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JP6436751B2 - 糸条巻取装置 - Google Patents
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JP6436751B2 - 糸条巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の糸条を綾振りしながら複数のボビンに巻き取る糸条巻取装置に関する。
例えば特許文献1には、複数の糸条を綾振りしながら複数のボビンに巻き取り、複数のパッケージを生産する糸条巻取装置が開示されている。この糸条巻取装置では、複数の糸条を綾振りさせるため、複数のトラバースガイドが設けられている。そして、トラバースガイドを往復移動させる駆動機構が、それぞれのトラバースガイドに対して1つずつ設けられる構成となっているため、部品点数が増加する傾向にあった。
そこで、部品点数の削減を図るため、例えば特許文献2に記載の糸条巻取装置のように、複数の糸条を綾振りさせる複数のトラバースガイドに対して、共通の駆動機構を1つ設けることが考えられる。しかしながら、このような構成では、リボン巻きに起因する振動が問題となることがあった。以下、この点について、詳細に説明する。
特開2010−163250号公報 特開2009−74219号公報
糸条を巻き取っている間、糸条の綾角(トラバース速度)は略一定であるのに対し、ボビンを保持するボビンホルダの回転数は、巻取速度が略一定となるように、パッケージ径に反比例して減少する。このため、ボビンホルダが単位時間に回転する数(ボビンホルダ回転数)と、糸条が単位時間に巻取領域を往復する数(トラバース周波数)との比(ワインド比)は、徐々に変化する。このワインド比が小さな整数比になると、糸条が略同位置で繰り返し巻かれる、いわゆる「リボン巻き」が発生する。
図8は、リボン巻きを説明するための模式図であり、具体的には、ボビンホルダ回転数[rpm]:トラバース周波数[cpm]=2:1のときの、パッケージPの表面展開図である。つまり、図8は、パッケージPが2回転する間にトラバースが1回行われるとき(トラバースガイドが1往復するとき)の、糸条の巻き取り軌跡を示している。1回のトラバースにおいて、糸条は、始点Sから始まって、軌跡T1、T2の順に巻かれ、最後に終点E(実際には始点Sと略同位置)に至る。
このとき、糸条が繰り返し軌跡T1、T2にて巻かれることによって、軌跡T1、T2上で糸条は盛り上がることになる。特に、軌跡T1、T2が互いに交差する交差部Cでは、糸条が局所的に大きく盛り上がる。このため、パッケージPに接触しながら回転するコンタクトローラが、交差部Cによって突き上げられ、振動が発生する。なお、ワインド比が整数比でない場合には、図8における始点Sと終点Eが一致せず、巻き取りの軌跡がずれるため、リボン巻きは発生しない。
ここで、特許文献2の糸条巻取装置のように、複数のトラバースガイドに対して共通の駆動機構を設けた場合、各トラバースガイドは、それぞれの巻取領域内の同位置を同じタイミングで通過するように、すなわち同位相で、往復移動することになる。このため、複数のパッケージPにてそれぞれ形成される交差部Cの位置が同位相となる。そうすると、複数のパッケージPの交差部Cが、全て同じタイミングでコンタクトローラを突き上げることになり、振動が大きくなるという問題があった。
以上の課題を鑑みて、本発明は、複数の糸条を綾振りしながら複数のボビンに巻き取る糸条巻取装置において、部品点数を削減しつつ、振動を低減することを目的とする。
本発明の第1態様は、複数の糸条を綾振りしながら複数のボビンに巻き取る糸条巻取装置であって、前記複数のボビンが取り付けられた状態で回転するボビンホルダと、前記複数の糸条を保持する複数のトラバースガイドと、前記複数のトラバースガイドが共通に取り付けられる被取付部と、前記被取付部を前記ボビンホルダの軸方向に往復移動させる駆動部と、を有するトラバース装置と、前記トラバース装置の動作を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記トラバース装置によって綾振りされる前記複数の糸条の綾角が1度以下となるように、前記駆動部を制御することを特徴とする。
本発明の第1態様においては、複数のトラバースガイドが被取付部に共通に取り付けられるとともに、被取付部を往復移動させる駆動部が設けられる。このため、複数のトラバースガイドに対して、被取付部および駆動部を1つずつ設けるだけでよく、部品点数を削減することができる。また、複数の糸条の綾角を1度以下とすることによって、後で詳細に説明するように、リボン巻きの発生を抑えることができ、ひいては、リボン巻きに起因する振動を低減することができる。このように、本発明の第1態様によれば、部品点数を削減しつつ、振動を低減することが可能となる。
本発明の第2態様は、複数の糸条を綾振りしながら複数のボビンに巻き取る糸条巻取装置であって、前記複数のボビンが取り付けられた状態で回転するボビンホルダと、前記複数の糸条を保持する複数のトラバースガイドと、前記複数のトラバースガイドが共通に取り付けられる被取付部と、前記被取付部を前記ボビンホルダの軸方向に往復移動させる駆動部と、を有するトラバース装置と、前記トラバース装置の動作を制御する制御装置と、を備え、前記ボビンに巻き取るパッケージの最大巻径がφ150mm以下であり、前記制御装置は、前記トラバース装置によって綾振りされる前記複数の糸条の綾角が2度以下となるように、前記駆動部を制御することを特徴とする。
本発明の第2態様においては、複数のトラバースガイドが被取付部に共通に取り付けられるとともに、被取付部を往復移動させる駆動部が設けられる。このため、複数のトラバースガイドに対して、被取付部および駆動部を1つずつ設けるだけでよく、部品点数を削減することができる。また、パッケージの最大巻径をφ150mm以下とし、かつ複数の糸条の綾角を2度以下とすることによって、後で詳細に説明するように、リボン巻きの発生を抑えることができ、ひいては、リボン巻きに起因する振動を低減することができる。このように、本発明の第2態様によれば、部品点数を削減しつつ、振動を低減することが可能となる。
また、本発明の第3態様は、複数の糸条を綾振りしながら複数のボビンに巻き取る糸条巻取装置であって、前記複数のボビンが取り付けられた状態で回転するボビンホルダと、前記複数の糸条を保持する複数のトラバースガイドと、前記複数のトラバースガイドが共通に取り付けられる被取付部と、前記被取付部を前記ボビンホルダの軸方向に往復移動させる駆動部と、を有するトラバース装置と、前記トラバース装置の動作を制御する制御装置と、を備え、前記糸条としてスパンデックス糸を巻き取ることを特徴とする。
本発明の第3態様においては、複数のトラバースガイドが被取付部に共通に取り付けられるとともに、被取付部を往復移動させる駆動部が設けられる。このため、複数のトラバースガイドに対して、被取付部および駆動部を1つずつ設けるだけでよく、部品点数を削減することができる。また、巻き取る糸条の種類を弾性糸の一種であるスパンデックス糸とすることで、パッケージが伸縮性に富むものとなり、リボン巻きが発生したとしても、リボン巻きに起因する振動をパッケージによって吸収することができる。このように、本発明の第3態様によれば、部品点数を削減しつつ、振動を低減することが可能となる。
ここで、本発明は、前記ボビンホルダが前記軸方向の一端部で片持ち支持されるとともに、前記ボビンホルダの前記軸方向の他端部から前記ボビンの着脱が可能である場合に特に有効である。
このような場合には、ボビンホルダへのボビンの着脱が容易になるという利点がある一方で、ボビンホルダが片持ち支持されていることで、振動が大きくなりやすいという課題がある。しかしながら、そもそも本発明によれば、上述のように振動を低減することができるので、ボビンホルダが片持ち支持されている場合でも、振動が特に問題となることはない。
また、前記トラバース装置は、前記駆動部として駆動プーリを有するとともに、前記駆動プーリを含む複数のプーリに巻き掛けられた無端ベルトを前記被取付部として有しており、前記無端ベルトは、前記駆動プーリに対して90度以上の巻掛角をもって巻き掛けられていると好適である。
このように、駆動プーリで無端ベルトを駆動する構成とし、無端ベルトを駆動プーリに対して90度以上の巻掛角で巻き掛けることによって、駆動プーリと無端ベルトとの接触面積を広くすることができ、駆動プーリからの出力を効率的に無端ベルトに伝達することができる。よって、無端ベルトに取り付けられた複数のトラバースガイドの動作を、精度よく制御することができる。
また、前記駆動プーリと他の前記プーリとの間に、前記無端ベルトによって形成される閉領域の内側に向かって前記無端ベルトを押さえつける押え部材が少なくとも1つ設けられていると好適である。
このような押え部材を設けることで、無端ベルトに適度な張力を付与することができるとともに、駆動プーリに対する無端ベルトの巻掛角をより大きくすることができる。したがって、駆動プーリからの出力をより効率的に無端ベルトに伝達することができ、無端ベルトに取り付けられた複数のトラバースガイドの動作を、さらに精度よく制御することができる。
また、前記ボビンホルダに取り付けられる前記ボビンの個数および長さが変更可能であり、前記制御装置は、前記ボビンの長さに応じて、前記被取付部を前記軸方向に往復移動させる範囲を調整すると好適である。
ボビンホルダに取り付けられるボビンの個数および長さを変更することで、種類の異なるパッケージを生産できるようになり、装置の汎用性が向上する。さらに、制御装置によって、被取付部の往復移動の範囲、すなわちトラバースガイドの往復移動の範囲(糸条の巻取範囲)が調整されるので、ボビンの種類を変更した際にも、変更前のトラバース装置をそのまま利用することができる。
本発明にかかる糸条巻取装置においては、巻取時の糸条の綾角を1度以下とするか、パッケージの最大巻径をφ150mm以下にするとともに巻取時の糸条の綾角を度以下とするか、あるいは、糸条としてスパンデックス糸を巻き取るように構成することで、リボン巻きに起因する振動を低減することができる。

本発明の実施形態にかかる糸条巻取装置の模式図である。 トラバースガイドの拡大図である。 糸条巻取装置の制御ブロック図である。 ワインド比の推移の一例を示すグラフである。 ボビンの種類を変更した場合の模式図である。 トラバース装置の第1変形例を示す模式図である。 トラバース装置の第2変形例を示す模式図である。 リボン巻きを説明するための模式図である。
(糸条巻取装置の全体構成)
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる糸条巻取装置の模式図である。本実施形態の糸条巻取装置1は、不図示の紡糸部から複数(ここでは4本)紡出される、例えばマルチフィラメントやモノフィラメント等の合成繊維からなる糸条Yを巻き取るための装置である。紡糸部から紡出された複数の糸条Yは、それぞれ支点ガイド90を経て糸条巻取装置1に送られ、トラバースガイド37によって綾振りされながら複数(ここでは4つ)のボビンBにそれぞれ巻き取られ、複数(ここでは4つ)のパッケージPが生産される。
糸条巻取装置1は、主に、直方体状の機台10と、機台10から左方に延設された支持梁20と、支持梁20によって支持されるトラバース装置30およびコンタクトローラ40と、機台10に設けられたターレット13によって片持ち支持され、複数のボビンBを保持する一対のボビンホルダ50と、を備えて構成される。
機台10には、糸条巻取装置1の動作を制御する制御装置11が搭載されており、オペレータがキーボード等からなる設定部12を操作することによって、巻き取りに関する各種条件等を制御装置11に入力することができる。機台10の左側面には、円板状のターレット13が設けられており、このターレット13はターレットモータ14(図3参照)によって回転駆動される。ターレット13からは、上下一対のボビンホルダ50が左方に延設される。
支持梁20は、機台10の左側面から左方に延設されており、トラバース装置30が取り付けられる支持面21、および支持梁20の左右両端から下方に突出した一対の支持部22を有する。左右一対の支持部22は、コンタクトローラ40を回転自在に支持する。支持梁20は、不図示の昇降機構によって、機台10に対して昇降可能に構成されており、支持梁20が昇降することで、コンタクトローラ40が上側のボビンホルダ50に取り付けられた複数のボビンBに対して離接可能となっている。
トラバース装置30は、トラバースガイド37によって糸条Yを綾振りさせる装置である。トラバース装置30の詳細については、後述する。
コンタクトローラ40は、左右方向に延びており、支持梁20に形成された左右一対の支持部22によって回転自在に支持され、トラバース装置30の下方に位置する。上述のように、支持梁20が昇降することで、上側に位置するボビンホルダ50に装着された複数のボビンBに対して、コンタクトローラ40は離接する。コンタクトローラ40は、パッケージPの外周面に接触して、所定の接圧を付与しながら回転することで、パッケージPの形状を整える。
ボビンホルダ50は、ターレット13によってその右端部が片持ち支持されており、複数のボビンBを左端部から順番に着脱できるようになっている。ボビンホルダ50は、ボビンホルダモータ51(図3参照)によって回転駆動され、ボビンホルダ50とともに複数のボビンBが回転することで、複数の糸条Yがそれぞれ巻き取られて複数のパッケージPが形成される。
ボビンホルダ50は、ターレット13の周方向において上下に180度離れた位置にそれぞれ設けられている。そして、巻取中のボビンホルダ50において複数のパッケージPが満巻きになると、ターレット13がターレットモータ14(図3参照)によって180度回転されることで、上下のボビンホルダ50の位置が入れ替えられ、ボビンチェンジが行われる。なお、ボビンホルダ50に装着された複数のパッケージPは、満巻きになると不図示のプッシャーにより左方へ押し出されてボビンホルダ50から取り外される。
(トラバース装置)
トラバース装置30の詳細について説明する。トラバース装置30は、板状のベース31と、ベース31に取り付けられた駆動プーリ32および2つの従動プーリ33、34と、プーリ32〜34に巻き掛けられた無端ベルト35と、無端ベルト35を押さえつける押えローラ36と、無端ベルト35に取り付けられる複数(ここでは4つ)のトラバースガイド37と、ベース31に取り付けられるレール38と、を有する。そして、ベース31が支持梁20の支持面21に固定されることで、トラバース装置30が支持梁20に固定される。なお、本実施形態では、支持面21は実際には水平に近い傾斜面として構成されている。
3つのプーリ32〜34のうち、従動プーリ33、34は、左右方向すなわちボビンホルダ50の軸方向(以下、単に「軸方向」と称する)に平行に離間配置されており、駆動プーリ32は、従動プーリ33と34とを結ぶ軸方向に平行な線上とは異なる位置に配置されている。また、軸方向に関しては、従動プーリ33はベース31の左端部近傍、従動プーリ34はベース31の右端部近傍にそれぞれ配置されており、駆動プーリ32はベース31の右端部近傍ではあるが、従動プーリ34よりはわずかに左方の位置に配置されている。
その結果、プーリ32〜34に巻き掛けられた無端ベルト35は、従動プーリ33、34の間で軸方向に沿って延びる長辺部(下辺部)35aを有する略三角形となる。ここで、駆動プーリ32は、軸方向において従動プーリ33、34の中央ではなく、上述のように、一方に寄せて配置されている。このため、無端ベルト35によって形成される略三角形のうち、駆動プーリ32における角部は鋭角となり、駆動プーリ32に対する無端ベルト35の巻掛角が90度以上となる。なお、本実施形態では、駆動プーリ32の径を従動プーリ33、34の径よりも大きくしているが、このようにすることは必須ではない。
駆動プーリ32と従動プーリ33との間には、無端ベルト35によって形成される略三角形の閉領域の内側に向かって、無端ベルト35を押さえつける押えローラ36が設けられている。この押えローラ36を設けることで、駆動プーリ32に対する無端ベルト35の巻掛角がさらに大きくなる。ただし、押えローラ36を設けることは必須ではなく、省略することも可能である。
複数のトラバースガイド37は、無端ベルト35によって形成される略三角形のうち、軸方向に沿って延びる長辺部35aに、ボビンBの長さと略同一の間隔で取り付けられている。そして、無端ベルト35が駆動プーリ32によって駆動されることで、無端ベルト35の長辺部35aが軸方向に往復移動する。つまり、無端ベルト35、より正確には無端ベルト35の長辺部35aが、本発明における「被取付部」に相当し、駆動プーリ32が本発明における「駆動部」に相当する。なお、レール38は、無端ベルト35の長辺部35aに略平行な状態で、長辺部35aに近接して配設される。
ここで、駆動プーリ32は正逆回転可能に構成されており、トラバース制御部11a(図3参照)が、駆動プーリ32の回転方向を繰り返し切り換えながら回転駆動することで、無端ベルト35の走行方向が繰り返し切り換えられる。その結果、無端ベルト35の長辺部35aが軸方向に往復移動し、ひいては、長辺部35aに取り付けられた複数のトラバースガイド37が軸方向に往復移動することになる。こうして、複数の糸条Yは、それぞれ支点ガイド90を支点としてトラバースガイド37によって綾振りされる。
図2は、トラバースガイド37の拡大図である。トラバースガイド37は、無端ベルト35に固定される固定部37aと、固定部37aの前方に形成され、糸条Yを捕捉、保持する保持部37bとを有する。保持部37bは、上方から見て前方に頂点を有する略二等辺三角形に形成されており、その頂点部分に、糸条Yを収容するための糸条収容溝37cが形成されている。また、糸条収容溝37cの左右両側には、糸条Yを糸条収容溝37cまで案内するための一対の傾斜部37dが左右対称に形成されている。
トラバースガイド37を走行方向Dへ移動させると、概ね上下方向に沿って走行する糸条Yに傾斜部37dが衝突する。そして、糸条Yが傾斜部37dによって右方または左方に屈曲されることで、糸条Yの張力によって、力Fがトラバースガイド37の走行方向Dと反対の方向に発生する。そして、この力Fにより、糸条Yは傾斜部37dに沿って糸条収容溝37cへ向かって移動し、最終的に糸条収容溝37cに収容される(捕捉される)。糸条収容溝37cに収容された糸条Yは、綾振り方向(左右方向)への移動が規制された状態でトラバースガイド37によって保持される。なお、トラバースガイド37は、レール38によって左右方向に直線的に案内され、前後方向や上下方向にばたつかないようになっている。
(制御装置)
図3は、糸条巻取装置1の制御ブロック図である。制御装置11は、駆動プーリ32の動作を制御するトラバース制御部11aと、ボビンホルダモータ51の動作を制御するボビンホルダ制御部11bと、ターレットモータ14の動作を制御するターレット制御部11cと、各制御部11a〜11cにより実行される制御プログラムや制御に必要なデータを記憶する記憶部11dと、を有する。オペレータは、設定部12を介して、制御装置11により実行させる制御プログラムを選択したり、制御に必要なデータを入力することができる。
トラバース制御部11aは、駆動プーリ32の回転動作を制御することで、複数のトラバースガイド37を軸方向に移動させる際の移動範囲や移動速度を制御することができる。ボビンホルダ制御部11bは、ボビンホルダモータ51の回転動作を制御することで、糸条Yの巻取速度を制御することができる。ターレット制御部11cは、ターレットモータ14を制御してターレット13を180度回転させることで、上述のように、上下一対のボビンホルダ50の位置を入れ替えることができる。また、記憶部11dには、例えば、後述するように、ボビンBの種類と巻取領域(トラバースガイド37の移動範囲)とを対応付けるデータ等が記憶されている。
(振動について)
糸条巻取装置1によれば、複数のトラバースガイド37が無端ベルト35の長辺部35aに共通に取り付けられているので、この無端ベルト35に対して駆動プーリ32を1つ設けるだけで、全てのトラバースガイド37を軸方向に往復移動させることができる。つまり、各トラバースガイド37ごとに駆動機構を設ける場合と比べて、部品点数を大幅に削減することができる。
しかしながら、このような構成によると、各トラバースガイド37が巻取領域内を同位相で往復移動することになる。このため、上述のように、リボン巻きにより生じるパッケージPの局所的な盛り上がりが、全てのパッケージPにおいて同位相に形成され、コンタクトローラ40がこの盛り上がりを乗り越える際に突き上げられることで、大きな振動が発生するおそれがある。
そこで、このような振動を低減するため、糸条巻取装置1においては、トラバース装置30によって綾振りされる複数の糸条Yの綾角が所定の角度以下となるように、制御装置11のトラバース制御部11aにより駆動プーリ32が制御される。具体的には、綾角が所定の角度以下となるように、トラバースガイド37を往復移動させる速度、すなわちトラバース速度が制御される。また、巻取中のパッケージPの巻径が所定の寸法になると、制御装置11のターレット制御部11c(図3参照)によりターレットモータ14が駆動され、ターレット13が180度回転することで、上下のボビンホルダ50の位置が入れ替えられる。そして、新たなボビンホルダ50に装着されたボビンBにて糸条Yの巻き取りが開始されることで、ボビンBに巻き取られるパッケージPの巻径が所定の寸法以上にならないように制御される。
図4は、ワインド比の推移の一例を示すグラフであり、ワインド比が整数比となるときの綾角およびパッケージ径を示した図である。なお、綾角が1度未満の場合にはグラフが過密となり、適切な図示ができないので、綾角が1度以上の場合について図示している。
図4から明らかなように、綾角が大きいほど、巻取中に小さな整数比率のワインド比を通過するため、図8で説明したような顕著なリボン巻きが生じる。しかしながら、綾角が小さいとき、特に綾角が1度以下のときには、巻取中に発生するリボンのワインド比は、非常に大きな整数比率のワインド比だけであるため、ワインド比が整数比となる場合でも糸条Yは十分に分散されて巻き取られ、局所的な盛り上がりはほとんど見られない。つまり、綾角を1度以下とすることによって、顕著なリボン巻きの発生を抑えることができる。
また、図4から分かるように、制御装置11によりパッケージPの巻径をφ150mm以下に制限することで、綾角を2度以下としても、顕著なリボン巻きの発生を抑えることができる。ここで、糸条Yが例えば50dtex以下と細い場合、さらにボビンBの外径が例えばφ85mm以下と小さい場合には、最大巻径をφ150mm以下に制限しても、1つのパッケージPに巻き取られる糸条Yの長さは十分に長くなるため、特に問題がない。
(ボビンの変更について)
糸条巻取装置1においては、ボビンホルダ50に取り付けられるボビンBの個数および長さが変更できるように構成されている。図5は、ボビンBの種類を変更した場合の模式図であり、a図は図1のボビンBと同じボビンB1を4つ、b図はボビンB1の約2倍の長さを有するボビンB2を2つ、c図はボビンB1の約2/3の長さを有するボビンB3を6つ、それぞれボビンホルダ50に詰めて取り付けた状態を示す。なお、以下の説明において、ボビンB1〜B3を特に区別しない場合にはボビンBと表記する。また、図5に示すトラバースガイド37A〜37Hについても、特に区別しない場合には単にトラバースガイド37と表記する。
図5のa図に示すように、ボビンB1を4つ設ける場合は、各ボビンB1に対応する4つのトラバースガイド37A〜37Dによって糸条Yの綾振りが行われる。トラバースガイド37A〜37Dは、ボビンB1の長さと略同じ間隔を空けて軸方向に並んだ状態で、無端ベルト35の長辺部35aに取り付けられている。そして、制御装置11のトラバース制御部11aは、トラバースガイド37A〜37DがボビンB1に対応する巻取領域をそれぞれ往復移動するように、駆動プーリ32を制御する。
図5のb図に示すように、軸方向における長さがボビンB1の約2倍であるボビンB2を2つ設ける場合は、各ボビンB2に対応する2つのトラバースガイド37A、37C(あるいは2つのトラバースガイド37B、37D)によって糸条Yの綾振りが行われる。つまり、4つのトラバースガイド37A〜37Dのうち、ボビンB2の長さと略同じ間隔を空けて軸方向に並んでいる2つのトラバースガイド37A、37C(あるいは2つのトラバースガイド37B、37D)が選択されて利用されることになる。そして、制御装置11のトラバース制御部11aは、トラバースガイド37A、37C(あるいはトラバースガイド37B、37D)がボビンB2に対応する巻取領域をそれぞれ往復移動するように、駆動プーリ32を制御する。なお、トラバースガイド37がプーリ33、34を乗り越えることができる構成の場合には、選択されなかったトラバースガイド37はそのままにしておいてもよいが、トラバースガイド37がプーリ33、34を乗り越えることができない構成の場合には、選択されなかったトラバースガイド37を取り外す必要がある。
図5のc図に示すように、軸方向における長さがボビンB1の約2/3倍であるボビンB3を6つ設ける場合は、各ボビンB3に対応する6つのトラバースガイド37A、37E、37F、37C、37G、37Hによって糸条Yの綾振りが行われる。トラバースガイド37A、37E、37F、37C、37G、37Hは、ボビンB3の長さと略同じ間隔を空けて軸方向に並んだ状態で、無端ベルト35の長辺部35aに取り付けられている。そして、制御装置11のトラバース制御部11aは、トラバースガイド37A、37E、37F、37C、37G、37HがボビンB3に対応する巻取領域をそれぞれ往復移動するように、駆動プーリ32を制御する。
なお、ここでは、もともとボビンB1用に設けられていたトラバースガイド37A〜37Dをできるだけ有効に利用するため、トラバースガイド37A、37Cをそのままにしておくとともに、4つのトラバースガイド37E〜37Hを新たに設けている。しかしながら、トラバースガイド37A、37Cを利用することは必須ではなく、6つのトラバースガイド37を全て新しく設けるものとしてもよい。あるいは、所定数のトラバースガイド37が取り付けられている無端ベルト35をボビンBの種類に応じて複数用意しておき、ボビンBの種類を変更する際には、無端ベルト35を交換するようにしてもよい。なお、利用されないトラバースガイド37B、37Dは、そのままにしておいてもよいし、無端ベルト35から取り外しておいてもよい。
ここで、トラバースガイド37は、例えば特許文献2の図4、5に記載の構成等を採用することにより、無端ベルト35に対して着脱自在であると好適である。かかる構成によれば、トラバースガイド37の個数や位置を容易に調整でき、より多くの種類のボビンBに容易に対応可能な糸条巻取装置1とすることができる。また、想定されるボビンBの種類が決まっている場合には、トラバースガイド37を最小公倍数的に設けておけば、トラバースガイド37を着脱自在な構成としなくとも、複数の種類のボビンBに対応することができる。例えば、想定されるボビンBが、図5のボビンB1〜B3の3種類と決まっている場合には、あらかじめトラバースガイド37A〜37Hを全て無端ベルト35に取り付けておけば、トラバースガイド37を着脱自在に構成することは不要である。
このように、複数の種類のボビンBが用いられる場合、各トラバースガイド37ごとに駆動機構が設けられる構成であると、ボビンBの種類が変更されるたびに、駆動機構を交換したり増設したりする必要が生じ、ボビンBの種類を変更するのが非常に手間である。しかしながら、糸条巻取装置1によれば、ボビンBの種類が変更されても、複数のトラバースガイド37が無端ベルト35に共通に取り付けられ、この無端ベルト35を駆動プーリ32で駆動させる構成のため、駆動プーリ32や無端ベルト35を交換したり増設したりする必要がない。つまり、トラバース装置30をそのまま用いつつ、ボビンBの種類を容易に変更することができる。
ボビンBの種類を変更する際には、例えば、オペレータが設定部12(図1)を介してボビンの種類を制御装置11に入力する。ここで、記憶部11dには、ボビンBの種類と巻取領域(トラバースガイド37の移動範囲)とを対応付けるデータ等が記憶されている。そして、トラバース制御部11aが、このデータを参照して、トラバースガイド37を軸方向に往復移動させる範囲、すなわち、無端ベルト35の長辺部35aを軸方向に往復移動させる範囲を適切に制御する。
(効果)
本実施形態の糸条巻取装置1によれば、複数のトラバースガイド37に対して、被取付部(無端ベルト35)および駆動部(駆動プーリ32)を1つずつ設けるだけでよく、部品点数を削減することができる。また、複数の糸条Yの綾角を1度以下とすることによって、リボン巻きの発生を抑えることができ、ひいては、リボン巻きに起因する振動を低減することができる。このように、糸条巻取装置1によれば、部品点数を削減しつつ、振動を低減することが可能となる。
また、糸条巻取装置1は、ボビンホルダ50が軸方向の一端部(右端部)で片持ち支持されるとともに、ボビンホルダ50の軸方向の他端部(左端部)からボビンBの着脱が可能となっている。このため、ボビンホルダ50へのボビンBの着脱が容易になるという利点がある一方で、ボビンホルダ50が片持ち支持されていることで、振動が大きくなりやすいという課題がある。しかしながら、そもそも糸条巻取装置1によれば、上述のように振動を低減することができるので、ボビンホルダ50が片持ち支持されている場合でも、振動が特に問題となることはない。
また、糸条巻取装置1においては、トラバース装置30は、駆動部として駆動プーリ32を有するとともに、駆動プーリ32を含む複数のプーリ32〜34に巻き掛けられた無端ベルト35を被取付部として有しており、無端ベルト35は、駆動プーリ32に対して90度以上の巻掛角をもって巻き掛けられている。このため、駆動プーリ32と無端ベルト35との接触面積を広くすることができ、駆動プーリ32からの出力を効率的に無端ベルト35に伝達することができる。したがって、無端ベルト35に取り付けられた複数のトラバースガイド37の動作を、精度よく制御することができる。
また、糸条巻取装置1においては、駆動プーリ32と従動プーリ33との間に、無端ベルト35によって形成される閉領域の内側に向かって無端ベルト35を押さえつける押え部材(押えローラ36)が少なくとも1つ設けられているので、駆動プーリ32に対する無端ベルト35の巻掛角をより大きくすることができる。さらに押え部材(押えプーリ36)により無端ベルト35に適度な張力を付与することができるため、無端ベルト35に経時的な伸びが発生した場合にも、張力が弛んで歯飛びすることがない。したがって、駆動プーリ32からの出力をより効率的に無端ベルト35に伝達することができ、無端ベルト35に取り付けられた複数のトラバースガイド37の動作を、さらに精度よく制御することができる。
また、糸条巻取装置1においては、ボビンホルダ50に取り付けられるボビンBの個数および長さが変更可能であり、制御装置11は、ボビンBの長さに応じて、被取付部(無端ベルト35)を軸方向に往復移動させる範囲を調整するよう構成されている。かかる構成によれば、種類の異なるパッケージPを生産できるようになり、装置の汎用性が向上する。さらに、制御装置11によって、被取付部(無端ベルト35)の往復移動の範囲、すなわちトラバースガイド37の往復移動の範囲(糸条Yの巻取範囲)が調整されるので、ボビンBの種類を変更した際にも、変更前のトラバース装置30をそのまま利用することができる。
(トラバース装置の変形例)
トラバース装置30の変形例について、図6、7を参照しつつ説明する。図6は、トラバース装置の第1変形例を示す図であり、図7は、トラバース装置の第2変形例を示す図である。なお、図6、7では、ベース31やレール38の図示を省略している。
図6に示す第1変形例のトラバース装置60においては、駆動プーリ61と従動プーリ62、63とからなる3つのプーリ61〜63に無端ベルト35が巻き掛けられている。従動プーリ62、63の配置は、図1に示す従動プーリ33、34と基本的に同じである。ただし、駆動プーリ61が、左右方向すなわち軸方向において、従動プーリ62、63の略中央に配置されている点が、図1のものとは異なる。
特に何も対策を施さなければ、無端ベルト35によって形成される略三角形(破線で図示)のうち、駆動プーリ61における角部が鈍角となり、駆動プーリ61に対する無端ベルト35の巻掛角が小さくなってしまう。この巻掛角が小さいと、歯飛びが発生しやすく、駆動プーリ61からの出力を適切に無端ベルト35に伝達できないおそれがある。
そこで、無端ベルト35によって形成される略三角形の閉領域の内側に向かって、無端ベルト35を押さえつける押えローラ64、65が、駆動プーリ61の両側に左右対称に設けられている。このため、駆動プーリ61に対する無端ベルト35の巻掛角を増大させることができる。駆動プーリ61の両側に押えローラ64、65を設けることで、これら押えローラ64、65の配置によって、駆動プーリ61に対する無端ベルト35の巻掛角を高い自由度をもって調整することができる。なお、図1のものと同様に、複数のトラバースガイド37は、従動プーリ62、63の間で軸方向に沿って延びる長辺部(下辺部)35bに取り付けられる。なお、必ずしも2つの押えローラ64、65を設ける必要はなく、どちらか一方のみを設けるようにしてもよい。
図7に示す第2変形例のトラバース装置70では、軸方向に沿って並んだ駆動プーリ71および従動プーリ72が設けられており、この2つのプーリ71、72に無端ベルト35が巻き掛けられている。駆動プーリ71はベース31(図1参照)の右端部近傍、従動プーリ72はベース31の左端部近傍にそれぞれ配置されている。
このように配置された駆動プーリ71および従動プーリ72に巻き掛けられた無端ベルト35は、軸方向に延びる長円形状を有し、この長円形状のうち、駆動プーリ71の下端部と従動プーリ72の下端部とを通る長辺部(下辺部)35cが、軸方向に平行となっている。そして、この長辺部35cに、複数のトラバースガイド37が取り付けられている。なお、本変形例では、駆動プーリ71の径を従動プーリ72の径よりも大きくしているが、このようにすることは必須ではない。
このような2つのプーリ71、72に無端ベルト35を巻き掛けることによって、駆動プーリ71に対する無端ベルト35の巻掛角を、概ね180度程度と大きくすることができる。しかも、プーリの個数が2つで済むので、部品点数の削減が可能となる。なお、無端ベルト35によって形成される長円形状の閉領域の内側に向かって、無端ベルト35を押さえつける押えローラ73を設けることで、無端ベルト35の張力を適正に保つとともに、駆動プーリ71に対する無端ベルト35の巻掛角をさらに増大させることができる。ただし、押えローラ73は省略してもよい。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上記実施形態に限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、巻取時の糸条Yの綾角を1度以下とするか、あるいは、パッケージPの最大巻径をφ150mm以下に制限し、かつ巻取時の糸条Yの綾角を2度以下とすることで、リボン巻きに起因する振動の低減を図ることができることを説明した。しかしながら、巻取時の糸条Yの綾角の最大値を制限する代わりに、あるいは綾角の制限と併せて、巻き取る糸条Yの種類をスパンデックス糸とすることによっても、振動の低減を図ることが可能である。というのも、巻き取る糸条Yの種類をスパンデックス糸とすることで、パッケージPが伸縮性に富むものとなり、リボン巻きが発生したとしても、リボン巻きに起因する振動をパッケージPによって吸収することができるからである。なお、スパンデックス糸とは伸縮性に富む弾性糸の一種であり、繊維の基本材料に85wt%以上のポリウレタンセグメントを組成として有する長鎖状合成高分子よりなる弾性糸である。
また、上記実施形態におけるトラバース装置30は、無端ベルト35に複数のトラバースガイド37を取り付け、無端ベルト35を駆動プーリ32によって駆動させることでトラバースを行うものとした。しかしながら、トラバース装置30は、無端ベルト35を用いるものに限定されず、ワイヤや棒部材に複数のトラバースガイド37を共通に取り付け、このワイヤや棒部材をリニアモータ等によって軸方向に往復移動させるようにしたものでもよい。
また、上記実施形態における糸条巻取装置1は、紡糸部から紡出された糸条Yを巻き取るものに限定されず、例えば仮撚装置に設けられる巻取装置に適用することも可能である。
1:糸条巻取装置
11:制御装置
11a:トラバース制御部
30:トラバース装置
32、61、71:駆動プーリ(駆動部)
35:無端ベルト(被取付部)
36、64、65、73:押えローラ(押え部材)
37、37A〜37H:トラバースガイド
50:ボビンホルダ
B、B1〜B3:ボビン
Y:糸条

Claims (6)

  1. 複数の糸条を綾振りしながら複数のボビンに巻き取る糸条巻取装置であって、
    前記複数のボビンが取り付けられた状態で回転するボビンホルダと、
    前記複数の糸条を保持する複数のトラバースガイドと、前記複数のトラバースガイドが共通に取り付けられる被取付部と、前記被取付部を前記ボビンホルダの軸方向に往復移動させる駆動部と、を有するトラバース装置と、
    前記トラバース装置の動作を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記トラバース装置によって綾振りされる前記複数の糸条の綾角が1度以下となるように、前記駆動部を制御することで、リボン巻きの発生を抑えることを特徴とする糸条巻取装置。
  2. 複数の糸条を綾振りしながら複数のボビンに巻き取る糸条巻取装置であって、
    前記複数のボビンが取り付けられた状態で回転するボビンホルダと、
    前記複数の糸条を保持する複数のトラバースガイドと、前記複数のトラバースガイドが共通に取り付けられる被取付部と、前記被取付部を前記ボビンホルダの軸方向に往復移動させる駆動部と、を有するトラバース装置と、
    前記トラバース装置の動作を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記ボビンに巻き取るパッケージの最大巻径がφ150mm以下であり、
    前記制御装置は、前記トラバース装置によって綾振りされる前記複数の糸条の綾角が2度以下となるように、前記駆動部を制御することで、リボン巻きの発生を抑えることを特徴とする糸条巻取装置。
  3. 前記ボビンホルダが前記軸方向の一端部で片持ち支持されるとともに、前記ボビンホルダの前記軸方向の他端部から前記ボビンの着脱が可能である請求項1又は2に記載の糸条巻取装置。
  4. 前記トラバース装置は、前記駆動部として駆動プーリを有するとともに、前記駆動プーリを含む複数のプーリに巻き掛けられた無端ベルトを前記被取付部として有しており、
    前記無端ベルトは、前記駆動プーリに対して90度以上の巻掛角をもって巻き掛けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の糸条巻取装置。
  5. 前記駆動プーリと他の前記プーリとの間に、前記無端ベルトによって形成される閉領域の内側に向かって前記無端ベルトを押さえつける押え部材が少なくとも1つ設けられている請求項4に記載の糸条巻取装置。
  6. 前記ボビンホルダに取り付けられる前記ボビンの個数および長さが変更可能であり、
    前記制御装置は、前記ボビンの長さに応じて、前記被取付部を前記軸方向に往復移動させる範囲を調整する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の糸条巻取装置。
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