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JP6446982B2 - 積層体の厚み検出装置 - Google Patents
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JP6446982B2 - 積層体の厚み検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、積層体の厚み検出装置に関するものである。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。二次電池は、正極電極と負極電極がセパレータを間に挟んだ状態で層状に配置された電極組立体をケース内に備える。リチウムイオン電池の電極組立体の構造には積層型と捲回型があり、積層型では正極電極と負極電極とを、間にセパレータを介在させた状態で複数枚積層する。また、電池セルの蓋部材の上面に識別情報が表示された表示部を形成したり、電池に発光材を含有している識別体を設けることが知られている(特許文献1,2等)。
特開2012−113854号公報 特開2004−335229号公報
ところで、製造工程において電極組立体とケースの内壁との間に隙間が生じた場合、隙間にスペーサを挿入することが提案されている。また、スペーサを用いない場合にも、電極組立体をケースに良好に挿入する為には、電極組立体の厚みが規定どおりとなっているか、事前に測定することが好ましい。しかし、電極組立体の厚みを測定する場合、測定装置などを、電極組立体の表面に局所的に接触させることは好ましくない。これは、活物質の剥れ等の原因となる為である。これに対し、例えば、一対の拘束板の間に電極組立体を挟んだ状態において厚みを測定することが考えられる。しかし、この場合、電極組立体の厚みを検出するためには、使用されている拘束板の厚み情報が必要となる。
本発明の目的は、拘束板の厚み情報を取得することが可能な積層体の厚み検出装置を提供することにある。
請求項に記載の発明では、複数のシートよりなる積層体積層方向から挟んで拘束する一対の拘束板と、前記一対の拘束板で前記積層体を拘束した状態で前記一対の拘束板を保持する保持部材と、前記拘束板に挟まれた状態の前記積層体の、前記拘束板をも含んだ厚みを検出する厚み検出手段と、前記一対の拘束板の少なくとも一方に付与された前記拘束板の厚みに関する識別情報を読み取る読取手段と、を備えたことを要旨とする。
請求項に記載の発明によれば、一対の拘束板により、複数のシートよりなる積層体の積層方向から挟んで拘束され、保持部材により、一対の拘束板で積層体を拘束した状態で一対の拘束板が保持される。読取手段により、一対の拘束板の少なくとも一方に付与された拘束板の厚みに関する識別情報が読み取られる。よって、識別情報を読み取ることにより拘束板の厚み情報を取得することが可能となる。
請求項に記載のように、請求項に記載の積層体の厚み検出装置において、前記厚み検出手段は、厚さ測定用接触子を備えた厚み測定装置と、前記拘束板で拘束された前記積層体を前記厚さ測定用接触子に向け接近させる可動台と、を備え、前記可動台の移動経路に、前記読取手段の読取範囲が設定されているとよい。
請求項に記載のように、請求項に記載の積層体の厚み検出装置において、前記厚さ測定用接触子は下方向に延び、前記可動台は上下方向に移動し、前記拘束板の側面に前記識別情報が付与されているとよい。
請求項に記載のように、請求項のいずれか1項に記載の積層体の厚み検出装置において、前記一対の拘束板の各々に前記識別情報が付与されているとよい。
本発明によれば、拘束板の厚み情報を取得することが可能となる。
実施形態の二次電池を示す分解斜視図。 実施形態の二次電池の外観を示す斜視図。 電極組立体の構成要素を示す分解斜視図。 (a)は電極組立体およびその製造用治具の平面図、(b)は電極組立体およびその製造用治具の正面図、(c)は電極組立体およびその製造用治具の側面図。 電極組立体およびその製造用治具の分解斜視図。 厚み検出装置の縦断面図。 電極組立体およびその製造用治具の平面図。 厚み検出装置の縦断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1および図2に示すように、二次電池10はリチウムイオン二次電池であり、その外郭を構成する金属製のケース11を備えている。ケース11は、一面に開口部12aを備える有底直方体状の容器12と、開口部12aを塞ぐ蓋13とを備えている。容器12は、長方形状の底板12bと、底板12bの対向する一対の短側縁から立設された短側壁12cと、底板12bの対向する一対の長側縁から立設された長側壁12dとを備える。ケース11には、電極組立体14および電解液(図示略)が収容されている。電極組立体14は、容器12の内部空間が直方体形状であることに対応させて、全体として直方体形状である。
図3に示すように、複数のシートよりなる積層体としての電極組立体14は、矩形シート状の正極電極15と、矩形シート状の負極電極19とを、間にセパレータ23を介在させた状態で積層することにより構成されている。セパレータ23は、樹脂製にて、電気伝導に係るリチウムイオンが通過可能な多孔質膜で形成されている。正極電極15は、矩形状の正極用金属箔(例えばアルミニウム箔)16と、その正極用金属箔16の両面に設けられた矩形状の正極活物質層17と、を有する。正極電極15の上辺の一部には、正極集電タブ18が、正極用金属箔16の一部を突出する状態に形成して設けられている。
負極電極19は、矩形状の負極用金属箔(例えば銅箔)20と、その負極用金属箔20の両面に設けられた矩形状の負極活物質層21と、を有する。負極電極19の上辺の一部には、負極集電タブ22が、負極用金属箔20の一部を突出する状態に形成して設けられている。
正極電極15と、負極電極19と、セパレータ23は、図1に示すように、正極集電タブ18が電極の積層方向に沿って列状に配置され、且つ正極集電タブ18と重ならない位置にて負極集電タブ22が電極の積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。各正極集電タブ18および各負極集電タブ22が、集められた(束ねられた)状態で折り曲げられている。各正極集電タブ18が重なっている箇所を溶接することによって各正極集電タブ18が電気的に接続されるとともに、正極集電タブ18に正極導電部材24が接続されている。正極導電部材24には、電極組立体14から電気を取り出すための正極端子25が接続されている。
同様に、各負極集電タブ22が重なっている箇所を溶接することによって各負極集電タブ22が電気的に接続されるとともに、負極集電タブ22に負極導電部材26が接続されている。負極導電部材26には、電極組立体14から電気を取り出すための負極端子27が接続されている。正極端子25および負極端子27は蓋13を貫通してケース11外に突出するとともに、正極端子25および負極端子27は絶縁リング28によって蓋13から絶縁されている。
電極組立体14の電極の積層方向に沿った長さを、電極組立体14の厚みとすると、電極組立体14は、その厚みがケース11の内寸より僅かに小さくなるように厚み調整される。
電極組立体14の厚みは、電極組立体14をケース11に挿入する作業を良好に行う上で重要である。しかしながら、正極電極15と、負極電極19と、セパレータ23とを多数枚積層する電極組立体14の厚みにはバラツキがあり、電極組立体14の厚みとケース11の内寸との差が大きくなると、隙間が生じ、ケース11内にて電極組立体14にガタツキが生じる。従って、厚みと内寸との差が大きくなった場合には、図1に示すように、樹脂シートよりなるスペーサ96を1枚〜複数枚の適切な枚数だけ挿入する。ただし、スペーサにより調整される厚みは、例えば1mm以下と小さな値であり、挿入するスペーサ96の枚数(厚み)を設定する為には、予め、電極組立体14の精密な厚みを測定する必要がある。
次に、電極組立体の製造用治具40について説明する。
図4および図5に示すように、電極組立体の製造用治具40は、金属板製の一対の拘束板50,60と、保持部材としてのボルト41および雌ねじ部52を備えている。一対の拘束板50,60により、電極組立体14を電極の積層方向から挟んで拘束する。ボルト41および雌ねじ部52により、一対の拘束板50,60で電極組立体14を拘束した状態で一対の拘束板50,60を保持する。さらに、荷重付与装置70(図4(b)参照)により、電極組立体14に電極の積層方向への荷重を付与することができる。
拘束板50,60は、略長方形状をなし、図4(a)に示すように、拘束板50,60の短手方向は電極組立体14(長方形の正負の電極)の正極活物質層17または負極活物質層21の短手方向より幅が広くなっているとともに拘束板50,60の長手方向は電極組立体14の長手方向より幅が広くなっている。この拘束板50の長手方向における電極組立体14から突出する部位において、図5に示すように、長手方向の両端側に、一対の突出部51が形成され、各突出部51は、拘束板50の短手方向に間隔を空けて設けられている。また、拘束板60の長手方向における電極組立体14から突出する部位において、図5に示すように、長手方向の両端側に、一対の突出部61が形成され、各突出部61は、拘束板60の短手方向に間隔を空けて設けられている。一対の拘束板50,60のうち、一方の拘束板50は、各突出部51の先端寄りに保持部材としての雌ねじ部52を備え、他方の拘束板60は、各突出部61の先端寄りに挿通孔62を備える。
ボルト41は樹脂製である。ボルト41は、一方の拘束板50と他方の拘束板60の間に電極組立体14が挟まれた状態で、挿通孔62に挿通されるとともに、雌ねじ部52に螺合される。そして、ボルト41の雌ねじ部52への螺合により、拘束板50,60で電極組立体14を挟んだ状態を保持できるとともに、一対の拘束板50,60間の間隔を固定できるようになっている。
図4(b)に示すように、荷重付与装置70により、一方の拘束板50と、他方の拘束板60との間に電極組立体14を挟んだ状態で、電極組立体14に載せられた他方の拘束板60から電極組立体14に荷重Fを付与することができる。荷重付与装置70は、プレス装置である押圧部材71を備え、押圧部材71は拘束板50,60に対し進退可能である。また、荷重付与装置70によって電極組立体14に荷重が付与されると、ボルト41の雌ねじ部52への螺合により、荷重付与によって定まった一対の拘束板50,60間の間隔を固定し、維持することができるようになっている。
図6には、厚み検出手段としての電極組立体製造用の厚み検出装置79を示し、厚み検出装置79により、複数のシートよりなる積層体としての電極組立体14の厚みを検出することができる。
自動厚み検出装置79は、厚み測定装置80と可動台81と天井部材82を備える。厚み測定装置80は、厚さ測定用接触子83を備える。厚さ測定用接触子83は下方向に延びている。可動台81は上下方向に移動する。
図7には、拘束板50,60で挟まれた電極組立体14における厚みの測定箇所P1,P2,P3,P4を示す。厚み検出装置79により、図7に示すように、拘束板50,60で挟まれた電極組立体14における4つの測定箇所P1,P2,P3,P4の厚さを測定する。
図8に示すように、可動台81には、拘束板50,60で挟まれた電極組立体14が載置される。天井部材82は断面がコ字状をなし、下面が開口している。天井部材82の下面開口部に向かって可動台81が上動する。つまり、可動台81は、拘束板50,60で拘束された電極組立体14を厚さ測定用接触子83に向け接近させる。そして、図6に示すように、天井部材82の下面開口部に可動台81が接触して停止する。
図8に示すように、天井部材82には、4本の厚さ測定用接触子83が上下動可能に支持されている。そして、図6に示すように、4本の厚さ測定用接触子83の下端が上側の拘束板60に接触して、その位置により拘束板50,60で挟まれた電極組立体14における測定箇所P1,P2,P3,P4(図7参照)の厚みt1が測定される。この測定箇所P1,P2,P3,P4における厚みt1から、図6に示すように拘束板50の厚みt2および拘束板60の厚みt3を差し引くことにより、電極組立体14の厚さt4が算出できる。具体的には、測定箇所P1,P2,P3,P4における電極組立体14の厚さの平均が算出される。
図5に示すように、拘束板50,60における長手方向に延びる側面のうちの電極組立体14のタブ18,22の配置側とは反対側が側面53,63となっている。拘束板50の側面53には、拘束板50の厚みに関する識別情報としてのバーコード90が外部から読み取り可能に付与されている。また、拘束板60の側面63には、拘束板60の厚みに関する識別情報としてのバーコード91が外部から読み取り可能に付与されている。詳しくは、バーコード90,91は、バーまたはスペースが拘束板50,60の長手方向に1次元に配列された1次元バーコードであって、マークを印刷したフィルム材を拘束板50,60に貼り付けて構成している。
バーコード90には固有のIDが対応付けられている。同様に、バーコード91には固有のIDが対応付けられている。一方、データベースにおいて、拘束板50における各測定箇所P1〜P4での厚みが固有のIDと対応付けて登録されている。同様に、データベースにおいて、拘束板60における各測定箇所P1〜P4での厚みが固有のIDと対応付けて登録されている。そして、バーコード90を読み取ってコンピュータ等を用いてデータベースにアクセスして該当するIDに対応する拘束板50における測定箇所P1,P2,P3,P4での厚みを取得することができるようになっている。同様に、バーコード91を読み取ってコンピュータ等を用いてデータベースにアクセスして該当するIDに対応する拘束板60における測定箇所P1,P2,P3,P4での厚みを取得することができるようになっている。
図8に示すように、厚み検出装置79における天井部材82の下面開口部付近には読取手段としてのバーコードリーダ95が固定されている。つまり、可動台81の移動経路に、バーコードリーダ95の読取範囲が設定されている。そして、可動台81が上動して天井部材82の下面開口部に近づいていくときにバーコード90,91をバーコードリーダ95により読み取ることができるようになっている。即ち、バーコードリーダ95により、一対の拘束板50,60に付与されたバーコード90,91を読み取ることができる。このとき、電極組立体14を拘束板50,60で挟持した状態で、バーコード90,91を読み取って正確な電極組立体14の厚みt4を計測することができる。
次に、電極組立体14の製造方法を作用とともに記載する。
まず、図5に示すように、電極組立体14の積層工程を行う。具体的には、一方の拘束板50をセットし、その拘束板50上に、図示しない積層装置によって、正極電極15、セパレータ23、および負極電極19を積層していく。その結果、一方の拘束板50上に電極組立体14が形成され、一対の突出部51が突出するとともに、雌ねじ部52が露出している。なお、積層装置は、公知の技術を用いるものであり、例えば吸着パッドを使用する移送装置である。
次に、図4に示すように、電極組立体14を電極の積層方向から一対の拘束板50,60で挟む工程を行う。つまり、拘束板50上の所定位置に電極組立体14が形成された状態で電極組立体14の上面に他方の拘束板60を載せる。
そして、他方の拘束板60の各挿通孔62にボルト41を挿通し、そのボルト41を、一方の拘束板50の各雌ねじ部52に螺合する。すると、一対の拘束板50,60により電極組立体14を電極の積層方向両側から挟むことができる。なお、ボルト41は、雌ねじ部52に強く螺合させず、増締め可能な状態に螺合する。
次に、挟み込んだ電極組立体14に電極の積層方向へ荷重を付与する工程を行う。具体的には、図4(b)に示すように、荷重付与装置70の押圧部材71が他方の拘束板60に向けて前進し、荷重付与装置70は、他方の拘束板60を介して電極組立体14に電極の積層方向へ所定の荷重を加える。すると、他方の拘束板60が、ボルト41の軸方向に沿って一方の拘束板50に向けて移動し、電極組立体14に押し付けられる。すると、電極組立体14の厚みが減っていく。そして、電極組立体14が安定した後、荷重付与装置70によって荷重を付与したままボルト41を増締めする。すると、電極組立体14は、一対の拘束板50,60によって挟持されるとともに、一対の拘束板50,60間の間隔、即ち、電極組立体14の厚みがボルト41と雌ねじ部52により固定され、維持される。
次に、雌ねじ部52とボルト41の螺合により、一対の拘束板50,60で電極組立体14を挟持した状態、即ち、一対の拘束板50,60間の間隔を維持した状態で、荷重の付与を解除する工程を行う。即ち、ボルト41を雌ねじ部52に螺合したままの状態で、荷重付与装置70の押圧部材71を後退させて、電極組立体14への荷重付与を解除する。
図4に示すように、荷重付与を解除しても、一対の拘束板50,60間の間隔が、ボルト41と雌ねじ部52の螺合により維持されている。このため、荷重付与解除後も、電極組立体14は圧縮された状態が継続される。この状態を長時間維持すると、正極電極15、負極電極19、およびセパレータ23が、圧縮された形状に馴染んでいき、スプリングバック(拘束開放後に厚みが戻る現象)が次第に軽減されていく。
次に、挟持状態をボルト41と雌ねじ部52で維持したまま、荷重付与装置70を取り去り、荷重付与装置70と電極組立体14を別置きするとともに、電極組立体14における拘束板50,60から露出する部位を保持テープ(図示略)等で固定する。
その後、電極組立体14の厚みt4を計測する。具体的には、図8に示すように、厚み検出装置79の可動台81に、拘束板50,60で挟まれた電極組立体14を載置する。可動台81が天井部材82の下面開口部に向かって上動して図6に示すように可動台81が天井部材82に接触すると可動台81が停止する。そして、4本の厚さ測定用接触子83が下動して厚さ測定用接触子83の下端が上側の拘束板60に接触して、そのときの厚さ測定用接触子83の高さ位置により拘束板50,60で挟まれた電極組立体14における測定箇所P1,P2,P3,P4(図7参照)での厚みt1を測定する。可動台81が上動して天井部材82の下面開口部に近づいていくときに、上動するワーク(電極組立体14、拘束板50,60)に対して、固定して配置されたバーコードリーダ95によりバーコード90,91が読み取られる。そして、コンピュータ等によりバーコード90,91のIDからデータベースを参照して拘束板50,60の測定箇所P1〜P4の厚みt2,t3を算出する。さらに、測定箇所P1,P2,P3,P4における厚みt1から、拘束板50の厚みt2および拘束板60の厚みt3を差し引くことにより、電極組立体14の厚さt4を算出する。
このように、拘束板50,60に、拘束板50,60の厚みを参照できるバーコード90,91が付与されているので、電極組立体14を一対の拘束板50,60で挟んだ状態で、電極組立体14の厚みt4を、差分をとって正確に算出することができる。また、図8に示すように可動台81の上動の際に、即ち、測定工程の途中で読み取りが行われ、時間的に有利であり、コストダウンが図られる。
電極組立体14の厚みを計測した後においては、電極組立体14から治具(拘束板50,60)を取り外してスペーサ96(図1参照)が必要ならば適宜の枚数のスペーサ96を重ねてテープ等で固定する。この電極組立体14をケース11に入れる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)複数のシートよりなる積層体としての電極組立体14を拘束する製造用治具の構成として、電極組立体14を積層方向から挟んで拘束する一対の拘束板50,60と、一対の拘束板50,60で電極組立体14を拘束した状態で一対の拘束板50,60を保持する保持部材としてのボルト41および雌ねじ部52と、を備える。一対の拘束板50,60に、拘束板50,60の厚みに関する識別情報としてのバーコード90,91が外部から読み取り可能に付与されている。よって、電極組立体14の製造途中において、電極組立体14の厚みを測定する場合、バーコード90,91を読み取ることにより、拘束板50,60の正確な厚み情報を取得することが可能となる。つまり、電極組立体14の表面に測定機器を接触させなくても、拘束板50,60により拘束された状態の厚みを測定すれば、電極組立体14本体の厚みを算出し、取得することが出来る。
(2)拘束板50,60の側面53,63にバーコード90,91が付与されている。よって、図8に示すごとく厚みの測定工程においてバーコードリーダ95が拘束板50,60と干渉せず、読み取りやすくなる。また、拘束板50,60の上面にバーコードを付与すると(詳しくはマークを印刷したフィルム材を貼ると)その部分だけ厚みが増えてしまい厚み測定に影響がでるが、本実施形態では拘束板50,60の側面53,63にバーコード90,91を付与しているので影響がでない。
(3)一対の拘束板50,60の各々にバーコード90,91が付与されているので、複数の対となる拘束板50,60を用いた場合に、拘束板50,60の組合せを変更しても厚みの検出が可能となり、実用的である。
(4)複数のシートよりなる積層体としての電極組立体14の厚みを検出する厚み検出手段としての厚み検出装置79を備えた製造装置の構成として、電極組立体14の積層方向から挟んで拘束する一対の拘束板50,60を備える。さらに、一対の拘束板50,60で電極組立体14を拘束した状態で一対の拘束板50,60を保持する保持部材としてのボルト41および雌ねじ部52と、一対の拘束板50,60に付与されたバーコード90,91を読み取る読取手段としてのバーコードリーダ95とを備える。よって、電極組立体14の製造途中において、適宜の数枚のスペーサ96による厚み調整を行う場合、バーコード90,91を読み取ることにより、拘束板50,60の厚み情報を取得することが可能となる。つまり、電極組立体14に情報を付加することなく拘束板50,60の厚み情報を取得することが可能となる。また、拘束板50,60で拘束された電極組立体14を上下方向に移送する工程においてバーコード90,91の読み取りを行うことが可能となる。
(5)厚み検出装置79は、厚さ測定用接触子83を備えた厚み測定装置80と、拘束板50,60で拘束された電極組立体14を厚さ測定用接触子83に向け接近させる可動台81と、を備え、可動台81の移動経路に、バーコードリーダ95の読取範囲が設定されているので、拘束板50,60の厚み情報を取得する為だけの移動などが不要となり、実用的である。
(6)厚さ測定用接触子83は下方向に延び、可動台81は上下方向に移動し、拘束板50,60の側面にバーコード90,91が付与されているので、実用的である。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・拘束板の側面53,63にバーコード90,91を付与したが、拘束板の平面部、例えば上面にバーコード(例えば、図7の仮想線100で示すバーコード)を付与してもよい。この図7のバーコード100から拘束板50の厚み情報および拘束板60の厚み情報を取得することができる。読み取りは、拘束板50,60で拘束された電極組立体14を水平方向に移動させる際において下向きに配置したバーコードリーダにより情報を読み取るようにすればよい。
・バーコード90,91に代わりQRコード(登録商標)等の二次元コード等を用いてもよい。
・マークを印刷したフィルム材を貼り付けることにより拘束板にバーコードを付与したが、これに代わり、板そのものに直接刻印することにより拘束板にバーコードを付与してもよい。
・一対の拘束板50,60にバーコード90,91を付与したが、これに限らない。拘束板50にのみバーコードを付与してもよいし、拘束板60にのみバーコードを付与してもよい。要は、一対の拘束板50,60の少なくとも一方に、拘束板の厚みに関する識別情報(バーコード等)が外部から読み取り可能に付与された構成とすればよい。
・本発明は、電極組立体に限定されず、シート状物の積層体に対し、拘束板に拘束された状態で、厚みの取得が可能となる。ただし、積層体の表面に局所的に測定機器などを接触させたくない場合、例えば、蓄電装置としてのニッケル水素二次電池や、電気二重層キャパシタの電極組立体に具体化すると、特に好適である。
14…電極組立体、15…正極電極、19…負極電極、23…セパレータ、40…製造用治具、41…ボルト、50…拘束板、52…雌ねじ部、53…側面、60…拘束板、63…側面、90…バーコード、91…バーコード、95…バーコードリーダ。

Claims (4)

  1. 数のシートよりなる積層体積層方向から挟んで拘束する一対の拘束板と、
    前記一対の拘束板で前記積層体を拘束した状態で前記一対の拘束板を保持する保持部材と、
    前記拘束板に挟まれた状態の前記積層体の、前記拘束板をも含んだ厚みを検出する厚み検出手段と、
    前記一対の拘束板の少なくとも一方に付与された前記拘束板の厚みに関する識別情報を読み取る読取手段と、を備えたことを特徴とする積層体の厚み検出装置。
  2. 前記厚み検出手段は、厚さ測定用接触子を備えた厚み測定装置と、前記拘束板で拘束された前記積層体を前記厚さ測定用接触子に向け接近させる可動台と、を備え、前記可動台の移動経路に、前記読取手段の読取範囲が設定されている請求項に記載の積層体の厚み検出装置。
  3. 前記厚さ測定用接触子は下方向に延び、前記可動台は上下方向に移動し、前記拘束板の側面に前記識別情報が付与されていることを特徴とする請求項に記載の積層体の厚み検出装置。
  4. 前記一対の拘束板の各々に前記識別情報が付与されていることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の積層体の厚み検出装置。
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