記ユーザデータのメタデータと同じ特徴を持つデータの有無を検索し、前記ユーザデータと同じ特徴を持つデータが検索されれば前記重複検出用共用キャッシュ領域から該当する前記データを取得し、
    前記実体データ要求手段は、
    前記ユーザデータの実体データを前記データ格納手段に格納する際に、前記重複検出用共用キャッシュ領域にも前記ユーザデータの実体データを格納する請求項4に記載のストレージシステム。
  7. 前記端末装置は、
    前記ユーザデータが公開データである場合のみ、前記重複検出用共用キャッシュ領域に前記ユーザデータを暗号化せずに格納することを承諾するパブリックデータ非暗号化承諾手段を有する請求項6に記載のストレージシステム。
  8. 前記ストレージ装置に対してデータの転送元となる転送元ストレージ装置を備え、
    前記端末装置は、
    前記ストレージ装置から前記転送元ストレージ装置へのアクセス権を設定するアクセス権一時設定手段を有し、
    前記転送元ストレージ装置は、
    前記アクセス権一時設定手段からのアクセス要求に応じて転送先となる前記ストレージ装置にアクセス権を設定するアクセス権設定手段と、
    データを格納する格納手段とを有し、
    前記データ検索手段は、
    前記同期データ判別手段の指示に応じて前記転送元ストレージ装置の格納手段に格納された前記データを取得する請求項4に記載のストレージシステム。
  9. 端末装置からユーザデータのメタデータを取得し、
    取得した前記ユーザデータのメタデータの特徴をもつ外部データを検索し、
    検索された前記外部データおよび前記ユーザデータの特徴量を比較することによって前記ユーザデータと前記外部データとの一致・不一致を判別し、
    前記ユーザデータと前記外部データとの一致・不一致の判別結果に基づいて前記ユーザデータの実体データまたは前記外部データを取得し、
    前記ユーザデータの実体データまたは前記外部データをストレージ装置に格納し、
    前記ユーザデータと一致する前記外部データが存在すると判定した場合、前記端末装置からの回線よりも容量の大きい回線を経由させて前記外部データを取得し、
    最近転送されたデータと該データのハッシュ値を含む特徴量を格納する重複検出用共用キャッシュ領域に格納された前記データの特徴量を使用して前記ユーザデータのメタデータと同じ特徴を持つデータの有無を検索し、
    前記ユーザデータと同じ特徴を持つデータが検索されれば前記重複検出用共用キャッシュ領域から該当する前記データを取得し、
    前記ユーザデータの実体データを前記ストレージ装置に格納する際に、前記重複検出用共用キャッシュ領域にも前記ユーザデータの実体データを格納するストレージシステムの制御方法。
  10. 端末装置からユーザデータのメタデータを取得する処理と、
    取得した前記ユーザデータのメタデータの特徴をもつ外部データを検索する処理と、
    検索された前記外部データおよび前記ユーザデータの特徴量を比較することによって前記ユーザデータと前記外部データとの一致・不一致を判別する処理と、
    前記ユーザデータと前記外部データとの一致・不一致の判別結果に基づいて前記ユーザデータの実体データまたは前記外部データを取得する処理と、
    前記ユーザデータの実体データまたは前記外部データをストレージ装置に格納する処理と、
    前記ユーザデータと一致する前記外部データが存在すると判定した場合、前記端末装置からの回線よりも容量の大きい回線を経由させて前記外部データを取得する処理と
    最近転送されたデータと該データのハッシュ値を含む特徴量を格納する重複検出用共用キャッシュ領域に格納された前記データの特徴量を使用して前記ユーザデータのメタデータと同じ特徴を持つデータの有無を検索する処理と、
    前記ユーザデータと同じ特徴を持つデータが検索されれば前記重複検出用共用キャッシュ領域から該当する前記データを取得する処理と、
    前記ユーザデータの実体データを前記ストレージ装置に格納する際に、前記重複検出用共用キャッシュ領域にも前記ユーザデータの実体データを格納する処理とをコンピュータに実行させるストレージシステムの制御プログラム。
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