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JP6450072B2 - インピーダンス整合装置 - Google Patents
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JP6450072B2 - インピーダンス整合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高周波電源と負荷とのインピーダンス整合を行うインピーダンス整合装置に関するものである。
高周波電源からプラズマ処理装置に高周波電力を供給してプラズマ処理装置内にプラズマを発生させ、そのプラズマによって半導体ウェハの薄膜形成やエッチング処理などを行うプラズマ処理システムが知られている。プラズマ処理システムでは、プラズマ処理中に高周波電源からプラズマ処理装置に効率良く高周波電力を供給するため、高周波電源とプラズマ処理装置との間に高周波電源とプラズマ処理装置とのインピーダンス整合を行うインピーダンス整合装置が設けられている。
図9は、特許文献1に開示されるインピーダンス整合装置の基本構成を示す図である。
プラズマ処理システム100に用いられる従来のインピーダンス整合装置102は、RF検出器102aによって入力端Aにおける高周波電圧(以下、「RF電圧」という。)vin、高周波電流(以下、「RF電流」という。)iin及びRF電圧vinとRF電流iinの位相差θを検出し、制御部102dでそれらの検出値を用いて入力端Aからプラズマ処理装置(負荷)103側を見たインピーダンスZinを算出し、そのインピーダンスZinが入力端Aから高周波電源101側を見たインピーダンスZgに最も近くなるように、2つの可変キャパシタVC1と可変キャパシタVC2の各キャパシタンス値を変化させる制御を行う。
高周波電源101は、一般に50[Ω]の負荷に対して定格出力電力が出力できるように設計されているため、特性インピーダンスZo=50[Ω]の伝送ケーブル104(例えば、特性インピーダンス50Ωの同軸ケーブル)でインピーダンス整合装置102の入力端Aに接続される。従って、インピーダンスZgは、特性インピーダンスZoに近似した値になるので、制御部102dは、実質的に算出したインピーダンスZinが特性インピーダンスZoに最も近くなるように、2つの可変キャパシタVC1と可変キャパシタVC2の各キャパシタンス値を変化させる制御を行う。
プラズマ処理システム100では、プラズマ処理装置103の入力ポートにおける高周波電圧のピークトゥピーク値(peak to peak value)(以下、「p-p値」という。)VPPが半導体製造プロセスの指標の一つとして使用される。プラズマ処理装置103の入力ポートはインピーダンス整合装置の出力端Bに直結されるため、インピーダンス整合装置102の出力端Bには当該出力端Bからプラズマ処理装置103に出力されるRF電圧voutを検出するRF電圧検出器102cが設けられている。
RF電圧検出器102cにより検出されるRF電圧voutは、制御部102dに入力される。制御部102dは、例えば、プラズマ処理装置103における異常電圧の発生等の異常検出をしたり、プラズマ処理装置103で放電が開始される時の着火補助動作をしたりする。着火補助動作とは、制御部102dがRF電圧検出器102cから入力されるRF電圧voutのp-p値Vppを算出し、そのp-p値Vppをモニタしながら可変キャパシタVC1,VC2の各キャパシタンス値を増減させる制御である。
特許4088499号公報
従来のインピーダンス整合装置102は、入力端AにおけるインピーダンスZinを入力端Aから高周波電源101側を見たインピーダンスZgに整合させるために、入力端AにRF検出器102aを設け、プラズマ処理装置103のインピーダンスの変動状態を監視するために、入力端BにもRF電圧検出器102cを設けている。
このため、インピーダンス整合装置102の内部構成が複雑になる、インピーダンス整合装置102の小型化を阻害する、などの問題がある。また、入力端A側のRF検出器102aと出力端側のRF電圧検出器102cの検出精度の調整や、RF検出器102a及びRF検出器102cをそれぞれ検査する必要があるという問題もある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、入力側と出力側のいずれか一方にRF検出器を設け、その検出値を用いてインピーダンス整合動作と負荷(プラズマ処理装置)のインピーダンス変動の監視動作の制御を行うことができるインピーダンス整合装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面によって提供されるインピーダンス整合装置は、高周波電源と負荷との間に設けられ、インピーダンス可変回路のインピーダンス値を変化させることにより、前記高周波電源と前記負荷とのインピーダンス整合を行うインピーダンス整合装置であって、前記インピーダンス整合装置のZパラメータに関する情報が予め前記インピーダンス可変回路の可変値毎に取得され、各Zパラメータに関する情報が前記インピーダンス可変回路の可変値に関する情報に対応付けて記憶されたZパラメータ記憶手段と、前記インピーダンス整合装置の出力ポートにおける高周波電圧及び高周波電流を含むRF信号を検出するRF検出手段と、前記RF検出手段で検出されたRF信号と前記Zパラメータ記憶手段に記憶されている全てのZパラメータに関する情報とを用いて、前記インピーダンス可変回路を各Zパラメータに関する情報に対応する可変値に調整したと仮定した場合の前記インピーダンス整合装置の入力ポートから負荷側をみた入力側インピーダンスを算出する入力側インピーダンス算出手段と、前記入力側インピーダンス算出手段で算出された複数の入力側インピーダンスのうち、予め設定された目標インピーダンスに最も近い入力側インピーダンスを抽出し、その入力側インピーダンスに対応する前記インピーダンス可変回路の可変値に関する情報をインピーダンス整合の調整値として特定するインピーダンス調整値特定手段と、前記インピーダンス調整値特定手段で特定された前記インピーダンス可変回路の可変値に関する情報に基づいて、前記インピーダンス可変回路のインピーダンス値を調整するインピーダンス調整手段と、を備えたことを特徴とする(請求項1)。
本発明の第2の側面によって提供されるインピーダンス整合装置は、高周波電源と負荷との間に設けられ、インピーダンス可変回路のインピーダンス値を変化させることにより、前記高周波電源と前記負荷とのインピーダンス整合を行うインピーダンス整合装置であって、前記インピーダンス整合装置のZパラメータに関する情報が予め前記インピーダンス可変回路の可変値毎に取得され、各Zパラメータに関する情報が前記インピーダンス可変回路の可変値に関する情報に対応付けて記憶されたZパラメータ記憶手段と、前記インピーダンス整合装置の入力ポートにおける高周波電圧及び高周波電流を含むRF信号を検出するRF検出手段と、前記RF検出手段で検出されたRF信号と、前記Zパラメータ記憶手段に記憶されている、当該RF信号の検出時に設定されている前記インピーダンス可変回路の可変値に対応する前記Zパラメータに関する情報と用いて、前記インピーダンス整合装置の出力ポートにおける高周波電圧及び高周波電流を含むRF信号を算出するRF信号算出手段と、前記RF信号算出手段で算出されたRF信号と前記Zパラメータ記憶手段に記憶された全てのZパラメータに関する情報とを用いて、前記インピーダンス可変回路を各Zパラメータに関する情報に対応する可変値に調整したと仮定した場合の前記インピーダンス整合装置の入力ポートから負荷側をみた入力側インピーダンスを算出する入力側インピーダンス算出手段と、前記入力側インピーダンス演算手段で算出された複数の入力側インピーダンスのうち、予め設定された目標インピーダンスに最も近い入力側インピーダンスを抽出し、その入力側インピーダンスに対応する前記インピーダンス可変回路の可変値に関する情報をインピーダンス整合の調整値として特定するインピーダンス調整値特定手段と、前記インピーダンス調整値特定手段で特定された前記インピーダンス可変回路の可変値に関する情報に基づいて、前記インピーダンス可変回路のインピーダンス値を調整するインピーダンス調整手段と、を備えたことを特徴とする(請求項2)。
好ましい実施の形態によれば、前記RF検出手段で検出された高周波電圧若しくは前記RF信号算出手段で算出された高周波電圧のp-p値を算出し、その高周波電圧のp-p値に基づいて、前記負荷に異常が発生したことを検出する異常検出手段と、前記異常検出手段により前記異常の発生が検出されると、予め設定された安全処理を行う安全処理手段と、を更に備えるとよい(請求項3)。
更に好ましい実施の形態によれば、前記Zパラメータ記憶手段に記憶されたZパラメータに関する情報は、実測した前記インピーダンス整合装置のSパラメータを所定の変換式によりZパラメータに変換したデータ、若しくは、実測した前記インピーダンス整合装置のSパラメータのデータと、前記Sパラメータの実測値をZパラメータに変換する変換プログラムのデータであるとよい(請求項4,5)。
更に好ましい実施の形態によれば、前記負荷は、前記インピーダンス整合装置の出力ポートに直結されるプラズマ処理装置であるとよい(請求項6)。
本発明によれば、インピーダンス整合装置の出力ポートと入力ポートのいずれか一方にだけRF検出手段を設け、そのRF検出手段で検出した高周波電圧及び高周波電流と、予めインピーダンス調整点毎に測定したインピーダンス整合装置のZパラメータとを用いて、インピーダンス可変回路のインピーダンスダンス値を各インピーダンス調整点に調整したとした場合のインピーダンス整合装置の入力ポートにおける入力側インピーダンス(推定値)を算出し、インピーダンス可変回路のインピーダンスダンス値が算出された複数の入力側インピーダンスのうち所定の目標インピーダンスに最も近い入力側インピーダンスに対応するインピーダンス調整点に調整される(インピーダンス整合動作)が行われる。
また、本発明によれば、RF検出手段で検出された高周波電圧若しくはRF信号算出手段で算出された高周波電圧のp-p値を算出し、その高周波電圧のp-p値に基づいて負荷に異常が発生したことを検出すると、所定の安全処理が行われる。
本発明によれば、インピーダンス整合装置の出力ポートと入力ポートのいずれか一方にだけRF検出手段を設け、そのRF検出手段で検出した高周波電圧及び高周波電流を用いてインピーダンス整合装置のインピーダンス整合動作と負荷の処理状態の監視制御を行うようにしたので、インピーダンス整合装置2の入力ポートと出力ポートの両方にRF検出器を設ける必要がなく、インピーダンス整合装置の内部構成を簡単にすることができる。
また、RF検出手段が1個だけであるので、RF検出手段を2個設けた場合の両RF検出手段の検出精度の調整や各RF検出手段をそれぞれ検査する必要がなく、RF検出手段の管理が容易になる。
また、Zパラメータを用いてインピーダンス整合動作をするので、インピーダンス整合装置内部における寄生キャパシタや寄生インダクタの影響を受けることなく、高い精度でインピーダンス整合を行うことができる。
本発明に係るインピーダンス整合装置が適用されるプラズマ処理システムの構成とインピーダンス整合装置の回路ブロックを示す図である。 VI検出器の構成を示すブロック図である。 インピーダンス整合装置2のSパラメータSを測定するときの計測システムの構成図である。 メモリに記憶されたZパラメータに関する情報のイメージ図である。 4端子回路網のZパラメータを説明するための図である。 インピーダンス整合装置のインピーダンス整合動作の手順を示すフローチャートである。 本発明に係るインピーダンス整合装置の変形例を示す図である。 図7に示すインピーダンス整合装置のインピーダンス整合動作の手順を示すフローチャートである。 従来のインピーダンス整合装置の一例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係るインピーダンス整合装置が適用されるプラズマ処理システムの構成を示す図である。
図1に示すプラズマ処理システム1は、本発明に係るインピーダンス整合装置2、高周波電源3、プラズマ処理装置4、伝送ケーブル5及びシステム制御部6を含む。高周波電源3は、伝送ケーブル5(例えば、特性インピーダンスZoが50[Ω]の同軸ケーブル等)によってインピーダンス整合装置2の入力ポートP1に接続され、プラズマ処理装置4は、インピーダンス整合装置2の出力ポートP2に直結されている。
プラズマ処理装置4は、例えば、フッ素系のガスと半導体ウェハや液晶基板等の被加工物をチャンバー内に封入し、そのチャンバー内に高周波電力を供給してプラズマを発生させ、そのプラズマを用いて被加工物に薄膜形成処理やエッチング処理を行う装置である。図示は省略しているが、プラズマ処理装置4は、ガスや被加工物を封入する密閉可能なチャンバーと、チャンバー内のガス圧を調整する減圧ポンプと、供給された高周波電力を放電させる一対の電極を備える。
高周波電源3は、プラズマ処理装置4に所定の高周波(プラズマ処理システムで規定されている2.00[MHz]、13.56[MHz]、40.00[MHz]等の高周波)の電力を供給する装置である。プラズマ処理システム1では、プラズマ処理における高周波電源3の出力電力のプロファイルが予め設定される。高周波電源3は、プラズマ処理を開始すると、予め設定されたプロファイルに基づいて生成した高周波電力をプラズマ処理装置4に出力する。
図示は省略しているが、高周波電源3は、高周波信号(電圧信号)を発生する高周波信号発生回路と、高周波信号発生回路で発生した高周波信号を増幅するパワーアンプと、このパワーアンプに直流の電源電圧を供給するDC−DCコンバータとを備える。高周波電源3は、50[Ω]の負荷に対して定格電力が出力できるように設計されている。従って、高周波電源3の出力端は、特性インピーダンス50[Ω]の伝送ケーブル5によってインピーダンス整合装置2の入力ポートP1に接続されている。高周波電源3は、予め設定されたプロファイルに基づきパワーアンプに供給する直流電圧又は高周波信号を制御することによってパワーアンプから出力される高周波電力を制御する。
プラズマ処理装置4は、プラズマ処理中に被加工物の状態が変化するのに応じて一対の電極間の通電状態が変化するため、インピーダンス整合装置2の出力ポートP2からプラズマ処理装置4側を見たインピーダンスZL=RL+j・XL[Ω](以下、「負荷インピーダンスZL」という。)が変化する。後述するようにインピーダンス整合装置2には複数のインピーダンス調整点n(nはインピーダンス調整点に付された番号。n=1,2,…N)が設けられている。インピーダンス整合装置2は、プラズマ処理中に所定の周期で、複数のインピーダンス調整点nのうち、インピーダンス整合装置2の入力ポートP1における反射波電力Prを最小にするインピーダンス調整点ns(以下、「インピーダンス整合点ns」という。)を算出し、インピーダンス整合装置2に設けられた2個の可変キャパシタVC1,VC2の各キャパシタンス値を算出したインピーダンス整合点nsのキャパシタンス値に制御する。これにより、インピーダンス整合装置2は、高周波電源3から出力される高周波電力を効率良くプラズマ処理装置4に供給する。
インピーダンス整合装置2には、2個の可変キャパシタVC1,VC2と1個のインダクタL1を含むインピーダンス整合回路201と、出力ポートP2におけるRF電圧v2とRF電流i2を検出するVI検出器202と、可変キャパシタVC1,VC2の各容量値を制御してインピーダンス整合動作を行う制御部203と、インピーダンス調整点毎の可変キャパシタVC1,VC2の可変値若しくは可変位置等のデータやインピーダンス調整点n毎のインピーダンス整合装置2のZパラメータに関するデータを記憶するメモリ204と、が設けられている。
インピーダンス整合回路201は、可変キャパシタVC2とインダクタL1を直列に接続した回路と可変キャパシタVC1とのL型回路である。インダクタL1のインダクタンス値は固定である。可変キャパシタVC1,VC2は、互いに対向している一対の電極の一方が可動電極で構成され、電動モータにより可動電極を回転させて電極対向面積を変化させるタイプのバリアブルコンデンサである。
可変キャパシタVC1には、可動電極を回転させるための電動モータM1と可動電極の回転位置を検出する位置検出センサPS1が設けられている。位置検出センサPS1の検出信号は制御部203に入力され、電動モータM1には制御部203から可動電極の回転駆動を行うための駆動信号(例えば、駆動電圧)が入力される。制御部203は、位置検出センサPS1の検出信号に基づいて可動電極の回転位置を検出しながら電動モータM1の駆動を制御し、これにより可変キャパシタVC1の容量値を予め設定されたN1個の可変容量値の中の任意の容量値に制御する。
可変キャパシタVC2にも可変キャパシタVC1と同様に、可動電極を回転させるための電動モータM2と可動電極の回転位置を検出する位置検出センサPS2が設けられている。位置検出センサPS2の検出信号は制御部203に入力され、電動モータM2には制御部203から可動電極の回転駆動を行うための駆動信号が入力される。制御部203は、位置検出センサPS2の検出信号に基づいて可動電極の回転位置を検出しながらモータM2の駆動を制御し、これにより可変キャパシタVC2の容量値を予め設定されたN2個の可変容量値の中の任意の容量値に制御する。
VI検出器202は、図2に示すように、RF電圧vを検出するRF電圧センサ202A−1とRF電流iを検出するRF電流センサ202A−2を備えるセンサヘッド202Aと、センサヘッド202Aから出力される検出信号(RF電圧vとRF電流iのアナログ検出信号)をディジタル信号(RF電圧データとRF電流データ)に変換するA/Dコンバータ202Bを含むデバイスである。
センサヘッド202AのRF電圧センサ202A−1は、出力ポートP2に接続された信号線に容量結合されるループ状の電極で構成され、RF電流センサ202A−2は同信号線に磁気結合されるコイルで構成される。出力ポートP2のRF電圧v2とRF電流i2をそれぞれv2=V2・sin(ω・t)(V2=√2・V2rms)、i2=I2・sin(ω・t+θ2)(I2=√2・I2rms)とすると、VI検出器202からRF電圧v2とRF電流i2の各瞬時値(デジタルデータ)が制御部203に出力される。
メモリ204には、EEPROMなどの不揮発メモリが用いられる。メモリ204は、EEPROMに限られるものではなく、フラッシュメモリ等の他の不揮発性メモリを用いてもよい。また、本実施形態では、制御部203内に不揮発メモリ204を設けた構成にしているが、不揮発メモリ204を制御部203の外部に設けた構成でもよい。
可変キャパシタVC1と可変キャパシタVC2の容量値の可変数はそれぞれN1個とN2個であるので、本実施形態のインピーダンス調整点nの数は(N1×N2)個である。なお、可変キャパシタVC1の容量値の可変数N1と可変キャパシタVC2の容量値の可変数N2は、同一でも良く、異なっていてもよい。
本実施形態では、全てのインピーダンス調整点nについて、インピーダンス整合装置2を各インピーダンス調整点nに調整したときのSパラメータS11(n),S12(n),S21(n),S22(n)((n)は、インピーダンス整合装置2をインピーダンス調整点nに調整したときの値であることを示す。以下、同じ。)を予め測定し、各測定値SパラメータS11(n),S12(n),S21(n),S22(n)をZパラメータZ11(n),Z12(n),Z21(n),Z22(n)に変換したデータがインピーダンス調整点n(n=1,2,…,N1×N2)に対応付けてメモリ204に記憶されている。
インピーダンス整合装置2のSパラメータは、図3に示す測定系によって測定される。
同図に示すSパラメータの測定系は、ベクトル・ネットワーク・アナライザー7を用いてインピーダンス整合装置2のSパラメータS11,S12,S21,S22を測定する測定システムである。測定システムの伝送系の特性インピーダンスZoは50[Ω]である。
ベクトル・ネットワーク・アナライザー7の第1の入出力ポートPAにインピーダンス整合装置2の入力ポートP1がで接続され、第2の入出力ポートPBにインピーダンス整合装置2の出力ポートP2が接続され、ベクトル・ネットワーク・アナライザー7の制御部(図示省略)とインピーダンス整合装置2の制御部203が制御信号を伝送する所定の信号線で接続されている。入力ポートP1と出力ポートP2は、特性インピーダンスZoが50[Ω]の伝送ケーブルでそれぞれ第1の入出力ポートPAと第2の入出力ポートPBに接続されている。
ベクトル・ネットワーク・アナライザー7は、所定の周波数の高周波信号を発生し、その高周波信号を第1の入出力ポートPAから出力して入力ポートP1からインピーダンス整合装置2に入力し、インピーダンス整合装置2の出力ポートP2から出力される高周波信号を入出力ポートPBから入力して、インピーダンス整合装置2の入力ポートP1に入力される高周波信号a1と、入力ポートP1から出力される高周波信号b1と、インピーダンス整合装置2の出力ポートP2から出力される高周波信号b2を測定する。その後、ベクトル・ネットワーク・アナライザー7は、高周波信号を第2の入出力ポートPBから出力して出力ポートP2からインピーダンス整合装置2に入力し、インピーダンス整合装置2の入力ポートP1から出力される高周波信号を入出力ポートPAから入力して、インピーダンス整合装置2の出力ポートP2に入力される高周波信号a2と、出力ポートP2から出力される高周波信号b2と、インピーダンス整合装置2の入力ポートP1から出力される高周波信号b1を測定する。
そして、ベクトル・ネットワーク・アナライザー7は、b1/a1=S11、S21=b2/a1、S12=b1/a2、S22=b2/a2の演算を行うことにより、Sパラメータの4つの要素S11,S12,S21,S22を算出する。
インピーダンス整合装置2のSパラメータの測定では、制御部203は、所定の周期でインピーダンス調整点nを所定の順番(例えば、調整番号nを1からN1×N2まで増加させる順番)で変化させ、インピーダンス調整点nを変化させる毎にベクトル・ネットワーク・アナライザー7にSパラメータS11(n),S12(n),S21(n),S22(n)を測定させる。制御部203は、ベクトル・ネットワーク・アナライザー7から出力されるSパラメータの測定値S11(n),S12(n),S21(n),S22(n)をRAMに一時保存し、下記の(1)式〜(4)式によりSパラメータの測定値S11(n),S12(n),S21(n),S22(n)をZパラメータZ11(n),Z12(n),Z21(n),Z22(n)に変換した後、メモリ204のインピーダンス調整点nに対応する記憶領域に記憶する。
Figure 0006450072
図4は、メモリ204に記憶されたZパラメータに関する情報のイメージ図である。
可変キャパシタVC1の容量値の調整点をi(i=1,2,…,N1)、可変キャパシタVC2の容量値の調整点をj(j=1,2,…,N2)とすると、調整点iと調整点jの全ての組み合わせ(i,j)に対して(N1×N2)個のインピーダンス調整点nが割り当てられている。インピーダンス調整点nは、(1,1)、(1,2)、…(1,N2)、(2,1)、(2,2)、…(2,N2)、…(N1,1)、(N1,2),… (N1,N2)の順に調整点の番号1,2,…N1×N2が割り当てられ、メモリ204の記憶領域には、インピーダンス調整点nに対応してアドレスが設定されている。従って、可変キャパシタVC1を調整点iに調整し、可変キャパシタVC2を調整点jに調整して測定されたZパラメータZ11,Z12,Z21,Z22は、調整点iと調整点jの組み合わせに対応するインピーダンス調整点nのアドレスの記憶領域に調整点i,jのデータと共に記憶されている。
本実施形態では、メモリ204にZパラメータZ11(n),Z12(n),Z21(n),Z22(n)をインピーダンス調整点nに対応付けて記憶しているが、メモリ204にSパラメータS11(n),S12(n),S21(n),S22(n)のデータをインピーダンス調整点nに対応付けて記憶するとともに、上記の変換式(1)〜(4)のデータを記憶しておき、制御部203がインピーダンス整合の制御動作をするときにメモリ204から読み出したSパラメータS11(n),S12(n),S21(n),S22(n)を、変換式(1)〜(4)を用いてZパラメータZ11(n),Z12(n),Z21(n),Z22(n)に変換するようにしてもよい。
制御部203は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えるマイクロコンピュータやFPGA(Field Programmable Gate Array)等で構成される。制御部203は、下記の(A1)〜(A4)の手順を所定の周期で繰り返してインピーダンス整合制御を行う。
(A1)VI検出器202から出力されるRF電圧v2及びRF電流i2を入力する。
(A2)メモリ204から全てのインピーダンス調整点nのZパラメータZ11(n),Z12(n),Z21(n),Z22(n)を順番に読み出して、入力したRF電圧v2、RF電流i2とZパラメータZ11(n),Z12(n),Z21(n),Z22(n)を用いて、下記の(5)式を演算することにより、インピーダンス整合装置2をインピーダンス調整点nに調整したと仮定した場合に推定される入力ポートP1のインピーダンスZ1(n)(以下、「入力側インピーダンスZ1(n)という。」を算出する。
Figure 0006450072
なお、インピーダンス整合装置2を図5に示す4端子回路網として扱うと、入力ポートP1における電圧v1及び電流i1(入力ポートP1から4端子回路網側に流れ込む電流)と出力ポートP2における電圧v2及び電流i2(出力ポートP2から4端子回路網側に流れ込む電流)との間には、ZパラメータZ11,Z12,Z21,Z22を用いて、下記の(6)式の関係がある。(5)式は、(6)の関係式から(7)式,(8)式により入力ポートP1における電圧v1と電流i1を求め、それらを(9)式に代入することにより導出される。
Figure 0006450072
(A3)算出した(N1×N2)個の入力側インピーダンスZ1(n)(n=1,2,…,N1×N2)のうち、高周波電源3が最適な電力伝送効率で電力を出力することができる負荷インピーダンスとして設計されているインピーダンス値Zt(このインピーダンス値はインピーダンス整合の目標となるインピーダンス値であるので、以下、「目標インピーダンスZt」という。)に最も近い入力側インピーダンスZ1(t)を求め、その入力側インピーダンスZ1(t)に対応するインピーダンス調整点tをインピーダンス整合点nsに設定する。
(A4)インピーダンス整合装置2の2個の可変キャパシタVC1,VC2の調整点i,jをインピーダンス整合点nsに対応する調整点にそれぞれ制御する。
制御部203は、VI検出器202から出力されるRF電圧v2とRF電流i2を用いて位相差θ2を算出し、RF電圧v2及びRF電流i2の検出値と位相差θ2の算出値を用いて下記の(10)式〜(15)式を演算することにより負荷インピーダンスZL、RF電圧v2のp-p値Vpp等の高周波特性を算出し、その算出結果をシステム制御部6に出力する。
Figure 0006450072
システム制御部6は、プラズマ処理システム1全体の動作を統括的に制御する制御部である。システム制御部6は、インピーダンス制御装置2内の制御部203から入力される負荷インピーダンスZL、RF電圧v2のp-p値Vpp、反射係数Γ2、進行波電力Pf2、反射波電力Pr2等のデータを用いて、プラズマ処理システム1の運転状態の監視や異常発生の検出やプラズマ処理の結果予測等を行う。システム制御部6は、例えば、p-p値Vppを予め設定された閾値と比較し、p-p値Vppが閾値を超える値に上昇すると、異常発生と判断し、メッセージ表示やアラーム音等による異常報知をしたり、高周波電源3に停止信号を出力して高周波電力の出力を停止させたりする。
次に、プラズマ処理中のインピーダンス整合装置2のインピーダンス整合動作について図6のフローチャートを用いて説明する。
高周波電源3から高周波を出力してプラズマ処理が開始されると、制御部203は、図6に示すフローチャートの処理手順を所定の周期で繰り返し、高周波電源3とプラズマ処理装置4をインピーダンス整合状態に制御する。
制御部203は、処理を開始すると、先ず、VI検出器202から出力されるRF電圧v2とRF電流i2を読み込む(S1)。
続いて、制御部203は、メモリ204から調整番号nの順にZパラメータZ11(n),Z12(n),Z21(n),Z22(n)を読み出し、各調整番号nについて、そのZパラメータZ11(n),Z12(n),Z21(n),Z22(n)とRF電圧v2及びRF電流i2とを用いて、(5)式を演算することにより、インピーダンス整合装置2をインピーダンス調整点nに調整したと仮定した場合の入力側インピーダンスZ1(n)の推定値を算出する(S2〜S6のループ)。
制御部203は、全てのインピーダンス調整点nについて、入力側インピーダンスZ1(n)を算出すると(S5:YES)、算出した全ての入力側インピーダンスZ1(n)=R1(n)+j・X1(n)の中から予め設定された目標インピーダンスZt(本実施形態では、Zt=50Ω。)に最も近い入力側インピーダンスZ1(t)を抽出する(S7)。制御部203は、例えば、全てのインピーダンス調整点nについて、Z1(n)'=[Z1(n)−Zt]=[R1(n)−50]+j・X1(n)を演算し、その演算値Z1(n)'の絶対値[R1(n)−50]2+X1(n)2が最も小さい入力側インピーダンスZ1(t)を抽出する。
そして、制御部203は入力側インピーダンスZ1(t)に対応するインピーダンス調整点tの情報を用いて、モータM1とモータM2の駆動を制御し、可変キャパシタVC1と可変キャパシタVC2の各容量値をインピーダンス調整点tの各容量値に変更して(S8)、ステップS1に戻る。
以上の処理を制御部203が繰り返すことにより、入力側インピーダンスZ1は、目標インピーダンスZtに最も近い値に制御されるので、インピーダンス整合装置2がインピーダンス整合動作を開始した後はプラズマ処理装置4の負荷インピーダンスZLが変動した場合にもその変動に好適に追従して高周波電源3からプラズマ処理装置4への電力伝送効率が最も良好な状態(入力ポートP1での反射波電力が最小になる状態)に保持されることになる。
以上説明したように、本実施形態に係るインピーダンス整合装置2によれば、出力ポートP2にだけVI検出器202を設け、そのVI検出器202で検出した出力ポートP2におけるRF電圧v2及びRF電流i2を用いてインピーダンス整合装置2のインピーダンス整合動作とプラズマ処理システム1のプラズマ処理の監視制御を行うようにしたので、インピーダンス整合装置2の入力ポートP1側にはRF検出器を設ける必要がなく、インピーダンス整合装置2の内部構成を簡単にすることができる。
また、インピーダンス整合動作では、VI検出器202で検出したRF電圧v2及びRF電流i2とインピーダンス整合装置2の全てのインピーダンス調整点n(n=1,2,…N1×N2)におけるZパラメータZ11(n),Z12(n),Z21(n),Z22(n)とを用いてインピーダンス整合点tを算出し、2つの可変キャパシタVC1,VC2をインピーダンス整合点tの調整点にそれぞれ制御するようにしたので、可変キャパシタVC1、VC2及びインダクタL1などの素子のばらつきやインピーダンス整合装置2内の寄生キャパシタや寄生インダクタの影響を受けることなく高い精度でインピーダンス整合の制御をすることができる。
上記の実施形態では、VI検出器202を出力ポートP2側に設けていたが、図7に示すように、VI検出器202を入力ポートP1側に設け、インピーダンス整合装置2’の入力端AにおけるRF電圧v1、RF電流i1及び位相差θ1の検出値を用いてインピーダンス整合動作とプラズマ処理システム1’のプラズマ処理の監視制御をすることができる。
図7に示すインピーダンス整合装置2’では、制御部203は、下記の(B1)〜(B4)の手順を所定の周期で繰り返してインピーダンス整合制御を行う。
(B1)VI検出器202から出力されるRF電圧v1及びRF電流i1を入力する。
(B2)メモリ204からRF電圧v1及びRF電流i1の検出時のインピーダンス調整点iのZパラメータZ11(i),Z12(i),Z21(i),Z22(i)を読み出して、入力したRF電圧v1、RF電流i1とZパラメータZ11(i),Z12(i),Z21(i),Z22(i)を用いて、下記の(13)式及び(14)式を演算することにより、インピーダンス整合装置2’の出力ポートP2におけるRF電圧v2(推定値)とRF電流i2(推定値)を算出する。
Figure 0006450072
なお、(13)式と(14)式は、(6)式と(7)式を変形することにより導出することができる。(6)式と(7)式を変形して導出されるRF電流i2は、i2=(Z11×i1−v1)/Z12となるが、RF電流i2の推定値の向きは図5に示す向きと逆になるので、(14)式は、i2=−(Z11×i1−v1)/Z12となっている。
(B3)メモリ204から全てのインピーダンス調整点nのZパラメータZ11(n),Z12(n),Z21(n),Z22(n)を順番に読み出して、算出したRF電圧v2及びRF電流i2の推定値とZパラメータZ11(n),Z12(n),Z21(n),Z22(n)を用いて、上記の(5)式を演算することにより入力側インピーダンスZ1(n)を算出する。
(B4)算出した(N1×N2)個の入力側インピーダンスZ1(n)(n=1,2,…,N1×N2)のうち、目標インピーダンスZtに最も近い入力側インピーダンスZ1(t)を求め、その入力側インピーダンスZ1(t)に対応するインピーダンス調整点tをインピーダンス整合点nsに設定する。
上記のように、図7に示すインピーダンス整合装置2’は、図1に示すインピーダンス整合装置2に対してRF電圧v2とRF電圧i2の推定値を算出し、その推定値と全てのインピーダンス調整点nのZパラメータZ11(n),Z12(n),Z21(n),Z22(n)を用いて入力側インピーダンスZ1(n)を算出する点が異なるだけである。
従って、プラズマ処理中のインピーダンス整合装置2’のインピーダンス整合動作の手順を示すフローチャートは、図8に示すようになる。
図8に示すフローチャートは、図6に示すフローチャートに対して、ステップS1をVI検出器202から出力される入力ポートP1のRF電圧v1とRF電流i1を読み込むステップS1’の処理に変更し、そのステップS1’とステップS2の間に、メモリ204からRF電圧v1及びRF電流i1の検出時のインピーダンス整合装置2のインピーダンス調整点iのZパラメータZ11(i),Z12(i),Z21(i),Z22(i)を読み出すステップS1-Aの処理と、RF電圧v1、RF電流i1とZパラメータZ11(i),Z12(i),Z21(i),Z22(i)を用いてインピーダンス整合装置2の出力ポートP2におけるRF電圧v2とRF電流i2を算出するステップS1−Bの処理を追加したものである。
ステップS2〜S7の処理内容は、図6のフローチャートを用いて説明した内容と同一であるから、図8に示すフローチャートの詳細説明は省略する。
インピーダンス整合装置2’は、インピーダンス整合装置2に対してVI検出器202の配設位置が異なるだけであるから、インピーダンス整合装置2’でも上述したインピーダンス整合装置2と同様の効果を奏することができる。
上記の実施形態では、インピーダンス可変回路201として2つの可変キャパシタVC1,VC2と1個のインダクタL1をL型に接続したL型回路の例を示したが、逆L回路やT型回路やπ型回路などの他の回路構成であってもよい。また、可変素子として可変コンデンサを用いた例を説明したが、バリアブルインダクタ等の他のタイプの可変素子であってもよい。
上記実施形態では、プラズマ処理システムに用いられるインピーダンス整合装置について説明したが、本発明に係るインピーダンス整合装置の用途はプラズマ処理システムに限定されるものではなく、インピーダンス整合装置を必要とする任意のシステムに広く適用することができる。
1,1’ プラズマ処理システム
2,2’ インピーダンス整合装置
201 インピーダンス整合回路(インピーダンス可変回路)
202 VI検出器(RF検出手段)
203 制御部(入力側インピーダンス算出手段、RF信号算出手段、インピーダンス調整値特定手段、インピーダンス調整手段)
204 メモリ(Zパラメータ記憶手段)
3 高周波電源
4 プラズマ処理装置(負荷)
5 伝送ケーブル
6 システム制御部(異常検出手段、安全処理手段)
7 ベクトル・ネットラーク・アナライザー
1 インダクタ
1 入力ポート
2 出力ポート
VC1,VC2 可変キャパシタ
1,M2 電動モータ(インピーダンス調整手段)
PS1,PS2 位置検出センサ

Claims (4)

  1. 高周波電源と負荷との間に設けられ、インピーダンス可変回路のインピーダンス値を変化させることにより、前記高周波電源と前記負荷とのインピーダンス整合を行うインピーダンス整合装置であって、
    前記インピーダンス整合装置のZパラメータに関する情報が予め前記インピーダンス可変回路の可変値毎に取得され、各Zパラメータに関する情報が前記インピーダンス可変回路の可変値に関する情報に対応付けて記憶されたZパラメータ記憶手段と、
    前記インピーダンス整合装置の出力ポートに設けられ、前記出力ポートにおける高周波電圧及び高周波電流を含むRF信号を検出するRF検出手段と、
    前記RF検出手段で検出されたRF信号と前記Zパラメータ記憶手段に記憶されている全てのZパラメータに関する情報とを用いて、前記インピーダンス可変回路を各Zパラメータに関する情報に対応する可変値に調整したと仮定した場合の前記インピーダンス整合装置の入力ポートから負荷側をみた入力側インピーダンスを算出する入力側インピーダンス算出手段と、
    前記入力側インピーダンス算出手段で算出された複数の入力側インピーダンスのうち、予め設定された目標インピーダンスに最も近い入力側インピーダンスを抽出し、その入力側インピーダンスに対応する前記インピーダンス可変回路の可変値に関する情報をインピーダンス整合の調整値として特定するインピーダンス調整値特定手段と、
    前記インピーダンス調整値特定手段で特定された前記インピーダンス可変回路の可変値に関する情報に基づいて、前記インピーダンス可変回路のインピーダンス値を調整するインピーダンス調整手段と、
    前記RF検出手段で検出された高周波電圧及び高周波電流に基づいて前記負荷のインピーダンスを算出する算出手段と、
    前記RF検出手段で検出された高周波電圧のp-p値を算出し、その高周波電圧のp-p値に基づいて、前記負荷に異常が発生したことを検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段により前記異常の発生が検出されると、予め設定された安全処理を行う安全処理手段と、
    を備えたことを特徴とする、インピーダンス整合装置。
  2. 前記Zパラメータ記憶手段に記憶されたZパラメータに関する情報は、実測した前記インピーダンス整合装置のSパラメータを所定の変換式によりZパラメータに変換したデータである、請求項1に記載のインピーダンス整合装置。
  3. 前記Zパラメータ記憶手段に記憶されたZパラメータに関する情報は、実測した前記インピーダンス整合装置のSパラメータのデータと、前記Sパラメータの実測値をZパラメータに変換する変換プログラムのデータである、請求項1に記載のインピーダンス整合装置。
  4. 前記負荷は、前記インピーダンス整合装置の出力ポートに直結されるプラズマ処理装置である、請求項1乃至のいずれかに記載のインピーダンス整合装置。
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