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JP6437566B2 - ロボット玩具 - Google Patents
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Description

この発明は、ロボット玩具に係り、特に、ロボット同士を戦わせて遊ぶ対戦遊びなどに用いられる攻撃動作を実行可能なロボット玩具に関する。
ロボット同士を戦わせて遊ぶ対戦遊びなどに用いられる攻撃動作(例えば、パンチ動作など)を実行可能なロボット玩具としては、従来より、様々な形態のものが知られている。これらのロボット玩具は、静止型のものと移動型のものとに大別される。
静止型のロボット玩具は、主として遊技場などに設置されるものであって、左右のパンチ動作が実行可能な二体の上半身ヒト型ロボットを互いのパンチ攻撃が届く距離に対向配置し、それぞれの背後に配置された操作盤上の操作ボタンを遊技者が指先で押圧操作することで任意のタイミングにおける左右のパンチ繰り出し動作を実行させると言ったものである。
移動型のロボット玩具は、主として家庭用に供されるものであって、左右のパンチ動作に加えて、歩行乃至走行動作が可能とされ、有線又は無線で接続された遠隔操作部から受信される動作指令に応答して、歩行乃至走行動作を実行することで、対戦相手となる他のロボット本体に接近させ、その状態にて、操作部から受信される動作指令に応答して、任意のタイミングにおける左右のパンチ繰り出し動作を実行させると言ったものである。
有線又は無線によりロボット本体に接続される遠隔操作部としては、左右のパンチ動作の実行指令を生成するための操作ボタンを備えたボタン操作タイプのものと、左右のパンチ動作に相当する腕の動きを内蔵する感知器(例えば、加速度センサ)を介して検出して対応する動作指令を生成する感知器内蔵タイプのものとが知られている。
ボタン操作タイプの遠隔操作部は、指先の僅かな動き(ボタン操作)により、意図するパンチ動作を実現できる利点を有する反面、ロボット本体にパンチ動作を行わせようとするボディーアクションと操作部における操作ボタンを押圧しようとするボディーアクションとの間には、意志伝達系において幾分の乖離が存在することから、遊技者の意志をロボット本体の動作にスムーズに伝達することができず、対戦遊びの盛り上がりに欠けると言う問題がある。
これに対して、感知器内蔵タイプの遠隔操作部は、ロボット本体にパンチ動作を行わせようとするボディーアクションが、そのまま、動作指令を生成するためのボディーアクションに繋がることから、遊技者の意志をロボット本体の動作にスムーズに伝達することができ、対戦遊びを大きく盛り上げることができる利点がある。そのため、本出願人会社は、先に、そのような感知器内蔵タイプの遠隔操作部を有するロボット玩具を提案すると共に(特許文献1参照)、当該提案にかかるロボット玩具製品(商品名:バトロボーグ)を市場に提供して好評を得ている(非特許文献1)。
特許第5426775号公報
http://www.takaratomy.co.jp/products/battroborg/play.html
特許文献1及び非特許文献1に記載のロボット玩具は、感知器内蔵タイプの遠隔操作部を有する。この遠隔操作部は、それぞれ棒状をなす2本の操作部筐体を適当な長さの電気コードで結んでなる、略ヌンチャク状の形態を有する。
遊技者は、それら2本の操作部筐体の一方を右手にまた他方を左手に把持して、左右のパンチに相当するボディーアクションを行う。すると、各操作部筐体に内蔵された感知器がこれを感知すると共に、この感知出力に応じて制御部の作用により対応する動作指令が生成され、こうして生成された動作指令は、2本の操作部筐体のいずれかに内蔵された送受信部を介して、ロボット本体側へと無線により送出される。ロボット本体の側では、遠隔操作部側から無線送出される動作指令を送受信部を介して受信すると共に、この受信された動作指令の内容に応じて、左右いずれかのパンチ動作並びに歩行動作を実現する。
このようなロボット玩具によれば、2本の操作部筐体の一方を右手にまた他方を左手に把持して、左右のパンチに相当するボディーアクションを行うだけで、ロボット本体側における左右いずれかのパンチ動作並びに歩行動作を実現することができるから、遊技者からロボット本体への意志伝達がスムーズとなり、ロボット同士を戦わせて遊ぶ対戦遊びを熱狂させ、興奮を呼び起こすことができる。
しかし、左右のパンチに相当するボディーアクションを行うだけで、ロボット本体側における左右いずれかのパンチ動作並びに歩行動作を実現することができるとはいえ、そのためには、左右の手にそれぞれ遠隔操作部を構成する棒状操作部筐体を把持するこが不可欠であるから、上述のロボット玩具にあっても、ロボット本体の価格に加えて、付属品である遠隔操作部の価格が上乗せされることとなり、その分だけ、この種のロボット玩具全体の価格を押し上げる結果となる。
加えて、この種のロボット玩具の対象遊技者には、幼児や低学年児童も含まれることを考慮すると、付属品である遠隔操作部を紛失する可能性も無視しがたく、ひとたび、そのような紛失が発生すれば、最早、付属品を購入し直さない限り、対戦遊びの遂行は不可能となる。
この発明は、上述の技術的背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、1又は2以上の攻撃動作を実行可能であって、しかもそれらの攻撃動作の1つを実行させるために、別途専用の遠隔操作部等の付属品を必要としないロボット玩具を提供することにある。
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、明細書の以下の既述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
<本発明に係るロボット玩具>
本発明に係るロボット玩具は、1又は2以上の攻撃動作を実行可能なロボット本体を有するロボット玩具であって、前記ロボット本体の近辺に物体感知領域を有する物体センサと、前記物体センサの出力に基づいて、前記物体感知領域における物体の状態により選択される1又は2以上の前記攻撃動作の実行を制御する制御部とを包含する、ものである。
このような構成によれば、前記ロボット本体の近辺に何らかの物体(例えば、指先、拳、掌、等々)を意図的に存在させかつその物体を所定の状態とするだけで、それらの攻撃動作の1又は2以上を選択して実行させることができるから、攻撃動作の1つを実行させるために、別途専用の遠隔操作部等の付属品を必要としないロボット玩具を提供することができる。
<第1の実施態様>
本発明の第1の実施態様においては、前記物体の状態により選択される1又は2以上の前記攻撃動作の実行は、前記物体の状態により決定される実行態様にて行われる、ものであってもよい。
このような構成によれば、感知領域への物体の存在させ方を制御するだけで、実行されるべき攻撃動作の選択のみならず、その実行態様までをも選択することができる。
一例としては、前記物体の状態が、前記物体感知領域に何らかの物体が出現したときには、前記攻撃動作の実行態様は、前記攻撃動作を単発的に実行すべきものとして決定される、ものであってもよい。
このような構成によれば、例えば、遊技者がパンチ動作に相当するボディーアクションを行って、その拳が前記物体感知領域に侵入しさえすれば、その侵入のタイミングで、ロボット本体の側において、選択された攻撃動作(例えば、パンチ動作)を単発的に実行させることができる。
他の一例としては、前記物体の状態が、前記物体感知領域に何らかの物体が所定時間以上に滞在しているときには、前記攻撃動作の実行態様は、前記攻撃動作を所定の複数回、一定時間、又はその滞在中に亘り、サイクリックに実行すべきものとして決定される、ものであってもよい。
このような構成によれば、例えば、遊技者がパンチ動作に相当するボディーアクションを行って、その拳が前記物体感知領域に侵入しかつその侵入状態を保持しさえすれば、ロボット本体の側において、選択された攻撃動作(例えば、パンチ動作)を、所定の複数回、一定時間、又はその滞在中に亘り、サイクリックに実行(例えば、連打)させることができる。
さらに他の一例としては、前記物体の状態が、前記物体感知領域に何らかの物体が所定速度以上で接近しているときには、前記攻撃動作の実行態様は、前記攻撃動作を通常よりも強力なパワーで実行すべきものとして決定される、ものであってもよい。
このような構成によれば、例えば、遊技者がパンチ動作に相当するボディーアクションを行って、その拳が前記物体感知領域に高速に侵入しさえすれば、ロボット本体の側において、選択された攻撃動作(例えば、パンチ動作)を、通常よりも強力なパワーで実行させることができる。
<第2の実施態様>
本発明の第2の実施態様においては、前記物体感知領域は、前記ロボット本体の周面のうちで、想定される遊技者と相対する面の近辺に設定される、ものであってもよい。
このような構成によれば、遊技者は、その前方に向けて、例えば、パンチ動作に相当するボディーアクションを行うことにより、ロボット本体の側において、選択された攻撃動作(例えば、パンチ動作)を実行させることができる。
一例としては、前記想定される遊技者と相対する前記面が、前記ロボット本体の背面であってもよい。
このような構成によれば、遊技者は、敵方のロボット本体を正面から視認しつつ、攻撃動作に相当するボディーアクションを繰り出すことで、自己のロボット本体において、選択された攻撃動作を実行させることができる。
他の一例としては、前記想定される遊技者と相対する前記面が、前記ロボット本体の左側、及び/又は、右側の側面であってもよい。
このような構成によれば、2台のロボット本体を相対峙させた状態において、それぞれの側面から、二人の遊技者による攻撃動作に相当するボディーアクションを行うことで、それぞれのロボット本体において、選択された攻撃動作(例えば、パンチ動作)を実行させることができる。
<第3の実施態様>
本発明の第3の実施態様においては、前記物体感知領域は、前記ロボット本体の想定される遊技者と相対する面に沿って分布される複数の小領域からなり、それら複数の小領域のそれぞれは、前記攻撃動作の1又は2以上と予め関連付けがなされており、かつ前記制御部は、前記複数の小領域のそれぞれ毎に、その小領域に関連づけられた1又は2以上の前記攻撃動作の実行を制御する、ものであってもよい。
このような構成によれば、遊技者は、物体感知領域を構成する複数の小領域のうちで、目的とする1又は2以上の攻撃動作に関連づけられた小領域に対して、攻撃動作(例えば、パンチ動作)に相当するボディーアクションを行うことで、ロボット本体において、選択された攻撃動作(例えば、パンチ動作)を実行させることができる。
このとき、前記複数の小領域のそれぞれを前記ロボット本体と対面する側から観察したときの空間的レイアウトは、前記複数の攻撃動作の起点のそれぞれの空間的レイアウトと整合する、ものであってもよい。
このような構成によれば、人間工学的な観点より、複数の小領域のそれぞれと、対応する攻撃動作との関係を直感的に把握しやすくなり、目的とする攻撃動作に対応するボディーアクションをよりスムーズに行うことができる。
このとき、さらに、前記複数の小領域のそれぞれは、前記ロボット本体の背面又は左、及び/又は、右の側面に沿って分布する、ものであってもよい。
このような構成によれば、敵方のロボット本体を正面又は側面から観察しつつ、目的とする攻撃動作に相当するボディーアクションをよりスムーズに行うことができる。
より具体的な一例を挙げるならば、前記ロボット本体は、左拳を用いた各種パンチ攻撃や左手に把持した武器による各種攻撃等々の左起点の攻撃動作と右拳を用いた各種パンチ攻撃や右手に把持した武器による各種攻撃等々の右起点の攻撃動作とを有するヒト型ロボットであり、前記物体感知領域は、前記ロボット本体の背面又は左、及び/又は、右の側面に沿って、左右にレイアウトされる2個の小領域を含み、かつ前記制御部は、前記2個の小領域のそれぞれ毎に、その小領域における物体の状態を解析し、左側の前記小領域の解析結果に基づいて、前記左起点の攻撃動作の実行を制御し、右側の前記小領域の解析結果に基づいて、前記右起点の攻撃動作の実行を制御する、ものであってもよい。
このような構成によれば、遊技者は、物体感知領域を構成する2つの小領域のうちで、左側の小領域に対して目的とする攻撃動作に相当するボディーアクション(例えば、左パンチ動作)を行うことにより、ロボット本体において、左拳を用いた各種パンチ攻撃や左手に把持した武器による各種攻撃等々の左起点の攻撃動作を実行させることができる一方、右側の小領域に対して目的とする攻撃動作に相当するボディーアクション(例えば、右パンチ動作)を行うことにより、ロボット本体において、右拳を用いた各種パンチ攻撃や右手に把持した武器による各種攻撃等々の左起点の攻撃動作を実行させることができるから、恰も、自分がロボット本体になりきった如くに感情移入して、対戦遊びを楽しむことができる。
より具体的な他の一例を挙げるならば、前記ロボット本体は、左拳を用いたストレートパンチやフックパンチ攻撃等々の左上起点の攻撃動作と、右拳を用いたストレートパンチやフックパンチ攻撃等々の右上起点の攻撃動作と、左拳を用いたアッパーパンチ攻撃等々の左下起点の攻撃動作と、右拳を用いたアッパーパンチ攻撃等々の右下起点の攻撃動作と、を有するヒト型ロボットであり、前記物体感知領域は、前記ロボット本体の背面又は左、及び/又は、右の側面に沿って、上下左右にレイアウトされる4個の小領域を含み、かつ前記指令生成部は、前記4個の小領域のそれぞれ毎に、その小領域における物体の状態を解析し、左上の前記小領域の解析結果に基づいて、前記左上起点の攻撃動作の実行を制御し、右上の前記小領域の解析結果に基づいて、前記右上起点の攻撃動の実行を制御し、左下の前記小領域の解析結果に基づいて、前記左下起点の制御動作の実行を制御し、右下の前記小領域の解析結果に基づいて、前記右下起点の攻撃動作の実行を制御する、ものであってもよい。
このような構成によれば、遊技者は、物体感知領域を構成する4つの小領域のうちで、左上の小領域に対して目的とする攻撃動作に相当するボディーアクション(例えば、左上パンチ動作)を行うことにより、左拳を用いたストレートパンチやフックパンチ攻撃等々の左上起点の攻撃動作を、右上の小領域に対して目的とする攻撃動作に相当するボディーアクション(例えば、右上パンチ動作)を行うことにより、右拳を用いたストレートパンチやフックパンチ攻撃等々の右上起点の攻撃動作を、左下の小領域に対して目的とする攻撃動作に相当するボディーアクション(例えば、左下パンチ動作)を行うことにより、左拳を用いたアッパーパンチ攻撃等々の左下起点の攻撃動作を、さらに、右下の小領域に対して目的とする攻撃動作に相当するボディーアクション(例えば、右下パンチ動作)を行うことにより、右拳を用いたアッパーパンチ攻撃等々の右下起点の攻撃動作を、対象となるロボット本体に対して実行させることができるから、恰も、自分がロボット本体になりきった如くに感情移入して、対戦遊びを楽しむことができる。
<第4の実施態様>
本発明の第4の実施態様においては、前記物体センサが、前記ロボット本体側にあって、検出媒体となる放射体を前記物体感知領域へと送り出すトランスミッタと、前記ロボット本体側にあって、前記物体感知領域に存在する物体で反射された前記放射体を受け取るレシーバとを含み、かつ物体検出距離レンジが前記感知領域に整合するように感度調整され、前記レシーバからの出力に基づいて前記感知領域に物体の有無を示す信号を生成するようにした反射式物体センサであってもよい。
このような構成によれば、電気的なハードウェア構成、並びに、領域内に物体の有無を判定するためのソフトウェア構成の簡素化により、物体センサの低コスト化を実現することができる。
このとき、前記感知領域は複数の小領域からなるものであり、かつ前記トランスミッタは前記小領域のそれぞれに検出媒体となる放射体を送り出す複数個のトランスミッタからなり、前記レシーバは前記小領域のそれぞれに存在する物体で反射された前記放射体を受け取る1又は2以上のレシーバからなり、さらに、各反射放射体がいずれの前記小領域から到来したかを識別可能とするための特徴付け処理を含む、ものであってもよい。
このような構成によれば、1のレシーバが2以上の小領域から反射された前記放射体を受け取ることによる物体位置の誤検出を確実に防止することができる。
このとき、前記トランスミッタは、前記放射体の送り出し方向を調整できるように角度調整可能に取り付けられていてもよい。
このような構成によれば、前記放射体の送り出し方向を調整して、小領域間の干渉を確実に排除することにより、1のレシーバが2以上の小領域から反射された前記放射体を受け取ることによる物体位置の誤検出をより確実に防止することができる。
前記特徴付け処理の一例としては、各反射放射体がいずれの前記小領域から到来したかを識別可能とするために、前記複数のトランスミッタのそれぞれからの放射体の送り出しタイミングを互いに異ならせるものであってもよい。
このような構成によれば、放射体の送り出し間隔さえ適切に設定すれば、トランスミッタの数の低減により、物体センサの低コスト化を実現することができる。
特徴付け処理の他の一例としては、前記特徴付け処理が、各反射放射体がいずれの前記小領域から到来したかを識別可能とするために、前記複数のトランスミッタのそれぞれから送り出される放射体に固有の識別符号を組み込むものであってもよい。
このような構成によれば、符号化処理並びに複合化処理の手間は必要であるものの、1のレシーバが2以上の小領域から反射された前記放射体を受け取ることによる物体位置の誤検出を確実に防止することができる。
上述の例において、前記検出媒体となる放射体が、赤外線をその一例として含む光、超音波をその一例として含む音波、又はマイクロ波をその一例として含む電磁波であってもよい。
<第5の実施態様>
本発明の第5の実施態様においては、前記ロボット本体が、それぞれ、1又は2以上の攻撃動作が可能なヒト型ロボット、ライオン、トラ、バッファロー等の野獣型ロボット、又はティラノザウルス、トリケラトプス等の恐竜型ロボットであってもよい。
このように、本発明に適用されるロボット本体の種類は、ヒト型ロボットに限定されるものではなく、その他、1又は2以上の攻撃動作が実行可能である限り、あらゆる種類のロボット玩具に及ぶものである。
前記ヒト型ロボットにて実行可能な1又は2以上の攻撃動作が、左右のストレート、フック、アッパー等のパンチ攻撃動作、又は刀剣等の武器を手にしての攻撃動作、を含む、ものであってもよい。
このように、攻撃動作としては、手や足など、体の一部によるもののみならず、武器を手にしてのものも含まれるから、この種の対戦遊びをより一層、興味深いものとすることができる。
前記野獣型ロボットにて実行可能な1又は2以上の攻撃動作が、左右の前足の爪を用いた攻撃動作、角を用いた攻撃動作、又は牙を用いた攻撃動作、を含む、ものであってもよい。
このように、野獣型ロボットにあっても、その野獣に想定されるあらゆる攻撃動作を行うことで、この種の対戦遊びをより一層、興味深いものとすることができる。
前記恐竜型ロボットにて実行可能な1又は2以上の攻撃動作が、左右の前足の爪を用いた攻撃動作、又は首を伸ばしての牙や角による攻撃動作、を含む、ものであってもよい。
このように、恐竜型ロボットであっても、その恐竜に想定されるあらゆる攻撃動作を行うことで、この種の対戦遊びをより一層、興味深いものとすることができる。
<第6の実施態様>
本発明の第6の実施態様においては、前記ロボット本体は、走行移動又は歩行移動が可能とされている、ものであってもよい。
このような構成によれば、静止型ロボット玩具とは異なり、単に攻撃動作を行うのみならず、敵方ロボット本体の位置まで接近したり、敵方ロボット本体から逃走したり、逆に敵方ロボット本体を追いかけたりと言ったように、様々な行動を実行することにより、この種の対戦遊びをより一層、興味深いものとすることができる。
前記ロボット玩具は、手動移動モードと自動移動モードとを有し、前記手動移動モードは、遊技者のボディーアクションに応答して走行移動乃至歩行移動を実行するものであり、かつ前記自動移動モードは、プリセットされた移動軌跡にしたがって移動するプリセット移動モード、又は任意にプログラムされた移動軌跡にしたがって移動するプログラマブル移動モードを含む、ものであってもよい。
このような構成によれば、ロボット本体をして、任意の経路で移動させるについて、これを手動移動モードと自動移動モードとで選択的に行うことができる。加えて、手動移動モードにおいては、敵方ロボット本体の動きを見ながら、逐次進路を変更しつつ、自己のロボット本体を最適な攻撃姿勢に導くと言った作戦行動をとることができる一方、自動移動モードにおいては、相手方の動きを予測して予め最適な移動経路に設定することにより、予想結果の当否を見守ると言った楽しみを提供することもでき、この種の対戦遊びを一層興味深いものとすることができる。
このとき、前記自動モードに設定中に、何らかのボディーアクションが物体センサを介して検出されたとき、前記自動モードから前記手動モードへと動作モードを強制的に切り換える処理を含む、ものであってもよい。
このような構成によれば、自動移動モードに設定して移動中に、敵方ロボット本体に遭遇した又は移動軌跡が敵方ロボット本体の方角から外れたような場合には、直ちに、自動移動モードから手動移動モードへと切り換えることしにより、適切な対応を取ることが可能となる。
さらに、前記ロボット玩具は、前記走行移動又は歩行移動を、左右2個のマイクにより敵方であるロボット本体から発せられる音を頼りに相手の方向を認識して、自発的に進路を取りつつ行なうサーチ移動モードを有する、ものであってもよい。
このような構成によれば、敵と味方のロボット本体を離間して配置したとしても、それら2台のロボット本体は、互いに相手を探して独りでに接近するから、互いに攻撃動作を実行する対戦動作のみならず、対戦に至る前段階における行動についても、楽しむことができるから、この種の対戦遊びを一層興味深いものとすることができる。
<本発明にかかるロボット玩具における攻撃動作の制御方法>
本発明に係る方法は、1又は2以上の攻撃動作を実行可能なロボット本体を有するロボット玩具における攻撃動作の制御方法であって、前記ロボット本体の近辺に物体感知領域を有する物体センサからその出力を取り込むステップと、前記取り込まれた前記物体センサの出力に基づいて、前記物体感知領域における物体の状態により選択される1又は2以上の前記攻撃動作の実行を制御するステップとをコンピュータにより実行する、ものである。
このような構成によれば、前記ロボット本体の近辺に何らかの物体(例えば、指先、拳、掌、等々)を意図的に存在させかつその物体を所定の状態とするだけで、それらの攻撃動作の1又は2以上を選択して実行させることができるから、攻撃動作の1つを実行させるために、別途専用の操作部等の付属品を必要としない利点がある。
<本発明に係るロボット玩具における攻撃動作制御用のコンピュータプログラム>
本発明に係るコンピュータプログラムは、1又は2以上の攻撃動作を実行可能なロボット本体を有するロボット玩具における攻撃動作制御用のコンピュータプログラムであって、前記ロボット本体の近辺に物体感知領域を有する物体センサからその出力を取り込むステップと、前記取り込まれた前記物体センサの出力に基づいて、前記物体感知領域における物体の状態により選択される1又は2以上の前記攻撃動作の実行を制御するステップとを包含する、ものである。
このような構成によれば、コンピュータにより実行されることにより、前記ロボット本体の近辺に何らかの物体(例えば、指先、拳、掌、等々)を意図的に存在させかつその物体を所定の状態とするだけで、それらの攻撃動作の1又は2以上を選択して実行させることができるから、攻撃動作の1つを実行させるために、別途専用の操作部等の付属品を必要としない利点がある。
<本発明に係るロボット玩具における攻撃動作制御用のコンピュータプログラムを格納した記録媒体>
本発明に係る記録媒体は、1又は2以上の攻撃動作を実行可能なロボット本体を有するロボット玩具における攻撃動作制御用のコンピュータプログラムを格納した記録媒体であって、前記コンピュータプログラムが、前記ロボット本体の近辺に物体感知領域を有する物体センサからその出力を取り込むステップと、前記取り込まれた前記物体センサの出力に基づいて、前記物体感知領域における物体の状態により選択される1又は2以上の前記攻撃動作の実行を制御するステップとを包含する、ものである。
このような構成によれば、コンピュータから読み取られることにより、前記ロボット本体の近辺に何らかの物体(例えば、指先、拳、掌、等々)を意図的に存在させかつその物体を所定の状態とするだけで、それらの攻撃動作の1又は2以上を選択して実行させることができるから、攻撃動作の1つを実行させるために、別途専用の操作部等の付属品を必要としない利点がある。
本発明によれば、前記ロボット本体の近辺に何らかの物体(例えば、指先、拳、掌、等々)を意図的に存在させかつその物体を所定の状態とするだけで、それらの攻撃動作の1又は2以上を選択して実行させることができるから、攻撃動作の1つを実行させるために、別途専用の遠隔操作部等の付属品を必要としないロボット玩具を提供することができる。
図1は、本発明に係るロボット玩具の一例を斜め後方より見た外観斜視図(その1)である。 図2は、物体検知と攻撃動作との関係を示す説明図(その1)である。 図3は、2台のロボット玩具を用いた対戦遊びの説明図(その1)である。 図4は、本発明に係るロボット玩具の一例を斜め後方より見た外観斜視図(その2)である。 図5は、2台のロボット玩具を用いた対戦遊びの説明図(その2)である。 図6は、物体検知と攻撃動作との関係を示す説明図(その2−1)である。 図7は、物体検知と攻撃動作との関係を示す説明図(その2−2)である。 図8は、本発明に係るロボット玩具の一例を斜め後方より見た外観斜視図(その3)である。 図9は、物体検知と攻撃動作との関係を示す説明図(その3)である。 図10は、2台のロボット玩具を用いた対戦遊びの説明図(その3)である。 図11は、本発明に係るロボット玩具の他の一例における物体検知と攻撃動作との関係を示す説明図である。 図12は、本発明に係るロボット玩具の一例における電気的ハードウェア構成を示す回路図(その1)である。 図13は、本発明に係るロボット玩具の一例における電気的ハードウェア構成を示す回路図(その2)である。 図14は、物体の接近速度検出のための受光部の構成を示す部分回路図である。 図15は、ロボット玩具におけるソフトウェア構成の全体を概略的に示すゼネラルフローチャートである。 図16は、感知領域コード設定処理の詳細フローチャートである。 図17は、手動運転時処理の詳細フローチャートである。 図18は、検知物体の状態に応じたロボット動作の詳細フローチャート(左系)である。 図19は、自動運転時処理の詳細フローチャートである。 図20は、プリセット歩行処理の詳細フローチャートである。 図21は、プリセット歩行動作の説明図である。 図22は、プログラマブル歩行処理の詳細フローチャートである。 図23は、サーチ方向処理の詳細フローチャートである。 図24は、手動運転モードへの強制復帰処理のフローチャートである。 図25は、手動運転時処理の詳細フローチャート(その2)である。 図26は、手動運転時処理の詳細フローチャート(その3)である。 図27は、赤外線発光素子(LED)の指向特性を示すグラフである。
以下に、本発明に係るロボット玩具の好適な幾つかの実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
<<各実施形態と図面との関係>>
・ロボット玩具の第1実施形態
機構的な構成:図1及び図27参照
電気的なハードウェア構成:図12参照
電気的なソフトウェア構成:図15〜図25参照
作用説明:図1〜図3参照
・第1実施形態の第1変形例
機構的な構成:図4参照
電気的なハードウェア構成:第1実施形態に同じ
電気的なソフトウェア構成:第1実施形態に同じ
作用説明:図5参照
・第1実施形態の第2変形例
機構的な構成:図8参照
電気的なハードウェア構成:第1実施形態に同じ
電気的なソフトウェア構成:第1実施形態に同じ
作用説明:図9及び図10参照
・第1実施形態の第3変形例
機構的な構成:第1実施形態に同じ
電気的なハードウェア構成:図12及び図14参照
電気的なソフトウェア構成:図25参照
作用説明:第1実施形態に同じ
・ロボット玩具の第2実施形態
機構的な構成:図6及び図7参照
電気的なハードウェア構成:図13参照
電気的なソフトウェア構成:図26参照
作用説明:図6及び図7参照
・ロボット玩具の他の実施形態
機構的な構成:図11参照
<<第1実施形態の説明>>
−機構的な構成−
第1実施形態に係るロボット玩具の模式的外観図が図1に示されている。同図に示されるように、このロボット玩具は、ヒト型二足歩行式ロボットとして構成されたロボット本体1を有する。このロボット本体1は、頭部11と、胴部12と、背部13の他に、詳細は後述するところの、左右の腕部材及び左右の脚部材を有する。
左右腕部材を構成する右の腕部材は、この例では、右肩部14a、右上腕部15a、右下腕部16a、及び右拳部17aを順に連接してなるものであり、同様にして、左右の腕部材を構成する左の腕部材は、この例では、左肩部14b、左上腕部15b、左下腕部16b、及び左拳部17bを順に連接して構成されている。
左右の脚部材を構成する右の脚部材は、右の脚部18aと右の足部19aとを連接してなるものであり、足部19aの下面側には、スムーズな一方向床面移動を可能とするための小径車輪10aが備えられている。同様にして、左右の脚部材を構成する左の脚部材は、左の脚部18bと左の足部19bとを連接してなるものであり、足部19bの下面側には、スムーズな一方向床面移動を可能とするための小径車輪10bが備えられている。
そして、このロボット本体1は、右パンチによる攻撃動作と左パンチによる攻撃動作とからなる2種類の攻撃動作を任意のタイミングにて実行可能に構成されている。
ここで、右パンチによる攻撃動作とは、図1に示される上腕部15aと下腕部16aとが屈曲された待機状態から、上腕部15aをその上端部を支点として、回動軸線A1の周りに半時計回りに回転させつつ、屈曲された上腕部15aと下腕部16aとを伸張させることにより、右拳部17aを前方へと突き出す動作である(図2参照)。
なお、このとき、右パンチを繰り出すと同時に、左脚部18aは後方へと床面を蹴る一方、右脚部18aは前方へと踏み出すことにより、左へ旋回しつつ、一歩前進する動作が行われる。しかるのち、直ちに、上腕部15aと下腕部16aは再び屈曲された待機状態へと戻されると共に、左脚部18bは前方へと引き寄せられて、左右の脚部が揃った待機状態へと復帰する。
同様にして、左パンチによる攻撃動作とは、図1に示される上腕部15bと下腕部16bとが屈曲された待機状態から、上腕部15bをその上端部を支点として、回動軸線A1の周りに時計回りに回転させつつ、屈曲された上腕部15bと下腕部16bとを伸張させることにより、左拳部17bを前方へと突き出す動作である。
なお、このとき、左パンチを繰り出すと同時に、左脚部18bは後方へと床面を蹴る一方、左脚部18bは前方へと踏み出すことにより、右へ旋回しつつ、一歩前進する動作が行われる。しかるのち、直ちに、上腕部15bと下腕部16bは再び屈曲された待機状態へと戻されると共に、右脚部18aは前方へと引き寄せられて、左右の脚部が揃った待機状態へと復帰する。
上述のパンチ繰り出し動作とこれに連動する歩進動作とは、この種の闘争用ロボット玩具において従来よりしばしば採用されている動作であり、当業者にはよく知られているように、特許第5426775号公報に代表される単一モータ式の上下肢駆動機構等により実現することができる。概説すれば、ロボット本体1の胴部12には、その回転軸を鉛直姿勢にして1個のモータが支持されており、このモータの駆動軸に連接された歯車列を介して左右一対の押圧レバーが、モータの回転方向に応じて、垂直軸線の周りに右回り又は左周りに回転し、これらのレバーにより、左右の上腕部15a.15bの回動軸線A1に連携する部材、及び左右の脚部18a,18bの回動軸線A3に連携する部材に力が作用することで、目的とするパンチ繰り出し動作及び歩進動作が実現される。
次に、本発明に係るロボット玩具の要部について、説明する。上述のロボット本体には、ロボット本体の近辺に物体感知領域を有する物体センサと、物体センサの出力に基づいて、物体感知領域における物体の状態により選択される1又は2以上の攻撃動作の実行を制御する制御部が設けられている。
この例にあっては、物体センサとしては、2個の赤外線投光部2a,2bと2個の赤外線受光部3a,3bとから構成される反射式物体センサが採用されている。すなわち、図1に示されるように、それらの投光部2a,2b及び受光部3a,3bは、ロボット本体1の背部13の表面に横一列に配置されている。すなわち、左右方向の中央寄りの右側には、赤外線投光部2aが、また左右方向の中央寄りの左側には、赤外線投光部2bがそれぞれ配置される。左右方向の外側寄りの右側には、赤外線受光部3aが、また左右方向の外側寄りの左側には、赤外光受光部73bが配置される。
赤外線投光部2a,2bを構成する赤外線発光素子としては、図27に示されるように、ある程度の指向性を有する表面実装型の素子25が採用される。図1において拡大されて示されるように、この例にあっては、赤外線投光部2bは、矩形の薄皿上フレーム26と、この薄皿状フレーム26内にあって、左右の支点P1,P2により回動自在に支持されて、垂直方向へと角度調整可能な窓枠状フレーム27と、この窓枠状フレーム27内にあって、上下の支点P3,P4により回動自在に支持されて、水平方向へと角度調整可能な素子部品25とから構成されている。そのため、この赤外線受光部2a,2bは、その照射光軸を水平及び垂直方向へと角度調整可能となされ、これを利用することで、後述する感知小領域4a,4bの設定が容易となるように配慮されている。
赤外線投光部2aの照射光軸は斜め左方向へ指向されており、赤外線投光部2bの照射光軸は斜め方向へと指向されている。そのため、赤外線投光部2aから発せられる赤外光と赤外線投光部2bから発せられる赤外光とは、少なくとも、感知距離内においては干渉することないように設定されている。なお、後述するように、赤外線投光部2a,2bから発せられる赤外光は、所定のキャリア周波数にて変調されるとともに、それぞれ小領域4a,4bに固有な領域コードにて変調(エンコード)されている。
赤外線受光部3aは、赤外線投光部2aから発せられたのち、何らかの物体で反射された反射赤外光を主として受光するように指向され、赤外線受光部3bは、赤外線投光部2bから発せられたのち、何らかの物体で反射された反射赤外光を主として受光するように指向されている。もっとも、勿論、赤外線受光部3a,3bのそれぞれにおいて、互いに意図しない赤外線投光素子2b,2aに起因する反射光を完全に遮断することは不可能であるが、受光部の出力側にてデコード処理並びにコード一致判定処理を施すことにより、物体位置を誤認する混信障害は防ぐことができる。
赤外線投光部2a,2bの投光強度及び赤外線受光部3a,3bの受光感度を適切に設定することにより、ロボット本体1の背後における比較的近辺に、右側の物体感知小領域4aと左側の物体感知小領域4bとを設定することができる。なお、図において、ハッチングで示される5a,5bは、それぞれ、右側の物体感知小領域4aの感知限界距離の断面、左側の物体感知小領域4bの感知限界距離の断面を模式的に図示したものである。
このように、図示のロボット本体1においては、赤外線投光部2a,2bと赤外線受光部3a,3bとにより、ロボット本体1の背後近辺に物体感知領域4a,4bを有する物体センサが構成される。
−電気的なハードウェア構成−
第1実施形態に係るロボット玩具の電気的なハードウェア構成が、図12の回路図に示されている。同図に示されるように、この回路の全体は、ロボット本体1側に組み込まれるものであって、電源回路部と、投光回路部と、受光回路部と、ロボット駆動部と、サウンド送受回路部と、各種設定操作部と、制御部として機能する中央処理部とから概略構成されている。
電源処理部は、2個の電池101a,101bからなり、電源スイッチ102の投入により、回路全体へと通電可能となるように構成されている。
投光回路部は、赤外線投光部2aに含まれる赤外線発光ダイオード103aと、赤外線投光部2bに含まれる赤外線発光ダイオード103bと、右領域コードによる赤外線エンコード用のトランジスタ104a、左領域コードによる赤外線エンコード用のトランジスタ104bと、キャリア生成用のトランジスタ105とを含んで構成される。
受光回路部は、赤外線受光部3aに対応する受光部IC106aと、赤外線受光部3bに対応する受光部IC106bとを含んで構成される。受光部IC106a,106bは、それぞれ受光した赤外線反射光を光電変換したのち、キャリア周波数成分の抽出、並びに、復調処理を行って、領域コードを復調する作用を有する。
ロボット駆動部は、ロボット本体のパンチ動作や歩進動作を行うためのモータ114と、モータ114への通電方向並びに通電電流の増減を行うためのH型トランジスタブリッジ回路IC113とを含んで構成される。ワンチップ・マイコン108のポートP23が第1の論理値(例えば、High)、ポートP24が第2の論理値(例えば、Low)のとき、モータ114に対して第1の方向の電流が流れて、モータ114は第1の方向へと回転し、ロボット本体においては、先に説明した右パンチ動作及び右脚歩進動作が実行される。このとき、ポートP23から所定のディーティ比を有するPWMパルス列を出力することで、モータ114の電流値をPWM制御することができる。
逆に、ポートP23が第2の論理値(例えば、Low)、ポートP24が第1の論理値(例えば、High)のとき、モータ114に対して第2の方向の電流が流れて、モータ114は第2の方向へと回転し、ロボット本体においては、先に説明した左パンチ動作及び左脚歩進動作が実行される。このとき、ポートP24から所定のディーティ比を有するPWMパルス列を出力することで、モータ114の電流値をPWM制御することができる。
サウンド送受回路部は、当該ロボット本体に固有なサウンドを発するスピーカ112と、敵方であるロボット本体から発せられるサウンドを聴き取る左側マイク109a及び右側マイク109bと、左側マイク109aの出力を増幅及びA/D変換するA/Dコンバータ110aと、右側マイク109bの出力を増幅及びA/D変換するA/Dコンバータ110bとを含んで構成される。
ここで、左側のマイク109a及び右側のマイク109bとしては、ある程度の指向性を有するものが採用され、それにより、左側のマイク109aは主として左前方からのサウンドを集中的に聴き取るように、また右側のマイク109bは主として右前方からのサウンドを集中的に聴き取るように仕向けるられている。
各種設定操作部は、領域コードその他各種の処理に必要な情報を設定するためのDIPスイッチ111により構成される。
中央処理部は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、及び各種の周辺回路(例えば、サウンド合成LSI)等々をワンチップ化してなるワンチップ・マイクロコンピュータ(ワンチップ・マイコン)108により構成され、後述する各種のコンピュータ・プログラム(図15〜図26)を実行することにより、ロボット玩具として必要な各種の機能を実現するように構成されている。
なお、図示の構成では、2個の物体感知小領域4a,4bを有する物体センサを構成するについて、2個の赤外線受光部3a,3bを使用したが、それらの感知小領域4a,4bのそれぞれにおいて、投光の干渉の虞がないのであれば、それらの受光部3a,3bは2個の投光部2a,2bの中間に置かれた共通な1個の受光部で代用することもできる。
−電気的なソフトウェア構成−
ロボット玩具におけるソフトウェア構成の全体を示すゼネラルフローチャートが図15に示されている。同図(a)に示されるように、電源投入により処理が開始されると、先ず、イニシャライズ処理(ステップ101)により、演算用の各種フラグやレジスタ等々の初期化処理が行われると共に、本発明に係る感知領域コード設定処理が実行される。
感知領域コード設定処理の詳細が図16に示されている。この例では、最大4台のロボット本体を使用して4人の遊技者が対戦遊びに参加するものとし、そのうち任意の2台を使用して対戦させても、混信が起きることのないよう、DIPスイッチ111の号機設定に応じて、ロボット本体同士で、領域コードに重複が生じないように配慮している。
すなわち、処理が開始されるとろ、DIPスイッチ111の設定の読み込みが行われ(ステップ201)、さらに、号機番号の判読がなされたのち(ステップ202)、各号機番号に応じて最適な左右の領域コードの設定が行われる。すなわち、1号機と判定されると(ステップ203YES)、左領域コートは「A」及び右領域コードは「B」と設定され(ステップ204)、2号機と判定されると(ステップ205)、左領域コートは「C」及び右領域コードは「D」と設定され(ステップ206)、3号機と判定されると(ステップ207YES)、左領域コートは「E」及び右領域コードは「F」と設定され(ステップ208)、さらに4号機と判定されると(ステップ209YES)、左領域コートは「G」及び右領域コードは「H」と設定される(ステップ210)。
図15(a)に戻って、イニシャライズ処理(ステップ101)が終了すると、ルーチン処理への移行が行われ、先ず、DIPスイッチ111から運転モード設定の読み込みが行われる(ステップ102)。次いで、運転モードの判定が行われ(ステップ103)、ここで、運転モードが「手動」と判定されると(ステップ103「手動」)、手動運転時処理(ステップ104)が実行されるのに対して、運転モードが「自動」と判定されると(ステップ103「自動」)、自動運転時処理(ステップ105)が実行される。以後、所定の終了処理(例えば、DIPスイッチ111のリセット)が行われるまで、以上の動作(ステップ102〜106)が繰り返される。
この間、微少の一定時間毎にタイマ割り込みによって、一連の処理(ステップ107〜109)が繰り返し実行される。
ここで、キャリア変調処理(ステップ107)では、マイコン108のポートP13からキャリア周波数のパルス列を出力して、トランジスタ105をスイッチングさせることで、左右の赤外線発光ダイオード103a,103bから発せられる赤外光をキャリア周波数で変調する。
右側発光部変調処理(ステップ108)では、マイコン108のポートP21から右領域コードに相当するパルス列を出力することで、トランジスタ104aをこれに同期してスイッチングさせ、右側の赤外線発光ダイオード104aから発せられる光を右領域コードで変調(エンコード)する。
左側発光部変調処理(ステップ109)では、マイコン108のポートP22から左領域コードに相当するパルス列を出力することで、トランジスタ104bをこれに同期してスイッチングさせ、左側の赤外線発光ダイオード104bから発せられる光を左領域コードで変調(エンコード)する。
図15(a)に戻って、手動運転時処理(ステップ104)の詳細が図17に示されている。同図に示されるように、処理が開始されると、先ず、マイコン108のポートP14から受光部IC106bの出力を読み込むことにより(ステップ301)、反射光の有無を判定する(ステップ302)。ここで、反射光ありと判定されると(ステップ302YES)、読み取りコードの解読が行われ(ステップ303)、予め設定された左側領域コードとの一致が確認されたときに限り(ステップ304YES)、左系に関する検出物体の状態に応じた処理(ステップ305)が実行される。
左系に関する検出物体の状態に応じた処理(ステップ305)の詳細が図18に示されている。同図に示されるように、処理が開始されると、先ず、左側領域コードとの一致が初回一致であるかの判定が行われる(ステップ401)。ここで、遊技者が左パンチに相当するボディーアクションを行ったことで、その左拳が左側の感知小領域4bに侵入すると、その瞬間に、初回一致の判定が行われる。そして、初回一致と判定されると(ステップ401YES)、左パンチ動作及び左足の歩進動作が単発的に実行され(ステップ402)、ロボット本体1は左パンチを繰り出すと共に、やや右に旋回しつつ一歩前進する。一方、初回一致ではないと判定されると(ステップ401NO)、続いて、連続一致回数がN回を超えたかの判定が行われる(ステップ403)。ここで、遊技者が左パンチに相当するボディーアクションを行ったことで、その左拳が左側の感知小領域4bに一定時間以上とどまっていると、連続一致回数がN回を超えたとの判定が行われる。そして、連続一致回数がN回を超えたとの判定が行われると(ステップ403YES)、左右交互のパンチ動作及び左右足交互の歩進動作が一定時間、一定回数、又は左拳がその状態に維持される限り、繰り返し的に実行される(ステップ404)。
なお、初回一致でもなく(ステップ401NO)、かつ連続一致回数がN回を超えていないと判定されると(ステップ403NO)、単発的処理(ステップ402)及び繰り返し的処理(ステップ404)はいずれも実行されずに、処理は終了する。
図17に戻って、左受光出力に基づいて反射光なしと判定されると(ステップ302NO)、続いてマイコン108のポートP12から受光部IC106aの出力を読み込むことにより(ステップ306)、反射光の有無を判定する(ステップ307)。ここで、反射光ありと判定されると(ステップ307YES)、読み取りコードの解読が行われ(ステップ308)、予め設定された右側領域コードとの一致が確認されたときに限り(ステップ309YES)、右系に関する検出物体の状態に応じた処理(ステップ305)が実行される。
右系に関する検出物体の状態に応じた処理(ステップ305)の詳細については、図18に示されフローチャートにおいて、左と右とを入れ替えるだけであるから、特に図示はしないが、遊技者が右パンチに相当するボディーアクションを行ったことで、その右拳が右側の感知小領域4aに侵入すると、その瞬間に、初回一致の判定が行われる。そして、初回一致と判定されると、右パンチ動作及び右足の歩進動作が単発的に実行され、ロボット本体1は右パンチを繰り出すと共に、やや左に旋回しつつ一歩前進する。一方、遊技者が右パンチに相当するボディーアクションを行ったことで、その右拳が右側の感知小領域4aに一定時間以上とどまっていると、連続一致回数がN回を超えたとの判定が行われる。そして、連続一致回数がN回を超えたとの判定が行われると、左右交互のパンチ動作及び左右足交互の歩進動作が一定時間、一定回数、又は左拳がその状態に維持される限り、繰り返し的に実行される。
なお、初回一致でもなく、かつ連続一致回数がN回を超えていないと判定されると、単発的処理及び繰り返し的処理はいずれも実行されずに、処理は終了する。
したがって、この手動運転モードによれば、遊技者は、例えば、左右交互のパンチ動作に相当するボディーアクションを右側の感知小領域4a及び左側の感知小領域4bに対して繰り返すことで、当該ロボット本体を前方へと歩進させたり、右パンチに相当するボディーアクションの頻度を増すことで当該ロボット本体を左旋回させつつ歩進させたり、逆に、右パンチに相当するボディーアクションの頻度を増すことで当該ロボット本体を左旋回させつつ歩進させたりすることができるから、これを利用すれば、敵方のロボット本体の動きを観察しながら、自己のロボット本体を任意の経路で歩進させつつ、敵方のロボット本体へと接近させることができる。
そして、ひとたび接近したのちにあっては、右側の感知小領域4a及び左側の感知小領域4bに対して、右パンチ又は左パンチに相当するボディーアクションを適宜のタイミングで実行することで、自己のロボット本体から右パンチ又は左パンチによる攻撃動作を実行させたり、右パンチ又は左パンチに相当するボディーアクションに続いて、右又は左拳の突き出し状態を保持することで、自己のロボット本体から左右のパンチの連打による攻撃を実行させることができる。
図15に戻って、自動運転時処理(ステップ105)の詳細が図19に示されている。同図に示されるように、処理が開始されると、先ず、図示しない設定器から歩行モード設定を読み込んだのち(ステップ501)、歩行モードが「プリセット」、「プログラマブル」、又は「サーチ」のいずれであるかを判定する(ステップ502)。
ここで、「プリセット」と判定された場合には(ステップ502「プリセット」)、プリセット歩行処理(ステップ503)が、「プログラマブル」と判定された場合には(ステップ502「プログラマブル」)、プログラマブル歩行処理(ステップ504)が、「サーチ」と判定された場合には(ステップ502「サーチ」)、サーチ歩行処理(ステップ505)がそれぞれ実行される。
プリセット歩行処理(ステップ503)の詳細が図20に示されている。同図に示されるように、処理が開始されると、図示しない設定器から歩行パターン設定を読み込んだのち(ステップ601)、歩行パターンが「8の字」、「直進」、又は「矩形」のいずれであるかの判定が行われる。ここで、図21(a)に示されるように、ワンチップ・マイコン108のROM内に設けられた歩行パターン記憶部には、ステップ番号と歩進データとが対となって予め複数パターンに亘り記憶されている。各パターンの記憶内容は、図21(b)に示される直進歩行パターン、8の字歩行パターン、及び矩形歩行パターンのそれぞれに対応している。すなわち、ステップ番号を更新しつつ、順次に、歩進データを読み出して、指定される歩進動作を行えば、当該ロボット本体は独りでに、直進歩行、8の字歩行、及び矩形歩行を実行可能になされている。
そのため、歩行パターン記憶部の内容を参照することにより、「8の字」と判定されると(ステップ602「8の字」)、8の字を描いて歩行するように歩進制御が行われ(ステップ603)、「直進」と判定されると(ステップ602「直進」)、前方へ直進するように歩行制御が行われ(ステップ605)、さらに、「矩形」と判定されると(ステップ602「矩形」)、矩形を描いて歩進するように歩進制御が行われる(ステップ604)。
したがって、このプリセット歩行モードを利用すれば、当該ロボット本体を規定の歩行パターンで自動歩行させることができる。
図19に戻って、プログラマブル歩進制御(ステップ504)の詳細が図22に示されている。同図に示されるように、処理が開始されると、図示しない設定器より動作モード設定の読み込みを行ったのち(ステップ701)、動作モードが「教示」か「再現」かの判定を行う(ステップ702)。
ここで、動作モードが「教示」と判定されると(ステップ702「教示」)、以後、ステップカウンタnの値を「1」から+1づつ更新しつつ、手動運転時に得られる歩進データ(「右歩進」又は「左歩進」)をステップカウンタ値と対応させて記憶する処理(ステップ705)が繰り返される。なお、図において、手動運転時の処理(ステップ704)の内容は、図17及び図18を参照しつつ、先に説明した通りである。
そのため、一連の処理(ステップ704〜707)が繰り返されることにより、ワンチップ・マイコン108の書き込み可能なメモリの歩行パターン記憶部には、図21(a)の内容と同様な歩行パターンデータが格納され、これにより、任意の歩行パターンの教示が可能となる。
その後、図示しない設定器を「教示」から「再現」に切り替えたことにより、動作モードが「再現」と判定されると(ステップ702「再現」)、以後、ステップカウンタnの値を「1」から+1づつ更新しつつ、プリセット歩行処理(ステップ709)を実行する処理が繰り返される。なお、図において、プリセット歩行処理(ステップ709)の内容は、図21及び図22を参照しつつ、先に説明した通りである。
そのため、一連の処理(ステップ709〜711)が繰り返されることにより、教示された歩行パターンで歩行するように歩進制御が行われる。
したがって、このプログラマブル歩進モードを利用すれば、当該ロボット本体を任意にプログラムされた歩行パターンで自動歩行させることができる。
図19に戻って、サーチ歩行処理(ステップ505)の詳細が図23に示されている。同図に示されるように、処理が開始されると、ワンチップ・マイコン108のポートP61〜64から左マイク109bの受信音量に相当するデータを読み込む処理(ステップ801)、及び同マイコン108のポートP51〜54から右マイク109aの受信音量に相当するデータを読み込む処理(ステップ802)が実行される。
続いて、それら読み込まれた2つの音量の比較が行われる(ステップ803)。ここで、の音量よりもの音量の方が大きいと判断されると(ステップ803「左>右」)、斜め左前方へ進むように歩行制御が行われ(ステップ804)、左の音量の方が右の音量よりも小さいと判断されると(ステップ803「左<右」)、斜め右前方に進むように歩行制御が行われ(ステップ806)、左の音量と右の音量とが等しいと判断されると(ステップ803「左=右」)、前方へ進むように歩行制御が行われる(ステップ805)。
以上の処理(ステップ801〜805)が繰り返される結果、当該ロボット本体は、敵方のロボット本体から発せられるサウンドを頼りとして、独りでに向きを変えつつ、敵方のロボット本体へと徐々に接近して行くことになる。
したがって、このサーチ歩行モードを利用すれば、予め用意された歩行パターンを選択したり、特定の歩行パターンをプログラムしたりせずとも、当該ロボット本体を敵方ロボット本体が発するサウンドを頼りとして、自動的に、敵方ロボットをサーチしながら、接近させることができる。
ところで、プリセット歩行モード(ステップ503)、プログラマブル歩行モード(ステップ504)、又はサーチ歩行モード(ステップ505)と行った自動運転モードは、敵方ロボットに接近するのが目的であるから、その途中で敵方ロボットに遭遇したときには、直ちに、それらのモードを手動運転モードに切り替えて、対戦行動を取らねばならない。
そこで、この例にあっては、図24のフローチャートに示されるように、自動運転中に敵方ロボット本体に遭遇したときには、何らかの攻撃動作を行うことで、自動運転モードから手動運転モードへの復帰が強制的に行われるようにしている。
すなわち、同図に示されるように、パンチ操作の検出により処理が開始されると、歩行モードを読み込んだのち(ステップ901)、プリセット歩行中か(ステップ902)、プログラマブル歩行中か(ステップ903)、又はサーチ歩行中か(ステップ904)の判定が行われる。
ここで、上記3つの歩行中のいずれかであると判定されると(ステップ902YES、903YES、又は904YES)、直ちに、手動運転モードへの強制復帰が行われる(ステップ905)。
したがって、この強制復帰処理(ステップ905)により、自動運転モードから手動運転モードへの切り替えをスムーズに行わせ、遊技者は、直ちに、対戦行動に移行することが可能となる。
−作用説明−
第1実施形態に係るロボット玩具の有する主要な作用について説明する。この第1実施形態のロボット玩具にあっては、ロボット本体1は、図1に示されるように、右側を起点とする右パンチ機構(14a〜17a)による攻撃動作と左側を起点とする左パンチ機構(14b〜17b)による攻撃動作とからなる2つの攻撃動作を有する。
右側を起点とする右パンチ機構(14a〜17a)による攻撃動作の起動のためには、背部13の右後方に位置して右物体感知小領域4aが設けられる。同様にして、左側を起点とする左パンチ機構(14b〜17b)による攻撃動作の起動のためには、背部13の左後方に位置して左物体感知小領域4bが設けられる。
図2に示されるように、遊技者が、例えば、右パンチ動作に相当するボディーアクションを行って、その右拳7aを、矢印A4に示されるように、右物体感知小領域4aに向けて突き出すと、右拳7aが感知限界距離Lmax内に侵入するのに応答して、赤外光反射式の物体センサ(2a,2b,3a,3b)の物体感知作用、並びに、ワンチップ・マイコン108を主体とする制御部の作用を介して(図12、図15〜図18参照)、ロボット本体1の右パンチによる攻撃動作が起動されて、ロボット本体1の右拳17aも、矢印A5に示されるように、前方へと突き出される。
同様に、遊技者が、例えば、左パンチ動作に相当するボディーアクションを行って、その左拳7bを左物体感知小領域4bに向けて突き出すと、左拳7bが感知限界距離Lmax内に侵入するのに応答して、赤外光反射式の物体センサ(2a,2b,3a,3b)の物体感知作用、並びに、ワンチップ・マイコン108を主体とする制御部の作用を介して(図12、図15〜図18参照)、ロボット本体1の左パンチによる攻撃動作が起動されて、ロボット本体1の左拳17bも前方へと突き出される。
そのため、図3に示されるように、2台のロボット本体1,1を向かい合わせて対戦遊びを行うときには、各ロボット本体の遊技者は、自己のロボット本体の背後に位置して、相手方ロボット本体を正面から観察しながら、適当なタイミングで、左右のパンチ動作に相当するボディーアクションを行うだけでよいため(図中矢印A6,A7参照)、従前のロボット玩具のように、遠隔操作部を左右の手に把持する必要がなく、その分だけコスト的に有利となり、しかも、自己のロボット本体に対して感情移入し易くなり、この種の対戦遊びにおいて、より興奮をかきたたせることができる。
また、この実施形態に係るロボット本体にあっては、各物体感知小領域Aa,4bへの拳突き出し態様(物体感知状態)に応じて、ロボット本体側のパンチ動作を単打と連打とに切り替えることもできるため(図18参照)、この種のロボット玩具における攻撃動作をより多様性に富んだものとすることができる。
さらに、この実施形態に係るロボット玩具にあっては、自動運転モードへの設定により(ステップ103)、プリリセット歩行モード(ステップ503)、プログラマブル歩行モード(ステップ504)、及びサーチ歩行モード(ステップ505)のいずれかを選択することにより、様々な歩行パターンを実現することができるため、対戦動作のみならず、対戦動作に至る前段階の歩行動作においても、この種の対戦遊びを遊技者にとってより興味深いものとすることができる。
なお、それら自動運転モードの歩行パターンにあっては、相手方ロボット本体への接近過程においては有意義であるものの、ひとたび、相手方ロボット本体と遭遇したときには、直ちに、攻撃動作への移行が必要であるが、この実施形態にあっては、なんらかの攻撃動作を切っ掛けとして、自動運転モードから攻撃動作に適した手動運転モードへ自動復帰するように構成したため(図24参照)、自動運転モードから手動運転モードへの移行がスムーズとなる利点がある。
また、この実施形態にあっては、反射式の赤外線式物体センサを採用しているため、同一の感知小領域内において、異なる赤外線発光部からの照射赤外光が混在する状態は排除しなければならないが、各赤外線投光部のそれぞれは、投光軸の角度調整が可能となっているため(図1の要部拡大図参照)、これを利用して、照射赤外光同士の干渉を防止することで、物体の誤検出を確実に防止することができる。
さらに、言うまでもないが、本発明の要旨は、1又は2以上の攻撃動作の存在を前提として、その起動を遠隔操作部を使用しないで行うことにあり、攻撃動作それ自体が公知のものか、新規なものかは問題とされない。図示例では、ヒト型ロボットを対象として、所謂ボクシング類似の攻撃動作を挙げたが、ヒト型ロボットにおいて、その他の攻撃動作としては、相撲の突き押し動作、張り手動作と言った手を主体として動作、突き蹴り動作、回し蹴り動作の如く、足を主体とした攻撃動作を挙げることができる。
<<第1実施形態の第1変形例>>
−機構的な構成−
第1実施形態の第1変形例に係るロボット玩具の模式的外観図が図4に示されている。同図に示されるように、このロボット玩具の特徴は、2個の赤外線投光部2c,2d及び2個の赤外線受光部3c,3dを背部13の右側面に上下一列に配置することにより、ロボット本体1を、その右側面からボディーアクションで操作することを可能とするものである。
すなわち、上側の赤外線発光部2cから発せられる赤外光は、適当な高さに右感知小領域4cを形成するように、ロボット本体1の右側方へと放射される。なお、ハッチングで示された円形部分5cは感知限界距離における右感知小領域4cの断面を模式的に示すものである。下側の赤外線発光部2dから発せられる赤外光は、同じ高さに左感知小領域4dを形成するように、ロボット本体1の右側方へと放射される。なお、ハッチングで示された円形部分5dは感知限界距離における左感知小領域4dの断面を模式的に示すものである。その結果、ロボット本体1の右側方には、右感知小領域4cと左感知小領域4dとが左右同じ高さで形成される。
ここで、右側に位置する右感知小領域4cは、右側を起点とする右パンチ機構(14a〜17a)による攻撃動作を起動させるためのものであり、左側に位置する左感知小領域4dは、左側を起点とする左パンチ機構(14b〜17b)による攻撃動作を起動させるためのものである。
そのため、ロボット本体1の遊技者は、ロボット本体1の右側方に位置して、左右のパンチ動作に相当するボディーアクションを行い、右拳6aを右感知小領域4cへ向けて突き出すか、又は左拳6bを左感知小領域4dへ向けて突き出すことにより、右側を起点とする右パンチ機構(14a〜17a)による攻撃動作を起動させたり、又は左感知小領域4dは、左側を起点とする左パンチ機構(14b〜17b)による攻撃動作を起動させることができるように構成されている。
−電気的なハードウェア構成−
第1実施形態と同様であるから、説明は省略する。
−電気的なソフトウェア構成−
第1実施形態と同様であるから、説明は省略する。
−作用説明−
この変形例に係るロボット玩具によれば、図14に示されるように、2台のロボット本体1,1をテーブル上に左右方向へ向かい合わせに配置したのち、テーブルの手前に二人の遊技者6,6が左右に並んで座る。すると、左側の遊技者6のほぼ正面には、左側のロボット本体1の右感知小領域4cと左感知小領域4dとが位置する。同様に、右側の遊技者6のほぼ正面には、右側のロボット本体1の右感知小領域4c'と左感知小領域4d'とが位置する。
この状態において、左右の遊技者1,1が、左右のパンチ動作に相当するボディーアクションを行って、右の拳6a及び左の拳6bを前方へと突き出せば、先に、第1の実施形態で説明したと同様の作用を経て、左右のロボット本体1,1同士を戦わせることができる。具体的には、図示の例にあっては、右側の遊技者6が右の拳6aを、矢印A8に示されるように、右の感知小領域4c'内へと突き出したことにより、右側のロボット本体1においては右パンチによる攻撃動作が行われて、矢印A9に示されるように、右の拳17aが前方へと突き出されている。
このように、この変形例によれば、相対するロボット本体のそれぞれの背後ではなく、側方に位置して、対戦遊びを楽しむことができ、この種の遊びをより興味深いものとすることができる。
なお、赤外線投光部と赤外線受光部との配置は、予め背部13の両側面に設けておき、いずれか一つを切り替えて使用可能としたり、あるいは、投光部と受光部とを対にして共通の基板に搭載しておき、これを適当な接続具(例えば、ピンとジャック、プラグとレセプタクル)を介して、両側面に着脱可能とし、遊技者の座る位置に応じて、取り付けるようにしてもよい。
<<第1実施形態の第2変形例>>
−機構的な構成−
第1実施形態の第2変形例に係るロボット玩具の模式的外観図が図8に示されている。同図に示されるように、このロボット玩具の特徴は、2個の赤外線投光部2c,2d及び2個の赤外線受光部3c,3dを背部13の背面に上下一列に配置すると共に、ロボット本体1Aの右手17aに剣17cを握らせることにより、ロボット本体1Aの背後における例えば指剣による振り下ろし動作に相当するボディーアクションにより、ロボット本体においては、剣17cの振り下ろしによる攻撃動作を可能としたものである。
すなわち、上側の赤外線発光部4aから発せられる赤外光は、適当な高さに上感知小領域4aを形成するように、ロボット本体1の後方へと放射される。なお、ハッチングで示された円形部分5aは感知限界距離における上感知小領域4aの断面を模式的に示すものである。下側の赤外線発光部2bから発せられる赤外光は、適当な高さに下感知小領域4bを形成するように、ロボット本体1の後方へと放射される。なお、ハッチングで示された円形部分5bは感知限界距離における下感知小領域4bの断面を模式的に示すものである。その結果、ロボット本体1の後方近辺には、上感知小領域4aと下感知小領域4bとが上下に形成される。
ここで、上側に位置する上感知小領域4aは、上側を起点とする剣の振り下ろしによる攻撃動作を起動させるためのものであり、下側に位置する下感知小領域4bは、その感知出力をマスクするか、あるいは、左側を起点とする左パンチ機構(14b〜17b)による攻撃動作を起動させるために使用される。
−電気的なハードウェア構成−
第1実施形態と同様であるから、説明は省略する。
−電気的なソフトウェア構成−
第1実施形態と同様であるから、説明は省略する。
−作用説明−
この第2変形例に係るロボット玩具によれば、図10に示されるように、2台のロボット本体1A,1Aを向かい合わせに配置したのち、剣の振り下ろしに相当するボディーアクションを行い、矢印A12に示されるように、右の指剣6bを上感知小領域4aへ向けて突き出すか、又は振り下ろすことにより、矢印A13に示されるように、ロボット本体1Aにおいて、剣17aの振り下ろしによる攻撃動作を起動させ、武器を用いての対戦遊技を楽しむことができる。
このように、この変形例によれば、ヒト型ロボットであっても、体の一部のみならず、武器を持たせて攻撃動作を行うことができるから、この種のロボット玩具を用いた対戦遊びをより興味深いものとすることができる。
なお、武器としは、刀剣にかぎるものではなく、槍その他の任意の武器に適用することかでき、また防具として盾を使用すれば、この種の対戦遊びをより興味深いものとすることができることは言うまでもない。
<<第1実施形態の第3変形例>>
−機構的な構成−
新たに2つの低感度受光部が追加されることをのぞき、第1実施形態と同様であるから、説明は省略する。
−電気的なハードウェア構成−
この第3変形例を実現するためには、図12に示される電気回路の一部(主として、受光部の構成)を変更する必要がある。この変更部分のみが図14に示されている。
同図に示されるように、この第3変形例にあっては、既存の2つの受光部IC106a,106bに加えて、さらに、2つの受光部IC122a,122bが設けられる。新たに設けられる右側の受光部IC122aは、好ましくは、既存の右側の受光部IC106aに隣接して配置され、既存の右側の受光部IC106aから想定される検出物体までの距離は、新設の右側の受光部IC122aから想定される検出物体までの距離と等しくなるように設定される。
既存の受光部IC106aと新設の受光部IC122aとは同一の性能を有する。ただし、新設の受光部IC122aの前面側には、赤外光の透過を低減させる光学フィルタ(以下、「赤外光低減フィルタ」と称する)123aが介在されている。
そのため、何らかの物体がロボット本体の右側の物体感知小領域4aへ向けて接近してくるとき、既存の受光部IC106aがこれを感知する接近距離L1と、新設の受光部IC122aがこれを感知する接近距離L2との間には、一定の距離差ΔL(=L1−L2:L1>L2)が存在する。
したがって、何らかの物体がロボット本体の右側の物体感知小領域4aへ向けて接近してくるとき、既存の受光部IC106aがこれを感知する時刻t1と新設の受光部IC122aがこれを感知する時刻t2との間には、物体の接近速度にほぼ反比例する時間差Δtが存在するから、この時間差Δtを測定することにより、対象となる右側の物体感知小領域4aにおいて、物体(例えば、右の拳)の接近距離を推定することができる。
同様にして、新たに設けられる右側の受光部IC122bは、好ましくは、既存の左側の受光部IC106bに隣接して配置され、既存の左側の受光部IC106bから想定される検出物体までの距離は、新設の左側の受光部IC122bから想定される検出物体までの距離と等しくなるように設定される。
既存の受光部IC106bと新設の受光部IC122bとは同一の性能を有する。ただし、新設の受光部IC122bの前面側には、赤外光の透過を低減させる光学フィルタ(以下、「赤外光低減フィルタ」と称する)123bが介在されている。
そのため、何らかの物体がロボット本体の左側の物体感知小領域4bへ向けて接近してくるとき、既存の受光部IC106bがこれを感知する接近距離L1と、新設の受光部IC122bがこれを感知する接近距離L2との間には、一定の距離差ΔL(=L1−L2:L1>L2)が存在する。
したがって、何らかの物体がロボット本体の左側の物体感知小領域4bへ向けて接近してくるとき、既存の受光部IC106bがこれを感知する時刻t1と新設の受光部IC122bがこれを感知する時刻t2との間には、物体の接近速度にほぼ反比例する時間差Δtが存在するから、この時間差Δtを測定することにより、対象となる左側の物体感知小領域4bにおいて、物体(例えば、右の拳)の接近距離を推定することができる。
−電気的なソフトウェア構成−
第3変形例に係るロボット玩具のソフトウェア構成の要部が図25のフローチャートに示されている。同図に示されるように、処理が開始されると、まず、左側の高感度受光部IC106bの出力である左高感度受光出力を読み込んだのち(ステップ1001)、反射光の有無の判定(ステップ1002)が行われる。ここで、反射光ありと判定されると(ステップ1002YES)、続いて、読み取りコードを解読したのち(ステップ1003)、解読されたコードが予め設定された左領域コードと一致した場合に限り(ステップ1004YES)、時刻t1の記憶処理(ステップ1005)が行われる。
以後、左側の低感度受光部IC123bの出力である低感度受光出力の読み込みを繰り返しながら、反射光ありとなるのを待機する(ステップ1007NO)。そして、反射光ありが確認されるのを待って(ステップ1007YES)、読み取りコードを解読したのち(ステップ1008)、解読されたコードが予め設定された左領域コードと一致した場合に限り(ステップ1009YES)、時刻t2の記憶処理(ステップ1005)を実行する。
しかるのち、時刻t1と時刻t2との時間差Δtを求め(ステップ1011)、その時間差Δtを基準値ΔTrefと比較する(ステップ1012)。ここで、時間差Δtが基準値Δtrefよりも大きいと判定されると(ステップ1012NO)、左側の感知小領域4bへ向かってくる物体の接近速度は比較的に遅いと推定して、通常パワーによるロボット動作処理(ステップ1014)が行われるのに対して、時間差Δtが基準値Δtrefよりも小さいと判定されたときには(ステップ1012YES)、左側の感知小領域4bへ向かってくる物体の接近速度は比較的に速いと推定して、ハイパワーによるロボット動作処理(ステップ1013)が行われる。
ここで、先に説明しように、ロボット動作処理とは、ワンチップ・マイコン108のポートP23,P24のうちのいずれか一方の出力論理値を第1の論理値に固定することにより、モータ114を流れる電流の向きを、左側のパンチ動作が起動される方向へと設定したのち、他方のポートに出力されるPWMバルス列のデューティー比を所定の値とすることで、モータ114に流れる電流値を設定する処理である。
このとき、通常パワーによるロボット動作処理(ステップ1014)では、予め決められた通常パワー用の低めのデューティー比によるPWM処理が行われるのに対して、ハイパワーによるロボット動作処理(ステップ1014)では、予め決められたハイパワー用の高めのデューティー比によるPWM処理が行われる。
ステップ1002に戻って、反射光なしと判定されると(ステップ1002NO)、続いて、左系の処理から右系の処理へと移行して、同様な処理(ステップ1001〜1014)が実行される。
すなわち、右側の高感度受光部IC106aの出力である右高感度受光出力を読み込んだのち、解読されたコードが予め設定された左領域コードと一致した場合に限り、時刻t1の記憶処理が行われる。以後、右側の低感度受光部IC123aの出力である低感度受光出力の読み込みを繰り返しながら、反射光ありが確認されるのを待って、読み取りコードを解読し、解読されたコードが予め設定された右領域コードと一致した場合に限り、時刻t2の記憶処理を実行する。
しかるのち、時刻t1と時刻t2との時間差Δtを求め、その時間差Δtが基準値Δtrefよりも大きいと判定されると、右側の感知小領域4aへ向かってくる物体の接近速度は比較的に遅いと推定して、通常パワーによるロボット動作処理が行われるのに対して、時間差Δtが基準値Δtrefよりも小さいと判定されたときには、右側の感知小領域4aへ向かってくる物体の接近速度は比較的に速いと推定して、ハイパワーによるロボット動作処理が行われる。
ここで、右系のロボット動作処理とは、ワンチップ・マイコン108のポートP23,P24のうちのいずれか一方の出力論理値を第1の論理値に固定することにより、モータ114を流れる電流の向きを、右側のパンチ動作が起動される方向へと設定したのち、他方のポートに出力されるPWMバルス列のデューティー比を所定の値とすることで、モータ114に流れる電流値を設定する処理である。
このとき、通常パワーによるロボット動作処理(ステップ1014)では、予め決められた通常パワー用の低めのデューティー比が設定されるのに対して、ハイパワーによるロボット動作処理(ステップ1014)では、予め決められたハイパワー用の高めのデューティー比が設定されるのである。
−作用説明−
この第3変形例に係るロボット玩具によれば、図1〜図3に示される構成において、遊技者が左右のパンチ動作に相当するボディーアクションを行って、例えば、右の拳7aを右の物体感知小領域4a内に突き出すと、その突き出すスピードの大小に応じて、ロボット本体1から繰り出される右パンチの強さが変わるから、遊技者のボディーアクションとロボット本体の攻撃動作との応答関係はより一層敏感となり、この種の対戦遊びをより興奮を呼び起こすものとすることかできる。
なお、以上の説明では、時間差Δtと比較されるべき基準値Δtrefの値を1つとしたが、これをΔtref1,Δtref2,Δtref3・・・の如く複数設定して多段階の比較を行うと共に、比較結果のそれぞれに応じて、デューティー比を多段に用意すれば、より高感度なパワー制御をなし得ることは勿論である。
<<第2実施形態>>
−機構説明−
第1実施形態並びにその変形例にあっては、物体感知小領域の数はいずれも2個であったが、その数は、1個でもよいし、3個以上でもよいことは勿論である。この例では、4個の物体感知小領域が設けられ、それらは別々の攻撃動作の起動に1対1に割り当てられている。
すなわち、この第2実施形態に係るロボット玩具に登場するロボット本体7は、図6に示される、右下起点の右アッパーカットパンチによる攻撃動作と、左下起点の左アッパーカットパンチによる攻撃動作と、図7に示される、右上起点の右フックパンチによる攻撃動作と、左上起点の左フックパンチによる攻撃動作との4つの攻撃動作を実行可能に構成されている。
なお、図において、71は頭部、72は胴部、73は背部、74aは右肩部、74bは左肩部、75aは右上腕部、75bは左上腕部、76aは右下腕部、76bは左下腕部、77aは右拳部、77bは左拳部であり、左右脚部の構成については、紙面の関係から割愛されている。
このロボット本体7の基本的なパンチの繰り出し機構や歩行機構は、第1実施形態のそれとほぼ同様であるが、パンチの種類をアッパーカットパンチとフックパンチとに切り替えるために、この例にあっては、右及び左の上腕部75a,75bの付け根に位置する回動軸の軸線A1が、フックパンチ用の傾斜姿勢とアッパーカットパンチ用の水平姿勢とに切り替えられるように、図示しない傾動機構がロボット本体に組み込まれている。この傾動機構は、ボールねじ突きモータやソレノイドプランジャーなどの専用のアクチュエータ112(図13参照)により駆動される。
ロボット本体1の背部73の背面には、図6及び図7に示されるように、4個の赤外線投光部21a,21b.22a,22bと2個の赤外線受光部31,32が配置されている。中央上段に位置する赤外線受光部31は、上段左右に位置する2個の赤外線投光部21a,21bから発せられたのち、何らかの物体で反射された赤外線を受光するためのものであり、中央下段に位置する赤外線受光部32は、下段左右に位置する2個の赤外線投稿部22a,22bから発せられたのち、何らかの物体で反射された赤外線を受光するためのものである。
背面の右上に位置する赤外線投光部21aの投光光軸、前方斜め左上方へ向けて赤外線を投光するものであり、これにより、遊技者から見て右上位置に感知小領域41aが形成される。なお、図中、ハッチングで示される51aは、感知限界距離断面を模式的に示す楕円である。
背面の左上に位置する赤外線投光部21bの投光光軸、前方斜め右上方へ向けて赤外線を投光するものであり、これにより、遊技者から見て左上位置に感知小領域41bが形成される。なお、図中、ハッチングで示される51bは、感知限界距離断面を模式的に示す楕円である。

背面の右下に位置する赤外線投光部22aの投光光軸はは、前方斜め左下へ向けて赤外線を投光するものであり、これにより、遊技者から見て右下位置に感知小領域42aが形成される。なお、図中、ハッチングで示される52aは、感知限界距離断面を模式的に示す楕円である。
背面の左下に位置する赤外線投光部22bの投光光軸はは、前方斜め右下へ向けて赤外線を投光するものであり、これにより、遊技者から見て左下位置に感知小領域42bが形成される。なお、図中、ハッチングで示される52bは、感知限界距離断面を模式的に示す楕円である。
−電気的なハードウェア構成−
第2実施形態に係るロボット玩具の電気的なハードウェア構成に相当する回路図が図13に示されている。図13に示される回路図において、図12に示される第1実施形態の回路図との相違は、傾動機構を駆動するためのアクチュエータ121を含む点、投光回路部を構成する赤外線発光ダイオードが4個ある点、及び4個の発光部に対して2個の受光部ICで対応している点である。
すなわち、アクチュエータ121は、ボールねじ突きモータやソレノイドプランジャーなどで構成され、右及び左の上腕部75a,75bの付け根に位置する回動軸の軸線A1を、フックパンチ用の傾斜姿勢(図中A1'で示す)とアッパーカットパンチ用の水平姿勢(図中A1で示す)とに切り替えるための傾動機構を切り替え駆動するためのものである。このアクチュエータ121fは、ワンチップ・マイコン108のポートP31,P32から出力される信号で起動される。
投光回路部は、赤外線投光部21aに含まれる赤外線発光ダイオード115aと、赤外線投光部21bに含まれる赤外線発光ダイオード115bと、赤外線投光部22aに含まれる赤外線発光ダイオード116aと、赤外線投光部22bに含まれる赤外線発光ダイオード116bと、右上領域コードによる赤外線エンコード用のトランジスタ117a、左上領域コードによる赤外線エンコード用のトランジスタ117bと、右下領域コードによる赤外線エンコード用のトランジスタ118a、左下領域コードによる赤外線エンコード用のトランジスタ118bと、キャリア生成用のトランジスタ105とを含んで構成される。
受光回路部は、赤外線受光部31に対応する受光部IC119、赤外線受光部32に対応する受光部IC120とを含んで構成される。受光部IC119,120は、それぞれ受光した赤外線反射光を光電変換したのち、キャリア周波数成分の抽出、並びに、復調処理を行って、領域コードを復調する作用を有する。
なお、図示の構成では、4個の物体感知小領域41a,41b,42a,42bを有する物体センサを構成するについて、2個の赤外線受光部31,32を使用したが、それらの感知小領域41a,41b,42a,42bのそれぞれにおいて、投光の干渉の虞がないのであれば、それらの受光部31,32は、4個の投光部21a,21b,22a,22bの中間に置かれた共通な1個の受光部で代用することもできる。
−電気的なソフトウェア構成−
第2実施形態に係るロボット玩具の電気的なソフトウェア構成に相当するフローチャートが図26に示されている。同図に示されるように、処理が開始されると、先ず、ロボット本体7の背面の上段中央に位置する赤外線受光部31を構成する受光部IC119から上受光出力を読み込んだのち(ステップ1101)、反射光の有無を判定する(ステップ1102)、ここで、反射光ありと判定されると(ステップ1102YES)、その後、一連の上系処理(ステップ1103〜1107)が実行される。
すなわち、先ず、読み取りコードを解読したのち(ステップ1103)、解読されたコードが左上領域41bに割り当てられた領域コードか、右上領域41aに割り当てられた領域コートかの判定が行われる(ステップ1104、1106)。ここで、左上領域コードと一致するものと判定されると(ステップ1104YES)、直ちに、左上系の検出物体の状態に応じたロボット動作(ステップ1105)が実行されるのに対して、右上領域コードと一致する者と判定されると(ステップ1106YES)、直ちに、右上系の検出物体の状態に応じたロボット動作(ステップ1107)が実行される。
左上系の検出物体に応じたロボット動作(ステップ1105)においては、マイコン108のポートP31,P32を介してアクチュエータ121を作動させて、ロボロット本体7の胴部72に組み込まれた図示しない傾動機構を作動させることにより、左上腕部75bの付け根の回動軸線A1を、図7に示されるように、A1(水平姿勢)からA1'(傾斜姿勢)へと傾動させる。同時に、マイコン108のポートP23,P24のいずれか一方のポート(例えば、ポートP23)を第1の論理値に固定すると共に、他方のポートに所定デューティ比のPWMパルス列を出力することで、ロボット本体7に内蔵されたモータ114を第1の回転方向へと所定の電流値で回転させて、左上腕部75bを回動させることにより、左のフックパンチによる攻撃動作を実現する。
右上系の検出物体に応じたロボット動作(ステップ1106)においては、マイコン108のポートP31,P32を介してアクチュエータ121を作動させて、ロボット本体7の胴部72に組み込まれた図示しない傾動機構を作動させることにより、左上腕部75bの付け根の回動軸線A1を、図7に示されるように、A1(水平姿勢)からA1'(傾斜姿勢)へと傾動させる。同時に、マイコン108のポートP23,P24のいずれか一方のポート(例えば、P24)を第1の論理値に固定すると共に、他方のポートに所定デューティ比のPWMパルス列を出力することで、ロボット本体7に内蔵されたモータ114を第2の回転方向へと所定の電流値で回転させて、右上腕部75aを回動させることにより、右のフックパンチによる攻撃動作を実現する。
これに対して、上系の受光部IC119の出力に反射光なしと判定された場合には(ステップ1102NO)、下系の受光部IC120の出力を読み込んで(ステップ1108)、それに反射光ありと判定された場合に限り(ステップ1109YES)、一連の下系処理(ステップ1108〜1114)が実行される。
すなわち、先ず、読み取りコードを解読したのち(ステップ1110)、解読されたコードが左下領域42bに割り当てられた領域コードか、右下領域42aに割り当てられた領域コートかの判定が行われる(ステップ1111、1113)。ここで、左下領域コードと一致するものと判定されると(ステップ1111YES)、直ちに、左下系の検出物体の状態に応じたロボット動作(ステップ1112)が実行されるのに対して、右下領域コードと一致するものと判定されると(ステップ1113YES)、直ちに、右下系の検出物体の状態に応じたロボット動作(ステップ1114)が実行される。
左下系の検出物体に応じたロボット動作(ステップ1112)においては、マイコン108のポートP31,P32を介してアクチュエータ121を非作動することにより、ロボット本体7の胴部72に組み込まれた図示しない傾動機構を非作動させることにより、左上腕部75bの付け根の回動軸線A1を、図6に示されるように、A1(水平姿勢)に維持する。同時に、マイコン108のポートP23,P24のいずれか一方のポート(例えば、ポートP23)を第1の論理値に固定すると共に、他方のポートに所定デューティ比のPWMパルス列を出力することで、ロボット本体7に内蔵されたモータ114を第1の回転方向へと所定の電流値で回転させて、左上腕部75bを回動させることにより、左のアッパーカットパンチによる攻撃動作を実現する。
右下系の検出物体に応じたロボット動作(ステップ1114)においては、マイコン108のポートP31,P32を介してアクチュエータ121を非作動とし、ロボロット本体7の胴部72に組み込まれた図示しない傾動機構を非作動とすることにより、右上腕部75bの付け根の回動軸線A1を、図6に示されるように、A1(水平姿勢)に維持する。同時に、マイコン108のポートP23,P24のいずれか一方のポート(例えば、P24)を第1の論理値に固定すると共に、他方のポートに所定デューティ比のPWMパルス列を出力することで、ロボット本体7に内蔵されたモータ114を第2の回転方向へと所定の電流値で回転させて、右上腕部75aを回動させることにより、右のアッパーカットパンチみによる攻撃動作を実現する。
−作用説明−
この第2実施形態に係るロボット玩具は、図6に示される、右下起点の右アッパーカットパンチによる攻撃動作と、左下起点の左アッパーカットパンチによる攻撃動作と、図7に示される、右上起点の右フックパンチによる攻撃動作と、左上起点の左フックパンチによる攻撃動作との4つの攻撃動作を実行可能に構成されている。
ロボット本体1の背後には、図7に示されるように、右上起点のフックパンチによる攻撃動作の起動に割り当てられた右上の物体感知小領域41aと、左上起点のフックパンチによる攻撃動作の起動に割り当てられた左上の物体感知小領域41bと、右下起点のアッパーカットパンチによる攻撃動作に割り当てられた右下の物体感知小領域42aと、左下起点のアッパーカットパンチ動作に割り当てられた右下の物体感知小領域42bとからなる4個の物体感知小領域が配置されている。
そして、図7に示されるように、左右のフックパンチに相当するボディーアクションを行って、例えば、図示の如く、右の拳6aを右上の物体感知小領域41aに向けて突き出すと、物体センサ(21a,21b,22a,22b,31,32)の感知作用、並びに、制御部(108)の作用により、右フックパンチによる攻撃動作が実行される。なお、同様にして、例えば、左の拳6bを左上の物体感知小領域41bに突き出せば、左フックパンチによる攻撃動作が実行される。
一方、図6に示されるように、左右のアッパーカットパンチに相当するボディーアクションを行って、例えば、図示の如く、右の拳6aを右下の物体感知小領域42aに向けて突き出すと、物体センサ(21a,21b,22a,22b,31,32)の感知作用、並びに、制御部(108)の作用により、右アッパーカットパンチによる攻撃動作が実行される。なお、同様にして、例えば、左の拳6bを左下の物体感知小領域42bに突き出せば、左アッパーカットパンチによる攻撃動作が実行される。
この第2の実施形態によれば、4つの攻撃動作をボディーアクションを介して起動させるものの、4つの攻撃動作の各起点の空間的レイアウトとそれを起動させるための4つの物体感知小領域の空間的レイアウトがほぼ一致するため、このことからも、遊技者は各攻撃動作とそれを起動するための物体感知小領域との関係を自然に理解することができ、より操作性が良好なものとなる。
<<その他の実施形態>>
本発明に適用可能なロボット玩具の形態は、ヒト型ロボットには限定されないことは勿論であり、その他、ライオン、トラ、バッファロー等の野獣型ロボット、又はティラノザウルス、トリケラトプス等の恐竜型ロボットにも本発明は適用できる。野獣型ロボットにて実行可能な1又は2以上の攻撃動作としては、左右の前足の爪を用いた攻撃動作、角を用いた攻撃動作、又は牙を用いた攻撃動作等を挙げることができ、恐竜型ロボットにて実行可能な1又は2以上の攻撃動作としては、左右の前足の爪を用いた攻撃動作、又は首を伸ばしての牙や角による攻撃動作等を挙げることができる。
架空の怪獣ドラゴンに適用した例が図11に示されている。図において、81は尾部、82は脚部、83は爪を有する前脚、84は開閉可能な口を有する頭部、85は牙が臨む口部、86は開閉自在な翼である。
尾部の基部には、1個の赤外線投光部2と、1個の赤外線受光部3とからなる物体センサが組み込まれ、それにより、ドラゴン型ロボット本体8の後方近辺には、単一の物体感知領域4が形成される。
遊技者が、矢印A14に示されるように、右手の拳6aを物体感知領域4に向けて突き出すと、赤外線投光部2から後方へと発せられた赤外光9aが、右の拳6aに当たったことで生じた反射光9aが、赤外線受光部3に届くと、先に説明したような、制御部の作用により、ドラゴン型のロボット本体8においては、矢印A15に示されるように、首が伸びて頭部84が前方へ突出すると共に、矢印A16に示されるように、口部85が開いて牙が臨み、さらに、矢印17に示されるように、翼86が開いて、今にも、飛びかかりそうな形態が出現する。
このように、本発明は、1又は2以上の攻撃動作を実行可能な様々な形態のロボット玩具に適用することができる。
本発明によれば、ロボット本体の近辺に何らかの物体(例えば、指先、拳、掌、等々)を意図的に存在させかつその物体を所定の状態とするだけで、それらの攻撃動作の1又は2以上を選択して実行させることができるから、攻撃動作の1つを実行させるために、別途専用の操作部等の付属品を必要としないロボット玩具を提供することができる。
1 ヒト型二足歩行式ロボット本体
1A 剣の打ち下ろし動作が可能なヒト型二足歩行式ロボット本体
2a 赤外線投光部
2b 赤外線投光部
3a 赤外線受光部
3b 赤外線受光部
4a 右感知小領域
4b 左感知小領域
5a 右感知小領域の感知限界断面
6 遊技者
6a 遊技者の右拳
6b 遊技者の左拳
6c 遊技者の右指剣
7 左右のフック動作とアッパー動作とが実行可能なヒト型ロボット本体
7a 遊技者の右拳
7b 遊技者の左拳
8 ドラゴン型ロボット本体
9a 赤外線の照射光
9b 赤外線の反射光
10a 車輪
11 頭部
12 胴部
13 背部
14a 右肩部
14b 左肩部
15a 右上腕部
15b 左上腕部
16a 右下腕部
17a 右拳部
17a'剣を把持した右手
17b 左拳部
18a 右脚部
18b 左脚部
19a 右足部
19b 左足部
21a 赤外線投光部
21b 赤外線投光部
22a 赤外線投光部
22b 赤外線投光部
31 赤外線受光部
32 赤外線受光部
41a 右上感知小領域
41b 左上感知小領域
42a 右下感知小領域
42b 左下感知小領域
51a 右上感知小領域の感知限界断面
51b 左上感知小領域の感知限界断面
52a 右下感知小領域の感知限界断面
52b 左下感知小領域の感知限界断面
71 頭部
72 胴部
73 背部
74a 右肩部
74b 左肩部
75a 右上腕部
75b 左上腕部
76a 右下腕部
76b 左下腕部
77a 右拳部
77b 左拳部
81 尾部
82 脚部
83 前足部
84 開閉可能な口を有する頭部
85 牙を有する口部
86 翼
A1 右肩部の回動軸線
A2 右肘部の回動軸線
A3 脚付け根の回動軸線
A4 遊技者の右拳の突き出し方向を示す矢印
A5 ロボット本体の右拳の突き出し方向を示す矢印
A6 遊技者の右拳の突き出し方向を示す矢印
A7 ロボット本体の右拳の突き出し方向を示す矢印
A8 遊技者の右拳の突き出し方向を示す矢印
A9 ロボット本体の右拳の突き出し方向を示す矢印
A10 ロボット本体の右アッパーのスイング軌跡を示す矢印
A11 ロボット本体の右フックのスイング軌跡を示す矢印
A12 遊技者の指剣の振り下ろしのスイング軌跡を示す矢印
A13 ロボット本体の剣振り下ろしのスイング軌跡を示す矢印
A14 遊技者の右拳の突き出し方向を示す矢印
A15 ドラゴンロボットの首の伸張方向を示す矢印
A16 ドラゴンロボットの口の開き方向を示す矢印
A17 ドラゴンロボットの羽の浮き上がり方向を示す矢印
FL 床面
101a,101b 電池
102 電源スイッチ
103a 赤外線投光部2aに含まれる赤外線発光ダイオード
103b 赤外線投光部2bに含まれる赤外線発光ダイオード
104a 右領域コードによる赤外線エンコード用のトランジスタ
104b 左領域コードによる赤外線エンコード用のトランジスタ
105 キャリア生成用のトランジスタ
106a 赤外線受光部3aに対応する受光部IC
106b 赤外線受光部3bに対応する受光部IC
107 動作表示灯を構成する赤色発光ダイオード
108 ワンチップ・マイクロコンピュータ
109a 右マイク
109b 左マイク
110a 右A/Dコンバータ
110b 左A/Dコンバータ
111 各種設定用のDIPスイッチ
112 スピーカ
113 H型トランジスタブリッジ回路IC
114 駆動用モータ
115a 赤外線投光部21aに含まれる赤外線発光ダイオード
115b 赤外線投光部21bに含まれる赤外線発光ダイオード
116a 赤外線投光部22aに含まれる赤外線発光ダイオード
116b 赤外線投光部22bに含まれる赤外線発光ダイオード
117a 右上領域コードによる赤外線エンコード用のトランジスタ
117b 左上領域コードによる赤外線エンコード用のトランジスタ
118a 右下領域コードによる赤外線エンコード用のトランジスタ
118b 左下領域コードによる赤外線エンコード用のトランジスタ
119 赤外線受光部31に対応する受光部IC
120 赤外線受光部32に対応する受光部IC
121 肩部の傾動機構を駆動するためのアクチュエータ
122a 右低感度受光部を構成する受光部IC
122b 左低感度受光部を構成する受光部IC
123a 赤外光低減フィルタ
123b 赤外光低減フィルタ

Claims (25)

  1. 2以上の攻撃動作を当該ロボット本体の前方へ向けて実行可能なロボット本体を有するロボット玩具であって、
    前記ロボット本体の近辺に物体感知領域を有し、前記攻撃動作を前記ロボット本体に対して指示するための遊技者のボディーアクションを検知する反射式物体センサと、
    前記物体センサの出力に基づいて、前記物体感知領域における物体の状態により選択される1又は2以上の前記攻撃動作の実行を制御する制御部とを包含し、
    前記物体感知領域は、前記ロボット本体の想定される前記遊技者と相対する面に沿って分布される複数の小領域からなり、それら複数の小領域のそれぞれは、前記攻撃動作の1又は2以上と予め関連付けがなされており、かつ前記複数の小領域のそれぞれを前記ロボット本体と対面する側から観察したときの空間的レイアウトは、前記複数の攻撃動作の起点のそれぞれの空間的レイアウトと整合するように設定され
    前記制御部は、前記複数の小領域のそれぞれ毎に、その小領域に関連づけられた1又は2以上の前記攻撃動作の実行を制御する、ロボット玩具。
  2. 前記複数の小領域のそれぞれは、前記ロボット本体の背面、又は、左及び/又は右の側面に沿って分布する、請求項に記載のロボット玩具。
  3. 前記ロボット本体は、左拳を用いた各種パンチ攻撃や左手に把持した武器による各種攻撃等々の左起点の攻撃動作と右拳を用いた各種パンチ攻撃や右手に把持した武器による各種攻撃等々の右起点の攻撃動作とを有するヒト型ロボットであり、
    前記物体感知領域は、前記ロボット本体の背面又は左右両側面に沿って、左右にレイアウトされる2個の小領域を含み、かつ
    前記制御部は、前記2個の小領域のそれぞれ毎に、その小領域における物体の状態を解析し、左側の前記小領域の解析結果に基づいて、前記左起点の攻撃動作の実行を制御し、右側の前記小領域の解析結果に基づいて、前記右起点の攻撃動作の実行を制御する、請求項に記載のロボット玩具。
  4. 前記ロボット本体は、左拳を用いたストレートパンチやフックパンチ攻撃等々の左上起点の攻撃動作と、右拳を用いたストレートパンチやフックパンチ攻撃等々の右上起点の攻撃動作と、左拳を用いたアッパーパンチ攻撃等々の左下起点の攻撃動作と、右拳を用いたアッパーパンチ攻撃等々の右下起点の攻撃動作と、を有するヒト型ロボットであり、
    前記物体感知領域は、前記ロボット本体の背面又は左右両側面に沿って、上下左右にレイアウトされる4個の小領域を含み、かつ
    前記制御部は、前記4個の小領域のそれぞれ毎に、その小領域における物体の状態を解析し、左上の前記小領域の解析結果に基づいて、前記左上起点の攻撃動作の実行を制御し、右上の前記小領域の解析結果に基づいて、前記右上起点の攻撃動の実行を制御し、左下の前記小領域の解析結果に基づいて、前記左下起点の制御動作の実行を制御し、右下の前記小領域の解析結果に基づいて、前記右下起点の攻撃動作の実行を制御する、請求項に記載のロボット玩具。
  5. 前記物体の状態により選択される1又は2以上の前記攻撃動作の実行は、前記物体の状態により決定される実行態様にて行われる、請求項に記載のロボット玩具。
  6. 前記物体の状態が、前記物体感知領域に何らかの物体が出現したときには、前記攻撃動作の実行態様は、前記攻撃動作を単発的に実行すべきものとして決定される、請求項に記載のロボット玩具。
  7. 前記物体の状態が、前記物体感知領域に何らかの物体が所定時間以上に滞在しているときには、前記攻撃動作の実行態様は、前記攻撃動作を所定の複数回、一定時間、又はその滞在中に亘り、サイクリックに実行すべきものとして決定される、請求項に記載のロボット玩具。
  8. 前記物体の状態が、前記物体感知領域に何らかの物体が所定速度以上で接近しているときには、前記攻撃動作の実行態様は、前記攻撃動作を通常よりも強力なパワーで実行すべきものとして決定される、請求項に記載のロボット玩具。
  9. 前記反射式物体センサが、前記ロボット本体側にあって、検出媒体となる放射体を前記物体感知領域へと送り出すトランスミッタと、前記ロボット本体側にあって、前記物体感知領域に存在する物体で反射された前記放射体を受け取るレシーバとを含み、かつ物体検出距離レンジが前記感知領域に整合するように感度調整され、前記レシーバからの出力に基づいて前記感知領域に物体の有無を示す信号を生成するようにした反射式物体センサである、請求項に記載のロボット玩具。
  10. 前記トランスミッタは前記小領域のそれぞれに検出媒体となる放射体を送り出す複数個のトランスミッタからなり、前記レシーバは前記小領域のそれぞれに存在する物体で反射された前記放射体を受け取る1又は2以上のレシーバからなり、さらに、各反射放射体がいずれの前記小領域から到来したかを識別可能とするための特徴付け処理を含む、請求項に記載のロボット玩具。
  11. 前記特徴付け処理が、各反射放射体がいずれの前記小領域から到来したかを識別可能とするために、前記複数のトランスミッタのそれぞれからの放射体の送り出しタイミングを互いに異ならせるものである、請求項10に記載のロボット玩具。
  12. 前記特徴付け処理が、各反射放射体がいずれの前記小領域から到来したかを識別可能とするために、前記複数のトランスミッタのそれぞれから送り出される放射体に固有の識別符号を組み込むものである、請求項10に記載のロボット玩具。
  13. 前記トランスミッタは、前記放射体の送り出し方向を調整できるように角度調整可能に取り付けられている、請求項に記載のロボット玩具。
  14. 前記検出媒体となる放射体が、赤外線をその一例として含む光、超音波をその一例として含む音波、又はマイクロ波をその一例として含む電磁波である、請求項に記載のロボット玩具。
  15. 前記ロボット本体が、それぞれ、2以上の攻撃動作が可能なヒト型ロボット、ライオン、トラ、バッファロー等の野獣型ロボット、又はティラノザウルス、トリケラトプス等の恐竜型ロボットである、請求項に記載のロボット玩具。
  16. 前記ヒト型ロボットにて実行可能な2以上の攻撃動作が、左右のストレート、フック、アッパー等のパンチ攻撃動作、又は刀剣等の武器を手にしての攻撃動作、を含む、請求項15に記載のロボット玩具。
  17. 前記野獣型ロボットにて実行可能な2以上の攻撃動作が、左右の前足の爪を用いた攻撃動作を含む、請求項15に記載のロボット玩具。
  18. 前記恐竜型ロボットにて実行可能な2以上の攻撃動作が、左右の前足の爪を用いた攻撃動作を含む、請求項15に記載のロボット玩具。
  19. 前記ロボット本体は、走行移動又は歩行移動が可能とされている、請求項に記載のロボット玩具。
  20. 手動移動モードと自動移動モードとを有し、
    前記手動移動モードは、遊技者のボディーアクションに応答して走行移動乃至歩行移動を実行するものであり、かつ
    前記自動移動モードは、プリセットされた移動軌跡にしたがって移動するプリセット移動モード、又は任意にプログラムされた移動軌跡にしたがって移動するプログラマブル移動モードを含む、請求項19に記載のロボット玩具。
  21. 前記自動移動モードに設定中に、何らかのボディーアクションが物体センサを介して検出されたとき、前記自動移動モードから前記手動移動モードへと動作モードを強制的に切り換える処理を含む、請求項20に記載のロボット玩具。
  22. 前記走行移動又は歩行移動を、左右2個のマイクにより敵方であるロボット本体から発せられる音を頼りに相手の方向を認識して、自発的に進路を取りつつ行なうサーチ移動モードを有する、請求項19に記載のロボット玩具。
  23. 2以上の攻撃動作を当該ロボット本体の前方へ向けて実行可能なロボット本体を有するロボット玩具における攻撃動作の制御方法であって、
    前記ロボット本体の近辺に物体感知領域を有し、前記攻撃動作を前記ロボット本体に対して指示するための遊技者のボディーアクションを検知する反射式物体センサからその出力を取り込むステップと、
    前記取り込まれた前記物体センサの出力に基づいて、前記物体感知領域における物体の状態により選択される1又は2以上の前記攻撃動作の実行を制御するステップとを包含し、
    前記物体感知領域は、前記ロボット本体の想定される前記遊技者と相対する面に沿って分布される複数の小領域からなり、それら複数の小領域のそれぞれは、前記攻撃動作の1又は2以上と予め関連付けがなされており、かつ前記複数の小領域のそれぞれを前記ロボット本体と対面する側から観察したときの空間的レイアウトは、前記複数の攻撃動作の起点のそれぞれの空間的レイアウトと整合するように設定され
    前記制御するステップは、前記複数の小領域のそれぞれ毎に、その小領域に関連づけられた1又は2以上の前記攻撃動作の実行を制御する、ロボット玩具における攻撃動作の制御方法。
  24. 2以上の攻撃動作を当該ロボット本体の前方へ向けて実行可能なロボット本体を有するロボット玩具における攻撃動作制御用のコンピュータプログラムであって、
    前記ロボット本体の近辺に物体感知領域を有し、前記攻撃動作を前記ロボット本体に対して指示するための遊技者のボディーアクションを検知する反射式物体センサからその出力を取り込むステップと、
    前記取り込まれた前記物体センサの出力に基づいて、前記物体感知領域における物体の状態により選択される1又は2以上の前記攻撃動作の実行を制御するステップとをコンピュータにより実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記物体感知領域は、前記ロボット本体の想定される前記遊技者と相対する面に沿って分布される複数の小領域からなり、それら複数の小領域のそれぞれは、前記攻撃動作の1又は2以上と予め関連付けがなされており、かつ前記複数の小領域のそれぞれを前記ロボット本体と対面する側から観察したときの空間的レイアウトは、前記複数の攻撃動作の起点のそれぞれの空間的レイアウトと整合するように設定され
    前記制御するステップは、前記複数の小領域のそれぞれ毎に、その小領域に関連づけられた1又は2以上の前記攻撃動作の実行を制御する、ロボット玩具における攻撃動作制御用のコンピュータプログラム。
  25. 請求項24に記載のコンピュータプログラムをコンピュータにより実行可能に記録させた記録媒体。
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