JP6440082B2 - エネルギー管理装置、及び、プログラム - Google Patents
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Description
本発明は、エネルギー管理装置、及び、プログラムに関する。
近年、電力系統の安定化及び電力市場の自由化の動きに伴い、HEMS(Home Energy Management System)などのエネルギーマネジメントシステムが注目されている。
また、HEMSのようなシステムにおいて、消費電力量の予測を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、過去の消費電力量の履歴に基づいて消費電力量の予測を行う機器管理システムが開示されている。
ところで、HEMSのようなシステムにおいて、ユーザが消費電力量の目標値または電気料金の目標値を定めるような場合、当該システムは、ユーザが消費電力量の目標値を達成することができるように、適切な情報をユーザに提供する必要がある。
本発明は、消費電力量の目標値または電気料金の目標値を達成するための情報をユーザに提供することができるエネルギー管理装置及びプログラムを提供する。
本発明の一態様に係るエネルギー管理装置は、需要家における消費電力量を管理するエネルギー管理装置であって、前記需要家における消費電力量を取得する第一取得部と、第一期間における前記需要家の消費電力量の目標値又は前記第一期間における前記需要家の電気料金の目標値を取得する第二取得部と、取得された目標値を達成するための、前記第一期間内の日別の目標消費電力量を算出する算出部と、前記第一期間の開始から途中までの消費電力量の第一累積値が、前記第一期間の開始から前記途中までの前記日別の目標消費電力量の第二累積値を超えたか否かを判定する判定部と、取得された消費電力量を、前記需要家に設けられた分岐回路ごとに、ベース消費電力量と、前記ベース消費電力量よりも経時的な変化が大きい消費電力量であって、前記ベース消費電力量以外の消費電力量である非ベース消費電力量とに区別し、前記判定部によって前記第一累積値が前記第二累積値を超えたと判定された場合に、前記第一累積値が前記第二累積値を超えた時刻付近の第二期間におけるベース消費電力量が過去のベース消費電力量よりも多い分岐回路、及び、前記第二期間における非ベース消費電力量が過去の非ベース消費電力量よりも多い分岐回路の少なくとも一方を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した分岐回路を示す情報と、当該分岐回路において前記第二期間内で比較的消費電力量が多い時間帯とを示す画像を表示するための表示情報を、前記第一期間中に出力する出力部とを備える。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、前記エネルギー管理装置として機能させるためのプログラムである。
本発明は、消費電力量の目標値または電気料金の目標値を達成するための情報をユーザに提供することができる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[エネルギー管理システムの全体構成]
まず、実施の形態に係るエネルギー管理システムの全体構成について説明する。図1は、実施の形態に係るエネルギー管理システムの構成を示すブロック図である。図2は、エネルギー管理システムが備える機器の外観図である。
[エネルギー管理システムの全体構成]
まず、実施の形態に係るエネルギー管理システムの全体構成について説明する。図1は、実施の形態に係るエネルギー管理システムの構成を示すブロック図である。図2は、エネルギー管理システムが備える機器の外観図である。
図1及び図2に示されるように、エネルギー管理システム10は、電力計測装置20と、エネルギー管理装置30と、表示装置50とを備える。
エネルギー管理システム10は、需要家5に設けられ、需要家5における電力の使用状況を管理するためのシステムである。エネルギー管理システム10においては、具体的には、エネルギー管理装置30によって電力計測装置20が計測した、需要家5における消費電力量(消費電力)が管理される。
また、エネルギー管理システム10においては、例えば、1カ月間(ひと月)の消費電力量の目標値または1カ月間の電気料金の目標値がユーザによって設定される。そして、消費電力量または電気料金が目標値を超えると予測されるような場合には、エネルギー管理装置30は、表示情報を出力し、需要家5において節電の余地があると考えられる分岐回路12を示す画像を表示するための表示情報を出力する。この結果、当該画像が表示装置50に表示される。
このような表示情報は、言い換えれば、消費電力量の目標値または電気料金の目標値を達成するための情報である。つまり、エネルギー管理システム10(エネルギー管理装置30)は、消費電力量または電気料金の目標値を達成するための情報をユーザに提供することができる。以下、エネルギー管理システム10を構成する各構成要素について説明する。
[電力計測装置]
電力計測装置20は、電力計測機能及び無線通信機能を有する分電盤である。電力計測装置20は、電力系統80からの幹線11を通じた電力供給をオンまたはオフするため主幹ブレーカ21を有する。主幹ブレーカ21は、所定の電流(電力会社との契約で定められる電力に基づく電流)を超える電流が電力系統80から流れたときに、電力系統80からの電力の供給を停止するブレーカである。
電力計測装置20は、電力計測機能及び無線通信機能を有する分電盤である。電力計測装置20は、電力系統80からの幹線11を通じた電力供給をオンまたはオフするため主幹ブレーカ21を有する。主幹ブレーカ21は、所定の電流(電力会社との契約で定められる電力に基づく電流)を超える電流が電力系統80から流れたときに、電力系統80からの電力の供給を停止するブレーカである。
また、電力計測装置20は、幹線11から分岐した複数の分岐回路12のそれぞれに対応して、複数の分岐ブレーカ22を有する。つまり、電力計測装置20は、分岐回路12ごとに、分岐ブレーカ22を有する。分岐ブレーカ22は、当該分岐ブレーカ22に接続された分岐回路12に過電流が流れた場合に、当該分岐回路12への電力の供給を停止するブレーカである。なお、複数の分岐回路12(複数の分岐ブレーカ22)には、あらかじめ番号が付与されているものとする。
また、電力計測装置20は、計測部25を有する。計測部25は、分岐回路12ごとに設けられたCT(Current Transformer)を含み、CTにより、幹線11から分岐した分岐回路12ごとに消費電力量(電流量)を計測する。計測部25は、例えば、分岐回路12に電気機器23が1つ接続されている場合には、この1つの電気機器23の消費電力量を測定することができる。電気機器23は、より具体的には、コンセント(図1において図示せず)を介して分岐回路12に接続される。
計測部25は、具体的には、上記CTと、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または専用回路などとによって実現される。なお、計測部25は、CTを有する構成に限定されず、例えば、ロゴスキー回路またはGMR(Giant Magnetic Resistance)素子を有してもよい。
また、図示されないが、電力計測装置20は、エネルギー管理装置30と無線通信を行うための通信モジュール(通信回路)を有し、エネルギー管理装置30と無線通信が可能である。電力計測装置20は、具体的には、分岐回路12ごとの消費電力量を、無線通信によりエネルギー管理装置30に送信する。なお、無線通信の方式(通信規格)は、例えば、920MHz帯の周波数を利用した特定小電力無線であるが、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)または、無線LAN(Local Area Network)など、他の方式であってもよい。
なお、電力計測装置20の具体的態様は、特に限定されるものではなく、電力計測装置20は、分岐回路12ごとに消費電力量を計測できればよい。例えば、電力計測装置20は、分電盤とは別の装置(計測ユニット)として実現されてもよい。また、電力計測装置20は、例えば、スマートメータ(通信機能を備える電力量計)であってもよい。
[エネルギー管理装置]
エネルギー管理装置30は、需要家5における消費電力量(計測部25が計測した消費電力量)を管理する装置である。エネルギー管理装置30は、具体的には、第一通信部31と、記憶部32と、情報処理部33と、計時部37と、第二通信部38とを備える。
エネルギー管理装置30は、需要家5における消費電力量(計測部25が計測した消費電力量)を管理する装置である。エネルギー管理装置30は、具体的には、第一通信部31と、記憶部32と、情報処理部33と、計時部37と、第二通信部38とを備える。
第一通信部31は、第一取得部の一例であって、電力計測装置20(計測部25)によって計測された需要家5における消費電力量を、電力計測装置20から取得する。消費電力量は、分岐回路12ごとの消費電力量を区別(認識)可能な態様で取得される。例えば、分岐回路12の番号と、当該分岐回路12の消費電力量とが対応付けられた情報が消費電力量として取得される。言い換えれば、第一通信部31は、需要家5における分岐回路12ごとの消費電力量を取得する。
第一通信部31は、例えば、消費電力量をリアルタイムで取得するが、定期的にまとめて取得されてもよい。具体的には、第一通信部31は、2時間おきに直近の2時間分の消費電力量を取得してもよい。第一通信部31は、具体的には、電力計測装置20と通信が可能な無線通信用の通信モジュール(通信回路)である。
記憶部32には、第一通信部31が取得した消費電力量が、当該消費電力量が計測された日時(タイムスタンプ)と対応付けられて記憶される。消費電力量には、電力計測装置20において日時が付与されていてもよいし、エネルギー管理装置30の情報処理部33によって日時が付与されてもよい。エネルギー管理装置30が消費電力量に日時を付与する場合には、計時部37が用いられる。また、記憶部32に記憶された消費電力量は、分岐回路12ごとに区別可能である。記憶部32への消費電力量の記憶は、情報処理部33によって行われる。
また、記憶部32には、需要家5に設けられた複数の分岐回路12それぞれの名称が記憶される。図3は、記憶部32に記憶される複数の分岐回路12の名称の一例を示す図である。
上述のように、複数の分岐回路12のそれぞれには番号が付与され、記憶部32には、例えば、分岐回路12の番号と、名称との対応付けを示す情報(図3に示されるようなテーブル情報)が記憶される。なお、分岐回路12の名称は、例えば、表示装置50の入力受付部52を通じてユーザによって設定される。
記憶部32には、その他に、情報処理部33が実行する制御プログラムなどが記憶される。記憶部32は、具体的には、半導体メモリなどの記憶装置である。なお、記憶部32として、サーバなど、エネルギー管理装置30とは別体の記憶装置が用いられてもよい。
第二通信部38は、第二取得部の一例であって、第一期間における需要家5の消費電力量の目標値又は第一期間における需要家5の電気料金の目標値を、表示装置50から取得する。本実施の形態では、第一期間は、1カ月間(ひと月)であるが、1週間であってもよく、特に限定されない。
また、第二通信部38は、出力部の一例であって、節電の余地があると考えられる分岐回路12を示す画像を表示するための表示情報を情報処理部33の制御に基づいて出力する。
第二通信部38は、具体的には、無線LANを用いて通信を行う通信モジュール(通信回路)であるが、その他の通信方式を用いた通信モジュールであってもよい。第一通信部31の通信方式と、第二通信部38の通信方式とが同一である場合は、第一通信部31と、第二通信部38とは、1つの通信モジュールとして実現されてもよい。なお、第二通信部38が無線LANを用いて通信を行う場合、第二通信部38と第三通信部53との間には無線LANルータ(図示せず)が介在する。
情報処理部33は、節電の余地があると考えられる分岐回路12を抽出し、当該分岐回路12を示す画像を表示するための表示情報を、第二通信部38を用いて送信する。また、情報処理部33は、第一通信部31によって取得された消費電力量を記憶部32に記憶する。情報処理部33は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または専用回路によって実現される。情報処理部33は、算出部34と、判定部35と、抽出部36とを備える。
算出部34は、第二通信部38によって取得された目標値を達成するための、第一期間内の日別の目標消費電力量を算出する。取得された目標値が電気料金である場合には、電気料金の消費電力量への換算、または、消費電力量の電気料金への換算が行われる。日別の目標消費電力量の算出方法については後述する。
判定部35は、第一期間の開始から途中までの消費電力量の第一累積値が前記第一期間の開始から当該途中までの日別の目標消費電力量の第二累積値を超えたか否かを判定する。判定部35は、例えば、毎日15時に第一累積値と第二累積値とを比較し、第一累積値が第二累積値を超えたか否かを判定する。
抽出部36は、第一通信部31によって取得された消費電力量を、需要家5に設けられた分岐回路12ごとに、ベース消費電力量と、非ベース消費電力量とに区別する。図4は、ベース消費電力量及び非ベース消費電力量の一例を示す図である。図4では、リビングの分岐回路12におけるベース消費電力量と非ベース消費電力量とが図示されている。
ここで、ベース消費電力量は、例えば、冷蔵庫が常時消費している電力量、ハードディスクレコーダの待機電力量、住宅の24時間換気に使用されている消費電力量など、ユーザの意図的な操作に関係のないと推定される消費電力量である。ベース消費電力量は、言い換えれば、需要家5においてユーザが積極的に電気機器23を操作していないときにも定常的に生じていると推定される消費電力量である。
一方で、非ベース消費電力量は、ベース消費電力量よりも経時的な変化が大きい消費電力量であって、ベース消費電力量以外の消費電力量である。言い換えれば、非ベース消費電力量は、ユーザが意図的に電気機器23に対して操作を行うことによって生じる消費電力量であり、消費電力量からベース消費電力量を除いた消費電力量である。
抽出部36は、例えば、消費電力量が継続して比較値以下になる時間が所定の維持時間を超えるという条件を満足する範囲で比較値の最小値を求め、この最小値をベース消費電力量のピーク値とする。つまり、対象期間におけるベース消費電力量のピーク値は、対象期間における消費電力量が対象期間以下の長さの所定期間以上、比較値以下となるという条件を満たす比較値のうち、最も小さい比較値である。
例えば、ベース消費電力量のピーク値が1日(24時間)ごとに算出されるときには、ベース消費電力量のピーク値は、1日において消費電力量が24時間以下の所定期間(例えば、3時間)以上、比較値以下となるという条件を満たす比較値のうち最も小さい比較値となる。
対象期間中の、消費電力量がピーク値よりも小さい時間帯においては、当該時間帯における消費電力量がベース消費電力量となる。また、対象期間中の、消費電力量がピーク値以上の時間帯においては、ピーク値がベース消費電力量となる。
このようなベース消費電力量の算出方法の詳細については、特許文献2に記載され、詳細な説明については省略される。
図4に示されるように、消費電力量がベース消費電力量のピーク値よりも大きい時間帯においては、ピーク値がベース消費電力量となる。ベース消費電力量が1日(24時間)ごとに算出される場合、図4に示されるように、消費電力量がベース消費電力量のピーク値以下の時間帯においては、消費電力量とベース消費電力量とが等しくなり、ベース消費電力量は、ピーク値よりも小さくなる。
また、抽出部36は、判定部35によって第一累積値が第二累積値を超えたと判定された場合に、分岐回路12の抽出を行う。抽出部36は、具体的には、第二期間におけるベース消費電力量が過去(第二期間よりも前)のベース消費電力量よりも多い分岐回路12、及び、第二期間における非ベース消費電力量が過去の非ベース消費電力量よりも多い分岐回路12の少なくとも一方を抽出する。このような分岐回路12の抽出は、記憶部32に記憶された消費電力量(分岐回路12ごとの消費電力量)に基づいて行われる。
ここで、第二期間は、第一累積値が第二累積値を超えた時刻付近の期間であり、例えば、24時間の長さの期間である。また、第二期間は、第一期間よりも短く、かつ、第一期間に含まれる期間である。図5は、第二期間を説明するための図である。
図5に示されるように、ある月の24日の15時に第一累積値が第二累積値を超えたと判定された場合に、第二期間は、例えば、図5の(a)に示されるように、24日の15時以降、翌25日の15時までの24時間とされる。また、図5の(b)に示されるように、第二期間は、23日の15時以降、翌24日の15時までの24時間とされてもよい。また、図5の(c)に示されるように、第二期間は、超えたと判定された当日(24日)の0時以降、24時までの24時間とされてもよい。
このように、第一累積値が第二累積値を超えた時刻付近の期間には、第一累積値が第二累積値を超えた時刻を含む期間と、第一累積値が第二累積値を超えた時刻を始点または終点とする期間とが含まれる。
分岐回路12の抽出には、例えば、閾値が使用される。抽出部36は、例えば、第二期間におけるベース消費電力量が過去のベース消費電力量よりも第一の閾値以上大きい分岐回路12と、第二期間における非ベース消費電力量が過去の非ベース消費電力量よりも第二の閾値以上大きい分岐回路12とを抽出する。第一の閾値及び第二の閾値は、例えば、0よりも大きい値であり、0.5kWh、というように経験的または実験的に定められる。第一の閾値と第二の閾値とは、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
抽出部36は、分岐回路12を抽出した後、抽出した分岐回路12を示す情報と、当該分岐回路12において第二期間内で比較的消費電力量が多い時間帯とを示す画像を表示するための表示情報を生成する。
抽出された分岐回路12を示す情報としては、記憶部32に記憶された分岐回路12の名称が用いられる。つまり、上記画像は、抽出部36が抽出した分岐回路12を示す情報として当該分岐回路12の名称を示す。なお、抽出された分岐回路12を示す情報として抽出された分岐回路12に付与された番号など、名称以外の情報が用いられてもよい。
第二期間内で比較的消費電力量が多い時間帯は、記憶部32に記憶された分岐回路12ごとの消費電力量を参照することにより特定される。例えば、抽出部36は、第二期間における消費電力量を0.5時間ずつの時間帯に分割し、分割された時間帯ごとに過去の同じ時間帯に比べて消費電力量が多いかを判定する。そして、例えば、過去よりも消費電力量が多い時間帯を、第二期間内で比較的消費電力量が多い時間帯とすることができる。
また、抽出部36は、第二期間における消費電力量を0.5時間ずつに分け、第二期間内で最も消費電力量が多い期間を、比較的消費電力量が多い時間帯としてもよい。また、抽出部36は、第二期間のうち、第二期間内における平均値よりも消費電力量が多い時間帯を、比較的消費電力量が多い時間帯としてもよい。
このように生成された表示情報は、第二通信部38によって、第一期間中(ひと月が終わるまで)の第二期間以降に出力され、表示部51に表示される。
なお、以上説明した、情報処理部33が有する各構成要素により行われる動作の詳細については後述する。
計時部37は、現在の日時(年月日を含む)を計測する計時装置である。情報処理部33は、計時部37を用いて現在の日時を把握する。また、情報処理部33は、計時部37を用いて上記第二期間を特定する。また、上述のように、情報処理部33は、計時部37を用いて消費電力量を日時と対応付けて記憶部32に記憶してもよい。計時部37は、具体的には、リアルタイムクロックICなどであるが、どのような態様であってもよい。
[表示装置]
表示装置50は、エネルギー管理装置30から出力される表示情報に基づいて画像を表示する。表示装置50は、具体的には、例えば、パーソナルコンピュータであるが、テレビ、スマートフォン、または、タブレット端末であってもよい。また、表示装置50は、エネルギー管理装置30に対応した専用の表示装置であってもよい。表示装置50は、第三通信部53と、表示制御部54と、表示部51と、入力受付部52とを備える。
表示装置50は、エネルギー管理装置30から出力される表示情報に基づいて画像を表示する。表示装置50は、具体的には、例えば、パーソナルコンピュータであるが、テレビ、スマートフォン、または、タブレット端末であってもよい。また、表示装置50は、エネルギー管理装置30に対応した専用の表示装置であってもよい。表示装置50は、第三通信部53と、表示制御部54と、表示部51と、入力受付部52とを備える。
第三通信部53は、エネルギー管理装置30の第二通信部38と通信を行う。例えば、第三通信部53は、第二通信部38から表示情報を受信する。また、第三通信部53は、入力受付部52を通じて入力された目標値を第二通信部38に送信する。
第三通信部53は、具体的には、無線LANを用いて通信を行う通信モジュール(通信回路)であるが、第二通信部38と通信可能であればよい。したがって、第三通信部53は、第二通信部38に対応した、その他の通信方式を用いた通信モジュールであってもよい。
表示部51は、表示制御部54の制御にしたがって、画像を表示する。表示部51は、具体的には、液晶パネル、または、有機ELパネルなどによって実現される。
表示制御部54は、第三通信部53が受信した表示情報に基づき、表示部51に画像を表示させる。表示制御部54は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または専用回路によって実現される。図6は、表示部51に表示される画像の例を示す図である。
図6に示されるように、表示部51に表示される画像は、抽出部36が抽出した分岐回路12を示す情報を示す。図6の例では、表示部51に表示される画像は、分岐回路12を示す情報として、分岐回路12の名称(図6中の「回路名」)を示す。分岐回路12の名称は、具体的には、エアコン、キッチン、及び、リビングなどである。
図6の例では、非ベース消費電力量が過去よりも多いことに基づいて抽出された分岐回路12は、エアコンの分岐回路12と、キッチンの分岐回路12とである。表示部51に表示される画像は、これらの分岐回路12において第二期間内で比較的消費電力量が多い時間帯(図6中の「多く使った時間帯」)を示す。図6の例では、エアコンの分岐回路12は、第二期間とされた1日のうち、14時以降16時までの時間帯において比較的消費電力量が多く、キッチンの分岐回路12は、17時以降19時までの時間帯において比較的消費電力量が多い。
一方、リビングの分岐回路12は、ベース消費電力量が過去よりも多いことに基づいて抽出された分岐回路12である。上述のようにベース消費電力量は、定常的に生じていると推定される消費電力量であり、ベース消費電力量が過去よりも多い分岐回路12は、特定の時間帯に消費電力量が多いとはいえない。このため、リビングの分岐回路12については、比較的消費電力量が多い時間帯として、「1日中」と表示される。
その他に、図6に示される画像は、昨日の目標達成度を示す。昨日の目標達成度は、昨日の消費電力量の合計を、昨日における日別の目標消費電力量で除算することにより求められる。
また、図6に示される画像は、今月の目標達成度を示す。今月の目標達成度は、昨日までの消費電力量の累積値を、昨日までの日別の目標消費電力量の累積値で除算することにより求められる。
また、図6に示される画像は、目標値に対して超過した消費電力量に対して、各分岐回路12の消費電力量がどの程度の割合を占めるか(図6中の「多く使った電力の割合」)を示す。
このような画像により、ユーザは、表示部51を通じて、過去よりも消費電力量の多い分岐回路12と、消費電力量が多い時間帯を知ることができる。言い換えると、ユーザは、節電の余地がある分岐回路12及び時間帯を知ることができる。このような画像に基づいて、節電の余地がある分岐回路12の消費電力量を抑制することにより、ユーザは、消費電力量の目標値または電気料金の目標値を達成し得る。
入力受付部52は、ユーザが、目標値の入力、及び、分岐回路12の名称の設定などを行うためのユーザインタフェースである。ここでの目標値は、第一期間における需要家5の消費電力量の目標値又は第一期間における需要家5の電気料金の目標値である。入力受付部52は、具体的には、表示装置50がパーソナルコンピュータである場合には、キーボード及びマウスなどであるが、入力受付部52の具体的態様は、特に限定されない。例えば、表示装置50がスマートフォンまたはタブレット端末である場合には、入力受付部52は、タッチパネルを含むGUI(Graphical User Interface)である。
[第一累積値が第二累積値を超えるか否かの判定処理]
次に、第一累積値が第二累積値を超えるか否かの判定処理(以下、単に判定処理と記載する)について説明する。図7は、エネルギー管理装置30の判定処理のフローチャートである。
次に、第一累積値が第二累積値を超えるか否かの判定処理(以下、単に判定処理と記載する)について説明する。図7は、エネルギー管理装置30の判定処理のフローチャートである。
エネルギー管理装置30の第一通信部31は、電力計測装置20(計測部25)によって計測された需要家5における消費電力量を取得する(S11)。第一通信部31は、例えば、消費電力量をリアルタイムで取得するが、消費電力量は、定期的にまとめて取得されてもよい。記憶部32には、第一通信部31が取得した消費電力量が、当該消費電力量が計測された日時と対応付けられて記憶される。なお、記憶部32への消費電力量の記憶は、情報処理部33によって行われる。
一方、エネルギー管理装置30の第二通信部38は、表示装置50の第一期間における需要家5の消費電力量の目標値又は第一期間における需要家5の電気料金の目標値を、第三通信部53から取得(受信)する(S12)。目標値の入力は、ユーザによって行われ、入力受付部52が受け付ける。目標値の入力の受け付けは、例えば、毎月の初めに1度行われる。目標値は、月の途中で変更されてもよい。
次に、算出部34は、取得された目標値を達成するための、第一期間内の日別の目標消費電力量を算出する(S13)。図8は、日別の目標消費電力量の算出方法を説明するための図である。図8は、カレンダーを模した図であり、1マスが1日を示す。1マス中の数字は、その日の消費電力量を示す。
例えば、過去の消費電力量の日別の実績が、記憶部32に2週間分記憶されているとする(図8の(a))。このとき、算出部34は、まず、消費電力量の曜日ごとの平均値を算出する(図8の(b))。次に、算出部34は、第一期間に含まれる各曜日における消費電力量が当該曜日の平均値であるとして、第一期間(当月)の消費電力量の予測値を算出する(図8の(c))。
図8の例では、第一期間には、月曜日が4日、火曜日が4日、水曜日が4日、木曜日が4日、金曜日が5日、土曜日が5日、日曜日が5日、含まれる。そうすると、当月の消費電力量は、以下の式で求められる。なお、以下の式において、月曜から日曜までの各曜日1日分の消費電力量の平均値は、それぞれ、Wmon、Wtue、Wwed、Wthurs、Wfri、Wsat、Wsunと表現される。
Wmon×4+Wtue×4+Wwed×4+Wthurs×4
+Wfri×5+Wsat×5+Wsun×5
上記の式に基づいて求められる第一期間(当月)の消費電力量の予測値は、具体的には、435kWhである。ここで、ステップS12において取得された第一期間における消費電力量の目標値が348kWhであるとすると、第一期間において消費電力量の目標値を達成するためには、第一期間の1日当たりの消費電力量の予測値を348/435≒0.8倍する必要がある。つまり、第一期間の1日当たりの消費電力量の予測値を0.8倍することで第一期間における日別の目標消費電力量が算出される(図8の(d))。
+Wfri×5+Wsat×5+Wsun×5
上記の式に基づいて求められる第一期間(当月)の消費電力量の予測値は、具体的には、435kWhである。ここで、ステップS12において取得された第一期間における消費電力量の目標値が348kWhであるとすると、第一期間において消費電力量の目標値を達成するためには、第一期間の1日当たりの消費電力量の予測値を348/435≒0.8倍する必要がある。つまり、第一期間の1日当たりの消費電力量の予測値を0.8倍することで第一期間における日別の目標消費電力量が算出される(図8の(d))。
なお、ステップS12において、第一期間における電気料金の目標値として、8000円が取得されたとする。この場合は、第一期間の消費電力量の予測値を電気料金に換算することで同様の結果を得ることができる。電気料金が23円/kWhであるときには、第一期間の電気料金の予測値は、435kWh×(23円/kWh)=10005円である。したがって、第一期間において消費電力量の目標値を達成するためには、第一期間の1日当たりの消費電力量の予測値を8000/10005≒0.8倍する必要があることが求められる。なお、目標値の8000円を消費電力量に換算しても同様の結果が得られる。23円/kWhのような電気料金を示す情報は、例えば、記憶部32にあらかじめ記憶される。
次に、判定部35は、第一期間の開始から途中までの消費電力量の第一累積値を算出し(S14)、かつ、第一期間の開始から上記途中までの日別の目標消費電力量の第二累積値を算出する(S15)。そして、判定部35は、算出された第一累積値が算出された第二累積値を超えたか否かの判定を行う(S16)。
この判定は、例えば、第一期間中に所定期間ごとに行われる。所定期間は、具体的には、24時間であり、この場合、上記判定は1日に1回行われる。図9は、判定部35の判定を説明するための図である。
判定部35は、第一期間の開始時点から現在までの消費電力量の第一累積値と、第一期間の開始時点から現在までの日別の目標消費電力量の第二累積値とを算出する。図9に示されるように、例えば、ある月の24日に判定が行われる場合、判定部35は、当月1日から24日までの消費電力量の第一累積値(図9の折れ線グラフ)と、当月1日から24日までの日別の目標消費電力量の第二累積値(図9の棒グラフ)とを算出する。そして、判定部35は、算出された第一累積値が算出された第二累積値を超えたか否かを判定する。
なお、毎日15時に判定が行われるとすると、判定部35は、当月1日から24日の15時までの消費電力量の第一累積値と、当月1日から24日までの日別の目標消費電力量の第二累積値とを算出する。そして、判定部35は、算出された第一累積値が算出された第二累積値を超えたか否かを判定する。このとき、第二累積値のうち24日分の日別の目標消費電力量は、15時までの予測値(例えば、24日分の日別の目標消費電力量×(15/24))が用いられてもよい。また、24日に判定が行われる場合には、24日分の消費電力量を考慮せず、当月1日から23日(24日の前日)までの累積値が算出されてもよい。
判定部35によって第一累積値が第二累積値を超えたと判定された場合(S16でYes)、情報処理部33は表示情報の出力処理を行う(S17)。判定部35によって第一累積値が第二累積値を超えていないと判定された場合(S16でNo)、情報処理部33による表示情報の出力処理は行われず、判定処理は終了される。
[表示情報の出力処理]
次に、表示情報の出力処理について説明する。図10は、表示情報の出力処理のフローチャートである。
次に、表示情報の出力処理について説明する。図10は、表示情報の出力処理のフローチャートである。
まず、抽出部36は、記憶部32に記憶された消費電力量(第一通信部31によって取得された消費電力量)を、分岐回路12ごとに、ベース消費電力量と、非ベース消費電力量とに区別する(S21)。上述のように、非ベース消費電力量は、ベース消費電力量よりも経時的な変化が大きい消費電力量であって、ベース消費電力量以外の消費電力量である。
次に、抽出部36は、第一累積値が第二累積値を超えた時刻付近の第二期間におけるベース消費電力量が過去のベース消費電力量に比べて多い分岐回路12を抽出する(S22)。具体的には、抽出部36は、第二期間におけるベース消費電力量が過去のベース消費電力量よりも第一の閾値以上大きい分岐回路12を抽出する。
第二期間が1日である場合、抽出部36は、例えば、第二期間の直前の1カ月間における1日当たりのベース消費電力量の平均値と、第二期間におけるベース消費電力量とを分岐回路12ごとに比較する。そして、抽出部36は、平均値が第二期間におけるベース消費電力量よりも第一の閾値以上大きい分岐回路12を抽出する。
なお、平均値の算出においては、曜日が考慮されてもよい。例えば、第二期間が火曜日である場合には、直近の1カ月間に含まれる火曜日の1日当たりのベース消費電力量の平均値と、第二期間におけるベース消費電力量とが分岐回路12ごとに比較されてもよい。平均値を算出するための期間は、第二期間の直前の1カ月間に限定されず、第二期間よりも過去の所定期間であって、第二期間よりも長ければよい。
次に、抽出部36は、第二期間における非ベース消費電力量が過去の非ベース消費電力量に比べて多い分岐回路12を抽出する(S23)。具体的には、抽出部36は、第二期間における非ベース消費電力量が過去の非ベース消費電力量よりも第二の閾値以上大きい分岐回路12を抽出する。
第二期間が1日である場合、抽出部36は、例えば、第二期間の直前の1カ月間における1日当たりの非ベース消費電力量の平均値と、第二期間における非ベース消費電力量とを分岐回路12ごとに比較する。そして、抽出部36は、平均値が第二期間における非ベース消費電力量よりも第二の閾値以上大きい分岐回路12を抽出する。なお、平均値の算出においては、曜日が考慮されてもよい。
次に、抽出部36は、抽出された分岐回路12に関する表示情報を生成する(S24)。抽出された分岐回路12に関する表示情報は、言い換えれば、抽出部36が抽出した分岐回路12を示す情報と、抽出された分岐回路12において第二期間内で比較的消費電力量が多い時間帯とを示す画像を表示するための表示情報である。
抽出された分岐回路12を示す情報は、具体的には分岐回路12の名称であり、記憶部32を参照することにより特定される。抽出された分岐回路12において第二期間内で比較的消費電力量が多い時間帯は、記憶部32に記憶された消費電力量(分岐回路12ごとの消費電力量)を参照することにより特定される。
なお、分岐回路12の抽出は、第二期間中の消費電力量が取得された後に行われる。したがって、例えば、上記図5の(a)または図5の(c)のように、第二期間が判定の後に終了する場合には、判定の後、第二期間の経過後に分岐回路12の抽出が行われる。
そして、第二通信部38は、情報処理部33の制御に基づいて、生成された表示情報を表示装置50(第三通信部53)に出力する(S25)。表示情報は、第一期間中(第一期間が満了する前)に出力される。この結果、表示装置50の表示部51には、図6に示されるような画像が表示される。
このような画像により、ユーザは、表示部51を通じて、過去よりも消費電力量の多い分岐回路12と、消費電力量が多い時間帯を知ることができる。このような画像に基づいて、過去よりも消費電力量の多い分岐回路12の消費電力量を抑制することにより、ユーザは、消費電力量の目標値または電気料金の目標値を達成し得る。
なお、図6に示される画像は、昨日の目標達成度、及び、今月の目標達成度等をさらに示しているが、このような達成度等の算出も情報処理部33によって適宜行われる。
[変形例]
図6に示される画像は、一例である。表示部51に表示される画像は、少なくとも、抽出部36が抽出した分岐回路12を示す情報と、当該分岐回路12において第二期間内で比較的消費電力量が多い時間帯とを示せばよい。図11は、表示部51に表示される画像の別の例を示す図である。
図6に示される画像は、一例である。表示部51に表示される画像は、少なくとも、抽出部36が抽出した分岐回路12を示す情報と、当該分岐回路12において第二期間内で比較的消費電力量が多い時間帯とを示せばよい。図11は、表示部51に表示される画像の別の例を示す図である。
図11に示される画像においても、図6に示される画像と同様に、抽出部36が抽出した分岐回路12の名称と、当該分岐回路12において第二期間内で比較的消費電力量が多い時間帯(図11中の「使いすぎた時間」)とが示されている。
ここで、図11に示される画像においては、過去に対する消費電力量の差分が多い順に3つの分岐回路12が示されている。つまり、抽出部36は、過去に対する消費電力量の差分が多い順に3つの分岐回路12を抽出している。このように、抽出部36は、第二期間におけるベース消費電力量が過去のベース消費電力量よりも多い分岐回路12、または、第二期間における非ベース消費電力量が過去の非ベース消費電力量よりも多い分岐回路12を、過去に対する消費電力量の差分が多い順に所定数抽出してもよい。言い換えると、分岐回路12の抽出には、上記実施の形態で説明したような閾値が用いられなくてもよい。
なお、分岐回路12が過去に対する消費電力量の差分が多い順に所定数抽出される場合、差分の大小の判断においてはベース消費電力量が過去に比べて多い分岐回路12であるか、非ベース消費電力量が過去に比べて多い分岐回路12であるかが区別されない。したがって、ベース消費電力量が過去に比べて多い分岐回路12のみが所定数抽出される場合も、非ベース消費電力量が過去の非ベース消費電力量よりも多い分岐回路12のみが所定数抽出される場合もあり得る。また、1つの分岐回路12が、ベース消費電力量が過去に比べて多い分岐回路12として抽出され、かつ、非ベース消費電力量が過去に比べて多い分岐回路12としても抽出される(2つの分岐回路12として抽出される)こともあり得る。
また、図11に示される画像は、さらに、抽出部36が抽出した分岐回路12が過去に比べてどれだけ消費電力量が多いかをパーセンテージで示している。図11に示される画像は、具体的には、エアコンの分岐回路12が過去に対して20%増加していることを示している。このようなパーセンテージは、例えば、抽出された分岐回路12の第二期間におけるベース消費電力量と、当該分岐回路12の第二期間の直前の1カ月間における1日当たりの非ベース消費電力量の平均値との差分を、当該平均値で除算することにより求められる。
このような画像により、ユーザは、画像が示す分岐回路12が過去に対してどの程度消費電力量が増えているのかを認識することができる。なお、画像においては、パーセンテージに代えて、過去に対する消費電力量の差分[kWh]が示されてもよい。
[効果等]
以上説明したように、エネルギー管理装置30は、需要家5における消費電力量を管理するエネルギー管理装置である。エネルギー管理装置30は、需要家5における消費電力量を取得する第一通信部31と、第一期間における需要家5の消費電力量の目標値又は第一期間における需要家5の電気料金の目標値を取得する第二通信部38とを備える。第一通信部31は、第一取得部の一例であり、第二通信部38は、第二取得部の一例である。
以上説明したように、エネルギー管理装置30は、需要家5における消費電力量を管理するエネルギー管理装置である。エネルギー管理装置30は、需要家5における消費電力量を取得する第一通信部31と、第一期間における需要家5の消費電力量の目標値又は第一期間における需要家5の電気料金の目標値を取得する第二通信部38とを備える。第一通信部31は、第一取得部の一例であり、第二通信部38は、第二取得部の一例である。
エネルギー管理装置30は、取得された目標値を達成するための、第一期間内の日別の目標消費電力量を算出する算出部34を備える。エネルギー管理装置30は、第一期間の開始から途中までの消費電力量の第一累積値が、第一期間の開始から上記途中までの日別の目標消費電力量の第二累積値を超えたか否かを判定する判定部35と、抽出部36とを備える。エネルギー管理装置30は、抽出部36が抽出した分岐回路12を示す情報と、当該分岐回路12において第二期間内で比較的消費電力量が多い時間帯とを示す画像を表示するための表示情報を、第一期間中に出力する第二通信部38を備える。第二通信部38は、出力部の一例である。
抽出部36は、取得された消費電力量を、需要家5に設けられた分岐回路12ごとに、ベース消費電力量と、ベース消費電力量よりも経時的な変化が大きい消費電力量であって、ベース消費電力量以外の消費電力量である非ベース消費電力量とに区別する。抽出部36は、判定部35によって第一累積値が第二累積値を超えたと判定された場合に、分岐回路12を抽出する。抽出部36は、具体的には、第一累積値が第二累積値を超えた時刻付近の第二期間におけるベース消費電力量が過去のベース消費電力量よりも多い分岐回路12、及び、第二期間における非ベース消費電力量が過去の非ベース消費電力量よりも多い分岐回路12の少なくとも一方を抽出する。
上記のような画像により、ユーザは、表示部51を通じて、過去よりも消費電力量の多い分岐回路12と、消費電力量が多い時間帯を知ることができる。このような画像に基づいて、過去よりも消費電力量の多い分岐回路12の消費電力量を抑制することにより、ユーザは、消費電力量の目標値または電気料金の目標値を達成し得る。言い換えると、エネルギー管理装置30は、消費電力量の目標値または電気料金の目標値を達成するための情報(画像)をユーザに提供することができる。
また、上記画像は、さらに、抽出部36が抽出した分岐回路12が過去に比べてどれだけ消費電力量が多いかを示してもよい。
このような画像により、ユーザは、表示部51を通じて、抽出された分岐回路12が過去に比べてどれだけ消費電力量が多いかを知ることができる。言い換えると、エネルギー管理装置30は、抽出された分岐回路12が過去に比べてどれだけ消費電力量が多いかを示す画像をユーザに提供することができる。
また、エネルギー管理装置30は、さらに、需要家5に設けられた複数の分岐回路12の名称が記憶された記憶部32を備え、上記画像は、抽出部36が抽出した分岐回路12を示す情報として当該分岐回路12の名称を示してもよい。
このような画像により、ユーザは、抽出部36が抽出した分岐回路12の名称を知ることができる。言い換えると、エネルギー管理装置30は、抽出された分岐回路12の名称をユーザに提供することができる。
また、抽出部36は、第二期間におけるベース消費電力量が過去のベース消費電力量よりも第一の閾値以上大きい分岐回路12と、第二期間における非ベース消費電力量が過去の非ベース消費電力量よりも第二の閾値以上大きい分岐回路12とを抽出してもよい。
これにより、エネルギー管理装置30は、過去に比べて閾値以上消費電力量が多い分岐回路12を示す画像をユーザに提供することができる。
また、抽出部36は、第二期間におけるベース消費電力量が過去のベース消費電力量よりも多い分岐回路12、または、第二期間における非ベース消費電力量が過去の非ベース消費電力量よりも多い分岐回路12を、過去に対する消費電力量の差分が多い順に所定数抽出してもよい。
これにより、エネルギー管理装置30は、消費電力量が過去に比べて特に多い分岐回路12を示す画像をユーザに提供することができる。
また、第二期間におけるベース消費電力量のピーク値は、第二期間における消費電力量が第二期間以下の長さの所定期間以上、比較値以下となるという条件を満たす比較値のうち、最も小さい比較値であってもよい。第二期間中の、消費電力量が上記ピーク値よりも小さい時間帯におけるベース消費電力量は、当該時間帯における消費電力量に等しく、第二期間中の、消費電力量が上記ピーク値以上の時間帯におけるベース消費電力量は、上記ピーク値に等しくてもよい。
このように、ベース消費電力量は、比較値を用いて算出することができる。
なお、上記実施の形態では、エネルギー管理装置30とは別体の表示装置50が表示部51を備えたが、エネルギー管理装置30が表示部を備えてもよい。つまり、エネルギー管理装置30は、さらに、第二通信部38(出力部)が出力した表示情報に基づいて画像を表示する表示部を備えてもよい。
これにより、エネルギー管理装置30は、消費電力量の目標値または電気料金の目標値を達成するための情報として、画像をユーザに提供することができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態に係るエネルギー管理システム及びエネルギー管理装置について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
以上、実施の形態に係るエネルギー管理システム及びエネルギー管理装置について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態で説明した装置間の通信方法は、一例である。装置間の通信方法については特に限定されるものではない。例えば、装置間においては、無線通信に代えて、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)または有線LANを用いた通信などの有線通信が行われてもよい。
また、上記実施の形態における構成要素の装置への振り分けは、一例である。例えば、電力計測装置とエネルギー管理装置とは、別の装置とされたが、1つの装置とされてもよい。つまり、エネルギー管理装置が有する各構成要素を電力計測装置が有してもよい。
また、表示装置とエネルギー管理装置とが1つの装置とされてもよい。つまり、表示装置が有する各構成要素をエネルギー管理装置が有してもよい。例えば、エネルギー管理装置は、表示部を備えてもよい。
また、例えば、エネルギー管理装置は、需要家の外に設けられたサーバとして実現されてもよい。この場合、エネルギー管理装置は、複数の需要家のそれぞれに対して、表示情報を出力(配信)することもできる。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。例えば、本発明は、上記エネルギー管理システムとして実現されてもよいし、コンピュータを、エネルギー管理システムまたはエネルギー管理装置として機能させるためのプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、エネルギー管理システムまたはエネルギー管理装置が実行する情報提示方法(表示情報の出力方法)として実現されてもよい。
また、上記実施の形態において説明されたエネルギー管理装置の動作における複数の処理の順序は一例である。複数の処理の順序は、変更されてもよいし、複数の処理は、並行して実行されてもよい。また、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
5 需要家
12 分岐回路
30 エネルギー管理装置
31 第一通信部(第一取得部)
34 算出部
35 判定部
36 抽出部
38 第二通信部(第二取得部、出力部)
51 表示部
12 分岐回路
30 エネルギー管理装置
31 第一通信部(第一取得部)
34 算出部
35 判定部
36 抽出部
38 第二通信部(第二取得部、出力部)
51 表示部
Claims (8)
- 需要家における消費電力量を管理するエネルギー管理装置であって、
前記需要家における消費電力量を取得する第一取得部と、
第一期間における前記需要家の消費電力量の目標値又は前記第一期間における前記需要家の電気料金の目標値を取得する第二取得部と、
取得された目標値を達成するための、前記第一期間内の日別の目標消費電力量を算出する算出部と、
前記第一期間の開始から途中までの消費電力量の第一累積値が、前記第一期間の開始から前記途中までの前記日別の目標消費電力量の第二累積値を超えたか否かを判定する判定部と、
取得された消費電力量を、前記需要家に設けられた分岐回路ごとに、ベース消費電力量と、前記ベース消費電力量よりも経時的な変化が大きい消費電力量であって、前記ベース消費電力量以外の消費電力量である非ベース消費電力量とに区別し、前記判定部によって前記第一累積値が前記第二累積値を超えたと判定された場合に、前記第一累積値が前記第二累積値を超えた時刻付近の第二期間におけるベース消費電力量が過去のベース消費電力量よりも多い分岐回路、及び、前記第二期間における非ベース消費電力量が過去の非ベース消費電力量よりも多い分岐回路の少なくとも一方を抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した分岐回路を示す情報と、当該分岐回路において前記第二期間内で比較的消費電力量が多い時間帯とを示す画像を表示するための表示情報を、前記第一期間中に出力する出力部とを備える、
エネルギー管理装置。 - 前記画像は、さらに、前記抽出部が抽出した分岐回路が過去に比べてどれだけ消費電力量が多いかを示す、
請求項1に記載のエネルギー管理装置。 - さらに、前記需要家に設けられた複数の分岐回路の名称が記憶された記憶部を備え、
前記画像は、前記抽出部が抽出した分岐回路を示す情報として当該分岐回路の名称を示す、
請求項1または2に記載のエネルギー管理装置。 - 前記抽出部は、前記第二期間におけるベース消費電力量が過去のベース消費電力量よりも第一の閾値以上大きい分岐回路と、前記第二期間における非ベース消費電力量が過去の非ベース消費電力量よりも第二の閾値以上大きい分岐回路とを抽出する、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のエネルギー管理装置。 - 前記抽出部は、前記第二期間におけるベース消費電力量が過去のベース消費電力量よりも多い分岐回路、または、前記第二期間における非ベース消費電力量が過去の非ベース消費電力量よりも多い分岐回路を、過去に対する消費電力量の差分が多い順に所定数抽出する、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のエネルギー管理装置。 - 前記第二期間におけるベース消費電力量のピーク値は、前記第二期間における消費電力量が前記第二期間以下の長さの所定期間以上、比較値以下となるという条件を満たす比較値のうち、最も小さい比較値であり、
前記第二期間中の、消費電力量が前記ピーク値よりも小さい時間帯におけるベース消費電力量は、当該時間帯における消費電力量に等しく、
前記第二期間中の、消費電力量が前記ピーク値以上の時間帯におけるベース消費電力量は、前記ピーク値に等しい
請求項1〜5のいずれか1項に記載のエネルギー管理装置。 - さらに、前記出力部が出力した表示情報に基づいて前記画像を表示する表示部を備える、
請求項1〜6のいずれか1項に記載のエネルギー管理装置。 - コンピュータを、請求項1〜7のいずれか1項に記載のエネルギー管理装置として機能させるためのプログラム。
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