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JP6440964B2 - 用紙折り装置 - Google Patents
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Description

本発明は、封筒に封入される内容物となる用紙に所定の折りを施す用紙折り装置に関するものである。
下記特許文献1には、内容物のサイズが封筒のサイズよりも小さい場合に、内容物が封筒内で移動することで内容物の折れや印刷汚れが発生したり、内容物の端縁が封筒に設けられた開封用ミシン目に掛かり、開封時に封筒と共に内容物が破損したりすることを防止するため、内容物を所定の折り数で折り畳んだ際に、この折り線と直交する搬送方向長さが、封筒の搬送方向長さの基準長さよりも短い場合に封筒の搬送方向長さと等しくなるように内容物の折り位置を制御する封書作製装置について開示されている。
特開2012−171671号公報
ところで、封筒には、封入された内容物の内容が外側から確認できない一般的な封筒の他に、封筒の正面に所定サイズの切欠きを設け、そこに透明又は半透明のフィルムを貼着して形成され、封筒を開封せずに内容物に印刷された受取人や差出人を特定するための情報(例えば、受取人の宛先情報(郵便番号、氏名、住所又は居所)、受取人や差出人を識別する識別情報(一次元コード(バーコード)や二次元コード(QRコード(登録商標)やSPコード)、管理番号等)、差出人の差出人情報(郵便番号、氏名、住所又は居所等)を含み、以下、これらを総じて「特定情報」という)を確認する窓部を有する、所謂、「窓付封筒」が知られている。
そして、このような窓付封筒を使用する場合、封筒に内容物を封入したときに内容物に印刷された特定情報が窓付封筒の窓部から視認可能なように、窓部の位置に対応させて特定情報を印刷し、封筒及び内容物における用紙幅方向のサイズもそれぞれ適合するサイズのものが使用される。
従って、内容物の折り方や大きさが作製する封書毎に変化する封書作製装置では、封筒や内容物のサイズを考慮しながら、封筒サイズを基準として特定情報が窓部から視認可能となり、且つ封筒に封入可能なサイズとなるように内容物に対して適切な折りを施す必要がある。
しかしながら、特許文献1に開示される装置では、内容物の搬送方向長さが封筒の搬送方向長さよりも所定の基準長さ短い場合に折り位置を変えて内容物が封筒内で移動しないように折り位置を位置決めしているが、窓付封筒における窓部の位置を考慮して内容物の折り位置を位置決めする装置ではない。従って、特許文献1のように、内容物の搬送方向長さが封筒の搬送方向長さよりも所定の基準長さ短いという条件のみで折り位置を変更してしまうと、内容物を封入したときに窓部の位置と特定情報の位置とが一致しなかったり、内容物が封筒内で移動してしまったりする虞があり、完成した封書の品質が低下するという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、窓付封筒の窓部から内容物に印刷された特定情報が視認可能なように適正な位置で内容物に折りを施すことのできる用紙折り装置を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、請求項1記載の用紙折り装置は、窓部が設けられた窓付面を有する窓付封筒に内容物として封入され前記窓部から視認される特定情報が印刷された用紙に所定の折りを施す折り手段と、
前記用紙の折り位置を位置決めする折り位置決め手段と、
封筒サイズ情報、用紙折り方情報、特定情報印刷位置情報及び用紙サイズ情報に基づき、前記内容物の前記特定情報印刷面の搬送方向長さが、前記窓付封筒の前記窓付面の搬送方向長さに適切に収まるように前記用紙に対する前記折り位置決め手段の当接位置を位置決めする制御部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の用紙折り装置は、請求項1記載の用紙折り装置において、前記制御部は、前記特定情報印刷面の搬送方向長さが、前記封筒のサイズ情報から特定される前記窓付面の搬送方向長さよりも予め設定された長さ調整値αだけ短くなるように、前記折り位置決め手段の待機位置から前記当接位置までの移動量を算出し、この算出した前記移動量に基づいて前記折り位置決め手段を移動することを特徴とする。
請求項1記載の用紙折り装置によれば、封筒サイズ情報、用紙折り方情報、特定情報印刷位置情報及び用紙サイズ情報に基づき内容物となる用紙において特定情報が印刷された特定情報印刷面を特定し、この特定情報印刷面が窓付封筒の窓付面の大きさに適合するように折り位置決め手段の当接位置を適宜移動させて用紙に折りを施すため、封書として完成したときに、内容物の特定情報が窓付封筒の窓部から確実に視認でき、また封書を郵送したときでも窓付封筒内で内容物が暴れず特定情報が窓部からズレることがない。
請求項2記載の用紙折り装置によれば、封筒の窓付面における搬送方向長さよりも用紙の特定情報印刷面における搬送方向長さが長さ調整値αだけ短くなるように位置決め手段を待機位置から当接位置まで移動制御しているため、用紙の折り方やサイズに関係なく、常に特定情報印刷面の大きさが封筒の窓付面における大きさに適合するように折り位置が制御され、封筒に封入した用紙の特定情報が封筒の窓部から確実に視認可能となる。従って、封書を郵送したときでも封筒内で用紙が暴れず特定情報が窓部からズレることがない。
本発明に係る用紙折り装置が搭載される封書作製装置の構成例を示す概略構成図である。 本装置の構成例を示す装置構成図である。 本装置の機能ブロック図である。 (a)は用紙の折り方として内三つ折りを説明した図であり、(b)は用紙の折り方として外三つ折り(Z折り)を説明した図であり、(c)は用紙の折り方として四つ折りを説明した図である。 (a)は用紙を内三つ折りしたときの各折り位置の折り方及び特定情報印刷面の印刷位置を示す図であり、(b)は用紙を外三つ折りしたときの各折り位置の折り方及び特定情報印刷面の印刷位置を示す図であり、(c)は用紙を四つ折りしたときの各折り位置の折り方及び特定情報印刷面の印刷位置を示す図である。 本発明で使用する窓付封筒及び内容物となる用紙における各部の名称を説明した図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではなく、この形態に基づいて当業者等により考え得る実施可能な他の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれるものとする。
[封書作製装置について]
まず、本発明に係る用紙折り装置1が搭載される封書作製装置100について説明する。
図1に示すように、封書作製装置100は、完成品である封書に封入される内容物Pや封筒フォームPEに対して所定の印刷処理を施す印刷ユニット(印刷装置)110と、印刷ユニット110で所定の印刷処理が施された内容物Pや封筒フォームPEに必要な折りを施した後に封筒フォームPEで内容物Pを包み込むように封入し封緘して封書を作製する封入封緘ユニット120(封入封緘装置)とで構成されている。
<印刷ユニットについて>
印刷ユニット110は、封筒フォームPEや内容物Pに所定の印刷処理を施して後段の封入封緘ユニット120に排出する装置である。
詳述すると、装置筐体の内部や側面等に複数種類の用紙(内容物Pとなる枚葉状の用紙P1〜P3や封筒フォームPE)を所定のタイミングで各用紙を給紙する給紙部111と、導入路112からの用紙を搬送するループ状の搬送経路113、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッドC、K、M、Yからなる印刷手段114と、用紙を封入封緘ユニット120に排出する第1の排出路115と、用紙をループ外に排出する第2の排出路116と、搬送経路113を搬送されてきた用紙を受け入れた後に逆行させて搬送経路113に戻して用紙の上下を反転させるスイッチバック路117と、を備えている。
<封入封緘ユニットについて>
封入封緘ユニット120は、封筒フォームPE及び内容物Pに対して必要な折りを施して封筒フォームPEで内容物Pを包み込むように封入封緘処理をして封書を作製する装置である。なお、本形態例では封筒フォームPEを三つ折りにして内容物Pを包み込むように収容する装置であるが、封筒フォームPEの折り回数や折り方に関しては作製する完成物の形状や用途に応じて種々の形態があるため特に限定はされない。
詳述すると、内容物Pを搬送しながら必要に応じて所定の折りを施す内容物折り部121と、封筒となる封筒フォームPEを搬送しながら必要に応じて所定の折りを施す封筒フォーム折り部122と、搬送に伴って封筒フォームPEの一部を折り畳みながら内容物Pを包み込むように収容する収容部123と、収容部123で内容物Pが収容された状態の封筒フォームPEの第2折り位置で折りを施してフラップを形成して封筒フォームPEを封筒形状にするフラップ折り部124と、フラップの折り位置を位置決めするための待機経路として機能し封筒フォームPEに予め転写された再湿糊部分に水を塗布する水塗布処理部125と、搬送に伴って水塗布後の封筒を封緘する封緘部126と、封緘処理された封書を装置筐体外部まで上昇搬送させた後、排出トレイ127aまで水平に排出搬送する排出部127と、を備えている。
また、封書作製装置100は、例えば封書作製に必要な条件が設定された封書作製ジョブ等の封書作製装置100を構成する各部を駆動するのに必要な情報を記憶する統括記憶部128と、封書作製装置100を構成する各部の駆動制御を行う統括制御部129と、を備えている。
なお、封書作製ジョブには、例えば封書の作製通数、使用する封筒フォームPEにより作製される封筒に関する情報である封筒情報(例えば印刷枚数、フォームサイズ、封筒フォームPEが封筒形状となったときの封筒サイズ、窓部の有無、印刷条件(片面印刷/両面印刷)、印刷する印刷画像データ、折り方等を示す情報)と、内容物Pとなる用紙に関する情報である用紙情報(例えば印刷部数、内容物枚数情報、出力サイズ、印刷条件(片面印刷/両面印刷)、印刷する印刷画像データ、折り方、後述する特定情報の印刷位置等を示す情報)等、封書を作製するのに必要な情報が含まれている。
また、封書作製装置100が封書作製ジョブの入手方法としては、ユーザが使用するPC等の外部端末装置から入手する方法、予め設定した封書作製ジョブを記憶させたUSBメモリ等の補助記憶装置を介して入手する方法、装置本体に各種入力キーやタッチパネル等で構成される設定入力手段を具備させ封書作製ジョブを設定する方法、予め設定した封書作製ジョブを記憶する外部サーバから通信ネットワークを介して入手する方法等がある。
そして、本発明に係る用紙折り装置1は、上述した封書作製装置100における「内容物折り部121」に相当し、内容物Pとなる用紙の所定箇所に印刷された特定情報(この情報は、封筒を開封せずに内容物Pに印刷された受取人や差出人を特定するための情報であり、例えば受取人の宛先情報(郵便番号、氏名、住所又は居所)、受取人や差出人を識別する識別情報(一次元コード(バーコード)や二次元コード(QRコード(登録商標)やSPコード)、管理番号等)、差出人の差出人情報(郵便番号、氏名、住所又は居所等)を含む)が封入先となる封筒における窓部から視認可能なように内容物Pにおける搬送方向長さXを位置決めして折りを施す装置である。
[用紙折り装置について]
次に、本発明に係る用紙折り装置1について図2〜図6を参照しながら説明する。
本例の用紙折り装置1は、上述した封入封緘ユニット120の内容物折り部121に相当し、図2又は図3に示すように、封筒に封入される内容物Pとなる用紙を搬送しながら封書作製ジョブで設定された折り方で折りを施す装置であり、用紙折り部10と、記憶部20と、制御部30とを備えて構成されている。
なお、以下の説明では、図6に示すように用紙に所定回数の折りが施されることで形成される折り片のうち、用紙が内容物として封筒に封入されたときに当該封筒における窓部が設けられた窓付面(すなわち、封筒フォームPEに折りを施したときの窓部が設けられた折り片の面)と対向する特定情報が印刷された折り片の面を「特定情報印刷面」として定義する。
また、本装置によって折りが施される封書の内容物Pは、例えば通常の枚葉紙(サイズ、厚さ等は作製する封書に応じて任意に選択される)や不定形サイズの用紙等の各種用紙であるため、以下の説明では単に「用紙」ということもある。
さらに、以下の実施形態では、用紙折り部10を構成するローラ群(後述する第1ローラ11a〜第4ローラ11dの4つのローラ)によって用紙に対して所定の折り位置で折りを2回施す構成例である。用紙の折り方としては、図4(a)又は図5(a)に示す内三つ折り(第1折り片の上に第2折り片が重なる状態とするため、用紙を展開したときに第1折り位置と第2折り位置の折り方が共に谷折りとなる)、図4(b)又は図5(b)に示す外三つ折り(第1折り片と第2折り片とが重ならない略Z形状となるため、用紙を展開したときに第1折り位置の折り方が山折り、第2折り位置の折り方が谷折りとなる)、図4(c)又は図5(c)に示す四つ折り(二つ折りした状態でさらに二つ折りをするため、用紙を展開したときに第1折り位置の折り方が谷折り、第2折り位置のうち一方の折り位置が谷折り、他方の折り位置が山折りとなる)の3パターンを例に挙げる。
なお、図4又は図5に示した内三つ折り、外三つ折り、四つ折りにおける各折り位置の折り方(谷折り、山折り)は、用紙の搬送方向の表裏向き、封筒への封入方向、特定情報の印刷位置に依存するため、あくまで一例とする。
用紙折り部10は、用紙を前段の印刷ユニット110から受け入れた用紙に対し、規制搬送路13に沿って搬送しながら所定の折り回数だけ折りを施す折り手段11と、用紙に折りを施す際の折り位置を位置決めするため折り位置決め手段12とを備えている。
折り手段11は、制御部30の制御により、印刷ユニット110で印刷処理された印刷済み用紙を搬入し、この用紙に対して封書作製ジョブで設定された折り方で用紙を規制搬送路13に沿って挟持搬送しながら所定の折りを施した後、後段(収容部123)に向けて挟持搬送する。折り手段11は、図2に示すように第1ローラ11a〜第4ローラ11dからなるローラ群で構成されている。
折り手段11における折りローラ対の組合せとしては、第1ローラ11aと第2ローラ11bとで第1ローラ対を構成し、用紙を搬入して第1折り位置を位置決めするため後述する第1突当部材12aに用紙が突き当たるまで第1規制搬送路13aに沿って搬送する。また、第2ローラ11bと第3ローラ11cとで第2ローラ対を構成し、第1突当部材12aに突き当たった用紙に第1折り位置で折りを施した後、第2の折り位置を位置決めするため後述する第2突当部材12bに用紙が突き当たるまで第2規制搬送路13bに沿って搬送する。さらに、第3ローラ11cと第4ローラ11dとで第3ローラ対を構成し、第2折り位置が位置決めされた用紙に対して折りを施した後、後段の収容部123に搬出する。
折り位置決め手段12は、第1規制搬送路13a上に用紙の搬送方向に沿って摺動自在に設けられ用紙に対する第1折り位置を位置決めするための板状部材からなる第1突当部材12aと、第2規制搬送路13b上に用紙の搬送方向に沿って摺動自在に設けられ用紙に対する第2折り位置を位置決めするための板状部材からなる第2突当部材12bとで構成される。折り位置決め手段12は、用紙の特定情報印刷面の搬送方向長さXが封筒の窓付面における搬送方向長さYよりも記憶部20に記憶される長さ調整値αの分だけ短くなるように、制御部30の制御によって第1突当部材12a及び第2突当部材12bが適宜移動される。
記憶部20は、例えばEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやDRAMやSDRAM等の揮発性メモリを含む各種半導体メモリ、HDD等の各種記憶装置で構成され、用紙折り装置1を構成する各部の駆動制御情報を記憶している。
また、記憶部20は、用紙が収容される封筒の窓付面における搬送方向長さYに対して所定長さだけ短くして、封入した用紙が封筒内で暴れず、且つ特定情報が窓部から視認可能な位置となるように用紙の特定情報印刷面における搬送方向長さXを調整する長さ調整値αを記憶している。この長さ調整値αは、図6に示すように使用する封筒の窓付面における搬送方向長さYに対して用紙の特定情報印刷面における搬送方向長さXが所定長さ(例えば3〜5mm程度)短くなるようにするための折り位置調整用の設定値である。
なお、長さ調整値αは、封筒の窓付面における搬送方向長さYに対して用紙の特定情報印刷面における搬送方向長さXを所定長さだけ短くして封筒の窓部の位置から特定情報が視認可能となるように、用紙における特定情報印刷面となる折り片の折り位置を調整するための値である。従って、本装置を運用する上で、長さ調整値αの調整を行った際に、封筒の窓付面に設けられた窓部の大きさや位置と、特定情報印刷面における特定情報の印刷面積の大きさや位置とが適合するように予め封筒フォームPE及び用紙が作成されていることが条件となる。
制御部30は、例えばCPU(Central Processing Unit )やROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)又はこれらの機能を具備するMPU(Micro-Processing Unit )等のプロセッサで構成され、用紙折り装置1を構成する各部の駆動制御を行っている。
また、制御部30は、封書作製ジョブに含まれる窓部有無情報から封筒が窓付封筒であるか否かを判断し、封筒が窓付封筒であると判断すると、同じく封書作製ジョブに含まれる用紙折り方情報、特定情報印刷位置情報及び用紙サイズ情報に基づき、用紙の特定情報印刷面を特定し、さらに特定情報印刷面における搬送方向長さXが封筒の窓付面における搬送方向長さYよりも長さ調整値αだけ短くなるように第1突当部材12a及び第2突当部材12bが待機位置から移動する移動量を算出して用紙における特定情報印刷面を規定する特定情報印刷面規定手段31を備えている。
特定情報印刷面規定手段31は、特定情報印刷面規定手段31で算出した移動量に基づいて折り位置決め手段12を駆動制御している。つまり、制御部30は、封書作製ジョブに含まれる封筒サイズ情報、用紙折り方情報、特定情報印刷位置情報、用紙サイズ情報から特定情報印刷面規定手段31で算出した第1突当部材12a及び第2突当部材12bの移動量に基づき、第1突当部材12a及び第2突当部材12bを規制搬送路13に沿って待機位置から所定距離移動させることで、内容物として封筒に収容される用紙の特定情報印刷面のサイズを規定している。
そして、上述した用紙折り装置1を封書作製装置100に搭載して運用した際の処理動作としては、まず封書作製ジョブが開始されると、このジョブ内容から封筒が窓付封筒であるか否かを確認する。
次に、封筒が窓付封筒であると確認されると、封書作製ジョブに含まれる封筒サイズ情報、用紙折り方情報、特定情報印刷位置情報及び用紙サイズ情報に基づき、用紙に折りを施したときの特定情報印刷面における搬送方向長さXが、封筒の窓付面における搬送方向長さYよりも長さ調整値αだけ短くなるように折りを施すべく、第1突当部材12a及び第2突当部材12bの待機位置からの移動量を特定印刷面規定手段31で算出する。
次に、算出した移動量に基づいて第1突当部材12a及び第2突当部材12bを規制搬送路13に沿って適宜移動した後、印刷ユニット110から搬送された印刷済み用紙に対して用紙折り方情報に基づく折り方で用紙を搬送しながら折りを施す。このとき、この折り工程により形成される特定情報印刷面における搬送方向長さXが、封筒の窓付面における搬送方向長さYよりも長さ調整値αだけ短くなるように用紙に折りが施される。そして、所定の折りが施された用紙は、後段の収容部123に搬送される。
以上説明したように、上述した用紙折り装置1は、封筒が窓付封筒であると確認されると、封書作製ジョブに含まれる封筒サイズ情報、用紙折り方情報、用紙サイズ情報に基づき、用紙に折りを施したときの特定情報印刷面における搬送方向長さXが、封筒の窓付面における搬送方向長さYよりも長さ調整値αだけ短くなるように第1突当部材12a及び第2突当部材12bを適宜移動して用紙との当接位置を調整しているため、封書として完成したときに、用紙の特定情報が封筒の窓部から確実に視認できるようになる。
また、封書を郵送したときでも、封筒の窓付面における搬送方向長さYに対して用紙の特定情報印刷面における搬送方向長さXが長さ調整値αだけしか小さくなっていないため、封書を郵送したときでも特定情報が窓部からズレることがない。
さらに、封筒サイズ情報、用紙折り方情報及び用紙サイズ情報に応じて、封筒の窓付面における搬送方向長さYよりも用紙の特定情報印刷面における搬送方向長さXが長さ調整値αだけ短くなるようにしているため、用紙の折り方やサイズに関係なく、常に特定情報印刷面の大きさが封筒の窓付面における大きさに適合するように折り位置を制御することができる。
[その他の実施形態について]
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下に示すように使用環境等に応じて適宜変更して実施することもできる。また、以下の変更例を本発明の要旨を逸脱しない範囲の中で任意に組み合わせて実施することもできる。
上述した形態では、用紙の折り方として内三つ折り、外三つ折り、四つ折りの3パターンの折りを可能とするローラ数や配置となるような装置構成例で説明したが、これに限定されることはなく、例えば二つ折り、観音折り、蛇腹折り(W折り)、又は複数の折り方を任意に組み合わせた折り方(クロス折り)等の種々の折り方で用紙に折りを施してもよい。このような種々の折り方に対応させるように、装置構成として折り手段11におけるローラ数を適宜増加させ、目的とする折りが実施可能に配置すればよい。
なお、ローラの配置や数が変更された場合であっても、用紙を封筒に封入したときに封筒の窓付面における搬送方向長さYから長さ調整値αだけ短くなるように折り位置決め手段12を駆動制御して特定情報印刷面における搬送方向長さXを調整すればよい。
また、上述した形態では、封筒の窓付面における搬送方向長さYよりも長さ調整値αだけ用紙の特定情報印刷面における搬送方向長さXが短くなるように用紙に折りを施しているが、これは用紙の搬送方向と直交する用紙幅方向の長さが封筒サイズに依存するため、予め封筒フォームPE及び用紙が共に適合するサイズを使用することが条件となっている。
しかしながら、他の形態例として、例えば封筒フォームPEのサイズに適合しない用紙が選択されている場合に、用紙の幅方向に対する折りを施して封筒に封入可能な大きさにサイズ調整するための折り機構を追加した構成とすれば、用紙と封筒のサイズが適合していない場合でも対応可能となる。なお、用紙の幅方向に対する折りは、用紙サイズ情報と封筒サイズ情報に加えて用紙に印刷された内容の位置情報と余白位置情報を鑑みて適宜折り量を調整すればよい。
さらに、封書作製装置100において印刷ユニット110となる印刷装置の構成としてインクジェット記録装置を用いた例で説明したが、作製する封書の作製内容に応じて内容物Pや封筒フォームPE等に所望の画像形成が可能であればよいため、インクジェット記録装置の他に例えば孔版印刷装置、複写機、レーザプリンタ等の各種画像形成装置を採用してもよい。
また、上述した実施例では、用紙折り装置1に記憶部20及び制御部30を具備する構成で説明したが、本装置が搭載される封書作製装置100の統括記憶部128及び統括制御部129が、その機能を賄ってもよい。
1…用紙折り装置
10…用紙折り部
11…折り手段(11a…第1ローラ、11b…第2ローラ、11c…第3ローラ、11d…第4ローラ)
12…折り位置決め手段(第1突当部材12a、第2突当部材12b)
13…規制搬送路(13a…第1規制搬送路、13b…第2規制搬送路)
20…記憶部
30…制御部(31…特定情報印刷面規定手段)
100…封書作製装置
110…印刷ユニット(印刷装置)
120…封入封緘ユニット(封入封緘装置)
P…内容物(折りが施される用紙)
PE…封筒フォーム

Claims (2)

  1. 窓部が設けられた窓付面を有する窓付封筒に内容物として封入され前記窓部から視認される特定情報が印刷された用紙に所定の折りを施す折り手段と、
    前記用紙の折り位置を位置決めする折り位置決め手段と、
    封筒サイズ情報、用紙折り方情報、特定情報印刷位置情報及び用紙サイズ情報に基づき、前記内容物の前記特定情報印刷面の搬送方向長さが、前記窓付封筒の前記窓付面の搬送方向長さに適切に収まるように前記用紙に対する前記折り位置決め手段の当接位置を位置決めする制御部と、
    を備えたことを特徴とする用紙折り装置。
  2. 前記制御部は、前記特定情報印刷面の搬送方向長さが、前記封筒のサイズ情報から特定される前記窓付面の搬送方向長さよりも予め設定された長さ調整値αだけ短くなるように、前記折り位置決め手段の待機位置から前記当接位置までの移動量を算出し、この算出した前記移動量に基づいて前記折り位置決め手段を移動することを特徴とする請求項1記載の用紙折り装置。
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