JP6444632B2 - ビールライクテイストの梨由来果実酒およびその製造方法 - Google Patents
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(1)エキス分の総量が2.8〜5.8w/v%でありかつ有機酸の含量が0.34〜0.52w/v%であり、果実原料の少なくとも一部が梨またはその加工物である、ビールライクテイストの付与された果実酒。
(2)有機酸がC3〜C6の1〜3価カルボン酸である、(1)に記載の果実酒。
(3)有機酸が、リンゴ酸、クエン酸および乳酸の組み合わせを含んでなる、(1)または(2)に記載の果実酒。
(4)リンゴ酸とクエン酸との質量比が、1:0.06〜1:1.5である、(3)に記載の果実酒。
(5)リンゴ酸と乳酸との質量比が、1:0.2〜1:1.1である、(3)または(4)に記載の果実酒。
(6)リンゴ酸とクエン酸および乳酸の合計との質量比が、1:0.73〜1:2.5である、(1)〜(5)のいずれかに記載の果実酒。
(7)果実原料がリンゴまたはその加工物をさらに含んでなる、(1)〜(6)のいずれかに記載の果実酒。
(8)焙焼糖類含有物をさらに含んでなる、(1)〜(7)のいずれかに記載の果実酒。
(9)焙焼糖類含有物が、焙焼リンゴ果汁、焙焼梨果汁またはそれらの混合物を含んでなる、(8)に記載の果実酒。
(10)容器詰めである、(1)〜(9)のいずれかに記載の果実酒。
(11)ビールライクテイストの付与された果実酒の製造方法であって、
果実酒の果実原料の少なくとも一部が梨またはその加工物であり、
果実酒中のエキス分の総量および/または有機酸の含量を調整して、果実酒中のエキス分の総量を2.8〜5.8w/v%としかつ有機酸の含量が0.34〜0.52w/v%とすることを含んでなる、方法。
(12)果実酒に焙焼糖類含有物を含有させることをさらに含んでなる(11)に記載の製造方法。
(13)果実酒にビールライクテイストを付与する方法であって、
果実酒の果実原料の少なくとも一部が梨またはその加工物であり、
果実酒中のエキス分の総量および/または有機酸の含量を調整して、果実酒中のエキス分の総量を2.8〜5.8w/v%としかつ有機酸の含量が0.34〜0.52w/v%とすることを含んでなる、方法。
(14)果実酒に焙焼糖類含有物を含有させることをさらに含んでなる、(13)に記載の方法。
本発明の果実酒は、果実原料の少なくとも一部が梨またはその加工物であり、エキス分および有機酸の含量が特定の範囲にあることを特徴としている。
本発明のビールライクテイストの果実酒の製造方法は、果実酒の果実原料の少なくとも一部が梨またはその加工物であり、果実酒中のエキス分の総量および/または有機酸の含量を調整して、果実酒中のエキス分の総量を2.8〜5.8w/v%としかつ有機酸の含量が0.34〜0.52w/v%とすることを特徴としている。
1−1
洋梨果汁(70ブリックス)とぶどう糖との混合液を所定の糖濃度まで加水し、酵母(サッカロミセス・セレビシエ)を菌濃度が20×106個/mlとなるように接種し、20℃で発酵を行い、発酵液(アルコール濃度5v/v%)を得た。
次に、得られた発酵液に、果汁(リンゴ酸含有)、有機酸(乳酸、クエン酸、クエン酸Na)、砂糖および焙焼糖類含有物0.1w/v%(焙焼リンゴ果汁または焙焼洋梨果汁)を添加して各成分の濃度を調整し、さらに炭酸水で希釈し、最終アルコール濃度5w/v%の果実酒(ペリー:試験品1〜7)を得た。
◎:ビールらしい味わいが非常にある
○:ビールらしい味わいが認められる
×:ビールらしい味わいがない
◎:有り
○:やや有り
×:なし
1−1と同様の手法により、試験品8〜12を得た。ここで、試験品8の「エキス分」の含量は試験品1〜7よりも低レベルに設定した(2.8(w/v%)未満)。また、試験品9〜11では、「エキス分」の含量を試験品1〜7と同レベルに設定する一方、「リンゴ酸、乳酸およびクエン酸の総濃度」は0.3(w/v%)未満または0.52(w/v%)を超過する範囲に設定した。また、試験品12では、「エキス分」の含量および「リンゴ酸、乳酸およびクエン酸の総濃度」を試験品1〜7と同レベルに設定する一方、焙焼糖類含有物を添加しなかった。
試験品8〜12について、1−1と同様の手法により、「ビールらしい味わい」および「外観のビールらしさ」について、官能評価を行った。
また、試験品12の結果から、ビールらしい味わいを付与された果実酒に、その味わいを損なうことなくビールらしい外観を付与するためには、焙焼糖類含有物をさらに添加する必要があることが確認された。
2−1
洋梨果汁(70ブリックス)に代えて、洋梨果汁(70ブリックス)とリンゴ果汁(70ブリックス)の混合物(質量比率−洋梨果汁:リンゴ果汁=1:1)を果実原料に用いる以外、実施例1と同様の手法により、最終アルコール濃度5v/v%の果実酒(試験品13〜18)を得た。さらに、試験品13〜18について、実施例1と同様の手法により、「ビールらしい味わい」および「外観のビールらしさ」に関する官能評価を行った。
また、2−1と同様の手法により、試験品21を得た。試験品21では、「エキス分」の含量を試験品13〜18と同ベルに設定する一方、「リンゴ酸、乳酸およびクエン酸の総濃度」含量は0.52(w/v%)を超過するように設定した。この試験品21について、1−1と同様の手法により、「ビールらしい味わい」および「外観のビールらしさ」について、官能評価を行った。
洋梨果汁(70ブリックス)に代えて、洋梨果汁(70ブリックス)とリンゴ果汁(70ブリックス)の混合物(質量比率−洋梨果汁:リンゴ果汁=1:9)を果実原料に用いる以外、実施例1と同様の手法により、最終アルコール濃度5v/v%の果実酒(試験品22〜26)を得た。さらに、試験品22〜26について、実施例1と同様の手法により、「ビールらしい味わい」および「外観のビールらしさ」に関する官能評価を行った。
Claims (9)
- エキス分の総量が2.8〜5.8w/v%であり、
リンゴ酸、乳酸およびクエン酸の総濃度が0.34〜0.52w/v%であり、
果実原料が洋梨もしくはその加工物、または洋梨もしくはその加工物とリンゴもしくはその加工物との組み合わせであり、該組み合わせにおける洋梨もしくはその加工物とリンゴもしくはその加工物との質量比が10:0〜1:9であり、
リンゴ酸と乳酸との質量比が1:0.2〜1:1.1であり、かつ
リンゴ酸とクエン酸との質量比が1:0.06〜1:1.5である、ビールライクテイストの付与された果実酒。 - リンゴ酸とクエン酸および乳酸の合計との質量比が、1:0.73〜1:2.5である、請求項1に記載の果実酒。
- 焙焼糖類含有物をさらに含んでなる、請求項2に記載の果実酒。
- 前記焙焼糖類含有物が、焙焼リンゴ果汁、焙焼梨果汁、またはそれらの混合物を含んでなる、請求項2または3に記載の果実酒。
- 容器詰めである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の果実酒。
- ビールライクテイストの付与された果実酒の製造方法であって、
前記果実酒の果実原料が洋梨もしくはその加工物、または洋梨もしくはその加工物とリンゴもしくはその加工物との組み合わせであり、該組み合わせにおける洋梨もしくはその加工物とリンゴもしくはその加工物との質量比が10:0〜1:9であり、
果実酒中のエキス分の総量が2.8〜5.8w/v%となり、
リンゴ酸、乳酸およびクエン酸の総濃度が0.34〜0.52w/v%となり、
リンゴ酸と乳酸との質量比が1:0.2〜1:1.1となり、かつ
リンゴ酸とクエン酸との質量比が1:0.06〜1:1.5となる
ように調整することを含んでなる、方法。 - 果実酒に焙焼糖類含有物を含有させることをさらに含んでなる、請求項6に記載の製造方法。
- 果実酒にビールライクテイストを付与する方法であって、
前記果実酒の果実原料が洋梨もしくはその加工物、または洋梨もしくはその加工物とリンゴもしくはその加工物との組み合わせであり、該組み合わせにおける洋梨もしくはその加工物とリンゴもしくはその加工物との質量比が10:0〜1:9であり、
果実酒中のエキス分の総量が2.8〜5.8w/v%となり、
リンゴ酸、乳酸およびクエン酸の総濃度が0.34〜0.52w/v%となり、
リンゴ酸と乳酸との質量比が1:0.2〜1:1.1となり、かつ
リンゴ酸とクエン酸との質量比が1:0.06〜1:1.5となる
ように調整することを含んでなる、方法。 - 果実酒に焙焼糖類含有物を含有させることをさらに含んでなる、請求項8に記載の方法。
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| JP2014134754A JP6444632B2 (ja) | 2014-06-30 | 2014-06-30 | ビールライクテイストの梨由来果実酒およびその製造方法 |
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| JP2014134754A JP6444632B2 (ja) | 2014-06-30 | 2014-06-30 | ビールライクテイストの梨由来果実酒およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP2016010381A JP2016010381A (ja) | 2016-01-21 |
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| JP2014134754A Active JP6444632B2 (ja) | 2014-06-30 | 2014-06-30 | ビールライクテイストの梨由来果実酒およびその製造方法 |
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|---|---|---|---|---|
| CN113150917B (zh) * | 2021-03-16 | 2022-08-26 | 河南省农业科学院园艺研究所 | 一种红早酥梨酒及其制作方法 |
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|---|---|---|---|---|
| JP5930458B2 (ja) * | 2011-12-19 | 2016-06-08 | サッポロビール株式会社 | 果汁含有アルコール飲料及びその製造方法 |
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2014
- 2014-06-30 JP JP2014134754A patent/JP6444632B2/ja active Active
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| JP2016010381A (ja) | 2016-01-21 |
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