JP6438834B2 - 角形ボトル - Google Patents
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Description
このとき、パネル底壁部と、側壁部のうち周方向を向く縦側壁部と、の接続部分に作用するボトル軸方向の圧縮力により胴部が径方向の外側に向けて膨出変形(座屈)するおそれがある。
本発明に係る角形ボトルは、口部、肩部、胴部及び底部が合成樹脂材料で一体に形成されてなり、前記胴部は、主壁部と隅角壁部とがボトル軸周りの周方向に交互に連設されて構成され、前記主壁部には、ボトル軸方向から見た平面視においてボトル軸に直交する径方向の内側に向けて窪むパネル部が形成され、前記パネル部は、径方向の内側に位置するパネル底壁部と、前記パネル底壁部の外周縁から径方向の外側に向けて延びる側壁部と、により画成され、前記側壁部のうち周方向を向く縦側壁部と、前記パネル底壁部と、の接続部分には、径方向の外側に向けて突出する突部が形成され、前記突部は、上突部と、下突部と、前記上突部及び前記下突部間を接続する連結突部と、を有し、前記連結突部は、周方向の長さが前記上突部及び前記下突部よりも短く、かつ前記上突部及び前記下突部よりも径方向の内側に位置し、前記パネル底壁部のうち、ボトル軸方向における前記上突部及び前記下突部間であって、前記連結突部に対して周方向の内側に連なる部分には、前記パネル底壁部に対して径方向の内側に窪む凹部が形成されていることを特徴とする。
この場合には、接続部分に作用するボトル軸方向の圧縮力が、径方向に分散された後、胴部の外面に及ぼされることになる。これにより、接続部分に作用するボトル軸方向の圧縮力を突部で分断することが可能になり、胴部の変形を確実に抑制できる。
この場合には、胴部に周溝が形成されているため、胴部の剛性を確保し、流通時やラインプレッシャ―等、胴部に径方向の内側に向けて応力が作用した場合の胴部の径方向の内側に向けた過大な変形を抑制できる。そして、縦側壁部のうちボトル軸方向の圧縮力が加えられたときに応力が集中し易い周溝の開口周縁部に突部が連なって形成されているため、上述した応力を、突部と、縦側壁部及びパネル底壁部と、の境界部分に沿って分散させることができる。これにより、胴部の変形を確実に抑制できる。
図1に示すように、本実施形態の角形ボトル1(以下、単にボトル1という)は、口部11、肩部12、胴部13及び底部14がそれぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連設されて概略構成されている。
隅角壁部22は、ボトル軸O方向に沿う縦断面視で直線状を呈するとともに、ボトル軸Oに直交する横断面視で径方向の外側に向けて突の曲線状を呈している。なお、隅角壁部22は、ボトル軸Oに直交する横断面視で直線状を呈していても構わない。
パネル底壁部31は、ボトル軸O方向に沿う縦断面視及びボトル軸Oに直交する横断面視で直線状を呈し、主壁部21と平行に延在している。パネル底壁部31には、径方向の内側に向けて窪むとともに、周方向に沿って延びる凹リブ33がボトル軸O方向に間隔をあけて複数形成されている。これら凹リブ33は、パネル部23の受圧面積を増加させるものであって、径方向から見た側面視で長方形状を呈している。なお、図示の例において、凹リブ33は、パネル底壁部31の上部及び下部にそれぞれ3つずつ形成されている。
各縦側壁部32aは、パネル底壁部31における周方向の両端に各別に連なりボトル軸O方向に延設されている。縦側壁部32aは、径方向の内側から外側に向かうに従い周方向の外側に向けて傾斜している。縦側壁部32aにおける径方向の外側端縁は、主壁部21の外面に周方向の内側から連なっている。
各横側壁部32bは、パネル底壁部31におけるボトル軸O方向の両端に各別に連なり周方向に沿って延設されている。横側壁部32bは、径方向の内側から外側に向かうに従いボトル軸O方向の外側に向けて傾斜している。横側壁部32bにおける径方向の外側端縁は、主壁部21の外面にボトル軸O方向の内側から連なっている。
上溝35は、径方向から見た側面視で逆U字状を呈し、主壁部21の上部(後述する周溝40に対して上方に位置する部分)において、上述したパネル部23を上方及び周方向の両側から取り囲んでいる。図示の例において、上溝35のうち、ボトル軸O方向に沿って延びる部分は、主壁部21と隅角壁部22との境界部分に沿って延在している。
下溝36は、径方向から見た側面視でボトル軸O方向に沿って延びる直線状を呈し、主壁部21の下部(周溝40に対して下方に位置する部分)において、パネル部23に対して周方向の両側に位置する部分に一対形成されている。図示の例において、各下溝36は、主壁部21と隅角壁部22との境界部分に沿って延在している。
頂部51は、径方向から見た側面視で矩形状を呈し、主壁部21と平行に延在している。また、頂部51は、径方向において上述した主壁部21よりも内側であって、周溝40の底部よりも外側に位置している。頂部51の外周縁のうち、周方向の外側に位置する外側周端縁は、接続部分Rよりも周方向の外側に位置し、縦側壁部32aに周方向の内側から連なっている。
周壁部52のうち、頂部51におけるボトル軸O方向の両端に連なり周方向に沿って延びる横周壁部52bは、径方向の外側から内側に向かうに従いボトル軸O方向の外側に向けて傾斜している。なお、各横周壁部52bのうち下方を向く横周壁部52bは、周溝40の内側面のうち下方を向く内側面よりも上方に位置している。
内側周壁部66は、径方向の外側から内側に向かうに従い周方向の内側に向けて傾斜している。
また、凹部72のうち、ボトル軸O方向の両端縁は上突部43及び下突部44における横周壁部52b,62bにボトル軸O方向の内側から連なっている。
この構成によれば、例えば内容物の充填時において、ボトル1に対してボトル軸O方向の圧縮力(ボトル軸O方向への荷重)が加えられた際、接続部分Rに作用するボトル軸O方向の圧縮力が突部42と、縦側壁部32a及びパネル底壁部31と、の境界部分に沿って及ぼされることになる。すなわち、接続部分Rに作用するボトル軸O方向の圧縮力を径方向や周方向に分散させることが可能になり、接続部分Rが径方向の外側に向けて膨出して、胴部13の座屈の起点になるのを抑制できる。
上述した実施形態では、突部42の頂部51,61(径方向の外側を向く外面)が胴部13(主壁部21)の外面に対して径方向の内側に位置する構成について説明したが、これに限られない。例えば、図5、図6に示すように、上突部43及び下突部44の頂部51,61と、胴部13(主壁部21)の外面と、が段差なく連なっていても構わない。
この構成によれば、接続部分Rに作用するボトル軸O方向の圧縮力が、径方向に分散された後、主壁部21の外面に及ぼされることになる。これにより、接続部分Rに作用するボトル軸O方向の圧縮力を突部42で分断させることが可能になり、胴部13の変形を確実に抑制できる。
また、上突部43及び下突部44の頂部51,61を胴部13の外面よりも径方向の外側に配置しても構わない。
また、同一の接続部分Rに、ボトル軸O方向に間隔をあけて複数の突部を配置しても構わない。
上述した実施形態では、上突部43、下突部44及び連結突部45により延長周溝71を画成する構成としたが、これに限らず、突部42によって周溝40を周方向で閉塞しても構わない。なお、周溝40を設けない構成であっても構わない。
上述した実施形態では、各主壁部21にパネル部23を一つずつ形成した場合について説明したが、これに限らず、各主壁部21にパネル部23を複数ずつ形成しても構わない。
11…口部
12…肩部
13…胴部
14…底部
21…主壁部
22…隅角壁部
23…パネル部
31…パネル底壁部
32…側壁部
32a…縦側壁部
40…周溝
42…突部
Claims (3)
- 口部、肩部、胴部及び底部が合成樹脂材料で一体に形成されてなり、
前記胴部は、主壁部と隅角壁部とがボトル軸周りの周方向に交互に連設されて構成され、
前記主壁部には、ボトル軸方向から見た平面視においてボトル軸に直交する径方向の内側に向けて窪むパネル部が形成され、
前記パネル部は、
径方向の内側に位置するパネル底壁部と、
前記パネル底壁部の外周縁から径方向の外側に向けて延びる側壁部と、により画成され、
前記側壁部のうち周方向を向く縦側壁部と、前記パネル底壁部と、の接続部分には、径方向の外側に向けて突出する突部が形成され、
前記突部は、
上突部と、
下突部と、
前記上突部及び前記下突部間を接続する連結突部と、を有し、
前記連結突部は、周方向の長さが前記上突部及び前記下突部よりも短く、かつ前記上突部及び前記下突部よりも径方向の内側に位置し、
前記パネル底壁部のうち、ボトル軸方向における前記上突部及び前記下突部間であって、前記連結突部に対して周方向の内側に連なる部分には、前記パネル底壁部に対して径方向の内側に窪む凹部が形成されていることを特徴とする角形ボトル。
- 前記突部の表面のうち径方向の外側を向く外面と、前記胴部のうち周方向で隣り合うパネル部同士の間に位置する部分の外面と、は段差なく連なっていることを特徴とする請求項1記載の角形ボトル。
- 前記胴部には、径方向の内側に向けて窪むとともに、周方向に延びる周溝が形成され、
前記突部は、前記縦側壁部における前記周溝の開口周縁部に連なって形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の角形ボトル。
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