JP6444108B2 - 流体継手 - Google Patents
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Description
同様の問題点は、圧力容器に配管を接続する流体継手に共通の課題であった。特に、圧力の高い高圧容器、または、圧力振幅及び周波数の高い高圧容器において、継手の本体が破損し易いという問題点があった。
かかる構成によれば、流体継手は、本体の第2の円筒部が受け部材の収容部に嵌合されていることによって、本体と受け部材とを正確な位置に配置することができる。本体と受け部材とは、正確に配置されることによって、本体が受け部材から受ける力の合力と、本体が加圧流体から受ける力との作用点が合致するようになる。流体継手は、作用点が正確に一致することで、本体内部に作用する圧縮応力がより均一に分布する作用が生じ、本体の耐久性が向上する。
かかる構成によれば、本体は、段差面と第2の円筒部との間に縮径部が形成されていることによって、本体の断面が急激に拡大する箇所がないため、応力集中が起こり難く、亀裂や割れが発生するのを抑制できる。
かかる構成によれば、弁体収容部材は、弁体収容部材の端部が縮径部に当接した状態で、収容部内に挿入される。
かかる構成によれば、流体継手をピストンポンプのシリンダに用いるチェックバルブに適用できる。
かかる構成によれば、本体が弁座を備えているため、構造が簡便で、耐久性の高いチェック弁である流体継手を形成できる。
係合部2oは、シリンダ5の内面に内嵌される吸入側中径部2b(第1の円筒部)と、第1の円筒部よりも小径のパッキン設置部2gと、このパッキン設置部2gに配設されたパッキンPと、を備えている。
バルブシート2は、その前側の前端部に第2の円筒部である吐出側中径部2dを有している。フランジ部材6は、吐出側中径部2dが嵌挿される吐出弁設置部6dを有し、吐出弁設置部6dで吐出側中径部2dを規制してバルブシート2を支持している。
バルブシート2は、流体が供給される供給口21aと、後側に供給口21aから供給された流体をシリンダ5の内部に排出する吸入口21bとを、有している。
バルブシート2は、その後側に形成された吸入弁座2hと、その前側に形成された吐出弁座2nと、を備えている。
吸入弁体31及び吐出弁体41の前記平弁部の厚さtは、平弁部31a、41aの外径に対して15%以上45%以下に形成されている。
出口1bは、高圧流体が供給される供給先に連通している。
図2に示すように、バルブシート2は、外周部から一方側(吸入側)に形成された吸入口21bに向けて流体が流れる供給流路21と、流入口22aから他方側(吐出側)に形成された吐出口22bに向けて流体が流れる排出流路22(貫通路)と、を有する部材である。バルブシート2には、後側に吸入口21bを開閉する吸入弁3が配置され、前側に吐出口22bを開閉する吐出弁4が配置されている。
バルブシート2の吸入側には、大径部2aと断面拡大部2fとの間に形成された断面拡大部2fと、断面拡大部2fの後側に連続形成された係合部2oと、係合部2oの後側に連続形成された吸入弁座2hと、吸入側小径部2cの後端部に形成されたばね受け部2iと、が形成されている。
バルブシート2の吐出側には、大径部2aと吐出側中径部2dとの間に形成されたテーパ部2jと、吐出側中径部2dの前側に連続形成された段差面2kと、段差面2kの軸心側基端部に形成された縮径部2mと、吐出側小径部2eの前端面に形成された吐出弁座2nと、が形成されている。
バルブシート2は、吸入側の吸入側中径部2b(第1の円筒部)をシリンダ室5aの内壁に内嵌し、吐出側の大径部2a、テーパ部2j、及び吐出側中径部2dを貫通孔6aに内嵌させた状態で、シリンダ5(圧力容器)とフランジ部材6との間に介在されている。
大径部2a(拡径部)は、バルブシート2において、最も外径が大きい円筒部位であり、バルブシート2の軸方向の中央部に形成されている。大径部2aは、係合部2oとテーパ部2j(円錐面)との間に係合部2oよりも拡径されて形成されている。大径部2aに形成された供給口21aの前後方向に、フランジ部材6に設けられたシール部材Oが当接した状態に設置されている。
吸入側中径部2bは、シリンダ室5aの内面に内嵌される円筒状の部位であり、断面拡大部2fの後側に連続形成されている。
パッキン設置部2gは、バルブシート2に外嵌されるパッキンPが装着される部位であり、吸入側中径部2bの後側にパッキンPの厚さよりも若干小さく段差状に連続形成されている。換言すると、シリンダ5の前側(吸入口側)にパッキン設置部2gが形成されている。
チェックバルブ1は、バルブシート2(本体)の吐出側中径部2d(円筒部)がフランジ部材6(受け部材)の吐出弁設置部6d(収容部)に嵌合されていることによって、バルブシート2とフランジ部材6とを正確な位置に配置することができる。バルブシート2とフランジ部材6とは、正確に配置されることによって、バルブシート2がフランジ部材6から受ける力の合力と、バルブシート2が加圧流体から受ける力との作用点が合致するようになる。チェックバルブ1は、作用点が正確に一致することで、バルブシート2の内部に作用する圧縮応力がより均一に分布する作用が生じ、バルブシート2の耐久性が向上する。
縮径部2mは、段差面2kの軸心側基端部から吐出側小径部2eの後端にわたってテーパ状に形成された部位である。縮径部2mには、弁体収容部材44の後端が当接した状態に設置されている。
図1に示すように、フランジ部材6(バルブシート受け部材、受け部材)は、吸入側中径部2bをシリンダ室5a内の前端部に内嵌されたバルブシート2を前側の内面側から保持する保持部材である。フランジ部材6には、軸心線上にバルブシート2の大径部2aとテーパ部2jを収容する受容部と、流通路とから成る貫通孔6aが形成されている。また、フランジ部材6を不図示のハウジングに締結する締結ボルトBが挿入されるボルト挿入孔6gと、が形成されている。ここで、特許請求の範囲の「流通路」とは、排出流路22(貫通路)の前側に連通する流路をいう。
なお、特許請求の範囲に記載の「受容部」は、バルブシート内設部6bとテーパ面6cとを含めていう。
不図示のハウジングは、シリンダ5を収納すると共に、フランジ部材6が締結される部材であり、例えば、高圧ポンプ等のポンプハウジングから成る。
図1に示すように、シリンダ5(圧力容器)は、プランジャ7が進退自在に挿入されるシリンダ室5aを形成した円筒状の部材であり、不図示のハウジングに内設されている。シリンダ5は、軸心部側に前記シリンダ室5aを有し、前端面5bの軸心部側に切欠部5cを有している。シリンダ5の前端部は、前端面5bがフランジ部材6の段差面6fに当接している。
図1に示すように、プランジャ7は、油圧等によって往復動作する部材である。プランジャ7は、後退することによって、弁ばね32に抗して吸入弁体31を吸引すると共に、供給流路21内の流体をシリンダ室5a内に吸入し、前進することにより、シリンダ室5a内の流体を押圧して流入口22aから排出流路22内に流体を送り込むプランジャポンプの機能を果たす。
図3(a)、(b)に示すように、吸入弁3は、吸入口21bを開閉するバルブである。吸入弁3は、吸入口21bと、吸入口21bの周縁に形成された吸入弁座2hと、吸入口21bを閉塞する吸入弁体31と、吸入弁体31を閉弁側に付勢する弁ばね32と、吸入弁体31及び弁ばね32を支持する吸入側小径部2c(弁体ガイド部)と、弁ばね32のばね受け部2iと、を備えて構成される常閉弁から成る。
図3(a)に示すように、弁ばね32は、常時予め設定されたばね力で吸入弁体31を閉弁方向(矢印g方向)に押圧するばね部材であり、圧縮コイルばねから成る。
図2に示すように、吐出弁4は、バルブシート2の吐出口22bを開閉するバルブである。吐出弁4は、吐出口22bの周縁部に形成された吐出弁座2nと、吐出口22bを開閉する吐出弁体41と、吐出弁体41を吐出弁座2nに当接させて吐出口22bを閉弁させる弁ばね42と、吐出弁体41を支持する弁体支持部材43と、吐出弁体41、弁ばね42及び弁体支持部材43を収納する弁体収容部材44と、を備えている。
平弁部41aは、板厚が薄い円形の平板状に形成されており、弁座面に当接して吐出口22bを閉弁する部位である。吐出弁座2nは、バルブシート2の前端面に形成された平面から成る。
棒状部41bは、吐出弁体41を支持する筒状に形成された吐出弁体ガイド部43aを有する弁体支持部材43内に摺動自在に挿入されている。
吐出弁体ガイド部43aの外側に弁ばね42が外嵌され、軸心孔43cには吐出弁体41の棒状部41bが挿入されて、弁体収容部材44の弁体収容部44a内に収納されている。
なお、ばね受け部43bは収容部材流路部44bの後端面に形成することもできる。
横孔43dは、ばね受け部43bの一方側の外周部から軸心孔43cを貫通して他方側の外周部まで形成された流路であり、弁体収容部44a内の流体を軸心孔43cに送り流すために形成されている。
弁体収容部材44は、フランジ部材6の吐出弁設置部6d(収容部)に内設され、後端が縮径部2mに当接した状態で、後端内に吐出弁座2nの外周の吐出側小径部2eが内嵌されて、前方側に接続部材8が当接した状態で設けられている。
次に、添付図面を参照しながら本発明の実施形態に係るチェックバルブの作用を説明する。
また、吐出弁体41は、平弁部41aの厚さを薄くしたことにより、剛性が低下する一方、圧力差によって平弁部41aに撓みが発生することで、平面で成る吐出弁座2nへの密着性が高まる。吐出弁座2nは、吐出弁体41の開閉により次第に摩耗するところ、吐出弁座2nの摩耗にもかかわらず、平弁部41aの吐出弁座2nへの密着性が高いため、吐出弁4からの漏れを防止できる。
他方、排出流路22には、シリンダ室5aと同一の圧力が作用する。排出流路22に加わる圧力は、バルブシート2を中心から半径方向外周方向へ押し広げようとする。外周部から作用する力と内部から作用する力により、バルブシート2全体にほぼ均一な圧縮応力が働く。
バルブシート2は、フランジ形状部位の付根に引張応力が発生するのを解消したので、寿命を長くすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
なお、以上の実施形態においては、チェックバルブ1である流体継手について説明したが、排水流路22(貫通路)を有する独楽形状のバルブシート2と、フランジ形状のフランジ部材6(受け部材)を備える圧力容器の流体継手に汎用的に利用できる。
例えば、シリンダ5に替えて圧力容器を利用し、吸入弁3または吐出弁4を取り外してもよい。吐出弁4を取り外した場合、弁体収容部材44、及び収容部材流路部44bも取り外してもよい。また、吸入弁3を取り外した場合、併せて供給流路21も取り外す。上述の実施形態における排出流路22は、圧力容器と外部との流体の通路として利用される。
このような流体継手は、非常に高い圧力の流体を閉じ込める圧力容器または、圧力振幅及び周波数の高い圧力容器に特に適している。
2 本体(バルブシート)
2a 大径部(拡径部)
2b 吸入側中径部(第1の円筒部)
2c 吸入側小径部(吸入側小径円筒部、吸入弁体ガイド部)
2d 吐出側中径部(第2の円筒部)
2f 断面拡大部
2g パッキン設置部(係合部)
2j 円錐面(テーパ部)
2n 吐出弁座
2o 係合部
3 吸入弁
4 吐出弁
5 圧力容器(シリンダ)
5a シリンダ室
6 受け部材(フランジ部材、バルブシート受け部材)
6a 貫通孔
6b バルブシート内設部6b(受容部)
6c テーパ面(受容部)
6d 収容部(流通路、吐出弁設置部)
6e 雌ねじ部(流通路)
21 供給流路
21b 吸入口
22 排水流路(貫通路)
22a 流入口
22b 吐出口
31 吸入弁体
31a,41a 平弁部
41 吐出弁体
41b 棒状部
42 弁ばね
43 弁体支持部材
43a 吐出弁体ガイド部
43b ばね受け部
44 弁体収容部材
44a 弁体収容部
44b 収容部材流路部
D 吸入弁及び吐出弁の平弁部の外径
P パッキン(係合部)
t 吸入弁及び吐出弁の平弁部の厚さ
Claims (9)
- 圧力容器に配設される流体継手であって、
本体であって、
前記圧力容器へ連通し流体が流通する貫通路と、
前記本体の一方側に形成され前記圧力容器内に係合して配置され、前記圧力容器の内面に内嵌される第1の円筒部、前記第1の円筒部に設けられ、前記第1の円筒部よりも小径のパッキン設置部、及び前記パッキン設置部に配設されたパッキンを有する係合部と、
他方側に形成された円錐面と、
前記係合部と前記円錐面との間に当該係合部よりも拡径された拡径部と、
前記係合部から前記拡径部に向かい断面が拡大する断面拡大部と、
を有する本体と、
受け部材であって、
前記円錐面と同一の開先角度であるテーパ面を有する受容部と、
前記貫通路の他方側に連通する流通路と、を有し、
前記圧力容器に配設され、前記本体の円錐面を前記受け部材のテーパ面に当接させて、前記本体を支持する受け部材と、
を備え、
前記圧力容器は前端面に切欠部を有し、
前記圧力容器と前記本体との間には、前記断面拡大部と前記切欠部とで区画され、前記圧力容器と前記本体とが直接的にも間接的にも軸方向に当接しないように形成された隙間が設けられている、
流体継手。 - 前記本体は、その前記他方側の前端部に第2の円筒部を有し、
前記受け部材は、前記第2の円筒部が嵌挿される収容部を有し、前記収容部で前記第2の円筒部を規制して前記本体を支持している、
請求項1に記載の流体継手。 - 前記本体は、
前記第2の円筒部の前側に連続形成された段差面と、
前記段差面の軸心側基端部に形成された縮径部と、
前記縮径部の前側に連続形成された吐出側小径部と、を有している、
請求項2に記載の流体継手。 - 弁体収容部材を備え、
前記弁体収容部材は、前記収容部内に挿入され、前記弁体収容部材の端部が前記縮径部に当接する位置に配置されている、
請求項3に記載の流体継手。 - 前記圧力容器は、ピストンポンプのシリンダであって、
前記本体は、前記流体が供給される供給口と、
一方側に前記供給口から供給された前記流体を前記シリンダ内に排出する吸入口とを、有し、
前記貫通路は、前記一方側に前記シリンダ内で加圧された前記流体が流入する流入口と、
前記他方側に前記流体を吐出する吐出口と、を有し、
前記吸入口に配置された吸入弁と、
前記吐出口に配置された吐出弁と、を備えている、
請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の流体継手。 - 前記本体は、
前記本体の前記一方側に形成された前記吸入弁の弁座と、
前記本体の前記他方側に形成された前記吐出弁の弁座と、を備えている、
請求項5に記載の流体継手。 - 前記吸入弁の弁座と前記吐出弁の弁座は、前記本体に一体として連続形成されている、
請求項6に記載の流体継手。 - 前記吐出弁は、平弁部を有する吐出弁体と、
前記吐出弁体を摺動自在に支持する吐出弁体ガイド部と、を備え、
前記吸入弁は、平弁部を有する吸入弁体と、
前記吸入弁体を摺動自在に支持する吸入弁体ガイド部と、を備え、
前記吐出弁の弁座面及び前記吸入弁の弁座面は、平面である、
請求項6または請求項7に記載の流体継手。 - 前記吸入弁体及び前記吐出弁体の前記平弁部の厚さは、前記平弁部の外径に対して15%以上45%以下に形成されている、
請求項8に記載の流体継手。
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