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JP6437192B2 - 基地局装置、及びメッセージ破棄制御方法 - Google Patents
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JP6437192B2 - 基地局装置、及びメッセージ破棄制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムにおける基地局装置eNBにおいて、トラヒックの増大時に、処理負荷を低減させるための技術に関連するものである。
基地局装置eNBとユーザ装置UEが無線通信を行う移動通信システムにおいて、災害やイベント等により、例えばトラヒックがバースト的に発生した場合に、基地局装置eNBの装置能力限界により、呼処理信号が破棄される可能性がある。
接続中のユーザ装置UEの呼処理信号を途中で破棄することは、移動通信のサービスとして望ましくないため、呼処理負荷が装置能力以上となる場合は新規呼の受付を破棄することで、既存呼を守る方式を採用することが望ましい。なお、信号を廃棄することで輻輳を回避する先行技術文献として特許文献1がある。
特開2013−038573号公報
LTEに準拠した移動通信システムでは、ユーザ装置UEが、発信や着信等により基地局装置eNBと接続を確立する際に、ランダムアクセスが行われる。図1に、LTEにおけるランダムアクセス手順の概要を示す。
まず、ユーザ装置UEは、PRACH(Physical Random Access Channel)を使用して、プレアンブル(preamble)を送信する(ステップ1)。基地局装置eNBがプレアンブルを検出すると、その応答であるRACH応答(RACH response)メッセージを送信する(ステップ2)。RACH応答メッセージを受信したユーザ装置UEは、RRC接続要求(RRC connection request)メッセージを送信する(ステップ3)。基地局装置eNBは、RRC接続要求メッセージを受信後、コネクション確立のためのセル設定情報等を含むRRC接続セットアップ(RRC connection setup)メッセージを送信する(ステップ4)。自身のUE−IDがRRC接続セットアップメッセージに含まれていたユーザ装置UEは、コネクションを確立する。なお、図1はRRC接続手順までを示している。
上記の3番目のメッセージであるRRC接続要求メッセージをRACHメッセージ3と呼ぶ。ここで、呼接続のために基地局装置eNBのリソースが確保されるのはRACHメッセージ3を検出した後である。
従って、トラヒック増大時に、基地局装置eNBの呼処理の処理負荷を低減するために新規呼を破棄する場合には、装置リソース確保直前のRACHメッセージ3の破棄を行い、その後の呼処理を行わせないことが望ましい。
ここで、移動通信システムが扱う呼には、通常の通話等に用いられる呼の他に、緊急呼もしくは優先呼がある。しかし、基地局装置eNBの処理負荷を低減するために、一律にRACHメッセージ3の破棄を行ってしまうと、破棄されるべきでない緊急呼/優先呼に係るRACHメッセージ3についても、破棄される可能性があるという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、移動通信システムの基地局装置において、装置負荷の大きさに応じて、ユーザ装置からの接続要求メッセージを選別して破棄することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、移動通信システムにおいてユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、
前記ユーザ装置から、前記基地局装置との接続を要求する接続要求メッセージを受信し、当該接続要求メッセージの優先度を判定する判定部と、
前記基地局装置における処理負荷が予め定めた閾値よりも大きい場合に、前記判定部により非優先と判定された接続要求メッセージを破棄する破棄制御部とを備え、
前記判定部は、前記接続要求メッセージを運ぶMAC SDU内の所定位置のビットの値を調べ、当該値が所定値であるか否かに基づいて前記接続要求メッセージの優先度を判定する
ことを特徴とする基地局装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、移動通信システムにおいてユーザ装置と通信を行う基地局装置が実行するメッセージ破棄制御方法であって、
前記ユーザ装置から、前記基地局装置との接続を要求する接続要求メッセージを受信し、当該接続要求メッセージの優先度を判定する判定ステップと、
前記基地局装置における処理負荷が予め定めた閾値よりも大きい場合に、前記判定ステップにより非優先と判定された接続要求メッセージを破棄する破棄制御ステップとを備え、
前記判定ステップにおいて、前記基地局装置は、前記接続要求メッセージを運ぶMAC SDU内の所定位置のビットの値を調べ、当該値が所定値であるか否かに基づいて前記接続要求メッセージの優先度を判定する
ことを特徴とするメッセージ破棄制御方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、移動通信システムの基地局装置において、装置負荷の大きさに応じて、ユーザ装置からの接続要求メッセージを選別して破棄することを可能とする技術が提供される。
ランダムアクセスの概要を説明するための図である。 RRC接続要求メッセージの例を示す図である。 RRC接続再設定要求メッセージの例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る移動通信システムの構成例である。 基地局装置eNBの機能構成図である。 基地局装置eNBの機能構成図である。 メッセージ優先判定処理を示すフローチャートである。 UL−CCCH−Messageを示す図である。 Establishment Causeとビット値との対応例を示す図である。 メッセージ破棄判定処理の概要を説明するための図である。 メッセージ破棄判定処理の概要を説明するための図である。 メッセージ破棄制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態に係る移動通信システムはLTEに準拠した方式のシステムを想定しているが、本発明はLTEに限定されるわけではなく、他の方式にも適用可能である。
本明細書及び特許請求の範囲において、「LTE」は、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、又は12もしくはそれ以降に対応する通信方式も含む広い意味で使用する。
(実施の形態の概要)
本実施の形態では、RRC接続手順におけるRRC接続要求メッセージ(前述したRACHメッセージ3)内の情報を解析(デコード)することにより、当該RRC接続要求メッセージに係る新規呼が緊急呼/優先呼か否かを判定する。そして、基地局装置eNBの処理負荷が増大したときには、できるだけ緊急呼/優先呼を保護し、それ以外の呼に係るRRC接続要求メッセージを破棄することとしている。なお、RRC接続が切れたとき等に送信されるRRC接続再設定要求(RRC connection reestablishment request)メッセージについても、RRC接続要求メッセージと同様に、呼接続を要求するメッセージであり、選別した上での破棄の対象とするものである。以下の説明において、「RRC接続要求メッセージ」についての説明内容は、基本的に「RRC接続再設定要求メッセージ」についても同様である。また、「RRC接続要求メッセージ」と「RRC接続再設定要求メッセージ」を総称して「接続要求メッセージ」と呼ぶ場合がある。ただし、「接続要求メッセージ」は、「RRC接続要求メッセージ」と「RRC接続再設定要求メッセージ」以外も含み得る。
ここで、RRC接続要求メッセージには緊急呼/優先呼か否かを示す情報以外にも多くの情報を含み、基地局装置eNBはRRCレイヤ(レイヤ3)のデコードを行って、これらの情報を抽出している。参考として、図2に、RRC接続要求メッセージのASN.1表記例を示し、図3に、RRC接続再設定要求メッセージのASN.1表記例を示す。いずれのメッセージもLTEにおいて規定されているものである。
しかし、RRC接続要求メッセージを全部デコードして、解析することは基地局装置eNBのCPU処理量を多く要する。すなわち、新規呼の破棄判断のために多くの処理量を要することになってしまい、新規呼の破棄が基地局装置eNBの負荷低減にならないことが考えられる。そこで、本実施の形態では、RRC接続要求メッセージを運ぶレイヤ2(例:MACレイヤ)データの一部の情報を見ることで緊急呼/優先呼か否かを判別し、RRCレイヤ(レイヤ3)のデコードを行うことなく緊急呼/優先呼か否かを判別し、破棄判定を行うこととしている。これにより、基地局装置eNBの処理負荷を多く増加させることなく、緊急呼/優先呼を判別した上でのメッセージ破棄処理を可能としている。以下では、緊急呼/優先呼に係る接続要求メッセージを「優先メッセージ」と呼び、それ以外を「非優先メッセージ」と呼ぶ。
(装置構成例)
図4に、本発明の実施の形態に係る移動通信システムの構成例を示す。図4に示すように、本実施の形態に係る移動通信システムは、セルを形成する基地局装置eNBと、セルに在圏して基地局装置eNBと無線通信を行うユーザ装置UEを含む。図4には、基地局装置eNBとユーザ装置UEが1台ずつ示されているが、これらは代表を示しており、それぞれ複数であってもよい。本実施の形態では、当該移動通信システムは、少なくともLTEに準拠した動作が可能である。すなわち、無線インタフェースプロトコルとしてPHY、MAC、RLC、PDCP、RRC等を使用し、また、呼接続時には基地局装置eNBとユーザ装置UE間でRRC接続手順等を実行する。
図5に、本実施の形態に係る基地局装置eNBの機能構成図を示す。図5は、本発明の実施の形態に係る機能のみを示すものであり、基地局装置eNBは、LTEに準拠した通信を実現するための図示しない機能も含むものである。
図5に示すように、本実施の形態に係る基地局装置eNBは、受信部10、メッセージ優先判定部11、メッセージ破棄制御部12、メッセージ処理部13を備える。各機能部の機能概要は以下のとおりである。
受信部10は、無線信号をユーザ装置UEから受信し、レイヤ2のデータ(例:MAC PDU、それに含まれるヘッダ、MAC SDU等)を取得し、メッセージ優先判定部11に渡す。なお、「渡す」とは、例えば、レイヤ2のデータを基地局装置eNBが備えるメモリバッファに格納しておき、データをそこから読み出す処理を行う場合を含む。
メッセージ優先判定部11は、レイヤ2データに含まれる所定のビットの値に基づいて、受信した信号で運ばれたメッセージがRRC接続要求メッセージであるか否か、また、受信した信号で運ばれたメッセージがRRC接続要求メッセージである場合に、それが優先メッセージであるか否かを判定する。メッセージ優先判定部11は、RRC接続要求メッセージに対応するレイヤ2データと優先/非優先の判定結果をメッセージ破棄制御部12に渡し、接続要求メッセージ以外のレイヤ2データは破棄制御対象とせずにメッセージ処理部13に渡す。
メッセージ破棄制御部12は、基地局装置eNBの処理負荷と、優先/非優先の判定結果とに基づいて、RRC接続要求メッセージを破棄するか否かを判定する。メッセージ破棄制御部12は、RRC接続要求メッセージを破棄すると判定した場合に、RRC接続要求メッセージに対応するレイヤ2データを破棄し、破棄しないと判定した場合は、当該レイヤ2データをメッセージ処理部13に渡す。メッセージ処理部13は、メッセージ優先判定部11で扱ったレイヤより上位のレイヤの処理(メッセージデコード等)を行う。
図6に、本実施の形態に係る基地局装置eNBの他の機能構成図として、実装例に近い構成図を示す。図6に示す基地局装置eNBは、無線信号の送受信を行うアンテナ20、アンテナに接続されるインターフェース部21、ベースバンド処理部22、装置制御部23、コアネットワークと接続されるインターフェース部24を含む。
ベースバンド処理部22は、レイヤ1、レイヤ2の処理を行う。すなわち、ベースバンド処理部22は、物理レイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、及びPDCPレイヤの処理を行う。ベースバンド処理部22は、例えばDSP(Digital Signal Processor)により実現されるが、これに限られるわけではない。装置制御部23は、RRCメッセージに基づく呼接続制御や監視制御等のレイヤ3以上の処理を行う。
本実施の形態では、図5に示した機能構成図におけるメッセージ優先判定部11、及びメッセージ破棄制御部12は、図6におけるベースバンド処理部22に含まれることを想定しているが、これに限られるわけではない。メッセージ優先判定部11、及びメッセージ破棄制御部12による処理を、図6におけるベースバンド処理部22で行うことにより、処理負荷の大きな呼接続制御処理を行う装置制御部23の処理負荷を更に増大させることなくメッセージの破棄判定を行うことができる。
(装置動作例)
以下、本実施の形態に係る基地局装置eNBが実行するメッセージ破棄に関する処理をより詳細に説明する。以下では、図5に示す基地局装置eNBの構成に基づいて説明を行うこととする。以下では、優先/非優先の判定をMACデータの中を参照することにより行うこととしているが、これは例であり、例えば他のレイヤ2データを参照することで判定を行うこととしてもよい。
まず、基地局装置eNBのメッセージ優先判定部11により実行されるメッセージ優先判定処理を図7のフローチャートを参照して説明する。
メッセージ優先判定部11は、受信部10から取得したMACデータの各MACサブヘッダにおけるLCID(Logical channel ID)の値がCCCH(共通制御チャネル)を示す値であるかどうかを判定する(ステップ101)。LCIDは、それが含まれるMACサブヘッダに関連するMAC SDUが属する論理チャネルを示すIDである。
上りのCCCHはRRC接続要求メッセージもしくはRRC接続再設定要求メッセージを送信する際に用いられるものであるため(図8参照)、本実施の形態では、LCIDの値がCCCHを示す値である場合、メッセージ優先判定部11は、当該MAC SDUはRRC接続要求メッセージもしくはRRC接続再設定要求メッセージに対応すると判定し、図7におけるステップ102に進む。LCIDの値がCCCHを示す値でない場合、メッセージ優先判定部11は、当該MAC SDUは、本実施形態において破棄判定の対象となるメッセージ以外のメッセージに対応するものと判定し、これをメッセージ処理部13に渡す(ステップ103)。
ステップ102において、メッセージ優先判定部11は、該当のMAC SDUの所定位置のビットを調べ、それが所定値であるかどうかを調べることで、MAC SDUがRRC接続要求メッセージ又はRRC接続再設定要求メッセージのどちらに対応するかを判定する。本実施の形態では、例として、MAC SDUの先頭から2ビット目の値を調べ、それが0である場合、MAC SDUはRRC接続再設定要求メッセージに対応すると判定してステップ107に進み、それが1である場合、MAC SDUはRRC接続要求メッセージに対応すると判定してステップ104に進む。
ステップ104において、メッセージ優先判定部11は、該当のMAC SDUの所定位置のビットを調べ、それが所定値であるかどうかを調べることにより、RRC接続要求メッセージが優先かそれ以外(非優先)かを判定する。本実施の形態では、例として、MAC SDUの先頭から45bit目〜47bit目の値に対応するFlagCCCH#1Priorityの設定値を調べる。45bit目〜47bit目は、RRC接続要求メッセージにおける「Establishment Cause」に対応し、LTEでは、図9に示すように値が規定されている。
本実施の形態では、メッセージ優先判定部11は、MAC SDUの先頭から45bit目〜47bit目の値が緊急もしくは優先に対応する値であれば、MAC SDUに対応するRRC接続要求メッセージを優先メッセージであると判定し(ステップ105)、それ以外であれば、優先メッセージでない非優先メッセージであると判定する(ステップ106)。
ステップ107においても上記と同様に、メッセージ優先判定部11は、該当のMAC SDUの所定位置のビットを調べ、それが所定値であるかどうかを調べることにより、RRC接続再設定要求メッセージが優先かそれ以外(非優先)かを判定する。本実施の形態では、例として、該当のMAC SDUにおけるFlagCCCH#0Priorityの設定値を調べ、緊急もしくは優先に対応する値であれば当該MAC SDUに対応するRRC接続再設定要求メッセージを優先メッセージであると判定し(ステップ108)、それ以外であれば、非優先メッセージであると判定する(ステップ109)。
次に、メッセージ破棄制御部12の処理例を説明する。図10、図11は、本実施の形態におけるメッセージ破棄制御部12が実行するメッセージ破棄制御処理の概要を説明するための図である。
本実施の形態では、基地局装置eNBは、接続要求メッセージ(RRC接続要求メッセージ、もしくはRRC接続再設定要求メッセージ)を受け付けたときに、接続要求メッセージの数をカウントする(1増加させる)。この数をCountM3とする。また、非優先メッセージに関する受付判定閾値ThM3low、及び、装置保護のために、全メッセージを破棄する閾値ThM3を予め設定する。
本実施の形態では、メッセージ破棄制御部12が、判定対象のレイヤ2データ(具体的にはMAC SDU)に係る接続要求メッセージを受付OKである(破棄しない)と判定した場合にCountM3を1増加させることとするが、接続要求メッセージのカウント方法はこれに限られるわけではない。また、メッセージ破棄制御部12は、予め定めた時間T(秒)で満了する周期タイマを備え、CountM3はタイマが満了する度(T秒になる度)にリセットされて0になる。
なお、上記のカウント、閾値設定は、基地局装置eNB単位でもよいし、基地局装置eNBが管理するセル単位でもよい。
図10に示すように、本実施の形態では、優先メッセージは、CountM3≦ThM3の場合に受付OKとする。非優先メッセージは、CountM3≦ThM3lowの場合に受付OKとする。ThM3low≦CountM3≦ThM3である場合は、優先メッセージは受付OKであるが、非優先メッセージは破棄される。
図11は、CountM3の値を時系列で表現した図である。図11に示すように、周期カウンタが満了する度にCountM3は0になり、順次増加して、優先呼のみ受け付ける時間区間を経て、全新規呼が受け付けられない状態になる。なお、カウンタの周期は、例えば、基地局装置eNBが設置されるエリアの新規呼の単位時間あたりの発生数等に基づいて決めればよい。
図12のフローチャートを参照して、メッセージ破棄制御部12の動作例を説明する。メッセージ破棄制御部12は、メッセージ優先判定部11からMAC SDU(CCCHに対応すると判定されたもの)と優先/非優先判定結果を受け取っている。まず、メッセージ破棄制御部12は、CountM3≦ThM3であるか否かを判定する(ステップ201)。CountM3≦ThM3でなければ当該MAC SDUを破棄する(ステップ202)。すなわち、接続要求メッセージを破棄する。CountM3≦ThM3であればステップ203に進む。ステップ203において、該当のMAC SDUが優先メッセージに対応するものであれば、メッセージ破棄制御部12は、CountM3に1を加え(ステップ204)、MAC SDUをメッセージ処理部13に渡す(ステップ205)。
ステップ203において、MAC SDUが非優先メッセージに対応するものである場合、ステップ206に進む。ステップ206において、CountM3≦ThM3lowであるか否かが判定される。CountM3≦ThM3lowでなければ、メッセージ破棄制御部12は、MAC SDUを破棄する(ステップ207)。CountM3≦ThM3lowであれば、メッセージ破棄制御部12は、CountM3に1を加え(ステップ208)、MAC SDUをメッセージ処理部13に渡す(ステップ209)。
なお、上記の例では、処理負荷を、受け付けしたメッセージ数で判定することとしているが、処理負荷を他の指標で判定してもよい。例えば、図6に示した基地局装置eNBにおける装置制御部23が有するCPUの使用率で処理負荷を判定してもよい。
また、本実施の形態では、接続要求メッセージを優先か非優先に分類するが、より多くの優先度の段階を設けてもよい。ただし、より多くの優先度を設ける場合も、例えば、最も高い優先度を「優先」とし、それ以外を「非優先」と見ることができるので、その場合も優先と非優先に分類することに含まれる。すなわち、「非優先」は、意味として低優先等を含むものである。
(実施の形態のまとめ、効果等)
以上説明したように、本実施の形態によれば、移動通信システムにおいてユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、前記ユーザ装置から、前記基地局装置との接続を要求する接続要求メッセージを受信し、当該接続要求メッセージの優先度を判定する判定部と、前記基地局装置における処理負荷が予め定めた閾値よりも大きい場合に、前記判定部により非優先と判定された接続要求メッセージを破棄する破棄制御部とを備えた基地局装置が提供される。
この基地局装置により、基地局装置において、装置負荷の大きさに応じて、ユーザ装置からの接続要求メッセージを選別して破棄することが可能となる。なお、上記の構成において、接続要求メッセージを受信するとは、接続要求メッセージを載せた下位レイヤ信号を受信することを含むものである。
前記判定部は、前記接続要求メッセージを運ぶレイヤ2データ内の所定のビットの値に基づいて前記接続要求メッセージの優先度を判定する。
このように、比較的処理負荷の小さいレイヤ2処理段階で優先度を判定することで、処理負荷の高いレイヤ3デコードを実施する前に優先度判定を行うことができ、処理負荷を大きく増大させることなくメッセージ破棄制御を実施することが可能となる。
前記破棄制御部は、前記処理負荷の値として、破棄せずに受け付けた接続要求メッセージの数をカウントする。レイヤ2処理段階での判定で破棄せずに受け付けた接続要求メッセージ(例:MAC SDUに載せられたメッセージ)は、その後のレイヤ3処理において装置負荷を大きくするので、破棄せずに受け付けた接続要求メッセージの数を処理負荷として用いることで、適切に処理負荷を判断することができる。
前記基地局装置は、レイヤ1及びレイヤ2の処理を行うベースバンド処理部と、レイヤ3以上のレイヤの処理を行う装置制御部とを有し、前記ベースバンド処理部が、前記判定部及び前記破棄制御部を有する。
このような構成としたことで、処理負荷の高いレイヤ3デコードを実施する前に優先度判定及び破棄制御を行うことができ、処理負荷を大きく増大させることなくメッセージ破棄制御を実施することが可能となる。
(第1項)
移動通信システムにおいてユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、
前記ユーザ装置から、前記基地局装置との接続を要求する接続要求メッセージを受信し、当該接続要求メッセージの優先度を判定する判定部と、
前記基地局装置における処理負荷が予め定めた閾値よりも大きい場合に、前記判定部により非優先と判定された接続要求メッセージを破棄する破棄制御部と
を備えたことを特徴とする基地局装置。
(第2項)
前記判定部は、前記接続要求メッセージを運ぶレイヤ2データ内の所定のビットの値に基づいて前記接続要求メッセージの優先度を判定する
ことを特徴とする第1項に記載の基地局装置。
(第3項)
前記破棄制御部は、前記処理負荷の値として、破棄せずに受け付けた接続要求メッセージの数をカウントする
ことを特徴とする第1項又は第2項に記載の基地局装置。
(第4項)
前記基地局装置は、レイヤ1及びレイヤ2の処理を行うベースバンド処理部と、レイヤ3以上のレイヤの処理を行う装置制御部とを有し、前記ベースバンド処理部が、前記判定部及び前記破棄制御部を有する
ことを特徴とする第1項ないし第3項のうちいずれか1項に記載の基地局装置。
(第5項)
移動通信システムにおいてユーザ装置と通信を行う基地局装置が実行するメッセージ破棄制御方法であって、
前記ユーザ装置から、前記基地局装置との接続を要求する接続要求メッセージを受信し、当該接続要求メッセージの優先度を判定する判定ステップと、
前記基地局装置における処理負荷が予め定めた閾値よりも大きい場合に、前記判定ステップにより非優先と判定された接続要求メッセージを破棄する破棄制御ステップと
を備えたことを特徴とするメッセージ破棄制御方法。
(第6項)
前記判定ステップにおいて、前記基地局装置は、前記接続要求メッセージを運ぶレイヤ2データ内の所定のビットの値に基づいて前記接続要求メッセージの優先度を判定する
ことを特徴とする第5項に記載のメッセージ破棄制御方法。
(第7項)
前記破棄制御ステップにおいて、前記基地局装置は、前記処理負荷の値として、破棄せずに受け付けた接続要求メッセージの数をカウントする
ことを特徴とする第5項又は第6項に記載のメッセージ破棄制御方法。
以上、本発明の各実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、基地局装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態で説明した処理に対応する動作を実行するソフトウェア(基地局装置が有するプロセッサで実行される)は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
UE ユーザ装置
eNB 基地局装置
10 受信部
11 メッセージ優先判定部
12 メッセージ破棄制御部
13 メッセージ処理部
20 アンテナ
21、24 インターフェース部
22 ベースバンド処理部
23 装置制御部

Claims (5)

  1. 移動通信システムにおいてユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、
    前記ユーザ装置から、前記基地局装置との接続を要求する接続要求メッセージを受信し、当該接続要求メッセージの優先度を判定する判定部と、
    前記基地局装置における処理負荷が予め定めた閾値よりも大きい場合に、前記判定部により非優先と判定された接続要求メッセージを破棄する破棄制御部とを備え、
    前記判定部は、前記接続要求メッセージを運ぶMAC SDU内の所定位置のビットの値を調べ、当該値が所定値であるか否かに基づいて前記接続要求メッセージの優先度を判定する
    ことを特徴とする基地局装置。
  2. 前記破棄制御部は、前記処理負荷の値として、破棄せずに受け付けた接続要求メッセージの数をカウントする
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記基地局装置は、レイヤ1及びレイヤ2の処理を行うベースバンド処理部と、レイヤ3以上のレイヤの処理を行う装置制御部とを有し、前記ベースバンド処理部が、前記判定部及び前記破棄制御部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の基地局装置。
  4. 移動通信システムにおいてユーザ装置と通信を行う基地局装置が実行するメッセージ破棄制御方法であって、
    前記ユーザ装置から、前記基地局装置との接続を要求する接続要求メッセージを受信し、当該接続要求メッセージの優先度を判定する判定ステップと、
    前記基地局装置における処理負荷が予め定めた閾値よりも大きい場合に、前記判定ステップにより非優先と判定された接続要求メッセージを破棄する破棄制御ステップとを備え、
    前記判定ステップにおいて、前記基地局装置は、前記接続要求メッセージを運ぶMAC SDU内の所定位置のビットの値を調べ、当該値が所定値であるか否かに基づいて前記接続要求メッセージの優先度を判定する
    ことを特徴とするメッセージ破棄制御方法。
  5. 前記破棄制御ステップにおいて、前記基地局装置は、前記処理負荷の値として、破棄せずに受け付けた接続要求メッセージの数をカウントする
    ことを特徴とする請求項に記載のメッセージ破棄制御方法。
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