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JP6437773B2 - 管理サーバ、管理システム及び管理方法 - Google Patents
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JP6437773B2 - 管理サーバ、管理システム及び管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、管理サーバ、管理システム及び管理方法に関し、特に、複数の管理サーバを一つの管理サーバで一元管理可能な管理サーバ、管理システム及び管理方法に関する。
複数の管理サーバを一つの管理サーバで一元管理可能な管理サーバ、管理システム及び管理方法に関し、これら複数の管理サーバにて管理している主装置機能を仮想化し、一つの管理サーバで管理するものが知られている。なお、仮想化とは、1台のサーバ(物理サーバ)を複数台の仮想的なサーバ(仮想サーバ)に分割して利用する仕組みをいう。この仮想サーバでは、基本ソフト、アプリケーションを実行させることができ、あたかも独立したコンピュータのように使用することが可能になる。
このような複数の管理サーバにて管理している主装置機能を仮想化し、一つの管理サーバで管理するものとして、例えば、特許文献1には、スロットインタフェースアクセス装置、その方法及びプログラム並びに主装置の冗長構成及び代替方法が開示されている。具体的には、この特許文献1には、各々の主装置にて管理しているリソース情報を一台の主装置(マスター主装置)にて一元管理している旨が開示されている。すなわち、この特許文献1には、一台の主装置にて他の主装置に位置する回線装置を一元管理している旨が開示されている。
特開2013−030190号公報
ところで、上記特許文献1記載の技術は、既存の非IP回線装置を一台の主装置にて管理するか否かについては何ら開示されていない。このため、上記特許文献1記載の技術は、既存の非IP回線装置を流用し、設備コストの削減を図る点で改善の余地がある。
そこで、本発明の目的は、異なる拠点に位置する非IP回線装置を管理サーバにて一元管理することで、既存の非IP回線装置を流用し、設備コストの削減を図ることが可能な管理サーバ、管理システム及び管理方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の管理サーバは、仮想化技術により複数の主装置機能を第1の拠点に集約する集約手段と、上記第1の拠点とは異なる第2の拠点に位置する非IP回線装置を収容する収容手段と、を具備して構成される。
上記目的を達成するために、本発明の管理システムは、上記管理サーバを具備して構成される。
上記目的を達成するために、本発明の管理方法は、仮想化技術により複数の主装置機能を第1の拠点に集約し、上記第1の拠点とは異なる第2の拠点に位置する非IP回線装置を収容する。
本発明によれば、異なる拠点に位置する非IP回線装置を管理サーバにて一元管理することで、既存の非IP回線装置を流用し、設備コストの削減を図ることができる。
本発明の一実施形態(第1の実施形態)に係る管理サーバの構成を示す構成図である。 本発明の一実施形態(第1の実施形態)に係る管理サーバを具備する管理システムのシステム構成を示すシステム構成図である。 本発明の一実施形態(第1の実施形態)に係る通信遅延制御処理(管理方法)を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る管理サーバ、及びこの管理サーバを具備する管理システムの構成を示す構成図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る遅延制御情報を格納するデータベースを示す図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係るハードウェア制御処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る通信遅延制御処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る管理システムの使用形態の一例を示す図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る管理サーバの使用形態の一例を示すシステム構成図である。ャートである。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1乃至図3を用いて、本発明の一実施形態(第1の実施形態)について説明する。まず、図1を用いて、汎用サーバ(管理サーバ)10について説明する。図1は、本実施形態(第1の実施形態)に係る汎用サーバ10の構成を示す構成図である。
図1に例示されるように、本実施形態の汎用サーバ10は、集約部(集約手段)8及び収容部(収容手段)9を具備している。この集約部8は、仮想化技術により複数の主装置機能を拠点1(第1の拠点)に集約する処理を行う。
収容部9は、第1の拠点とは異なる拠点3(第2の拠点)に位置する非IP回線装置33を収容する処理を行う。
このように、本実施形態では、異なる拠点に位置する非IP回線装置33を管理サーバ10にて一元管理することで、既存の非IP回線装置33を流用し、設備コストの削減を図ることができる。
また、本実施形態において、汎用サーバ10は、通信状態判定部(通信状態判定手段)11、機能状態判定部(通信障害判定手段)12及び信号出力部(信号出力手段)13を具備している。
この通信状態判定部11は、異なる拠点(拠点3)に位置する非IP回線装置33と通信に際し、この非IP回線装置33との通信を開始してから、この通信に要する所定情報が、予め設定された第1の設定時間内に読み出されたか否かを判定する。なお、本実施形態において、第1の設定時間とは、非IP回線装置33との通信に要する所定情報を読み出すまでの待ち合わせ時間である。すなわち、本実施形態では、この待ち合わせ時間を予め設定しておき、この待ち合わせ時間内に、非IP回線装置33との通信に要する所定情報が読み出されるか否かを判定している。そして、本実施形態では、第1の設定時間内に、所定情報が読み出されていないと判定された場合、通信障害が発生していると判定している。
また、機能状態判定部12は、通信状態判定部11により第1の設定時間内に、所定情報が読み出されていないと判定された場合、この判定された以降において、別途、設定されている第2の設定時間内に、所定情報が読み出されたか否かを判定する。
なお、第2の設定時間とは、通信状態判定部11により第1の設定時間内に、所定情報が読み出されていないと判定された場合、判定された以降において、この所定情報を読み出すまでに最大限、許容できる時間である。すなわち、機能状態判定部12は、第2の設定時間内に、所定情報が読み出されていないと判定した場合、通信障害が継続的なものであると判定している。一方、機能状態判定部12は、第2の設定時間内に、所定情報が読み出されたと判定した場合、通信障害が一時的なものであると判定している。
ここで、通信状態判定部11により非IP回線装置33との通信障害が発生している旨が判定された場合において、即座に異常であると判定してしまうと、一時的な通信障害、例えば、通信遅延が発生した場合でも異常であると判定してしまう可能性がある。
これに対し、本実施形態の汎用サーバ10は、上述したように、即座に異常であると判定せずに、予め定めた許容時間に到達していないと判定した場合、通信障害が一時的なものであると判定している。これにより、本実施形態の汎用サーバ10は、非IP回線装置33との通信状態に関し、一時的な通信障害であるのか、継続的な通信障害であるのか、を把握することが可能になる。
また、汎用サーバ10の信号出力部13は、機能状態判定部12により、第2の設定時間内に、所定情報が読み出されていないと判定された場合、その旨の信号を出力する役目を果たしている。そして、本実施形態の汎用サーバ10は、信号の出力を契機として、汎用サーバ20への切り替えを行っている。すなわち、汎用サーバ10は、信号が出力されないと、汎用サーバ20への切り替えを行わないようしている。したがって、通信障害が一時的なものである場合には、汎用サーバ20への切り替えを行わず、継続的なものである場合には、汎用サーバ20への切り替えを行うことが可能になるといえる。
これにより、本実施形態の汎用サーバ10は、通信障害が発生したとしても、通信障害が一時的なものである場合には、汎用サーバ20への切り替えを行わず、過度に汎用サーバ20への切り替えを抑制することが可能になる。
よって、本実施形態によれば、異異なる拠点に位置する回線装置を管理サーバにて一元管理する場合において、他の管理サーバへの切り替えを、可能な限り避けることができる。
(管理システム)
次に、図2を用いて、汎用サーバ10を具備する管理システムについて説明する。図2は、本実施形態(第1の実施形態)に係る汎用サーバ10を具備する管理システムのシステム構成を示すシステム構成図である。
図2に例示されるように、管理システムは、汎用サーバ10、汎用サーバ20及び運用系切替部(切り換え手段)50を具備している。なお、この汎用サーバ10については、図1を用いて説明したため、ここでは、その説明を省略する。
また、汎用サーバ10と汎用サーバ20とは、例えば、汎用サーバ10が運用系の管理サーバである場合に対し、汎用サーバ20が待機系の管理サーバである点が異なり、構成は同一である。したがって、汎用サーバ20については、汎用サーバ10と同一又は相当する符号を付して、その説明を省略する。
この管理システムの運用系切替部50は、機能状態判定部12により通信障害が一時的なものであると判定された場合、汎用サーバ20を運用系に切り替える役目を果たしている。
このように、本実施形態では、機能状態判定部12は、即座に異常であると判定せずに、予め定めた許容時間に到達していないと判定した場合、通信障害が一時的なものであると判定している。これにより、本実施形態の汎用サーバ10は、非IP回線装置33との通信状態に関し、一時的な通信障害であるのか、継続的な通信障害であるのか、を把握することが可能になる。
このため、本実施形態の汎用サーバ10は、通信障害が一時的なものである場合には、汎用サーバ20への切り替えを行わず、継続的なものである場合には、汎用サーバ20への切り替えを行うことが可能になるといえる。
したがって、本実施形態の汎用サーバ10は、通信障害が発生したとしても、通信障害が一時的なものである場合には、汎用サーバ20への切り替えを行わず、過度に汎用サーバ20への切り替えを抑制することが可能になる。
よって、本実施形態によれば、異なる拠点に位置する回線装置を管理サーバにて一元管理する場合において、他の管理サーバへの切り替えを、可能な限り避けることができる。
(通信遅延制御処理(管理方法))
次に、図3を用いて、通信遅延制御処理(管理方法)について説明する。図3は、本実施形態(第1の実施形態)に係る通信遅延制御処理(管理方法)のフローチャートである。
ステップS1において、汎用サーバ10は、仮想化技術により複数の主装置機能を第1の拠点に集約する処理を行う。
ステップS2において、汎用サーバ10は、第1の拠点とは異なる第2の拠点に位置する非IP回線装置33を収容する処理を行う。
よって、本実施形態では、異なる拠点に位置する非IP回線装置33を管理サーバ10にて一元管理することで、既存の非IP回線装置33を流用し、設備コストの削減を図ることができる。
(第2の実施形態)
図4乃至図9を用いて、本発明の他の実施形態(第2の実施形態)について説明する。まず、図4を用いて、本実施形態(第2の実施形態)に係る管理システムの構成について説明する。図4は、本実施形態(第2の実施形態)に係る汎用サーバ(管理サーバ)110、及びこの汎用サーバ110を具備する管理システムのシステム構成を示すシステム構成図である。
図4に例示されるように、本実施形態の汎用サーバ(管理サーバ)110は、交換機アプリケーション(通信状態判定手段、通信障害判定手段及び信号出力手段)111、ハイパーバイザ112及びPCIスロット113を具備している。なお、「PCI」は、「Peripheral Component Interconnect」の略である。
汎用サーバ110では、主装置機能を仮想化した交換機アプリケーション111と、仮想化ソフトウェアであるハイパーバイザ112と、が動作している。すなわち、交換機アプリケーション111は、ハイパーバイザ112により仮想化され、例えば、他の汎用サーバ120の機能を利用することが可能になる。
そして、汎用サーバ110のPCIスロット113には、PCIデバイス接続部114を介して汎用サーバ110の外部に位置する回線制御デバイス115が接続される。
また、この回線制御デバイス115には、専用ケーブル116を介して回線カード収容装置130が接続される。そして、回線カード収容装置130には、回線カード131が実装される。この回線カード131は、モジュラーケーブル132を介して非IP回線装置133に接続される。
このように、本実施形態の汎用サーバ110は、回線制御デバイス115にて中継することで、IP回線装置117と非IP回線装置133との通信を可能にしている。
また、汎用サーバ120も、汎用サーバ110と同様に、交換機アプリケーション121、ハイパーバイザ122及びPCIスロット123を具備している。これら交換機アプリケーション121、ハイパーバイザ122及びPCIスロット123については、汎用サーバ110の交換機アプリケーション111、ハイパーバイザ112及びPCIスロット113と同様である。
したがって、汎用サーバ120のPCIスロット123にも、PCIデバイス接続部124を介して、汎用サーバ120の外部に位置する回線制御デバイス125が接続される。そして、回線制御デバイス125にも、専用ケーブル126を介して、回線カード収容装置130が接続される。
このように、本実施形態において、汎用サーバ110及び汎用サーバ120は、互いに同一の構成であり、例えば、汎用サーバ110が運用系として動作している場合には、汎用サーバ120が待機系として動作している。
また、本実施形態において、汎用サーバ110と汎用サーバ120とは、IPネットワーク140を介して接続される。そして、汎用サーバ110は、運用系切替部150を具備している。
すなわち、汎用サーバ110が運用系として動作している際には、汎用サーバ120が待機系として動作し、例えば、汎用サーバ110に通信障害が生じた場合、運用系切替部150にて運用系と待機系とを切り替える。これにより、汎用サーバ110に通信障害が生じた場合には、汎用サーバ110が待機系として動作し、汎用サーバ120が運用系として動作する。
ここで、本実施形態の特徴の一つとして、汎用サーバ110に通信障害が発生した場合、上述したように、運用系切替部150にて運用系と待機系とを切り替えるが、この切り替える契機となる通信遅延制御処理を行う点にある。以下、通信遅延制御処理について説明する。まず、通信遅延制御処理の説明に先立ち、図5を用いて、遅延制御情報について説明する。
(遅延制御情報のデータベース)
図5を用いて、回線制御デバイス115のハードウェア制御における遅延制御情報を格納するデータベースについて説明する。図5は、本実施形態に係る遅延制御情報を格納するデータベースである。
図5に例示されるように、本実施形態において、データベースは、回線制御デバイス115、回線制御デバイス125毎に管理している。回線制御デバイス115は、デバイス識別番号、遅延タイマ値、遅延タイマ上限値、遅延タイマ値超過回数、遅延タイマ値超過上限回数、遅延タイマ補正値で構成される。
回線制御デバイス125も、回線制御デバイス115と同様に、デバイス識別番号、遅延タイマ値、遅延タイマ上限値、遅延タイマ値超過回数、遅延タイマ値超過上限回数、遅延タイマ補正値で構成される。したがって、回線制御デバイス115と回線制御デバイス125とは、同種の値が定められており、以下、回線制御デバイス115の各値について説明し、回線制御デバイス125の各値の説明については、省略する。
このデバイス識別番号は、交換機アプリケーション111が回線制御デバイス115を識別するための番号である。識別するための番号として、一例を示すと、PCIスロット113毎に割り振られているバス番号が望ましい。
遅延タイマ値は、交換機アプリケーション111による回線制御デバイス115へのハードウェア制御時に制御結果を読み出すまでの待ち合わせ時間を示した値である。したがって、本実施形態では、交換機アプリケーション111による回線制御デバイス115へのハードウェア制御時に、この待ち合わせ時間を経過すると、通信障害が発生していることになる。
遅延タイマ上限値は、交換機アプリケーション111による回線制御デバイス115へのハードウェア制御処理として許容できる遅延タイマ値の最大値である。すなわち、本実施形態では、遅延タイマ値に遅延タイマ補正値を加算したものが、この遅延タイマ上限値を超えると、継続的な通信障害が発生していることになる。
遅延タイマ値超過回数は、遅延タイマ値が更新された、すなわち、遅延タイマ補正値が設定された回数である。そして、遅延タイマ値超過上限回数は、遅延タイマ値超過回数の上限値である。
また、遅延タイマ補正値は、待ち合わせ時間を経過した際に、遅延タイマ値に遅延タイマ補正を加算したものが、遅延タイマ上限値を超えていない場合に、新たに遅延タイマ値として、設定する値である。
なお、図5に示す各種パラメータの設定値は一例であり、交換機アプリケーション111と回線制御デバイス115との間の通信遅延の原因となる距離や通信速度に応じて適切な値を設定すると良い。
また、図5に示す各種パラメータの設定値は、汎用サーバ110と回線制御デバイス115との距離や通信速度に応じて設定すると良い。なお、このデータベースの作成手順は交換機アプリケーション111が扱う他のデータベースと同様に任意の手順で実施するものとし、ここでの説明は省略する。
(ハードウェア制御処理)
図6を用いて、ハードウェア制御処理について説明する。図6は、ハードウェア制御処理のフローチャートである。このハードウェア制御処理では、ハードウェアにアクセスした後に、即座にエラー確認せずに、所定条件に基づいて、エラー確認を行っている。
ステップS100において、汎用サーバ110は、ハードウェア制御処理を実行する。具体的には、この処理において、汎用サーバ110は、交換機アプリケーション111にて制御イベントの内容を解析し、回線制御デバイス115に対し、ハードウェア制御処理を実行する。
なお、ここでは、交換機アプリケーション111が運用系、交換機アプリケーション121が待機系として動作している場合とする。以下、運用系として動作している汎用サーバ110に基づいて、説明する。
ステップS200において、汎用サーバ110は、ハードウェア制御情報を作成する。具体的には、この処理において、汎用サーバ110は、回線制御デバイス115のハードウェア仕様によって決められたハードウェア制御情報を作成する。
ステップS300において、汎用サーバ110は、ハードウェアアクセスを行う。具体的には、この処理において、汎用サーバ110は、交換機アプリケーション111から回線制御デバイス115への指示の場合、ハードウェア制御アドレスに対する制御データの書き込み処理を行う。また、この処理において、汎用サーバ110は、回線制御デバイス115から交換機アプリケーション111へのデータ読み出しの場合、ハードウェア制御アドレスからデータ読み出し処理を実行する。
一例を示すと、非IP回線装置133に対し、着信があった場合には、リンギング音制御用のハードウェア制御アドレスに対し、リンギング音送出指示の制御データを書き込む。これにより、回線制御デバイス115にて回線カード131を介して非IP回線装置133にリンギング音送出の指示を行う。
ステップS400において、汎用サーバ110は、通信遅延制御処理を行う。この通信遅延制御処理では、遅延タイマ値が満了した場合、すなわち、待ち合わせ時間を経過した場合に、通信障害が発生した旨の確認を行っている。なお、この通信遅延制御処理の具体的な説明については、図7を用いて後述する。
(通信遅延制御処理)
図7を用いて、通信遅延制御処理について説明する。図7は、本実施形態(第2の実施形態)に係る通信遅延制御処理を示すフローチャートである。具体的には、図7は、図6におけるハードウェア制御処理のステップS400のサブルーチンである。
ステップS401において、汎用サーバ110は、遅延制御情報の読み出しを行う。具体的には、この処理において、汎用サーバ110は、ハードウェアアクセス後に、予め作成しておいた回線制御デバイス115に関する遅延制御情報(図5参照)を参照する。
ステップS402において、汎用サーバ110は、上記ステップS401にて参照した遅延制御情報に基づいて、遅延タイマ値の設定を行う。一例を示すと、回線制御デバイス115の場合、交換機アプリケーション111から回線制御デバイス115への指示が行われた後に、遅延タイマ値として「10μs」が設定される。
ステップS403において、汎用サーバ110は、上記ステップS402にて遅延タイマ値が設定されると、この遅延タイマ値を更新する。具体的には、この処理において、汎用サーバ110は、周期的に遅延タイマ値を減算する。
ステップS410において、汎用サーバ110は、上記ステップS403で更新された遅延タイマ値が満了したか否かを判定する。具体的には、この処理において、汎用サーバ110は、上記ステップS402で更新された遅延タイマ値が「0」となったか否かを判定する。
ここで、遅延タイマ値は、上述したように、交換機アプリケーション111による回線制御デバイス115へのハードウェア制御時に制御結果を読み出すまでの待ち合わせ時間である。すなわち、この処理において、汎用サーバ110は、遅延タイマ値が満了したと判定した場合には、待ち合わせ時間内に制御結果が送出されなかったと判断し、通信障害が発生していることを確認しているといえる。ただし、この時点では、この通信障害が、単に、一時的に通信障害が発生しているのか(通信遅延をいう)、継続的に通信障害が発生しているのか、を確認していない。
このため、本実施形態では、この時点では、汎用サーバ110は、ハードウェアアクセスにおいて、通信障害が発生していたとしても、エラー検出を行わず、ステップS411に処理を進める。
この処理において、汎用サーバ110は、遅延タイマ値が満了したと判定された場合には、ステップS411に処理を移す。一方、この処理において、汎用サーバ110は、遅延タイマ値が満了していないと判定された場合には、ステップS403に処理を戻す。すなわち、遅延タイマ値が満了していないと判定された場合には、ステップS403に処理を戻し、再度、周期的に遅延タイマ値を減算する。
ステップS420において、汎用サーバ110は、制御結果が送出されたか否かを判定する。具体的には、この処理において、汎用サーバ110は、上記ステップS410にて遅延タイマ値が満了したと判定されたときに、交換機アプリケーション111による回線制御デバイス115への制御結果が送出されているか否かを判定している。なお、ここで、制御結果が送出されるとは、回線装置133との通信に要する情報が、交換機アプリケーション111から読み出されることをいう。
この処理において、汎用サーバ110は、制御結果が送出されていると判定した場合には、今回の通信遅延制御処理を終了する。一方、この処理において、汎用サーバ110は、制御結果が送出されていないと判定した場合には、ステップS421に処理を移す。
なお、この処理において、汎用サーバ110は、上記ステップS410にて遅延タイマ値が満了した後に、制御結果が送出されたか否かを判定しているが、これに限定されず、遅延タイマ値が満了したか否かを判定する前に、この処理を行っても良い。いずれにしても、この処理において、汎用サーバ110は、通信障害が発生せずに、制御結果を送出したか否かを判定している。
ステップS421において、汎用サーバ110は、遅延タイマ値超過回数更新処理を行う。具体的には、この処理において、汎用サーバ110は、遅延タイマ値超過回数に「1」を加算し、この遅延タイマ値超過回数を更新する。
ステップS422において、汎用サーバ110は、遅延タイマ補正値設定処理を行う。具体的には、この処理において、汎用サーバ110は、遅延制御情報を参照し、各回線制御デバイスに対応した遅延タイマ補正を設定する。一例を示すと、回線制御デバイス115の場合、「10μ秒」が設定される。
このとき、汎用サーバ110は、上記ステップS402にて設定された遅延タイマ値に、この処理で新たに設定された遅延タイマ補正を加算する(以下、遅延タイマ積算値という)。なお、この処理において、既に遅延タイマ補正値が加算され、遅延タイマ積算値が記憶されている場合には、この遅延タイマ積算値に、新たに、設定される遅延タイマ補正値を加算していく。すなわち、遅延タイマ補正値が設定されると、その都度、遅延タイマ補正が加算されていくといえる。
ステップS430において、汎用サーバ110は、図5に示す遅延制御情報を参照し、上記ステップS422にて設定された遅延タイマ積算値が、参照した遅延タイマ上限値に到達したか否かを判定する。
この処理において、汎用サーバ110は、遅延タイマ積算値が、遅延タイマ上限値に到達したと判定した場合には、ステップS431に処理を移す。一方、この処理において、汎用サーバ110は、遅延タイマ積算値が、遅延タイマ上限値に到達していないと判定した場合には、ステップS440に処理を移す。
ステップS431において、汎用サーバ110は、異常処理を行う。具体的には、この処理において、汎用サーバ110は、遅延タイマ値が遅延タイマ上限値に到達した場合には、回線制御デバイス115に対するハードウェア制御の正常性が保証できない継続的な障害状態と判断し、異常処理を起動する。
そして、この処理において、運用系切替部150によって、交換機アプリケーション111が運用系から待機系に切り替えられ、交換機アプリケーション121が待機系から運用系に切り替えられる。
これにより、交換機アプリケーション121が新たに回線制御デバイス125に対するハードウェア制御を行うことで、継続して非IP回線装置133への制御を行うことが可能になる。
なお、運用系切替部150は、IPネットワーク140を介して二つのアプリケーションの間で運用系の切り替えを行う役目を果たしているが、この切替方法については、周知の技術であるので、その説明を省略する。
ステップS440において、汎用サーバ110は、図5に示す遅延制御情報を参照し、上記ステップS421にて更新された遅延タイマ値超過回数が、参照した遅延タイマ値超過上限回数に到達したか否かを判定する。
この処理において、汎用サーバ110は、遅延タイマ値超過回数が、遅延タイマ値超過上限回数に到達したと判定した場合には、ステップS441に処理を移す。一方、この処理において、汎用サーバ110は、遅延タイマ値超過回数が、遅延タイマ値超過上限回数に到達していないと判定した場合には、ステップS403に処理を戻す。
このように、本実施形態では、遅延タイマ上限値の満了前に、制御結果が送出されたか否かを判定している。これにより、本実施形態では、遅延タイマ上限値の満了を待たずに、一時的な通信障害であると判定することが可能になる。
ステップS441において、汎用サーバ110は、遅延タイマ値超過回数をリセットする。具体的には、汎用サーバ110は、遅延タイマ値超過回数を「0」に設定する。そして、この処理が終了すると、汎用サーバ110は、ステップS403に処理を戻す。すなわち、汎用サーバ110は、ステップS422にて設定された遅延タイマ補正値に基づいて、待ち合わせを行う。
このように、本実施形態では、遅延タイマ値が満了した際に、制御結果が送出されていない場合には、通信障害が発生したと判定しているが、この時点で、即座に異常処理を行わず、遅延タイマ上限値に到達したか否かを判定している。
これにより、本実施形態では、遅延タイマ上限値に到達する前に、制御結果が送出されれば、通信障害が発生していたとしても、一時的な通信障害であると判定し、異常処理を行わないようにしている。
このため、本実施形態では、通信障害が一時的なものであると判定した場合には、汎用サーバ120への切り替えを行わず、継続的なものであると判定した場合には、汎用サーバ120への切り替えを行うことが可能になるといえる。
したがって、本実施形態によれば、通信障害が発生したとしても、通信障害が一時的なものである場合には、汎用サーバ120への切り替えを行わず、過度な汎用サーバ120への切り替えを抑制することが可能になる。
よって、本実施形態によれば、異なる拠点に位置する回線装置を管理サーバにて一元管理する場合において、他の管理サーバへの切り替えを、可能な限り避けることができる。
(管理システムの使用形態の一例)
次に、図8及び図9を用いて、本実施形態(第2の実施形態)に係る管理システムの使用形態の一例について説明する。図8は、本実施形態(第2の実施形態)に係る管理システムの使用形態の一例を示す図である。図9は、本実施形態(第2の実施形態)に係る管理サーバの使用形態の一例を示す図である。
図8及び図9に例示されるように、本実施形態の管理システムは、拠点1、拠点2、拠点3、拠点4からなるとする。この拠点1には、汎用サーバ110とIP回線装置117とが設置される。また、拠点2には、拠点1と同様に、汎用サーバ120とIP回線装置127とが設置される。そして、拠点1に設置した汎用サーバ110上では、仮想化された交換機アプリケーション111がIPネットワーク140を介して交換機アプリケーション121との通信を行う。
また、拠点3には、回線制御デバイス115a、回線制御デバイス125a、回線カード収容装置130a、回線カード131a、モジュラーケーブル132a、非IP回線装置133aが設置される。そして、拠点3では、回線制御デバイス115aが、PCIデバイス接続部114aを介して汎用サーバ110と接続している。また、拠点3では、回線制御デバイス125aが、PCIデバイス接続部124aを介して汎用サーバ120と接続している。
同様に、拠点4にも、回線制御デバイス115b、回線制御デバイス125b、回線カード収容装置130b、回線カード131b、モジュラーケーブル132b、非IP回線装置133bが設置される。そして、拠点4では、回線制御デバイス115bが、PCIデバイス接続部114bを介して汎用サーバ110と接続している。また、拠点4では、回線制御デバイス125bがPCIデバイス接続部124bを介して汎用サーバ120と接続している。
このように、本実施形態の管理システムでは、運用系の交換機アプリケーション111は、拠点1に設置したIP回線装置117、拠点2に設置したIP回線装置127、拠点3に設置した非IP回線装置133a、拠点4に設置した非IP回線装置133bの全てを一括で制御する。
また、本実施形態の交換機システムでは、汎用サーバ110及び汎用サーバ120の夫々から非IP回線装置133a及び非IP回線装置133bを制御するための経路を形成している。これにより、本実施形態によれば、例えば、一方の制御経路に継続的な通信障害が発生した場合であっても、他方の制御経路を用いて非IP回線装置133及び非IP回線装置143の制御を行うことが可能になる。
ここで、汎用サーバ110は、四つの交換機アプリケーション111を全て運用系として動作させる。そして、汎用サーバ110は、仮想化技術により、これら四つの交換機アプリケーション111にて、夫々、拠点1、拠点2、拠点3、拠点4の機能を利用している。
つまり、本実施形態では、交換機アプリケーション111a,111bは、IPネットワーク140を介してIP回線装置117,IP回線装置127を制御している。
一方、交換機アプリケーション111cは、PCIスロット113aにPCIデバイス接続部114aを介して回線制御デバイス115aを接続し、非IP回線装置133aを制御している。同様に、交換機アプリケーション111dも、PCIスロット113bにPCIデバイス接続部114bを介して回線制御デバイス115bを接続し、非IP回線装置133bを制御している。
本実施形態において、交換機アプリケーション111cは、PCIデバイス接続部114aにおける拠点間の距離と通信速度とを考慮して、回線制御デバイス115aに対する遅延制御情報を作成する。
また、交換機アプリケーション111cは、非IP回線装置133aに対する制御イベントを検出し、回線制御デバイス115aに対するハードウェア制御を行う。このとき、交換機アプリケーション111cは、非IP回線装置133aに対する制御イベントを検出し、回線制御デバイス115aに対するハードウェア制御を行う。
また、拠点2に設置した汎用サーバ120上でも、仮想化された交換機アプリケーション121がIPネットワーク140を介して交換機アプリケーション111との通信を行う。本実施形態において、これら汎用サーバ110及び汎用サーバ120のうち、一方が運用系、もう一方が待機系として動作する。
なお、図示しないが、汎用サーバ120も、仮想化技術により四つの交換機アプリケーション121を全て待機系として動作させる。そして、これら四つの交換機アプリケーション121にて、夫々、拠点1、拠点2、拠点3、拠点4の交換機制御を行う。
このため、仮に、交換機アプリケーション111cで回線制御デバイス115aに対するハードウェア制御の正常性が保証できない状態となり、異常処理を行った場合、運用系切替部150により交換機アプリケーション121が運用系となる。
これにより、交換機アプリケーション121にて回線制御デバイス115aに対するハードウェア制御を行い、継続して非IP回線装置133aの制御を行う。
このように、本実施形態では、拠点間で通信遅延が生じた場合でも、冗長化した交換機アプリケーション111が自動的に適切な制御経路を選択して、異なる拠点の非IP回線装置133の制御が可能になる。
そして、本実施形態では、一元管理する汎用サーバ110と異なる拠点の非IP回線装置133との間で通信障害が発生した場合であっても、即座に切り替えず、継続的な通信障害である場合に、切り替えるようにしている。
したがって、本実施形態は、通信障害が発生したとしても、通信障害が一時的なものである場合には、汎用サーバ120への切り替えを行わず、過度な汎用サーバ120への切り替えを抑制することが可能になる。
よって、本実施形態によれば、異なる拠点に位置する回線装置を管理サーバにて一元管理する場合において、他の管理サーバへの切り替えを、可能な限り避けることができる。
10 汎用サーバ
11 通信状態判定部(通信状態判定手段)
12 機能状態判定部(通信障害判定手段)
17 回線装置
20 汎用サーバ
33 非IP回線装置
50 運用系切替部(切り換え手段)

Claims (8)

  1. 仮想化技術により複数の主装置機能を第1の拠点に集約する集約手段と、
    前記第1の拠点とは異なる第2の拠点に位置する非IP回線装置を収容する収容手段と
    前記非IP回線装置との通信に際し、この非IP回線装置と通信を開始してから、この通信に要する所定情報が、予め設定された第1の設定時間内に読み出されたか否かを判定する通信状態判定手段と、
    前記通信状態判定手段により前記第1の設定時間内に、前記所定情報が読み出されていないと判定された以降において、別途、設定されている第2の設定時間内に前記所定情報が読み出されたか否かについて、判定する通信障害判定手段と、
    前記通信障害判定手段により判定された判定結果を示す信号を出力可能な信号出力手段と、を備え、
    前記通信障害判定手段により、前記第2の設定時間内に、前記所定情報が読み出されたと判定された場合、自らの管理サーバを継続して運用する
    ことを特徴とする管理サーバ。
  2. 仮想化技術により複数の主装置機能を第1の拠点に集約する集約手段と、
    前記第1の拠点とは異なる第2の拠点に位置する非IP回線装置を収容する収容手段と、
    前記非IP回線装置との通信に際し、この非IP回線装置と通信を開始してから、この通信に要する所定情報が、予め設定された第1の設定時間内に読み出されたか否かを判定する通信状態判定手段と、
    前記通信状態判定手段により前記第1の設定時間内に、前記所定情報が読み出されていないと判定された以降において、別途、設定されている第2の設定時間内に前記所定情報が読み出されたか否かについて、判定する通信障害判定手段と、
    前記通信障害判定手段により判定された判定結果を示す信号を出力可能な信号出力手段と、
    前記通信障害判定手段により、前記第2の設定時間内に、前記所定情報が読み出されていないと判定された場合、自らの管理サーバから他の管理サーバに切り替える切り換え手段と、を備える
    ことを特徴とする管理サーバ。
  3. 前記通信障害判定手段により、前記第2の設定時間内に、前記所定情報が読み出されていないと判定された場合、自らの管理サーバから他の管理サーバに切り替える切り換え手段を具備する、
    ことを特徴とする請求項1記載の管理サーバ。
  4. 前記通信障害判定手段は、
    前記第2の設定時間の満了前に、前記所定情報が読み出されたか否かを判定可能であり、
    前記信号出力手段は、
    前記通信障害判定手段により、前記第2の設定時間内に前記所定情報が読み出されたと判定された場合、前記第2の設定時間の経過を待たずに、その旨の信号を出力可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の管理サーバ。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の管理サーバを具備する、
    ことを特徴とする管理システム。
  6. 仮想化技術により複数の主装置機能を第1の拠点に集約し、
    前記第1の拠点とは異なる第2の拠点に位置する非IP回線装置を収容
    前記非IP回線装置との通信に際し、この非IP回線装置と通信を開始してから、この通信に要する所定情報が、予め設定された第1の設定時間内に読み出されたか否かの判定である通信状態判定を行い、
    前記通信状態判定により前記第1の設定時間内に、前記所定情報が読み出されていないと判定された以降において、別途、設定されている第2の設定時間内に前記所定情報が読み出されたか否かについての判定である通信障害判定を行い、
    前記通信障害判定により判定された判定結果を示す信号を出力可能であり、
    前記通信障害判定により、前記第2の設定時間内に、前記所定情報が読み出されたと判定された場合、自らの管理サーバを継続して運用する、
    ことを特徴とする管理方法。
  7. 仮想化技術により複数の主装置機能を第1の拠点に集約し、
    前記第1の拠点とは異なる第2の拠点に位置する非IP回線装置を収容し
    前記非IP回線装置との通信に際し、この非IP回線装置と通信を開始してから、この通信に要する所定情報が、予め設定された第1の設定時間内に読み出されたか否かの判定である通信状態判定を行い、
    前記通信状態判定により前記第1の設定時間内に、前記所定情報が読み出されていないと判定された以降において、別途、設定されている第2の設定時間内に前記所定情報が読み出されたか否かについての判定である通信障害判定を行い、
    前記通信障害判定により判定された判定結果を示す信号を出力可能であり、
    前記通信障害判定により、前記第2の設定時間内に、前記所定情報が読み出されていないと判定された場合、自らの管理サーバから他の管理サーバに切り替える、
    ことを特徴とする管理方法。
  8. 前記通信障害判定により、前記第2の設定時間内に、前記所定情報が読み出されていないと判定された場合、自らの管理サーバから他の管理サーバに切り替える、
    ことを特徴とする請求項6記載の管理方法。
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